JP5613514B2 - 自動二輪車の後部方向指示ランプ - Google Patents

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本発明は、自動二輪車の車体後部に配置される方向指示ランプに関するものである。
従来、自動二輪車において、後部の方向指示ランプ装置として、リヤカウルの両側部に左右一対の方向指示ランプを配置したものがある。この方向指示ランプは、左右一対の発光体と、この発光体の外側面を覆って発光体からの出射光を透過させる前後方向に細長いレンズとを有しており、発光体を方向指示ランプの後方寄りに配置して、後方からの視認性を向上させている(例えば、特許文献1)。
特開2007−62546号公報
しかしながら、左右の発光体間の距離は一定以上が必要とされている一方で、自動二輪車の後部は、一般に後方に進むにつれて車体の左右方向の幅が狭くなる先細形状であるから、上記特許文献1のように、発光体を方向指示ランプの後方寄りに配置すると、一定距離以上離した左右の発光体が車体から外側方に大きく離れることとなり、各発光体を覆うレンズが車体から側方に突出して見栄えが良くない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、後方からの視認性を確保しつつ、車体の後部の外観を向上させることができる自動二輪車の後部方向指示ランプを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車の後部方向指示ランプは、車体後部に配置される方向指示ランプであって、発光体と、この発光体の前方から後方にかけて延び前記発光体からの出射光を透過させるレンズとを備え、前記発光体が、前記レンズにおける前後方向中間位置よりも前方に配置されている。
この構成によれば、幅方向のスペースに余裕がある、車体後部の前方寄りに発光体を配置したので、発光体およびレンズが車体から突出するのが抑制されて、自動二輪車の後部形状が細身になり、その結果、車体の後部の外観が向上する。
本発明において、前記レンズにおける車体の最も外側に位置する頂部が前後方向中間位置よりも前方に配置されていることが好ましい。この構成によれば、車体後部の前方寄りにレンズの頂部を配置したので、前方寄りのレンズの頂部から後端部にかけて後方を向いた大きな発光面が形成される。これにより、後方からの必要な視認性が確保されるうえに、左右の発光体間の距離を十分確保しながら、レンズの頂部が車体から突出する寸法が抑制されて車体の後部の外観を向上させることができる。ここで、「後方からの視認性」とは、真っすぐ後方だけでなく、斜め後方を含み、「後方を向いた発光面」とは、発光面が斜め後方を向いているものを含む。
本発明において、前記レンズが車体後端縁まで延びており、前記レンズの後部に、前記発光体からの出射光が、車体後端の左右方向中央部に配置されるテールランプに侵入するのを防止する遮蔽部材を有することが好ましい。この構成によれば、発光面が車体後端まで延びているから、後方からの視認性が向上するうえに、遮蔽部材により後部方向指示ランプからの光がテールランプに回り込むのを防ぐことができる。
遮蔽部材を有する場合、前記遮蔽部材が前記発光体の後方で、車体の前後方向中心線に平行な平行部分を有することが好ましい。この構成によれば、遮蔽部材が、車体の前後方向中心線に平行であるから、遮蔽部材により後方への投光が遮られることがない。
本発明において、前記レンズが、車体に取り付けた状態の側面視で、後方に進むにつれて上方へ傾斜した細長い形状を有し、かつ後方から見える下半部と、前記下半部で隠れることで後方から見えない上半部とを有していることが好ましい。この構成によれば、レンズの下半部に前後方向に延びる大きな発光面が形成されるから、後方からの視認性が向上する。
前記下半部と上半部とを有する場合、前記レンズにおける外側に突出した外側端部が側面視で後方に進むにつれて上方へ傾斜した直線状に形成され、前記レンズの下半部に、前記外側端部とほぼ平行に延びる下側配光用溝が形成されていることが好ましい。この構成によれば、下側配光用溝によって、後方と側方への十分な配光が確保される。
