JP2011152892A - 自動二輪車の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の前部構造を提供することを課題とする。
【解決手段】補助灯火器22L、22Rは、主灯火器21よりも上方の位置にスクリーンステー24により支持されている。スクリーンステー24は、複数の締結部31、32、33、34のうち最も高い位置にある締結部31、32の近傍から更に上方に延び、最も外側位置にある締結部31、32の近傍から更に外側に延ばされている。そして、補助灯火器22L、22Rは、補助灯火器支持部35、36にそれぞれ支持されている。
【効果】スクリーンを支持するために設けられているスクリーンステーを利用し、主灯火器よりも上方の位置に補助灯火器を配置したので、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の前部に主灯火器及び補助灯火器を備えている自動二輪車の前部構造の改良に関する。
自動二輪車には、主灯火器の左右に補助灯火器を配置し、運転者の前方にスクリーンを配置したものが実用に供されている。
このような補助灯火器、スクリーンを支持する自動二輪車の前部構造が開示されている(例えば、特許文献1(図1、図2、図4)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、自動二輪車は、車体の前部に主灯火器(8)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)が取付けられている。運転者の前方に運転者の防風を行うスクリーン(7)は、スクリーンステー(5)とガーニッシュ(6)に挟まれる形態で設けられている。
また、特許文献1の図2に示されるように、自動二輪車は、主灯火器(8)の左右に補助灯火器(9)を備えている。
ところで、自動二輪車の機種によっては、補助灯火器(9)を主灯火器(8)よりも上方に搭載することもある。この場合、スクリーンステー(5)の他に補助灯火器(9)を支持する補助灯火器用ステーが別途必要になる。すると、部品点数も多くなり重くなる。
すなわち、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の前部構造が求められる。
特開平10−24880号公報
本発明は、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体の前部に取付けられ前方を照らす主灯火器と、この主灯火器の左右に配置され前方を照らす補助灯火器と、運転者の前方に配置され運転者の防風を行うスクリーンと、前記車体に取付けられ前記スクリーンを支持するスクリーンステーとを備え、このスクリーンステーと前記スクリーンの締結部は、前記主灯火器より上方の位置に配置されている自動二輪車の前部構造において、前記補助灯火器は、前記主灯火器よりも上方の位置にスクリーンステーにより支持されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、スクリーンステーは、複数の締結部のうち最も高い位置にある締結部の近傍から更に上方に延びる補助灯火器支持部を備え、補助灯火器は、補助灯火器支持部に支持されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、スクリーンステーは、複数の締結部のうち最も外側の締結部の近傍から更に外側に延びる補助灯火器指示部を備え、補助灯火器は、補助灯火器指示部に支持されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、スクリーンステーは、スクリーンの後面に沿って配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、補助灯火器はスクリーンよりも後方で発光し、スクリーンには補助灯火器の前方の位置に開口が設けられており、開口は前方に向かって広がるテーパー形状を呈することを特徴とする。
請求項6に係る発明では、スクリーンは、平板に穴を開けてから湾曲成形することで、前方に向かって凸形状となるように湾曲する湾曲部を局部に有し、開口は湾曲部に形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、締結部を覆う締結部カバーが、スクリーンの前方側に取付けられており、補助灯火器は、締結部カバーの内側に設けられていることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、スクリーンは、スクリーンステーと補助灯火器とに狭持されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、補助灯火器は、主灯火器よりも上方の位置にスクリーンステーにより支持されている。もともとスクリーンを支持するために設けられているスクリーンステーを利用し、主灯火器よりも上方の位置に補助灯火器を配置したので、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の前部構造を提供することができる。
