JP2011163714A - 熱交換器用アルミニウムフィン材 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工性、耐食性に優れるとともに、親水持続性に優れ、それによって着霜した熱交換器の除霜性および再着霜防止性を向上させることができる熱交換器用アルミニウムフィン材を提供する。
【解決手段】熱交換器用アルミニウムフィン材1は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる基板2と、基板2の表面に形成され、無機酸化物または有機−無機複合化合物からなる耐食性皮膜3a、および、疎水性樹脂からなる疎水性塗膜層3bの少なくとも一層から構成される下地処理層3と、下地処理層3の表面に形成され、平均粒径が0.1〜10μmでありかつ細孔直径が1〜50nmであるシリカ系多孔体微粒子4aと水溶性のカルボキシル基含有高分子4bの混合物を含む塗膜で構成される親水処理層4とを備え、親水処理層4におけるシリカ系多孔体微粒子4aの付着量が10〜10000mg/mであることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器用アルミニウムフィン材に関する。
熱交換器は、ルームエアコン、パッケージエアコン、冷凍ショーケース、冷蔵庫、オイルクーラおよびラジエータ等の様々な分野に用いられている。熱交換器の熱交換率(熱交換効率)の向上策としては、熱交換器用アルミニウムフィンに親水性を付与することが行われている。
これは、熱交換器においては、水蒸気が液化して水になる状態での凝縮運転時に、フィン表面に水滴が付着してフィン間にブリッジが形成されたり、さらには、使用環境によっては、霜が形成されフィン間に目詰まりを起こしたりして、通風抵抗値が上昇し、熱交換効率が低下する。これを解消するために、フィン表面に親水性を付与し、凝縮水を水膜として流下させ、水滴付着や霜形成を抑制しようとするものである。
従来、熱交換器用アルミニウムフィンの親水性を向上させる方法としては、アルミニウムフィン材表面に、各種の下地処理層を設けた後、水ガラスやコロイダルシリカ等の珪酸または珪酸塩を中心とする無機系親水性皮膜を塗布、焼付けにより形成させる方法、ポリエチレングリコール等の親水性樹脂を用いた樹脂系親水性皮膜を塗布、焼付けにより形成させる方法が広く行われている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特公平3−77440号公報(2頁左欄40行目〜3頁左欄33行目) 特許第3191307号公報(段落0009〜0015) 特開平9−14888号公報(段落0010〜0025)
しかしながら、特許文献1〜3に記載の方法では、フィン材表面の粗面化が不十分であることから、親水性が持続せず低下し、除霜性および再着霜防止性の面で不十分であるという問題がある。具体的には、冬季のエアコン暖房運転時の室外機用熱交換器では、湿度の高い環境下において、フィン材表面の親水性低下によって凝縮水が凍結し、熱交換器全面に霜が形成され、熱交換効率の低下が起こる。そして、暖房運転を停止して除霜運転を行っても、フィン表面から霜が剥がれ落ちない。その結果、除霜運転後に再度暖房運転した際には、フィン表面の凝縮水の保水量が多くなり、再着霜が防止できないという問題がある。また、フィン材においては、熱交換器に用いられるため、加工性および耐食性においても優れたものが要望されている。
そこで、本発明は、加工性、耐食性に優れるとともに、親水持続性に優れ、それによって着霜した熱交換器の除霜性および再着霜防止性を向上させることができる熱交換器用アルミニウムフィン材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る熱交換器用アルミニウムフィン材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる基板と、前記基板の表面に形成され、無機酸化物または有機−無機複合化合物からなる耐食性皮膜、および、疎水性樹脂からなる疎水性塗膜層の少なくとも一層から構成される下地処理層と、前記下地処理層の表面に形成され、平均粒径が0.1〜10μmでありかつ細孔直径が1〜50nmであるシリカ系多孔体微粒子と水溶性のカルボキシル基含有高分子の混合物を含む塗膜で構成される親水処理層とを備え、前記親水処理層における前記シリカ系多孔体微粒子の付着量が10〜10000mg/mであることを特徴とする。