下側配光用溝が形成される場合、さらに、前記発光体を支持するベースを備え、前記レンズの上半部に、前記レンズと前記ベースとの接合部にほぼ直交して延びる上側配光用溝が形成されていることが好ましい。この構成によれば、上半部を通過する光は、上側配光用溝によって、上方と側方にのみ配光し、後方には配光しない、すなわち後方からは見えない。
本発明において、リヤカウルの側部から外側方に臨むように配置された後部方向指示ランプであって、前記発光体を支持するベースを備え、このベースと前記レンズとの接続部が、前記リヤカウルの外側縁よりも左右方向の中央寄りに位置していることが好ましい。この構成によれば、ベースとレンズとの接続部がリヤカウルの外側縁よりも中央寄りに位置しているので、接続部の上方がリヤカウルにより覆われて、雨水が接続部からランプ内に浸入するのを防止することができる。
本発明に係る自動二輪車は、本発明の後部方向指示ランプと、前記後部方向指示ランプの上方に配置され、後方に進むにつれて車体左右方向の幅が小さくなる先細形状に形成されたリヤカウルとを備えている。この構成によれば、車体後部の前方寄りに発光体を配置したので、車体からレンズが突出するのが抑制されて、自動二輪車の後部形状が細身になり、外観が向上する。
本発明の自動二輪車の後部方向指示ランプによれば、幅方向にスペースに余裕がある、車体後部の前方寄りに発光体を配置したので、車体からレンズが突出するのが抑制されて、自動二輪車の後部形状が細身になり、車体の後部の外観が向上する。また、後部方向指示ランプに、前方寄りのレンズの頂部から後端部にかけて後方を向いた大きな発光面が形成されるので、必要な視認性が確保される。
本発明の第1実施形態に係る後部方向指示ランプを取り付けた自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車の背面図である。 同自動二輪車の後部を示す側面図である。 同自動二輪車の後部を示す平面図である。 同方向指示ランプを示す平面図である。 同方向指示ランプの支持部を示す縦断面図である。 同自動二輪車の後部を斜め後方から見た斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るヘッドランプ装置を搭載した自動二輪車の側面図である。この自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を形成するメインフレーム1と、このメインフレーム1の後部に取り付けられて車体フレームFRの後半部を形成するリヤフレーム2とを有している。メインフレーム1の前端のヘッドブロック4に一体形成されたヘッドパイプ6に、図示しないステアリングシャフトを介してフロントフォーク8が回動自在に軸支されて、このフロントフォーク8に前車輪10が取り付けられている。一方、車体フレームFRの中央下部であるメインフレーム1の後端部にスイングアームブラケット12が設けられており、このスイングアームブラケット12にスイングアーム14の前端が上下揺動自在に軸支され、このスイングアーム14の後端部に後車輪16が取り付けられている。車体フレームFRの中央下部でスイングアームブラケット12の前側にエンジンEが取り付けられており、このエンジンEによりチェーン17を介して後車輪16を駆動する。フロントフォーク8の上端部に操向用のハンドル18が固定されている。エンジンEの排気は、エンジンEの前方および下方を経て後方に延びる排気管19から後輪16の側方のマフラー21を通って外部に排出される。
メインフレーム1の上部に燃料タンク20が配置され、リヤフレーム2に操縦者のシート22および同乗者用シート24が装着されている。また、車体前部に、前記フロントフォーク8の上端部の前方から車体前部の側方にかけての部分を覆う樹脂製のフロントカウリング26が装着されている。ハンドル18の前方において、フロントカウリング26に左右一対のヘッドランプ装置28および左右一対の前部方向指示器27が装着されている。
同乗者用シート24の下方で、リヤフレーム2の両側方はリヤカウル29で覆われており、リヤカウル29の側部表面から外側方に突出するように左右一対の後部方向指示ランプ30が配置されている。リヤカウル29および後部方向指示ランプ30の下方には、後輪16の上方に位置するリヤフェンダ32が配置されている。図2に示すように、車体後端の左右方向中央部で、左右一対の後部方向指示ランプ30の間に、テールランプ34が配置されている。リヤフェンダ32には、後方に延びるリヤフラップ33が連結されている。
