JP2011163516A - 流体動圧軸受装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工コスト高や潤滑油へのコンタミの混入を招くことなく、樹脂の射出成形品であるシール部材のゲート跡がディスクハブ等の他部材と接触する事態を確実に回避する。
【解決手段】シール部材9を、サイドゲートから樹脂を射出することにより形成した射出成形品とする。このサイドゲートによるゲート跡24’を、シール部材9の外周面9b1に形成し、且つ、シール部材9の外部側端面9a3の軸方向位置Xを越えない位置に形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用で軸部材を相対回転自在に支持する流体動圧軸受装置、及びその製造方法に関する。
例えば特許文献1に示されている流体動圧軸受装置は、軸部材と、内周に軸部材を挿入した軸受部材と、軸受部材の開口部に設けられ、軸受部材の内部に満たされた潤滑油をシールするシール部材とを備える。この流体動圧軸受装置では、シール部材が樹脂の射出成形により形成されている。
特開2005−265119号公報
上記特許文献1には、図16(a)に示すように、シール部材100の外部側端面101(大気接触側の端面)の外周縁部に対応する位置に設けたゲート102(フィルムゲート)から溶融樹脂Qを射出してシール部材100を成形する方法が示されている。この方法では、図16(b)に示すように、シール部材100の外部側端面101から突出したゲート切断跡103が形成されるため、このゲート切断跡103がディスクハブ等の他部材と接触する恐れがある。特に、同文献に示されていている射出成形方法では、樹脂成形品のゲート部を型開きと同時に引きちぎって切断するため、ゲート部の樹脂が完全に固化しない状態で引き伸ばされる。このため、ゲート跡の突出量を管理することが難しく、シール部材100の外部側端面101からゲート切断跡103が突出して回転側の部材(ディスクハブ等)と接触する恐れが高まる。従って、金型からシール部材100を取り出した後、ゲート切断跡103に後処理加工(図中にX線に沿った除去加工)を施す必要があり、工数増による加工コスト高を招く。
例えば図17に示すように、シール部材200の端面201に座繰り部(端面よりも一段低くなった部分)203を設け、この座繰り部203にゲート跡202を形成すれば、ゲート跡202がシール部材の端面201から突出することを回避できる。しかし、座繰り部203を形成すると、シール部材200を成形する金型形状が複雑になって加工コスト高を招くだけでなく、例えば端面201に撥油剤を塗布する場合、座繰り部203に撥油剤が溜まってしまい、撥油剤の無駄が多くなる恐れがある。特に、図17のように座繰り部203の外周側がシール部材200の外周面204につながっている場合は、座繰り部203に溜まった撥油剤が外周面204に流れ落ち、様々な不具合を招く恐れがある。例えばシール部材200の外周面204がシール空間を形成するシール面となる場合、このシール面に撥油剤が流れ落ちると、シール空間内の油が撥油剤ではじかれてシール能力が低下する恐れがある。あるいは、シール部材200の外周面204が他部材との接着固定面となる場合、接着固定面に撥油剤が流れ落ちると接着剤を均一に塗布することができず、シール部材200の固定力が低下する恐れがある。
また、上記特許文献1には、図18に示すように、シール部材300の内部側端面301(油接触側の端面)に対応する位置にゲート302(ピンゲート)を設けた例が示されている(図18に示すシール部材300は、図16(a)に示すシール部材100と上下が逆になっている)。この場合、シール部材300の内部側端面301にゲート切断跡が形成されるが、ゲート切断跡には細かな樹脂屑が生じているため、ゲート切断跡が潤滑油と接触することにより、樹脂屑が潤滑油にコンタミとして混入する恐れがある。特に、樹脂成形品のゲート部を型開きと同時に引きちぎって切断する場合、ゲート切断跡が毛羽立ったようになって樹脂屑が多量に発生する恐れがあるため、潤滑油にコンタミが混入する恐れが高い。
