JP2011240900A - 船舶の減揺装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】船の航行時に、船内及び甲板上での作業に支障が生じることがなく、また小型の船舶では風の影響も受けない船舶の減揺装置を提供する。
【解決手段】航行時における減揺装置としての筒1の設置及び保管場所を船舶の舷外への設置又は、取り外して保管できるようにした事で、船室や甲板のスペースを占拠することなく、また、マストの様に上空にそびえることによる風の影響も改善され、更に、水中に設置した場合には、貫通した前記筒のなかを進行方向からの水が通過する為、該筒内の水の重量や水を切る抵抗力により船舶の上下動及び左右動を抑制するため、航行時においても船舶の減揺効果が得られる。
【選択図】図8
【解決手段】航行時における減揺装置としての筒1の設置及び保管場所を船舶の舷外への設置又は、取り外して保管できるようにした事で、船室や甲板のスペースを占拠することなく、また、マストの様に上空にそびえることによる風の影響も改善され、更に、水中に設置した場合には、貫通した前記筒のなかを進行方向からの水が通過する為、該筒内の水の重量や水を切る抵抗力により船舶の上下動及び左右動を抑制するため、航行時においても船舶の減揺効果が得られる。
【選択図】図8
Description
本発明は、船舶の減揺装置に関するものである。
本発明は、下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした特許第4441737号の船舶等の減揺装置において、船の航行時に、船上での作業や構造上の不利が生じない無い様に前記筒を、支障の少ない場所に保管又は設置出来る様にすること、若しくは、有効に利用できる様にすることを提案するものである。
特許第4441737号 船舶等の減揺装置においては、船の航行時等の未使用時には、船の中央部等に前記筒を、マストの様に垂直に長く延ばした構造である。
、船の航行時には、船の中央部に前記筒を、マストの様に垂直に長く延ばした構造で、船内及び甲板上での作業に支障が生じることが想定され、また、小型の船舶では風の影響も受ける。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採用した。
請求項1に係る発明は、 下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした船舶等の減揺装置において、前記筒を航行時等の未使用時には甲板及び船底等から取外せると伴に停泊時には該筒を再度甲板及び船底等に取り付けが出来る様に脱着自在にした技術手段を採用した。
請求項2に係る発明は、 前記筒を航行時等の減揺未使用時には船の縁の外側に水面よりも上位置で両端部を船首と船尾の夫々に平行にして向けた水平状態にして設置して停泊時等の減揺使用時には該筒が時計の針の様に回転自在となって片側端部から水中深くに沈めて垂直状態とするための回転自在の支点を前記船の船体もしくわ該船体の連結部に設けて該筒の任意の1点と連結させることと該筒の片側端部が水中深く沈み垂直状態で上側となった反対端部を前記船の船体もしくは該船体の連結部に固定して前記船と前記筒とが固定されて一体化出来る技術手段を採用した。
請求項3に係る発明は、 貫通した筒を船外の水中で両端部を船首と船尾の夫々に平行にして向けた水平状態にして設け航行時には進行方向からの水が該筒の中を通過するようにした技術手段を採用した。
本発明は、航行時における前記筒の設置及び保管場所を船舶の用途及び構造に応じて、船外への設置又は、取り外して保管できるようにした事で、船室や甲板のスペースを占拠することなく、また、マストの様に上空にそびえることによる風の影響も改善され、更に、水中に設定した場合には、貫通した前記筒のなかを進行方向からの水が通過する為、該筒内の水の重量や水を切る抵抗力による船舶の上下動及び左右動が抑制するため航行時においても船舶の減揺が図れることとなった。
