JP2011149861A - 変位センサ装置及び転がり軸受装置 - Google Patents

変位センサ装置及び転がり軸受装置 Download PDF

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Abstract

【課題】確実に所望の変位検出の精度が得られる変位センサ装置及びこれを用いた転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】検出対象物のまわりを取り囲むフレキシブルプリント基板22に、渦巻状で、その渦巻面が検出対象物と対向するコイル3を設け、このフレキシブルプリント基板22をリング状の支持部21に沿わせて支持する。そして、例えば止め具24によって、フレキシブルプリント基板22のコイル部22sを押さえ付け、浮き上がりを防止する。
【選択図】図16

Description

本発明は、回転体等を検出対象物として、その変位を検出する変位センサ装置及びこれを用いた転がり軸受装置に関する。
金属製対象物の変位を検出する変位センサ装置においては、積層鋼板の鉄心にコイルを巻いたセンサが使用されてきた。このような変位センサ装置では、対象物の変位を、インダクタンスの変化として捉えることができる。しかし、このようなセンサの構成は、体積・重量が大きく、構成部品数も多いので、材料コストが高く、組立工数も多い。
一方、フレキシブルプリント基板と呼ばれる柔軟で薄い基板の平面上に、渦巻状のコイルを構成し、インダクタとしたものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。このような平面コイルを用いた基板形センサの構造は、積層鋼板にコイルを巻く構造に比べて、軽量・コンパクト化に大きく寄与するものと期待される。
上記フレキシブルプリント基板は薄くて柔らかいので、これを所定形状に保持するための骨格となる支持部(ハウジング)が必要である。そこで、リング状の支持部の内周面にフレキシブルプリント基板を沿わせるように装着する。コイルは、例えば、周方向へ90度間隔で4組配置され、それぞれが検出対象物の回転体に近接して対向する。
特表2006−509189号公報(図1) 特開2005−303106号公報(段落[0005])
上記のようにフレキシブルプリント基板を支持部に装着した変位センサ装置では、コイルの位置が検出の精度に影響するため、コイルのある基板部分を支持部に確実に密着させることが重要である。しかしながら、実際には、装着時に確実に密着していない場合や、装着後に例えば温度変化によって密着していない状態となる場合もある。このような場合には、所望の変位検出の精度が得られない。
かかる問題点に鑑み、本発明は、確実に所望の変位検出の精度が得られる変位センサ装置及びこれを用いた転がり軸受装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、検出対象物の変位を非接触で検出する変位センサ装置であって、前記検出対象物のまわりを取り囲むフレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に設けられ、導電部を渦巻状に形成して成り、渦巻面が前記検出対象物と対向するコイルと、前記フレキシブルプリント基板を沿わせて支持する全体としてリング状若しくは枠状の支持部と、前記フレキシブルプリント基板において少なくとも前記コイルが設けられているコイル部が、前記支持部に密着することを助けて、浮き上がりを防止する手段とを備えたものである。
上記のように構成された変位センサ装置では、浮き上がりを防止する手段によって、フレキシブルプリント基板のコイル部を支持部に密着させる。
(2)また、上記(1)の変位センサ装置において、支持部は、フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、多角形の頂点に相当する位置に軸方向へ延びる溝が形成されており、当該溝上にあるフレキシブルプリント基板が当該溝内に入り込むことにより上記の手段を構成するものであってもよい。
この場合、フレキシブルプリント基板を多角形状に折り曲げる部位を溝内に入れて逃がすことができるので、折り曲げによるコイル部その他周辺の浮き上がりを防止することができる。
(3)また、上記(1)の変位センサ装置において、支持部は、フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、多角形の頂点に相当するコーナー部で内方へ浮き上がっている相対的に薄肉なフレキシブルプリント基板の一部が、上記の手段を構成するものであってもよい。
