JP2011162056A - 車両用警報装置 - Google Patents

車両用警報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011162056A
JP2011162056A JP2010026833A JP2010026833A JP2011162056A JP 2011162056 A JP2011162056 A JP 2011162056A JP 2010026833 A JP2010026833 A JP 2010026833A JP 2010026833 A JP2010026833 A JP 2010026833A JP 2011162056 A JP2011162056 A JP 2011162056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
cap
case body
speaker cover
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010026833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5338700B2 (ja
Inventor
Takanobu Iwamoto
卓紳 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010026833A priority Critical patent/JP5338700B2/ja
Publication of JP2011162056A publication Critical patent/JP2011162056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5338700B2 publication Critical patent/JP5338700B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】スピーカ3とケース体1との間の隙間をなくし、音圧を向上させる機能を有する車両用メータに付属する車両用警報装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ケース体1の孔部2の周囲の前方平面部に、リング状の第1面接触部1eを介して、背面周辺部が当接するスピーカ本体3a、及び該スピーカ本体3aの前面に複数の第1放音孔3eが形成されたスピーカカバー3bを備えたスピーカ3を有する。また、スピーカカバー3bの表面に、キャップ後端8hがリング状の第2面接触部8h1として当接するトレイ状の周壁部8a1と底部8a2を有する形状を有し、底部8a2に複数の第2放音孔8bが形成され、スピーカ3の前面に共鳴室7を画定するキャップ8を備える。ケース体1には螺子5がねじ込まれ、第1面接触部1eと第2面接触部8h1とは夫々圧接状態にあり音が漏れる隙間が生じない。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用メータの背部に取り付けられ、スピーカまたはブザー等の警報手段を用いて利用者に警告を与える車両用警報装置に関する。
従来、特許文献1に記載のスピーカを用いて運転者に各種情報を提供する車両用警報装置がある。以下、この車両用警報装置について説明する。図4は、上記車両用警報装置を備える車両用情報提供装置の概観図を示すもので、車両用情報提供装置100は、第1、第2の表示手段D1、D2を備えた車両用メータからなる。第1の表示手段D1は、液晶表示パネル等からなり、車速を含む各種情報の表示を行うものである。
また,第2の表示手段D2は、後述する指針と指標板とを備えた指針式表示部からなり、図4中、回転計からなる第1の指針式表示部101と、燃料計からなる第2の指針式表示部102と、温度計からなる第3の指針式表示部103とから構成される。
また、図示しない音声合成手段が備えられ、この音声合成手段からの出力信号を増幅するアンプ、このアンプからの増幅信号を出力するスピーカ223を備える。そして、このスピーカ223から発せられる音を後述する間隙を通じて車両内部である車室に導く図5の導音部224を有している。スピーカ223は、第3の指針式表示部103(図4)の下方に配設されている。
図5は、図4のA−A線に沿った第3の指針式表示部103の断面図である。図6は、図5のB部を拡大して示した要部断面図である。図5において、第3の指針式表示部103は、回路基板301と、この回路基板301に装着され、回転軸302が前方に延びる駆動装置303と、回転軸302にて回転駆動される指針304とを備えている。
回路基板301は、その背面に実装されたスピーカ223に対応して開口形成された略円形の孔部301aを備えている。ケース体307は、合成樹脂からなり、回路基板301と指標板305との間に位置しており、指標板305を保持する保持部材としての機能等を有している。
