JP5103110B2 - 硬貨入金機 - Google Patents

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本発明は、硬貨を入金する硬貨入金機に関する。
従来、例えば、店舗においてはレジにて、金融機関においては窓口等にて、それぞれオペレータと顧客との現金の受け渡しを正確かつ迅速に行うべく、POSレジスタや電子式金銭登録機、および入出金管理機等の出納機器からの制御信号により、自動的に硬貨の入金や出金が可能な硬貨入出金機がある。
このような硬貨入出金機では、入金処理時に、硬貨投入口に投入された硬貨を1枚ずつ識別通路に繰り出して識別部で識別し、正常と識別された硬貨は、分類通路に搬送して金種別に分類し、金種別の収納部に収納している。これら識別通路および分類通路上には、硬貨を搬送する搬送ベルトが配設されている。
また、分類通路には、硬貨を金種別に分類する金種別の分類孔が形成されており、例えば硬貨の外径寸法を基準として分類する場合には、小径硬貨から大径硬貨の順に硬貨を落下させる金種別の分類孔がそれぞれ開口状態に形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、金種別の収納部に関しては、識別部での識別および通路上に設けられている硬貨検知センサによる検知に基づき、分類通路で分類されて収納部に収納された硬貨の在り高を管理している。
特許第3867748号公報(第5頁、図3)
入金処理中において、搬送系のエラーが生じた場合には硬貨の搬送を停止し、エラー解除待ちとなる。このようなエラー停止が発生した場合には、通路上に搬送途中の硬貨が残留しており、これら硬貨を取り除くエラー解除が必要となる。エラー解除時には、通路上が開放されるようにユニットを開くことにより、通路上に残留する硬貨を取り除いている。
このとき、硬貨の場所によっては取り出しにくい場合もあるため、搬送ベルトを手動で回動させて硬貨を取り出しやすい場所に移動させて取り出しこともある。
しかしながら、分類通路に開口状態の分類孔が設けられている場合、搬送ベルトの手動による回動によって硬貨が開口状態にある分類孔に落下してしまうことがあり、収納部内の硬貨の在り高のデータと実際の在り高との不一致が発生してしまう問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、少なくとも入金処理中のエラー解除処理時、誤って硬貨が分類孔から落下することがなく、収納部内の硬貨の在り高不一致の発生を防止できる硬貨入金機を提供することを目的とする。
請求項1記載の硬貨入金機は、硬貨投入口に投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出機構と、この繰出機構から繰り出された硬貨を識別する識別部を有する識別通路と、この識別通路に続いて配設され、硬貨を種類別に分類する複数の分類孔を有する分類通路と、これら識別通路および分類通路において硬貨を搬送する入金用搬送手段と、前記分類通路の下方に配設され、前記分類通路で種類別に分類された硬貨を収納する複数の収納部とを具備している硬貨入金機において、前記分類孔のうち少なくとも開口状態にある分類孔について、入金処理が行われる通常処理時は前記分類孔を開口状態に保持し、少なくとも入金処理中のエラー解除処理時は前記分類孔への硬貨の落下を阻止する閉塞状態とするシャッタ機構を設けたものである。
請求項2記載の硬貨入金機は、請求項1記載の硬貨入金機において、機体と、この機体から開放可能とし、前記繰出機構、識別通路、分類通路、入金用搬送手段および収納部を有する本体ユニットとを具備し、前記シャッタ機構は、前記本体ユニットの開放に連動して前記分類孔を閉塞するものである。
請求項3記載の硬貨入金機は、請求項1記載の硬貨入金機において、機体と、この機体から引出可能とし、前記繰出機構、識別通路、分類通路、入金用搬送手段および収納部を有する本体ユニットとを具備し、前記シャッタ機構は、前記機体からの前記本体ユニットの引き出しに連動して前記分類孔を閉塞するものである。
請求項4記載の硬貨入金機は、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨入金機において、前記分類通路の複数の分類孔のうち硬貨の搬送方向の最後に位置する分類孔が開口状態にあり、その分類孔に前記シャッタ機構を設けたものである。
請求項1記載の硬貨入金機によれば、シャッタ機構により、入金処理が行われる通常処理時には分類孔を開口状態に保持するが、少なくとも入金処理中のエラー解除処理時には分類孔への硬貨の落下を阻止する閉塞状態とするため、誤って硬貨が分類孔から落下することがなく、収納部内の硬貨の在り高不一致の発生を防止できる。
