JP2011156491A - 密閉式生ゴミ処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】生ゴミの発酵処理(堆肥化)に際して生ずる悪臭成分の大気放出を無くし、且つ簡易な設備で周囲環境への影響を抑えた生ゴミ処理システムを提供する。
【解決手段】脱水機構12と粉砕機構15を備え、脱水粉砕した生ゴミを発酵槽21に供給する生ゴミ処理部1と、密閉構造で攪拌機構24を内設して生ゴミの発酵処理を行う発酵槽21に、空気供給機構部25及び排気機構26を付設した発酵処理部2と、生ゴミ処理部からの脱水処理汚水を受け入れる密閉構造の曝気槽31に、発酵処理部からの排出気体を曝気として供給し、曝気槽の排出気体を発酵処理部2に供給して循環させてなる気体循環路を構成した臭気汚水処理部3とを備えてなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、密閉式の生ごみ処理システムに関するものである。
生ゴミ処理手段として、生ゴミの発酵処理が知られている。具体的には、生ゴミと菌床資材(土壌改良材、脱水汚泥等)とを発酵槽に投入し、攪拌と空気供給を行い、生ゴミを発酵処理してコンポスト化(堆肥化)を行うものである。
特に生ごみは、水分の含有量が多く、この水分の蒸発のための発酵処理時間が長くなるので、適宜な脱水処理が必要であり、また発酵処理中に発生するガスは高湿度で且つ臭気成分を含むので、排出に際しては脱臭処理の必要がある。
例えば特許文献1(特開平9−87076号)には、生ゴミの固液分離後に、固形物の発酵処理を行い、固液分離による汚水は、生物処理(曝気槽による微生物処理)によって浄化し、生物処理した結果物である汚泥を前記発酵処理で処理し、発酵槽から発生する悪臭気体については、臭気から水分を脱水する脱水器と、液体脱臭器と、固形脱臭器とを備えた脱臭装置を設けて、発酵処理槽で発生する臭気を脱臭した後、外気に放出する処理手段が開示されている。
また特許文献2(特開2009−23849号公報)には、前記の特許文献1の脱臭手段は、汚水処理と臭気処理の処理媒体が相違するので、それぞれの媒体について維持管理を行う必要があり、汚水や悪臭気体を処理する工程にかける手間が多くなるとし、悪臭気体処理において、汚水処理の曝気槽で生成される微生物汚泥を脱臭塔に供給して悪臭気体との気液接触を行わせて、同気体の分解処理を行うことが提案されている。
発酵処理に嫌気発酵を採用すると、悪臭成分が多量に発生し、悪臭気体処理の負担が大きくなる。また好気処理においても、悪臭成分は著しく減少して処理負担が軽減されるが、特許文献1,2に開示されているように、悪臭除去気体の大気放出を行う場合には、周辺環境への影響を考慮して、徹底した悪臭除去処理が要望され、設備コストが大きくなってしまう。
そこで本発明は、生ゴミの発酵処理に際して生ずる悪臭成分の大気放出を無くし、且つ簡易な設備で周囲環境への影響を抑えた新規な密閉式生ゴミ処理システムを提案したものである。
本発明に係る密閉式生ごみ処理システムは、脱水機構と粉砕機構を備え、脱水粉砕した生ゴミを発酵槽に供給する生ゴミ処理部と、密閉構造で攪拌機構を内設して生ゴミの発酵処理を行う発酵槽に、空気供給機構部及び排気機構部を付設した発酵処理部と、生ゴミ処理部からの脱水処理汚水を受け入れる密閉構造の曝気槽に、発酵処理部からの排出気体を曝気として供給し、曝気槽の排出気体を発酵処理部に供給して循環させてなる気体循環路を構成した臭気汚水処理部とを備えてなることを特徴とするものである。
而して生ゴミは生ゴミ処理部に投入されると、脱水処理され、粉砕され発酵槽まで搬送され投入される。前記の脱水処理時の汚水(圧搾液)は、曝気槽に送られ、微生物分解処理がなされる。
発酵槽においては、脱水粉砕された生ゴミと予め発酵槽に投入されている菌床資材(土壌改良材、脱水汚泥等)とが攪拌され、且つ後述する適宜な空気供給を受けて好気発酵処理がなされ、発酵処理槽後に、発酵槽から取り出し堆肥として使用するものである。