発明の実施の態様を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1及び図2・図3は、本発明の筒(1)をカヤックに装着する実施例で、減揺未使用時には、船体から完全分離して、支障の少ないスペースに保管できる脱着自在にしたもので、さらにこの図では、短くして携帯できる差し込み式の釣竿方式の筒(1)であり、分割端同士はチェーン(52)繋げられている。図1では、取り外した筒(1)が二つに分けられて、カヤック(K)の上にゴムバンド(56)で留め置かれている。図2は、筒(1)を1本に繋いでまとめ、カヤック(K)上部の中央のネジ穴式の上部差込穴(54)から船底の下部差込穴(55)を通して水中に垂直にしずめてから、筒(1)上部のネジ部(53)でネジ留めして固定している。図3は、図2の一部破断図で、上部差込穴(54)と船底の下部差込穴(55)の間に蛇腹状の筒(57)を設けていて、船内への浸水を防ぎ、減揺未使用時には、蛇腹状の筒(57)の上から蓋をして船底に押し下げて固定することも可能である。
図1及び図2・図3は、本発明の筒(1)をカヤックに装着する実施例で、減揺未使用時には、船体から完全分離して、支障の少ないスペースに保管できる脱着自在にしたもので、さらにこの図では、短くして携帯できる差し込み式の釣竿方式の筒(1)であり、分割端同士はチェーン(52)繋げられている。図1では、取り外した筒(1)が二つに分けられて、カヤック(K)の上にゴムバンド(56)で留め置かれている。図2は、筒(1)を1本に繋いでまとめ、カヤック(K)上部の中央のネジ穴式の上部差込穴(54)から船底の下部差込穴(55)を通して水中に垂直にしずめてから、筒(1)上部のネジ部(53)でネジ留めして固定している。図3は、図2の一部破断図で、上部差込穴(54)と船底の下部差込穴(55)の間に蛇腹状の筒(57)を設けていて、船内への浸水を防ぎ、減揺未使用時には、蛇腹状の筒(57)の上から蓋をして船底に押し下げて固定することも可能である。
図4は、減揺未使用時に船(A)の縁の両外側に本発明の筒(1)を水平にして水上に吊り下げた実施例を表した側面図で、船(A)の中央部の船縁付近と後部の船縁付近に設けているロープ巻取ドラム(33)でロープ(34)を巻き取って筒(1)が引き上げられていて、更に筒(1)と回転支点(5)で連結された水平枠板(11)を船(A)の船体から上げ下げ自在に吊り下げている軸板(12)の内側軸板上部(13)が嵌っている一部が円周状のガイド枠(22)に設けられたバネ式の戻止め(23)を通過することで自動的に前記内側軸板上部(13)が固定されることで、軸板(12)及び水平枠板(11)更に筒(1)が現状位置に固定された状態である。
図5は、船(A)の先端側から筒(1)を船体と繋げていた引っ掛け様のフックを設けた引っ掛け具(41)を筒(1)の掛かり用リング(31)から外し、更にガイド枠(22)に設けられた戻止め解除ボタン(24)により戻止め(23)を解除してからロープ(34)を延ばして水平枠板(11)を下げると伴に船首側の筒(1)端を水中に沈めている状態から、完全に垂直状態となったところであり、水平枠板(11)が完全に下がった状態になった時には、前記水平枠板(11)を吊り下げている軸板(12)の内側軸板上部(13)が嵌っている一部が円周状のガイド枠(22)に設けられたバネ式の戻止め(23)を通過することで自動的に前記内側軸板上部(13)が固定されることで、軸板(12)及び水平枠板(11)が固定される。また、垂直状態となった筒(1)も図6の部分図で表示のとおり、筒(1)上部に該筒(1)の回転方向向きで船(A)壁面と平行の面にして固着させた嵌り板(15)と、船体から回転自在に突き延ばして軸板(12)を支えている軸棒(14)の内で前記筒(1)が垂直状態に向かって出会う船(A)中央部の軸棒(14)に船(A)壁面と面が直角になる様に軸棒(14)沿わして固着させた嵌り板用ガイド板(17)と該嵌り板用ガイド板(17)の奥側に嵌り板挟み込み部(16)を設けてあり、前記筒(1)が垂直状態になって前記筒(1)の上部先端部の嵌り板(15)が嵌り板用ガイド板(17)の奥側の嵌り板挟み込み部(16)に達した時点で前記嵌り板挟み込み部(16)と前記嵌り板(15)の双方に設けた穴(18)にピン(19)差し込んで固定するものである。