この場合、フレキシブルプリント基板が温度変化によって伸縮したとき、伸縮による変形が薄肉の部分に寄せ集められるように起こり、コイル部その他の部位の変形による浮き上がりを防止することができる。
(4)また、上記(1)の変位センサ装置において、フレキシブルプリント基板は、支持部の内周面に装着され、かつ、支持部の軸方向端面へ折り曲げて止めるための止め代部を有し、折り曲げられる部位がその他の部位より薄く形成されていることにより上記の手段が構成されるものであってもよい。
この場合、フレキシブルプリント基板を支持部の内周面に装着する際に、止め代部を折り曲げるとき、薄く形成されている部位が容易に曲がって、コイル部その他の部位が折り曲げにより浮き上がることを防止することができる。
(5)また、上記(1)の変位センサ装置において、上記の手段は、コイル部の周辺を支持部に押さえつける部材であってもよい。
この場合、当該部材によってコイル部はその周辺を押さえつけられるので、コイル部の浮き上がりを確実に防止することができる。
(6)また、上記(5)の変位センサ装置において、支持部は、フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、上記の部材とは、多角形の辺に相当する平面に密着した状態のコイル部の周辺を支持部に固定する止め具であってもよい。
この場合、止め具によってコイル部の周辺が確実に固定される。
(7)また、上記(5)の変位センサ装置において、支持部は、フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、上記の部材とは、内周面において多角形の頂点に相当するコーナー部でフレキシブルプリント基板を内周面に押し付けるべく軸方向に延びている押さえ棒を有する保持器であってもよい。
この場合、支持部に対して保持器の押さえ棒を軸方向に差し込むことで、押さえ棒によってフレキシブルプリント基板をコーナー部で確実に押さえることができる。
(8)また、上記(1)〜(7)のいずれかに記載の変位センサ装置を固定輪側に取り付けて、検出対象物としての回転体の変位を検出する転がり軸受装置とすることができる。
このような転がり軸受装置における変位センサ装置は、コイル部を支持部に密着させることによって、回転体に対する所望の変位検出の精度を得ることができる。
本発明の変位センサ装置によれば、確実に、所望の変位検出の精度を得ることができる。
本発明の変位センサ装置に使用する平面コイルの原理を説明する図である。 LC回路の周波数特性の一例を示すグラフである。 コイルの巻き方の他の例(実用的な例)を示す斜視図である。 (a)は基板形センサの展開図、(b)は基板形センサを円筒状に丸めた状態を示す斜視図である。 丸めた状態のフレキシブルプリント基板を円筒状の支持部の内周面上に取り付ける状態を示す斜視図である。 (a)は、支持部の図示を省略して、フレキシブルプリント基板の内側に回転体が挿通されている状態の基板形センサを示す斜視図であり、(b)は、これを回転体の軸方向から見た図である。 基板形センサのコイルに信号処理回路を接続した変位センサ装置の回路構成の一例を示す回路図である。 転がり軸受装置の一種であるハブユニットの断面図である。 第1実施形態に係る変位センサ装置における、フレキシブルプリント基板の展開図及び、フレキシブルプリント基板に搭載されるコイルその他のセンサ回路要素の回路図との対応関係を示す図である。 第1実施形態に係る変位センサ装置における支持部の斜視図、及び、支持部に装着されたフレキシブルプリント基板が、どのような形態となっているかを示す斜視図である。 フレキシブルプリント基板を支持部に装着することにより完成した状態の第1実施形態に係る変位センサ装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る変位センサ装置における、支持部及びフレキシブルプリント基板の正面図の部分拡大図である。 第2実施形態に係る変位センサ装置の一部を示す斜視図である。 第2実施形態に係る変位センサ装置におけるフレキシブルプリント基板の厚さを示す図である。 第3実施形態に係る変位センサ装置におけるフレキシブルプリント基板の厚さを示す図である。 第4実施形態に係る変位センサ装置を示す斜視図である。 第4実施形態に係る変位センサ装置における、支持部及びフレキシブルプリント基板の一部を拡大した斜視図及び断面図である。 第5実施形態に係る変位センサ装置の一部を示す斜視図である。 第5実施形態に係る変位センサ装置における保持器を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 保持器の押さえ棒を、支持部に装着されたフレキシブルプリント基板の内側へ軸方向に差し込んだ状態の、第5実施形態に係る変位センサ装置の一部を示す斜視図である。
