JP2011163599A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】品質の向上を図りつつ、ランニングコストを抑えた給湯システムを提供する。
【解決手段】給湯システムAは、給水配管から供給される水及び水を加熱した湯を貯めるとともに、タンク内に貯めた湯が給湯配管を介して給湯負荷に供給される貯湯タンク1と、ヒートポンプで加熱した湯を貯湯タンク1内に入れる給湯器2と、貯湯タンク1及び給湯器2の動作を制御する制御装置3とを備える。給湯器2は、予め設定された深夜時間帯において分電盤8bから電源が供給され、制御装置3は、分電盤8bと異なる分電盤8aから電源が常時供給される。そして、制御装置3は、上記の深夜時間帯において給湯器2に沸上動作を行わせるのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、給湯システムに関するものである。
従来より、湯水を貯める貯湯タンクと、貯湯タンクから供給される低温の水をヒートポンプで沸かして、貯湯タンクに送り込む給湯器とを備え、貯湯タンクに貯湯された温水を、送湯配管を介して給湯負荷(例えば浴槽など)に供給するヒートポンプ式給湯装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。
このヒートポンプ式給湯装置では、貯湯タンク内の全量を電気料金の安価な深夜時間帯に沸かし、1日の必要湯量が貯湯タンクの容量を超える場合には電気料金の高い昼間時間帯(深夜時間帯以外の時間帯)に不足分を沸かすようになっている。
特開2004−132628号公報(段落[0019]−段落[0027]、及び、第1図−第4図)
上述の特許文献1に示したヒートポンプ式給湯装置では、1日の必要湯量が貯湯タンクの容量を超える場合には、電気料金の高い昼間時間帯において不足分を沸かす必要があることから、ランニングコストが高くなる場合があった。
また、このようなヒートポンプ式給湯装置では、一般に貯湯タンクの電源と給湯器の電源とが1つの電源系統から供給されるようになっており、例えば故障や漏電などによって電源が遮断された場合には貯湯タンクの電源も遮断されるため、給湯負荷に供給する湯の温度を制御できない可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、品質の向上を図りつつ、ランニングコストを抑えた給湯システムを提供することにある。
上記課題を解決するために第1の発明は、給水管路から供給される水及び水を加熱した湯を貯めるとともに、タンク内に貯めた湯が給湯管路を介して給湯負荷に供給される貯湯タンクと、ヒートポンプで加熱した湯を貯湯タンク内に入れる給湯器と、貯湯タンク及び給湯器の動作を制御する制御装置とを備え、給湯器は、予め設定された深夜時間帯において第1の電源系統から電源が供給され、制御装置は、第1の電源系統と異なる第2の電源系統から電源が常時供給されるとともに、深夜時間帯において給湯器に沸上動作を行わせることを特徴とするものである。
第2の発明は、第1の発明において、深夜時間帯を設定する設定手段を設けたことを特徴とするものである。
第3の発明は、第1の発明において、給湯器及び制御装置はそれぞれ通信機能を有し、制御装置は、給湯器との間で通信が確認されると給湯器に沸上動作を開始させることを特徴とするものである。
第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明において、制御装置は、深夜時間帯が経過する前に給湯器の沸上動作を停止させることを特徴とするものである。
第5の発明は、第3の発明において、深夜時間帯を設定する設定手段を備え、制御装置は、設定手段により設定した深夜時間帯と、給湯器との間で通信が確認された時間とに基づいて、給湯器の沸上動作を停止させる時間を算出し、深夜時間帯が経過する前に給湯器の沸上動作を停止させることを特徴とするものである。
第6の発明は、第3の発明において、深夜時間帯を設定する設定手段を備え、制御装置は、第1の電源系統から給湯器に電源が供給されて給湯器との間で通信が確認できた場合、この通信を確認した時間が設定手段により設定した深夜時間帯から外れていると、第1の電源系統が遮断されても異常と判断しないことを特徴とするものである。
品質の向上を図りつつ、ランニングコストを抑えた給湯システムを提供することができるという効果がある。
