JP2011163366A5 - 防振装置および防振装置の製造方法 - Google Patents
防振装置および防振装置の製造方法 Download PDFInfo
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Description
本発明は、農業用機械や建設用機械のキャビンマウントやエンジンマウント等として用いられる防振装置および防振装置の製造方法に関する。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、第一取付部材とブラケット部材とのガタツキに伴う異音や第一取付部材の破損を抑制することができ、また、防振部材を交換せずに第一取付部材とブラケット部材との間の緩衝部分(カラー)だけを交換することが可能であり、メンテナンス費用を低く抑えることができ、さらに、防振部材及びブラケット部材の組み合わせを容易に変更することができる防振装置および防振装置の製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係る防振装置は、振動発生体および振動受体のうちの何れか一方に連結されるブラケット部材と、該ブラケット部材に設けられた被嵌合部の内側に嵌合されて前記ブラケット部材を介して前記振動発生体および振動受体のうちの何れか一方に連結される筒状の第一取付部材、前記振動発生体および振動受体のうちの何れか他方に連結される第二取付部材、及び、前記第一取付部材と前記第二取付部材を弾性的に連結する弾性体、を有する防振部材と、を備える防振装置において、前記被嵌合部の内周面と前記第一取付部材の外周面との間に、前記被嵌合部に内装されていると共に前記第一取付部材に外装されたカラーが介在され、前記第一取付部材の軸方向の端面同士を互いに向かい合わせにして配置された一対の前記防振部材と、該一対の防振部材を軸方向両側から挟持する一対の挟持部材と、筒状に形成された前記第二取付部材の内側に挿通されて前記一対の挟持部材を連結する締結部材と、が備えられ、前記一対の防振部材の各第一取付部材に、径方向外側に向けて突出されたフランジ部がそれぞれ設けられ、前記締結部材を締め込んで前記一対の挟持部材を軸方向内側にそれぞれ押し込むことにより、前記フランジ部の間に前記ブラケット部材が挟み込まれて前記一対の防振部材が前記ブラケット部材に保持されていると共に、前記一対の挟持部材を介して前記弾性体が予圧縮され、前記カラーが前記被嵌合部の内側に、緩挿されて前記カラーの外周面と前記被嵌合部の内周面とが接着、若しくは圧入され、前記第一取付部材が前記カラーの内側に、緩挿されて前記第一取付部材の外周面と前記カラーの内周面とが接着、若しくは圧入されていることを特徴としている。
本発明に係る防振装置の製造方法は、前記カラーを前記被嵌合部の内側に、緩挿し前記カラーの外周面と前記被嵌合部の内周面とを接着、若しくは圧入する工程と、前記防振部材の前記第一取付部材を前記カラーの内側に、緩挿し前記第一取付部材の外周面と前記カラーの内周面とを接着、若しくは圧入して、前記ブラケット部材に一対の前記防振部材をそれぞれ組み付ける工程と、前記ブラケット部材に組み付けられた一対の前記防振部材を、前記一対の挟持部材により軸方向両側から挟持する工程と、前記締結部材を、前記第二取付部材の内側に挿通して締め込んで前記一対の挟持部材を介して一対の前記防振部材を圧縮し、これら一対の防振部材の各前記第一取付部材のフランジ部で前記ブラケット部材を挟み込む工程と、を有することを特徴としている。
本発明に係る防振装置の製造方法は、前記カラーを前記被嵌合部の内側に、緩挿し前記カラーの外周面と前記被嵌合部の内周面とを接着、若しくは圧入する工程と、前記防振部材の前記第一取付部材を前記カラーの内側に、緩挿し前記第一取付部材の外周面と前記カラーの内周面とを接着、若しくは圧入して、前記ブラケット部材に一対の前記防振部材をそれぞれ組み付ける工程と、前記ブラケット部材に組み付けられた一対の前記防振部材を、前記一対の挟持部材により軸方向両側から挟持する工程と、前記締結部材を、前記第二取付部材の内側に挿通して締め込んで前記一対の挟持部材を介して一対の前記防振部材を圧縮し、これら一対の防振部材の各前記第一取付部材のフランジ部で前記ブラケット部材を挟み込む工程と、を有することを特徴としている。
さらに、一対の防振部材を備えるサンドイッチ型の防振装置において、カラーによってブラケット部材の被嵌合部の内周面と第一取付部材の外周面との間が緩衝され、また、カラーが磨耗したり破損したりしても防振部材を交換することなくカラーだけを交換するだけでよく、さらに、カラーの形状を変更することで様々な形状の第一取付部材及び被嵌合部を組み合わせることが可能である。