《原理》
図1は、本発明の変位センサ装置の基本的要素となる平面コイルの原理を説明する図である。この平面コイル1は、(a)に示すように、フレキシブルプリント基板(FPC)2上に、導電部を渦巻状に形成して成るコイル3を設けたものである。このような平面コイル1は、例えばポリイミド製の基板に銅やアルミニウム等の金属箔が貼着されたフレキシブルプリント基板からエッチングを行って、渦巻のパターンを残すことにより製作することができる。なお、コイル3の渦巻中心の端部は、例えばスルーホールで裏面へ導出することができる。コイル3は、渦巻のターン数(渦を巻いている回数)、コイルの断面積、コイルの長さ等に依存するインダクタンスLを有するが、ターン数は2乗で関与するため、最も支配的な要素である。従って、ターン数を確保することによって、所望のインダクタンスを得ることが可能である。
(b)は、平面コイル1を、変位の検出対象物4と近接対向させた状態を示す斜視図である。検出対象物4は金属製(例えば鉄系金属)であり、導電性を有する。コイル3のインダクタンスは、この検出対象物4によって影響を受ける。また、交流信号に対して、コイル3のパターンと検出対象物4との間に、パターン面積や相互間の距離に依存したキャパシタンスが現れる。従って、このような平面コイル1は、等価的に、(c)に示すような並列のLC回路となる。ここで、インダクタンスLやキャパシタンスCの値は、検出対象物4と平面コイル1とのギャップによって変化する。
上記ギャップが増大すると、交流信号に対するインダクタンスL及びキャパシタンスCが共に低下し、逆に、ギャップが減少すると、インダクタンスL及びキャパシタンスCが共に上昇する。従って、ギャップの変化により、LC回路の自己共振周波数f(=1/(2π(L・C)1/2))が変化する。
図2は、LC回路の周波数特性の一例を示すグラフである。周波数特性は、例えば自己共振周波数f1でピークとなる実線の曲線であるが、自己共振周波数が低下してf2になると、周波数特性は破線の曲線となる。この結果、LC回路に一定の発振周波数f0を供給している場合において、LC回路の出力(振幅)は、V1からV2に変化する。このようにして、ギャップの変化を出力の変化として検出することができる。
図3は、コイル3の巻き方の他の例(実用的な例)を示す斜視図である。この例では、フレキシブルプリント基板2の表裏両面に、コイル3が設けられ、スルーホールの導電路5を介して互いに接続されている。なお、図を見易くするために2つのコイル3を互いに上下に引き離して表しているが、実際には、薄いフレキシブルプリント基板2を挟んで背中合わせになっている。なお、フレキシブルプリント基板2を複数枚重ねて、導電体のパターンを設ける層を複層化することも可能である。
2つのコイル3は、同じ方向(例えば上方)から見ると互いに逆の渦巻であるが、電流という視点から見ると、同じ方向に巻いている。すなわち、仮に、上のコイル3の外側の巻端から電流が流れ込むとすると、電流は右巻きに渦の中心へ向かい、下のコイル3に抜けると、今度は、右巻きに渦の外側へ向かい、下のコイル3の外側の巻端に達する。従って、電流は常に右巻きに流れており、右巻きのターン数が累積される。電流が逆に流れるときは、電流は常に左巻きに流れ、左巻きのターン数が累積される。このようにして、厚さ方向には極めて薄い平面コイル1でありながら、コイル3は全体として多くのターン数を確保することができる。従って、所望のインダクタンスを容易に得ることができる。
《原理的構成》
次に、上記のような平面コイル1を複数個使用した基板形センサの原理的構成について説明する。
図4の(a)は、基板形センサ10の展開図である。この基板形センサ10においては、フレキシブルプリント基板2上に、4個のコイル3(総称符号)が2段に、合計8個設けられている。なお、図ではコイル3を簡略化して同心円のように描いているが、実際は、図1や図3に示したような渦巻である(以下、同様。)。
ここで、各コイル個別の符号は、後述の回転体の軸方向をY方向とした場合に、Y方向に直交し、かつ、互いに直交するX方向・Z方向に対応し、数字はY軸上の組番号、+、−はX,Z方向の組を表している。すなわち、変位を検出するためのコイルの組み合わせは、以下のようになる。
X方向変位:(X1+,X1−)、(X2+,X2−)
Z方向変位:(Z1+,Z1−)、(Z2+,Z2−)
各コイル3における2つの巻端(図示せず。)は、フレキシブルプリント基板2の表裏両面の導電路6を経て、端子電極部2aに導出されている。
