JP2011160997A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】振分体にて遊技球の振分を行なう遊技機において、遊技者が遊技機を叩くのを防止する。
【解決手段】電動チューリップ14からセンター役物90内に入った遊技球22が、振分体28を何度か周回して特定入球口40に入ると、特定領域検出スイッチ52によりこれが検出され、大当りとなる。振分体28は底床47にコイルバネ48にて接続されており、遊技者が遊技機を叩くと、その衝撃によりコイルバネ48が揺動する。すると、振分体28上の遊技球22が振分体28から落下し、大当りが発生しない。このような不利な事態を招きたくない遊技者は、遊技機を叩くのをやめるので、衝撃により遊技機が破損したり故障したりするのを防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技機に関するものであり、より詳しくは発射された遊技球が入球可能な役物を備え、その役物内にて振分を行う遊技機に関する。
パチンコ遊技機は遊技者が発射した遊技球が遊技領域に配置された釘や遊技領域内に設けられた役物によって移動方向(流下方向)が様々に変化し、遊技球の動きが遊技者の予測どおりにならなく、その予測どおりにならない遊技球が遊技領域に設けられた入賞口に入賞するという面白みがある。
しかし、最近のパチンコ遊技機は1回の大当りにより多くの賞球が払い出される構成になっており、ギャンブル性が増しているので、一部の遊技者は、ただ単に移動する遊技球を見るだけでなく、パチンコ遊技機本体に衝撃を与え、移動している遊技球の流れを強引に変化させ、入球することで大当りが発生する特定領域に遊技球を入球させるといった不正が多く行なわれるようになった。
このような不正を防止するために、外部からのパチンコ遊技機本体への衝撃を感知する振動センサーを設け、振動センサーが振動を感知するとエラー状態となるようにしている。上記のように振動センサーを設けると、少しの揺れでもすぐにエラー状態が発生してしまい不正でない場合でも頻繁に遊技が中断されてしまうという問題が発生している。また、最近では、振動センサーの配線を切断するなどし、振動センサーを無効化してから不正を行う場合も起きている。また、振動センサーがどれくらいの振動で反応するか分からないので遊技者は衝撃の力を加減しながらパチンコ遊技機に何度も衝撃を加え、それが原因でパチンコ遊技機が故障するという問題が発生している。
そこで、振動センサーを用いることなく上記問題を解決する発明として、特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載された発明が開示されている。
特許文献1に記載された発明は、遊技球が入球することで大当りとなる入球口およびハズレ口を供え、電気的に回転する回転体と、2本のレールからなり、該回転体に遊技球を案内する案内手段とを備えた構成となっている。パチンコ遊技機が外部からの衝撃を受けとると、2本のレールから遊技球が落下し、回転体にたどり着かないようにしたものである。
特許文献2に記載された発明は、特定領域に導く当り球保持部とハズレ穴に導くハズレ球保持部を有し、電気的に回動する振分装置と、下り勾配中に段差が設けられた振分装置に遊技球を誘導する誘導路とを備えた構成である。遊技球が一旦、段差を超えるとパチンコ遊技機に衝撃を与えても段差よりも上流に遊技球が戻らないため振分装置の当り球保持部が回ってくるのを待つことが出来ないようにしたものである。
特許文献3に記載された発明は、揺動する受け皿と、受け皿の下方に受け皿から落下した遊技球を時間の経過に応じて当り口方向に又はアウト口方向に導くステージ板を備えた構成である。この構成では、遊技球受け皿に滞留している時間が長ければ当り口に入る確率が高くなる構成であるため、パチンコ遊技機に衝撃を加え受け皿に滞留する時間を短くすることはないとしたものである。
また、特許文献3では、他の例として図12に、受け皿の上にクルーンを設け、クルーンに設けられた穴に応じて遊技球を受け皿に落下させるか、直接、ステージに落下させるか振分られる構成が記載されている。受け皿に落下する場合には、クルーンの下方に設けられたコイルバネの中を遊技球が通って受け皿に落下する、という構成も記載されている。
特開2003−088666号公報 特開2008−220402号公報 特開2008−200192号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2、特許文献3のような電気的に駆動する振分体ではなく、遊技球の挙動だけで当り口かハズレ口かを振り分ける構成であった場合には、上記の問題は解決しない。すなわち、電気的に振り分ける構成であれば、遊技球が振分装置に到着した際に、既に当り口、ハズレ口のどちらに入るか既に決定しているので、振分装置に到着する前の遊技球の動きに変化を与えさせないようにすればよい。
だが、遊技球の挙動だけで振り分ける構成の場合には、遊技球が振分装置に到着した段階では、まだ、どちらの入球口に入球するか決まっていない。振分装置内の遊技球の動きによって当りかハズレか決定されるので、最後まで、どちらの入球口に入球するか分からない。
