JP2011154758A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ピックアップの周囲温度によらずステッピングモータの駆動対象を確実に駆動させることができ、かつ、ステッピングモータから光ピックアップに伝わる振動を抑えることも可能となる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】DSP7は、光ピックアップ1周囲の温度データをMCU8から取得し、光ピックアップ1周囲の温度に依存するステッピングモータの最小駆動電圧から余裕度を持つように、前記取得した温度に応じて駆動電圧をステッピングモータ駆動用に設定し、設定する駆動電圧は、光ピックアップ1周囲の温度に依存し、一定ではない。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク装置に関するものであり、特にステッピングモータの駆動に関するものである。
昨今、光ディスクの容量増大化が進んでおり、最近ではBlu−ray Discが開発されている。光ディスクは光ピックアップからレーザを照射させてデータを再生したり記録したりするが、光ディスクのカバー層厚みの誤差などによりいわゆる球面収差が発生する。
この球面収差を補正するための機構が様々開発されており、そのうち、収差補正用レンズを駆動することで球面収差を補正するものが存在する。そして、収差補正用レンズの駆動には、ステッピングモータを用いる場合が多い(例えば、特許文献1、2を参照)。ステッピングモータは、パルス電力に対応して回転するモータであり、位置制御に優れている。
また、光ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させてシークを行うために、光ピックアップを駆動させるモータが従来の光ディスク装置には設けられており、このモータもステッピングモータが用いられることが多い(例えば、特許文献3を参照)。
特開2007−265597号公報 特開2005−276249号公報 特開2005−56472号公報
従来、上記ステッピングモータの駆動電圧は一定値としており、ステッピングモータを駆動させるとステッピングモータから光ピックアップに振動が伝わり、異音が発生したり、トラッキングサーボ等のサーボが外れたりする場合があった。
そこで、振動を抑えるために、ステッピングモータの駆動電圧を下げることが考えられる。しかし、そうすると、光ピックアップの周囲温度が低い場合に、収差補正用レンズや光ピックアップを駆動させるためのシャフトに塗布されたグリスの硬化やメカ歪みなどにより、収差補正用レンズや光ピックアップをステッピングモータのトルク不足により駆動させることができない状況が発生してしまう。
上記問題点を鑑み、本発明は、光ピックアップの周囲温度によらずステッピングモータの駆動対象を確実に駆動させることができ、かつ、ステッピングモータから光ピックアップに伝わる振動を抑えることも可能となる光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ピックアップと、前記光ピックアップ内部に設けられ、前記光ピックアップ内部に設けられる部材を駆動させるステッピングモータおよび/または前記光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるステッピングモータと、を有した光ディスク装置において、
前記光ピックアップ周囲の温度を検出する温度検出部と、
前記光ピックアップ周囲の温度に依存する前記ステッピングモータの最小駆動電圧から余裕度を持つように、前記温度検出部が検出した温度に応じて駆動電圧を前記ステッピングモータ駆動用に設定する設定部と、を備え、
前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度に依存し、一定ではない構成とした。
このような構成によれば、光ピックアップの周囲温度によらず駆動電圧を最小駆動電圧から余裕度を持たしているので、光ピックアップの周囲温度によらずステッピングモータの駆動対象である光ピックアップ内部の部材および/または光ピックアップ自体を確実に駆動させることができる。また、駆動電圧は光ピックアップの周囲温度に依存し一定でないので、周囲温度によってはステッピングモータを低い駆動電圧で駆動させることができ、モータのトルクを抑え、ステッピングモータから光ピックアップに伝わる振動を抑えることもできる。
また、上記構成において、例えば、前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度より低ければHighレベル、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度以上であればLowレベルとなり、
前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度より低ければ温度が低いほど所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度以上であれば前記所定電圧でほぼ一定値である、構成としてもよい。
また、上記構成において、例えば、前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度より低ければ温度が低いほど第1の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度以上であれば前記第1の所定電圧で一定値となり、
前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度より低ければ温度が低いほど第2の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度以上であれば前記第2の所定電圧でほぼ一定値となる、構成としてもよい。