307aは、ケース体307に設けた例えば円筒カップ型の凹部307bと回路基板301とによって囲まれた密閉空間であり、この密閉空間307aは、回路基板301の孔部301aに連通しており、孔部301aに隣接して配設されるスピーカ223のエンクロージャーとして作用している。
密閉空間307aを取り巻く凹部307bと回路基板301とが当接して密閉空間307aを構成することから、スピーカ223の前面(つまり、孔部301aとは反対側の導音部224側)から出る音が、スピーカ223の上記背面から回り込む音によって打ち消されないようになっている。
また、ケース体307における外周部の適宜箇所には、爪部等からなる複数の図示しない係合部が設けられ、各係合部がカバー部材311の複数の係止部に各々係止されることで、回路基板301を狭持するようにケース体307とカバー部材311とが嵌合固定されるようになっている。
カバー部材311には、図6に示すように、スピーカ223に対応する部分に、周壁部312と、底壁部313と、底壁部313とは反対側が開口する開口部314とを有する枠体からなり、スピーカ223の前面から出る音を上記運転者側に導く導音部224が一体形成されている。
特開2007−69886号公報
上記特許文献1の技術によると、図6のように、カバー部材311には、スピーカ223に対応する部分に、周壁部312と底壁部313を有し、これら周壁部312と底壁部313は、スピーカ223から出た音の方向を変える役割は担っているが、音圧そのものを向上させる機能は無い。
また、スピーカ223を、カバー部材311と回路基板301とでサンドイッチ形式で挟んで爪部で係合して固定しており,寸法のバラツキによっては、スピーカ223と回路基板301との間に隙間307S(図6)が形成されて、カバー部材311の底壁部313によって車両用メータの背面(図6の左方)に流した音と、隙間307Sから漏れた特に低周波数の音とが互いに相殺するように干渉して、音圧が下がることが判明した。以上のことから、隙間307Sを確実に無くすこと、及び音圧を向上させることが課題となる。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、警報手段の音漏れの原因となる隙間をなくし、かつ音圧を向上させる機能を有する車両用警報装置を提供することを目的とする。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、孔部(2)と、該孔部(2)の周囲に設けられたリング状の第1面接触部(1e)を有し、車両用メータ(10)内に取り付けられたケース体(1)、前記第1面接触部(1e)に接触した状態で音を発生するスピーカ本体(3a)、複数の第1放音孔(3e)が形成され、前記スピーカ本体(3a)の前記ケース体(1)と反対側に固定されたスピーカカバー(3b)、及び周壁部(8a1)及び底部(8a2)から成るカップ状であり、複数の第2放音孔(8b)が前記底部(8a2)に形成され、前記周壁部(8a1)の開口側端面に形成されたリング状の第2面接触部(8h1)が前記スピーカカバー(3b)に接触した状態で、前記スピーカカバー(3b)との間に共鳴室(7)を画定するキャップ(8)を備え、前記スピーカカバー(3b)と前記キャップ(8)が、前記ケース体(1)に共締めされていることにより、前記スピーカ本体(3a)が前記第1面接触部(1e)に圧接されていると共に前記第2面接触部(8h1)が前記スピーカカバー(3b)に圧接されていることを特徴としている。
この発明によれば、スピーカカバー(3b)の前面に共鳴室(7)を画定するキャップ(8)が構成されており、かつスピーカ本体(3a)から発生する音が、ケース体(1)とスピーカ本体(3a)との間の隙間及びキャップ(8)とスピーカカバー(3b)との間の隙間から漏れないように、これらの隙間が、第1面接触部(1e)及び第2面接触部(8h1)として構成されて、共締めによって圧接されているため、音が漏れて干渉することが無く、音圧が下がることが無い。また、キャップ(8)によって形成された共鳴室(7)によって、好ましい音圧及び音色で音を発生することのできる車両用警報装置を得ることができる。
請求項2に記載の発明では、前記ケース体(1)は、前記スピーカ本体(3a)の外周を包み込むリング状壁部(1a)を有し、前記リング状該壁部(1a)内の少なくとも3箇所には、上記スピーカカバー(3b)に対向する第1取り付け部(1c)が設けられ、
前記スピーカ本体(3a)の高さよりも、前記リング状壁部(1a)の高さの方が高く設定されていることを特徴としている。
この発明によれば、組み付け時に、リング状壁部(1a)内に、スピーカ本体(3a)が埋め込まれて取り付けられる。従って、リング状壁部(1a)の中にスピーカ本体(3a)を埋めこんで、位置を決めてから共締めすることができ、取り付け作業が容易になる。