前記構成によれば、耐食性皮膜および疎水性塗膜層の少なくとも一層から構成される下地処理層を備えることによって、親水処理層を浸透した凝縮水が基板と接触することが防止されるため、耐食性が向上する。
また、親水処理層を所定の平均粒径および細孔直径のシリカ系多孔体微粒子で構成し、その付着量を規定することによって、親水性を著しく向上することが可能となる。これは、多孔体であることによって比表面積が増加していることと、微粒子であることにより多孔体が露出する割合を高めることの相乗効果に起因している。比表面積が増加することによって水が接触する面積が増え、親水性が向上することになる。その結果、付着した凝縮水が膜厚の薄い水膜となってフィン材表面を流下しやすくなるため、霜が生成しにくくなる。また、このシリカ系多孔体微粒子の中の凝縮水は狭い空間であるため凍結しにくいという特徴も有している。そのため、熱交換器として使用されたときの暖房運転時に伴う着除霜サイクルにおいて、単に親水性が優れていることによって凝縮水を水膜として除去しやすいという特性以外にも、細孔内の凝縮水が凍結しにくいので凍結時の凝縮水の体積増加に伴う塗膜の損傷を抑制できるという特性を有している。この点が従来の親水性処理方法と大きく異なる点であり、着除霜サイクル後においても親水性が劣化しにくくなり、ひいては着霜抑制効果に寄与するものと考えられる。
さらに、親水処理層をカルボキシル基含有高分子の塗膜で構成することによって、シリカ系多孔体微粒子が親水処理層に保持されると共に、下地処理層と親水処理層との密着性が増加する。その結果、シリカ系多孔体微粒子が凝縮水によって流れてしまうことが防止され、親水持続性が向上する。そして、無機系のシリカ系多孔体微粒子はフィン材を成形加工する際に金型に粘着しやすい性質を有するが、カルボキシル基含有高分子によって、シリカ系多孔体微粒子の金型への粘着が防止されるため、加工性が向上する。
本発明に係る熱交換器用アルミニウムフィン材は、前記親水処理層における前記カルボキシル基含有高分子の前記シリカ系多孔体微粒子に対する含有比率が10〜50質量%であることを特徴とする。
前記構成によれば、カルボキシル基含有高分子の含有比率を所定範囲とすることによって、下地処理層と親水処理層との密着性がさらに増加するため、親水持続性がさらに向上する。また、密着性増加により、フィン成形加工、特にドローレス加工時において塗膜(親水処理層)剥離が発生しにくくなり、金型内に異物として堆積することもないため、加工性がさらに向上する。
本発明に係る熱交換器用アルミニウムフィン材は、前記親水処理層の表面に、水に溶出する樹脂からなる潤滑処理層をさらに備えることを特徴とする。
前記構成によれば、潤滑処理層を備えることによって、フィン材を成形加工する際に、無機系化合物が主である親水処理層が金型へ粘着することが防止されるため、加工性がさらに向上する。また、潤滑処理層が水に溶出する樹脂からなることによって、フィン材表面に残存する加工油等が凝縮水によって洗い流されるため、加工油等に起因した親水性の低下が防止され、親水持続性がさらに向上する。
本発明に係る熱交換器用アルミニウムフィン材よれば、加工性、耐食性に優れると共に、親水持続性に優れる。
また、フィン材の親水持続性が優れていることで、熱交換器の除霜運転時には霜が剥がれ落ちやすくなるため、熱交換器の除霜性が優れる。それによって、除霜後にはフィン表面の凝縮水の保水量が少なくなるため、再度、暖房運転しても再着霜が発生せず、熱交換器の再着霜防止性が優れる。また、除霜運転を少なくできるため、暖房運転の停止時間、除霜のためのヒーター等の稼働時間を短縮でき、熱交換器の快適性に優れ、コストダウンにも繋がる。