よって、振分装置に到着する以前の遊技球の動きに変化を与えさせない構成にしても、振分装置内に遊技球が進入してからパチンコ遊技機に衝撃を与えられ、その衝撃によって遊技球の動きを強引に変化させ、特定入球口に遊技球を入球させられてしまう。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、電気的に駆動する振分体ではなく、遊技球の挙動だけで当り口かハズレ口に振り分けられる構成において、外部からのパチンコ遊技機へ衝撃が加えられることで無理やり大当りを発生させるという不正を防止するために考え出されたものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明は、発射された遊技球が入球可能な役物内に、遊技球が入球することで遊技者に有利な状態が発生する第1入球口が形成された振分体を備えた遊技機において、前記振分体は、前記役物の内壁から前記遊技球の直径よりも大きな空隙を空けて配置されており、該振分体を、前記役物に対して揺動可能に支持する支持部と、前記振分体の上面の縁から落下した遊技球が入球する箇所であって、入球しても前記有利な状態が発生しない回収口とを備え、前記振分体の上面は、前記遊技球が転動可能な窪んだ領域を有し、且つ該領域に前記第1入球口が形成されていることを特徴とする。
ここで、遊技者に有利な状態としては、大当り状態、大当りを発生させる抽選に用いられる図柄が変動している状態、電動チューリップが開いた状態を挙げることができる。また、第1入球口は、前記領域に複数形成されていても構わない。また、第1入球口と同様、そこに入球すれば遊技者に有利な状態が発生する入球口(第3入球口)が、前記役物の外部に設けられていてもよい。なお、振分体の上面の縁から落下した全ての遊技球が、回収口に入球する構成とする必要は無い。振分体の上面の縁から落下した遊技球の一部は、例えば、回収口以外の入球口に入って、賞球を発生させても良く、残りの遊技球が回収口に入球するようにすればよい。また、回収口は、遊技球が入球したことを検出する手段を備えているのが好適である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記領域には、入球しても遊技者に有利な状態が発生しない第2入球口が形成されていることを特徴とする。ここで第2入球口は、前記領域に複数形成されていても構わない。また、第2入球口と同様、そこに入球しても遊技者に有利な状態が発生しない入球口(第4入球口)が、前記役物の外部に設けられていてもよい。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2に記載の遊技機において、前記支持部は、前記振分体を下方から支える弾性部材であることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1または2に記載の遊技機において、前記支持部は、前記振分体を上方から吊るす部材であることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機において、前記振分体の外部に設けられ、前記第1入球口に前記遊技球が入球したことを検出する特定領域検出手段と、前記第1入球口に入球した前記遊技球を、前記特定領域検出手段まで誘導する遊技球誘導手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、まず振分体上面の窪んだ領域に遊技球が到達できるか否かで振り分けられ、更にその領域に形成された第1入球口に遊技球が入球するか否かで振り分けられる。振分体と役物の内壁の間には、遊技球の直径よりも大きな空隙が形成されているので、遊技球は前記領域からその空隙を通って容易に落下する。振分体は支持部により揺動可能に支持されているため、遊技機に衝撃を加えると、振分体は揺動する。これにより遊技球は前記領域から容易に落下し、第1入球口を通過することができない。落下した遊技球は、入球しても有利な状態が発生しない回収口に入球する可能性がある。つまり遊技者にとって有利な状態を発生させるのが困難になる。また、振分体が揺動している状態は、振分体が遊技者にとって有利な姿勢となっている期間が極めて限られるので、遊技者は振分体の揺動が止まるのを待つ可能性が高い。仮にこの振分体に振動を加えると、揺動している時間が延びる可能性が高く、これでは遊技の時間効率が悪くなってしまう。
従って、遊技者が遊技機を叩くなどして衝撃を与えるのを防止することができ、衝撃でパチンコ機が破損したり故障したりするのを防止することもできる。また、振分体に遊技球が乗っただけで振分体が揺動するので、その振分体の少しの揺動により、新たな遊技球の挙動が生まれ、遊技者は今まで以上に遊技球の挙動を楽しむことが出来るようになる。
請求項2に記載の遊技機においては、振分体の上面の窪んだ領域に、入球しても遊技者に有利な状態が発生しない第2入球口が形成されている。このように構成された遊技機によれば、前記領域で更に振分を行なうので、振分体に乗せた遊技球が前記空隙から落下しなくても、遊技者に有利な状態が発生しないかもしれないという遊技興趣を備えたものとすることができる。
