JP6934345B2 - 防振マウント及びその組付け方法 - Google Patents

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本発明は、防振技術に係る防振マウントとその組付け方法に関する。
自動車等の車両において駆動系のプロペラシャフトを保持するセンターベアリングサポートはブラケットに保持され、ブラケットは車体側に取付ボルトで締結され、ブラケットと取付ボルトの間には振動の絶縁などを目的として防振マウントが組み付けられている。
従来技術としては図3に示すように、アッパーブッシュ52、ロアーブッシュ53、スリーブ54および菊型ワッシャ55を有する防振マウント51が知られており、この防振マウント51は以下の手順で組み付けられる。
すなわち、車体側61から下方へ向けて突出した状態の取付ボルト62の外周に、上記防振マウント51の構成部品のうちのロアーブッシュ53以外のアッパーブッシュ52、スリーブ54および菊型ワッシャ55を取り付け、菊型ワッシャ55にて仮止めする。
次いで図示するように、アッパーブッシュ52との間にブラケット63を挟み込みつつロアーブッシュ53を取り付け、その後、ボルト62にナット64を螺合するなどしてボルト62を締め付けて防振マウント51をボルト62の軸方向に圧縮する。
尚、ブラケット63の平面上には予め、取付ボルト62や防振マウント51を取り付けるための切り欠きなどよりなる装着部65が設けられている。
実開平5−65640号公報
しかしながら、上記従来技術には、以下の点で改良の余地がある。
すなわち上記従来技術では、ブラケット63および取付ボルト62間に防振マウント51を組み付ける手順が上記したように、取付ボルト62の外周にロアーブッシュ53以外のアッパーブッシュ52、スリーブ54および菊型ワッシャ55を取り付ける工程と、ブラケット63を組み付ける工程と、ロアーブッシュ53を取り付ける工程と、ボルト62を締め付ける工程との4工程よりなる。菊型ワッシャ55にて取付ボルト62の外周にアッパーブッシュ52およびスリーブ54を仮止めしても、ロアーブッシュ53はこれを仮止めすることができず、後付けする必要がある。したがって組付け工程数が多く、組付けに手間がかかる不都合がある。
本発明は、ブラケットおよび取付ボルト間に防振マウントを組み付ける作業の作業性を向上することができる防振マウントとその組付け方法を提供することを課題とする。
ンターベアリングサポートを保持するブラケットと前記ブラケットを車体側に取り付ける取付ボルトとの間に介装される防振マウントであって、前記取付ボルトを挿通する筒状部の一端外周にフランジ部を一体形成した断面L字状を呈する第1取付環、前記ブラケットを挟み込む第2取付環ならびに前記第1取付環の筒状部およびフランジ部と前記第2取付環との間に介装されたゴム状弾性体を有しているアッパーブッシュと、前記第1取付環の下側に配置され前記第1取付環と共に前記取付ボルトを挿通する筒状部の一端外周にフランジ部を一体形成した断面L字状を呈する第3取付環、前記第2取付環の下側に配置され前記第2取付環と共に前記ブラケットを挟み込む第4取付環ならびに前記第3取付環の筒状部およびフランジ部と前記第4取付環との間に介装されたゴム状弾性体を有しているロアーブッシュと、前記両筒状部の内周面に嵌められる筒状の剛材であり、前記両筒状部をそれぞれ軸方向スライド可能に保持する連結部材と、を備え、前記連結部材の軸方向の長さは、前記両筒状部の軸方向の長さ寸法の和の長さよりも短く、前記両筒状部は、前記フランジ部を一体形成しない側の端部同士の互いの突き当てによって前記取付ボルトの締め付け量および前記ゴム状弾性体の圧縮量を規定する。
上記防振マウントを前記ブラケットおよび前記取付ボルト間に組み付ける方法であって、当該防振マウントを前記ブラケットに取り付ける仮組み工程と、前記取付ボルトを前記両筒状部の内周側に挿通して締め付ける本組み工程と備え、前記仮組み工程では、前記両筒状部が互いに軸方向に離間した状態となるよう前記連結部材が前記両ブッシュを保持し、記本組み工程では、前記取付ボルトを締め付けたときにボルト締付け力で前記両筒状部が互いに近付く方向へスライドして互いに突き当てられる。
ラケットおよび取付ボルト間に防振マウントを組み付ける作業の作業性を向上することができる。
実施の形態に係る防振マウントをブラケットに取り付ける仮組み工程を終了した状態を示す断面図 取付ボルトを同防振マウントの内周側に挿通して締め付ける本組み工程を終了した状態を示す断面図 背景技術に係る防振マウントの断面図
図1は、実施の形態に係る防振マウント1をブラケット63に取り付ける仮組み工程を終了した状態を示し、図2は、取付ボルト62を防振マウント1の内周側に挿通して締め付ける本組み工程を終了した状態を示している。
図2に示すように防振マウント1は、センターベアリングサポートを保持するブラケット63とこのブラケット63を車体側61に取り付ける取付ボルト62との間に介装され、プロペラシャフトの回転時に生起される振動を車体側61に対して絶縁する機能を発揮する。
防振マウント1は、アッパーブッシュ11、ロアーブッシュ21および連結部材31を有している。
アッパーブッシュ11は、取付ボルト62を挿通する筒状部12aの一端外周にフランジ部12bを一体形成して断面略L字形を呈する第1取付環12と、ブラケット63を挟み込む平板状の第2取付環13と、両取付環12,13に加硫接着されて両取付環12,13間に介装された環状のゴム状弾性体14とを有している。
ロアーブッシュ21は、上記アッパーブッシュ11の第1取付環12の下側に配置され、この第1取付環12と共に取付ボルト62を挿通する筒状部22aの一端外周にフランジ部22bを一体形成して断面略L字形を呈する第3取付環22と、アッパーブッシュ11の第2取付環13の下側に配置され、この第2取付環13と共にブラケット63を挟み込む平板状の第4取付環23と、両取付環22,23に加硫接着されて両取付環22,23間に介装された環状のゴム状弾性体24とを有している。
アッパーブッシュ11およびロアーブッシュ21は、図示するように上下対称構造であるので、同一規格のブッシュを共用することが可能とされている。
連結部材31は、金属等の剛材によって筒状に成形されている。またこの連結部材31は、上記アッパーブッシュ11における第1取付環12の筒状部12aの内周側および上記ロアーブッシュ21における第3取付環22の筒状部22aの内周側に配置され、両筒状部12a,22aに対して緩み嵌めされ、両ブッシュ11,21をそれぞれ軸方向にスライド可能に保持する作用を発揮する。したがってこの連結部材31を介してアッパーブッシュ11およびロアーブッシュ21が互いに連結されるので、防振マウント1はそのすべての構成部品が仮止め段階で連結され、一体化されることになる。
尚、ブラケット63の平面上には予め、取付ボルト62や防振マウント1を取り付けるための切り欠きなどよりなる装着部65が設けられている。
上記構成の防振マウント1をブラケット63および取付ボルト62間に組み付けるに際しては、先ず図1に示すように、当該防振マウント1をブラケット63に取り付ける仮組み工程を実施し、この仮組み工程では、第1および第3取付環12,22の両筒状部12a,22aが互いに軸方向に離間した状態となるように連結部材31で両ブッシュ11,21を保持する。図では、離間による間隔を符号Lで示している。
次いで、図2に示すように、車体側61に先付けされ車体側61から下方へ向けて突出する取付ボルト62を両筒状部12a,22aの内周側へ相対に挿通して締め付ける本組み工程を実施し、この本組み工程では、取付ボルト62をナット64に対して締め付けたときにボルト締付け力で第1および第3取付環12,22の両筒状部12a,22aが互いに近付く方向へスライドし、互いに突き当てられ、この時点でボルト62による締付け完了とされる。したがって上記間隔Lは消失し、ゴム状弾性体14,24は圧縮された状態とされる。
以上のように当該組付け方法によれば、組付け作業が仮組み工程および本組み工程よりなる2工程とされ、本組み工程をボルト挿通工程とボルト締め工程との2つに分けて数えることにしても3工程とされる。防振マウント1はそのすべての構成部品が仮組み工程でブラケット63に取り付けられる。したがってブラケット63および取付ボルト62間に防振マウント1を組み付けるに際して、工程数を削減することができ、もって組付け作業の作業性を向上することができる。
1 防振マウント
11 アッパーブッシュ
12 第1取付環
12a,22a 筒状部
12b,22b フランジ部
13 第2取付環
14,24 ゴム状弾性体
21 ロアーブッシュ
22 第3取付環
23 第4取付環
31 連結部材
61 車体側
62 取付ボルト
63 ブラケット
64 ナット
65 装着部
L 間隔