(a)〜(d)は、本発明に係る熱交換器用アルミニウムフィン材の構成を示す模式図である。 ドローレス加工の工程を説明する図である。 ドロー加工の工程を説明する図である。
本発明に係る熱交換器用アルミニウムフィン材について、図面を参照して説明する。
図1(a)〜(d)に示すように、熱交換器用アルミニウムフィン材(以下、フィン材と称する場合がある)1は、基板2と、基板2の表面に形成された下地処理層3と、下地処理層3の表面に形成された親水処理層4とを備える。また、親水処理層4の表面に潤滑処理層5をさらに備えてもよい。
本発明において、表面とは片面および両面の両者を意味する。図1(a)〜(d)では、基板2の片面に下地処理層3、親水処理層4および潤滑処理層5を形成する場合を記載したが、基板2の両面に下地処理層3、親水処理層4および潤滑処理層5を形成する場合でも、その構成は片面の場合と同じである。以下、各構成について説明する。
(基板)
基板2は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる板材であって、熱伝導性および加工性が優れることから、JIS H4000規定の1000系のアルミニウムが好適に用いられ、より好ましくは、合金番号1050、1200のアルミニウムが使用される。なお、基板2は、熱交換器用アルミニウムフィン材1においては、強度、熱伝導性および加工性等を考慮して、板厚0.08〜0.3mm程度のものが使用される。また、基板2は、鋳造、熱間圧延、冷間圧延、調質等の公知の方法で所望の厚さの板材に製造される。
(下地処理層)
下地処理層3は、耐食性皮膜3aおよび疎水性塗膜層3bのいずれか一層で構成される。図1(c)に示すように、下地処理層3を耐食性皮膜3aと疎水性塗膜層3bとで構成する場合には、基板2側に耐食性皮膜3aを形成することが好ましい。
耐食性皮膜3aは、無機酸化物または有機−無機複合化合物からなる。無機酸化物としては、主成分として、CrまたはZrを含むものが好ましく、例えば、リン酸クロメート処理、リン酸ジルコニウム処理、クロム酸クロメート処理を行うことにより形成されたものである。しかし、本発明においては、耐食性を奏するものであれば、これに限定されず、例えば、リン酸亜鉛処理、リン酸チタン酸処理を行うことによっても耐食性皮膜3aを形成することができる。また、有機−無機複合化合物としては、塗布型クロメート処理または塗布型ジルコニウム処理を行なうことにより形成されたもので、アクリル−ジルコニウム複合体等が挙げられる。なお、耐食性皮膜3aの形成は、例えば、化成処理液を基板2にスプレー等で塗布することによって行われる。
耐食性皮膜3aは、CrまたはZrを1〜100mg/mの範囲で含有するものが好ましく、また、下地処理層3の膜厚としては、10〜1000Åとするのが好ましいが、使用目的等に合わせて適宜変更が可能であることはいうまでもない。この耐食性皮膜3aの形成により、基板2と親水処理層4との密着性が向上すると共に、基板2への凝縮水の接触が抑制され、フィン材1に耐食性が付与される。
疎水性塗膜層3bは、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂およびポリアクリル酸系樹脂のうちの少なくとも1種よりなる疎水性樹脂からなる。このような疎水性塗膜層3bの形成により、酸性雰囲気などにおける苛酷な多湿環境においても、親水処理層4を浸透してきた凝縮水が基板2と接触するのを抑制できる。それにより、基板2の腐食(酸化)によるアルミ酸化物の発生が抑制され、フィン材1に耐食性が付与される。なお、疎水性塗膜層3bの形成は、例えば、疎水性樹脂の水系溶液を基板2または耐食性皮膜3aに塗布、焼付けすることによって行われる。
疎水性塗膜層3bの膜厚は0.1〜10μmであることが好ましい。膜厚が0.1μm未満であると、親水処理層4からの凝縮水の浸透を防止できず、フィン材1の耐食性が低下しやすい。また、一般的な熱交換器においては、フィン材1を貫いて構成される伝熱管には銅管が使用されることが多く、疎水性塗膜層3bの膜厚が10μmを超えると、疎水性塗膜層3bによる銅管との接触熱抵抗が大きくなり、伝熱性能が低下してしまうことが推定される。また経済的にも10μmを超える膜厚は好ましくない。なお、疎水性塗膜層3bのより好ましい膜厚は0.5〜2μmである。このような膜厚により、フィン材1の耐食性がより一層高くなる。