図7及び図8・図9は、船(A)の縁の両外側から本発明の筒(1)を水中に水平にして吊り下げた実施例を表したもので、図7は正面図、図8は側面図、図9は平面図である。前記の図5及び図6では、筒(1)を垂直にして沈めていたが、図7及び図8・図9では、船(A)の先端側から引っ掛け具(41)を筒(1)の掛かり用リング(31)に掛けて筒(1)を船体と繋げていて、船(A)が船首となる矢印の方向へ航行していることを表しており。流水が筒(1)の中を通過することとなる。
1…筒
5…回転支点
11…水平枠板
12…軸板
13…内側軸板上部
14…軸棒
15…嵌り板
16…嵌り板挟み込み部
17…嵌り板用ガイド板
18…穴
19…ピン
21…レール
22…ガイド枠
23…戻止め
24…戻止め解除ボタン
25…軸とめ部
26…ガイド用横軸
27…ガイド用縦軸
31…掛かり用リング
33…ロープ巻取りドラム
34…ロープ
35…ロープ掛用リング
41…引っ掛け具
42…ナット
43…バネ
52…チェーン
53…ネジ部
54…上部差込穴
56…ゴムバンド
57…蛇腹状の筒
A…船
K…カャック
W…水面
5…回転支点
11…水平枠板
12…軸板
13…内側軸板上部
14…軸棒
15…嵌り板
16…嵌り板挟み込み部
17…嵌り板用ガイド板
18…穴
19…ピン
21…レール
22…ガイド枠
23…戻止め
24…戻止め解除ボタン
25…軸とめ部
26…ガイド用横軸
27…ガイド用縦軸
31…掛かり用リング
33…ロープ巻取りドラム
34…ロープ
35…ロープ掛用リング
41…引っ掛け具
42…ナット
43…バネ
52…チェーン
53…ネジ部
54…上部差込穴
56…ゴムバンド
57…蛇腹状の筒
A…船
K…カャック
W…水面
本発明は、下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした特許第4441737号の船舶等の減揺装置において、船の航行時に、船上での作業や構造上の不利が生じない様に前記筒を、支障の少ない場所に保管又は設置出来る様にすること、若しくは、有効に利用できる様にすることを提案するものである。
船の航行時には、船の中央部に前記筒を、マストの様に垂直に長く延ばした構造で、船内及び甲板上での作業に支障が生じることが想定され、また、小型の船舶では風の影響も受ける。
請求項1に係る発明は、 下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした船舶等の減揺装置において、前記筒を航行時等の未使用時には前記船の甲板及び船底等から一旦は完全に取外せると伴に停泊時には該筒を再度甲板及び船底等に取り付けが出来る様に脱着自在にした技術手段を採用した。
請求項2に係る発明は、前記筒を航行時等の減揺未使用時には船の縁の外側に水面よりも上位置で両端部を船首と船尾を結んだ延長線上に水平状態にして設置して停泊時等の減揺使用時には該筒が時計の針の様に回転自在となって片側端部から水中深くに沈んで垂直状態とするための回転自在の支点を前記船の船体もしくは該船体の連結部に設けて該筒の任意の1点と連結させることと該筒の片側端部が水中深く沈み垂直状態で上側となった反対端部を前記船の船体もしくは該船体の連結部に固定して前記船と前記筒とが固定されて一体化出来る技術手段を採用した。
請求項3に係る発明は、 貫通した筒を船外の水中で両端部を船首と船尾を結んだ延長線上に平行にして向けた水平状態にして前記船に設けて航行時には進行方向からの水が該筒の中を通過するようにした技術手段を採用した。