本発明の解決すべき課題は、樹脂の射出成形品であるシール部材を有する流体動圧軸受装置において、加工コスト高や潤滑油へのコンタミの混入を招くことなく、シール部材のゲート跡と他部材との接触を防止することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、軸部材と、内周に軸部材が挿入された軸受部材と、軸受部材の開口部に固定され、軸受部材の内部に満たされた潤滑油をシールするシール部材と、軸部材の外周面と軸受部材の内周面との間のラジアル軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用により軸部材をラジアル方向に支持するラジアル軸受部とを備えた流体動圧軸受装置であって、シール部材が、サイドゲートから樹脂を射出して形成された射出成形品であり、前記サイドゲートによるゲート跡がシール部材の外部側端面の軸方向位置を越えていないことを特徴とする。
このように、シール部材を、金型の型開き面に形成されるいわゆるサイドゲートから樹脂を射出して形成すれば、樹脂成形品のゲート部が型開きにより引きちぎられず、ゲート跡が引き伸ばされない。これにより、シール部材の外周面に形成されるゲート跡を、シール部材の外部側端面の軸方向位置を越えない位置に設けることができ、ゲート跡がディスクハブ等の他部材と接触する事態を防止できる。
また、ゲート跡を、潤滑油と接触しない位置に設けることで、ゲート跡に生じる樹脂屑がコンタミとして潤滑油に混入する恐れを回避できる。尚、「潤滑油と接触しない位置」とは、シール部材によりシールされた軸受部材の内部の潤滑油と接触しない位置を意味し、軸受部材の内部から漏れ出した潤滑油が接触し得る位置を排除する趣旨ではない。例えば、シール部材の外周面でシール空間を形成する場合、シール部材の外周面のうち、シール空間内の油面よりも大気側にゲート跡を形成すればよい。また、シール部材の内部側端面が潤滑油に接触すると共に、シール部材の外周面が軸受部材に固定される場合、シール部材の外周面のうち、軸受部材との固定面の内部側端部を除く位置に前記ゲート跡を形成すればよい。特に後者の場合、軸受部材との固定面からゲート跡が外径側に突出すると、軸受部材との固定に支障を来たす恐れがあるため、ゲート跡は軸受部材との固定面よりも内径側に形成することが好ましい。
ゲート跡は、例えば、シール部材の外周面の上端に面取り部を形成し、この面取り部に設けることができる。
上記のように、シール部材の外周面にゲート跡を形成することで、シール部材の外部側端面を平坦にすることができるため、この端面に撥油剤を塗布する場合でも、端面に座繰り部を設けた場合(図17参照)のように、撥油剤の無駄が多くなったり、撥油剤がシール部材の外周面に流れ落ちたりする不具合は生じない。
また、シール部材のゲート部切断後の処理加工を省略すれば、工数減による加工コストの低減が図られる。
ゲートは、キャビティ内に満たされた樹脂に所定以上の圧力(保圧)を加えることができるように、所定以上の面積を確保する必要がある。ゲートの面積を確保するためにゲートの軸方向寸法を大きくすると、シール部材の軸方向寸法が大きくなり、軸受装置の大型化を招くため、ゲートの面積は円周方向寸法で確保することが望ましい。この場合、ゲート跡の円周方向寸法は軸方向寸法よりも大きくなる。
上記のようなシール部材は、シール部材の外周面を成形する成形面に設けたサイドゲートを介して、ランナからキャビティに溶融樹脂を射出するステップと、樹脂が固化した後、ランナ内で固化したランナ樹脂部とシール部材とが一体となった樹脂成形品を金型から取り出すステップと、ランナ樹脂部とシール部材とを分離するステップとを経て製造することができる。
このように、シール部材を成形する金型のうち、シール部材の外周面を成形する成形面にサイドゲートを設けることで、型開きと同時にゲート跡が引き伸ばされず、ゲート跡がシール部材の端面から突出することを防止できる。特に、金型から取り出した樹脂成形品のランナ樹脂部とシール部材との境界部を折り曲げることにより、ランナ樹脂部とシール部材とを分離すれば、ゲート跡が引き伸ばされる事態を確実に防止できる。
このとき、金型から取り出した樹脂成形品のうち、ランナ樹脂部とシール部材の外周面との境界部にV字溝を設ければ、このV字溝を起点として樹脂成形品をゲート部で正確に切断することができる。
以上のように、本発明によれば、加工コスト高や潤滑油へのコンタミの混入を招くことなく、樹脂の射出成形品であるシール部材のゲート跡がディスクハブ等の他部材と接触する事態を確実に防止することができる。