また、上記構成において、例えば、前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が高いほど減少し、
前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度より低ければ温度が低いほど所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度以上であれば前記所定電圧でほぼ一定値となる、構成としてもよい。
また、上記構成において、例えば、前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が第1の閾値温度より低ければ温度が低いほど第1の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第1の閾値温度以上で第2の閾値温度より低ければ前記第1の所定電圧で一定値となり、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第2の閾値温度以上であれば温度が高いほど前記第1の所定電圧から増加し、
前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第1の閾値温度より低ければ温度が低いほど第2の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第1の閾値温度以上で前記第2の閾値温度より低ければ前記第2の所定電圧で一定値となり、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第2の閾値温度以上であれば温度が高いほど前記第2の所定電圧から増加する、構成としてもよい。
また、上記いずれかの構成において、前記光ピックアップ内部に設けられる部材は、収差補正用レンズである構成としてもよい。
本発明の光ディスク装置によれば、光ピックアップの周囲温度によらずステッピングモータの駆動対象を確実に駆動させることができ、かつ、ステッピングモータから光ピックアップに伝わる振動を抑えることも可能となる。
本発明に係るBlu−ray Disc再生装置の概略構成を示す図である。 光ピックアップの詳細構成を示す図である。 モータ最小駆動電圧およびモータ設定駆動電圧の光ピックアップ周囲温度との関係の一例を示す図である。 図3に対応するモータ駆動電圧設定処理に関するフローチャートである。 モータ最小駆動電圧およびモータ設定駆動電圧の光ピックアップ周囲温度との関係の一例を示す図である。 図5に対応するモータ駆動電圧設定処理に関するフローチャートである。 モータ最小駆動電圧およびモータ設定駆動電圧の光ピックアップ周囲温度との関係の一例を示す図である。 図7に対応するモータ駆動電圧設定処理に関するフローチャートである。 モータ最小駆動電圧およびモータ設定駆動電圧の光ピックアップ周囲温度との関係の一例を示す図である。 図9に対応するモータ駆動電圧設定処理に関するフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。ここでは、本発明に係る光ディスク装置の一例として、Blu−ray Disc再生装置(以下、BD再生装置)を挙げて説明する。
図1に、本発明に係るBD再生装置の概略構成を示す。なお、図1は、本発明に特に関わる構成のみを示し、その他の構成については図示を省略している。
図1に示すように、本発明に係るBD再生装置は、光ピックアップ1と、信号処理部2と、スレッドモータ3と、サーミスタ4と、モータドライバ5と、モータドライバ6と、DSP(Digital Signal Processor)7と、MCU(Micro Control Unit)8と、を有しており、Blu−ray Disc(BD)10に光ピックアップ1からレーザを照射させ、その反射光に基づきデータを再生する。
また、図2に、光ピックアップ1の詳細構成を示す。図2に示すように、光ピックアップ1は、レーザダイオード1aと、回折格子1bと、PBS(偏光ビームスプリッタ)1cと、マルチレンズ1dと、光検出器1eと、コリメータレンズ1fと、ステッピングモータ1gと、駆動用シャフト1hと、1/4波長板1iと、対物レンズ1jと、2軸アクチュエータ1kと、を有している。
レーザダイオード1aは、青紫色レーザを射出し、射出されたレーザは、回折格子1b、PBS1c、コリメータレンズ1f、1/4波長板1iを通過後、対物レンズ1jに入射し、対物レンズ1jによりBD10の記録面に集光される。そして、BD10で反射されたレーザは、対物レンズ1j、1/4波長板1i、コリメータレンズ1fを通過後、PBS1cにより反射され、マルチレンズ1dを通過後、光検出器1eに集光される。
2軸アクチュエータ1kは、対物レンズ1jをBD10の半径方向(トラッキング方向)および垂直方向(フォーカス方向)に駆動させる。また、ステッピングモータ1gは、駆動用シャフト1hを回転駆動させ、この回転駆動がコリメータレンズ1fの直線駆動に変換され、BD10の記録面で発生する球面収差を補正することができる。
また、光検出器1eは、受光したレーザを電気信号に変換して信号処理部2(図1)に出力する。信号処理部2は、入力される電気信号に基づき、再生信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号を生成し、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号をDSP7に出力する。また、信号処理部2は、入力される電気信号に基づき、ジッタ信号を生成しDSP7に出力もする。