また発酵処理に際して発酵槽で発生した悪臭成分を含む排出気体は、発酵槽から排出されると共に、曝気槽の曝気として、曝気槽内の分解処理液に供給され、前記液体との接触によって悪臭成分が分解処理液に溶解して除去され、分解処理液通過後の気体は、再度発酵槽に供給される循環を繰り返すもので、発酵槽排出気体がシステム外に放出されることが無い。勿論前記の循環気体は、発酵処理に必要な酸素が減少するので、発酵槽への空気供給に際しては、前記の循環気体に適宜補給空気を補充する。
また本発明(請求項2)に係る密閉式生ゴミ処理システムは、前記システムにおいて、臭気汚水処理部に、発酵処理部からの排出気体或いは前記排出気体及び曝気槽の排出気体を、冷却された結露室内を通過させて除湿する除湿機構を設けてなるものである。
従って発酵処理部からの排出気体は、発酵熱によって発酵対象物(生ゴミ+菌床資材)の水分が蒸発して高湿度となっているものであり、前記の排出気体の結露によって除湿並びに悪臭除去(悪臭成分の結露への溶解)がなされ、曝気のためのファン駆動がスムーズになされ、また曝気槽の排出気体では、除湿することで低湿度気体を発酵槽に供給することになり、発酵対象物の水分減少(肥料化)が促進される。
また本発明(請求項3)に係る密閉式生ゴミ処理システムは、前記システムにおいて、 発酵処理部に、温水ボイラーを設け、発酵槽に温水循環路を付設して、発酵槽を所望の温度に維持すると共に、前記ボイラーに発酵槽へ供給する補充空気及び循環気体の昇温機構を付設してなるものである。
而して発酵処理槽内を発酵最適温度に維持し、発酵槽への供給気体(循環気体+補給空気)の温度を上げ、発酵処理温度を維持することで、発酵処理を速やかに行うことができるものである。
本発明の構成は上記のとおり、生ゴミの脱水処理による汚水を曝気槽で処理すると共に、発酵槽の排出気体を前記曝気槽の曝気として悪臭成分除去を行い、再度発酵槽に供給する密閉循環方式を採用したもので、発酵槽からの悪臭成分を含む排出気体を外部に放出させることなく前記の循環で除去するようにしたもので、周囲環境に全く影響を与えない生ゴミ処理システムを提供できたものである。
次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示した生ゴミ処理システムは、生ゴミ処理部1と、発酵処理部2と、臭気汚水処理部3で構成される。
生ゴミ処理部1は、第一ホッパー11と、脱水機構12と、第二ホッパー13と、搬送機構14と、粉砕機構15と、供給機構16を備えている。
第一ホッパー11は生ゴミを受け入れ、脱水機構12は、第一ホッパー11の下方に連設したもので、生ゴミを受け入れるシリンダー部121の基端側に、シリンダー部121内の生ゴミを圧縮するピストン駆動部122を設け、シリンダー部121の先端部分に開閉部123を設けると共に、前記と開閉部123の近傍に、シリンダー部121の底面に小孔を穿設して排水部124を形成したものである。
第二ホッパー13は、前記開閉部123の前面に設けたもので、圧搾されて脱水された生ゴミを受け入れるものであり、搬送機構14は、スクリューコンベア等で形成されるもので、第二ホッパー内13の脱水生ゴミを発酵槽21の上方まで搬送するものである。
粉砕機構15は、前記搬送機構14の出口側に設けたもので、回転切断刃を内装して、搬送機構14から送り出されてくる脱水生ゴミを細かく切断して粉砕するもので、回転切断刃の回転方向やその形状等の具体的構造は任意に定めることができる。
供給機構16は、粉砕機構15で細かく粉砕(切断)された脱水生ゴミを発酵槽21に供給するものであるが、発酵槽21は後述するように密閉構造を採用しているので、発酵処理途中に脱水生ゴミの供給が可能なように、密閉供給可能な閘門構造を採用しているものである。
発酵処理部2は、発酵槽21と温水ボイラー22とを備え、発酵槽21は、断熱構造・密閉構造を採用すると共に、発酵槽21の槽壁内に前記温水ボイラー22で加熱された温水を循環させる温水循環路23を付設し、内部に攪拌機構24を設けると共に、適宜個所に開閉扉(図示せず)を備えたものである。
また発酵槽21には、空気供給機構25と排気機構26を接続したもので、空気供給機構25は、後述する臭気汚水処理部3からの循環気体と、適宜な開閉弁251を通して供給を受ける外気(或いは富酸素気体)を、槽内底面に空気放出口から発酵用空気として発酵槽21内に供給するもので、供給路に送風ファン252及び前記温水ボイラーの排出気体で供給気体を昇温する昇温機構253を介設したものである。
