JP2011157080A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を容易化することができ、かつ、詰め替え時に内容物をこぼしにくく、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替えを行うことができる詰め替え容器を提供すること。
【解決手段】本容器20に詰め替える内容物が収容される容器本体2と、該容器本体2の口部2aに装着されるとともに注出口3が形成された装着部4、注出口3を閉塞するシール部5、および装着部4において注出口3を径方向の外側から囲むように立設された案内壁部6を有する栓部材7と、注出口3上に配設された開封押圧体15、および本容器20の注入口部30に連結可能な連結筒部16を有し、案内壁部6に容器軸O1方向に沿ってスライド移動可能に装着された操作部材8と、案内壁部6に離脱可能に装着され、注出口3側に向けた操作部材8のスライド移動を規制する規制部材9と、を備える詰め替え容器1を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体と、その容器本体の口部に装着されているとともにその口部を閉塞する中栓と、が備えられ、その中栓を本容器の口部に螺着させて詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。上記した中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されているとともに、この注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した構成の詰め替え容器では、例えば、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、その詰め替え容器の中栓に倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)の本容器の口部を螺着する。その後、詰め替え容器と本容器とを反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑である。
また、中栓の注出口を開封した後に本容器の口部を詰め替え容器の中栓に螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがある。
また、中栓に本容器の口部を螺着する際に本容器を倒立姿勢にするため、本容器の内側に内容物が残留していると本容器内の内容物がこぼれ出る。したがって、本容器内の内容物を完全に使い切った後でないと詰め替え作業を行うことができないという問題がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、詰め替え作業を容易化することができ、かつ、詰め替え時に内容物をこぼしにくく、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替えを行うことができる詰め替え容器を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、該容器本体の口部に装着されるとともに注出口が形成された装着部、前記注出口を閉塞するシール部、および前記装着部において前記注出口を径方向の外側から囲むように立設された案内壁部を有する栓部材と、前記注出口上に配設された開封押圧体、および前記本容器の注入口部に連結可能な連結筒部を有し、前記案内壁部に容器軸方向に沿ってスライド移動可能に装着された操作部材と、前記案内壁部に離脱可能に装着され、前記注出口側に向けた前記操作部材のスライド移動を規制する規制部材と、を備えていることを特徴とする。
この発明では、本容器に内容物を詰め替える際に、まず、詰め替え容器の連結筒部と本容器の注入口部とを連結するとともに、詰め替え容器の栓部材の案内壁部から規制部材を離脱させて操作部材のスライド移動の規制を解除する。その後、詰め替え容器の容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、詰め替え容器の栓部材の注出口側に向けて操作部材をスライド移動させ、栓部材のシール部を操作部材の開封押圧体により押圧して破断もしくは注出口から離脱させ、注出口を開放する。
以上より、詰め替え容器の連結筒部と本容器の注入口部とが連結された状態で詰め替え容器の注出口が開放され、詰め替え容器の容器本体内と本容器の注入口部内とが注出口および連結筒部内を通して連通することとなり、容器本体内の内容物が注入口部内に注出されて本容器内に詰め替えられる。