HDD用ディスク駆動装置のスピンドルモータの断面図である。 流体動圧軸受装置の断面図である。 軸受スリーブの断面図である。 軸受スリーブとシール部材とを圧入固定した状態の断面図である。 シール部材のA−A線(図6参照)における断面図である。 図5のB方向から見たシール部材の平面図である。 シール部材のゲート跡付近の拡大断面図である。 シール部材を射出成形するための金型の断面図である。 図8の金型のゲート付近の拡大断面図である。 図8の金型のX−X線における断面図である。 (a)〜(c)は、ランナ内で固化した樹脂とシール部材とを分離する工程を示す側面図である。 ランナ内で固化した樹脂及びシール部材の一体品の境界部の拡大断面図である。 他の実施形態に係る流体動圧軸受装置の断面図である。 図13の流体動圧軸受装置の拡大断面図である。 図13のシール部材の拡大断面図である。 (a)は従来のシール部材の成形工程を示す断面図、(b)はゲート部切断後の(a)図のA部分を拡大した図である。 (a)はシール部材の参考例を示す上面図、(b)は同断面図である。 従来のシール部材の成形工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置1を組み込んだ情報機器用スピンドルモータを示している。このスピンドルモータは、HDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、軸部材2を回転自在に支持する流体動圧軸受装置1と、軸部材2に装着されたディスクハブ3と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル4aおよびロータマグネット4bとを備えている。ステータコイル4aはブラケット5の外周面に取付けられ、ロータマグネット4bはディスクハブ3の内周面に取付けられる。流体動圧軸受装置1は、ブラケット5の内周に装着される。ディスクハブ3には、磁気ディスク等のディスクDが所定の枚数(図示例では2枚)保持される。ステータコイル4aに通電すると、ステータコイル4aとロータマグネット4bとの間の電磁力でロータマグネット4bが回転し、これによってディスクハブ3および軸部材2が一体となって回転する。
図2に示す流体動圧軸受装置1は、軸部材2と、内周に軸部材2を挿入した軸受部材6と、軸受部材6の開口部に設けられたシール部材9とを主要な構成部品としている。本実施形態では、軸受部材6が、一端を開口すると共に他端を閉塞した有底筒状のハウジング7と、ハウジング7の内周面に固定され、内周に軸部材2が挿入された軸受スリーブ8とで構成される。なお、以下では、説明の便宜上、軸方向でハウジング7の開口側を上側、その反対側を下側として説明を進める。
軸部材2は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料で形成され、軸部2aと、軸部2aの下端に一体又は別体に設けられたフランジ部2bとを備えている。軸部材2は、その全体を金属材料で形成する他、例えばフランジ部2bの全体あるいはその一部(例えば両端面)を樹脂で構成し、金属と樹脂のハイブリッド構造とすることもできる。
軸受スリーブ8は、例えば銅(あるいは銅及び鉄)を主成分とする焼結金属で円筒状に形成される。この他、黄銅等の軟質金属で軸受スリーブ8を形成することも可能である。
軸受スリーブ8の内周面8aには、第1ラジアル軸受部R1と第2ラジアル軸受部R2のラジアル軸受面となる上下2つの領域(図2の点線部分)が軸方向に離隔して設けられ、これらの2つの領域には、例えば図3に示すようなヘリングボーン形状の動圧溝8a1、8a2がそれぞれ形成される。上側の動圧溝8a1は、丘部(図3にクロスハッチングで示す)の軸方向中央部の帯状部分に対して軸方向非対称に形成されており、具体的には帯状部分より上側領域の軸方向寸法X1が下側領域の軸方向寸法X2よりも大きくなっている。
軸受スリーブ8の下側端面8bには第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受面となる領域(図2の点線部分)が設けられ、該領域には、図示は省略するが、例えばスパイラル形状の動圧溝が形成されている。軸受スリーブ8の外周面8dには、両端面8b、8cを連通する軸方向溝8d1が形成され、本実施形態では、例えば3本の軸方向溝8d1が円周方向に等配されている(図4参照)。