請求項3に記載の遊技機においては、振分体が支持部により下方から支持されている。このような遊技機によれば、振分体の上方に支持部がないため、他の部材(例えば、役物内に入ってきた遊技球を振分体に誘導する通路)を振分体の上方に配置するのが容易となる。また、支持部に遊技球の通路を形成すれば、第1入球口に入球した遊技球を役物の下部に誘導するのも容易となる。
請求項4に記載の遊技機においては、振分体が支持部により上方から吊るされている。このような遊技機によれば、振分体の下方に支持部がないため、振分体の下方を有効に利用することができる。具体的には、他の入球口を配設したり、入球口への案内路を設けたりすることができる。また、振分体から落下した遊技球の転動が支持部に阻害されないので、遊技球を役物外へ速やかに排出することも期待できる。
請求項5に記載の遊技機においては、遊技球が第1入球口に入球したことを検出する特定領域検出手段が振分体の外部に設けられており、第1入球口に入球した遊技球を特定領域検出手段まで誘導する遊技球誘導手段を備えている。特定領域検出手段を振分体に設けると、特定領域検出手段が遊技球を検出したこと等を示す電気信号を、遊技機の制御装置(通常は主制御装置)に伝達するための導線を振分体に結線する必要がある。
この結線は、導線が遊技球の挙動を妨げないこと、振分体の揺動や遊技球の接触により導線がダメージを受けないこと、導線が振分体の揺動を妨げないこと等の条件を満たす必要が生じる。電気信号を無線にて主制御装置に送信することも考えられるが、構成が複雑化するし、不正な信号を主制御装置に送るというゴト行為を招きかねない。この点、請求項5に記載の遊技機によれば、特定領域検出手段が振分体の外部に設けられているため、振分体に導線を結線する必要が無い。
本発明の第1実施例の遊技機の遊技盤1の正面図 本発明の第1実施例の遊技機が備えるセンター役物90と振分体28の説明図 本発明の第1実施例の振分体28が揺動したときのセンター役物90内部を示す断面図 本発明の第1実施例のセンター役物90のA−A断面図 本発明の第1実施例のセンター役物90のA−B断面図 第1実施例の振分体28と遊技球22の寸法の関係を示す説明図 本発明の第2実施例の遊技機が備えるセンター役物90と振分体28の説明図 本発明の第2実施例のセンター役物90と振分体28の説明図 振分体28を支持するコイルバネ48内部を遊技球22が通過する様子を示す説明図 本発明の第3実施例の遊技機が備えるセンター役物90と振分体28の説明図 本発明の第3実施例のセンター役物90と振分体28の各内部を示す説明図 本発明の第3実施例の振分体28が揺動したときのセンター役物90内部を示す断面図 本発明の第4実施例の遊技機が備えるセンター役物90と振分体28の説明図 本発明の第4実施例のセンター役物90と振分体28の各内部を示す説明図 本発明の第4実施例の振分体28が揺動したときのセンター役物90内部を示す断面図 本発明の第4実施例の変形例のセンター役物90と振分体28の説明図 本発明の第4実施例の変形例のセンター役物90のA−A断面図 本発明の第4実施例の変形例において遊技球22が特定領域を通過する様子を示す説明図 本発明の第4実施例の変形例において遊技球22がハズレとなる様子を示す説明図 本発明の第4実施例の変形例の遊技機が備えるセンター役物90の正面図 本発明の第4実施例の変形例のセンター役物90と振分体28の各内部を示す説明図 本発明の第4実施例の変形例の振分体28の説明図
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
[実施例1]
図1は、本発明の一実施例である遊技機の遊技盤1の正面図である。本図に示すように本発明の遊技機の遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
センターケース5の下方には、始動口13と電動チューリップ型の大入賞口14(以下、電動チューリップ14という)が配置されている。始動口13は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。電動チューリップ14は、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に始動口13があるために閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。
遊技球が始動口13に入球すると複数種類の乱数値を抽出し、抽出した乱数値の一つである大当り判定用乱数(当否乱数)の値によって抽選(特別図柄抽選、特図当否判定)が行われる。特別図柄抽選(特図当否判定)で当り、始動口13の左方に設けられた特別図柄表示装置9に当りを示す特別図柄が確定表示されると大入賞口16が所定回数、開放される遊技者に有利な状態である大当り遊技(特別遊技)が開始される。特別図柄表示装置9に小当りを示す特別図柄が確定表示されると、電動チューリップ14が開放される。電動チューリップ14から、センター役物90内に入った遊技球がセンター役物90内の特定入球口(後述)に入っても、大入賞口16が所定回数、開放される大当り遊技が開始される。