排気機構26は、発酵槽21内の気体(悪臭成分を含む気体)を槽外に排出するもので、排出路の途中に送風ファン261を介設したものである。尚前記送風ファン261は、図3に例示するように後述する臭気汚水処理部3の循環路の適宜個所に介設しても良い。
臭気汚水処理部3は、曝気槽31と、汚水貯留室32と、気体循環路に介設した除湿機構33を備えてなるものである。
曝気槽31は、密閉構造であって槽底面に、気体循環路の一部を構成する曝気機構部311を備え、上方に排出気体部312を設け、更にトラップ構造で連設した沈殿室313を付設した排水部314を設けたもので、必要に応じて菌床体(多孔質物体、網状物体が多用される)を沈下させてなるものである。
汚水貯留室32は、前記した生ゴミ処理部1の排水部124からの汚水を受け入れると共に、除湿機構33の結露室332,333から結露水を受け入れ、曝気槽31に送り込むもので、特に曝気槽31の密閉を保持するために、例えばトラップ配管構造等を採用する。
除湿機構33は、冷却水が供給される熱交換部331を内設した二つの結露室332,333を備え、一方の結露室332は、発酵槽21からの排気機構26と曝気機構部311と間に介設し、他方の結露室333は、曝気槽31の排出気体部312と空気供給機構25との間に介設したものである。
次に前記のシステムによる生ゴミ処理及び生ごみ処理に際して発生する汚水処理及び悪臭処理について説明する。
生ゴミは、生ゴミ処理部1の第一ホッパー11に投入されると、シリンダー部121に入り、ピストン駆動部122の作動によって、生ゴミは開閉部123とピストン間のシリンダー部121内で圧縮され、圧搾液(汚水)Aは、排水部124から排出されると共に、汚水貯留室32に流れ込む。
尚前記の脱水処理は、過水分の生ゴミを発酵処理可能な水分までの脱水することが目的であり、脱水処理された生ゴミは相応の水分を含有していることは言うまでもない。
圧搾によって脱水された生ゴミは、開閉部123が開口し、更にピストンを押し込んで第二ホッパー13へ押し出される。第二ホッパー13内の脱水生ゴミは、搬送機構14で粉砕機構15に送られ、回転切断刃で微塵切りされ、供給機構16に貯められる。
供給機構16からは、密閉状態の発酵槽21に、発酵槽21を密閉状態に維持しながら脱水粉砕生ゴミを投入供給するものである。
発酵槽21においては、予め発酵槽21に投入されている菌床資材(土壌改良材、脱水汚泥等で、好ましくは食品加工汚泥を採用すると、生ゴミの主体である野菜クズと対応して均質的な堆肥を得ることができる)に、更に前記の脱水粉砕生ゴミが加えられ、攪拌機構24の作動と、空気供給機構25からの所定の空気供給によって、発酵槽21内では発酵対象物(脱水粉砕生ゴミ+菌床資材)の好気発酵が進行し、一定期間の発酵処理を終了すると、発酵槽21の開閉扉を開放して、発酵終了物を取り出し、堆肥として使用するものである。
特に前記の発酵処理に際しては、温水ボイラー22で加温した温水を温水循環路23に流し、発酵槽21内を抗菌性菌体が活発に活動できる温度(60〜80度)を維持させ、発酵処理時間を短くしてなるものである。
次に前記の生ごみ処理に際して発生する汚水処理及び発酵処理時に発生する悪臭対策手段について説明する。
生ゴミの圧搾(脱水処理)によって排水部124から流出する圧搾液(汚水)Aは、一旦汚水貯留室32に送られて貯められ、適時曝気槽31に送られる。
曝気槽31においては、所定の微生物が繁殖している分解処理液Bが貯められており、曝気機構部311からの曝気によって分解処理液Bに含まれる有機物等は、微生物によって分解されるものである。従って生ゴミ処理部1で発生した汚水Aは、曝気槽31で分解処理されることなる。
次に発酵槽21においては、発酵処理の進行によって発酵熱による発酵対象物からの水分の蒸発や分解生成物としての気化成分(悪臭成分を含む)が発酵槽21からの排気として排出されることになる。