ハウジング7は、図2に示すように、円筒状の小径部7aと、小径部7aの上側に配置された円筒状の大径部7bと、小径部7aの下端開口部を封止する底部7cとで構成され、各部7a〜7cは一体に形成されている。小径部7aの内周面と大径部7bの内周面7b1とは、軸方向と直交する方向の平坦面状に形成された段差面7dで連続している。ハウジング7の底部7cの内底面7c1には、第2スラスト軸受部T2のスラスト軸受面となる領域(図2の点線部分)が設けられ、該領域には、図示は省略するが、例えばスパイラル形状の動圧溝が形成されている。ハウジング7は例えば樹脂で形成され、成形収縮量の差による変形を防止するため、ハウジング7の各部7a〜7cは略均一厚に形成されている。
シール部材9は、図5及び図6に示すように、円盤状の第1シール部9aと、第1シール部9aの外径端から下方に張り出した円筒状の第2シール部9bとを備えた断面L字形に形成される。第1シール部9aの下側端面9a1には、下側端面9a1を径方向に横断する所定本数の径方向溝9a10が形成され、第2シール部9bの内周面9b2には、内周面9b2を軸方向に縦断する所定本数の軸方向溝9b20が、前記径方向溝9a10と同じ円周方向位置に形成される。図示例では、径方向溝9a10及び軸方向溝9b20はそれぞれ3本ずつ形成され、円周方向に等配されている(図6参照)。
第2シール部9bの外周面9b1の上端部には、図7に示すように、ゲート跡24’が形成される。ゲート跡24’は、シール部材9の外部側端面(図示例では第1シール部9aの上側端面9a3)の軸方向位置Xを越えない位置に形成される。また、ゲート跡24’は、ハウジング7の内部に満たされた潤滑油と接触しない位置、具体的には、シール部材9の外周面9b1とハウジング7の内周面7b1との間に形成される第2のシール空間S2に保持された油面よりも大気側(図示例では上方)に設けられる。尚、第2のシール空間S2内の油面の位置は、温度変化に伴う潤滑油の体積膨張・収縮により変動するため、ゲート跡24’は油面の上端位置S0よりも大気側に設けられる。本実施形態では、第2シール部9bの外周面9b1の上端部に面取り部9cが形成され、この面取り部9cにゲート跡24’が形成される。
ゲート跡24’は、図6に示すように、軸方向溝9b20の円周方向位置に形成され、ゲート跡24’と軸心を挟んで反対側の位置にウェルドラインWが形成される。ウェルドラインWは、第1シール部9aを径方向に横断し、且つ、第2シール部9bを軸方向に縦断して形成される。具体的に、第2シール部9bのウェルドラインWは軸方向溝9b20の円周方向間の円筒面9b21の領域に形成され、第1シール部9aのウェルドラインWは径方向溝9a10の円周方向間の平坦面9a11の領域に形成される。このように、ウェルドラインWをシール部材9の薄肉部を避けた位置に形成することで、シール部材9の強度低下を防止している。
上記構成のシール部材9は、樹脂の射出成形で形成される。シール部材9を形成する樹脂は、固化速度が比較的遅く、且つ、耐油性に優れた材料を選択することが好ましく、例えば結晶性樹脂、特に、PPS,ETFE,PEEK,PA66,PA46,PA6T,PA9Tの中から選択された結晶性樹脂が好適に使用できる。具体的には、例えば、PPSとしてAGCマテックス社製架橋型PPS RG−40JA及び直鎖型PPS RE−04、ETFEとしてダイキン工業社製ネオフロンEP−521,EP−541、PEEKとしてビクトレックス社製PEEK150GL15,PEEK150GL30,PEEK450GL15,PEEK450GL30、PA66としてBASF社製A3HG5、PA46としてDSM社製TW300、PA6Tとして三井化学社製アーレンRA230NK、PA9Tとしてクラレ社製ジェネスタGR2300を使用することができる。これらのうち、PA6Tは、ウェルドラインW形成部の強度及びエステル系潤滑油に対する耐油性に関して最も優れた特性を示すため、シール部材に最適な材料と言える。尚、これらの結晶性樹脂は、単独で使用しても複数種を混ぜて使用してもよい。また、上記の樹脂に、充填材として、例えばガラス繊維等の繊維状充填材、チタン酸カリウム等のウィスカー状充填材、マイカ等の鱗片状充填材、カーボンファイバー、カーボンブラック、黒鉛、カーボンナノマテリアル、金属粉末等の導電性充填材などを配合してもよい。