また、遊技球が始動口13に入球したことに起因して行なわれる特別図柄抽選(特図当否判定)の判定結果は特別図柄表示装置9に特別図柄を用いて報知される。特別図柄での報知方法は、変動表示が所定時間行われ、その後、決定されていた確定図柄を確定表示することで行われる。なお、特別図柄が変動中の間は新たに特別図柄は変動を開始しない。また、特別図柄が変動中には、特別図柄の擬似演出を行う擬似図柄が演出図柄表示装置6にて表示される構成になっている。
特別図柄表示装置9は2桁の7セグメントLEDで形成されており、特別図柄表示装置9の下方には、4個のLEDからなる特別図柄保留記憶表示装置10が設置されている。この特別図柄保留記憶表示装置10は、遊技球が始動口13に入球した際に抽出された乱数の値が記憶されている数を示すものであり、特別図柄が変動中に始動口13に入球すると、入球した際に抽出された乱数の値について抽選ができないので(特別図柄が既に変動しているため)、抽出された乱数の値が一旦保留記憶される。本実施例では乱数を最大で4個ずつ保留記憶される構成になっている。
また、本実施例では、特別図柄の保留記憶されている値のうち最も古い値から先に抽選を行い、その結果を特別図柄の変動を行ってから報知する構成にしている。
特別図柄表示装置9の上方には左袖入賞口31が設けられ、左袖入賞口31と遊技盤1の左右中央に関して対称な位置には右袖入賞口33が設けられ、左袖入賞口31の下方には左落し入賞口32が、右袖入賞口33の下方には右落し入賞口34が設けられている。なお、この左袖入賞口31、左落し入賞口32、右袖入賞口、右落し入賞口34は、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
遊技領域3の最下部には、アウト口17が設けられており、発射された遊技球が遊技領域3に配置された各入賞口に入球しなかった場合には、このアウト口17に入り遊技球はパチンコ機の裏側に回収される。
また、遊技球が、始動口13に入球すると3個、左袖入賞口31、左落し入賞口32、右袖入賞口33、右落し入賞口34に入球すると10個、電動チューリップ14、大入賞口16に入球すると15個の遊技球が賞球として払い出されるように設定されている。
次に図2を使用してセンター役物90について説明する。図2(a)はセンター役物90の正面図である。羽根20a,20bが開放して電動チューリップ14から入った遊技球22は、流出口24からセンター役物90の内部に入り、案内路26を流下して、振分体28に到達する。案内路26の末端と、振分体28との間には隙間があり、振分体28が後述するように揺動した際に、案内路26が振分体28に接触しないように構成されている。
振分体28の上端とセンター役物90の内壁との水平距離dは遊技球22の直径よりも大きくされている。図2(b)は振分体28の平面図である。本図に示すように振分体28は平面視略円形の部材であり、上面28aの中央には特定領域(後述)に連通する特定入球口40が形成されている。振分体28はセンター役物90の底床47とコイルバネ48にて接続されており、このコイルバネ48にて振分体28は支持されている。また、この支持がコイルバネ48にて行なわれることにより、センター役物90が振動を受けると、振分体28が底床47に対して揺動するように構成されている。図3は、図2(a)のA−A断面図であり、振分体28が揺動した様子を示している。本図に示すように振分体28は上面28aが擂鉢状に形成されている。なお、図3の左方がパチンコ機の前方(遊技者がいる側)である。また、符号66は、センター役物90に入ってきたことを検出するための検出スイッチであり、これにて遊技球22が検出されると賞球が払い出される。
図4も、図2(a)のA−A断面図であるが、振分体28が殆ど揺動しなかったときの様子を示している。この場合、遊技球22が適切な速度で振分体28上に落下すれば、遊技球22は振分体28の上面28a上を何度か周回し、やがて特定入球口40から振分体28内を下方へ流れる。コイルバネ48の内径は遊技球22の直径よりやや大きく、遊技球22が滞りなくコイルバネ48の内部を流下可能に構成されている。コイルバネ48内を流下した遊技球22は、底床47に形成された穴である特定領域50に到達する。そこから遊技球22は底床47の下部に形成された流路に案内されて特定領域検出スイッチ52を通過する。特定領域検出スイッチ52が遊技球22の通過を検出すると大当りが発生する。なお、底床47の最も高い部分から振分体28の上端までの距離aは遊技球22の直径に比べて十分大きく、振分体28から勢い余って脱落した遊技球22が、バウンドして再び振分体28上に戻らないようにされている。また、振分体28の上縁(前側)からセンター役物90の内壁までの水平距離e、振分体28の上縁(後側)からセンター役物90の内壁までの水平距離fはいずれも遊技球22の直径よりも大きくされている(これらについては、以降の実施例においても同様)。このため、遊技球22は振分体28の前後方向からも容易に落下する。