請求項2に係る発明では、スクリーンステーは、複数の締結部のうち最も高い位置にある締結部の近傍から更に上方に延びる補助灯火器支持部を備えている。主灯火器よりも上方に補助灯火器支持部を延ばし補助灯火器を取付けたので、補助灯火器を上方に配置することができる。
加えて、締結部の近傍から補助灯火器支持部を延ばしたので、補助灯火器支持部を強固に固定でき、補助灯火器も強固に支持することができる。
請求項3に係る発明では、スクリーンステーは、複数の締結部のうち最も外側の締結部の近傍から更に外側に延びる補助灯火器指示部を備えている。主灯火器よりも外側に補助灯火器支持部を延ばし補助灯火器を取付けたので、補助灯火器を外側に配置することができる。
加えて、締結部の近傍から補助灯火器支持部を延ばしたので、補助灯火器支持部を強固に固定でき、補助灯火器も強固に支持することができる。
請求項4に係る発明では、スクリーンステーは、スクリーンの後面に沿って配置されている。スクリーンステーに吹き当たる走行風をスクリーンにより防ぐので、走行風による音なりを低減させることができる。
請求項5に係る発明では、補助灯火器はスクリーンよりも後方で発光し、スクリーンには補助灯火器の前方の位置に開口が設けられており、開口は前方に向かって広がるテーパー形状を呈する。補助灯火器をスクリーンより後方に配置するので、スクリーンの後方に配置されるスクリーンステーで補助灯火器を支持することができる。
加えて、開口をテーパー形状にすることで、開口面に対する補助灯火器からの直接光の入射角が大きくなるので、直接光をスクリーン内に入り難くすることができる。
請求項6に係る発明では、スクリーンは、平板に穴を開けてから湾曲成形することで、前方に向かって凸形状となるように湾曲する湾曲部を局部に有する。開口は湾曲部に形成されているので、開口を容易にテーパー形状にすることができ、スクリーンの製造コストを下げることができる。
請求項7に係る発明では、締結部を覆う締結部カバーが、スクリーンの前方側に取付けられており、補助灯火器は、締結部カバーの内側に設けられている。締結部を覆うカバーを利用して補助灯火器をカバーするので、補助灯火器用のカバーを別途設ける必要がなく、部品点数を低減させることができる。
請求項8に係る発明では、スクリーンは、スクリーンステーと補助灯火器とに狭持されている。スクリーンの固定に補助灯火器を利用し、同時に補助灯火器も固定するので、部品点数を低減させることができる。
本発明に係る自動二輪車の車両前部の左側面図である。 自動二輪車の正面図である。 図2の3−3線断面図である。 開口をテーパー形状にすることによる作用説明図である。 図3の別形態を説明する図である。 図5の別形態を説明する図である。 本発明の第2実施例に係る自動二輪車の正面図である。 図7の8−8線断面図である。 図8の別形態を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、左右、前後は運転者から見た方向を意味する。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12にボトムブリッジ13を介して操舵自在に取付けられその長手方向に伸縮自在なフロントフォーク14L(左側のみ図示)と、このフロントフォーク14Lの下端に回転自在に取付けられている前輪15と、フロントフォークに取付けられ前輪15が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ16とを備えている。
また、ヘッドパイプ12の上部に前輪15を操舵するステアリングハンドル17がトップブリッジ18を介して設けられ、車体20の前部に前方を照らす主灯火器21が取付けられ、この主灯火器21左右に前方を照らす補助灯火器22L(左側のみ図示)が配置され、運転者の前方に運転者の防風を行うスクリーン23が配置され、トップブリッジ18にスクリーン23を支持するスクリーンステー24が取付けられている。
更に、ステアリングハンドル17の後方に燃料を貯える燃料タンク25が設けられ、この燃料タンク25の下方に動力を発生するエンジン26が設けられ、燃料タンク25の後方にシート27が設けられている。
次に補助灯火器22の取付け位置について説明する。
図2に示されるように、主灯火器21の左右に補助灯火器22L、22Rが備えられている。スクリーンステー24はクロスメンバ28を備えており、これにより、スクリーンステー24の剛性を向上させることができ、スクリーン23ならびに補助灯火器22L、22Rをより強固に固定することができる。