DSP7は、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号に基づき、不図示のドライバを介して光ピックアップ1の2軸アクチュエータ1kを駆動させ、トラッキングサーボおよびフォーカスサーボを行う。
スレッドモータ3は、ステッピングモータで構成され、不図示のトラバースシャフトを回転駆動させることで、光ピックアップ1をBD10の半径方向に駆動させる。DSP7は、モータドライバ5を介してスレッドモータ3を駆動させることで、シークを行う。
また、DSP7は、モータドライバ6を介して光ピックアップ1のステッピングモータ1gを駆動させることで、コリメータレンズ1fを駆動させる。
ここで、球面収差補正について説明すると、まず、BD10の再生装置への挿入の際に、DSP7は、信号処理部2から入力されるジッタ信号を監視しながらステッピングモータ1gを駆動させてコリメータレンズ1fを駆動させ、ジッタ信号が適切なものとなるようコリメータレンズ1fの位置を決定する。そして、そのときにサーミスタ4が検出した電圧をMCU8が温度データに変換し、DSP7がこの温度データを取得する。ここで、サーミスタ4は、光ピックアップ1の外壁に取り付けられ、光ピックアップ1の周囲温度を検出するための温度センサである。これにより、初期の球面収差が補正されることとなる。
その後、DSP7は、MCU8から取得した温度データを上記で取得した初期温度データと比較し、その差分に応じた回転量でステッピングモータ1gを駆動させ、コリメータレンズ1fの位置を調整する。以降、新たに取得した温度データと前回取得した温度データを比較し、同様の動作を繰り返す。対物レンズ1jがプラスチックレンズであると、光ピックアップ1の周囲温度の変化により対物レンズ1jが変形し球面収差が発生するが、このようなコリメータレンズ1fの位置調整により、この球面収差を補正することが可能となる。
次に、本発明の主な特徴となる、ステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3の駆動電圧の設定方法について説明する。
(第1実施形態)
図3に、ステッピングモータ1gまたはスレッドモータ(ステッピングモータ)3の最小駆動電圧および設定駆動電圧と、光ピックアップ1の周囲温度との関係を示す。破線が最小駆動電圧を示し、実線が設定駆動電圧を示す。
図3に示すように、閾値温度T0より低いと周囲温度が低いほど最小駆動電圧がほぼ直線的に高くなり、閾値温度T0以上では最小駆動電圧がほぼ一定となっている。これは、光ピックアップ1の周囲温度が低いと、シャフトに塗布されたグリスが硬化したり、メカ歪みが生じたりなどしてメカ負荷が大きくなることや、温度が高いほどステッピングモータのトルクは減少することによる。
そして、図3に示すように、設定駆動電圧は、閾値温度T0より低いとHighレベル、閾値温度T0以上であるとLowレベルとし、最小駆動電圧から余裕度を持たしている。
図4に、図3に対応した駆動電圧設定処理のフローチャートを示す。本処理は、ステッピングモータ1g、スレッドモータ3の各々について行うものとし、再生装置の起動後、開始される。
まず、ステップS40で、DSP7は、MCU8から光ピックアップ1の周囲温度データを取得する。
そして、ステップ41で、取得した温度データが閾値温度T0より低いか否かを判定し、もし低ければ(ステップS41のY)、ステップS42に進み、DSP7は、モータ駆動電圧をHighレベルに設定する。また、取得した温度データが閾値温度T0以上であれば(ステップS41のN)、ステップS43に進み、DSP7は、モータ駆動電圧をLowレベルに設定する。ステップS42、S43の後は、ステップS40に戻り、以降同様の処理が繰り返される。
そして、DSP7は、現在設定されている駆動電圧でステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることとなる。
これにより、設定駆動電圧は最小駆動電圧から余裕度があるので、光ピックアップ1の周囲温度によらず確実にステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることができる。また、光ピックアップ1の周囲温度が高い場合に駆動電圧がLowレベルに設定されるので、モータのトルクを抑え、ステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3から光ピックアップ1に伝わる振動を抑えることができ、結果、異音の発生を抑えたり、トラッキングサーボ等のサーボ外れを抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、モータ駆動電圧の設定方法の別実施形態について説明する。
図5に、ステッピングモータ1gまたはスレッドモータ3の最小駆動電圧および設定駆動電圧と、光ピックアップ1の周囲温度との関係を示す。破線が最小駆動電圧を示し、実線が設定駆動電圧を示す。
図5に示す最小駆動電圧については上述した図3と同様である。図3と異なるのは設定駆動電圧であり、閾値温度T0より低いと周囲温度が低くなるほど設定駆動電圧をV0より直線的に高くし、閾値温度T0以上であれば設定駆動電圧を一定値V0とし、最小駆動電圧から余裕度を持たしている。
図6に、図5に対応した駆動電圧設定処理のフローチャートを示す。本処理は、ステッピングモータ1g、スレッドモータ3の各々について行うものとし、再生装置の起動後、開始される。
まず、ステップS60で、DSP7は、MCU8から光ピックアップ1の周囲温度データを取得する。
そして、ステップ61で、取得した温度データが閾値温度T0より低いか否かを判定し、もし低ければ(ステップS61のY)、ステップS62に進み、DSP7は、図5で示す直線関係に基づき、取得した温度データに応じたモータ駆動電圧を設定する。
