JP2011156887A - 空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 軽量化を図りながら、高速耐久性を向上するようにした空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 ベルトカバー層7を構成する有機繊維コード7cを総繊度が900〜3000dtexのナイロン66からなるマルチフィラメントヤーンで構成すると共に、このマルチフィラメントヤーンを撚り係数Kを300〜1000として一方向に撚り合わせた片撚り構造に形成して、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が2.0〜4.0%で、かつ2.3cN/dtex負荷時の伸び率が4.0〜7.0%となるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法に関し、さらに詳しくは,軽量化を図りながら、高速耐久性を向上するようにした空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法に関する。
従来、タイヤの高速耐久性を向上させたりロードノイズを低減させるための手法として、ベルト層の外周側にナイロンなどからなる繊維コードを略タイヤ周方向に巻き付けるようにしたベルトカバー層を配置することによって、ベルト層に対するタガ効果を発揮させることが広く行われてきた。
さらに、近年では、ベルトカバー層を構成する繊維コードの撚り加工費や原料使用量を低減して軽量化を図るために、繊維コードの撚り構造を従来の双撚り構造から片撚り構造に変更することが行われるようになってきた(例えば、特許文献1、2参照)。
ところが、片撚り構造の繊維コードでは、双撚り構造の繊維コードに比較して、良好な引張り剛性を確保することができるものの、熱収縮性が低下するために、走行時における発熱に伴いタガ効果が不足して高速耐久性が低下するという問題があった。
特開2002−154304号公報 特開2005−239069号公報
本発明の目的は、上述する従来の問題点を解消するもので、軽量化を図りながら、高速耐久性を向上するようにした空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明の空気入りラジアルタイヤは、左右一対のビード部間に少なくとも1層のカーカス層を装架すると共に、トレッド部における前記カーカス層の外周側に層間でコード方向を交差させた少なくとも2層のベルト層を配置し、該ベルト層の外周側にタイヤ周方向に対して0〜5°の角度で螺旋状に巻回する有機繊維コードからなる少なくとも1層のベルトカバー層を配置した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記有機繊維コードを総繊度が900〜3000dtexのナイロン66からなるマルチフィラメントヤーンで構成すると共に、該マルチフィラメントを下記の式で定義される撚り係数Kを300〜1000として一方向に撚り合わせた片撚り構造に形成して、加硫後のタイヤから採取した前記有機繊維コードの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が2.0〜4.0%で、かつ2.3cN/dtex負荷時の伸び率が4.0〜7.0%となるようにしたことを特徴とする。
撚り係数K=T√D
(ただし、Tは100mm当り撚り数、Dは有機繊維コードの総繊度(dtex))
さらに、上述する構成において、以下(1)〜(4)に記載するように構成することが好ましい。
(1)前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記撚り係数を、該ショルダー領域を除く中央領域における前記撚り係数の1.3〜1.7倍にする。
(2)前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記有機繊維コードのエンド数を、該ショルダー領域を除く中央領域における前記有機繊維コードのエンド数の1.1〜1.3倍にする。
(3)前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が、該ショルダー領域を除く中央領域における前記熱収縮率よりも0.5%以上大きくなるようにする。
(4)前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記2.3cN/dtex負荷時の伸び率が、該ショルダー領域を除く中央領域における前記伸び率よりも小さくなるようにする。
また、本発明の空気入りラジアルタイヤの製造方法は、上述する本発明の空気入りラジアルタイヤを製造するに際して、ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域に配置する有機繊維コードの熱延伸工程における接着熱処理温度を、前記ショルダー領域を除く中央領域に配置する有機繊維コードの熱延伸工程における接着熱処理温度よりも10〜25℃低くするようにしたことを特徴とする。