請求項2記載の硬貨入金機によれば、請求項1記載の硬貨入金機の効果に加えて、エラー解除処理時に、本体ユニットを開放することにより、シャッタ機構が連動して分類孔を自動的に閉塞するため、特別な操作が必要なく、誤って硬貨が分類孔から落下するのを確実に防止できる。
請求項3記載の硬貨入金機によれば、請求項1記載の硬貨入金機の効果に加えて、エラー解除処理時に、機体から本体ユニットを引き出すことにより、シャッタ機構が連動して分類孔を自動的に閉塞するため、特別な操作が必要なく、誤って硬貨が分類孔から落下するのを確実に防止できる。
請求項4記載の硬貨入金機によれば、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨入金機の効果に加えて、分類通路の複数の分類孔のうち硬貨の搬送方向の最後に位置する分類孔が開口状態にあっても、その分類孔にシャッタ機構を設けることにより、エラー解除処理時に、誤って硬貨が分類孔から落下するのを防止できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図3に、硬貨入金機としての硬貨入出金機の斜視図を示す。この硬貨入出金機は、例えば、店舗のレジにおいて、POSレジスタと通信して硬貨の入金や出金が可能な硬貨入出金機である。
硬貨入金機としての硬貨入出金機11は、前面を開口した機体12とこの機体12の前面から引出可能とする本体ユニット13とを備えている。本体ユニット13の前面に沿った機体幅方向の寸法は、POSレジスタに対して略半分程度の幅に形成されており、この硬貨入出金機11と例えば同程度の幅に形成された紙幣入出金機とを組み合わせて使用可能としている。
機体12から突出する本体ユニット13の前部上面には、機体幅方向の一側である右側に硬貨を投入する硬貨投入口14が形成され、機体幅方向の他側である左側に操作用や設定用のボタンを有する操作部15および操作や設定等に関する各種表示をする液晶表示器や金種別の硬貨収納量を表示するLED表示器等の表示部16が配設されている。硬貨投入口14は開閉可能なカバー17に開口形成されている。
また、本体ユニット13の前面の右側下部に出金トレイ18が突設され、この出金トレイ18の上面に機内から払い出される硬貨が硬貨放出口19を通じて放出される硬貨出金口20が形成されている。この出金トレイ18には、硬貨出金口20に払い出された硬貨が満杯となるフル状態を光学的に検知する図示しないフル検知センサが配設されている。
硬貨出金口20の上方に位置する本体ユニット13の前面部には、硬貨出金口20に払い出された出金硬貨、リジェクト硬貨、エラー返却硬貨等の硬貨の取り扱い種類毎に異なる発光形態の光を発光する発光手段21が配設されている。この発光手段21は、図4に示すように、少なくとも2色の異なる色の光を発光可能とする発光部としてのLED22を備え、このLED22を搭載した基板23がそのLED22を硬貨出金口20に対向するように斜めに設置されているとともにレンズ24にて覆われている。このレンズ24は、硬貨出金口20に対向する傾斜面で形成されていて硬貨出金口20全体およびこの硬貨出金口20に払い出された硬貨(図中に符号Cで示し、以下省略する)自体にLED22からの光を照射させる硬貨出金口照射用レンズ部25、前方に対向する前面に形成されていてLED22からの光を前方へ照射させる前方照射用レンズ部26を備えている。
また、図3に示すように、本体ユニット13の前面の左側には、硬貨入出金機11の電源スイッチ27や、本体ユニット13を機体12に挿入した状態で施錠する錠28が配設されている。
次に、図1に、硬貨入出金機11の内部構造の平面図を示す。硬貨入出金機11は、前部に機体前面に沿った機体幅方向に沿って配設された繰出機構31、この繰出機構31に続いて機体幅方向に向かって配設された識別通路32とこの識別通路32に続いて機体奥行き方向へ向かって配設された排除通路33とこの排除通路33に続いて機体奥行き方向へ向かって配設された分類通路34とを有する硬貨通路35、この硬貨通路35内の硬貨を搬送する入金用搬送手段36、繰出機構31から繰り出された硬貨を入金用搬送手段36に1枚ずつ受け渡す受渡手段37、分類通路34の下方に機体奥行き方向へ向かって並設された種類別の収納部としての金種別の収納投出部38、およびこれら収納投出部38の右側で機体右側面に沿って前後方向に配設された出金用搬送手段39を備えている。
繰出機構31は、硬貨投入口14の下方にこの硬貨投入口14に投入された硬貨を非整列状態で受収する受収部42を有し、この受収部42の底面を構成する繰出ベルト43が機体幅方向に沿って配設されている。この繰出ベルト43は、無端状の平ベルトで、機体右側から左側へ向けた硬貨繰出方向に硬貨を搬送するもので、図示しない複数のローラによって、繰出方向上流側に繰出方向下流側へ向かって上昇傾斜域が形成されるように懸架されているとともに、繰出方向下流側に水平域が形成されるように懸架されている。繰出ベルト43上での通路幅は、処理する硬貨のうちの最大径硬貨よりも大きく最小径硬貨の2枚分より小さい寸法に規制されている。