スクリーンステー24とスクリーン23の締結部31、32、33、34は、主灯火器21より上方の位置に配置されている。そして、補助灯火器22L、22Rは、主灯火器21よりも上方の位置にスクリーンステー24により支持されている。
スクリーンステー24は、複数の締結部31、32、33、34のうち最も高い位置にある締結部31、32の近傍から更に上方に延びる補助灯火器支持部35、36を備えている。
また、補助灯火器支持部35、36は、複数の締結部31、32、33、34のうち最も外側位置にある締結部31、32の近傍から更に外側に延ばされている。そして、補助灯火器22L、22Rは、補助灯火器支持部35、36にそれぞれ支持されている。
次にスクリーンステー24の取付けについて説明する。
図3に示されるように、スクリーンステー24は、トップブリッジ18にボルト37によって取付けられていると共にスクリーン23の後面38に沿って配置されている。
補助灯火器22Lはスクリーン23よりも後方で発光する位置に、スクリーンステー24の補助灯火器支持部35に支持部材41を介して支持されている。スクリーン23には、補助灯火器22Lの前方の位置に開口42が設けられている。この開口42は、前方に向かって広がるテーパー形状を呈している。
スクリーン23は、締結部31、33に締結部材39によりそれぞれ締結され、平板に開口としての穴42を開けてから湾曲成形することで、前方に向かって凸形状となるような湾曲部43を局部に有する。開口42は湾曲部43に形成されており、これにより、開口42を前方に向かって広がるテーパー形状に容易にすることができる。
また、補助灯火器22Lの直径Dは、開口42の直径dより大きい。これにより前方から見たとき、補助灯火器22Lの縁を見えなくすることができ、外観性を向上させることができる。
なお、補助灯火器22R側も同様の構造である。
以上に述べた自動二輪車10の前部構造の作用を次に述べる。
図4(a)は比較例の自動二輪車の前部構造の作用を説明する図であり、補助灯火器101は、スクリーン102より後方で発光する位置に配置されている。スクリーン102の開口103はテーパー形状になっていない。
補助灯火器101の光源104から発せられた光は、矢印(1)のように進み、開口103に達する。開口面105に対する光の入射角αは小さいため、光は若干屈折して開口面105からスクリーン102内に進入する。結果、スクリーン102の外縁部29が発光する。
図4(b)は実施例の自動二輪車10の前部構造の作用を説明する図であり、補助灯火器22Lの光源44から発せられた光は、矢印(2)のように進み、開口42に達する。開口42はテーパー形状を呈するので、開口面45に対する光の入射角βは90°に近く大きい。光は開口面45からスクリーン23内に進入することなく、矢印(3)のように進み、車両前方を照らす。結果、スクリーン23の発光を抑えることができ、前方に補助灯火器22Lの光をはっきりと発して補助灯火器22Lの光の認証性を向上させることができる。
なお、開口42に塗装やメッキ等の表面処理を施しても差し支えない。
次に図3の別形態について説明する。なお、図3に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図5に示されるように、スクリーンステー24の下部46はトップブリッジ18にボルト37によって取付けられている。スクリーンステー24はスクリーン23の後面38に沿って配置されている。補助灯火器22Lがスクリーン23よりも後方で発光するように補助灯火器支持部35で補助灯火器22Lを支持する。更に補助灯火器支持部35の上部47にボルト締結部材39を介してスクリーン23が固定されている。固定部48により、スクリーン23をより強固に固定することができる。
次に、図5の別形態について説明する。なお、図5に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図6に示されるように、スクリーン23は平面であり、補助灯火器22Lの前部51はスクリーン23より前方に出ている。この場合は、開口42を前方に向かって広がるテーパー形状にする必要がなく、スクリーン23の成形を容易にすることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。なお、図2に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図7に示されるように、自動二輪車10において、スクリーン23とスクリーンステー24との締結部31、32、33、34を覆う締結部カバー52、53が、スクリーン23の前方側に取付けられている。補助灯火器22L、22Rは、それぞれ締結部カバー52、53の内側に設けられている。補助灯火器22L、22Rが締結部カバー52、53でカバーされるため、締結部カバー52、53で補助灯火器22L、22Rを保護することができる。すなわち、締結部カバー52、53は、締結部31、32、33、34を覆うカバーの役割と、補助灯火器22L、22Rを保護する保護カバーの役割とを兼ね備えている。