この場合において、前記ベルトカバー層を有機繊維コードが配列されたゴム引きカレンダー材料を使用して形成するに際して、前記ゴム引きカレンダー材料を、該ゴム引きカレンダー材料の少なくとも両端部に、隣接するコード間において互いに撚り方向を異ならせた前記有機繊維コードの対をそれぞれ5対以上並列に配置した構成にすると共に、該ゴム引きカレンダー材料を長手方向に裁断して帯状のストリップ材に加工し、該帯状のストリップ材を前記ベルト層の外周側に巻回して前記ベルトカバー層を形成するようにすることが好ましい。
本発明の空気入りラジアルタイヤによれば、ベルトカバー層を構成する有機繊維コードを所定の総繊度からなるナイロン66のマルチフィラメントヤーンで構成し、このマルチフィラメントを所定の撚り係数として一方向に撚り合わせた片撚り構造に形成したので、有機繊維コードの太さが低減されるため、ベルトカバー層の総厚さが抑制されて軽量化を図りながら、良好な引張り剛性を確保することができる
そして、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コードの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が2.0〜4.0%となるようにすると共に、2.3cN/dtex負荷時の伸び率が4.0〜7.0%となるようにしたので、走行時における発熱に伴う有機繊維コードの熱収縮性の低下が抑制されて、高速耐久性を向上させることができる。
また、本発明の空気入りラジアルタイヤの製造方法によれば、ショルダー領域に配置する有機繊維コードの熱延伸工程における接着熱処理温度を、ショルダー領域を除く中央領域に配置する有機繊維コードの熱延伸工程における接着熱処理温度よりも10〜25℃低くなるようにしたので、ショルダー領域における有機繊維コードの熱収縮率が中央領域における有機繊維コードの熱収縮率に比して大きくなって、走行時におけるベルト層の両端部の動きが効率的に抑制されて、高速耐久性を向上させることができる。
そして、ベルトカバー層をゴム引きカレンダー材料を使用して成形する場合において、ゴム引きカレンダー材料を、少なくとも両端部に、隣接するコード間において互いに撚り方向を異ならせた有機繊維コードの対をそれぞれ5対以上並列に配置した構成にすると共に、このゴム引きカレンダー材料を長手方向に裁断して帯状のストリップ材に加工し、この帯状のストリップ材をベルト層の外周側に巻回してベルトカバー層を形成するようにしたので、ゴム引きカレンダー材料の両端部に配置した撚り方向を異ならせた有機繊維コードの対が互いにねじれ方向を相殺させて、ゴム引きカレンダー材料の両端部におけるカール変形が抑制されて、帯状のストリップ材の加工性(特に寸法安定性)を改善することができる。
本発明の実施形態による空気入りラジアルタイヤの形態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による空気入りラジアルタイヤにおけるベルトカバー層の配置を示すモデル図である。 (a)及び(b)はそれぞれベルト層の外周側に巻回するストリップ材の一例を示す断面図である。 図3(a)及び(b)のストリップ材の原反となるゴム引きカレンダー材を示す一部平面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、本発明の空気入りラジアルタイヤ1は、左右一対のビード部2、2間に少なくとも1層(図では1層)のカーカス層3を装架すると共に、トレッド部4におけるカーカス層3の外周側に層間でコード方向を交差させた少なくとも2層(図では2層)のベルト層5、6を配置し、ベルト層5、6の外周側にタイヤ周方向に対して0〜5°の角度で螺旋状に巻回する有機繊維コード7cからなる少なくとも1層(図では1層)のベルトカバー層7を配置している。
そして、本発明の空気入りラジアルタイヤ1では、ベルトカバー層7を構成する有機繊維コード7cを、総繊度が900〜3000dtex、好ましくは1400〜1800dtexのナイロン66からなるマルチフィラメントヤーンで構成すると共に、該マルチフィラメントを下記の式で定義される撚り係数Kを300〜1000、好ましくは550〜950として一方向に撚り合わせた片撚り構造に形成して、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が2.0〜4.0%、好ましくは2.5〜3.6%で、かつ2.3cN/dtex負荷時の伸び率が4.0〜7.0%、好ましくは4.5〜6.5%となるようにしている。
撚り係数K=T√D
(ただし、Tは100mm当りの撚り数、Dは有機繊維コードの総繊度(dtex))
このように、ベルトカバー層7を構成する有機繊維コード7cを900〜3000dtexの総繊度からなるナイロン66のマルチフィラメントヤーンで構成し、このマルチフィラメントを上記の式で定義される撚り係数Kを300〜1000として一方向に撚り合わせた片撚り構造に形成したので、有機繊維コード7cの太さが低減されるため、ベルトカバー層7の総厚さが抑制されて軽量化を図りながら、良好な引張り剛性を確保することができる