繰出ベルト43の上昇傾斜域の上方には、硬貨が厚み方向に1枚のみ通過し得る間隔を形成して逆転ローラ44が対設されている。この逆転ローラ44は、繰出ベルト43の硬貨繰出方向に対して逆方向に回転し、繰出ベルト43の回転で硬貨繰出方向へ繰り出されようとする繰出ベルト43上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて繰り出させる。
図6に示すように、繰出ベルト43の繰出方向下流側の水平域の上方には、繰出ベルト43との間に硬貨が厚み方向1枚のみ入り得る間隔を形成して規制部材45が対設されている。この規制部材45の下側に、繰出ベルト43上の硬貨の周縁が当接してその硬貨を識別通路32の始端側へ導くガイド部46が配設されており、識別通路32の始端側への繰出位置に臨むガイド部46の部分は、識別通路32へ繰り出される硬貨を通路内方へ幅寄せする幅寄せレバー47によって構成されている。この幅寄せレバー47は、受渡手段37の一部を構成するものであって、軸47aを支点として通路内外方向に揺動可能とするとともに、図示しない付勢手段としてのばねで通路内方へ向けて揺動するように付勢されている。
また、図1に示すように、硬貨通路35は、識別通路32、排除通路33および分類通路34にわたって、硬貨の一面が接する水平面で構成される通路面50、およびこの通路面50の両側で硬貨の周縁をガイドする両側の通路側面ガイド51を有している。両側の通路側面ガイド51の対向幅である通路幅は、処理する硬貨のうちの最大径硬貨よりも大きく最小径硬貨の2枚分より小さい寸法に形成されている。
識別通路32は、繰出機構31の繰出位置に接続される始端部から右方向へ折り返す第1の折返し通路部53を介して、繰出機構31の奥側でこの繰出機構31の繰出ベルト43と平行に配設されている。この識別通路32には、硬貨の材質、径等を検知して金種を識別する識別部54が配設されている。第1の折返し通路部53には、識別部54での硬貨の識別を安定させるために、硬貨を通路幅方向一側に幅寄せする幅寄せレバー55が揺動可能に軸支されているとともに通路内方へ向けて揺動するように付勢されている。
また、排除通路33は、識別通路32に続いて機体左方向へ向けて折り返す第2の折返し通路部57に形成されており、識別部54での識別の結果、リジェクト硬貨と識別されたリジェクト硬貨を排除するリジェクト部58が配設されている。このリジェクト部58には、通路面50から第2の折返し通路部57の外周側の通路側面ガイド51の部分にわたって硬貨を分岐可能とする大きさのリジェクト孔59が形成され、このリジェクト孔59に通路面50から第2の折返し通路部57の外周側の通路側面ガイド51の一部を兼用するリジェクトゲート60が配置されている。このリジェクトゲート60は、機体背部側を支点として、通路上方に揺動して識別通路32側から搬送されてくるリジェクト硬貨をリジェクト孔59から排除する開放位置とリジェクト孔59を閉塞して識別通路32と分類通路34との間での硬貨の通過を許容する閉塞位置との間で開閉可能とし、図示しないソレノイドやモータ等の電気的駆動手段によって開閉駆動される。
第2の折返し通路部57には、リジェクト部58でのリジェクト硬貨の排除を確実に行うために、硬貨を通路幅方向一側に幅寄せする幅寄せレバー61が軸支されているとともに通路内方へ向けて揺動するように付勢されている。
リジェクト部58より硬貨の入金搬送方向(識別通路32、排除通路33および分類通路34の順となる方向)下流側には、硬貨の通過を検知する硬貨検知センサ62が配設されている。
また、図5および図8に示すように、リジェクト部58のリジェクト孔59の下方には、リジェクト箱64が着脱可能に装着されるリジェクト箱装着部65が形成されている。
リジェクト箱64は、上面を開口した箱状に形成されており、機体12から本体ユニット13を前方へ引き出した状態で、リジェクト箱装着部65の側面に開口形成された着脱口66から着脱可能としている。この着脱口66は、蓋体67によって開閉操作可能としている。
リジェクト箱装着部65は、リジェクト箱64の前端縁部を支える前側支え部68、およびリジェクト箱64の後部下面を支える後側支え部69を有し、これら前側支え部68と後側支え部69との間が下方に開口され、その下方に出金用搬送手段39が対向するように配設されている。すなわち、リジェクト部58のリジェクト孔59の下方に出金用搬送手段39が配設され、これらリジェクト部58のリジェクト孔59と出金用搬送手段39との間にリジェクト箱64が着脱可能に配置される。