請求項3に記載の発明では、前記キャップ(8)の前記周壁部(8a1)の少なくとも一部が、前記リング状壁部(1a)内に挿入され、前記ケース体(1)と、前記スピーカ本体(3a)と、前記スピーカカバー(3b)と、前記キャップ(8)とが組み付けられていることを特徴としている。
この発明によれば、組み付け時に、リング状壁部(1a)内に、キャップ(8)の少なくとも一部が挿入される。従って、リング状壁部(1a)の中にキャップ(8)を位置決めしてから、共締めすることができ、取り付け作業が容易になる。
請求項4に記載の発明では、前記スピーカカバー(3b)は第2取り付け部(3c)を有し、該第2取り付け部(3c)には、螺子(5)が貫通する第2取り付け孔(3d)が形成されており、前記ケース体(1)の前記第1取り付け部(1c)には、前記螺子(5)がねじ込まれており、前記スピーカカバー(3b)の前記第2取り付け部(3c)が前記ケース体(1)の前記第1取り付け部(1c)上に当接し、前記ケース体(1)の前記孔部(2)と前記ケース体(1)の前記リング状壁部(1a)との間には段差部(1f)が形成され、前記スピーカカバー(3b)の端面が前記段差部(1f)に当接し、前記スピーカカバー(3b)は、前記ケース体(1)に面接触して支持されていることを特徴としている。
この発明によれば、スピーカカバー(3b)の第2取り付け部(3c)とケース体(1)の第1取り付け部(1c)とは螺子(5)によって結合でき、スピーカカバー(3b)の第2取り付け部(3c)がケース体(1)の第1取り付け部(1c)上に当接し、ケース体(1)の段差部(1f)に、スピーカカバー(3b)の端面が面接触するから、スピーカカバー(3b)は、ケース体(1)に面接触して支持され、スピーカカバー(3b)とケース体(1)の隙間から音が漏れることが無い。
請求項5に記載の発明では、前記キャップ(8)の周囲には前記キャップ(8)の第3取り付け部(8c)が形成され、前記キャップ(8)の前記周壁部(8a1)と前記キャップ(8)の前記第3取り付け部(8c)との間には、空間部(8g)及び連結部(8f)が形成されており、前記キャップ(8)の前記第3取り付け部(8c)は、前記スピーカカバー(3b)に面接触して当接していることを特徴としている。
この発明によれば、キャップ(8)の壁部(8a1)とキャップ(8)の第3取り付け部(8c)との間には、空間部(8g)及び連結部(8f)が形成されているから、キャップ(8)内の音がキャップ(8)の第3取り付け部(8c)に吸収されるのが抑止できる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の一実施形態における車両用メータにスピーカを取り付けた車両用警報装置の状態を模式的に示す縦断面図である。 上記車両メータのケース体への上記スピーカ及びキャップの取り付け構造を示す分解斜視図である。 図2の矩形状一点鎖線Z2―Z2を通る平面で切った断面を示す車両用警報装置の要部となる一部断面図である。 従来の車両用メータにおける車両用警報装置の取り付け位置を示す正面図である。 図4の矢印A−A線に沿う従来の車両用警報装置の取り付け位置を示す断面図である。 図5のB部の拡大断面図であり、従来の車両用警報装置の要部を示すものである。
(一実施形態)
以下、本発明の一実施形態について図1乃至図3を用いて詳細に説明する。図1は、車両用メータを計器盤に取り付けた状態を模式的に示す縦断面図である。図2は、車両用メータ内のプリント基板へのスピーカの取り付けを説明するに供する分解図である。図3は図1におけるスピーカ部分の取り付け状態を示す断面図であり、図2の矩形状一点鎖線Z2−Z2を通る平面で断面部分を切断したものである。
図1において、車両用メータ10の運転者側の面には透明カバー11が設けられている。この透明カバー11の内部である図1の右側には、車両用メータ本体が存在する。12A、12Bは、指針キャップであり、この断面からは、当該指針キャップ12A、12Bの指針は図示されていない。12Cは他の指針キャップに係る指針先端部である。13は、車両用メータ本体の文字板であり、この文字板13は、合成樹脂製のリング14により押さえられて保持されている。
15は、プリント基板であり、多数の回路部品が実装されている。1は、ロアケースとなるケース体であり、このケース体1には、スピーカ3が取り付けられている。スピーカ3からのリード線16は、コネクタ17を介してプリント基板15に接続されている。18は、ロアケースとなるケース体1と対峙するアッパーケースである。20は、車両のダッシュボードの壁部材を模式的に示しており、スピーカ3から出た音は、この壁部材20に反射して、図1の左側の乗員方向に矢印A1、A2のように向かう。
次に、上記ケース体1に対するスピーカ3の取り付け係る本発明の要部について、図2、図3を用いて説明する。図2に示すように、図1の車両用メータ10の背面部内に取り付けられたケース体1には孔部2が形成されている。