さらに、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が2.0〜4.0%となるようにすると共に、2.3cN/dtex負荷時の伸び率が4.0〜7.0%となるようにしたので、走行時における発熱に伴う有機繊維コードの熱収縮性の低下が抑制されて、高速耐久性を向上させることができる。
なお、上述する150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率や2.3cN/dtex負荷時の伸び率の調整は、有機繊維コード7cのRFLディップ処理後の熱延伸工程における温度や張力の調整によって行なわれる。
本発明において、上述する乾熱処理時の熱収縮率や荷重負荷時の伸び率の測定は、有機繊維コードの吸湿性に伴う測定値のバラツキを回避するために、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コードが雰囲気中で吸湿しないように管理された状態において測定することが好ましく、加硫後のタイヤから採取した後、可及的速やかに測定することが好ましい。
そして、本発明では、上述する乾熱処理時の熱収縮率を、JIS L1017の8.10乾熱収縮率におけるa)項の加熱時乾熱収縮率(A法)に準拠して、加熱条件を150℃×30分として行ない、荷重負荷時の伸び率の測定を、JIS L1017の8.7一定荷重時伸び率におけるa)項の標準時試験に準拠して、荷重条件を2.3cN/dtexとして行った。
ここで、有機繊維コード7cの総繊度が900dtex未満では、有機繊維コード7cの打ち込み本数(エンド数)を多くする必要が生じるために生産性が低下することになり、3000dtex超では、有機繊維コード7cの太さが太くなり過ぎてベルトカバー層7の総厚さが増大してタイヤの重量が増加することになる。また、上述する撚り係数Kが上述する範囲を逸脱すると、有機繊維コード7cの疲労性が低下して高速耐久性が低下する原因になる。
また、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が2.0%未満になると、走行時における発熱によりベルト層5、6に対するタガ効果が不足して高速耐久性が低下することになり、4.0%超になると、あらかじめ有機繊維コード7cに大きな張力を負荷して熱延伸工程における接着熱処理を行うことになるので、有機繊維コード7c自体の疲労性が著しく低下してしまい、高速耐久性が低下することになる。
さらに、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの2.3cN/dtex負荷時の伸び率が4.0%未満になると、あらかじめ有機繊維コード7cに大きな張力を負荷して熱延伸工程における接着熱処理を行うことになるので、有機繊維コード7c自体の疲労性が著しく低下してしまい、高速耐久性が低下することになり、7.0%超では、伸び率が大きくなり過ぎてベルト層5、6に対するタガ効果が不足して、高速耐久性が低下することになる。
なお、図1の実施形態では、1層のベルトカバー層7がベルト層5、6の外周側の全域を覆うように配置されている場合を例示したが、ベルトカバー層7の層数はこれに限られるものではなく、さらに、図2に例示するように、新たなベルトカバー層7z、7zをベルトカバー層7の両端部を覆うように配置する場合がある。この場合において、新たなベルトカバー層7z、7zの幅はそれぞれ限定されるものではない。
ベルトカバー層7をベルト層5、6の外周側に形成するには、図3(a)又は(b)に例示するように、あらかじめゴム中に1本又は数本の有機繊維コード7cを並列に配列した帯状のストリップ材Tを成形しておき、この帯状のストリップ材Tをベルト層5、6の外周側に巻回して形成するか、又は図4に例示するように、あらかじめ片撚り構造の有機繊維コード7cが配列されたゴム引きカレンダー材料Sを使用して、このゴム引きカレンダー材料Sを長手方向(図の矢印方向)に裁断して図3(a)又は(b)に例示するような帯状のストリップ材Tに加工し、この帯状のストリップ材Tをベルト層5、6の外周側に巻回して形成することによって行われる。
この場合において、隣接する有機繊維コード7c、7c間では、有機繊維コード7cの撚り方向が同じであってもよく、異なっていてもよい。すなわち、本発明の空気入りタイヤ1では、ベルトカバー層7に配列された有機繊維コード7cの撚り方向は、隣接する有機繊維コード7c、7c間において特定されるものではない。
したがって、ベルト層5、6の外周側に巻回される帯状のストリップ材Tの形態としては、図3(a)に例示するように、S撚りの有機繊維コード7c(s)とZ撚りの有機繊維コード7c(z)とを交互に隣接して配置したり、図3(b)に例示するように、S撚りの有機繊維コード7c(s)とZ撚りの有機繊維コード7c(z)とをランダムに隣接させて配置した形態のものを使用することができる。この場合において、最も好ましくは、タイヤの均一性を確保する観点から、図3(a)に例示するように、S撚りの有機繊維コード7c(s)とZ撚りの有機繊維コード7c(z)とを規則的に隣接させて配置したストリップ材Tを使用することが好ましい。