ここで、シール部材9の射出成形について説明する。シール部材9の射出成形に使用される金型は、図8に示すような固定型21及び可動型22からなり、型締めした状態でキャビティ23及びゲート24が形成される。ゲート24は、固定型21及び可動型22の型締め面に設けられた、いわゆるサイドゲートであり、シール部材9の面取り部9cを成形するテーパ状成形面25に設けられ、且つ、第2シール部9bの軸方向溝9b20を成形する成形部26の円周方向位置に配される。ゲート24は、軸方向寸法L1(図9参照)より円周方向寸法L2(図10参照)の方が大きい横長矩形状に形成される。この状態でゲート24から溶融樹脂を射出すると、第1シール部9aの中空部を成形する突出部27により樹脂の流れが二手に分かれ、ゲート24の反対側で合流する。本実施形態では、第2シール部9bの内周面に3本の軸方向溝9b20が等配されているため、各軸方向溝9b20の軸心を挟んで反対側は、他の2本の軸方向溝9b20の円周方向中央部となる。従って、ゲート24を一つの軸方向溝9b20の円周方向位置に配することにより、他の軸方向溝9b20の円周方向中央部にウェルドラインWが形成される。
その後、金型から樹脂成形品を取り出す。この樹脂成形品は、図11に示すように、ランナ内で固化したランナ樹脂部28とシール部材9とが一体になっている。この樹脂成形品のランナ樹脂部28とシール部材9との境界部(すなわちゲート部P)には、図12に示すように、V字溝29a,29bが形成される。具体的には、ランナ樹脂部28の上面28aのシール部材9側端部に設けられた傾斜部28bと、シール部材9の外周面9b1の上端に形成された面取り部9cとで、ゲート部Pの上端部にV字溝29aが形成される。また、ランナ樹脂部28の下面に設けられた傾斜部28cと、シール部材9の外周面9b1とで、ゲート部Pの下端部にV字溝29bが形成される。
上記のようなランナ樹脂部28とシール部材9との一体品を、ゲート部Pで切断して分離する。具体的には、ランナ樹脂部28を固定した状態でシール部材9に下向きの負荷を加え(図11(a)参照)、ゲート部Pを折り曲げることにより(図11(b)参照)、ゲート部Pが切断され、ランナ樹脂部28とシール部材9とが分離される(図11(c)参照)。このとき、ゲート部Pの上端部、すなわちゲート部Pを折り曲げたときに引き伸ばされる側にV字溝29aが形成されることにより、このV字溝29aを起点としてゲート部Pが切断されるため、ランナ樹脂部28及びシール部材9の一体品をゲート部Pで正確に切断することができる。また、ゲート部Pの下端部、すなわちゲート部Pを折り曲げたときに圧縮される側にもV字溝29bが形成されることにより、このV字溝29bを起点としてゲート部Pが折り曲げられるため、上記一体品をゲート部Pでより正確に切断することができる。
ランナ樹脂部28から分離されたシール部材9には、ゲート部Pの切断によるゲート跡24’が形成される(図7参照)。上記のように、ゲート部Pを折り曲げにより切断することで、例えば型開きと同時にゲート部Pを引きちぎる場合のように、ゲート跡24’が引き伸ばされることがない。特に、上記のように成形品を金型から取り出した後にゲートカットを行うことにより、樹脂を完全に固化させた状態でゲート部Pを切断することができるため、ゲート跡24’が引き伸ばされる事態をより確実に防止できる。以上により、ゲート部Pで正確に切断することができるため、切断後に後処理加工を施さなくても、ゲート跡24’がシール部材9の外部側端面(上側端面9a3)よりも上方に突出する事態が回避され、ゲート跡24’とディスクハブ3との干渉を防止できる。尚、ゲート部Pを切断した後、ゲート跡24’に後処理加工を施しても良く、この場合、シール部材9の外周面9b1(面取り部9c)に後処理加工されたゲート跡24’が残る。