以上のように、詰め替え容器の連結筒部と本容器の注入口部とを連結するとともに詰め替え容器の規制部材を離脱させた後、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって内容物を詰め替えることが可能になり、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替えに際し、詰め替え容器の連結筒部と本容器の注入口部とが連結された状態で詰め替え容器の注出口が開放されるので、詰め替え容器の開封と同時に注出口および連結筒部内を通して内容物が本容器内に詰め替えられることとなり、内容物がこぼれるのを抑制することができる。
また、前述のように詰め替え容器の開封と同時に注出口および連結筒部内を通して内容物が本容器内に詰め替えられることから、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器内の内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替えを行うことができる。
また、栓部材の案内壁部に規制部材が装着されているので、仮に流通段階などで詰め替え容器に不意に外力が加えられたとしても、操作部材のスライド移動を規制して開封押圧体がシール部を押圧するのを抑えることが可能になり、詰め替え容器が不意に開封されるのを抑制することができる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を容易化することができ、かつ、詰め替え時に内容物をこぼしにくく、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替えを行うことができる。
本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の要部の縦断面図である。 図1に示す詰め替え容器の規制部材の斜視図である。 図1に示す詰め替え容器を用いた内容物の詰め替え方法を説明する図である。 図1に示す詰め替え容器を用いた内容物の詰め替え方法を説明する図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る詰め替え容器を説明する。
図1に示すように、詰め替え容器1は、後述する本容器20に詰め替える内容物が収容される容器本体2と、該容器本体2の口部2aに装着されるとともに注出口3が形成された装着部4、注出口3を閉塞するシール部5、および装着部4において注出口3よりも径方向の外側に位置する部分に立設された案内筒部(案内壁部)6を有する栓部材7と、栓部材7上に配設され案内筒部6に第1容器軸(容器軸)O1方向に沿ってスライド移動可能に装着された操作部材8と、案内筒部6に離脱可能に装着され、操作部材8の下側(注出口側)に向けたスライド移動を規制する規制部材9と、を備えている。
ここで、容器本体2、注出口3、および案内筒部6は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸を第1容器軸O1といい、この詰め替え容器1において、第1容器軸O1に沿った操作部材8側を上側、容器本体2側を下側といい、第1容器軸O1に直交する方向を径方向といい、第1容器軸O1回りに周回する方向を周方向という。
装着部4は、下端部が容器本体2の口部2a内に嵌合された内筒10と、容器本体2の口部2aに螺着された外筒11と、内筒10の第1容器軸O1方向の中央部と外筒11の上端部とを接続する接続環12と、を備えており、これらの内筒10、外筒11および接続環12は、第1容器軸O1と同軸に配設されている。この装着部4において、内筒10の上端開口部が前記注出口3となっている。
シール部5は、栓状に形成され、注出口3に液密に嵌合されている。
案内筒部6は、注出口3を径方向の外側から囲むように装着部4の接続環12に立設されており、案内筒部6の上端は装着部4の内筒10の上端よりも上方に位置している。案内筒部6の上端部の外周面には、径方向の外側に突出する第1係止突起6aが全周にわたって形成されている。
図2に示すように、規制部材9は、上面視C字状とされ内部に案内筒部6が嵌合される弾性変形可能なCリング部13と、Cリング部13において、第1容器軸O1方向に延びる開口部13aに対して第1容器軸O1を挟んだ反対側に、径方向の外側に向けて突設された把持板部14と、を備えている。図1に示すように、Cリング部13の上端は、栓部材7の案内筒部6の上端よりも下側に位置している。
操作部材8は、注出口3上に配設された開封押圧体15と、栓部材7の案内筒部6よりも径方向の内側に配設され後述する本容器20のノズル筒部(注入口部)30に連結可能な連結筒部16と、下端部が案内筒部6の上端部に外嵌された被案内筒部17と、を備えており、これらの連結筒部16および被案内筒部17は、第1容器軸O1と同軸に配設されている。