一方、取得した温度データが閾値温度T0以上であれば(ステップS61のN)、ステップS63に進み、DSP7は、モータ駆動電圧をV0に設定する。ステップS62、S63の後は、ステップS60に戻り、以降同様の処理が繰り返される。
そして、DSP7は、現在設定されている駆動電圧でステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることとなる。
これにより、設定駆動電圧は最小駆動電圧から余裕度があるので、光ピックアップ1の周囲温度によらず確実にステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることができる。また、光ピックアップ1の周囲温度が高いと駆動電圧を低く設定するので、モータのトルクを抑え、ステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3から光ピックアップ1に伝わる振動を抑えることができ、結果、異音の発生を抑えたり、トラッキングサーボ等のサーボ外れを抑えることができる。
(第3実施形態)
さらに、モータ駆動電圧の設定方法の別実施形態について説明する。
図7に、ステッピングモータ1gまたはスレッドモータ3の最小駆動電圧および設定駆動電圧と、光ピックアップ1の周囲温度との関係を示す。破線が最小駆動電圧を示し、実線が設定駆動電圧を示す。
図7に示す最小駆動電圧については上述した図3と同様である。図3と異なるのは設定駆動電圧であり、設定駆動電圧を周囲温度が高くなるほど直線的に減少させ、最小駆動電圧から余裕度を持たしている。
図8に、図7に対応した駆動電圧設定処理のフローチャートを示す。本処理は、ステッピングモータ1g、スレッドモータ3の各々について行うものとし、再生装置の起動後、開始される。
まず、ステップS80で、DSP7は、MCU8から光ピックアップ1の周囲温度データを取得する。そして、ステップS81に進み、DSP7は、図7で示す直線関係に基づき、取得した温度データに応じたモータ駆動電圧を設定する。ステップS81の後、ステップS80に戻り、以降同様の処理を繰り返す。
そして、DSP7は、現在設定されている駆動電圧でステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることとなる。
これにより、設定駆動電圧は最小駆動電圧から余裕度があるので、光ピックアップ1の周囲温度によらず確実にステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることができる。また、光ピックアップ1の周囲温度が高いと駆動電圧を低く設定するので、モータのトルクを抑え、ステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3から光ピックアップ1に伝わる振動を抑えることができ、結果、異音の発生を抑えたり、トラッキングサーボ等のサーボ外れを抑えることができる。
(第4実施形態)
さらに、モータ駆動電圧の設定方法の別実施形態について説明する。
図9に、ステッピングモータ1gまたはスレッドモータ3の最小駆動電圧および設定駆動電圧と、光ピックアップ1の周囲温度との関係を示す。破線が最小駆動電圧を示し、実線が設定駆動電圧を示す。
図9に示す最小駆動電圧について、閾値温度T2より低い部分については上述した図3と同様である。図3と異なるのは、閾値温度T2以上となると最小駆動電圧が周囲温度が高くなるほどほぼ直線的に増加することであり、これは、温度が高くなるほどトルクが低くなるステッピングモータの特性が強く影響している場合である。
そして、図9に示すように、設定駆動電圧については、閾値温度T1より低いと周囲温度が低くなるほど設定駆動電圧をV0より直線的に高くし、閾値温度T1以上かつ閾値温度T2より低ければ設定駆動電圧を一定値V0とし、閾値温度T2以上であると周囲温度が高くなるほど設定駆動電圧をV0より直線的に高くし、最小駆動電圧から余裕度を持たしている。
図10に、図9に対応した駆動電圧設定処理のフローチャートを示す。本処理は、ステッピングモータ1g、スレッドモータ3の各々について行うものとし、再生装置の起動後、開始される。
まず、ステップS100で、DSP7は、MCU8から光ピックアップ1の周囲温度データを取得する。
そして、ステップ101で、取得した温度データが閾値温度T1より低いか否かを判定し、もし低ければ(ステップS101のY)、ステップS104に進み、DSP7は、図9で示す直線関係に基づき、取得した温度データに応じたモータ駆動電圧を設定する。
一方、取得した温度データが閾値温度T1以上であれば(ステップS101のN)、ステップS102に進み、取得した温度データが閾値温度T2より低いか否かを判定する。そして、低ければ(ステップS102のY)、ステップS105に進み、DSP7は、モータ駆動電圧をV0に設定する。
一方、取得した温度データが閾値温度T2以上であれば(ステップS102のN)、ステップS103に進み、DSP7は、図9で示す直線関係に基づき、取得した温度データに応じたモータ駆動電圧を設定する。
ステップS103、S104、S105の後は、ステップS100に戻り、以降同様の処理が繰り返される。
そして、DSP7は、現在設定されている駆動電圧でステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることとなる。
これにより、設定駆動電圧は最小駆動電圧から余裕度があるので、光ピックアップ1の周囲温度によらず確実にステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3を駆動させることができる。また、閾値温度T1から閾値温度T2までの領域およびその領域の両端付近の周囲温度であれば駆動電圧を低く設定するので、モータのトルクを抑え、ステッピングモータ1gおよびスレッドモータ3から光ピックアップ1に伝わる振動を抑えることができ、結果、異音の発生を抑えたり、トラッキングサーボ等のサーボ外れを抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は様々に変形が可能である。