このような基板形センサ10を円筒状に丸めると、(b)に示すようになり、コイルX1+及びX1−、並びに、X2+及びX2−は、それぞれ、X方向に2個1組の存在となる。また、コイルZ1+及びZ1−、並びに、Z2+及びZ2−は、それぞれ、Z方向に2個1組の存在となる。また、上段側及び下段側の各4個のコイルは、周方向の位相90度ごとに配置されている。
図5は、丸めた状態のフレキシブルプリント基板2を支持し、かつ、その円筒形状を維持すべく、円筒状の支持部11の内周面上に取り付ける状態を示す斜視図である。支持部11は、樹脂製であってもよいが、ここでは金属製とする。金属製の場合、機械的強度を容易に確保することができるので、樹脂製に比べて薄肉の支持部とすることができる。このことは、コンパクト化に寄与する。なお、支持部が金属製であっても、高周波信号(100kHz〜500kHz)でLC回路を駆動することにより、変位検出に影響がないことが確認された。
支持部11の内周面に固定されたフレキシブルプリント基板2の内側には、径方向の微小な隙間を確保して、検出対象物としての回転体12が挿入される。この回転体12とは例えば自動車の車軸である。その場合、支持部11は転がり軸受装置の固定輪に取り付けられ、回転輪に回転体(車軸)12が取り付けられている。そして、上記の隙間は、転がり軸受装置によって維持される。
図6の(a)は、支持部11の図示を省略して、フレキシブルプリント基板2の内側に回転体12が挿通されている状態の基板形センサ10を示す斜視図である。(b)は、これを回転体12の軸方向から見た図である。フレキシブルプリント基板2と回転体12の表面との間には径方向へのギャップがあり、このギャップの変化によって、前述のインダクタンスL,キャパシタンスCが変化する。従って、車輪に荷重が作用した際に発生する車軸の径方向の変位を、前述の出力の変化として検出することができる。
図7は、基板形センサ10のコイル3に信号処理回路17を接続した変位センサ装置20の回路構成の一例を示す回路図である。このような信号処理回路17は、フレキシブルプリント基板2に実装することが可能である。
各コイルは前述のように等価的にはLC回路であり、発振回路13から抵抗14を介して所定の発振周波数f0の交流信号が供給される。LC回路の出力はインピーダンス変換を行うバッファ回路(電圧フォロワ回路)15を経て、差動増幅回路16に入力される。
差動増幅回路16は、対を成す2つのLC回路からの信号電圧の差をとることで信号の線形化を行い、かつ、増幅を行う。線形化によって、回転体12の径方向への変位を正確に検出することができる。すなわち、軸方向に直交する方向にコイルを2個1組で設け、出力の差をとることで、回転体12の径方向への変位を正確に検出することができる。差動増幅後の信号は、X方向の2出力(X1,X2)と、Z方向の2出力(Z1,Z2)として出力される。これらの4出力に基づいて、ECU(図示せず。)は車輪に作用する荷重を求める。また、同じ方向の2出力に基づいて、モーメント荷重を求めることができる。
以上の変位センサ装置20によれば、コイル3のインダクタンスを、フレキシブルプリント基板2上に形成された渦巻のターン数によって確保することができるので、コイルの厚さ寸法の増大を抑制することができる。
また、コイル3の導電部と回転体12との間にキャパシタンスが現れるので、別途、回路部品としてのコンデンサを用意することなく、LC回路を構成することができる。
また、1つの基板に必要数のコイル3を設けることができ、それによって、僅か1枚のフレキシブルプリント基板2に必要な機能を集約し、検出対象物の変位を非接触で検出することができる。
《転がり軸受装置》
次に、上記のような基板形センサを応用した変位センサ装置を用いた転がり軸受装置について説明する。
図8は、転がり軸受装置の一種であるハブユニットの断面図である。このハブユニット100は車両に取り付けられるものであり、取り付けた状態では、図8における右側が車両のアウター側(車両の外側)であり、左側が車両のインナー側(車両の内側)である。図8において、ハブユニット100の中心軸Cに沿った方向をY方向とし、これに直交する紙面に垂直な方向をX方向とし、Y方向及びX方向の双方に直交する鉛直方向をZ方向とする。従って、このハブユニット100が自動車に取り付けられた状態においてX方向は車輪の前後水平方向となり、Y方向は車輪の左右水平方向(軸方向)となり、Z方向は上下方向となる。