上記のようにして形成されたシール部材9は、図2に示すように、軸受スリーブ8の外周上端に圧入固定される。具体的には、シール部材9の第2シール部9bの内周面9b2が軸受スリーブ8の外周面8dに上方から圧入される。これにより、第2のシール空間S2を形成する第2シール部9bの外周面9b1を、軸受スリーブ8の外周面8dに倣わせることができる。従って、軸受スリーブ8の外周面8dを高精度に形成することで、シール部材9の外周面9b1の寸法精度を高めることができ、これにより第2のシール空間S2の容積を高精度に設定できる。また、上記のように、脆弱なウェルドラインW形成部を、シール部材9の薄肉部(第1シール部9aの径方向溝9a10、及び、第2シール部9bの軸方向溝9b20)を避けた位置に形成することで、シール部材9に、局部的に強度の低い部分が形成されることを回避でき、圧入による損傷を防止できる。
シール部材9を軸受スリーブ8に固定した状態では、シール部材9の第1シール部9aの下側端面9a1は軸受スリーブ8の上側端面8cと当接し、第2シール部9bの下側端面は所定の軸方向隙間11を介してハウジング7の段差面7dと対向する。また、第1シール部9aの内周面9a2と軸部2aの外周面2a1との間に所定容積の第1のシール空間S1が形成されると共に、第2シール部9bの外周面9b1とハウジング7の大径部7bの内周面7b1との間に所定容積の第2のシール空間S2が形成される。本実施形態では、第1シール部9aの内周面9a2およびハウジング7の大径部7bの内周面7b1は、何れも上方を拡径させたテーパ面状に形成され、そのため第1および第2のシール空間S1,S2は下方に向かって漸次縮小したテーパ形状を呈する。
このとき、第1シール部9aの下側端面9a1と軸受スリーブ8の上側端面8cとの間、及び、第2シール部9bの内周面9b2と軸受スリーブ8の外周面8dとの間には、第1のシール空間S1と第2のシール空間S2とを連通する連通路12が形成される。具体的には、第1シール部9aの下側端面9a1に形成された径方向溝9a10と軸受スリーブ8の上側端面8cとで径方向の連通路12aが形成される(図2参照)と共に、第2シール部9bの内周面9b2に形成された軸方向溝9b20と軸受スリーブ8の外周面8dに形成された軸方向溝8d1とで軸方向の連通路12bが形成される(図4参照)。
連通路12は、両シール空間S1,S2内の潤滑油の圧力バランスを適正範囲に保つために、所定以上の流路面積が必要となる。しかし、上記のように第2シール部9bに軸方向溝9b20を形成すると、部分的に薄肉になって強度低下を招く恐れがあるため、むやみに軸方向溝9b20の大きさ(深さや円周方向幅)を大きくすることはできない。特に、第2シール部9bは軸受スリーブ8に圧入されることにより大きな負荷を受けるため、なるべく強度を確保する必要がある。そこで、上記のように、第2シール部9bの軸方向溝9b20と軸受スリーブ8の軸方向溝8d1とで協働して軸方向の連通路12bを形成することで、第2シール部9bの軸方向溝9b20の大きさを抑えてシール部材9の強度を確保しながら、軸方向の連通路12bの流路面積を確保することができる。
以上のようにして、シール部材9で密封されたハウジング7の内部空間に、軸受スリーブ8の内部気孔を含め、潤滑油(例えばエステル系潤滑油)を充満させることにより、図2に示す流体動圧軸受装置1が完成する。
軸部材2が回転すると、軸受スリーブ8の内周面8aのラジアル軸受面と軸部2aの外周面2a1との間にラジアル軸受隙間が形成される。また、軸受スリーブ8の下側端面8bのスラスト軸受面とフランジ部2bの上側端面2b1との間、及び、ハウジング7の内底面7c1のスラスト軸受面とフランジ部2bの下側端面2b2との間に、それぞれスラスト軸受隙間が形成される。そして、軸部材2の回転に伴い、ラジアル軸受面の動圧溝8a1,8a2により上記ラジアル軸受隙間に潤滑油の動圧が発生し、軸部材2の軸部2aが上記ラジアル軸受隙間内に形成される潤滑油の油膜によってラジアル方向に回転自在に非接触支持される。これにより、軸部材2をラジアル方向に回転自在に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1と第2ラジアル軸受部R2とが構成される。同時に、スラスト軸受面の動圧溝により上記スラスト軸受隙間に潤滑油の動圧が発生し、軸部材2が上記スラスト軸受隙間内に形成される潤滑油の油膜によってスラスト方向に回転自在に非接触支持される。これにより、軸部材2を両スラスト方向に回転自在に非接触支持する第1スラスト軸受部T1と第2スラスト軸受部T2とが構成される。
