JP2011157141A - 重送検知装置、及び重送検知方法、並びにシート処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CPU102Aは、超音波発信部103による超音波の発信タイミング(T0)に基づく複数のタイミング(超音波受信強度が最大となると予測されるタイミング(TA)を含む前後複数のタイミング(TA,TB,TC))で超音波受信部104から出力される超音波受信信号をサンプリングして超音波受信信号の振幅情報を取得し、該複数のタイミングでサンプリングされた前記超音波受信信号の振幅情報と所定の閾値とに基づいて前記シート状部材が重送されたか否かを判断することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
図3において、301は超音波の発信波形、302は超音波の受信波形、Tは時間軸を示す。
さらに、図7の1101のように、超音波発信部103から所定波形の超音波を連続して15波発信し、超音波受信部104で超音波を連続して受信させることにより、超音波発信部103から発信される超音波信号をさらに安定させ、また、図7の1103のように、超音波受信部104から出力される超音波受信信号1102をさらに安定させ、超音波受信強度が最大となる期間をさらに長くすることができる。
図10は、本発明の重送検知装置を備えたシート状部材搬送装置の他の構成の一例を示す図である。
また、本実施例や上述した実施例1等においては、超音波発信部と超音波受信部とからなる超音波検知ユニットを一組設けた例を挙げて説明したが、勿論本発明はこれに限定されず、例えば、複数組の超音波検知ユニットを有する重送検知装置としてもよい。その際は、各超音波検知ユニットにおけるシート重送検知のための閾値をそれぞれ同一の値としてもよいし、異なる値としてもよく、これらの値は固定値でもよいし設定値等でもよい。その際、各超音波発信強度の強弱は同一条件でもよいし異なる条件でもよく、これらの条件は固定値でもよいし設定値等でもよい。また、各超音波検知ユニットをシートの搬送方向に同列で、又は搬送方向と交差する方向(直交する方向を含む)に沿って配置するようにしてもよいし、不規則に又は千鳥状等のように規則的に配置するようにしてもよい。このように複数の超音波検知ユニットを配置した重送検知装置によれば、例えば、1枚のシートの複数個所で重送判定を行うことができるため、より安定した重送検知を実現することができ、重送検知の信頼性を向上することができる。
102 制御部
102A CPU
102B ROM
102C RAM
102D 超音波制御部
102E 超音波受信回路
102F 演算部
103 超音波発信部
104 超音波受信部
110 超音波受信信号増幅回路
111 A−D変換器
Claims (17)
- シート状部材の搬送路に向かって超音波を発信する超音波発信手段と、
前記超音波発信手段から発信される超音波を受信して超音波受信信号を出力する超音波受信手段と、
前記超音波受信信号を、前記超音波発信手段による超音波の発信タイミングに基づいて複数のタイミングでサンプリングして前記超音波受信信号の振幅情報を取得するサンプリング手段と、
前記超音波受信信号の振幅情報と所定の閾値とに基づいて前記シート状部材が重送されたか否かを判断する判断手段とを有することを特徴とする重送検知装置。 - 前記超音波受信信号の振幅情報から超音波受信エネルギーを決定する決定手段をさらに有し、
前記判断手段は、前記超音波受信エネルギーと前記所定の閾値とを比較して前記シート状部材が重送されたか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の重送検知装置。 - 前記決定手段は、前記超音波受信信号の振幅情報を加算して超音波受信エネルギーを算出する手段であることを特徴とする請求項2記載の重送検知装置。
- 前記決定手段は、前記サンプリング手段により前記複数のタイミングでサンプリングされた前記超音波受信信号の振幅情報を比較し、前記振幅情報の大小に応じて重み係数を掛け、該重み係数を掛けた振幅情報を加算して超音波受信エネルギーを算出する手段であることを特徴とする請求項2に記載の重送検知装置。
- 前記判断手段は、前記超音波受信エネルギーと所定の閾値とを比較し、前記超音波受信エネルギーが前記所定の閾値より小さい場合に、前記シート状部材が重送されたと判断することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- 前記サンプリング手段は、前記超音波受信信号が最大振幅になると予測するタイミングを含む複数のタイミングでサンプリングすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- 前記サンプリング手段は、前記超音波受信信号の振幅が最大になると予想されるタイミングを含むサンプリング範囲内において前記複数のタイミングでサンプリングすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- 前記複数のタイミングは、前記超音波受信信号の振幅が最大となると予測される最大振幅取得タイミングを含む該最大振幅取得タイミングの前後複数のタイミングであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- 前記最大振幅取得タイミングは、前記超音波発信手段と前記超音波受信手段との間の距離及び前記超音波の伝搬速度から決定されることを特徴とする請求項8に記載の重送検知装置。
- 前記最大振幅取得タイミングを設定する第1の設定手段を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の重送検知装置。
- 前記閾値は、前記超音波を受信していない状態で前記超音波受信手段から出力されるノイズを前記サンプリング手段によりサンプリングすることにより取得されるノイズの振幅情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- 前記閾値は、前記超音波発信手段により超音波が発信される直前に前記超音波受信手段から出力されるノイズを前記サンプリング手段によりサンプリングすることにより取得されるノイズの振幅情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- 前記閾値は、閾値の基準となるシートを搬送させたときに前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記超音波受信信号の振幅情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- 前記閾値を設定する第2の設定手段を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- シート状部材を搬送するシート状部材搬送装置に設けられ、前記シート状部材搬送装置で搬送されるシート状部材の重送を検知することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の重送検知装置。
- シート状部材の搬送路に設けられて前記シート状部材に所定の処理を施す処理手段と、
前記搬送路に向かって超音波を発信する超音波発信手段と、
前記超音波発信手段から発信される超音波を受信して超音波受信信号を出力する超音波受信手段と、
前記超音波受信信号を、前記超音波発信手段による超音波の発信タイミングに基づいて複数のタイミングでサンプリングして前記超音波受信信号の振幅情報を取得するサンプリング手段と、
前記超音波受信信号の振幅情報と所定の閾値とに基づいて前記シート状部材が重送されたか否かを判断する判断手段とを有することを特徴とするシート処理装置。 - シート状部材の搬送路に向かって超音波を発信する超音波発信手段と、前記超音波発信手段から発信される超音波を受信して超音波受信信号を出力する超音波受信手段と、前記超音波受信信号をサンプリングして前記超音波受信信号の振幅情報を取得するサンプリング手段とを有する重送検知装置における重送検知方法であって、
前記サンプリング手段が、前記超音波発信手段による超音波の発信タイミングに基づいて複数のタイミングで前記超音波受信信号をサンプリングして前記超音波受信信号の振幅情報を取得するサンプリングステップと、
前記超音波受信信号の振幅情報と所定の閾値とに基づいて前記シート状部材が重送されたか否かを判断する判断ステップと、
を有することを特徴とする重送検知方法。
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