このハブユニット100は、主たる構造部分として、外輪101、内軸102、内輪部材103、ナット104、及び、転動体105を備えている。外輪101は、筒状部101aと、この筒状部101aの一部の外周面から径方向外方へ伸びたフランジ部101bとを有している。このフランジ部101bは、車体側の固定部材(図示せず。)に固定され、これによってハブユニット100が車体に固定される。内軸102は、外輪101内に挿通される主軸部102aと、車両アウター側にあって径方向外方へ延びるフランジ部102bとを有している。このフランジ部102bが、車輪のホイールやブレーキディスクの取付部となる。なお、円柱状の主軸部102aは、前述の回転体12(図5,図6)に相当する部分である。
内軸102の車両インナー側には、筒状の内輪部材103が外嵌され、さらに、内軸102の端部に形成された雄ねじ部102dにナット104が螺着されることにより、内輪部材103が内軸102に固定されている。転動体105は、周方向に複数個配置された玉からなる複列の構成となっている。各列の玉は保持器(図示せず。)によって周方向に所定間隔で保持されている。
このハブユニット100において、外輪101は、車体側の固定部材に固定される固定輪である。また、内軸102と内輪部材103とは、外輪101に転動体105を介して回転自在に支持された回転輪である。外輪101、内軸102及び内輪部材103は、互いに同軸(中心軸C)に配置されている。
このように構成されたハブユニット100においては、外輪101の内周面上に取り付けられた変位センサ装置20により、検出対象物である内軸102(主軸部102a)の変位を非接触で検出することができる。この場合、固定輪たる外輪101と、回転輪たる内軸102の主軸部102aとの間の狭い径方向隙間に、変位センサ装置20を設けることができる。
《変位センサ装置:第1実施形態》
図9〜11は、第1実施形態に係る変位センサ装置20を示す図であり、図9はフレキシブルプリント基板22の展開図及び、フレキシブルプリント基板22に搭載されるコイルその他のセンサ回路要素の回路図との対応関係を示す図である。図10は、支持部21の斜視図、及び、支持部21に装着されたフレキシブルプリント基板22が、どのような形態となっているかを示す斜視図、図11は、フレキシブルプリント基板22を支持部21に装着することにより完成した状態の変位センサ装置20を示す斜視図である。
まず、図9において、フレキシブルプリント基板22は、コイル3等のセンサ回路要素を含む横長・長方形の基板本体22aと、この基板本体22aから上下にそれぞれ延伸して形成された合計13片の止め代部22bと、中央上部から上方へ延伸して形成された引出し部22cとを一体に有するものである。
基板本体22aは、複数種類の領域a1〜a4を有している。4つの領域a1にはそれぞれ図4の要領で一対のコイル3が設けられ、全体で8個のコイル3(X1+,Z1+,X1−,Z1−,X2+,Z2+,X2−,Z2−)が設けられている。これらのコイル3は、図の表面側(紙面側)に設けられている。一方、斜線を付した裏面側の3つの領域a2には、対応する回路図に示す電子部品(抵抗14,バッファ回路15,差動増幅器16)が実装され、回路接続用の導電路が形成されている。また、斜線を付した裏面側の6つの領域a3にも、補助的に、電子部品の実装が可能である。
残る6つの領域a4は、電子部品が実装されず、導電路のみが形成される。従って、領域a4での折り曲げが可能である。コイル3の2つの巻端は、スルーホール(図示せず。)を通って裏面側に導出されている。引出し部22cには外部回路との接続のための導電路が集約されている。なお、裏面側の表面の、少なくとも導電路の部分には、絶縁コーティングが施される。
一方、止め代部22bは、フレキシブルプリント基板22を支持部21(図10)に固定するにあたっての、ねじやリベット等の止め具23(図10)による固定の用に供する部位である。各止め代部22bには、丸孔hが形成されている。
次に、図10において、支持部21は、内周は多角形(8角形)で、外周は円筒となる全体としてはリング状の物体(筒体)である。この支持部21は、前述の支持部11と同様に金属製で、具体的には、温度特性を合わせる観点から、外輪101(図8)と同じ鉄系材料が好ましい。支持部21には、周方向へ規則的にポケットが形成されている。本例では、内外貫通の大きいポケット21aが周方向に90度ごとに、8角形の1辺の範囲内で形成されている。また、内外貫通の一対の小さなポケット21bが、周方向に90度ごとに、8角形の1辺の範囲内で形成されている。一対の小さなポケット21bの間に残る平面部21cは、コイル3の取り付け面となる。支持部21の軸方向の両端面には、止め具23の取り付け孔21dが形成されている。支持部21の内周側の、8角形の頂点に相当する位置には軸方向へ延びる小さな溝21eが形成されている。