本発明の空気入りラジアルタイヤ1では、良好な高速耐久性を確保する観点から、以下に述べるように、ベルトカバー層7を構成する有機繊維コード7cの撚り係数Kやエンド数(打ち込み数)を、ベルトカバー層7のショルダー領域R、Rと、ショルダー領域R、Rを除く中央領域Qとにおいて、それぞれ異ならせることが好ましい。そして、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの熱収縮率や中間伸び率がそれぞれショルダー領域R、Rと中央領域Qとにおいて異なるようにすることが好ましい。
本発明において、上述するショルダー領域R、Rの範囲は、タイヤの種類や大きさに応じて、ベルト層5、6の最大幅Wの5.0〜10.0%、好ましくは6.0〜8.0%に相当する範囲内において設定される。なお、乗用車用の空気入りラジアルタイヤの場合には、ショルダー領域R、Rの範囲を、ベルトカバー層7の両端末からからタイヤ赤道面側に30mm程度入り込んだ位置に至るまでの領域に設定される。
本発明の空気入りラジアルタイヤ1において、ベルトカバー層7のショルダー領域R、Rに配置される有機繊維コード7cの撚り係数Kを、ショルダー領域R、Rを除く中央領域Qにおける撚り係数Kの1.3〜1.7倍、好ましくは1.5〜1.6倍にすることが好ましい。このようにショルダー領域R、Rにおける撚り係数を中央領域Qにおける撚り係数よりも大きくすることによって、ショルダー領域R、Rにおける有機繊維コード7cの熱収縮率が中央領域Qに比して大きくなるため、走行時におけるベルト層5、6の両端部の動きを効率的に抑制し、高速耐久性を向上させることができる。
さらに、上述する構成に加えて、または単独に、ベルトカバー層7のショルダー領域R、Rにおける有機繊維コード7cのエンド数を、ショルダー領域R、Rを除く中央領域Qにおける有機繊維コード7cのエンド数の1.1〜1.3倍、好ましくは1.1〜1.2倍にすることが好ましい。これにより、走行時におけるベルト層5、6の両端部の動きがさらに抑制されて、高速耐久性を一層向上させることができる。ここで、1.1倍未満では高速耐久性の向上効果が不足し、1.3倍超では有機繊維コード7c間のゴム量が不足して高速耐久性が低下する要因になる。
さらに、上述する構成に加えて、または単独に、あらかじめショルダー領域R、Rと中央領域Qとに配置される有機繊維コード7cのRFLディップ処理後の熱延伸工程における温度や張力をそれぞれ調整しておくことにより、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が、ベルトカバー層7のショルダー領域R、Rにおいて、中央領域Qにおける熱収縮率よりも0.5%以上、好ましくは1.4%以下大きくなるようにすることが好ましい。これにより、走行時におけるベルト層5、6の両端部の動きを確実に抑制し、高速耐久性を一層効率よく向上させることができる。
さらに、上述する構成に加えて、または単独に、あらかじめショルダー領域R、Rと中央領域Qとに配置される有機繊維コード7cのRFLディップ処理後の熱延伸工程における温度や張力をそれぞれ調整しておくことにより、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コード7cの2.3cN/dtex負荷時の伸び率が、ベルトカバー層7のショルダー領域R、Rにおいて、中央領域Qにおける伸び率よりも小さくなるようにすることが好ましい。これにより、走行時におけるベルト層5、6の両端部の動きが一層確実に抑制されて、高速耐久性を一層確実に向上させることができる。
上述する本発明の空気入りラジアルタイヤ1を製造するには、ベルトカバー層7の両ショルダー領域R、Rに配置される有機繊維コード7cのRFLディップ処理後の熱延伸工程における接着熱処理温度を、両ショルダー領域R、Rを除く中央領域Qに配置される有機繊維コード7cの接着熱処理温度よりも10〜25℃低くするとよい。
すなわち、本発明では、ベルトカバー層7の中央領域Qに配置する有機繊維コード7cの熱延伸工程における接着熱処理温度を、例えば、215〜225℃程度の温度に設定し、両ショルダー領域R、Rに配置する有機繊維コード7cの接着熱処理温度をこれよりも10〜25℃低い温度に設定するとよい。
これにより、両ショルダー領域R、Rにおける有機繊維コード7cが中央領域Qにおける有機繊維コード7cに比して低温で接着処理されるため、両ショルダー領域R、Rにおける有機繊維コード7cの熱収縮率が中央領域Qにおける有機繊維コード7cの熱収縮率に比して大きくなって、走行時におけるベルト層5、6の両端部の動きを効率的に抑制され、高速耐久性を向上させることができる。
ベルトカバー層7をベルト層5、6の外周側に配置する場合には、前述するように、あらかじめ図4に示すような片撚り構造の有機繊維コード7cを配列したゴム引きカレンダー材料Sを使用して、このゴム引きカレンダー材料Sを長手方向に裁断して帯状のストリップ材Tに加工し、この帯状のストリップ材Tをベルト層5、6の外周側に巻回して形成する場合がある。