連結筒部16は、下端部が案内筒部6の上端部内に嵌合された大径部16aと、下端部が大径部16aの上端部に段部16cを介して接続された小径部16bと、を備えた多段の筒状に形成されている。連結筒部16内は案内筒部6内に連通している。連結筒部16の段部16cの外周面には、被案内筒部17の上端部が当接環部18を介して接続されている。
被案内筒部17の下端と連結筒部16の下端との第1容器軸O1方向の位置は同等とされ、被案内筒部17の下端縁はCリング部13の上端縁に当接している。被案内筒部17の下端部の内周面には、径方向の内側に突出する第2係止突起17aが全周にわたって形成されており、この第2係止突起17aが、栓部材7の案内筒部6の第1係止突起6aに下側から係止することで、操作部材8の第1容器軸O1方向に沿った上側に向けたスライド移動が規制されている。
開封押圧体15は、第1容器軸O1方向に延在し下端部が先細り形状とされた棒状あるいは板状に形成され、本実施形態では、第1容器軸O1を挟んで対向するように2つ配設されている。図示の例では、2つの開封押圧体15の上端の第1容器軸O1方向の位置は互いに同等とされ、各開封押圧体15の上端は、連結筒部16の段部16cの内周面にブリッジ部19を介して各別に接続されている。ブリッジ部19は、連結筒部16の段部16cの内周面から径方向の内側に突設された円環状のフランジ部19aと、該フランジ部19aから径方向の内側に延設され各開封押圧体15の上端に接続された棒状あるいは板状の接続部19bと、からなる。また、両開封押圧体15の下端は、栓部材7の案内筒部6内に、シール部5から離間して位置しており、その第1容器軸O1方向の位置は互いにずらされている。
次に、前記詰め替え容器1から内容物を詰め替える本容器20について説明する。
図3に示すように、本容器20は、内容物が収容される容器体21と、容器体21の口部21aに装着される注出キャップ24と、注出キャップ24を覆うとともに注出キャップ24に着脱可能に装着される図示しないオーバーキャップと、を備えている。
なお図示の例では、容器体21および注出キャップ24は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸を第2容器軸O2といい、この本容器20において、第2容器軸O2に沿った前記オーバーキャップ側を上側、容器体21側を下側という。
注出キャップ24は、容器体21の口部21aに外嵌された下側部分26と下側部分26よりも小径の上側部分27とが段部を介して接続された多段筒状の外筒部28と、容器体21の口部21a内に配置されるとともに上端が外筒部28の上側部分27の下端と接続された内筒部29と、内筒部29内に配置されるとともに下端が内筒部29の下端と接続されたノズル筒部30と、を備えている。
ノズル筒部30の下端開口面は、第2容器軸O2に対して傾斜している。また、ノズル筒部30の上端部は、外筒部28よりも上方に向けて突出しており、このノズル筒部30の上端開口から容器体21内の内容物が注出される。さらに、ノズル筒部30には、第2容器軸O2方向に延在し、下端開口のうち最も下側に位置する部分と上端開口とをつなぐスリット部31が形成されている。
またノズル筒部30は、下端から上端に向かうに従って漸次縮径しており、図示の例では、ノズル筒部30の周方向部分のうち、前記スリット部31が形成された部分が、第2容器軸O2を挟んで反対側に向けて傾斜している。さらに図示の例では、ノズル筒部30の上端部の外径は、詰め替え容器1の操作部材8の連結筒部16の小径部16bの内径以下とされるとともに、前記2つの開封押圧体15間の間隔よりも大きくなっており、ノズル筒部30の上端部は、連結筒部16内に挿入可能となっている。
次に、以上のように構成された詰め替え容器1から本容器20に内容物を詰め替える方法の一例について説明する。
はじめに、図3に示すように、本容器20の前記オーバーキャップを取り外すとともに、詰め替え容器1の連結筒部16と本容器20のノズル筒部30とを連結する。このとき本実施形態では、まず、詰め替え容器1を倒立姿勢とするとともに本容器20を正立姿勢とした状態で、詰め替え容器1を本容器20の上方に配置する。その後、詰め替え容器1と本容器20とを位置合わせしながら相対的に接近移動させ、詰め替え容器1の連結筒部16の小径部16b内に本容器20のノズル筒部30を挿入し、進入限界位置まで進入させる。図示の例では、前記進入限界位置は、ノズル筒部30の上端が詰め替え容器1のブリッジ部19(フランジ部19a)に当接する位置となっている。
なお図示の例では、ノズル筒部30が前記進入限界位置まで進入させられた状態で、詰め替え容器1の連結筒部16の小径部16bの先端は、本容器20の注出キャップ24の外筒部28の上側部分27内に位置している。さらに、連結筒部16の小径部16bの先端の内周面は、ノズル筒部30の外周面にスリット部31を除く全周にわたって当接しており、詰め替え容器1と本容器20との相対的な径方向への移動が規制されている。