フレキシブルプリント基板22の基板本体22aは、前述の領域a4(図9)を折り曲げ箇所として、開いた多角形状に折り曲げられ、支持部21の内周側に装着される。また、止め代部22b及び引出し部22cは、外側へ折り曲げられる。折り曲げられた止め代部22bの孔h(図9)には止め具23が通され、取り付け孔21dに固定される。こうして、図11に示すように、フレキシブルプリント基板22が支持部21に固定される。また、同時に接着剤を用いてフレキシブルプリント基板22を支持部21に密着固定する。電子部品E1,E2(抵抗14,バッファ回路15,差動増幅器16)は、フレキシブルプリント基板22の外側にあって、外方へ少し突出しているが、それぞれ、ポケット21a,21bへ収容されることにより、フレキシブルプリント基板22を内方へ膨らませることなく装着することができる。
上記のように構成された変位センサ装置20では、支持部21に沿って支持されたフレキシブルプリント基板22において、コイル3は、内方に向けて露出させた状態にある。従って、コイル3を、検出対象物(図8の主軸部102a)に近接して対向させることが容易である。電子部品E1,E2は逆に、外方に向けられた状態にあるので、検出対象物との接触を避けるには好適な配置である。従って、検出対象物の変位を検出する機能を確保しつつ、検出対象物と電子部品との接触を防止することができる。また、コイル3が設けられた基板部分は平面部21cに張り付くように取り付けられる。これにより、コイル3による検出の精度を安定させることができる。
また、電子部品E1,E2による外方への突出部位はポケット21a,21bに収容されるので、フレキシブルプリント基板22を、内方へ膨らませることなく装着することができる。しかも、ポケット21a,21bを多数形成することにより支持部21の体積が大幅に減少し(例えば約半減)、支持部21の軽量化に寄与する。また、ポケット21a,21bに収容されることで電子部品E1,E2を保護することができるので、支持部21が保護機能も発揮する。すなわち、保護用の部材を別途設けなくても、支持部21によって電子部品を保護することができる。
なお、ポケット21a,21bの配置は、電子部品を収容するか否かにかかわらず、回点対称な配置を基本形とする。これにより、支持部21の熱膨張及び、コイル3の磁場を、径方向の対向部間で均一にすることができる。
図12は、支持部21及びフレキシブルプリント基板22の正面図の部分拡大図である。図示のように、8角形の頂点に相当する位置において軸方向へ延びるように形成された溝21eには、フレキシブルプリント基板22の一部(逃がし部22d)が入り込む。これにより、フレキシブルプリント基板22を8角形状に折り曲げる部位を、逃がし部22dとして溝21e内に入れて逃がすことができるので、折り曲げによる周辺の浮き上がりを防止することができる。特に、コイル3が設けられているコイル部22sの浮き上がりを防止することにより、変位センサ20としての所望の検出精度を得ることができる。
また、溝21eに接着剤を流し込んで逃がし部22dを固着することにより、強固な接着力が得られる。
なお、溝21dの幅や深さは、逃がす量により調整すればよい。また、逃がし部22dのところで、基板の厚さを局部的に薄くして曲がりやすくしてもよい。
《変位センサ装置:第2実施形態》
図13は、第2実施形態に係る変位センサ装置20の一部を示す斜視図である。支持部21及びフレキシブルプリント基板22の全体的な概略構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図において、支持部21の多角形(8角形)の頂点位置には第1実施形態と異なり、溝が無い。また、溝のないコーナー部21fで、フレキシブルプリント基板22が内方へ浮き上がっており、支持部21に密着していない。
図14は、フレキシブルプリント基板22の厚さを示す図である。(a)に示すように、フレキシブルプリント基板22には、折り曲げに供する領域a4がある(図9参照。)。(b)は(a)におけるB−B線断面図である。フレキシブルプリント基板22は、3層構造の基板であり、中心のベースフィルム22eと、これを両面で覆うカバーフィルム22fとを有している。基板全体の厚さは例えば約0.2mm、カバーフィルム22fの厚さは約0.025mm、従って、ベースフィルム22eの厚さは約0.15mmである。領域a4では、カバーフィルム22fが形成されず、従って、他の部位よりも薄肉である。この薄肉の領域a4が、図13におけるコーナー部21fの上に浮き上がっている部位となる。薄肉の領域a4は、温度変化による伸縮が現れやすくなり、フレキシブルプリント基板22が温度変化によって伸縮したとき、伸縮による変形が薄肉の領域a4に寄せ集められるように起こり、これによって、コイル部22sその他の部位の、変形による浮き上がりを防止することができる。