図3に示すように、方向指示ランプ30は、リヤカウル29の下部の切欠部31とリヤフェンダ32との間に位置しており、リヤカウル29の内方に位置してリヤフレーム2とリヤフェンダ32とに取り付けられた後述するベース38(図5)と、このベース38に支持されたレンズ40とを有している。このレンズ40は、車体に取り付けた状態の側面視で、後方に進むにつれて上方へ傾斜した細長い形状を有し、かつ後方から見える下半部44と、下半部44で隠れることで少なくとも一部が後方から見えない上半部46とを有している。
本実施形態では、リヤフラップ33を支持する支持体25がリヤフレーム2に支持される接続位置、より具体的には側面視で支持体25がリヤフェンダ32を貫通する貫通位置25aの近傍または前方に、後部方向指示ランプ30の発光体36が配置される。さらに、同乗者用シート24の前後方向中央部近傍または前方に、発光体36が配置される。このように、発光体36は、極力前方寄りに配置される。また、支持体25は中空形状に形成され、リヤフラップ33に支持されたライセンスランプ23のケーブルが支持体25内部を通過している。発光体36が貫通位置25aの近傍に配置されることで、前記ケーブルと発光体36用のケーブルが接近して配線設計が容易になる。
図4に示すように、レンズ40は、リヤカウル29の後端部、つまり車体後端縁まで延びており、外側端部48が平面視で三角形状であり、その頂部40aが、車体に取り付けた状態で車体の最も外側に位置している。リヤカウル29は、後方に進むにつれて車体左右方向の幅が小さくなる先細形状に形成されている。レンズ40の外側端部48は、後端40bから頂部40aまで前方に進むにつれて車体左右方向外側に向かっている。
後部方向指示ランプ30は、図5に示すように、ベース38に前記発光体36が支持され、ベース38の外側が発光体36からの出射光を透過させるレンズ40により覆われている。レンズ40は発光体36の車体前方から後方にかけて延びている。発光体36は、レンズ40における前後方向中間位置、すなわち後端40bから、後端40bと前端40c間の前後方向寸法Lの1/2だけ離れた位置Pよりも前方に配置されている。発光体36の前後方向位置は、レンズ40の後端40bから0.55L〜0.75L程度前方に配置されるのが好ましい。
前記頂部40aも中間位置Pよりも前方に位置しており、その前後方向位置は、発光体36とほぼ同一であり、レンズ40の後端40bから0.55L〜0.75L程度前方に配置されるのが好ましい。これにより、レンズ40には、前方寄りの頂部40aから後端部40bにかけて後方を向いた大きな発光面40dが形成される。発光面40dの外側部、つまりレンズ40の外側端部48の後半部48aは、平面視で車体の前後方向中心線C(図4)に対して20〜30°の傾斜角度θを有している。これにより、後方からの視認性が向上する。こうして、発光体36および頂部40aが前方寄りに配置されているから、左右の発光体36の左右方向間隔Wを必要とされる一定値以上にしても、リヤカウル29の外側縁から外側方への頂部40aの突出寸法Eが小さくなり、その結果、自動二輪車の後部形状が細身になって、車体の後部の外観が向上する。
発光面40dは、図6の横断面図に示すように、外側に進むにつれて上方へ傾斜した下半部44が、主たる配光領域を形成している。外側端部48に連なる上半部46は、外側に進むにつれて若干下方へ傾斜しており、外側斜め上方に配光する。図5のテールランプ34は、後部方向指示ランプ30とは別体で、ベース35の後部に、主として後方に配光するレンズ37が装着されている。
下半部44は、車幅方向内側から外側に向かうにつれて上方に進むように第1角度α1で傾斜する。一方、上半部46は、車幅方向内側から外側に向かうにつれて下方に進むように第2角度α2で傾斜する。本実施形態では、第1角度α1が第2角度α2よりも大きく形成される。これにより、上半部46よりも下半部44の発光領域を増やすことができる。下半部44と上半部46とは、車幅方向が外側縁で接続される。