図3に示すように、孔部2の周囲の前方平面部に、リング状の第1面接触部1eを介して、スピーカ本体3aの背面周辺部が当接している。つまり、孔部2は、スピーカ本体3aの第1面接触部1eである背面周辺部をノード(振動の節部)として作用させ、背面の振動を許容するようにしている。なお、孔部2は、空間4の1つの開口部をなしているものの、空間4は密閉空間ではない。また、スピーカ3の放音方向、つまり図2の壁部材20側を便宜上、前方と称することにする。
図3のように、スピーカ3は円盤状のスピーカ本体3aを有し、このスピーカ本体3a内部には、周知のように、図示しない永久磁石、ボイスコイル、振動板が備えられている。
そして、ボイスコイルには、警告音の種類に応じた音声信号が、図1のプリント基板15に実装された駆動回路から供給される。そして振動板の前面に複数の第1放音孔3eが形成されたスピーカカバー3bを備え、これらスピーカ本体3a及びスピーカカバー3bが一体となって、音響機器メーカからスピーカ3として供給されるものである。
図2のように、スピーカカバー3bには、スピーカ3を螺子5で取り付けるための第2取り付け孔3dを有するスピーカカバー3bの3箇所の第2取り付け部3cが径方向に突出している。
上記ケース体1には、円盤状のスピーカ3の外周を包み込む全体として円形のリング状壁部1aが一体に成型されている。上記スピーカカバー3bの第2取り付け部3cに対向する3箇所の第1取り付け部1cがリング状壁部1aと一体に形成されている。図3のように組み付けが完了したときには、リング状壁部1a内に、スピーカ3が埋没するように取り付けられる。
スピーカカバー3bの第2取り付け部3cには、螺子5が貫通する上記第2取り付け孔3dが形成されているだけであるが、ケース体1の第1取り付け部1cには、螺子5がねじ込まれたときに、螺子溝部1dが形成されるようになっている。
すなわち、螺子5は、この一実施形態では、タッピングスクリューとして形成されており、螺子5をねじ込んだときに第1取り付け部1c内の合成樹脂部分が上記タッピングスクリュー5によって螺子溝部1dに加工され、加工くずが、リング状の微小な異物受け用隙間1d1に排出される。
上述のように、図3のケース体1の孔部2の周囲前面部分となる第1面接触部1eは、スピーカ3の背部周辺が振動の節であるノードとなるように支持している。スピーカカバー3bは、スピーカカバー3bの第2取り付け部3cがケース体1の第1取り付け部1c上に当接している。
ケース体1の孔部2とリング状壁部1aの間には段差部1fが形成され、スピーカカバー3bの第2取り付け部3cが形成されていない外周壁の後端面3fが、段差部1fの前面に面接触にて当接している。これによって、スピーカカバー3bは、スピーカカバー3bの第2取り付け部3cが無い部分においても、ケース体1の段差部1fに面接触して支持されている。
スピーカ3からみて、図3の矢印A3方向に位置する、つまりスピーカ3の前方には、所定寸法の共鳴室7となる空間を空けてキャップ8が取り付けられている。
つまり、スピーカ3のスピーカカバー3bの表面に、キャップ8のキャップ後端8hがリング状の第2面接触部8h1を形成して当接している。このキャップ8は、トレイ状の周壁部8a1と、複数の第2放音孔8bが形成された底部8a2有する。
そして、スピーカ3とキャップ8との間の共鳴室7は、車両用メータの寸法や構造にあわせて好ましい音圧及び音色が出るように調整された所定の深さH1を有している。つまり、この共鳴室7は、車両部品メーカ側において、車両用メータの構造、車両の種類等にあわせて、適切な音色及び音圧になるようにキャップの深さH1が調整(チューニング)されて形成されている。なお、この実施形態では、H1が6.5mmに設定されている。
キャップ8の周囲には、第3取り付け部8cが形成されている。キャップ8の円周状の周壁部8a1の外周8eとキャップ8の第3取り付け部8cとの間には、連結部(ウエブ)8f及び空間部8gが形成されている。
これによれば、キャップ8のキャップ後端8hとスピーカカバー3bの表面とが第2面接触部8h1を形成するように面接触しているから、この接触部分から音がもれることが無く、また、キャップ8の外周8eとキャップ8の第3取り付け部8cとの間には、連結部8fと空間部8gが形成されているから、キャップ8内の音が第3取り付け部8cに吸収されるのが抑止できる。
図2のように、3本の螺子5でキャップ8とスピーカ3とケース体1とが取り付けられ、螺子5によって共締めされると、図3のように、ケース体1のリング状壁部1aの内部に、キャップ8のキャップ後端8hが寸法H2だけ沈みこむように設定されている。
図3の3hは、スピーカ3の外壁と一体に形成されたリード線16(図1)の出口方向を規制する規制壁部材であり、上記リード線16を介して図示しない駆動回路から音声信号等がスピーカ3内の図示しないボイスコイルに供給され、音声警報、空気圧警告、シートベルト装着警告等の音が車両室内の運転者に向けて放音される。