《変位センサ装置:第3実施形態》
図15は、第3実施形態に係る変位センサ装置20におけるフレキシブルプリント基板22の厚さを示す図である。支持部21及びフレキシブルプリント基板22の全体的な概略構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。(a)に示すように、フレキシブルプリント基板22の止め代部22bの根元側には、折り曲げに供する領域a5がある。(b)は(a)におけるB−B線断面図である。図において、このフレキシブルプリント基板22の止め代部22bは、第2実施形態における領域a4と同様に、ベースフィルム21eのみの薄肉となっている。従って、この領域a4で直角に曲げた場合に、曲げ応力によって、コイル部22sが支持部21から若干浮き上がることを、確実に防止することができる。また、この領域a5の両端は、フレキシブルプリント基板22の長手方向と直交するように切り揃えられている。このことは、領域a4での折り曲げをさらに容易にして、コイル部22sの浮き上がり防止に寄与する。
《変位センサ装置:第4実施形態》
図16は、第4実施形態に係る変位センサ装置20を示す斜視図である。支持部21の全体的な概略構成は、第1実施形態と同様である(但し、取り付け孔21dは無い。)ので説明を省略する。一方、本実施形態におけるフレキシブルプリント基板22は、第1実施形態におけるフレキシブルプリント基板22と比較すると、止め代部22b(図9)が無く、その代わりに、リベットやねじ等の止め具24により、フレキシブルプリント基板22のコイル部22sの周辺が支持部21に固定されている。
図17は、支持部21及びフレキシブルプリント基板22の一部を拡大した斜視図及び断面図である。支持部21には、1つのコイル部22sに対して4箇所に、止め具24を通す孔21gが形成されている。フレキシブルプリント基板22のコイル部22sの4箇所には止め具24を貫通させるための孔22gが形成されている。支持部21の外周面側には、止め具21の固定のための平面21hが形成されている(図16では平面21hの図示を省略している。)。平面21hを形成することによって、止め具21がリベットの場合でも、その先端が支持部21の外径より突出しないように収めることができる。
このように、コイル部22sの周辺を支持部21に押さえつける部材としての止め具24を用いることによって、コイル部22sはその周辺を押さえつけられるので、コイル部22sの浮き上がりを確実に防止することができる。
なお、止め具24は、コイル部22sの中心ではなく、8角形の頂点位置に近い位置に設けられる。従って、コイル3よりも少し径方向外方にあり、検出対象物の回転体(例えば図8の主軸部102a)と止め具24の頭部が干渉することはない。
なお、止め具21で止めるのは基本的には周方向に90度ごとに設けられるコイル部22sの4面であるが、8角形の全ての面を止め具21で止めてもよい。
《変位センサ装置:第5実施形態》
図18は、第5実施形態に係る変位センサ装置20の一部を示す斜視図である。支持部21の全体的な概略構成は、第1実施形態と同様である(但し、取り付け孔21dは無い。)ので説明を省略する。また、本実施形態におけるフレキシブルプリント基板22は、第1実施形態におけるフレキシブルプリント22と比較すると止め代部22bが無く、また、第4実施形態のような孔22gも無い。すなわち、本実施形態では、支持部21やフレキシブルプリント基板22自身には、基板の浮き上がりを防止する手段は設けられず、代わりに保持器25が設けられる。
図19の(a)は、保持器25の側面図、(b)は正面図である。図において、保持器25は、例えば樹脂製であり、円環状の基部25aと、複数の押さえ棒25bとによって構成されている。押さえ棒25bは、基部25aから軸方向へ延び出るように、周方向8箇所の各所に一対、全体で8組となるように形成されている。この8箇所とは、支持部21側の8角形の頂点に対応する。また、個々の押さえ棒25bは三角柱の形状であり、各所一対の押さえ棒25bは、外側で角度135度を成している。これは8角形の1頂点で交わる2辺が成す内側の角度である。
このような保持器25の押さえ棒25bを、支持部21に装着されたフレキシブルプリント基板22の内側へ軸方向に差し込むことにより、図20に示すように、支持部21のコーナー部21fで、かつ、フレキシブルプリント基板22の折れ曲がり部の近傍において、押さえ棒25bによりフレキシブルプリント基板22を支持部21に押さえ付けることができる。これにより、フレキシブルプリント基板22は確実に支持部21に押さえ付けられ、変位センサ装置20としての所望の検出精度を得ることができる。