図3のように遊技球22が振分体28から零れ落ちた場合、遊技球22は図5に示すような経路を流下する。図5は図2(a)のA−B断面図である。図5に示すように、底床47は遊技者から見て奥方向(図5では右方向)が低くなるように傾斜されており、振分体28から落下した遊技球22は、底床47上を転動して回収穴60からセンター役物90外へ排出される。回収穴60を通った遊技球22は、特定領域検出スイッチ52に検出されずに遊技球検出スイッチ61によりハズレ球として検出されるので、大当りが発生することはない。
図6に振分体28と遊技球22の寸法関係を示す。本図に示すように、遊技球22の直径bよりも、振分体28の上面28aの窪み量cの方が小さくされている。これにより、振分体28の上面28aに到達した遊技球22は、たとえ振動を受けたり上面28aが傾斜していたりしなくても、遊技球22の転動速度が速過ぎたり、振分体28上で他の遊技球22と接触したりすることにより、振分体28から容易に脱落する。つまり振分体28は、その上面28aに到達した遊技球22を、特定入球口40に誘導するだけではなく、振分体28から脱落させる場合もあるという振分機能を有している。
なお、振分体28が揺動するのは、案内路26から遊技球22が落下し、上面28aと衝突したときの衝撃が強すぎた場合や、遊技者がパチンコ機を叩くなどして振動をパチンコ機に加えた場合が考えられる。前述のように、このパチンコ機においては、振分体28が振動したり傾斜したりさえしなければ、案内路26から適切な速度で流下して振分体28に到達した遊技球22は、ほぼ確実に特定入球口40に入るので、遊技者は振分体28が揺動したり傾いたりしないように慎重に遊技球22の発射強度を調整しながら遊技を行うことになる。既に、振分体28が揺動したり傾斜したりしている場合は、一旦、遊技球22の発射を中止し、振分体28の揺動もしくは傾斜が治まるのを待ち、それから発射を再開すると考えられる。まして、パチンコ機を叩くなどして振分体28に振動を加え、遊技球22が振分体28から落下する可能性を増大させる可能性は低い。
以上のように構成されたパチンコ機によれば、遊技者がパチンコ機を叩くと、振分体28が揺動して、振分体28から遊技球が脱落しやすくなるので、遊技者にとって不利となる。従って、遊技者がパチンコ機に衝撃を加えるのを防止することができる。また、見た目上でも振分体28が揺れると不利な状態になることが分かるので、初めて本遊技機を遊技する者も遊技機を叩くことがない。これにより、衝撃でパチンコ機が破損したり故障したりするのを防止することができる。
また、振分体28に遊技球22が乗っただけで振分体28が揺動するので、その振分体28の少しの揺動により、新たな遊技球22の挙動が生まれ、遊技者は今まで以上に遊技球22の挙動を楽しむことが出来るようになる。このように特定入球口40を形成した振分体28を揺動可能とした場合には、遊技球22が特定入球口40に入ったことを検出スイッチの配線方法と、特定入球口40に入った遊技球22の処理方法であるが、本実施例の構成によれば、振分体28を支えるコイルバネ48の内部を遊技球22の通路とし、その下流に特定領域検出スイッチ52を設けることにより、振分体28を揺動可能としつつも、検出スイッチの配線と遊技球の処理を的確に実現している。
ここで本実施例の構成と、本発明の構成要件との対応関係を示す。センター役物90が本発明の「役物」に相当し、特定入球口40が本発明の「第1入球口」に相当し、コイルバネ48が本発明の「支持部」と「遊技球誘導手段」を兼ねた構成に相当し、特定領域検出スイッチ52が本発明の「特定領域検出手段」に相当する。なお、本実施例では支持部としてコイルバネ48を例示したが、揺れが収まると垂直な状態に戻り、内部を遊技球22が流下することができる形状の弾性体であれば、どのようなものでもよい。
[実施例2]
本発明の第2の実施例について図7〜9を用いて説明する。なお、本実施例は実施例1と共通点が多いため、名称が同じ構成については同じ符号を用い、異なる点を重点的に説明する。実施例2の振分体28は、図7(a)に示すように、実施例1の振分体よりも厚く形成されており、その上面28aには図7(b)の振分体28の平面図に示すように3個の穴が形成されている。3個の穴の内、1個が特定入球口40であり、他の2個はハズレ穴42,44である。図7(a)のA−A断面図である図8(a)に示すように、振分体28の上面28aは擂鉢状ではなく中央部28bが盛り上がった形状をしており、最も低い部分に特定入球口40、ハズレ穴42,44の3個の穴が形成されている。これにより、振分体28から落下することなく上面28a上を周回することとなった遊技球22は、前記3個の穴のいずれかに入ることになる。
特定入球口40の奥には特定領域検出スイッチ52が設けられており、ここを遊技球22が通過すると大当りが発生する。なお、図8(b)に示すようにハズレ穴42,44の奥にも遊技球22を検出するためのスイッチ54,56が設けられており、各ハズレ穴に入球したことを検出可能に構成されている。これら各スイッチを通過した遊技球22は、中央部28bの真下に至り、コイルバネ48内を通って排出経路62から排出される。つまり各スイッチを通過した遊技球22が通る流路は中央部28bの真下にて合流するよう、振分体28内に形成されている。
