JP2011162150A - 船舶の減揺装置 - Google Patents

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Yasuo Ishiguro
安男 石黒
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Abstract

【課題】船舶の停泊時に貫通した筒を水中に該筒の下端部の開口部から水を入れながら垂直に降ろし、該筒の上側部を前記船に固定して一体化させたことで、振り子の様な横揺れとなる横移動には該筒が水を切る抵抗力と該筒の中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制される減揺装置を、停泊時の減揺だけではなく、航行時の巨大波にも迅速に対応出来る様にする事。
【解決手段】貫通した筒1を水中から船上に引き上げて航行するが、該筒を吊下げているロープ7をポール6から甲板30又は船底31に、滑車8と共に一旦U字状様に引き下げて、緊急時には前記滑車に設けた滑車解放機構により該滑車を甲板又は船底から外して解放し、一気に余長を生じさせて、巨大波との遭遇時にも素早く減揺装置の該筒を水中に降下出来るようにして転覆を防ぐようにしたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、船舶の減揺装置に関するものである。
本発明は、下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした特許第4441737号の船舶等の減揺装置において、
船の停泊時だけではなく、航行時においても突然の巨大波との遭遇時には簡単な操作で素早く減揺装置の筒を水中に降下させて転覆を防げるようにすることを提案するものである。
特許第4441737号 船舶等の減揺装置においては、停泊時の船舶の揺れを抑制することだけを目的としていた。
停泊時だけでなく、航行時に突然の巨大波との遭遇時においても簡単な操作で素早く減揺装置の筒を水中に降下させて転覆を防げるようにするものである。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採用した。
請求項1に係る発明は、 下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした船舶等の減揺装置において、
前記筒をロープで吊下げる為のポールの上端部と該上端部から横方向に前記筒の上まで伸ばした横棒の先端との夫々に取付けられた二つの滑車に掛けられたその間の前記ロープを一旦甲板又は船底付近までU字状様に引き下げる為の滑車を甲板又は船底付近に設けると伴に該滑車を甲板又は船底に留めている固定具を外してその固定位置から前記U字状様に引き下げられた部分のロープを解き放つことができる滑車固定解放機構を設けたことで船の航行中に巨大波との遭遇が察せられた時には前記滑車固定解放機構を速やかに作動させることで前記U字状様部分のロープが一気に自由な余長部となって緩み該ロープで吊り下げられていた前記筒も一気に水中に降下して転覆を防止出来る技術手段を採用した。
請求項2に係る発明は、 前記筒を吊下げている前記ロープを巻き取ることと逆に延ばして送り出すことを行うモーターの回転運動と連動したロープ巻取り部を緊急時に前記モーターの連動状態から切離して前記ロープ巻取り部を自由な回転自在状態にする連動状態切離し機構を設けたことで船の航行中に巨大波との遭遇が察せられた時には前記連動状態切離し機構を速やかに作動させることで前記筒の重量により前記ロープ巻取り部が前記ロープを送り出す方向に自然に回転して前記筒を水中に降下して転覆を防止出来る技術手段を採用した。
本発明は、停泊時だけでなく、航行時に突然の巨大波との遭遇時においても簡単な操作で素早く減揺装置の筒を水中に降下させて転覆を防げるものである。
は、本発明の側面図 は、図1の船体中央の甲板上に固定の滑車固定解放機構の部分拡大図 は、本発明の船体中央を一部断面とした側面図 は、本発明の側面図 は、図4の船体中央の甲板上に固定のロープ巻取機構の部分拡大図 は、図4の船体中央の甲板上に固定のロープ巻取機構の部分拡大図
発明の実施の態様を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1、は本発明の筒(1)を船(A)の中央部に設けてあり、筒(1)をロープ(7)で船(A)に引上げた実施図である。
図2は、船(A)の中央部の甲板(30)上の一部分を拡大した図で、甲板(30)に固定された2枚の滑車固定板(11)と滑車取付金具(17)に取り付けられた滑車(8)とが引き抜き可能なピン(12)により連結されており、該ピン(12)と船室(B)内に設けたピン引抜き用の握り部(16)とがワイヤー(15)で繋がれていて、何時でも該ピン(12)を引き抜いて、滑車(8)を甲板(30)から解き放てる構造である。また、滑車取付金具(17)の下部には細手のロープ(13)が取り付けられていて、該ロープ(13)は、まずロープ(13)の余長部分をポール(6)に設けたロープ掛け部(18)に掛けてから甲板(30)に固定されたロープ巻取器(14)に巻き取られていて、前記ピン(12)を引き抜いた時には前記のロープ掛け部(18)に掛けられていたロープ(13)が延びてからロープ巻取器(14)のロープ(13)が延びるもので、滑車(8)が甲板(30)から解放されて一定の高さまで上昇した時に、ロープ巻取器(14)がスピードを調整しながらロープ(13)を繰り出して筒(1)の落下による船体への衝撃を緩和させるものである。
図3、は水面(W)が大きく波打っている状態で、筒(1)を水中に降ろしたことで船の傾きを抑制して上下動のみの安定した姿勢を保っている実施図であるが、船室(B)内に設けたピン引抜き用の握り部(16)を矢印方向に引いてワイヤー(15)で繋がれたピン(12)を引き抜いた状態を表しており、ロープ(13)を甲板(30)までU字状様に引き下げる為の滑車(8)が甲板(30)から解き放たれており、さらに滑車取付金具(17)から下側には細手のロープ(13)が甲板(30)に固定されたロープ巻取器(14)によって一定の高さでバランスを保っているものである。
図4、は請求項2の本発明の筒(1)を船(A)の中央部に設けてあり、筒(1)をロープ(7)で船(A)に引き上げた実施図である。
図5は、船(A)の中央部の甲板(30)上に固定させたロープ(7)を巻き取る為のモーター(27)とロープ巻取り部(29)と該ロープ巻取り部のロックを解除する回転切離しフック(38)の機構部分のみを拡大した図で、回転軸(35)の回転運動をロープ巻取り部(29)が受け入れる状態を表している。
図6は、図5と同様の船(A)の中央部の甲板(30)上に固定させたロープ(7)を巻き取る為のモーター(27)とロープ巻取り部(29)と該ロープ巻取り部(29)のロックを解除する回転切離しフック(38)の機構部分のみを拡大した図であるが、図6では、回転切離しフック(38)が矢印方向に引かれた状態であり、ロープ巻取り部(29)が回転伝導用突起部(36)から外れて、さらに戻止め用ピン(37)
で回転の連動運動から外れてロープ巻取り部(29)が回転自在の自由状態でロープ(7)が延ばされた状態を表している。
1…筒
6…ポール
7…ロープ
8…滑車
11…滑車固定板
12…ピン
13…細手のロープ
14…細手ロープの巻取器
15…ワイヤー
16…握り部
17…滑車取付金具
18…細手ロープの余長部掛具
24…バネ
27…モーター
29…ロープ巻取り部
30…甲板
31…船底
35…回転軸
36…回転伝導用突起部
37…戻止め用ピン
38…回転切離しフック
39…フック回転軸ピン
40…フック握り部
A…船
B…船室
W…水面

