JP2011153798A

JP2011153798A - 空調用吸気フード

Info

Publication number: JP2011153798A
Application number: JP2010016963A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiro Urano; 勝博浦野
Original assignee: Kimura Kohki Co Ltd
Current assignee: Kimura Kohki Co Ltd
Priority date: 2010-01-28
Filing date: 2010-01-28
Publication date: 2011-08-11

Abstract

【課題】フード内への雨水侵入を防止でき、スリムな空調用吸気フードを得る。
【解決手段】空調用の吸気口１を被う外周壁部３と、複数の空気入口２と、を有し、これらの空気入口２のうちの第１の空気入口２ａを外周壁部３下端に配設する。第１空気入口１ａ以外の第２の空気入口２ｂを、第１空気入口２ａより上方の外周壁部３に配設する。第２空気入口２ｂの下端縁から外周壁部３の内側かつ上方に傾斜する仕切壁４を、外周壁部３に設ける。
【選択図】図１

Description

本発明は空調用吸気フードに関するものである。

屋外設置の空調機器で吸気口から外気を取入れる場合、内部へ雨水が侵入しないようにガラリを設けているが、例えば大風量の空調機の場合など、開口部での吸込み風速が速くなって、空気と共に雨水も吸込んでしまう場合がある。

特開２００４−２８６３００号公報

また、このような空調機に、特許文献１に示すような下端のみに空気入口があるフードを設けた場合、風量を確保しつつ吸込み風速を遅くするためには、空気入口を大きくしなければならず、フードが大型化する問題があった。

本発明は上記課題を解決するため、空調用の吸気口を被う外周壁部と、複数の空気入口と、を有し、これらの空気入口のうちの第１の空気入口を前記外周壁部下端に配設し、前記第１空気入口以外の第２の空気入口を、前記第１空気入口より上方の前記外周壁部に配設し、前記第２空気入口の下端縁から前記外周壁部の内側かつ上方に傾斜する仕切壁を、前記外周壁部に設けたことを最も主要な特徴とする。

請求項１の発明によれば、外周壁部下端と、それよりも上の外周壁部に空気入口を分散させてあるので、同吸気風量で下端のみに空気入口を配置した場合と比べて、フードのスリム化を計れると共に、ガラリと比べて空気入口の開口面積を大きくとれるので風速を落として雨水の吸込みを防止でき、しかも仕切壁で雨水のフード内への浸入を確実に防ぐことができる。
請求項２の発明によれば、樋部で雨水のフード内への浸入を一層確実に防ぐことができる。

図１と図２は、本発明の空調用吸気フードの一実施例を示しており、この吸気フードは、空調用の吸気口１を被う外周壁部３と、複数の空気入口２…と、を有している。これらの空気入口２…のうちの第１の空気入口２ａを外周壁部３下端に配設する。第１空気入口２ａ以外の第２の空気入口２ｂは、吸気口１よりも下方であって第１空気入口２ａより上方の外周壁部３に配設する。図例では、外周壁部３は少なくとも上、両横、前の４面を有する箱状で、空気入口２は矩形状となっている。

外周壁部３には、第２空気入口２ｂの下端縁から外周壁部３の内側かつ上方に傾斜する仕切壁４を、設け、外周壁部３の第２空気入口２ｂの周縁部に雨水侵入を防止する樋部５を、設ける。仕切壁４は、第２空気入口２ｂの下端縁全域にわたって隙間なく設ける。図例では、樋部５は、第２空気入口２ｂの周縁部の上端縁と側端縁に設けているが位置や構造の変更は自由である。また、第１空気入口２ａと、第２空気入口２ｂの上端縁から仕切壁４の上端縁にかけて、それぞれに保護金網６を設ける。

外気などの空気は、白抜き矢印で図示するように、第１空気入口２ａと第２空気入口２ｂとから取入れられてフード内で混合し、吸気口１に流入する。雨水は外周壁部３の外面を流れて、樋部５により第２空気入口２ｂへの侵入が阻止され、仮に侵入しても仕切壁４の傾斜によりフード外へ流れ落ちて、外周壁部３の下端より排水される。この第１空気入口２ａと第２空気入口２ｂは開口面積が大きくて吸込み風速が遅いので、第１空気入口２ａと第２空気入口２ｂの周縁に水滴が溜まってもフード内に吸込まれず確実に滴下することとなる。

図示省略するが、第２空気入口２ｂを複数設け、第２空気入口２ｂ毎に仕切壁４及び樋部５を設けたり、それらの位置を変更するも自由で、外周壁部３の形状、構造の変更も自由である。また、吸気口１は、屋外設置の空調機やダクトなど空調機器７に設けられる各種のものが該当し、本発明を適用可能である。

本発明の空調用吸気フードの斜視図である。同上の側面断面図である。

１吸気口
２空気入口
３外周壁部
４仕切壁
５樋部

Claims

空調用の吸気口（１）を被う外周壁部（３）と、複数の空気入口（２）と、を有し、これらの空気入口（２）のうちの第１の空気入口（２ａ）を前記外周壁部（３）下端に配設し、前記第１空気入口（１ａ）以外の第２の空気入口（２ｂ）を、前記第１空気入口（２ａ）より上方の前記外周壁部（３）に配設し、前記第２空気入口（２ｂ）の下端縁から前記外周壁部（３）の内側かつ上方に傾斜する仕切壁（４）を、前記外周壁部（３）に設けたことを特徴とする空調用吸気フード。
外周壁部（３）の第２空気入口（２ｂ）の周縁部に雨水侵入を防止する樋部（５）を、設けた請求項１記載の空調用吸気フード。