また、前記カラーが前記被嵌合部の内側に圧入されているので、カラーとブラケット部材とのガタツキが抑えられ、径方向大荷重の入力時におけるカラーとブラケット部材の衝突が防止される。また、カラーを被嵌合部の内側に圧入することでブラケット部材とカラーが固定されるので、防振装置の組立作業が容易となる。
また、前記第一取付部材が前記カラーの内側に圧入されているので、第一取付部材とカラーとのガタツキが抑えられ、径方向大荷重の入力時における第一取付部材とカラーの衝突が防止される。また、第一取付部材をカラーの内側に圧入することで第一取付部材とカラーが固定されるので、防振装置の組立作業が容易となる。
次に、図2(b)に示すように、上記したカラー6の内側に外筒20A,20Bを圧入して、ブラケット部材3に一対の防振部材2A,2Bをそれぞれ組み付ける。詳しく説明すると、上側の防振部材2Aの外筒20Aをブラケット部材3の上方からカラー6内に圧入するとともに、下側の防振部材2Bの外筒20Bをブラケット部材3の下方からカラー6内に圧入する。これにより、一対の防振部材2A,2Bの各外筒20A,20Bがカラー6を介してブラケット部材3の被嵌合部30の内側に嵌合され、一対の防振部材2A,2Bがブラケット部材3にそれぞれ保持される。このとき、一対の防振部材2A,2Bの内筒21A,21Bの軸方向内側の端面同士が離間されており、また、一対の防振部材2A,2Bの各外筒20A,20Bのフランジ部23A,23Bがブラケット部材3の表面に当接されている。
Claims (2)
- 振動発生体および振動受体のうちの何れか一方に連結されるブラケット部材と、
該ブラケット部材に設けられた被嵌合部の内側に嵌合されて前記ブラケット部材を介して前記振動発生体および振動受体のうちの何れか一方に連結される筒状の第一取付部材、前記振動発生体および振動受体のうちの何れか他方に連結される第二取付部材、及び、前記第一取付部材と前記第二取付部材を弾性的に連結する弾性体、を有する防振部材と、
を備える防振装置において、
前記被嵌合部の内周面と前記第一取付部材の外周面との間に、前記被嵌合部に内装されていると共に前記第一取付部材に外装されたカラーが介在され、
前記第一取付部材の軸方向の端面同士を互いに向かい合わせにして配置された一対の前記防振部材と、該一対の防振部材を軸方向両側から挟持する一対の挟持部材と、筒状に形成された前記第二取付部材の内側に挿通されて前記一対の挟持部材を連結する締結部材と、が備えられ、
前記一対の防振部材の各第一取付部材に、径方向外側に向けて突出されたフランジ部がそれぞれ設けられ、
前記締結部材を締め込んで前記一対の挟持部材を軸方向内側にそれぞれ押し込むことにより、前記フランジ部の間に前記ブラケット部材が挟み込まれて前記一対の防振部材が前記ブラケット部材に保持されていると共に、前記一対の挟持部材を介して前記弾性体が予圧縮され、
前記カラーが前記被嵌合部の内側に、緩挿されて前記カラーの外周面と前記被嵌合部の内周面とが接着、若しくは圧入され、
前記第一取付部材が前記カラーの内側に、緩挿されて前記第一取付部材の外周面と前記カラーの内周面とが接着、若しくは圧入されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1に記載の防振装置を製造する防振装置の製造方法であって、
前記カラーを前記被嵌合部の内側に、緩挿し前記カラーの外周面と前記被嵌合部の内周面とを接着、若しくは圧入する工程と、
前記防振部材の前記第一取付部材を前記カラーの内側に、緩挿し前記第一取付部材の外周面と前記カラーの内周面とを接着、若しくは圧入して、前記ブラケット部材に一対の前記防振部材をそれぞれ組み付ける工程と、
前記ブラケット部材に組み付けられた一対の前記防振部材を、前記一対の挟持部材により軸方向両側から挟持する工程と、
前記締結部材を、前記第二取付部材の内側に挿通して締め込んで前記一対の挟持部材を介して一対の前記防振部材を圧縮し、これら一対の防振部材の各前記第一取付部材のフランジ部で前記ブラケット部材を挟み込む工程と、
を有することを特徴とする防振装置の製造方法。
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JP2010023513A JP5572414B2 (ja) | 2010-02-04 | 2010-02-04 | 防振装置の製造方法 |
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JP2010023513A JP5572414B2 (ja) | 2010-02-04 | 2010-02-04 | 防振装置の製造方法 |
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JP2011163366A5 true JP2011163366A5 (ja) | 2013-03-21 |
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