(親水処理層)
親水処理層4は、シリカ系多孔体微粒子4aと水溶性のカルボキシル基含有高分子4bの混合物を含む塗膜で構成される。この親水処理層4の形成により、フィン材1に親水持続性、加工性が付与される。なお、親水処理層4の形成は、シリカ系多孔体微粒子4aを水溶性のカルボキシル基含有高分子4bの水系溶液に分散させることによって塗料化し、この塗料を、下地処理層3に塗布、焼付けすることによって行われる。また、親水処理層4は、シリカ系多孔体微粒子4aと水溶性のカルボキシル基含有高分子4bの混合物に加えて、塗膜中に塗装性や外観等その他付加的な特性を付与するための薬剤を含有してもよい。塗装性を付与する薬剤としては、アセチレングリコール等の界面活性剤があり、例えば、日信化学工業(株)製のサーフィノール(登録商標)等が挙げられる。その他付加的な特性を付与する薬剤としては、着色して意匠性を付与する顔料があり、例えば、大日精化工業(株)製のアクアファインカラー(AFブルーE−2B)等が挙げられる。
シリカ系多孔体微粒子4aは、例えば特許第3410634号に記載された製造方法で製造され、これを各種粉砕機によって粉砕したもので、平均粒径が0.1〜10μmでありかつ細孔直径が1〜50nmである。そして、親水処理層4におけるシリカ系多孔体微粒子4aの付着量は、10〜10000mg/mである。
シリカ系多孔体微粒子としては、純粋なシリカよりなるもの以外にも、シリカにアルミニウム(Al)、チタニウム(Ti)、マグネシウム(Mg)、ジルコニウム(Zr)、ガリウム(Ga)、ベリリウム(Be)、イットリウム(Y)、スズ(Sn)、バナジウム(V)、ホウ素(B)等が混ざったものを挙げることができる。但し、これらはシリカ系多孔体微粒子を製造するときに不可避的に混入することを主として想定しており、これらを積極的に混合させても特別な効果が得られるものではない。
シリカ系多孔体微粒子4aの平均粒径、細孔直径および親水処理層4における付着量の数値限定理由は以下のとおりである。
シリカ系多孔体微粒子4aの平均粒径が10μmを超える場合には、塗料化しようとしても塗料中でシリカ系多孔体微粒子4aが沈降してしまうため、下地処理層3に均一に塗布することができず、実用化できない。また、平均粒径が0.1μm未満の場合には、塗料の調製の際に大気中に飛散する。一般論として0.1μm未満の粒子は粒子の種類によらず安全性が懸念されるとの議論があるため、実用化できない。また、平均粒径は、前記したように各種粉砕機で粉砕する際に適宜調整される。なお、平均粒径は、シリカ系多孔体微粒子4aを水系溶媒に分散させた状態で、レーザー回折式粒度分布測定器等で測定した積算体積50%粒子径とすることができ、光学顕微鏡写真や電子顕微鏡写真等を用いて測定することもできる。
シリカ系多孔体微粒子4aの細孔直径が1nm未満の場合には、製造することが技術的に不可能である。また、細孔直径が50nmを超える場合には、多孔体とは言えないものとなり、十分な効果が得られなくなる。すなわち、優れた親水持続性、除霜性および再着霜防止性が得られない。なお、細孔直径は、細孔径分布曲線における最大ピークを示す細孔直径を意味する。そして、細孔径分布曲線は、窒素等の気体の吸着等温線から、例えばCranston−Inklay法、Dollimore−Heal法等の計算法を用いて導くことができる。
シリカ系多孔体微粒子4aの付着量が10mg/m未満の場合には、親水処理層4が薄膜となり、優れた親水持続性が得られないことから、優れた除霜性および再着霜防止性も得らない。また、付着量が10000mg/mを超える場合には、親水処理層4が厚膜となり、塗装後の親水処理層4に外観不良(ムラ)が発生し、加工性(工具磨耗性)が劣る。また、付着量は、塗料中に含まれるシリカ系多孔体微粒子4aの含有量と、下地処理層3に塗布する際の塗布量とによって、適宜調整される。なお、付着量は、蛍光X線によってSiの強度を計測することにより測定する。