上記構成に基づいて作用効果を説明する。図1の車両用メータ10におけるケース体1を構成するロアケースに取り付けられるスピーカ3は、スピーカ本体3aとスピーカカバー3bとから成る。このスピーカ3に加えてキャップ8が取り付けられ、このキャップ8内に車両取り付けに適合した共鳴室7が形成されている。従って、スピーカ3の単品で出せる音圧よりも高い音圧を出すことができる。
また、スピーカ3にキャップ8を取り付ける際に、キャップ8はスピーカ3と共にケース体1に対して螺子5でねじ締め固定され、キャップ8の外周とスピーカ3の上面に隙間が生じないように、螺子締めの圧力で面同士が接触するようにされている。従って、音漏れが無く、音が相殺されて減衰することが無い。
具体的には、図3のように、ケース体1の孔部2の周囲の前方平面部に、リング状の第1面接触部1eを介して、背面周辺部が当接するスピーカ本体3aを有し、スピーカ3のスピーカカバー3bの表面に、キャップ後端8hがリング状の第2面接触部8h1として当接するようになっている。そして、ケース体1には螺子5がねじ込まれ、第1面接触部1eと第2面接触部8h1が夫々圧接されて隙間が生じないようにされている。
よって、音が漏れて干渉して音圧が下がることが無く、また、キャップ8によって形成された共鳴室7によって、好ましい音色で、より強い音圧の音を発生することのできる車両用警報装置を得ることができる。
また、ケース体1には、円盤状のスピーカ3の外周を包み込むリング状壁部1aが一体に成型されており、スピーカ3の矢印A3方向の高さよりも、リング状壁部1aの高さの方が高く設定されている。
よって、組み付け時に、リング状壁部1a内に、スピーカ3が埋没するように取り付けられる。従って、リング状壁部1aの中にスピーカ3を埋めこんで位置を決めてから、螺子5を締めすることができ、取り付けならびに螺子5のねじ込み作業が容易になる。
また、キャップ後端8hがケース体1のリング状壁部1a内に、寸法H2だけ挿入されるように、ケース体1と、スピーカ3と、キャップ8とが組み付けられている。
よって、組み付け時に、ケース体1のリング状壁部1a内に、スピーカ3及びキャップ8のキャップ後端8hが埋没するように取り付けられる。従って、リング状壁部1aの中にスピーカ3及びキャップ8を位置決めしてから、螺子5を締めすることができ、取り付けならびに螺子のねじ込み作業が容易になる。
また、スピーカカバー3bに、スピーカ3の第2取り付け部3cが設けられ、この第2取り付け部3cには、螺子5が貫通する第2取り付け孔3dが形成されており、ケース体1のリング状壁部1aと一体に形成された第1取り付け部1cには、螺子5がねじ込まれている。
そして、スピーカカバー3bの第2取り付け部3cが、ケース体1の第1取り付け部1c上に当接し、ケース体1の孔部2とリング状壁部1aとの間には、図3のように、段差部1fが形成され、スピーカカバー3bの後端面3fが段差部1fに面接触し、スピーカカバー3bは、第2取り付け部3cが無い部分においても、ケース体1に面接触して支持されている。
よって、スピーカカバー3bは、ケース体1に面接触して支持されるから、スピーカカバー3bとケース体1の隙間から音が漏れることが無い。
また、キャップ8の周囲にはキャップ8の第3取り付け部8cが形成され、キャップ8の周壁部8a1とキャップ8の第3取り付け部8cとの間には、空間部8g及び連結部8fが形成されており、キャップ8の周壁部8a1のキャップ後端8hは、スピーカカバー3bの表面に面接触して当接し、キャップ8の第3取り付け部8cの第3後端面8c1は、スピーカカバー3bの第2取り付け部3cの表面に面接触している。
よって、キャップ8の周壁部8a1のキャップ後端8hと、スピーカカバー3bの表面とが面接触しているから、この接触部分から音がもれることが無く、キャップ8の周壁部8a1とキャップ8の第3取り付け部8cとの間には、空間部8gと連結部8fとが形成されているから、キャップ8内の音がキャップ8の第3取り付け部8c側に吸収されるのが抑止できる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態では、ボイスコイルを持つスピーカに適用したが、圧電スピーカを使用してもよい。また、スピーカのみでなくブザーやチャイムを用いてもよい。
上記一実施形態では、スピーカの背部にエンクロージャーとなる密閉空間を形成しなかったが、このような密閉空間を形成してもよい。また、上記一実施形態では、従来の図6のような、底壁部313と開口部314とを備えた導音部224相当部分を形成せず、スピーカから出た音が、車両のダッシュボードの壁部材20(図1)に反射して運転者に届くようにしたが、従来と同様に、導音部224相当部分を設けてもよい。
1 ケース体
1a リング状壁部
1c 第1取り付け部
1c、3c、8c 第1ないし第3取り付け部
1d 螺子溝部
1e 第1面接触部
1f 段差部
2 孔部
3 スピーカ
3a スピーカ本体
3b スピーカカバー
3c 第2取り付け部
3d 第2取り付け孔
3e 第1放音孔
5 螺子
7 共鳴室