そして、図8(a)に示すように、リジェクト箱64をリジェクト箱装着部65に装着しないことにより、リジェクト部58から排除されたリジェクト硬貨を出金用搬送手段39に受け取って硬貨出金口20に払い出す運用方法となり、また、図8(b)に示すように、リジェクト箱64をリジェクト箱装着部65に装着することにより、リジェクト部58から排除されたリジェクト硬貨をリジェクト箱64に収納する運用方法となる。
リジェクト箱装着部65には、リジェクト箱64の装着の有無を検知するリジェクト箱検知手段70が配設されている。
また、図1に示すように、分類通路34は、排除通路33から機体左方向へ向かう接続通路部73、およびこの接続通路部73から機体後方へ向かう方向変換通路部74を介して、機体奥行き方向へ向けて収納投出部38上の左側域を通るように配設されており、金種別の収納投出部38の上方位置に対応した金種別の分類位置に硬貨を金種別に分類して各収納投出部38に収納させる金種別の分類部75が配設されている。分類部75で分類する金種は、入金搬送方向上流側から例えば500円、100円、50円、10円、5円、1円の順に設定されている。各分類部75には、通路面50に硬貨が落下する分類孔76が開口形成されているとともに、入金搬送方向最下流部の分類孔76を除く各分類孔76に各分類孔76を開閉可能に閉塞する分類ゲート77が配設されている。各分類ゲート77は、入金搬送方向下流側を支点として、通路上方に揺動して分類通路34の入金搬送方向上流側から搬送されてくる硬貨を分類孔76に落下させる分類孔開放位置と分類孔76を閉塞して分類通路34の入金搬送方向下流側への硬貨の通過を許容する分類孔閉塞位置との間で開閉可能とし、図示しないソレノイドやモータ等の電気的駆動手段によって開閉駆動される。入金搬送方向最下流部の分類孔76には、分類ゲート77が配設されず、搬送されてきた硬貨が全て落下するように開口状態とされている。以下、入金搬送方向最下流部の分類孔76を開口状態分類孔76aと呼ぶ。
方向変換通路部74には、各分類部75での硬貨の分岐を確実に行うために、硬貨を通路幅方向一側に幅寄せする幅寄せレバー78が軸支されているとともに通路内方へ向けて揺動するように付勢されている。
分類通路34の各分類部75の入金搬送方向上流側には、分類ゲート77の開閉タイミングを取ったり各収納投出部38への硬貨の分類を確認するために、搬送する硬貨を検知する硬貨検知センサ79が配設されている。
また、入金用搬送手段36は、鉛直方向の軸で水平方向に回転可能に軸支された複数の回転体としてのプーリ82によって、識別通路32、排除通路33および分類通路34の通路幅方向中央域に沿って移動しながら回動するように搬送体としての搬送ベルト83が張設されている。この搬送ベルト83は、例えば内周に複数の歯を有するタイミングベルトが用いられ、この場合、プーリ82にも、周面に複数の歯を有するタイミングプーリが用いられる。複数のプーリ82で支持された搬送ベルト83と通路面50との間隔は、処理する硬貨のうちの最大厚み硬貨の厚みよりも広い寸法に保たれている。
搬送ベルト83には、下方へ向かって突出して通路内の硬貨を1枚ずつ押動搬送する突起部84(図6参照)が、硬貨を1枚ずつ分離して搬送可能とする所定の間隔毎に設けられている。突起部84と通路面50との間隔は、処理する最小厚み硬貨の厚みよりも小さい寸法に保たれている。
そして、入金用搬送手段36は、識別通路32、排除通路33および分類通路34の順となる入金搬送方向に硬貨を搬送可能とする。
また、受渡手段37は、図6に示すように、繰出機構31から繰り出される硬貨を識別通路32に受け入れる識別通路32の始端部に配設され、繰出ベルト43上から識別通路32へ硬貨を案内する幅寄せレバー47と、この幅寄せレバー47に対して通路幅方向の反対側の位置に鉛直方向の軸87aで水平方向に回転可能に軸支された円形状のカム87とを有している。このカム87は、図示しない例えばパルスモータ等の電気的駆動手段によって硬貨の受渡し回転方向(図中時計回り方向)または逆転方向(図中反時計回り方向)に回転駆動される。
カム87の下面には、周縁部の円周上の対称位置に、一対の突出部88が下方へ向けて突出形成されているとともに、これら突出部88間に一対の溝部89が形成されている。突出部88と通路面50との間隔は硬貨が進入し得ない寸法に形成され、溝部89と通路面50との間隔および一対の突出部88間の溝部89の幅はそれぞれ硬貨1枚が進入し得る寸法に形成されている。
各突出部88の受渡し回転方向に対向する縁部は、繰出機構31から繰り出されて溝部89内に進入した硬貨の周縁を押してその硬貨を搬送ベルト83の突起部84に受け渡す押出部88aとして構成され、また、各突出部88の受渡し回転方向に対して反対方向に対向する縁部、および各突出部88の外周面は、受け渡す硬貨に対して後続の硬貨を次の受け渡しタイミングまで分離して留めておく抑止部88bとして構成されている。
繰出機構31の繰出ベルト43の側部位置には、繰出機構31から識別通路32に繰り出される硬貨を検知する硬貨検知センサ90が配設されている。