本実施形態の給湯システムの一例を示す配線系統図である。 (a)は同上の一例を示す配管系統図、(b)は同上を構成する制御装置のブロック図である。 同上の動作を説明する説明図である。 同上の動作を説明するフローチャートである。
本発明に係る給湯システムの実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。本給湯システムは、例えば食器洗浄機や浴槽などの給湯負荷に湯を供給するために用いられる。
図2(a)は本実施形態の給湯システムAの一例を示す配管系統図であり、本給湯システムAは、貯湯タンク1と、給湯器2と、制御装置3と、切替弁4と、温度センサ5と、リモコン7とを主要な構成要素として備えている。
貯湯タンク1は、メインタンク1aと、1乃至複数台(図2(a)では3台)のサブタンク1b〜1dとで構成されている。メインタンク1a及びサブタンク1dの底部には給水配管(給水管路)11が接続されており、給水配管11を介して供給される水をタンク内に貯留する。また、メインタンク1a及びサブタンク1bの頂部には送湯配管14c,14dがそれぞれ接続されており、給湯器2から送湯配管14c,14dを介して送られた湯をタンク内に貯める。さらに、サブタンク1bの底部とサブタンク1cの頂部との間には送湯配管14eが接続され、サブタンク1cの底部とサブタンク1dの頂部との間には送湯配管14fが接続されている。そして、送湯配管14dを介してサブタンク1bに送られた湯は、サブタンク1bが一杯になると送湯配管14eを介してサブタンク1cに送られ、さらにサブタンク1cが一杯になると送湯配管14fを介してサブタンク1dに送られる。つまり、本実施形態では、サブタンク1b〜1dが直列的に接続されていることから、サブタンク1b,1c,1dの順に湯が貯められることになる。
メインタンク1a及びサブタンク1b〜1dに貯められた湯は、送湯配管14b〜14fを介して、給湯負荷6が接続された給湯配管(給湯管路)12に送られ、給湯負荷6で使用される。ここにおいて、給湯負荷6としては、台所や浴室内の給水給湯栓や、給水給湯栓に接続された浴槽、食器洗浄機などがある。なお、メインタンク1a及びサブタンク1b〜1dから湯が給湯配管12に送られると、給水配管11の水圧によりタンク内に水が充填され、タンク内は常に満水状態となっている。そして、タンク内に貯められた湯水の温度は下側ほど低温で、上側に行くほど高温となるような温度分布となっている(図2(a)参照)。また、サブタンク1b〜1dから湯を供給する場合には、サブタンク1d,1c,1bの順に湯が消費されることになる。
給湯器2はヒートポンプで水を加熱する従来周知の給湯器であって、本実施形態では4台接続されている。各給湯器2は、メインタンク1a及びサブタンク1dの底部に接続された送水配管13を介してタンク内の水を取り込み、ヒートポンプで加熱する。また、各給湯器2の湯取出口は、送湯配管14a〜14d及び切替弁4を介してメインタンク1a及びサブタンク1bの頂部に接続されており、各給湯器2で沸かされた湯は送湯配管14a〜14dを介してメインタンク1a及びサブタンク1bに戻される。ここにおいて、送水配管13及び送湯配管14aは、それぞれ各給湯器2に対して分岐配管されている。なお、切替弁4には従来周知の三方弁を用いており、制御装置3からの切替信号に応じて、湯の貯留先がメインタンク1a又はサブタンク1b〜1dの何れかに切り替えられる。
温度センサ5は、メインタンク1a、サブタンク1b〜1dにそれぞれ貯められた湯水の温度を1乃至複数のレベル位置で測定し、測定結果を制御装置3に出力する。
制御装置3は、図2(b)のブロック図に示されるように、演算処理部31と、メモリ32とを備えている。演算処理部31は、予め組み込まれたプログラムを実行することによって、各給湯器2の動作を制御するとともに、切替弁4の切替制御を行う。また、演算処理部31には、温度センサ5の測定結果が入力されるようになっており、メインタンク1a及びサブタンク1b〜1dの所定レベルにおける湯温をもとに所定温度以上の湯がどれだけ貯められているかを算出する。
さらに、演算処理部31には、リモコン7の入力部71及びディスプレイ72が接続されており、入力部71は給湯システムAの給湯動作に関わる各種の設定を利用者が行うために用いられる。また、ディスプレイ72は、例えば液晶ディスプレイからなり、演算処理部31によって表示内容が制御されて、各種の設定を行うための設定画面や給湯システムAの動作状態を示す画面などを表示する。なお、本実施形態の演算処理部31には、各給湯器2との間で通信を行うための通信機能が設けられているが、その詳細については後述する。