8 キャップ
8a1 周壁部
8a2 底部
8b 第2放音孔
8c 第3取り付け部
8h キャップ後端
8h1 第2面接触部
8f 連結部
8g 空間部
10 車両用メータ

Claims (5)

  1. 孔部(2)と、該孔部(2)の周囲に設けられたリング状の第1面接触部(1e)を有し、車両用メータ(10)内に取り付けられたケース体(1)、
    前記第1面接触部(1e)に接触した状態で音を発生するスピーカ本体(3a)、
    複数の第1放音孔(3e)が形成され、前記スピーカ本体(3a)の前記ケース体(1)と反対側に固定されたスピーカカバー(3b)、及び
    周壁部(8a1)及び底部(8a2)から成るカップ状であり、複数の第2放音孔(8b)が前記底部(8a2)に形成され、前記周壁部(8a1)の開口側端面に形成されたリング状の第2面接触部(8h1)が前記スピーカカバー(3b)に接触した状態で、前記スピーカカバー(3b)との間に共鳴室(7)を画定するキャップ(8)を備え、
    前記スピーカカバー(3b)と前記キャップ(8)が、前記ケース体(1)に共締めされていることにより、前記スピーカ本体(3a)が前記第1面接触部(1e)に圧接されていると共に前記第2面接触部(8h1)が前記スピーカカバー(3b)に圧接されていることを特徴とする車両用警報装置。
  2. 前記ケース体(1)は、前記スピーカ本体(3a)の外周を包み込むリング状壁部(1a)を有し、
    前記リング状該壁部(1a)内の少なくとも3箇所には、上記スピーカカバー(3b)に対向する第1取り付け部(1c)が設けられ、
    前記スピーカ本体(3a)の高さよりも、前記リング状壁部(1a)の高さの方が高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用警報装置。
  3. 前記キャップ(8)の前記周壁部(8a1)の少なくとも一部が、前記リング状壁部(1a)内に挿入され、前記ケース体(1)と、前記スピーカ本体(3a)と、前記スピーカカバー(3b)と、前記キャップ(8)とが組み付けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  4. 前記スピーカカバー(3b)は第2取り付け部(3c)を有し、該第2取り付け部(3c)には、螺子(5)が貫通する第2取り付け孔(3d)が形成されており、前記ケース体(1)の前記第1取り付け部(1c)には、前記螺子(5)がねじ込まれており、
    前記スピーカカバー(3b)の前記第2取り付け部(3c)が前記ケース体(1)の前記第1取り付け部(1c)上に当接し、
    前記ケース体(1)の前記孔部(2)と前記ケース体(1)の前記リング状壁部(1a)との間には段差部(1f)が形成され、
    前記スピーカカバー(3b)の端面が前記段差部(1f)に当接し、前記スピーカカバー(3b)は、前記ケース体(1)に面接触して支持されていることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用警報装置。
  5. 前記キャップ(8)の周囲には前記キャップ(8)の第3取り付け部(8c)が形成され、前記キャップ(8)の前記周壁部(8a1)と前記キャップ(8)の前記第3取り付け部(8c)との間には、空間部(8g)及び連結部(8f)が形成されており、
    前記キャップ(8)の前記第3取り付け部(8c)は、前記スピーカカバー(3b)に面接触して当接していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車両用警報装置。
JP2010026833A 2010-02-09 2010-02-09 車両用警報装置 Expired - Fee Related JP5338700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010026833A JP5338700B2 (ja) 2010-02-09 2010-02-09 車両用警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010026833A JP5338700B2 (ja) 2010-02-09 2010-02-09 車両用警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011162056A true JP2011162056A (ja) 2011-08-25