そして、図6(a)に示すように、カム87は、繰出機構31から識別通路32に繰り出される硬貨がカム87の一方の溝部89に進入して一方の抑止部88bに当接した状態で停止する位置を定位置とし、搬送ベルト83の突起部84の位置に応じてその突起部84に硬貨を受け渡すことができるタイミングで受渡し回転方向(図中時計回り方向)に180°回動し、一方の溝部89内の硬貨を識別通路32に繰り出す。繰出機構31からの後続の硬貨はカム87の他方の溝部89に進入して他方の抑止部88bに当接した状態で停止する位置、つまり次の定位置で停止し、次の受け渡し動作に待機する。
このとき、図6(a)に示す定位置から図6(b)のようにカム87が回動すると、図6(c)に示すように、カム87の押出部88aが硬貨に当接して幅寄せレバー47との間に挟み込み、カム87で硬貨を介して押される幅寄せレバー47が付勢に抗して通路外方へ揺動するが、カム87が定位置から一定量回動した位置でカム87の回動を所定時間一時停止することにより、図6(d)に示すように、幅寄せレバー47の付勢により硬貨をカム87の溝部89内に押し込む。所定時間の一時停止後、カム87の回動が再開されて溝部89内に押し込まれた硬貨を識別通路32に繰り出し、カム87が180°回動した定位置で停止する。
取り扱い硬貨が例えば最大径硬貨の500円から最小径硬貨の1円の場合、カム87の溝部89は最大径硬貨が入り込み可能な寸法に形成されるため、例えば、幅寄せレバー47ではなく、図6(c)に示す幅寄せレバー47の位置に固定ガイドを設けただけでは、カム87の溝部89内に最小径硬貨の1円が2枚入り込み、これら2枚の最小径硬貨の1円を固定ガイドとの間に噛み込んでカム87がロックするおそれがある。それに対して、幅寄せレバー47を用いることにより、カム87の溝部89内に入り込む硬貨を最小径硬貨の1円でも1枚のみに制限し、さらに、カム87を回動途中で一時停止させることにより、幅寄せレバー47で硬貨をカム87の溝部89内に確実に押し込み、硬貨を繰り出すことができ、したがって、硬貨の噛み込みを防止でき、安定した硬貨の繰り出しができる。
また、金種別の収納投出部38は、分類通路34での分類部75で分類する金種に対応して、機体前側から500円、100円、50円、10円、5円、1円の順に設定されている。そして、図7に示すように、分類通路34で分類されて落下する硬貨を非整列状態で収納する収納部93を有し、この収納部93の底部を構成する投出ベルト94が機体幅方向に沿って配設されている。
投出ベルト94は、無端状の平ベルトで、水平方向の軸で軸支された両端のローラ95,96を含む複数のローラによって投出方向上流側である左側から下流側である右側に向かうに従って上昇傾斜するように懸架されている。
投出ベルト94の硬貨投出方向の端部上方に、硬貨が1枚のみ通過し得る間隔を形成して逆転ローラ97が対設されている。この逆転ローラ97は、投出ベルト94の硬貨投出方向に対して逆方向に回転し、投出ベルト94の回転で硬貨投出方向へ投出されようとする投出ベルト94上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて投出させる。
投出ベルト94の逆転ローラ97より投出方向の端部側には、投出ベルト94の端部から投出される硬貨の投出枚数を検知するための投出検知手段98、および必要枚数分の硬貨を投出した時点で後続の硬貨の投出を強制的に停止させるストッパ99が配設されている。
また、出金用搬送手段39は、図1、図7および図8に示すように、全ての収納投出部38の硬貨投出方向の側部に前後方向に沿って張設された出金搬送ベルト102を有し、各収納投出部38から投出される硬貨を出金搬送ベルト102上に載せて前方へ搬送する。この出金搬送ベルト102の出金搬送方向の前端部上方に、硬貨が1枚のみ通過し得る間隔を形成して逆転ローラ103が対設されている。この逆転ローラ103は、出金搬送ベルト102の出金搬送方向に対して逆方向に回転し、出金搬送ベルト102の回転で前方へ繰り出されようとする出金搬送ベルト102上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて繰り出させる。
出金搬送ベルト102の前端部と硬貨出金口20との間に通路板104が配設され、この通路板104上に出金搬送ベルト102で繰り出される硬貨を搬送して硬貨出金口20に放出する放出ベルト105が配設されている。
出金用搬送手段39には、硬貨出金口20へ払い出す硬貨の払出枚数を検知するための払出検知手段106が配設されている。
また、図1および図2に示すように、分類通路34の入金搬送方向最下流部の開口状態分類孔76aの位置には、入金処理が行われる通常処理時は開口状態分類孔76aを開口状態に保持し、少なくとも入金処理中のエラー解除処理時は開口状態分類孔76aへの硬貨の落下を阻止する閉塞状態とするシャッタ機構111が設けられている。