導線64は、各スイッチ52,54,56からの信号をパチンコ機の主制御装置に伝達するためのものである。図9は、図8(a)のコイルバネ48付近を拡大した図である。本図に示すようにコイルバネ48は外側のコイルバネ48aと内側のコイルバネ48bとから構成されており、遊技球22はコイルバネ48b内を通る。導線64はコイルバネ48a、48bの間を通っており、これにより導線64は特定入球口40から排出経路62に至る遊技球22の流れを妨げることは無く、且つ振分体28から脱落した遊技球22の流下の妨げになることもない。
なお、図示は省略したが、振分体28から脱落した遊技球22は、実施例1の図5に示したのと同様、底床47を転動して回収穴60からセンター役物90外へ排出される。
このように構成されたセンター役物90によれば、振分体28上で更に振分を行なうので、実施例1に示したセンター役物90にはない遊技性、具体的には、振分体28に乗せる必要がある点では同じだが、それだけでは大当りが発生しないという遊技興趣を備えたものとなる。そして、振分体28に振動を加えれば、遊技が不利になる点では実施例1のセンター役物90と同様であるため、遊技者がパチンコ機に振動を加える可能性を低くすることができ、その振動でパチンコ機が破損したり故障したりするのを防止することもできる。
なお、実施例2では、ハズレ穴42,44が本発明の「第2入球口」に相当する。なお、本実施例の振分体28の上面28aは、中央部28bが盛り上がった形状をしていたが、特定領域検出スイッチ52およびスイッチ54,56を互いに近接させるなどして特定入球口40,ハズレ穴42,44を中央に寄せることにより、擂鉢状の形状にしてもよい。また、特定入球口40に入った遊技球22を振分体28内の特定領域検出スイッチ52にて検出しながらも、その配線は、導線64を外側のコイルバネ48aと内側のコイルバネ48bの間を通すことにより的確に実現している。
[実施例3]
本発明の第3の実施例について図10〜12を用いて説明する。なお、本実施例は実施例2と共通点が多いため、異なる点のみを重点的に説明する。実施例3の振分体28は、図10(a)に示すようにセンター役物90の内部にて柔軟性を有するパイプ80にて吊るされている。その上面28aには図10(b)の振分体28の平面図に示すように3個の穴が形成されている。3個の穴の内、1個が特定入球口40であり、他の2個はハズレ穴42,44である。図10(a)のA−A断面図である図11(a)に示すように、振分体28の上面28aは擂鉢状ではなく中央部が盛り上がった形状をしており、その径方向の中程に特定入球口40、ハズレ穴42,44の3個の穴が形成されている。これにより、振分体28から落下することなく上面28a上を周回することとなった遊技球22は、前記3個の穴のいずれかに入ることとなる。
実施例2と同様、特定入球口40の奥には特定領域検出スイッチ52が設けられており、ハズレ穴42,44の奥にも遊技球22を検出するためのスイッチ54,56が設けられている(図11(b)参照)。これら各スイッチを通過した遊技球22は、底床47上に落下して、図示しない回収穴60からセンター役物90外へ排出される。なお、振分体28上に留まれなかった遊技球22も、底床47上に落下して、回収穴60からセンター役物90外へ排出される。
各スイッチ52,54,56からの電気信号を主制御装置に伝えるための導線64はパイプ80内に配設されている。これにより、振分体28やパイプ80が例えば図12のように揺動しても、適切に電気信号を主制御装置に伝えることが可能にされている。
このように構成されたセンター役物90によれば、振分体28上で更に振分を行なうので、実施例2と同様、振分体28に乗せただけでは大当りが発生しないという遊技興趣を備えたものとなる。そして、振分体28に振動を加えれば、振分体28がパイプ80と共に揺動して遊技が不利になるので、遊技者がパチンコ機に振動を加える可能性を低くすることができ、その振動でパチンコ機が破損したり故障したりするのを防止できる。また、振分体28はその中心にて1本のパイプ80で支えられているので、振分体28の端から落下する遊技球22の挙動を妨げることがない。また、特定入球口40に入った遊技球22を振分体28内の特定領域検出スイッチ52にて検出しながらも、その配線は、導線64をパイプ80の内部を通すことにより的確に実現している。
実施例3では、パイプ80が本発明の「支持部」に相当する。
[実施例4]
本発明の第4の実施例について図13〜15を用いて説明する。なお、本実施例は前記実施例と共通点が多いため、名称が同じ構成については同じ符号を用い、異なる点を重点的に説明する。実施例4の振分体28は、図13(a)に示すようにセンター役物90の内部にて4本のパイプ80a〜80dにて吊るされている。なお、本図でパイプ80bはパイプ80aの奥に隠れており、パイプ80cはパイプ80dの奥に隠れている。いずれのパイプ80a〜80dも、振分体28の側面に固定されている。振分体28の上面28aには図13(b)の平面図に示すように4個の穴が形成されており、4個の穴の内、1個が特定入球口40であり、他の3個はハズレ穴42,44,46である。図13(a)のA−A断面図である図14(a)に示すように、振分体28の上面28aは擂鉢状に形成されている。これにより、振分体28から落下することなく上面28a上を周回することとなった遊技球22は、前記4個の穴のいずれかに入ることとなる。
図14(b)に示すように4個の穴にはそれぞれ検出スイッチ52,54,56,58が設けられており、遊技球22が各穴を通過したことを検出可能にされている。特定入球口40に入った遊技球22が入ると、特定領域検出スイッチ52により検出されて、大当りが発生する。なお、検出スイッチ52〜58からの電気信号を主制御装置に伝えるための導線64はパイプ80a〜80d内に配設されている。また、いずれの穴に入った遊技球も、振分体28から落下して、底床47を転動して図示しない回収穴60からセンター役物90外へ排出される。
本実施例の振分体28も、4本のパイプ80a〜80dにて支えられているとはいえ、パイプ80a〜80d自体が柔軟性を有していることにより、振動を受けると容易に揺動する(図15参照)。すると振分体28上にあった遊技球22は、振分体28から脱落して、底床47上に落下し、回収穴60からセンター役物90外へ排出される。
このように構成されたセンター役物90は、実施例3のセンター役物90と同様の効果を有している。しかも、振分体28を4本のパイプ80a〜80dにて支えているので、振動が加えられていない状態では、振分体28を比較的容易に水平することができる。仮に振分体28が1箇所または2箇所でパイプなどに支持されていると、経年変化などにより、振分体28が水平ではない状態で揺動が静止する可能性がある。この姿勢が遊技者にとって有利な姿勢であればよいが、そうでなければ、振動を加えずとも、遊技者にとって有利な状態を発生することが困難な遊技機となり、遊技機を叩かない理由が減退してしまう。しかもこの姿勢が更なる経年変化などで変化していく可能性もあり、非常に遊技をし辛い遊技機となる。
この点、本実施例の遊技機によれば、振分体28が4本のパイプ80a〜80dにより4箇所で支持されているので、揺動が止まった際の振分体28の姿勢を一意に定めることができる。すなわち、平常時(振動を加えない状態)における振分体28に遊技球22が乗る容易さと、振動が加えられた場合における遊技球22の脱落のしやすさを両立させることができる。なお、このような構成にすることにより、案内路26から落下する遊技球22による上方からの衝撃では揺動しにくく、遊技者により加えられる横方向の衝撃では揺動し易い構造となっている。しかも4本のパイプ80a〜80dは、振分体28の側面に固定されているので、振分体28上の遊技球22の挙動を妨げることがない。また、特定入球口40に入った遊技球22を振分体28内の特定領域検出スイッチ52にて検出しながらも、その配線は、導線64をパイプ80a〜80dの内部を通すことにより的確に実現している。
実施例4では、パイプ80a〜80dが本発明の「支持部」に相当する。
[他の実施例]
本発明の実施例4を図16〜19のようにしてもよい。本実施例のセンター役物90の正面図は、図16(a)に示すように実施例4のセンター役物90に類似しているが、底床部にガイド部材70を設けている点が異なる。また、振分体28は、その平面図である図16(b)に示すように、穴が3個となっており、その内の特定入球口40は、ガイド部材70の上方に位置するよう形成されている。図16(a)のA−A断面図である図17に示すように、ガイド部材70の奥(本図では右)には奥方向へ伸びる長穴72が形成されている。振分体28の特定入球口40から落下した遊技球22は、図18に示すように、長穴72を通ってセンター役物90外へ排出され、特定領域検出スイッチ52に検知され、大当りが発生する。
振分体28のハズレ穴42,またはハズレ穴44から落下した遊技球22は、図19に示すように、ガイド部材70の脇(本図では手前または奥)を通ってセンター役物90外へ排出され、大当りは発生しない。この振分体28に振動を加えると、特定入球口40と長穴72の位置がずれることとなり、大当りが発生しにくくなる。
このように構成されたセンター役物90によれば、実施例4のセンター役物90が有する効果に加え、振分体28の内部に特定領域検出スイッチ52などの検出スイッチが不要となるため、パイプ80a〜80d内に導線を通す必要が無い。従って、パイプのような中空の部材ではなく、柔軟性を有した長尺部材(例えば紐)を用いることが可能となる。また、ガイド部材70に形成した長穴72を遊技球22の通路とし、その下流に特定領域検出スイッチ52を設けることにより、振分体28を揺動可能としつつも、検出スイッチの配線と遊技球の処理を的確に実現している。
この変形例では、ガイド部材70が本発明の「遊技球誘導手段」に相当する。
本発明の実施例4を図20〜22のようにしてもよい。本実施例のセンター役物90の正面図は、図20に示すように実施例4のセンター役物90に類似しているが、振分体28と底床47とを布製の筒状の誘導路74で接続している点が異なる。そして図20のA−A断面図である図21(a)に示すように誘導路74は振分体28の中央に設けられている。また、振分体28は、その平面図である図21(b)に示すように、穴が4個となっており、1個が特定入球口40であり、他の3個はハズレ穴42,44,46である。各穴の奥にはそれぞれ検出スイッチ52〜58が設けられている。図示されていないが、パイプ80a〜80d内には、検出スイッチ52〜58からの電気信号を主制御装置に伝えるための導線が配設されている。
振分体28を、図22(a)に示すようなハズレ穴42,46を横切るB−B断面図にすると、図22(b)のようになる。各スイッチ52〜58を通過した遊技球22が通る流路は中央部28bの真下にて合流するよう、流路が形成されており、遊技球がいずれの穴に入っても、誘導路74を介してセンター役物90の外部へ排出される。なお、誘導路74は布製であるため、振分体28の揺動にあわせて容易に変形し、振分体28の揺動を妨げることはない。
このように構成されたセンター役物90によっても、実施例4のセンター役物90と同様の効果を奏するものとなる。また、特定入球口40に入った遊技球22を振分体28内の特定領域検出スイッチ52にて検出しながらも、その配線は、導線64を外側のコイルバネ48aと内側のコイルバネ48bの間を通すことにより的確に実現している。
なお、この変形例では、誘導路74が本発明の「遊技球誘導手段」に相当する。
なお、実施例3では、振分体28を1本のパイプで吊るし、実施例4では、振分体28を4本のパイプで吊るしていたが、これ以外の本数(例えば3本)にて振分体28を吊るしてもよい。また、前記いずれの実施例においても、振分体28上のある穴に入球すると大当りが発生する機種であったが、それ以外の機種(例えば、振分体28上のある穴に入球すると乱数を発生させる構成や、電動チューリップ14とは別に設けられた電動チューリップが開放する構成等)に本発明を適用してもよい。乱数を発生させる構成では、乱数の発生とともに抽選用の図柄を変動させ、前記乱数により決定された図柄で停止させ、その図柄が特定の図柄だった場合に大当たりが発生する構成とするとよい。
また、電動チューリップ14が開いたときのみ入球可能とするのではなく、常時、センター役物90内に入球可能な構成としてもよい。なお、前記実施例では、センター役物90内に遊技球が入ってきたことを検出スイッチ66にて検出すると賞球を払い出す構成であったが、特定領域検出スイッチ52や検出スイッチ54〜56にて遊技球22を検出したときに賞球を払い出す構成としてもよい。また、たとえ特定領域検出スイッチ52にて遊技球の通過が検出されても、検出スイッチ66にて遊技球22が検出されてから所定時間が経過していた場合には、無効とする(大当たりが発生しない)構成としてもよい。
底床47から振分体28の上端までの距離aは、振分体28から勢い余って脱落した遊技球22が、バウンドして再び振分体28上に戻らないようにされていると記したが、底床47に衝撃吸収部材(例えばゴム)を敷くことにより、振分体28から落下した遊技球22が振分体28に戻らないようにしてもよい。
1:遊技盤 13:始動口
14:電動チューリップ 16:大入賞口
24:流出口 26:案内路
28:振分体 42、44,46:ハズレ穴
47:底床 48:コイルバネ
50:特定領域 52:特定領域検出スイッチ
54、56、58:検出スイッチ 60:回収穴
61:遊技球検出スイッチ 62:排出経路
64:導線 70:ガイド部材
80、80a〜80d:パイプ 90:センター役物

Claims (5)

  1. 発射された遊技球が入球可能な役物内に、遊技球が入球することで遊技者に有利な状態が発生する第1入球口が形成された振分体を備えた遊技機において、
    前記振分体は、前記役物の内壁から前記遊技球の直径よりも大きな空隙を空けて配置されており、
    該振分体を、前記役物に対して揺動可能に支持する支持部と、
    前記振分体の上面の縁から落下した遊技球が入球する箇所であって、入球しても前記有利な状態が発生しない回収口とを備え、
    前記振分体の上面は、前記遊技球が転動可能な窪んだ領域を有し、且つ該領域に前記第1入球口が形成されている
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記領域には、入球しても遊技者に有利な状態が発生しない第2入球口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記支持部は、前記振分体を下方から支える弾性部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記支持部は、前記振分体を上方から吊るす部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  5. 前記振分体の外部に設けられ、前記第1入球口に前記遊技球が入球したことを検出する特定領域検出手段と、
    前記第1入球口に入球した前記遊技球を、前記特定領域検出手段まで誘導する遊技球誘導手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。
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