ここで本実施形態では、詰め替え容器1の連結筒部16と本容器20のノズル筒部30とを連結するときに、前述のように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、第1容器軸O1方向に沿った操作部材8側が下側、容器本体2側が上側となる。また、詰め替え容器1の注出口3がシール部5で閉塞されていることから、詰め替え容器1を倒立姿勢としても、容器本体2内の内容物が注出口3を通して外部に流出することはない。
次いで、例えば詰め替え容器1の規制部材9の把持板部14を把持し、栓部材7の案内筒部6に対して規制部材9を径方向の外側に向けて引き抜くことで離脱させ、操作部材8の上側(注出口側)に向けたスライド移動の規制を解除する。これにより、詰め替え容器1の容器本体2と本容器20とを、第1容器軸O1方向に沿って相対的に接近移動させることができるようになる。そこで図4に示すように、容器本体2と本容器20とを、第1容器軸O1方向に沿って相対的に接近移動させると、詰め替え容器1の操作部材8の開封押圧体15が、栓部材7のシール部5に接近して押し当てられた後、シール部5を押圧して注出口3(内筒10)から離脱させて注出口3を開放するとともに、内筒10内に進入する。
以上より、詰め替え容器1の連結筒部16と本容器20のノズル筒部30とが連結された状態で詰め替え容器1の注出口3が開放され、詰め替え容器1の容器本体2内と本容器20のノズル筒部30内とが注出口3および連結筒部16を通して連通することとなる。すると、詰め替え容器1の容器本体2内の内容物が、栓部材7の内筒10内、注出口3、および操作部材8の連結筒部16内を通って本容器20のノズル筒部30内に注出され、容器体21内に注入される。これにより、内容物が詰め替え容器1から本容器20へと詰め替えられる。
なお図示の例では、詰め替え容器1の容器本体2と本容器20とを相対的に接近移動させ続けると、詰め替え容器1の栓部材7の案内筒部6の端縁と操作部材8の当接環部18とが当接する。
以上説明したように、本実施形態に係る詰め替え容器1によれば、詰め替え容器1の連結筒部16と本容器20のノズル筒部30とを連結するとともに詰め替え容器1の規制部材9を離脱させた後、容器本体2と本容器20とを第1容器軸O1方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって内容物を詰め替えることが可能になり、詰め替え作業を容易化することができる。
また、詰め替えに際し、詰め替え容器1の連結筒部16と本容器20のノズル筒部30とが連結された状態で詰め替え容器1の注出口3が開放されるので、詰め替え容器1の開封と同時に注出口3および連結筒部16内を通して内容物が本容器20内に詰め替えられることとなり、内容物がこぼれるのを抑制することができる。
また、前述のように詰め替え容器1の開封と同時に注出口3および連結筒部16内を通して内容物が本容器20内に詰め替えられることから、本容器20を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器20内の内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替えを行うことができる。
また、栓部材7の案内筒部6に規制部材9が装着されているので、仮に流通段階などで詰め替え容器1に不意に外力が加えられたとしても、操作部材8のスライド移動を規制して開封押圧体15がシール部5を押圧するのを抑えることが可能になり、詰め替え容器1が不意に開封されるのを抑制することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、栓部材7のシール部5の注出口3に対する嵌合力は、倒立姿勢の詰め替え容器1においてシール部5が開封押圧体15に当接させられた状態で、容器本体2および栓部材7の自重によってシール部5が注出口3から離脱させられない程度に設定することが好ましい。この場合、詰め替え作業の操作性(例えば、規制部材9を取り外す際の操作性)を高めることができる。
また、前記実施形態では、本容器20のノズル筒部30が詰め替え容器1の連結筒部16内に挿入されることで、ノズル筒部30と連結筒部16とが連結されるものとしたが、これに代えて、例えば、ノズル筒部30内に連結筒部16が挿入されることで、ノズル筒部30と連結筒部16とが連結されても良い。また、ノズル筒部30と連結筒部16とが螺合することで連結されるものとしても良い。
また、前記実施形態では、連結筒部16は、栓部材7の案内筒部6よりも径方向の内側に配設されるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、連結筒部が、下端部が案内筒部6の上端部内に嵌合された小径部と、下端部が小径部の上端部に段部を介して接続された大径部と、を備える構成とされ、該連結筒部の大径部が、本容器20のノズル筒部30の大きさにあわせて、案内筒部6よりも大径となっていても良い。