このシャッタ機構111は、通路面50の下側で分類通路34に交差する方向であって機体12から前方への本体ユニット13の引出方向に交差する方向にスライド可能に配設されたシャッタ112を備えている。このシャッタ112には、開口状態分類孔76aを開口する開口部113と開口状態分類孔76aを閉塞する閉塞部114とがスライド方向に並設されている。シャッタ112には、このシャッタ112のスライド方向の一方であって機体12の一側部の方向へ向けて付勢する付勢手段としての引張ばね115が張設されている。
図1に示すように、本体ユニット13を機体12に収納した状態では、シャッタ112が引張ばね115の付勢で機体12の一側部の内壁面に当接する分類孔開放位置に位置し、このシャッタ112の分類孔開放位置で開口部113が開口状態分類孔76aに重なって開口状態分類孔76aを開口する。また、図2に示すように、本体ユニット13を機体12から引き出した状態では、シャッタ112が引張ばね115の付勢によって本体ユニット13および機体12の一側部よりも外方に突出する分類孔閉塞位置に移動して図示しないストッパにより停止し、このシャッタ112の分類孔閉塞位置で閉塞部114が開口状態分類孔76aに重なって開口状態分類孔76aを閉塞する。
シャッタ112には、機体12から引き出した本体ユニット13を機体12内に収納する際に、機体12の一側部前端に当接してシャッタ112が機体12内に収納されるようにシャッタ112を分類孔閉塞位置から分類孔開放位置へスライドさせるガイド面116が形成されている。
また、本体ユニット13内には、POSレジスタと通信して硬貨入出金機11を制御する制御手段121が配設されている。
この制御手段121は、識別部54での識別および各硬貨検知センサ62,79での検知に基づいて硬貨通路35上の硬貨の位置を特定し、硬貨を該当する金種の分岐部75で分類させる分類制御手段の機能、識別部54での識別および各硬貨検知センサ62,79での検知と各投出検知手段98での検知とに基づいて金種別の各収納投出部38に収納されている硬貨の収納枚数を検知する収納枚数検知手段つまり在り高を検知する在り高検知手段の機能を有している。
また、制御手段121は、入金処理時および補充処理時の硬貨の入金動作中に各硬貨検知センサ79での検知に基づいて分類ミス等が検知された場合に繰出機構31による繰出動作および入金用搬送手段36による搬送動作を含む入金動作を停止させるエラー停止手段の機能を有している。
次に、本実施の形態の硬貨入出金機11の作用を説明する。
まず、入金処理について説明する。
入金硬貨が硬貨投入口14から繰出機構31に投入され、この繰出機構31の図示しない硬貨検知センサで繰出ベルト43上に硬貨が投入されたことを検知することにより、繰出機構31を動作させるとともに搬送ベルト83を回動させて入金動作を開始する。
繰出機構31では、繰出ベルト43を回転させるとともに逆転ローラ44を逆方向に回転させ、繰出ベルト43上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて受渡手段37に繰り出す。受渡手段37では、上述した幅寄せレバー47とカム87との動作により、繰出機構31から繰り出された硬貨を1枚ずつ識別通路32内に送り込んで回動している搬送ベルト83の各突起部84に受け渡す。
また、識別通路32内では、受渡手段37によって受け渡された硬貨を搬送ベルト83の突起部84で押動搬送し、識別部54で識別する。
識別の結果、適正な硬貨と識別された硬貨は、排除通路33のリジェクト部58を通過して分類通路34に搬送する。分類通路34では、識別部54、硬貨検知センサ62、硬貨検知センサ79での各検知と搬送ベルト83による硬貨の搬送距離とに基づいて硬貨の搬送位置を把握しているため、識別部54で金種が識別された硬貨を該当する金種の分類ゲート77で分類し、該当する金種の収納投出部38に収納させる。
このとき、図1に示すように、本体ユニット13は機体12内に収納されているため、シャッタ機構111のシャッタ112は分類孔開放位置にあって開口部113が開口状態分類孔76aに重なり、開口状態分類孔76aが開口状態にあるため、開口状態分類孔76aに搬送されてきた硬貨つまり1円硬貨を落下させ、1円硬貨用の収納投出部38に収納させる。
また、識別の結果、識別不能等のリジェクト硬貨は、排除通路33のリジェクト部58に到達する際に、リジェクトゲート60でリジェクト孔59から排除する。
このとき、リジェクト箱64を装着していない運用方法が設定されている場合には、リジェクトゲート60でリジェクト孔59から排除されたリジェクト硬貨は出金搬送ベルト102上に直接落下する。そして、出金搬送ベルト102を回動させるとともに逆転ローラ103を逆方向に回転させ、出金搬送ベルト102上のリジェクト硬貨を1枚ずつ通路板104上に繰り出し、放出ベルト105によって硬貨出金口20に払い出す。また、繰出機構31で硬貨を検知しなくなり識別部54でも所定時間検知しなければ、発光手段21のLED22を赤色点灯させ、硬貨出金口20にリジェクト硬貨を払い出したことを報知する。