シリカ系多孔体微粒子4aは、所定範囲の細孔直径を有することにより、その細孔内部に凝縮水を取り込む機能を有する。そして、細孔内部は狭い空間であるため、細孔内部に取り込まれた凝縮水は凍結しにくい。そのため、熱交換器として使用されたときの暖房運転時に伴う着除霜サイクルにおいて、親水処理層4は、単にシリカ系多孔体微粒子4aの親水性によって凝縮水を水膜として除去しやすいという特長以外にも、細孔内部の凝縮水が凍結しにくいため、凍結時の凝縮水の体積増加に伴う親水処理層4の損傷を抑制できるという特長を有している。この点が従来の親水性処理方法と大きく異なる点であり、着除霜サイクル後においても親水処理層4の親水性が劣化しにくくなる。
水溶性のカルボキシル基含有高分子4bは、アクリル酸、メタクリル酸およびイタコン酸から選ばれた1種または2種以上のカルボキシル基含有単量体を単独重合または共重合して得られる単独重合体または共重合体、若しくは、これら1種または2種以上のカルボキシル基含有単量体と他の共重合可能な単量体とを共重合して得られる共重合体である。
水溶性のカルボキシル基含有高分子4bは、親水処理層4においてシリカ系多孔体微粒子4aを保持しつつ親水性を損なわないバインダーとして機能し、一定温度、好ましくは200℃以上の塗布、焼付けによって塗膜を形成する。塗膜形成後は、水に溶出することがなくなるため、親水処理層4と下地処理層3との密着性を確保することができ、例えば、運転中に発生する凝縮水により、シリカ系多孔体微粒子4aが流れてしまうことが少ない。よって、優れた親水持続性を得ることができる。また、シリカ系多孔体微粒子4aはカルボキシル基含有高分子4bがないと密着性がないので、ドローレス加工時において塗膜剥離が発生して金型内に異物として堆積し、加工不具合となる。
水溶性のカルボキシル基含有高分子4bは、シリカ系多孔体微粒子4aに対して10質量%〜50質量%の含有比率であることが好ましい。含有比率が10質量%未満である場合には、親水処理層4と下地処理層3との密着性が十分であるとはいえず、それほど良好な親水持続性が得られない。また、含有比率が50質量%を超える場合には、シリカ系多孔体微粒子4aがカルボキシル基含有高分子4bで形成された塗膜に埋没してしまう割合が多くなってしまうため、それほど良好な親水持続性が得られない。なお、カルボキシル基含有高分子4bと混合されて形成された塗膜の皮膜量は、シリカ系多孔体微粒子4aの付着量として10〜10000mg/mであることが好ましい。
(潤滑処理層)
潤滑処理層5は、水に溶出する樹脂、例えば、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコールからなり、膜厚0.05〜1μmで形成される。この潤滑処理層5の形成は、水に溶出する樹脂の水系溶液を親水処理層4に塗布、焼付けすることによって行われる。
潤滑処理層5は、熱交換器の運転時に、フィン表面に付着する凝縮水に溶出し、フィン表面に残存する成形加工油等を凝縮水によって洗い流すことができる。それによって、成形加工油等に起因する親水持続性の低下が抑制される。また、親水処理層4が無機系化合物で構成されるために、フィン材1を成形加工する際に親水処理層4が金型と粘着したりすることがあるが、潤滑処理層5の形成により、その粘着を抑制することができる。その結果、加工性が向上する。
潤滑処理層5の膜厚が0.05μm未満の場合には、フィン材1の成形加工の際に、親水処理層4の金型への粘着を抑制することができず、優れた加工性(工具磨耗性)が得られにくい。また、膜厚が1μmを超える場合には、潤滑処理層5自体の吸湿効果により、潤滑処理層5の表面が粘着質となり、フィン材1の成形加工の際に金型に巻きつき(食いついて)、うまく加工することができない。
次に、熱交換器用アルミニウムフィン材の製造方法の一例について説明する。以下では、図1(c)に示された熱交換器用アルミニウムフィン材1の製造方法について説明する。