メモリ32は、例えば不揮発性のメモリからなり、入力部71を用いて入力された各種の設定内容を記憶する。なお、図2(a)では、1台(図中の一番下)の給湯器2のみが制御装置3に接続された図となっているが、実際にはすべての給湯器2が制御装置3に接続されている。そして、制御装置3は、貯湯タンク1に貯める湯量に応じて、1乃至複数台の給湯器2を稼動させるのである。
図1は本実施形態の給湯システムAの配線系統図であり、図中の破線aで囲まれた領域は屋内側の工事範囲を示している。つまり、上述した貯湯タンク1、給湯器2及び制御装置3はすべて屋外に設置されることになる。屋内側には上述のリモコン7と、貯湯タンク1及び制御装置3に電源を供給するための分電盤(第2の電源系統)8aと、各給湯器2にそれぞれ電源を供給するための分電盤(第1の電源系統)8bとが設置されており、分電盤8a,8bにはそれぞれ単相200Vの交流電源が外部から入力される。そして、分電盤8aに入力された交流電源は電源線15を介して貯湯タンク1に供給され、分電盤8bに入力された交流電源は電源線15を介して各給湯器2にそれぞれ供給される。
制御装置3は、メインタンク1aとともに筐体(図示せず)内に収納されており、メインタンク1aに対して供給された交流電源をもとに電源回路(図示せず)によって生成された所定の制御電源が供給されるようになっている。また、制御装置3には、リモコン7からの信号線16が接続されるとともに、各給湯器2からの通信線17が接続されている。さらに、各サブタンク1b〜1dには、上述したように1乃至複数の温度センサ5が取り付けられていることから、制御装置3には各温度センサ5からの信号線18も接続されている。なお、図1中の9a,9bは、それぞれ壁材W1の裏面側(室内と反対側)に設けられたプルボックスである。
ここにおいて、本実施形態では、貯湯タンク1及び制御装置3に電源を供給する分電盤8aに対しては所謂従量電灯の契約がなされており、貯湯タンク1及び制御装置3には電源が常時供給されるようになっている。また、各給湯器2に電源を供給する分電盤8bに対しては、深夜時間帯(電力会社との契約条件で決まり、例えば23時〜7時など)にのみ電源が供給される深夜電力の契約がなされている。したがって、給湯器2には上記の深夜時間帯にのみ電源が供給されることから、貯湯タンク1に貯められる湯は上記の深夜時間帯に沸き上げられることになる。
また、本実施形態の給湯システムAでは、上記の深夜時間帯をリモコン7により自由に設定できるようになっており、電力会社との契約条件に応じて利用者が予め設定する。具体的には、利用者がリモコン7の入力部71により深夜時間帯(例えば23時〜7時)を入力すると、制御装置3の演算処理部31は、入力された深夜時間帯をメモリ32に記憶させる。そして、演算処理部31は、メモリ32に記憶させた深夜時間帯に基づいて、給湯器2に沸上動作を行わせるのである。ここに、本実施形態では、リモコン7の入力部71と、制御装置3の演算処理部31とで深夜時間帯を設定する設定手段が構成されている。
ところで、電力会社との契約変更によって上記の深夜時間帯が変更されたり、制御装置3の演算処理部31に設けられた計時機能の誤差が蓄積した場合には、制御装置3では正確な深夜時間帯を知ることができなくなってしまう。そこで、本実施形態では、上記の通信機能を利用して現在時刻が深夜時間帯か否かを判別できるようになっている。具体的には、制御装置3が給湯器2に対して定期的に通信処理を行い、給湯器2との間で通信が確認できた場合には、分電盤8bから給湯器2に電源が供給されていることになるので、制御装置3は現在時刻が深夜時間帯であると判別できる。つまり、給湯器2との間で通信が確認できない場合には、給湯器2に給電されていない時間帯、すなわち深夜時間帯以外の時間帯となる。そして、制御装置3は、上記の通信によって現在時刻が深夜時間帯であると判断した場合には給湯器2の沸上動作を開始し、現在時刻が深夜時間帯でないと判断した場合には給湯器2の沸上動作を行わないのである。その結果、電力会社との契約変更によって深夜時間帯が変更されたり、制御装置3の演算処理部31に設けられた計時機能の誤差が蓄積した場合でも、深夜時間帯を特定することができるので、給湯器2の沸上動作を確実に実行することができる。