JP5338700B2 JP5338700B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=44593243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010026833A Expired - Fee Related JP5338700B2 (ja) 2010-02-09 2010-02-09 車両用警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5338700B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018147190A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 日本精機株式会社 車両用表示装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110602613B (zh) * 2019-10-31 2020-07-21 进顺汽车零部件如皋有限公司 一种基于汽车扬声器用装饰圈

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6125416A (ja) * 1984-07-12 1986-02-04 三菱農機株式会社 農機用音声装置
JPS62166133A (ja) * 1986-01-17 1987-07-22 Nissan Motor Co Ltd 自動車の警報器取付構造
JP2007069886A (ja) * 2005-08-09 2007-03-22 Nippon Seiki Co Ltd 車両用情報提供装置
JP2009101066A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Sammy Corp 遊技機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6125416A (ja) * 1984-07-12 1986-02-04 三菱農機株式会社 農機用音声装置
JPS62166133A (ja) * 1986-01-17 1987-07-22 Nissan Motor Co Ltd 自動車の警報器取付構造
JP2007069886A (ja) * 2005-08-09 2007-03-22 Nippon Seiki Co Ltd 車両用情報提供装置
JP2009101066A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Sammy Corp 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018147190A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 日本精機株式会社 車両用表示装置
JPWO2018147190A1 (ja) * 2017-02-09 2019-11-21 日本精機株式会社 車両用表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5338700B2 (ja) 2013-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8078358B2 (en) Vehicle display unit
JP4427751B2 (ja) 車両用メータ
JP2007003630A (ja) 表示装置
JP5338700B2 (ja) 車両用警報装置
JP2010032470A (ja) ケースの防水構造
JP5212034B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP4433070B2 (ja) 車両用表示装置
JP2013120159A (ja) 車両用表示装置
JP2010145182A (ja) 車両用表示装置
JP7156285B2 (ja) 計器
JP2015098308A (ja) 車両用計器
JP2006232040A (ja) 車両用情報提供装置
JP2008049955A (ja) 車両用情報提供装置
JP2022151070A (ja) 電子装置
JP6681006B2 (ja) スピーカの実装構造及び実装方法
JP2023047381A (ja) 計器装置
JP2014113856A (ja) 車両用表示装置
JP2018131129A (ja) 計器装置
JP2013079075A (ja) 車両用情報提供装置
JP7180672B2 (ja) 車両用計器
JP2008290590A (ja) 車両用情報提供装置
JP2006036096A (ja) 車両用情報提供装置
WO2014163129A1 (ja) 車両用計器
JP2005318195A (ja) スピーカ装置
JP4692624B2 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130722

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5338700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees