JP2011158600A - 定着装置、及びそれを備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置、及びそれを備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ジャムのときには剥離爪を定着ローラ表面から確実に退避させることが可能な定着装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2ガイド溝部33a、33bにより各ピン35、37がガイドされて移動すると、剥離爪ホルダー31もガイドされて移動する。従って、第1及び第2ガイド溝部33a、33bにより剥離爪ホルダー31がガイドされて移動する。剥離爪ホルダー31もしくは剥離爪15に対して垂直方向から水平向までの範囲の方向の力が作用したときには、第1及び第2ガイド溝部33a、33bのガイドにより、剥離爪ホルダー31が垂直方向から水平方向までの範囲に自在に移動して、剥離爪15の爪先端15aが加熱ローラ11の表面から退避する。
【選択図】図7

Description

本発明は、用紙上に形成されたトナー像を定着させる定着装置及びそれを備える画像形成装置に関する。
この種の定着装置は、電子写真法、静電記録法、磁気写真法等の画像形成装置に適用され、トナー像が形成された用紙(普通紙、静電記録用紙、写真用紙等)を一対の定着ローラ間に挟みこんで加熱及び加圧し、用紙上のトナー像を定着させるものである。
このような定着装置では、用紙が定着ローラに巻き付くことがあるため、剥離爪の先端を定着ローラに接触させておき、この剥離爪により定着ローラに巻き付いた用紙を剥がすようにしている。
ところが、定着ローラの剥離爪付近で用紙詰まり(ジャム)が発生して、この用紙が滞ると、この用紙により剥離爪が定着ローラ表面に強く押し付けられて、定着ローラ表面に傷が付いたり、剥離爪が破損することがある。
このため、特許文献1、2では、分離爪(剥離爪)のホルダーを溝に沿って移動可能に支持しておき、ジャムのときに用紙によりホルダーが押されると、ホルダーが溝に沿って移動して、分離爪が定着ローラから離間して退避するようにしている。
特開2002−14565号公報 特開2002−145503号公報
しかしながら、特許文献1、2のいずれも、分離爪のホルダーが溝に沿って移動したときのホルダーの移動軌跡が一線上にあり、ホルダーの移動方向が一方向に特定されるので、詰まった用紙によりホルダーもしくは分離爪が押されても、分離爪の先端が退避し切れないことがあり、このときに分離爪の先端が定着ローラ表面に強く押圧されて、定着ローラ表面の傷や剥離爪の破損が生じた。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ジャムのときには剥離爪を定着ローラ表面から確実に退避させることが可能な定着装置及びそれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の定着装置は、定着ローラと、定着ローラから記録用紙を剥離する剥離爪とを備える定着装置であって、前記剥離爪を回転可能に支持する剥離爪ホルダーと、前記剥離爪が前記定着ローラから離間して退避するように前記剥離爪ホルダーを2方向もしくは前記2方向に挟まれる範囲に移動可能に支持する支持体とを備えている。
このような本発明では、剥離爪が定着ローラから離間して退避するように剥離爪ホルダーを2方向もしくは前記2方向に挟まれる範囲に移動可能に支持しているので、詰まった用紙により剥離爪もしくは剥離爪ホルダーが押されたときに、剥離爪ホルダーが2方向もしくは広い範囲に自在に移動することができ、剥離爪が定着ローラから確実に退避して、剥離爪の先端が定着ローラ表面に強く押圧されるような事態を避けることができる。
また、本発明の定着装置においては、前記剥離爪ホルダーは、複数のピンを有し、前記支持体は、前記剥離爪ホルダーを前記2方向もしくは前記2方向に挟まれる範囲に移動可能に該剥離爪ホルダーの各ピンをガイドするガイド溝を有している。
このような支持体のガイド溝により剥離爪ホルダーを2方向もしくは2方向に挟まれる範囲にガイドすることが可能になる。
例えば、前記ガイド溝の2つの縁は、剥離爪ホルダーを2方向もしくは2方向に挟まれる範囲に移動可能に該剥離爪ホルダーの各ピンをガイドする。
また、本発明の定着装置においては、前記剥離爪の先端が前記定着ローラに接近する方向に前記剥離爪ホルダーを付勢するバネを備えている。
これにより、剥離爪の先端が定着ローラ表面付近に位置決めされる。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の定着装置を備えているので、同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、剥離爪が定着ローラから離間して退避するように剥離爪ホルダーを2方向もしくは前記2方向に挟まれる範囲に移動可能に支持しているので、詰まった用紙により剥離爪もしくは剥離爪ホルダーが押されたときに、剥離爪ホルダーが2方向もしくは広い範囲に自在に移動することができ、剥離爪が定着ローラから確実に退避して、剥離爪の先端が定着ローラ表面に強く押圧されるような事態を避けることができる。
本発明の定着装置の一実施形態を適用した画像形成装置の主要部を拡大して示す断面図である。 本実施形態の定着装置における複数の剥離爪及び支持フレームを示す斜視図である。 剥離爪の支持構造を示す分解斜視図である。 (a)、(b)は、剥離爪の支持構造を上方及び下方から見て示すそれぞれの斜視図である。 (a)、(b)、(c)は、剥離爪の支持構造を示す側面図、平面図、及び正面図である。 (a)、(b)は、剥離爪ホルダーにより支持された剥離爪の動きを示す図である。 (a)、(b)、(c)は、支持枠により支持された剥離爪ホルダー並びに剥離爪の動きを示す図である。 (a)、(b)、(c)は、支持枠により支持された剥離爪ホルダー並びに剥離爪の他の動きを示す図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の定着装置の一実施形態を適用した画像形成装置の主要部を拡大して示す断面図である。
この画像形成装置1は、電子写真法に基づくものであり、感光体ドラム2、転写ベルト3、定着装置4等を備えている。感光体ドラム2は、その表面に光感光層を有するものであって、一定の回転速度で矢印Aの方向に回転駆動されている。この感光体ドラム2の回転に伴い、帯電装置(図示せず)により感光体ドラム2の表面が所定の電位に均一に帯電され、露光装置(図示せず)により感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成され、現像装置(図示せず)により感光体ドラム2の表面の静電潜像がトナー像に現像される。
転写ベルト3は、感光体ドラム2の表面速度と同一の速度で矢印Bの方向に駆動されており、感光体ドラム2に圧接されて、相互間にニップ域を形成している。このニップ域には、その下方から搬送されて来た用紙が導入され、このニップ域で用紙が搬送されつつ、感光体ドラム2表面のトナー像が用紙に転写される。転写ベルト3には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
この用紙は、上方に搬送されて、定着装置4へと導かれる。定着装置4は、加熱ローラ(定着ローラ)11と加圧ローラ(定着ローラ)12を備えている。各ローラ11、12は、相互に圧接されて、相互間にニップ域を形成し、一方が回転駆動され、他方が従動回転される。搬送されて来た用紙は、各ローラ11、12間のニップ域に挟み込まれて加熱及び加圧され、用紙上のトナー像が定着される。
この用紙は、搬送経路5を通じて更に上方へと搬送され、排紙トレイ(図示せず)等に排出される。
本実施形態の定着装置4は、加熱ローラ11及び加圧ローラ12の他に、加圧ローラ12を加熱する外部加熱ローラ13、加熱ローラ11表面の付着トナーを除去するクリーニング装置14、及び各ローラ11、12の表面近傍に配置されたそれぞれの剥離爪15、16等を備えている。
加熱ローラ11は、ヒータ17を内蔵しており、この内蔵のヒータ17により加熱される。加圧ローラ12は、その表面を外部加熱ローラ13により加熱される。
また、各ローラ11、12は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属或いはそれらの合金等よりなる芯金、この芯金表面のシリコンゴム等の弾性層、更にその上のPFAやPTFE等の離型層からなる3層構造のローラである。
クリーニング装置14は、オイル(シリコンオイル)等を含侵した薄いウェブシート21を巻き付けた送り出しローラ22と、このウェブシート21の先端を接続した巻き取りローラ23と、送り出しローラ22と巻き取りローラ23間でウェブシート21を加熱ローラ11に圧接させる圧接ローラ24とを備えており、圧接ローラ24によりウェブシート21を加熱ローラ11表面に圧接して、ウェブシート21により加熱ローラ11表面に付着している残留トナーを拭き取り除去する。また、送り出しローラ22及び巻き取りローラ23を間欠的に一定量だけ回転させて、ウェブシート21を一定量だけ送り出して巻き取り、加熱ローラ11表面に圧接されるウェブシート21の部分を新しくしている。
各剥離爪15、16は、それらの先端が加熱ローラ11の表面及び加圧ローラ12の表面に接触しおり、各ローラ11、12に巻き付いた用紙をそれらのローラ11、12から剥がす。
ここで、仮に、剥離爪15(又は16)付近で用紙詰まり(ジャム)が発生して、用紙が滞り、この用紙により剥離爪15(又は16)が加熱ローラ11(又は加圧ローラ12)の表面に強く押し付けられると、加熱ローラ11(又は加圧ローラ12)の表面に傷が付いたり、剥離爪15(又は16)が破損してしまう。
特に、トナー像が転写された用紙表面に接触する加熱ローラ11には、用紙が巻き付き易いため、そのような事態の発生が懸念される。
そこで、本実施形態では、加熱ローラ11側の剥離爪15が加熱ローラ11から離間して退避するように剥離爪15を移動可能に支持して、ジャムの発生のときに剥離爪15の先端が加熱ローラ11表面に強く押圧されるような事態を確実に避けている。
次に、加熱ローラ11から離間して退避可能な剥離爪15の支持構造について詳しく説明する。
図2は、配列された複数の剥離爪15を示している。図2において、支持フレーム25は、加熱ローラ11に沿って設けられるものであり、この支持フレーム25に複数の剥離爪15が間隔を開けて配置されている。これらの剥離爪15は、それぞれの先端が加熱ローラ11表面に接触し、かつ加熱ローラ11から離間して退避するように支持されている。
図3は、剥離爪15の支持構造を示す分解斜視図である。図4(a)、(b)は、剥離爪15の支持構造を上方及び下方から見て示すそれぞれの斜視図である。図5(a)、(b)、(c)は、剥離爪15の支持構造を示す側面図、平面図、及び正面図である。
図3〜図5に示すように、剥離爪15が剥離爪ホルダー31の内側に支持され、剥離爪ホルダー31が支持枠32の内側に支持されている。
剥離爪15は、爪先端15aを有しており、その略中央に軸孔15cが形成されている。また、剥離爪ホルダー31は、主板31a、主板31aの両側で折り曲げられた各側板31b、及び主板31aの端部から突出したフック31cを有しており、各側板31bに一対の軸孔31d、eが形成されている。
支持枠32は、主板32a、主板32aの両側で折り曲げられた各側板32b、及び各側板32bの一辺で折り曲げられた各固定板32cを有している。各側板32bには、それぞれのガイド溝33が形成されている。各固定板32cには、2つの穿孔32dがそれぞれ形成され、また各固定板32cの端部で折り曲げられたそれぞれの係合部32eが設けられている。
図3から明らかなように支持枠32の各側板32bの内側に剥離爪ホルダー31が配置され、支持枠32の各側板32bと剥離爪ホルダー31の各側板31bが重ねられ、支持枠32の各側板32bのガイド溝33に剥離爪ホルダー31の各側板31bの一対の軸孔31d、31eが重ねられる。
また、剥離爪ホルダー31の各側板31bの内側に剥離爪15及びトーションバネ34が配置され、剥離爪ホルダー31の各側板31bの軸孔31dと剥離爪15の軸孔15cが重ねられ、剥離爪ホルダー31の各側板31bの軸孔31eとトーションバネ34のコイル部34aが重ねられる。このとき、トーションバネ34の2本の端部34bが剥離爪ホルダー31の主板31aの両側に配され、トーションバネ34の中央部34cが剥離爪15の一辺15dに引っ掛けられる。
そして、一方のピン35が支持枠32の各側板32bのガイド溝33、剥離爪ホルダー31の各側板31bの軸孔31d、及び剥離爪15の軸孔15cに挿し通されて、ピン35の一端の溝35eに止め輪36が嵌合される。また、他方のピン37が支持枠32の各側板32bのガイド溝33、剥離爪ホルダー31の各側板31bの軸孔31e、及びトーションバネ34のコイル部34aに刺し通されて、ピン37の一端の溝37eに止め輪38が嵌合される。これにより、支持枠32の各側板32bの内側に剥離爪ホルダー31が支持され、剥離爪ホルダー31の各側板31bの内側に剥離爪15及びトーションバネ34が支持される。
更に、コイルバネ39の両端のフック39aが支持枠32の各固定板32cの係合部32eに引っ掛けられ、コイルバネ39の中央部が剥離爪ホルダー31の主板31aのフック31cに引っ掛けられる。
こうして剥離爪15、剥離爪ホルダー31、及び支持枠32が組立てられ、支持枠32の各固定板32cが図2の支持フレーム25に載せられて、4本のビス(図示せず)が各固定板32cの4つの穿孔32dを通じて支持フレーム25にねじ止めされて、支持枠32が支持フレーム25に固定され、剥離爪15が支持フレーム25に設けられる。
次に、剥離爪ホルダー31により支持された剥離爪15の動きについて説明する。図6(a)からも明らかなように、トーションバネ34のコイル部34aは、ピン37に通されて支持され、その2本の端部34bが剥離爪ホルダー31の主板31aに圧接し、その中央部34cが剥離爪15の一辺15dに引っ掛けられている。この状態では、トーションバネ34の付勢力により各端部34bと中央部34cが相互に離間しようとするので、トーションバネ34の中央部34cにより剥離爪15の一辺15dが押し下げられ、剥離爪15がピン35周りで反時計方向に回転し、剥離爪15の爪先端15aが加熱ローラ11の表面に接触する。すなわち、剥離爪15の爪先端15aは、トーションバネ34の付勢力により加熱ローラ11の表面に軽く圧接されている。
剥離爪15は、トーションバネ34により反時計方向に付勢されているだけであるから、図6(b)に示すように剥離爪15をトーションバネ34の付勢力に抗して反時計回りに回転させて加熱ローラ11の表面から離間させることが可能である。
次に、支持枠32により支持された剥離爪ホルダー31並びに剥離爪15の動きについて説明する。図7(a)からも明らかなように、支持枠32の各側板32bのガイド溝33は、Vの字形であって、第1ガイド溝部33aと第2ガイド溝部33bを有している。第1ガイド溝部33aは、ピン35をガイドし、また第2ガイド溝部33bは、ピン37をガイドする。各ピン35、37が剥離爪ホルダー31の各側板31bの一対の軸孔31d、31eに挿し通されていることから、第1及び第2ガイド溝部33a、33bにより各ピン35、37がガイドされて移動すると、剥離爪ホルダー31並びに剥離爪15もガイドされて移動する。従って、第1及び第2ガイド溝部33a、33bにより剥離爪ホルダー31並びに剥離爪15がガイドされて移動することになる。
第2ガイド溝部33bの幅は、ピン37の径よりも僅かに広くされており、第2ガイド溝部33bによりピン37が滑らかにガイドされる。また、第2ガイド溝部33bは、略直線状であり、第2ガイド溝部33bによりピン37が直線状にガイドされる。
第1ガイド溝部33aの幅は、その先端側でピン35の径よりも十分に広く、第2ガイド溝部33b側に近づくほど徐々に狭くなって、第2ガイド溝部33bとの接続箇所で第2ガイド溝部33bの幅と同一になる。ピン35は、ピン37と同じ径であり、第1ガイド溝部33aの幅が第2ガイド溝部33bとの接続箇所でピン37の径よりも僅かに広くされている。
また、第1ガイド溝部33aには、その先端にピン35の外周と同じ弧を描く円弧縁33cが形成され、また円弧縁33cに引き続く垂直方向ガイド縁33d及び水平方向ガイド縁33eが形成されている。
ここで、コイルバネ39の両端のフック39aが支持枠32の各係合部32eに引っ掛けられ、コイルバネ39の中央部が剥離爪ホルダー31のフック31cに引っ掛けられていることから、図7(a)に示すようにコイルバネ39により剥離爪ホルダー31が矢印Cの方向に付勢されて移動し、各ピン35、37も矢印Cの方向に移動して、ピン35が第1ガイド溝部33aの円弧縁33cに当接して位置決めされ、これに伴いピン36が第2ガイド溝部33bの左側に位置決めされる。このとき、図6(a)と同様にトーションバネ34の付勢力により剥離爪15の爪先端15aが加熱ローラ11の表面に軽く圧接される。
この図7(a)の状態で、剥離爪ホルダー31もしくは剥離爪15に対して矢印Dの垂直方向の力が作用した場合は、まず図7(b)に示すようにピン35が第1ガイド溝部33aの円弧縁33cから離間して垂直方向ガイド縁33dに沿って垂直方向に移動し、引き続いて図7(c)に示すようにピン35が垂直方向ガイド縁33dに沿って斜め上方向に移動し、これに伴いピン36が第2ガイド溝部33bの右側へと移動して行く。このとき、剥離爪15の爪先端15aは、図7(b)、(c)に示すように斜め上方に移動して加熱ローラ11の表面から離れるという軌跡Jを描く。
また、図7(a)と同様の図8(a)の状態、つまりピン35が第1ガイド溝部33aの円弧縁33cに当接して位置決めされ、剥離爪15の爪先端15aが加熱ローラ11の表面に軽く圧接された状態で、剥離爪ホルダー31もしくは剥離爪15に対して矢印Eの水平向の力が作用した場合は、図8(b)に示すようにピン35が第1ガイド溝部33aの円弧縁33cから離間して水平方向ガイド縁33eに沿って水平方向に移動し、引き続いて図8(c)に示すようにピン35が水平方向ガイド縁33eに沿って斜め上方向に移動し、これに伴いピン37が第2ガイド溝部33bの右側へと移動して行く。このとき、剥離爪15の爪先端15aは、図8(b)、(c)に示すように斜め上方(図7(b)、(c)に示すよりも急峻な斜め上方)に移動して加熱ローラ11の表面から離れるという軌跡Kを描く。
従って、剥離爪ホルダー31もしくは剥離爪15に対して矢印Dの垂直方向又は矢印Eの水平向の力が作用すると、剥離爪ホルダー31が垂直方向又は水平方向に移動して、剥離爪15の爪先端15aが軌跡J又はKを描いて加熱ローラ11の表面から退避する。
更に、剥離爪ホルダー31もしくは剥離爪15に対して矢印Dの垂直方向と矢印Eの水平向と間に挟まれる範囲の力が作用したときには、剥離爪ホルダー31が垂直方向と水平方向の間の範囲に移動して、剥離爪15の爪先端15aが図7(b)、(c)の軌跡Jと図8(b)、(c)の軌跡Kの間の軌跡を描いて加熱ローラ11の表面から離間する。
すなわち、剥離爪ホルダー31もしくは剥離爪15に対して矢印Dの垂直方向から矢印Eの水平向までの範囲の力が作用したときには、剥離爪ホルダー31が垂直方向から水平方向までの範囲に自在に移動して、剥離爪15の爪先端15aが加熱ローラ11の表面から退避する。
ここで、図1において、剥離爪15付近で用紙詰まり(ジャム)が発生して、用紙が滞ったときには、この用紙により剥離爪ホルダー31もしくは剥離爪15に対して矢印Dの垂直方向から矢印Eの水平向までの範囲の力が作用する。このため、用紙により剥離爪15もしくは剥離爪ホルダー31が押されると、剥離爪ホルダー31が垂直方向から水平方向までの範囲に自在に移動して、剥離爪15の爪先端15aが加熱ローラ11の表面から確実に退避し、爪先端15aが加熱ローラ11の表面に強く押圧されるような事態が生じない。
これに対して従来のように分離爪のホルダーが溝に沿って移動したときのホルダーの移動軌跡が一線上にあり、ホルダーの移動方向が一方向に特定される場合は、用紙により押される方向によってはホルダーもしくは分離爪が全く移動せず、分離爪の先端が定着ローラ表面に強く押圧されて、定着ローラ表面の傷や剥離爪の破損が生じることがあった。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
例えば、剥離爪15の爪先端15aの移動方向を調節するべく、支持枠32の各側板32bのガイド溝33の形状を変更してもよい。
1 画像形成装置
2 感光体ドラム
3 転写ベルト
4 定着装置
5 搬送経路
11 加熱ローラ(定着ローラ)
12 加圧ローラ(定着ローラ)
13 外部加熱ローラ
14 クリーニング装置
15、16 剥離爪
17 ヒータ
31 剥離爪ホルダー(回転支持部)
32 支持枠(退避支持部、支持体)
33 ガイド溝
34 トーションバネ
36 止め輪
35、37 ピン
38 止め輪
39 コイルバネ(バネ)

Claims (5)

  1. 定着ローラと、定着ローラから記録用紙を剥離する剥離爪とを備える定着装置であって、
    前記剥離爪を回転可能に支持する剥離爪ホルダーと、
    前記剥離爪が前記定着ローラから離間して退避するように前記剥離爪ホルダーを2方向もしくは前記2方向に挟まれる範囲に移動可能に支持する支持体とを備えることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置であって、
    前記剥離爪ホルダーは、複数のピンを有し、
    前記支持体は、前記剥離爪ホルダーを前記2方向もしくは前記2方向に挟まれる範囲に移動可能に該剥離爪ホルダーの各ピンをガイドするガイド溝を有することを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置であって、
    前記ガイド溝の2つの縁は、前記剥離爪ホルダーを前記2方向もしくは前記2方向に挟まれる範囲に移動可能に該剥離爪ホルダーの各ピンをガイドすることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の定着装置であって、
    前記剥離爪の先端が前記定着ローラに接近する方向に前記剥離爪ホルダーを付勢するバネを備えることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の定着装置を備える画像形成装置。
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