この場合において、有機繊維コード7cの熱収縮率を大きくするために、あらかじめ有機繊維コード7cの熱延伸工程における温度を低温で処理するようにした場合には、ゴム引きカレンダー材料Sに配置された有機繊維コード7が撚りを戻す方向に回転して、隣接する有機繊維コード7c、7c間においてカール変形が生じ易くなり、特にゴム引きカレンダー材料Sの両端部近傍において有機繊維コード7cのカール変形が顕著になるので、帯状のストリップ材Tの加工性(特に寸法安定性)が悪化することになる。
この対策として、本発明の空気入りラジアルタイヤ1におけるベルトカバー層7を有機繊維コード7cが配列されたゴム引きカレンダー材料Sを使用して形成する場合には、あらかじめゴム引きカレンダー材料Sの少なくとも両端部(図4中の斜線部分Se)に、隣接するコード間において互いに撚り方向を異ならせた有機繊維コード7c(s)、7c(z)の対をそれぞれ5対以上、好ましくは5〜10対程度並列に配置したゴム引きカレンダー材料Sを製造しておき、このゴム引きカレンダー材料Sを図4の矢印で示す長手方向に裁断して、図3(a)又は(b)に例示するような帯状のストリップ材Tに加工し、この帯状のストリップ材Tをベルト層5、6の外周側に巻回してベルトカバー層7を形成するようにしている。
これにより、ゴム引きカレンダー材料Sの両端部Se,Seに配置した撚り方向を異ならせた有機繊維コード7cの対7c(s),7c(z)(図3(a)参照)が互いにねじれ方向を相殺させて、ゴム引きカレンダー材料Sの両端部Se,Se近傍におけるカール変形が効率的に抑制されて、帯状のストリップ材の加工性(特に寸法安定性)を改善することができる。
上述するように、本発明の空気入りラジアルタイヤは、ベルトカバー層を構成する有機繊維コードを所定の総繊度及び撚り係数を有する片撚り構造のナイロン66のマルチフィラメントヤーンで構成して、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コードの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率及び2.3cN/dtex負荷時の伸び率がそれぞれ所定の範囲内になるようにすることにより、軽量化を図りながら、高速耐久性を向上するようにしたもので、近年の軽量化及び高速耐久性を重視する高性能車両に対して幅広く適用することができる。
タイヤサイズを205/55R16、タイヤ構造を図1、ベルトカバー層を構成する有機繊維コードをナイロン66ヤーンと共通にして、このナイロン66ヤーンを双撚り構造とした従来タイヤ(従来例)と、片撚り構造としたうえで、ベルトカバー層の両端末側の30mmに相当するショルダー領域R、Rとその間に位置する中央領域Qとに配置した有機繊維コードの熱延伸工程における接着熱処理温度、撚り数、撚り係数、50mm当りのエンド数、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コードの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率、及び2.3cN/dtex負荷時の伸び率をそれぞれ表1のように異ならせた本発明タイヤ(実施例1〜6)及び比較タイヤ(比較例1、2)をそれぞれ作製した。
これら9種類のタイヤについて、ベルトカバー層の重量を測定すると共に、以下の試験方法により高速耐久性の評価を行った。そして、ベルトカバー層の重量については、従来タイヤを100とする指数により「ベルトカバー層の軽量化指数」として、高速耐久性の評価については、従来タイヤを100とする指数により「高速耐久性」として、それぞれ表1に記載した。ベルトカバー層の軽量化指数については、数値が小さいほどタイヤの軽量化が向上していることを示し、高速耐久性の評価については、数値が大きいほど高速耐久性に優れていることを示す。
なお、加硫後のタイヤから採取した有機繊維コードの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率及び2.3cN/dtex負荷時の伸び率の測定は、それぞれ以下の方法により行った。
〔150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率の測定〕
加硫後の各タイヤにおけるベルトカバー層の中央領域Q及びショルダー領域Rからそれぞれ10本の有機繊維コードを採取し、JIS L1017の8.10乾熱収縮率におけるa)項の加熱時乾熱収縮率(A法)に準拠して、加熱条件を150℃×30分としたときの熱収縮率を測定し、その平均値を以って「150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率」(表1において「乾熱処理時の熱収縮率」という)とした。
〔2.3cN/dtex負荷時の伸び率の測定〕