Claims (4)

  1. センターベアリングサポートを保持するブラケットと前記ブラケットを車体側に取り付ける取付ボルトとの間に介装される防振マウントであって、
    前記取付ボルトを挿通する筒状部の一端外周にフランジ部を一体形成した断面L字状を呈する第1取付環、前記ブラケットを挟み込む第2取付環ならびに前記第1取付環の筒状部およびフランジ部と前記第2取付環との間に介装されたゴム状弾性体を有しているアッパーブッシュと、
    前記第1取付環の下側に配置され前記第1取付環と共に前記取付ボルトを挿通する筒状部の一端外周にフランジ部を一体形成した断面L字状を呈する第3取付環、前記第2取付環の下側に配置され前記第2取付環と共に前記ブラケットを挟み込む第4取付環ならびに前記第3取付環の筒状部およびフランジ部と前記第4取付環との間に介装されたゴム状弾性体を有しているロアーブッシュと、
    前記両筒状部の内周面に嵌められる筒状の剛材であり、前記両筒状部をそれぞれ軸方向スライド可能に保持する連結部材と、
    を備え、
    前記連結部材の軸方向の長さは、前記両筒状部の軸方向の長さ寸法の和の長さよりも短く、
    前記両筒状部は、前記フランジ部を一体形成しない側の端部同士の互いの突き当てによって前記取付ボルトの締め付け量および前記ゴム状弾性体の圧縮量を規定する、
    ことを特徴とする防振マウント。
  2. 前記アッパーブッシュのゴム状弾性体は、前記第1取付環と前記第2取付環との間に加硫接着され、
    前記ロアーブッシュのゴム状弾性体は、前記第3取付環と前記第4取付環との間に加硫接着されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の防振マウント。
  3. 前記第2取付環の内径は、前記第1取付環の外径よりも大きく、
    前記第4取付環の内径は、前記第3取付環の外径よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の防振マウント。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一に記載の防振マウントを前記ブラケットおよび前記取付ボルト間に組み付ける方法であって、
    当該防振マウントを前記ブラケットに取り付ける仮組み工程と、
    前記取付ボルトを前記両筒状部の内周側に挿通して締め付ける本組み工程と
    備え、
    前記仮組み工程では、前記両筒状部が互いに軸方向に離間した状態となるよう前記連結部材が前記両ブッシュを保持し、
    記本組み工程では、前記取付ボルトを締め付けたときにボルト締付け力で前記両筒状部が互いに近付く方向へスライドして互いに突き当てられる、
    ことを特徴とする防振マウントの組付け方法。
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