一方、リジェクト箱64を装着している運用方法が設定されている場合には、リジェクトゲート60でリジェクト孔59から排除されたリジェクト硬貨をリジェクト箱64に収納する。このリジェクト箱64に収納したリジェクト硬貨は、本体ユニット13を引き出し、蓋体67を開いてリジェクト箱装着部65内からリジェクト箱64を引き出すことによって取り出すことができる。
また、入金処理中に、例えばある金種の硬貨を該当金種の分類部75の分類ゲート77で分岐できず、該当金種の分類部75より入金搬送方向下流側に搬送されてその入金搬送方向下流側の硬貨検知センサ79で該当硬貨を検知した場合、分類ミスが発生したと判断し、入金動作を直ちにエラー停止させる。
エラー停止した状態を例えば図1の状態とした場合、識別通路32に硬貨C1,C2が残留し、分類通路34(接続通路部73および方向変換通路部74も含む)に硬貨C3,C4,C5,C6が残留している。これら硬貨C1〜C6は、通路上での位置を各硬貨検知センサ62,79,90による検知に基づいて把握しており、識別部54で識別済みのものでも収納投出部38に収納している硬貨の在り高には加算しない。
エラー停止したことを表示部16等で表示し、これを確認したオペレータがエラー解除を行う。このエラー解除では、図2に示すように、本体ユニット13を機体12から引き出して通路上方を開放し、各通路上に残留する硬貨C1〜C6を取り除く。
このとき、本体ユニット13を機体12から引き出すことで、シャッタ機構111のシャッタ112が引張ばね115の付勢により分類孔閉塞位置に移動し、閉塞部114が開口状態分類孔76aを閉塞する。そのため、例えば、硬貨が取り出しにくい場所にあるために、搬送ベルト83を入金搬送方向に手動で回動させて硬貨を取り出しやすい場所に移動させた場合に、硬貨C6が開口状態分類孔76aに移動しても、その開口状態分類孔76aを閉塞するシャッタ112によって硬貨C6が落下することがなく、硬貨C6を確実に取り出すことができる。
通路上の硬貨C1〜C6を取り出し終えたら、本体ユニット13を機体12に押し込んで収納させることで、シャッタ機構111のシャッタ112のガイド面116が機体12の一側部前端に当接してシャッタ112が機体12内に収納されながら分類孔開放位置に移動し、開口部113が開口状態分類孔76aに重なってその開口状態分類孔76aが開口状態とする。
オペレータは、通路上から取り出した硬貨C1〜C6を硬貨投入口14に再投入する。本体ユニット13を機体12に収納させることで自動的に、あるいは操作部15の操作により、入金処理を再開する。
次に、出金処理について説明する。
例えばPOSレジスタからの出金指令の信号により、投出ベルト94が回転するとともに逆転ローラ97が逆回転し、各収納投出部38内の投出ベルト94上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて投出方向へ向けて送り出す。
出金該当金種の収納投出部38ではストッパ99を開き、硬貨を投出ベルト94の端部から出金用搬送手段39の出金搬送ベルト102上に投出する。投出した硬貨は投出検知手段98で検知して投出枚数をカウントする。
非出金該当金種の収納投出部38、および必要枚数を投出し終えた出金該当金種の収納投出部38では、ストッパ99を閉じ、硬貨の投出を規制する。
そして、出金用搬送手段39の出金搬送ベルト102を回動させるとともに逆転ローラ103を逆方向に回転させ、出金搬送ベルト102上の出金硬貨を1枚ずつ通路板104上に繰り出し、放出ベルト105によって硬貨出金口20に払い出す。この出金用搬送手段39の動作開始は、収納投出部38からの投出動作開始と同時、または全ての収納投出部38からの投出動作完了後のどちらとしても良い。出金用搬送手段39で硬貨出金口20に払い出す硬貨を払出検知手段106で検知して払出枚数をカウントする。
投出検知手段98で検知する投出枚数と払出検知手段106で検知する払出枚数とが一致し、全ての出金硬貨を硬貨出金口20に払い出したら、発光手段21のLED22を緑色点灯させ、硬貨出金口20に出金硬貨を払い出したことを報知する。
次に、補充処理について説明する。
補充処理は、機内に硬貨が全く収納されていない場合の初期補充と、運用中に硬貨量が減少した場合の途中補充とがある。この補充処理のときには、硬貨投入口14のカバー17を開くことにより、多量の補充硬貨を投入しやすくできる。
そして、補充処理では、入金処理と同様に、繰出機構31に投入された補充硬貨を1枚ずつ識別通路32に繰り出し、識別部54で識別する。