(1)アルミニウムまたはアルミニウム合金よりなる基板2の表面に、リン酸クロメート処理、リン酸ジルコニウム処理等を施すことにより、無機酸化物または有機−無機複合化合物よりなる耐食性皮膜3aを形成する。ここで、リン酸クロメート処理、リン酸ジルコニウム処理等は、基板2に化成処理液をスプレー等により塗布することで行われる。その塗布量としては、CrまたはZr換算で1〜100mg/mの範囲で塗布するのが好ましく、形成される膜厚としては、10〜1000Åとするのが好ましい。また、耐食性皮膜3aを形成する前に、基板2の表面にアルカリ水溶液をスプレー等して、基板2の表面を予め脱脂するのが好ましい。脱脂により基板2と下地処理層3との密着性が向上する。
(2)形成された耐食性皮膜3aの表面に、疎水性樹脂の水系溶液を塗布した後、焼付けを行い、疎水性塗膜層3bを形成する。塗布方法は、バーコータ、ロールコータ等の従来公知の塗布方法で行い、塗布量は、疎水性塗膜層3bの膜厚が0.5〜10μmとなるように適宜設定(調製)する。焼付け温度(アルミニウム板の到達温度)は、塗布する疎水性樹脂によって、適宜設定するが、一般的に200℃〜300℃の範囲で行う。
(3)形成された疎水性塗膜層3bの表面に、平均粒径が0.1〜10μmでありかつ細孔直径が1〜50nmであるシリカ系多孔体微粒子4aと水溶性のカルボキシル基含有高分子4bの混合物からなる水分散液を塗布した後、焼付けを行い、親水処理層4を形成してフィン材1とする。塗布方法は、バーコータ、ロールコータ等の従来公知の塗布方法で行い、塗布量は、親水処理層4におけるシリカ系多孔体微粒子4aが10mg/m〜10000mg/m付着しているように適宜設定(調製)する。焼付け温度(アルミニウム板の到達温度)は、塗布する水分散液によって、適宜設定するが、一般的に200℃〜300℃の範囲で行う。
また、図1(d)に示されたフィン材1を製造する際には、前記(1)〜(3)を行った後に、以下の(4)を行う。
(4)形成された親水処理層4の表面に、水に溶出する樹脂(水溶性樹脂)の水系溶液を塗布した後、焼付けを行い、潤滑処理層5を形成する。塗布方法は、バーコータ、ロールコータ等の従来公知の塗布方法で行い、塗布量は、潤滑処理層5の膜厚が0.05〜1μmとなるように適宜設定(調製)する。焼付け温度(アルミニウム板の到達温度)は、塗布する水系溶液によって、適宜設定するが、一般に100℃〜200℃の範囲で行う。
なお、前記した製造方法で作製されたフィン材を、熱交換器用アルミニウムフィンとして用いる際には、図2、図3に示すように、フィン材1の板厚方向に銅管等からなる伝熱管(図示せず)を通す貫通孔10bを成形加工してフィン10とする。そして、成形加工方法としては、例えば、ドローレス加工、ドロー加工等が用いられる。
図2に示すように、ドローレス加工は、ドロー加工に比べて少ない工程で伝熱管を通す貫通孔10bを有するカラー部10aを成形加工できるもので、ピアスバーリング工程、第1アイアニング工程、第2アイアニング工程、フレアリング工程の4工程でフィン材1にカラー部10a(貫通孔10b)を成形加工する。
図3に示すように、ドロー加工は、従来から行われている最も一般的な成形加工方法で、第1ドローリング工程、第2ドローリング工程、第3ドローリング工程、第4ドローリング工程、ピアスバーリング工程、フレアリング工程の6工程でフィン材1にカラー部10a(貫通孔10b)を成形加工する。
さらに、実施例及び比較例を示しながら、本発明を具体的に説明する。
以下の方法により、フィン材を作製した。基板としては、いずれもJIS H4000に規定する合金番号1200のアルミニウムよりなる板厚0.1mmのアルミニウム板を用いた。
このアルミニウム板の片面に、耐食性皮膜を形成するためのリン酸クロメート処理を行った。化成処理液としては、日本ペイント株式会社製アルサーフ(登録商標)401/45、リン酸、クロム酸を使用した。このときの耐食性皮膜の膜厚は、400Åとした(蛍光X線法で測定したCr換算値は20mg/m2であった)。