例えば、ステッピングモータが駆動させる球面収差補正用のレンズはコリメータレンズに限らず、固定されたコリメータレンズに対して凹レンズの位置を移動させて球面収差を補正する機構における凹レンズをステッピングモータで駆動させてもよい。
また、例えば、図5、図7、図9では設定駆動電圧を周囲温度に対して直線的に変化させていたが、曲線的に変化させるようにしてもよい。
また、本発明は、BD再生装置に限らず、BD記録再生装置やDVD記録再生装置など、あらゆる光ディスク装置に適用可能である。
1 光ピックアップ
1a レーザダイオード
1b 回折格子
1c PBS(偏光ビームスプリッタ)
1d マルチレンズ
1e 光検出器
1f コリメータレンズ
1g ステッピングモータ
1h 駆動用シャフト
1i 1/4波長板
1j 対物レンズ
1k 2軸アクチュエータ
2 信号処理部
3 スレッドモータ
4 サーミスタ
5 モータドライバ
6 モータドライバ
7 DSP(Digital Signal Processor)
8 MCU(Micro Control Unit)

Claims (6)

  1. 光ピックアップと、前記光ピックアップ内部に設けられ、前記光ピックアップ内部に設けられる部材を駆動させるステッピングモータおよび/または前記光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるステッピングモータと、を有した光ディスク装置において、
    前記光ピックアップ周囲の温度を検出する温度検出部と、
    前記光ピックアップ周囲の温度に依存する前記ステッピングモータの最小駆動電圧から余裕度を持つように、前記温度検出部が検出した温度に応じて駆動電圧を前記ステッピングモータ駆動用に設定する設定部と、を備え、
    前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度に依存し、一定ではない、ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度より低ければHighレベル、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度以上であればLowレベルとなり、
    前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度より低ければ温度が低いほど所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度以上であれば前記所定電圧でほぼ一定値である、ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度より低ければ温度が低いほど第1の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度以上であれば前記第1の所定電圧で一定値となり、
    前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度より低ければ温度が低いほど第2の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度以上であれば前記第2の所定電圧でほぼ一定値となる、ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が高いほど減少し、
    前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が閾値温度より低ければ温度が低いほど所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記閾値温度以上であれば前記所定電圧でほぼ一定値となる、ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 前記設定部が設定する駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が第1の閾値温度より低ければ温度が低いほど第1の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第1の閾値温度以上で第2の閾値温度より低ければ前記第1の所定電圧で一定値となり、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第2の閾値温度以上であれば温度が高いほど前記第1の所定電圧から増加し、
    前記ステッピングモータの最小駆動電圧は、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第1の閾値温度より低ければ温度が低いほど第2の所定電圧から増加し、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第1の閾値温度以上で前記第2の閾値温度より低ければ前記第2の所定電圧で一定値となり、前記光ピックアップ周囲の温度が前記第2の閾値温度以上であれば温度が高いほど前記第2の所定電圧から増加する、ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 前記光ピックアップ内部に設けられる部材は、収差補正用レンズであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光ディスク装置。
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