また、軸部材2の回転時には、上述のように、第1および第2のシール空間S1、S2が、ハウジング7の内部側に向かって漸次縮小したテーパ形状を呈しているため、両シール空間S1、S2内の潤滑油は毛細管力による引き込み作用により、シール空間が狭くなる方向、すなわちハウジング7の内部側に向けて引き込まれる。これにより、ハウジング7の内部からの潤滑油の漏れ出しが効果的に防止される。また、シール空間S1、S2は、ハウジング7の内部空間に充填された潤滑油の温度変化に伴う容積変化量を吸収するバッファ機能を有し、想定される温度変化の範囲内では、潤滑油の油面は常にシール空間S1、S2内にある。
上述したように、上側の動圧溝8a1は軸方向非対称に形成されている(図3参照)ため、軸部材2の回転時、ラジアル軸受隙間の潤滑油を下方に押し込む力が生じ、これにより第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受隙間→軸受スリーブ8の軸方向溝8d1によって形成される流体通路→シール部材9と軸受スリーブ8との間の連通路12という経路を循環させることができる。これにより、潤滑油の圧力バランスが保たれると同時に、局部的な負圧の発生に伴う気泡の生成、気泡の生成に起因する潤滑油の漏れや振動の発生等の問題を解消することができる。また、上記の循環経路には、第1のシール空間S1が連通し、さらに軸方向隙間11を介して第2のシール空間S2が連通しているので、何らかの理由で潤滑油中に気泡が混入した場合でも、気泡が潤滑油に伴って循環する際にシール空間S1、S2内の潤滑油の油面から外気に排出されるため、気泡による悪影響をより一層効果的に防止できる。
本発明は上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記実施形態と同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。
本発明は、図13に示すような流体動圧軸受装置31に適用することもできる。この流体動圧軸受装置31は、シール部材39の内周面39aと軸部材2の外周面に形成されたテーパ面2a2との間にシール空間Sが形成され、シール部材39の外周面39cがハウジング7の内周面7a1に固定される。シール部材39の外周面39cとハウジング7の内周面7a1とは、これらを隙間嵌合させた状態で、その嵌合隙間内で接着剤Gを固化させる、いわゆる隙間接着により固定される(図14参照)。シール部材39の下側端面39bは、軸受スリーブ8の上側端面8cに当接し、ハウジング7の内部に満たされた潤滑油と接触する。軸受スリーブ8の下側端面8bは、ハウジング7の内周面7a1の下端部に形成された段部7eに当接する。軸受スリーブ8の上側端面8cには径方向溝8c1が形成され、この径方向溝8c1により潤滑油の連通路が形成される。
シール部材39は、上記実施形態と同様、サイドゲートによる射出成形で形成され、図14に示すように、外周面39cにゲート跡40が形成される。ゲート跡40は、図15に示すように、シール部材39の上側端面39dの軸方向位置Xよりも下方で、且つ、シール部材39の外周面39cの径方向位置Yよりも内径側に設けられる。また、ゲート跡40は、ハウジング7の内部に満たされた潤滑油と接触しない位置、具体的には、シール部材39の外周面39cのうち、ハウジング7との固定面の内部側端部(図示例では下端部)を除く位置に形成される。本実施形態では、シール部材39の外周面39cの上端部に設けられた面取り部39eにゲート跡40が形成される。このように、ゲート跡40をシール部材39の上側端面39dの軸方向位置Xよりも下方に設けることで、ゲート跡40とディスクハブ3との干渉を防止できる。また、ゲート跡40をシール部材39の外周面39cよりも内径側に設けることで、ゲート跡40とハウジング7の内周面7a1との干渉を防止できる。