この耐食性皮膜またはアルミニウム板の片面に、疎水性塗膜層(膜厚1.0μm)を形成したものも作製した。疎水性塗膜層の形成は、ウレタン系樹脂塗料(東邦化学社製、ウレタン変性樹脂エマルジョン、ハイテック(登録商標)S−6254)を塗布し、焼付けを実施することによって行った。焼付け温度はアルミニウム板の到達温度で160℃となるように実施した。このようにして作製した耐食性皮膜と疎水性塗膜層をまとめて下地処理層とした。
この下地処理層の片面に、表1に示す平均粒径および細孔直径のシリカ系多孔体微粒子(富士シリシア株式会社製、サイリシア(登録商標)420)と水溶性のカルボキシル基含有高分子の混合物を付着させるための水分散液(塗料)を塗布し、焼付けを実施して、シリカ系多孔体微粒子の付着量が表1である親水処理層を形成し、フィン材とした。焼付け温度はアルミニウム板の到達温度で200℃となるように実施した。
水溶性のカルボキシル基含有高分子としては、ポリアクリル酸(東亜合成製、ジュリマー(登録商標)AC−10S)、およびポリイタコン酸(日油株式会社製ノンポール(登録商標)PMA−50W)を用いた。また、カルボキシル基含有高分子の代わりにポリエチレングリコールを使用して親水処理層を形成したもの(試料No.17)、細孔を有しないシリカ微粒子(日産化学工業(株)製、スノーテックス(登録商標)XL:粒子径40〜60nm)を使用して親水処理層を形成したもの(試料No.18)、シリカ系微粒子を使用せず珪酸塩化合物とポリアクリル酸からなる親水処理層(膜厚0.05μm)を塗布、焼付け(焼付け温度はアルミニウム板の到達温度で200℃)により形成したもの(試料No.19)も作製した。
なお、シリカ系多孔体微粒子の平均粒径については、光学顕微鏡写真で測定した。また、シリカ系多孔体微粒子の細孔直径については、窒素吸着等温線からCranston−Inkley法により導き出した細孔径分布曲線から算出した最大ピークを示す細孔直径を用いた。さらに、シリカ系多孔体微粒子の付着量は蛍光X線によるSi強度によって測定した。
さらに、親水処理層の片面に潤滑処理層を形成したフィン材も作製した。潤滑処理層の形成は、親水処理層の片面にポリビニルアルコールの水系溶液を塗布し、焼付けを実施して、表1に示す膜厚の潤滑処理層を形成した。焼付け温度はアルミニウム板の到達温度で200℃となるように実施した。
なお、表1中の下線は、本発明で規定する要件を満たさないことを示す。
作製したフィン材(試料No.1〜19)について、以下の方法により、親水持続性、除霜性、再着霜防止性、加工性および耐食性を評価した。その結果を表1に示す。
<親水性(着除霜サイクル後)>
親水持続性、除霜性および再着霜防止性については、親水性(着除霜サイクル後)によって評価した。
親水性(着除霜サイクル後)は、−10℃の冷却されたボックス表面にフィン材を1時間貼り付け、保持してフィン材表面に霜を形成させ、その後、50℃で10分間融解する処理を1サイクルとし、フィン材に15サイクル実施後、純水滴下時の接触角をゴニオメータにて測定することにより評価した。
測定された接触角が10°以下である場合を非常に好ましい状態(○)、接触角が10°〜30°の場合を好ましい状態(△)とし、30°を超える場合を好ましくない状態(×)とし、(○)および(△)の状態を合格とした。
<加工性>
加工性は、フィン材1にドローレス加工(図2参照)およびドロー加工(図3参照)を施してフィン10を作製し、連続1万ショットを実施後のフィン10のカラー部10aの成形性を目視にて確認することによって評価した。
成形後のフィン10のカラー部10aの内面に焼きつき等の成形不具合が確認されない場合を合格(○)とし、成形不具合が確認される場合を不合格(×)とした。なお、ドローレス加工およびドロー加工の少なくとも一方で合格(○)の場合を、加工性において合格(○)とした、
<耐食性>
耐食性は、JIS Z 2371に準じ、塩水噴霧試験をフィン材に200時間実施した際の腐食面積率に応じたレイティングナンバーにて評価した。
レイティングナンバーが9.5以上の場合を合格(○)とし、レイティングナンバーが9.5未満の場合を不合格(×)とした。
Figure 2011163714