また、給湯器2の沸上動作中に分電盤8bからの給電が遮断された場合には、給湯器2の内部部品に悪影響を与える虞があることから、分電盤8bからの給電が遮断される前に給湯器2の沸上動作が終了するように制御するのが好ましい。具体的には、図3に示すように、設定手段により設定した深夜時間帯は23時〜7時であることから分電盤8bの給電時間は8時間となる。また、制御装置3の演算処理部31は、時刻T1のときに給湯器2との間で通信が確認できている。したがって、制御装置3の演算処理部31は、分電盤8bの給電時間(図3に示す例では8時間)と、給湯器2の沸上動作の開始時間T1とに基づいて、給湯器2の沸上動作の終了時間T2を、分電盤8bの給電終了時間よりも短い時間(例えば、−30分)に設定する。その結果、分電盤8bの給電時間が経過する前に給湯器2の沸上動作を終了できるので、給湯器2の沸上動作中に電源が遮断されることがなく、給湯器2の内部部品への悪影響を防止できるとともに、給湯器2を安全に停止させることができる。また、実際の深夜時間帯が、設定手段により設定した深夜時間帯からずれた場合でも、設定手段により設定した深夜時間帯から算出される給電時間と、給湯器2との間で通信が確認できた時間とに基づいて正確な給電終了時間を算出することができ、同様に給湯器2を安全且つ確実に停止させることができる。なお、図3に示す時間は一例であって、分電盤8bの給電時間が経過する前に給湯器2を停止できればよく、適宜設定すればよい。
次に、この給湯システムAの一連の動作について、図4に基づいて説明する。なお、図4中の沸上開始条件とは貯湯タンク1の全量が沸き上げられていないことをいい、沸上終了条件とは貯湯タンク1の全量が沸き上げられていることをいう。また、図4中の運転時間帯とは給湯器2の沸上動作を許可する時間帯であり、上述したリモコン7の入力部71により予め設定される。さらに、図4中の稼動時間は給湯器2を稼動できる時間であり、本実施形態では上記の深夜時間帯に相当する。
まず最初に、制御装置3の演算処理部31は、給湯器2との間で通信を確認し(ステップS1)、通信が確認できない場合には(ステップS1のNo)、ステップS1の処理に戻る。一方、給湯器2との間で通信が確認できた場合には(ステップS1のYes)、演算処理部31は、上記の沸上開始条件を満たしているか否かを判別する(ステップS2)。そして、演算処理部31は、上記の沸上開始条件を満たしていないと判断した場合には(ステップS2のNo)、ステップS1の処理に戻り、上記の沸上開始条件を満たしていると判断した場合には(ステップS2のYes)、続けて現在時刻が運転時間帯であるか否かを判別する(ステップS3)。演算処理部31は、現在時刻が運転時間帯でないと判断した場合には(ステップS3のNo)、ステップS1の処理に戻り、現在時刻が運転時間帯であると判断した場合には(ステップS3のYes)、給湯器2に対してヒートポンプ沸上指令を出力し、給湯器2に沸上動作を開始させる(ステップS4)。
その後、演算処理部31は、上記の沸上終了条件を満たしているか否かを判別し(ステップS5)、上記の沸上終了条件を満たしていないと判断した場合には(ステップS5のNo)、給湯器2の沸上動作を継続させる。このとき、演算処理部31は、現在時刻が給湯器2の稼動時間外であるか否か、及び、現在時刻が運転時間外であるか否かを判別し(ステップS6)、現在時刻が稼動時間内且つ運転時間内であると判断した場合には(ステップS6のNo)、ステップS5の処理に戻る(つまり給湯器2の沸上動作を継続させる。)。また、演算処理部31は、現在時刻が稼動時間外(つまり深夜時間外)であるか、又は、現在時刻が運転時間外であると判断した場合には(ステップS6のYes)、給湯器2に対してヒートポンプ停止指令を出力し、給湯器2の沸上動作を停止させる(ステップS7)。その後、演算処理部31はステップS1の処理に戻る。
また、演算処理部31は、ステップS5において上記の沸上終了条件を満たしていると判断した場合には(ステップS5のYes)、給湯器2に対してヒートポンプ停止指令を出力し、給湯器2の沸上動作を停止させる(ステップS7)。その後、演算処理部31はステップS1の処理に戻る。
ところで、このような給湯システムAでは、例えばメンテナンスのために深夜時間帯以外の時間帯において給湯器2に電源が供給される場合があり、この場合、メンテナンス終了後に電源が遮断されると給湯器2と制御装置3との間で通信異常が発生する。そのため、従来ではリモコン7のディスプレイ72に通信異常を示すエラー表示がなされ、利用者(作業者)はこのエラー表示を解除することになる。そこで、本実施形態では、給湯器2に電源が供給される時間帯が、予め設定した深夜時間帯から外れている場合には、異常判断しないようになっている。具体的には、給湯器2との間で通信が確認できた時間が、上述した設定手段(入力部71及び演算処理部31)により設定した深夜時間帯から外れている場合、制御装置3の演算処理部31は、メンテナンスなどの作業を行っていると判断する。そして、演算処理部31は、給湯器2の電源がその後に遮断されても正常であると判断し、エラー表示を行わないのである。その結果、利用者(作業者)はエラー解除などの作業をしなくてもいいことから、作業性がよく且つ使い勝手のよい給湯システムAを提供することができる。