以上の実施形態では、軸受スリーブ8にヘリングボーン形状やスパイラル形状の動圧溝からなる動圧発生部が形成されているが、これに限らず、他の形状の動圧溝を形成したり、軸受スリーブ8の内周面8aを複数の円弧を組み合わせた多円弧形状とすることにより、動圧発生部を構成してもよい。また、軸受スリーブ8の内周面8a及び下側端面8bやハウジング7の内底面7c1に動圧発生部を形成する替わりに、これらの面と軸受隙間を介して対向する部材(軸部材2の軸部2aの外周面2a1及びフランジ部2bの両端面2b1,2b2)に動圧発生部を形成してもよい。さらには、軸受スリーブ8の内周面8a及び軸部材2の軸部2aの外周面2a1の双方を円筒面状とした、いわゆる真円軸受を構成してもよい。この場合、動圧作用を積極的に発生させる動圧発生部は形成されないが、軸部2aの僅かな振れ回りにより動圧作用が発生する。
1 流体動圧軸受装置
2 軸部材
3 ディスクハブ
7 ハウジング
8 軸受スリーブ
9 シール部材
9a 第1シール部
9a10 径方向溝
9b 第2シール部
9b20 軸方向溝
9c 面取り部
24’ ゲート跡
21 固定型
22 可動型
23 キャビティ
24 ゲート
29a,29b V字溝
P ゲート部
R1,R2 ラジアル軸受部
T1,T2 スラスト軸受部
S1,S2 シール空間
W ウェルドライン

Claims (12)

  1. 軸部材と、内周に軸部材が挿入された軸受部材と、軸受部材の開口部に固定され、軸受部材の内部に満たされた潤滑油をシールするシール部材と、軸部材の外周面と軸受部材の内周面との間のラジアル軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用により軸部材をラジアル方向に支持するラジアル軸受部とを備えた流体動圧軸受装置であって、
    シール部材が、サイドゲートから樹脂を射出して形成された射出成形品であり、前記サイドゲートによるゲート跡がシール部材の外部側端面の軸方向位置を越えていないことを特徴とする流体動圧軸受装置。
  2. シール部材の外周面のうち、潤滑油と接触しない位置に前記ゲート跡が形成された請求項1記載の流体動圧軸受装置。
  3. シール部材の外周面で、潤滑油をシールするシール空間を形成し、このシール部材の外周面のうち、シール空間内の油面よりも大気側に前記ゲート跡が形成された請求項2記載の流体動圧軸受装置。
  4. シール部材の内部側端面が潤滑油に接触すると共に、シール部材の外周面が軸受部材に固定され、シール部材の外周面のうち、軸受部材との固定面の内部側端部を除く位置に前記ゲート跡が形成された請求項2記載の流体動圧軸受装置。
  5. 前記ゲート跡が、軸受部材との固定面よりも内径側に形成された請求項4記載の流体動圧軸受装置。
  6. シール部材の外周面の上端に面取り部を形成し、この面取り部に前記ゲート跡を設けた請求項1〜4の何れか記載の流体動圧軸受装置。
  7. シール部材の外部側端面に撥油剤が塗布された請求項1〜6の何れか記載の流体動圧軸受装置。
  8. 前記ゲート跡に、ゲート部切断後の処理加工が施されていない請求項1〜7の何れか記載の流体動圧軸受装置。
  9. 前記ゲート跡の円周方向寸法が軸方向寸法よりも大きい請求項1〜8の何れか記載の流体動圧軸受装置。
  10. 軸部材と、内周に軸部材が挿入され、少なくとも軸方向一方を開口した軸受部材と、軸受部材の開口部に固定され、軸受部材の内部空間に満たされた潤滑油をシールするシール部材と、軸部材の外周面と軸受部材の内周面との間のラジアル軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用により軸部材をラジアル方向に支持するラジアル軸受部とを備えた流体動圧軸受装置を製造するための方法であって、
    シール部材を樹脂で射出成形するにあたり、シール部材の外周面を成形する成形面に設けたサイドゲートを介して、ランナからキャビティに溶融樹脂を射出するステップと、樹脂が固化した後、ランナ内で固化したランナ樹脂部とシール部材とが一体となった樹脂成形品を金型から取り出すステップと、ランナ樹脂部とシール部材とを分離するステップとを有する流体動圧軸受装置の製造方法。
  11. 金型から取り出した樹脂成形品のランナ樹脂部とシール部材との境界部を折り曲げることにより、ランナ樹脂部とシール部材とを分離する請求項10記載の流体動圧軸受装置の製造方法。
  12. 金型から取り出した樹脂成形品のうち、ランナ樹脂部とシール部材の外周面との境界部にV字溝を設ける請求項10又は11記載の流体動圧軸受装置用の製造方法。
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