なお、押さえ棒25bや保持器25の形状は一例であり、これに限定されない。例えば、各所一対の押さえ棒25bは一本にまとめてもよい。また、保持器25が抜けないように、押さえ棒25bの先端に段差を形成し、軸方向の一方向から差し込まれた押さえ棒25bの先端が支持部21の他端で端面に係合して容易に抜けない構成とすることも可能である。さらには、保持器25を一対設け、軸方向の両側から差し込むことも可能である。
《その他》
なお、上記変位センサ装置としての各実施形態1〜5の特徴となる構成を組み合わせて実施してもよい。
また、上記各実施形態における変位センサ装置20は、転がり軸受装置のみならず、検出対象となる物体(特に回転体)の変位を検出する装置として広く使用可能である。
また、このような変位センサ装置は、回転体以外の検出対象物にも適用可能である。例えば、軸方向へ移動する直動軸部材の径方向への微小な変位を検出する場合に、適用可能である。このような場合の支持部は、必ずしもリング状でなくてもよく、直動軸部材の外形状に合わせた枠状であってもよい。
また、上記各実施形態において、フレキシブルプリント基板22のコイル3は、2個1組で周方向へ4等配に設けられているが、これは出力の必要性に対応したもので、コイルの数や配置は、図示したものに限定されない。
2:フレキシブルプリント基板、3:コイル、4:検出対象物、11:支持部、12:回転体、20:変位センサ装置、21:支持部、21e:溝、21f:コーナー部、22:フレキシブルプリント基板、22b:止め代部、22d:逃がし部、22s:コイル部、24:止め具、25:保持器、25b:押さえ棒、100:ハブユニット(転がり軸受装置)、101:外輪(固定輪)、102a:主軸部(回転体)、a4,a5:領域

Claims (8)

  1. 検出対象物の変位を非接触で検出する変位センサ装置であって、
    前記検出対象物のまわりを取り囲むフレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板に設けられ、導電部を渦巻状に形成して成り、渦巻面が前記検出対象物と対向するコイルと、
    前記フレキシブルプリント基板を沿わせて支持する全体としてリング状若しくは枠状の支持部と、
    前記フレキシブルプリント基板において少なくとも前記コイルが設けられているコイル部が、前記支持部に密着することを助けて、浮き上がりを防止する手段と
    を備えたことを特徴とする変位センサ装置。
  2. 前記支持部は、前記フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、多角形の頂点に相当する位置に軸方向へ延びる溝が形成されており、当該溝上にあるフレキシブルプリント基板が当該溝内に入り込むことにより前記手段を構成している請求項1記載の変位センサ装置。
  3. 前記支持部は、前記フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、多角形の頂点に相当するコーナー部で内方へ浮き上がっている相対的に薄肉なフレキシブルプリント基板の一部が、前記手段を構成している請求項1記載の変位センサ装置。
  4. 前記フレキシブルプリント基板は、前記支持部の内周面に装着され、かつ、前記支持部の軸方向端面へ折り曲げて止めるための止め代部を有し、折り曲げられる部位がその他の部位より薄く形成されていることにより前記手段が構成される請求項1記載の変位センサ装置。
  5. 前記手段は、前記コイル部の周辺を前記支持部に押さえつける部材である請求項1記載の変位センサ装置。
  6. 前記支持部は、前記フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、前記部材とは、多角形の辺に相当する平面に密着した状態の前記コイル部の周辺を前記支持部に固定する止め具である請求項5記載の変位センサ装置。
  7. 前記支持部は、前記フレキシブルプリント基板を沿わせる内周面が多角形状の筒体であって、前記部材とは、前記内周面において多角形の頂点に相当するコーナー部で前記フレキシブルプリント基板を前記内周面に押し付けるべく軸方向に延びている押さえ棒を有する保持器である請求項5記載の変位センサ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の変位センサ装置を固定輪側に取り付けて、前記検出対象物としての回転体の変位を検出する転がり軸受装置。
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