図3に示すように、下半部44は、前後方向に延びる水平平面で切断した場合に境界線Bの後方に配置され、上半部46は前方に配置される。境界線Bは、前端から後方に進むにつれて上方に向かうように第3角度β1で傾斜する。第3角度β1は、車体後部を形成するリヤカウル29が水平面に対して上下方向に傾斜する上下傾斜角度β2よりも大きく形成される。境界線Bのリヤカウル長手方向に沿った長さが同一の場合、第3角度β1を上下傾斜角度β2よりも大きくすることで、境界線Bの前端から後端までの上下方向寸法が大きくなり、その結果、後方を向いた発光面40dが大きくなって後方からの視認性が向上する。
図4に示すように、境界線Bは平面視で、前端から後方に進むにつれて車幅方向内側に向かうように、前後方向に対して第4角度γ1で傾斜する。第4角度γ1は、車体後部の外面を形成するリヤカウル29の側面が前後方向に対して車幅方向に傾斜する左右傾斜角度γ2よりも大きく形成される。境界線Bの長さが同一の場合、第4角度γ1を左右傾斜角度γ2よりも大きくすることで、境界線Bの前端から後端までの左右方向寸法が大きくなり、その結果、後方を向いた発光面40dが大きくなって後方からの視認性が向上する。
図7に示すように、テールランプ34のレンズ37は、後部方向指示ランプ30の形状に合わせて、後方に進むにつれて上方へ傾斜した下半部37aと、後方に進むにつれて上方へ傾斜した上半部37bとを有し、両者37a,37bの境界部が後側端部37cとなっている。この後側端部37cと後部方向指示ランプ30のレンズ40の外側端部48とが連続したラインを形成している。
図5に破線で示すように、レンズ40の内部には、発光体36からの出射光を反射させるリフレクタと、後部方向指示ランプ30の内部構造を隠すカバーとを兼用するエクステンション42が装着されている。エクステンション42は、テールランプ34のベース35とレンズ37との合わせ部39よりも後方まで延びており、これにより、ベース35とレンズ37との合わせ部39を目立ち難くしている。リフレクタも含むエクステンション42には、光を反射する金属薄膜が表面に形成され、具体的には、銀色表面に塗装されている。エクステンション42における発光体36よりも後方の部分に、車体の前後方向中心線C(図4)にほぼ平行な平行部分42aを有している。これにより、発光体36が、エクステンション42に邪魔されることなく真っすぐ後方に配光する。
図6に示すように、レンズ40の下半部44に、外側端部48とほぼ平行に延びるシリンドリカル溝からなる下側配光用溝50が複数形成されている。また、図5に示すように、レンズ40の上半部46に、レンズ40とベース38との接合部39にほぼ直交して延びる、シリンドリカル溝からなる上側配光用溝52が形成されている。前記各配光用溝50,52は、エクステンション42を目立ち難くしている。
エクステンション42の後部とレンズ40との間に隙間Sが形成される。これにより、隣接するテールランプ34の光が隙間Sに入射し、車体を後方から見たときのテールランプ34の発光領域を増やすことができる。
つぎに、後部方向指示ランプ30の支持構造について説明する。図6に示すように、リヤカウル29は、上半部を形成するリヤカウルアッパ29aと下半部を形成するリヤカウルロワ29bとで構成されている。リヤカウルロワ29bの外側面29baは、リヤカウルアッパ29aの外側面29aaよりも車体中心側(内側)に凹んでいる。後部方向指示ランプ30のベース38には、内側に突出する複数の突出片56A,56Bが形成されており、これら突出片56A,56Bには上下方向に開口した貫通孔58が形成されている。この実施形態では、ベース38の上下に突出片56A,56Bが設けられている。
リヤカウルロワ29bの内面に、内側へ突出する突出部60が形成され、突出部60に上下方向に開口した挿通孔62が形成され、この挿通孔62にゴムナット63が嵌め込まれている。リヤフェンダ32に、その底部の内面から上方に突出するボス64が形成され、ボス64に上方に開口したねじ孔66が形成されている。