次に締結部カバー52について詳しく説明する。
図8に示されるように、スクリーンステー24の締結部31、33に、ナット54、55が溶接されている。スクリーン23は、スクリーンステー24と補助灯火器ベース56とに狭持されており、補助灯火器ベース56側からボルト57、58を入れ、それぞれナット54、55に締め付けることで、スクリーン23及び補助灯火器ベース56がスクリーンステー24に固定される。なお、符号61は、ブッシュである。
補助灯火器22Lは、補助灯火器ベース56に固定されている。
締結部カバー52の溝部62を補助灯火器ベース56の端部に嵌めることで、締結部カバー52が補助灯火器ベース56に取付けられている。
締結部カバー52は、レンズとしても機能し、光源63の前方にあたる領域Aは、配光のためのレンズカットが施されている。締結部カバー52において、ボルト57、58の前方にあたる領域Bは、ボルト57、58を隠すための細かいレンズカットが施されている。また、領域Bに塗装を施すことでボルト57、58を隠しても差し支えない。
なお、補助灯火器22R側も同様の構造である。
次に図3の別形態について説明する。なお、図3に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図9に示されるように、補助灯火器ベース56の後方側に、インサートナット64、65が設けられている。スクリーン23は、スクリーンステー24と補助灯火器22Lとに狭持されている。スクリーンステー24側からねじ66、67を入れ、それぞれインサートナット64、65に締め付けることで、スクリーン23及び補助灯火器ベース56がスクリーンステー24に固定される。
以上に述べた内容をまとめて以下に記載する。
上記図1〜図3、図5〜図7に示したように、車体20の前部に取付けられ前方を照らす主灯火器21と、この主灯火器21の左右に配置され前方を照らす補助灯火器22L、22Rと、運転者の前方に配置され運転者の防風を行うスクリーン23と、車体20に取付けられスクリーン23を支持するスクリーンステー24とを備え、このスクリーンステー24とスクリーン23の締結部31、32、33、34は、主灯火器21より上方の位置に配置されている自動二輪車10の前部構造において、補助灯火器22L、22Rは、主灯火器21よりも上方の位置にスクリーンステー24により支持されている。
この構成により、もともとスクリーン23を支持するために設けられているスクリーンステー24を利用し、主灯火器21よりも上方の位置に補助灯火器22L、22Rを配置したので、部品点数を増やすことなく、補助灯火器22L、22Rを支持することができる自動二輪車10の前部構造を提供することができる。
上記図1〜図3に示したように、スクリーンステー24は、複数の締結部31、32、33、34のうち最も高い位置にある締結部31、32の近傍から更に上方に延びる補助灯火器支持部35を備え、補助灯火器22L、22Rは、補助灯火器支持部35に支持されている。
この構成により、主灯火器21よりも上方に補助灯火器支持部35を延ばし補助灯火器22L、22Rを取付けたので、補助灯火器22L、22Rを上方に配置することができる。加えて、締結部31、32、33、34の近傍から補助灯火器支持部35を延ばしたので、補助灯火器支持部35を強固に固定でき、補助灯火器22L、22Rも強固に支持することができる。
上記図1〜図3に示したように、スクリーンステー24は、複数の締結部31、32、33、34のうち最も外側の締結部31、32の近傍から更に外側に延びる補助灯火器指示部35を備え、補助灯火器22L、22Rは、補助灯火器指示部35に支持されている。
この構成により、主灯火器21よりも外側に補助灯火器支持部35を延ばし補助灯火器22L、22Rを取付けたので、補助灯火器22L、22Rを外側に配置することができる。加えて、締結部31、32、33、34の近傍から補助灯火器支持部35を延ばしたので、補助灯火器支持部35を強固に固定でき、補助灯火器22L、22Rも強固に支持することができる。
上記図3、図5、図6に示したように、スクリーンステー24は、スクリーン23の後面38に沿って配置されている。
この構成により、スクリーンステー24に吹き当たる走行風をスクリーン23により防ぐので、走行風による音なりを低減させることができる。
上記図3〜図5に示したように、補助灯火器22L、22Rはスクリーン23よりも後方で発光し、スクリーン23には補助灯火器22L、22Rの前方の位置に開口42が設けられており、開口42は前方に向かって広がるテーパー形状を呈する。
この構成により、補助灯火器22L、22Rをスクリーン23より後方に配置するので、スクリーン23の後方に配置されるスクリーンステー24で支持することができる。