この排出気体(悪臭成分を含む気体)Cは、排気機構26によって発酵槽21外に排出されて結露室332に入る。結露室332においては、冷却水を流している熱交換部331と接触して結露し、除湿された気体として結露室332から出て、曝気として曝気槽31内に供給される。
従って発酵槽21の排出気体Cは、除湿されると共に、悪臭成分の一部が結露水に混ざって結露室332の底面に溜まることになる。この結露水は、汚水Aと同様に汚水貯留室32に送られ、汚水Aと共に曝気槽31に送られる。また結露室332を出た排出気体Cは、曝気として曝気槽31に吹き込まれもので、分解処理液Bを通過することで悪臭成分が分解処理液Bに溶解したり、菌床体等に付着し、微生物で分解処理されることになる。
曝気槽31の排出気体Dは、発酵槽21の排出気体Cを除湿処理及び悪臭除去処理を行った後の気体で、更に結露室333を通過させて除湿すると共に、昇温機構253によって昇温し、高温乾燥空気として発酵槽21に供給される。
従って発酵処理に供される気体は、発酵槽21の排出気体Cを除湿すると共に悪臭除去を行って再度発酵槽21に送られるもので、悪臭成分を含んだ排出気体Cは、システム外に放出されることが無いので、周囲環境を悪化させることがない。
尚発酵処理や、曝気処理で消費される酸素の補充は、空気供給機構25の開閉弁251を開放して新鮮な空気を補充するものであり、連続発酵処理において、酸素不足に陥る場合には、発酵処理終了後には、発酵物からの悪臭は発生しないので、発酵槽21から発酵物の取り出し作業後に一旦使用空気が入れ替えられることによって酸素不足に陥ることが解消される。
また曝気槽31の排水部314からは、沈殿室313の適時上澄み液Fを下水道に放出し、沈殿室313に沈殿物(汚泥)Gは、適時取り出して発酵槽21で生ゴミと一緒に発酵処理するものである。
1 生ゴミ処理部
11 第一ホッパー
12 脱水機構
121 シリンダー部
122 ピストン駆動部
123 開閉部
124 排水部
13 第二ホッパー
14 搬送機構
15 粉砕機構
16 供給機構
2 発酵処理部
21 発酵槽
22 温水ボイラー
23 温水循環路
24 攪拌機構
25 空気供給機構
251 開閉弁
252 送風ファン
253 昇温機構
26 排気機構
261 送風ファン
3 臭気汚水処理部
31 曝気槽
311 曝気機構部
312 排出気体部
313 沈殿室
314 排水部
32 汚水貯留室
33 除湿機構
331 熱交換部
332,333 結露室
11 第一ホッパー
12 脱水機構
121 シリンダー部
122 ピストン駆動部
123 開閉部
124 排水部
13 第二ホッパー
14 搬送機構
15 粉砕機構
16 供給機構
2 発酵処理部
21 発酵槽
22 温水ボイラー
23 温水循環路
24 攪拌機構
25 空気供給機構
251 開閉弁
252 送風ファン
253 昇温機構
26 排気機構
261 送風ファン
3 臭気汚水処理部
31 曝気槽
311 曝気機構部
312 排出気体部
313 沈殿室
314 排水部
32 汚水貯留室
33 除湿機構
331 熱交換部
332,333 結露室
Claims (3)
- 脱水機構と粉砕機構を備え、脱水粉砕した生ゴミを発酵槽に供給する生ゴミ処理部と、密閉構造で且つ攪拌機構を内設して生ゴミの発酵処理を行う発酵槽に、空気供給機構及び排気機構を付設した発酵処理部と、生ゴミ処理部からの脱水処理汚水を受け入れる密閉構造の曝気槽に、発酵処理部からの排出気体を曝気として供給し、曝気槽の排出気体を発酵処理部に供給して循環させてなる気体循環路を構成した臭気汚水処理部とを備えてなることを特徴とする密閉式生ゴミ処理システム。
- 臭気汚水処理部に、発酵処理部からの排出気体或いは前記排出気体及び曝気槽の排出気体を、冷却された結露室内を通過させて除湿する除湿機構を設けてなる請求項1記載の密閉式生ゴミ処理システム。
- 発酵処理部に、温水ボイラーを設け、発酵槽に温水循環路を付設して、発酵槽を所望の温度に維持すると共に、前記ボイラーに発酵槽へ供給する補充空気及び循環気体の昇温機構を付設してなる請求項1又は2記載の密閉式生ゴミ処理装置。
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