Claims (2)

  1. 下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした船舶等の減揺装置において、 前記筒をロープで吊下げる為のポールの上端部と該上端部から横方向に前記筒の上まで伸ばした横棒の先端との夫々に取付けられた二つの滑車に掛けられたその間の前記ロープを一旦甲板又は船底付近までU字状様に引き下げる為の滑車を甲板又は船底付近に設けると伴に該滑車を甲板又は船底に留めている固定具を外してその固定位置から前記U字状様に引き下げられた部分のロープを解き放つことができる滑車固定解放機構を設けたことで船の航行中に巨大波との遭遇が察せられた時には前記滑車固定解放機構を速やかに作動させることで前記U字状様部分のロープが一気に自由な余長部となって緩み該ロープで吊り下げられていた前記筒も一気に水中に降下して転覆を防止出来るようにしたことを特徴とした船舶等の減揺装置。
  2. 前記筒を吊下げている前記ロープを巻き取ることと逆に延ばして送り出すことを行うモーターの回転運動と連動したロープ巻取り部を緊急時に前記モーターの連動状態から切離して前記ロープ巻取り部を自由な回転自在状態にする連動状態切離し機構を設けたことで船の航行中に巨大波との遭遇が察せられた時には前記連動状態切離し機構を速やかに作動させることで前記筒の重量により前記ロープ巻取り部が前記ロープを送り出す方向に自然に回転して前記筒を水中に降下出来るようにしたことを特徴とした船舶等の減揺装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103144748A (zh) * 2013-03-21 2013-06-12 徐积勉 能提高舰船耐波性能射击精度的舰底可伸缩重锤稳定装置
WO2022095905A1 (zh) * 2020-11-03 2022-05-12 孙德明 轮船抗倾覆阻尼摆

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