ボルトのような締結部材68をリヤカウルロワ29bのゴムナット63に螺合し、締結部材68の先端部をベース38の貫通孔58に挿通して、後部方向指示ランプ30の位置決めを行う。さらに、締結部材70をベース38の貫通孔58に挿通し、リヤフェンダ32のねじ孔66にねじ込むことで、リヤフェンダ32にベース38が支持される。このようにして、後部方向指示ランプ30が車体に支持される。
ここで、ベース38とレンズ40との接合部39が、リヤカウルアッパ29aの外側面29aaよりも内側、すなわち車体左右方向中央寄りに位置している。これにより、接合部39の上方がリヤカウル29で覆われる。
上記構成において、図5に示すように、発光体36が、レンズ40の前後方向中間位置Pよりも前方に配置されているので、スペースに余裕がある、車体後部の前方寄りに発光体36が配置され、図4に示すように、発光体36およびレンズ40の一部が車体から側方に突出するのが抑制される。これにより、自動二輪車の後部形状が細身になり、車体の後部の外観が向上する。
さらに、レンズ40の頂部40aが前後方向中間位置P(図5)よりも前方に配置されているので、図7に示すように、前方寄りの頂部40aから後端部40bにかけて後方を向いた、下半部44および外側端部48の後半部48aからなる大きな発光面40dが形成される。しかも、図1に示すように、レンズ40が、車体に取り付けた状態の側面視で、後方に進むにつれて上方へ傾斜した細長い形状を有し、かつ後方から見える下半部44と、後方から見えない上半部46とを有しているので、図7に示すように、レンズ40の下半部44に前後方向に延びる大きな発光面40dが形成される。これにより、後方からの視認性が向上するうえに、左右の発光体36間の距離W(図5)を十分確保しながら、レンズ40が車体から突出するのが抑制されて、車体の後部の外観を向上させることができる。
図5に示すように、レンズ40の後部に、エクステンション42が設けられているので後部方向指示ランプ30の発光体36からの光がテールランプ34に回り込むのを防ぐことができる。
また、エクステンション42は、発光体36の後方で、車体の前後方向中心線C(図4)に平行な平行部分42aを有しているので、エクステンション42により後方への発光が遮られることがない。
図6に示すように、レンズ44の下半部44に、外側端部48とほぼ平行に延びる下側配光用溝50が形成されているので、後方と側方への十分な配光が確保される。
図5に示すように、レンズ40の上半部46に、接合部39にほぼ直交して延びる上側配光用溝52が形成されているので、上半部46を通過する光は、上方と側方にのみ配光し、後方からは見えない。
図6に示すように、ベース38とレンズ40との接続部39が、リヤカウル29の外側縁29aaよりも左右方向の中央寄りに位置しているので、接続部39の上方がリヤカウル29により覆われて、雨水が後部方向指示ランプ30内に浸入するのを防止することができる。
図4に示すように、リヤカウル29が、後部方向指示ランプ30の上方に配置され、後方に進むにつれて車体左右方向の幅が小さくなる先細形状に形成されているので、前方に進むほど大きなスペースが確保しやすくなり、前方寄りに発光体36およびレンズ40の頂部40aを配置することで、自動二輪車の後部形状が細身になる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本件明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。例えば、本発明は、エンジンに代えて電動モータを搭載する自動二輪車にも適用可能である。また、エンジンと電動モータの両方を搭載し、いずれか片方または両方の動力で駆動力を得る自動二輪車にも適用可能である。上記実施形態では、所望の領域全体から光が出射するように配光用溝が形成されたが、配光用溝に代えて、レンズの外側端部とほぼ平行に延びる複数の突起を形成してもよい。また、上記実施形態では、発光体36として電球を用いているが、これに代えて、1つまたは複数の発光ダイオードを用いることもできる。複数の発光体を用いる場合、最も前方の発光体がレンズの前後方向中間位置Pよりも前方に配置されることが好ましい。したがって、そのような変更および修正は、添付のクレームから定まるこの発明の範囲内のものと解釈される。
29 リヤカウル
30 後部方向指示ランプ
34 テールランプ