而して、本実施形態によれば、給湯器2の電源系統(分電盤8b)と制御装置3の電源系統(分電盤8a)を別々にしていることから、例えば故障や漏電などで給湯器2の電源が遮断された場合でも制御装置3に電源を供給することができ、その結果、貯湯タンク1から給湯負荷6に供給する湯の温度を確実に制御することができる。また、予め設定された深夜時間帯にのみ給湯器2の沸上動作を行うことから、昼間時間帯にも沸上動作を行う場合に比べて、ランニングコストを抑えることができる。さらに、設定手段(本実施形態では入力部71及び演算処理部31)を設けることによって、電力会社との契約内容に応じて、深夜時間帯を自由に設定することができる。
なお、本実施形態では、給湯器2が4台の場合を例に説明したが、給湯器2の台数は、利用者が1日に使用する総湯量に基づいて決定されるものであり、4台に限定されるものではない。したがって、給湯器2が1台の場合もあるし、2台、3台、或いは5台以上の場合もある。また、サブタンクの個数も本実施形態に限定されるものではなく、使用環境等に応じて適宜設定すればよい。さらに、本実施形態では、サブタンク1b〜1dを直列的に接続しているが、並列的に接続してもよい。また、貯湯タンク1はメインタンク1aのみで構成してもよい。さらに、本実施形態では、貯湯タンク1から供給された水をヒートポンプで加熱し、加熱後の湯を貯湯タンク1に戻しているが、例えば給水設備から直接給湯器2に給水してヒートポンプで加熱し、加熱後の湯を貯湯タンク1に入れるようにしてもよい。
1 貯湯タンク
1a メインタンク
1b〜1d サブタンク
2 給湯器
3 制御装置
6 給湯負荷
8a 分電盤(第2の電源系統)
8b 分電盤(第1の電源系統)
11 給水配管(給水管路)
12 給湯配管(給湯管路)
A 給湯システム

Claims (6)

  1. 給水管路から供給される水及び水を加熱した湯を貯めるとともに、タンク内に貯めた湯が給湯管路を介して給湯負荷に供給される貯湯タンクと、
    ヒートポンプで加熱した湯を前記貯湯タンク内に入れる給湯器と、
    前記貯湯タンク及び前記給湯器の動作を制御する制御装置とを備え、
    前記給湯器は、予め設定された深夜時間帯において第1の電源系統から電源が供給され、前記制御装置は、前記第1の電源系統と異なる第2の電源系統から電源が常時供給されるとともに、前記深夜時間帯において前記給湯器に沸上動作を行わせることを特徴とする給湯システム。
  2. 前記深夜時間帯を設定する設定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  3. 前記給湯器及び前記制御装置はそれぞれ通信機能を有し、前記制御装置は、前記給湯器との間で通信が確認されると前記給湯器に沸上動作を開始させることを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  4. 前記制御装置は、前記深夜時間帯が経過する前に前記給湯器の沸上動作を停止させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の給湯システム。
  5. 前記深夜時間帯を設定する設定手段を備え、前記制御装置は、前記設定手段により設定した前記深夜時間帯と、前記給湯器との間で通信が確認された時間とに基づいて、前記給湯器の沸上動作を停止させる時間を算出し、前記深夜時間帯が経過する前に前記給湯器の沸上動作を停止させることを特徴とする請求項3記載の給湯システム。
  6. 前記深夜時間帯を設定する設定手段を備え、前記制御装置は、前記第1の電源系統から前記給湯器に電源が供給されて前記給湯器との間で通信が確認できた場合、この通信を確認した時間が前記設定手段により設定した前記深夜時間帯から外れていると、前記第1の電源系統が遮断されても異常と判断しないことを特徴とする請求項3記載の給湯システム。
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