発明の実施の態様を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1及び図2・図3は、減揺装置の筒(1)をカヤックに装着する実施例で、減揺未使用時には、船体から完全分離して、支障の少ないスペースに保管できる脱着自在にしたもので、さらにこの図では、短くして携帯できる差し込み式の釣竿方式の筒(1)であり、分割端同士はチェーン(52)繋げられている。図1では、取り外した筒(1)が二つに分けられて、カヤック(K)の上にゴムバンド(56)で留め置かれている。図2は、筒(1)を1本に繋いでまとめ、カヤック(K)上部の中央のネジ穴式の上部差込穴(54)から船底の下部差込穴(55)を通して水中に垂直にしずめてから、筒(1)上部のネジ部(53)でネジ留めして固定している。図3は、図2の一部破断図で、上部差込穴(54)と船底の下部差込穴(55)の間に蛇腹状の筒(57)を設けていて、船内への浸水を防ぎ、減揺未使用時には、蛇腹状の筒(57)に上から蓋をして該筒(57)を船底に蛇腹を押し縮めて固定して船体の胴体内のスペースを広くすることも可能である。
図1及び図2・図3は、減揺装置の筒(1)をカヤックに装着する実施例で、減揺未使用時には、船体から完全分離して、支障の少ないスペースに保管できる脱着自在にしたもので、さらにこの図では、短くして携帯できる差し込み式の釣竿方式の筒(1)であり、分割端同士はチェーン(52)繋げられている。図1では、取り外した筒(1)が二つに分けられて、カヤック(K)の上にゴムバンド(56)で留め置かれている。図2は、筒(1)を1本に繋いでまとめ、カヤック(K)上部の中央のネジ穴式の上部差込穴(54)から船底の下部差込穴(55)を通して水中に垂直にしずめてから、筒(1)上部のネジ部(53)でネジ留めして固定している。図3は、図2の一部破断図で、上部差込穴(54)と船底の下部差込穴(55)の間に蛇腹状の筒(57)を設けていて、船内への浸水を防ぎ、減揺未使用時には、蛇腹状の筒(57)に上から蓋をして該筒(57)を船底に蛇腹を押し縮めて固定して船体の胴体内のスペースを広くすることも可能である。
図4は、減揺未使用時に船(A)の縁の両外側に減揺装置の筒(1)を水平にして水上に吊り下げた実施例を表した側面図で、船(A)の中央部の船縁付近と後部の船縁付近に設けているロープ巻取ドラム(33)でロープ(34)を2本とも巻き取って、筒(1)と水平枠板(11)とが引き上げられていて、該筒(1)は、水平枠板(11)と一箇所の回転支点(5)で連結されていて、該一箇所の回転支点(5)の前方側の筒(1)は上側から水平枠板(11)が被さり、後方は下側から水平枠板(11)が被さる構造で、筒(1)は回転支点(5)を中心にして被さりの無い向きに回転することになる。水平枠板(11)は、船(A)の壁面側となる内側と外側の両側から挟まれる形で軸板(12)に連結部の折りたたみ角度自在に連結され吊り下げられており、該両側から挟んだ2枚の軸板(12)は、内側と外側で一体で、さらに2枚の軸板(12)は、船(A)の船縁上部に船体から横方向に回転自在に突き出して延ばした軸棒(14)に固着していて、ロープ(34)等で引き上げない状態時には軸板(12)及び水平枠板(11)と筒(1)は軸棒(14)の下にぶら下がり状態となっているが、ロープ(34)による引き上げで軸棒(14)と軸板(12)も回転して、該軸板(12)の内側軸板上部(13)が嵌っている一部が円周状のガイド枠(22)に設けられたバネ式の戻止め(23)を通過することで自動的に前記内側軸板上部(13)が固定されることで、軸板(12)及び水平枠板(11)更に筒(1)が現状位置に固定された状態である。
図5は、船(A)の先端側から筒(1)を船体と繋げていた引っ掛け様のフックを設けた引っ掛け具(41)を筒(1)の掛かり用リング(31)から外し、更にガイド枠(22)に設けられた戻止め解除ボタン(24)により戻止め(23)を解除してからロープ(34)を延ばして筒(1)と水平枠板(11)を下げて、さらに船首側の筒(1)端を水中に沈めている状態から、完全に垂直状態となったところであり、水平枠板(11)が完全に下がった状態になった時には、前記水平枠板(11)を吊り下げている軸板(12)の内側軸板上部(13)が嵌っている一部が円周状のガイド枠(22)に設けられたバネ式の戻止め(23)を通過することで自動的に前記内側軸板上部(13)が固定されることで、軸板(12)と一連の水平枠板(11)が固定される。