加えて、開口42をテーパー形状にすることで、開口面45に対する補助灯火器22L、22Rからの直接光の入射角が大きくなるので、直接光をスクリーン内に入り難くすることができる。
上記図3、図5に示したように、スクリーン23は、平板に穴を開けてから湾曲成形することで、前方に向かって凸形状となるように湾曲する湾曲部43を局部に有し、開口42は湾曲部43に形成されている。
この構成により、開口42は湾曲部43に形成されているので、開口42をテーパー形状に形成することが容易にできる。
上記図7、図8に示したように、締結部31、32、33、34を覆う締結部カバー52が、スクリーン23の前方側に取付けられており、補助灯火器22L、22Rは、締結部カバー52の内側に設けられている。
この構成により、締結部31、32、33、34を覆うカバーを利用して補助灯火器22L、22Rをカバーするので、補助灯火器22L、22R用のカバーを別途設ける必要がなく、部品点数を低減させることができる。
上記図9に示したように、スクリーン23は、スクリーンステー24と補助灯火器22L、22Rとに狭持されている。
この構成により、スクリーン23の固定に補助灯火器22L、22Rを利用し、同時に補助灯火器22L、22Rも固定するので、部品点数を低減させることができる。
尚、本発明に係る自動二輪車10の前部構造は、締結部31、32、33、34を4箇所としたが、これに限定されず、2箇所、6箇所等のように締結部が複数箇所設けられていれば差し支えない。
本発明の自動二輪車の前部構造は、車両の前部に主灯火器及び補助灯火器を備えている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、20…車体、21…主灯火器、22L、22R…補助灯火器、23…スクリーン、24…スクリーンステー、31、32、33、34…締結部、35…補助灯火器支持部、38…スクリーンの後面、42…開口(穴)、43…湾曲部、52…締結部カバー、β…開口面45に対する光の入射角、A…配光のためのレンズカットが施されている領域、B…ボルト57、58を隠すための細かいレンズカットが施されている領域。

Claims (8)

  1. 車体の前部に取付けられ前方を照らす主灯火器と、この主灯火器の左右に配置され前方を照らす補助灯火器と、運転者の前方に配置され運転者の防風を行うスクリーンと、前記車体に取付けられ前記スクリーンを支持するスクリーンステーとを備え、
    このスクリーンステーと前記スクリーンの締結部は、前記主灯火器より上方の位置に配置されている自動二輪車の前部構造において、
    前記補助灯火器は、前記主灯火器よりも上方の位置にスクリーンステーにより支持されていることを特徴とする自動二輪車の前部構造。
  2. 前記スクリーンステーは、複数の前記締結部のうち最も高い位置にある締結部の近傍から更に上方に延びる補助灯火器支持部を備え、
    前記補助灯火器は、前記補助灯火器支持部に支持されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
  3. 前記スクリーンステーは、複数の前記締結部のうち最も外側の締結部の近傍から更に外側に延びる補助灯火器指示部を備え、
    前記補助灯火器は、前記補助灯火器指示部に支持されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
  4. 前記スクリーンステーは、前記スクリーンの後面に沿って配置されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車の前部構造。
  5. 前記補助灯火器は前記スクリーンよりも後方で発光し、
    前記スクリーンには前記補助灯火器の前方の位置に開口が設けられており、前記開口は前方に向かって広がるテーパー形状を呈することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
  6. 前記スクリーンは、平板に穴を開けてから湾曲成形することで、前方に向かって凸形状となるように湾曲する湾曲部を局部に有し、前記開口は前記湾曲部に形成されていることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車の前部構造。
  7. 前記締結部を覆う締結部カバーが、前記スクリーンの前方側に取付けられており、
    前記補助灯火器は、前記締結部カバーの内側に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
  8. 前記スクリーンは、前記スクリーンステーと前記補助灯火器とに狭持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
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