36 発光体
38 ベース
39 接合部
40 レンズ
40a 頂部
42 エクステンション(遮蔽部材)
44 下半部
46 上半部
48 外側端部
50 下側配光用溝
52 上側配光用溝
P レンズの前後方向中間位置

Claims (9)

  1. 車体後部に配置される方向指示ランプであって、
    発光体と、この発光体の前方から後方にかけて延び前記発光体からの出射光を透過させるレンズとを備え、
    前記発光体が、前記レンズにおける前後方向中間位置よりも前方に配置され、
    前記レンズにおける車体の最も外側に位置する頂部が、前記レンズの前後方向中間位置よりも前方に配置され、
    前記発光体が、前記レンズにおける前後方向中間位置よりも前方に配置され、
    前記頂部の前後方向位置が、前記発光体と同じである自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  2. 請求項1において、前記頂部が、後方に向かって車幅方向寸法が小さくなる先細形状のリヤカウルの外側縁から外側方へ突出している自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  3. 請求項2において、前記レンズの外側端部が平面視で三角形状であり、三角形の頂点が前記頂部を構成する自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  4. 請求項2または3において、前記レンズの後端と前端間の前後方向寸法をLとした場合、前記頂部の前後方向位置は、前記レンズの後端から0.55L〜0.75L程度前方に配置されている自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、前記発光体が同乗者用シートの前後方向中央部近傍またはそれよりも前方に配置されている自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項において、前記レンズが車体後端縁まで延びており、前記レンズの後部に、前記発光体からの出射光が、車体後端の左右方向中央部に配置されるテールランプに侵入するのを防止する遮蔽部材を有し、
    前記遮蔽部材が前記発光体の後方で、車体の前後方向中心線に平行な平行部分を有する自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  7. 車体後部に配置される方向指示ランプであって、
    発光体と、この発光体の前方から後方にかけて延び前記発光体からの出射光を透過させるレンズと、前記発光体を支持するベースとを備え、
    前記発光体が、前記レンズにおける前後方向中間位置よりも前方に配置され、
    前記レンズが、車体に取り付けた状態の側面視で、後方に進むにつれて上方へ傾斜した細長い形状を有し、かつ後方から見える下半部と、前記下半部で隠れることで後方から見えない上半部とを有し、
    前記レンズにおける外側に突出した外側端部が側面視で後方に進むにつれて上方へ傾斜した直線状に形成され、前記レンズの下半部に、前記外側端部とほぼ平行に延びる下側配光用溝が形成され、
    前記レンズの上半部に、前記レンズと前記ベースとの接合部にほぼ直交して延びる上側配光用溝が形成されている自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  8. リヤカウルの側部から外側方に臨むように配置された請求項1から7のいずれか一項に記載の後部方向指示ランプであって、
    前記発光体を支持するベースを備え、このベースと前記レンズとの接続部が、前記リヤカウルの外側縁よりも左右方向の中央寄りに位置している自動二輪車の後部方向指示ランプ。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の後部方向指示ランプと、
    前記後部方向指示ランプの上方に配置され、後方に進むにつれて車体左右方向の幅が小さくなる先細形状に形成されたリヤカウルと、
    を備えた自動二輪車。
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