また、垂直状態となった筒(1)も図6の部分図で表示のとおり、筒(1)上部に該筒(1)の上昇時の回転方向向きで船(A)壁面と平行の面にして固着させた嵌り板(15)と、船体から横方向に回転自在に突き出して延ばして軸板(12)を支えている複数本の軸棒(14)の内で前記筒(1)が垂直状態に向かって上昇した時に最終的に出会う船(A)中央部の軸棒(14)に船(A)壁面と面が直角になる様に軸棒(14)に水平に片辺を沿わして固着させた嵌り板用ガイド板(17)と該嵌り板用ガイド板(17)の軸棒(14)寄りとなる奥側に嵌り板挟み込み部(16)を設けてあり、前記筒(1)が垂直状態になって前記筒(1)の上部先端部の嵌り板(15)が嵌り板用ガイド板(17)の奥側の嵌り板挟み込み部(16)に達した時点で前記嵌り板挟み込み部(16)と前記嵌り板(15)の双方に設けた穴(18)にピン(19)差し込んで固定するものである。
図7及び図8・図9は、船(A)の縁の両外側から減揺装置の筒(1)を水中に水平にして吊り下げた実施例を表したもので、図7は正面図、図8は側面図、図9は平面図である。前記の図5及び図6では、筒(1)を垂直にして沈めていたが、図7及び図8・図9では、船(A)の先端側から引っ掛け具(41)を筒(1)の掛かり用リング(31)に掛けて筒(1)を船体と繋げて引っ掛け具(41)の長さ以上に沈まなくしていて、船(A)が船首となる矢印の方向へ航行していることを表しており。流水が筒(1)の中を通過することとなる。
Claims (3)
- 下端は船底から上端は船の甲板を越えて上方向にマストの様に垂直に長く延ばした貫通した筒を設け前記船を停泊させた時に該筒を水中に沈める様に該筒の下側の開口部から水を入れながら垂直に降ろしてから該筒の上側部を前記船に固定して前記船と前記筒とが一体化するようにしたことで該船の上下移動の縦揺時には前記筒中の水が自由に出入りするため抑制しないが振り子の様な横揺れとなる横移動の場合には該筒が水を切る抵抗力と中に留まっている水自体の重量により横移動が抑制され前記船が発進の際には前記筒を水中から引き上げて進行出来るようにしたことを特長とした船舶等の減揺装置において、 前記筒を航行時等の未使用時には甲板及び船底等から取外せると伴に停泊時には該筒を再度甲板及び船底等に取り付けが出来る様に脱着自在にしたことを特徴とした船舶等の減揺装置。
- 前記筒を航行時等の減揺未使用時には船の縁の外側に水面よりも上位置で両端部を船首と船尾の夫々に平行にして向けた水平状態にして設置して停泊時等の減揺使用時には該筒が時計の針の様に回転自在となって片側端部から水中深くに沈めて垂直状態とするための回転自在の支点を前記船の船体もしくは該船体の連結部に設けて該筒の任意の1点と連結させることと該筒の片側端部が水中深く沈み垂直状態で上側となった反対端部を前記船の船体もしくは該船体の連結部に固定して前記船と前記筒とが固定されて一体化するようにしたことを特徴とした船舶等の減揺装置。
- 貫通した筒を船外の水中で両端部を船首と船尾の夫々に平行にして向けた水平状態にして設け航行時には進行方向からの水が該筒の中を通過するようにしたことを特徴とした船舶等の減揺装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2011240900A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022095905A1 (zh) * | 2020-11-03 | 2022-05-12 | 孙德明 | 轮船抗倾覆阻尼摆 |
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2010
- 2010-05-21 JP JP2010117304A patent/JP2011240900A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022095905A1 (zh) * | 2020-11-03 | 2022-05-12 | 孙德明 | 轮船抗倾覆阻尼摆 |
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