加硫後の各タイヤにおけるベルトカバー層の中央領域Q及びショルダー領域Rからそれぞれ10本の有機繊維コードを採取し、JIS L1017の8.7一定荷重時伸び率におけるa)項の標準時試験に準拠して、荷重条件を2.3cN/dtexとしたときの伸び率を測定し、その平均値を以って「2.3cN/dtex負荷時の伸び率」とした。
〔高速耐久性の評価〕
各タイヤをリム(サイズ:16×6.5JJ)に組み込み、空気圧230kPaを充填して、室内ドラム試験機(ドラム径:1707mm)を用いて、JATMA規定の最大荷重の70%に相当する荷重を負荷させて、速度を200km/hにて1時間走行させ、次いで10分毎に速度を10km/hずつ加速させながら、タイヤが破壊するまで走行を続けた。そして、タイヤが破壊するまでの走行距離を以って高速耐久性の評価とした。
Figure 2011156887
表1より、本発明タイヤは、従来タイヤに比して、軽量化を図りながら、高速耐久性が向上していることがわかる。なお、比較タイヤは、いずれも加硫後のタイヤから採取した有機繊維コードの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が所定の範囲を逸脱しているため、従来タイヤに比して、高速耐久性が低下していることがわかる。
1 空気入りラジアルタイヤ
2 ビード部
3 カーカス層
4 トレッド部
5、6 ベルト層
7 ベルトカバー層
7c 有機繊維コード
Q 中央領域
R ショルダー領域
W 最大ベルト幅
T ストリップ材
S ゴム引きカレンダー材

Claims (7)

  1. 左右一対のビード部間に少なくとも1層のカーカス層を装架すると共に、トレッド部における前記カーカス層の外周側に層間でコード方向を交差させた少なくとも2層のベルト層を配置し、該ベルト層の外周側にタイヤ周方向に対して0〜5°の角度で螺旋状に巻回する有機繊維コードからなる少なくとも1層のベルトカバー層を配置した空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記有機繊維コードを総繊度が900〜3000dtexのナイロン66からなるマルチフィラメントヤーンで構成すると共に、該マルチフィラメントヤーンを下記の式で定義される撚り係数Kを300〜1000として一方向に撚り合わせた片撚り構造に形成して、加硫後のタイヤから採取した前記有機繊維コードの150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が2.0〜4.0%で、かつ2.3cN/dtex負荷時の伸び率が4.0〜7.0%となるようにした空気入りラジアルタイヤ。
    撚り係数K=T√D
    (ただし、Tは100mm当りの撚り数、Dは有機繊維コードの総繊度(dtex))
  2. 前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記撚り係数を、該ショルダー領域を除く中央領域における前記撚り係数の1.3〜1.7倍にした請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記有機繊維コードのエンド数を、該ショルダー領域を除く中央領域における前記有機繊維コードのエンド数の1.1〜1.3倍にした請求項1又は2に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記150℃×30分乾熱処理時の熱収縮率が、該ショルダー領域を除く中央領域における前記熱収縮率よりも0.5%以上大きくなるようにした請求項1、2又は3に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記ベルト層の最大幅Wの5.0〜10.0%に相当する前記ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域における前記2.3cN/dtex負荷時の伸び率が、該ショルダー領域を除く中央領域における前記伸び率よりも小さくなるようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りラジアルタイヤを製造するに際して、ベルトカバー層の両端末側のショルダー領域に配置する有機繊維コードの熱延伸工程における接着熱処理温度を、前記ショルダー領域を除く中央領域に配置する有機繊維コードの熱延伸工程における接着熱処理温度よりも10〜25℃低くするようにした空気入りラジアルタイヤの製造方法。
  7. 前記ベルトカバー層を有機繊維コードが配列されたゴム引きカレンダー材料を使用して形成するに際して、
    前記ゴム引きカレンダー材料を、該ゴム引きカレンダー材料の少なくとも両端部に、隣接するコード間において互いに撚り方向を異ならせた前記有機繊維コードの対をそれぞれ5対以上並列に配置した構成にすると共に、該ゴム引きカレンダー材料を長手方向に裁断して帯状のストリップ材に加工し、該帯状のストリップ材を前記ベルト層の外周側に巻回して前記ベルトカバー層を形成するようにした請求項6に記載の空気入りラジアルタイヤの製造方法。
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