表1に示すように、実施例(試料No.1〜8)は、本発明の要件を満たしているため、親水持続性、除霜性および再着霜防止性の指標となる親水性(着除霜サイクル後)が合格、かつ、加工性および耐食性も合格であった。なお、以下では、「親水性(着除霜サイクル後)」を「親水性」と称する。
なお、潤滑処理層を備えていない実施例(試料No.4)、シリカ系多孔体微粒子の付着量が上限値に近い実施例(試料No.5)においては、ドローレス加工のアイアニング工程において、潤滑不足に伴う成形不具合が確認されたが、ドロー加工においては成形不具合が確認されなかったため、加工性においては合格とした。
これに対し、比較例(試料No.9〜19)は、本発明の要件のいずれかを満たしていないため、十分な親水性、加工性および耐食性が得られなかった。
具体的には、比較例(試料No.9)は、シリカ系多孔体微粒子の細孔直径が下限値未満であるため、多孔体微粒子が製造できず実用的でなかった。比較例(試料No.10)は、シリカ系多孔体微粒子の細孔直径が上限値を超えるため、親水性が不合格であった。比較例(試料No.11)は、シリカ系多孔体微粒子の平均粒径が下限値未満であるため、安全性の懸念があり実用的でなかった。比較例(試料No.12)は、シリカ系多孔体微粒子の平均粒径が上限値を超えるため、親水処理層用塗料が調製できず実用的でなかった。
比較例(試料No.13)は、シリカ系多孔体微粒子の付着量が下限値未満であるため、親水性が不合格であった。比較例(試料No.14)は、シリカ系多孔体微粒子の付着量が上限値を超えるため、加工性が不合格であった。比較例(試料No.15)は、親水処理層にカルボキシル基含有高分子を使用しなかったため、加工性が不合格であった。比較例(試料No.16)は、下地処理層を備えていないため、耐食性が不合格であった。
比較例(試料No.17)は、親水処理層にカルボキシル基を含有しない高分子を使用したため、親水処理層用塗料が調製できず実用的でない。比較例(試料No.18)は、細孔を有しない微粒子を使用したため、親水性が不合格であった。比較例(試料No.19)は親水処理層の構成が本発明と異なるため、親水性が不合格であった。なお、比較例(試料No.19)は、下地処理層を備えること以外は特許文献2に記載されたフィン材と同一構成のものである。
以上、本発明に係る熱交換器用アルミニウムフィン材について、実施の形態及び実施例を示して詳細に説明したが、本発明の趣旨は前記した内容に限定されることなく、特許請求の範囲の記載に基づいて改変・変更等することができることはいうまでもない。
1 熱交換器用アルミニウムフィン材(フィン材)
2 基板
3 下地処理層
3a 耐食性皮膜
3b 疎水性塗膜層
4 親水処理層
4a シリカ系多孔体微粒子
5 潤滑処理層

Claims (3)

  1. アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる基板と、
    前記基板の表面に形成され、無機酸化物または有機−無機複合化合物からなる耐食性皮膜、および、疎水性樹脂からなる疎水性塗膜層の少なくとも一層から構成される下地処理層と、
    前記下地処理層の表面に形成され、平均粒径が0.1〜10μmでありかつ細孔直径が1〜50nmであるシリカ系多孔体微粒子と水溶性のカルボキシル基含有高分子の混合物を含む塗膜で構成される親水処理層とを備え、
    前記親水処理層における前記シリカ系多孔体微粒子の付着量が10〜10000mg/mであることを特徴とする熱交換器用アルミニウムフィン材。
  2. 前記親水処理層における前記カルボキシル基含有高分子の前記シリカ系多孔体微粒子に対する含有比率が10〜50質量%であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用アルミニウムフィン材。
  3. 前記親水処理層の表面に、水に溶出する樹脂からなる潤滑処理層をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器用アルミニウムフィン材。
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