さらにまた、連結筒部16は、多段の筒状でなくても良い。
また、開封押圧体15は、前記実施形態に示すものに限られない。例えば、前記実施形態では、開封押圧体15が2つ設けられているものといしたが、1つだけ設けてもよいし、3つ以上設けてもよい。また、筒状の開封押圧筒(開封押圧体)として形成してもよい。この開封押圧筒を採用する際には、例えば、内容物の通過をスムーズにするため、周方向に間隔をあけて配設された複数のブリッジ部を介して、連結筒部16の内周面に接続することが好ましい。さらに、開封を容易にするために、開封押圧筒の下端面(シール部5と対向する対向面)を傾斜させることが好ましい。
なお開封押圧体15は、連結筒部16と一体であっても、連結筒部16と別部材とされ連結筒部16に装着されていても良い。
また、前記実施形態では、シール部5が、開封押圧体15によって押圧されて注出口3から離脱することで注出口3が開放されるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、シール部が破断されることで注出口3が開放されても良い。この場合、例えば、シール部を、破断可能な弱化部を介して注出口3の内周面に接続された蓋状に形成しても良く、また、注出口3の内側に張設された破断可能な膜状に形成しても良く、さらにまた、開封押圧体として、シール部を押圧して破断する刃部を採用しても良い。
また、前記実施形態では、規制部材9は、上面視C字状とされ内部に栓部材7の案内筒部6が嵌合されたCリング部13を備えるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、規制部材が、破断可能な弱化部を介して操作部材8に接続されるとともに前記案内筒部6に外嵌された筒状(リング状)であっても良い。この場合、例えば、筒状の規制部材を周方向の一部で分断可能とし、前記一部の外周面に操作片を突設し、この操作片を把持して周方向に移動させることにより、前記弱化部を破断させ、規制部材を前記案内筒部6から離脱可能な構成とすれば良い。
また、前記実施形態では、案内筒部6は、装着部4の接続環12に立設されているものとしたが、これに代えて、例えば、内筒10の上端から上方に延設されていても良い。
さらに、前記実施形態では、操作部材8がスライド移動可能に装着される案内壁部として案内筒部6を採用したが、これに限られるものではない。例えば、装着部4において注出口3を径方向の外側から囲むように二重の筒状体を立設し、一方の筒状体を、周方向に互いに間隔をあけて配設された複数の案内板部(案内壁部)で構成し、他方の筒状体を、連結筒部16が液密に摺動するシール筒部としても良い。
また、第1係止突起6aおよび第2係止突起17aに代え、螺着構造を採用しても良い。
また、前記実施形態では、詰め替え容器1の連結筒部16と本容器20のノズル筒部30とを連結するときに、詰め替え容器1を倒立姿勢とするものとしたが、これに限られるものではない。例えば、詰め替え容器1および本容器20をそれぞれ横向きとし、水平方向に対向させた状態で連結しても良い。
また、前記実施形態では、詰め替え容器1の連結筒部16と本容器20のノズル筒部30とを連結した後、詰め替え容器1の栓部材7の案内筒部6から規制部材9を離脱させるものとしたが、これに代えて、規制部材9を離脱させた後、連結筒部16とノズル筒部30とを連結しても良い。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 詰め替え容器
2 容器本体
2a 口部
3 注出口
4 装着部
5 シール部
6 案内筒部(案内壁部)
7 栓部材
8 操作部材
9 規制部材
15 開封押圧体
16 連結筒部
20 本容器
30 ノズル筒部(注入口部)
O1 第1容器軸(容器軸)

Claims (1)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    該容器本体の口部に装着されるとともに注出口が形成された装着部、前記注出口を閉塞するシール部、および前記装着部において前記注出口を径方向の外側から囲むように立設された案内壁部を有する栓部材と、
    前記注出口上に配設された開封押圧体、および前記本容器の注入口部に連結可能な連結筒部を有し、前記案内壁部に容器軸方向に沿ってスライド移動可能に装着された操作部材と、
    前記案内壁部に離脱可能に装着され、前記注出口側に向けた前記操作部材のスライド移動を規制する規制部材と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
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