識別の結果、正常な補充硬貨であれば、分類通路34で金種別に収納して金種別の硬貨収納部38に収納させて補充する。また、リジェクト硬貨であれば、リジェクト部58で排除し、出金用搬送手段39を通じて硬貨出金口20に返却、あるいはリジェクト箱64に収納する。
この補充処理中においても、補充硬貨の入金動作中にエラー停止した場合には、上述した入金処理の際と同様に、本体ユニット13を機体12から引き出して通路上の硬貨を取り除くことによりエラー解除した後、本体ユニット13を機体12に収納させ、補充硬貨の入金動作を再開させる。
このように、入金処理時および補充処理時において、シャッタ機構111により、入金処理が行われる通常処理時には分類孔76を開口状態に保持するが、入金処理中に通路上で硬貨が停止するエラー停止した際のエラー解除処理時には分類孔76への硬貨の落下を阻止する閉塞状態とするため、誤って硬貨が分類孔76から落下することがなく、収納投出部38内の硬貨の在り高不一致の発生を防止できる。
また、機体12から本体ユニット13を引き出すことにより、シャッタ機構111が連動して分類孔76を自動的に閉塞するため、特別な操作が必要なく、誤って硬貨が分類孔76から落下するのを確実に防止できる。
なお、シャッタ機構111の開閉は、機体12からの本体ユニット13の引き出しに連動する構成に限らず、機体12からの本体ユニット13の開放に連動していればよい。
また、分類通路34の複数の分類孔76のうち硬貨の搬送方向の最後に位置する分類孔76が開口状態にある場合を示したが、複数の分類孔が開口状態にある場合、あるいは全ての分類孔が開口状態にある場合にも、それら開口状態にある分類孔にシャッタ機構を適用してエラー解除時に硬貨の落下を防止できる。
また、硬貨入金機の一例として入出金が可能な硬貨入出金機11を示したが、入金専用の硬貨入金機でもよい。
本発明の硬貨入金機の一実施の形態として硬貨入出金機の内部構造を示す平面図である。 同上硬貨入出金機の本体ユニットを機体から引き出した状態を示す平面図である。 同上硬貨入出金機の斜視図である。 同上硬貨入出金機の硬貨出金口付近の断面図である。 同上硬貨入出金機のリジェクト箱の着脱操作を説明する斜視図である。 同上硬貨入出金機の受渡手段の動作を(a)〜(d)に示す平面図である。 同上硬貨入出金機の収納投出部の断面図である。 同上硬貨入出金機の内部構造を示し、(a)はリジェクト箱の非装着状態の側面図、(b)はリジェクト箱の装着状態の側面図である。
符号の説明
11 硬貨入金機としての硬貨入出金機
12 機体
13 本体ユニット
14 硬貨投入口
31 繰出機構
32 識別通路
34 分類通路
36 入金用搬送手段
38 収納部としての収納投出部
54 識別部
76 分類孔
111 シャッタ機構

Claims (4)

  1. 硬貨投入口に投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出機構と、
    この繰出機構から繰り出された硬貨を識別する識別部を有する識別通路と、
    この識別通路に続いて配設され、硬貨を種類別に分類する複数の分類孔を有する分類通路と、
    これら識別通路および分類通路において硬貨を搬送する入金用搬送手段と、
    前記分類通路の下方に配設され、前記分類通路で種類別に分類された硬貨を収納する複数の収納部と
    を具備している硬貨入金機において、
    前記分類孔のうち少なくとも開口状態にある分類孔について、入金処理が行われる通常処理時は前記分類孔を開口状態に保持し、少なくとも入金処理中のエラー解除処理時は前記分類孔への硬貨の落下を阻止する閉塞状態とするシャッタ機構を設けた
    ことを特徴とする硬貨入金機。
  2. 機体と、この機体から開放可能とし、前記繰出機構、識別通路、分類通路、入金用搬送手段および収納部を有する本体ユニットとを具備し、
    前記シャッタ機構は、前記本体ユニットの開放に連動して前記分類孔を閉塞する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨入金機。
  3. 機体と、この機体から引出可能とし、前記繰出機構、識別通路、分類通路、入金用搬送手段および収納部を有する本体ユニットとを具備し、
    前記シャッタ機構は、前記機体からの前記本体ユニットの引き出しに連動して前記分類孔を閉塞する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨入金機。
  4. 前記分類通路の複数の分類孔のうち硬貨の搬送方向の最後に位置する分類孔が開口状態にあり、その分類孔に前記シャッタ機構を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の硬貨入金機。
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