JP2011149253A - 構造物の制振構造及びその施工方法 - Google Patents

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Akira Takenoshita
彰 竹野下
Kazunori Mizugashira
一紀 水頭
Hidetoshi Matsuno
秀俊 松野
Manabu Kobayashi
学 小林
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Abstract

【課題】構造物や取付フレームの厳密な寸法精度や不陸調整が不要であり、騒音や粉塵の発生、構造物の損傷を抑制し、施工を合理化することができる。
【解決手段】長手方向に第1のジベル12が複数植設され、柱101若しくは梁102に固定される躯体側プレート10と、外周近傍に第2のジベル22が複数植設される取付フレーム20と、取付フレーム20に設けられる制振装置30とを備え、第1のジベル12と第2のジベル22がオーバーラップ領域を有するように、取付フレーム20を躯体側プレート10から所定の間隙Sを開けて配置し、間隙Sを閉塞するように型枠60・60を配置し、この閉塞された間隙S内に、第1のジベル12と第2のジベル22が埋設するように固結材70を充填して、制振装置30を有する取付フレーム20を取り付ける構造物の制振構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震時等の構造物の揺れを減衰させる構造物の制振構造に関する。
従来、構造物の柱や梁にダンパーやトグル機構等の制振装置を組み込み、地震時の構造物の揺れを減衰させる制振構造が知られている。この制振構造は、例えば柱と梁に多数の取付孔を穿孔して多数のアンカーボルトを差し込んで固着し、外周面にスタッドボルトが設けられトグル制振装置を有する取付フレームを、柱と梁で構成される開口内に配置し、取付フレームと開口内面との間の間隙を閉塞するように型枠を配置し、型枠で閉塞された間隙内に固結材を充填して取付フレームを取り付けて構成される(特許文献1、[0003]〜[0006]、図11〜図12参照)。
そして、この構成では、多数の取付孔を穿孔してアンカーボルトを多数打設することから、削孔騒音や粉塵等が激しく、供用中の建物では据付作業の理解を得ることができない、構造物を痛める、又、施工に手間がかかるという不具合があるため、取付フレームをダンパーのバネを縮めた状態で構造物の柱と梁で構成される開口内に配置し、バネ力を作動させてトグル制振装置のアームを上下の梁に押圧して固定する構成も提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−48393号公報
しかしながら、上記バネを縮めて取付フレームを設置する構成では、柱と梁で構成される開口が設計通りの高い精度となるように現場ではつり形成し、開口表面に不陸(凹凸)がないように調整する必要があると共に、開口に正確に寸法が合う取付フレームを用いる必要がある。更に、開口と寸法が正確に合う取付フレームの建込作業は非常に大変であり、設計上では入るはずの取付フレームが現場で開口に入らなければ、その場で開口を綺麗にはつらなければならず、大変な手間と作業時間のロスとなる。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、構造物や取付フレームの厳密な寸法精度や不陸調整が不要であり、騒音や粉塵の発生、構造物の損傷を抑制し、施工を合理化することができる構造物の制振構造及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明の構造物の制振構造は、長手方向に第1のジベルが複数植設され、柱若しくは梁に固定される躯体側プレートと、外周近傍に第2のジベルが複数植設される取付フレームと、前記取付フレームに設けられる制振装置とを備え、前記第1のジベルと前記第2のジベルがオーバーラップ領域を有するように、前記取付フレームを前記躯体側プレートから所定の間隙を開けて配置し、前記間隙を閉塞するように型枠を配置し、前記閉塞された間隙内に、前記第1のジベルと前記第2のジベルが埋設するように固結材を充填して、前記制振装置を有する前記取付フレームを取り付けることを特徴とする。
前記構成では、構造物や取付フレームの厳密な寸法精度や不陸調整が不要である。更に、躯体側プレートを柱若しくは梁に固定する構成により、騒音や粉塵の発生、構造物の損傷を抑制し、施工を合理化することができる。更に、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)の構造物では、例えば梁コンクリート内に埋設された鉄骨が障害となって、上記従来例の多数のアンカーボルトの埋め込み深さやピッチを確保できない場合があるが、本構成ではSRCの構造物に対しても確実に据え付けることが可能である。更に、第1のジベルと第2のジベルとのオーバーラップ領域による間接接合を有するので、柱や梁と制振装置との一体性が高く、高い信頼性を有する。
本発明の構造物の制振構造は、前記躯体側プレートを貫通して柱若しくは梁に定着されるアンカーボルトと、前記躯体側プレートと柱若しくは梁との間に充填される接着剤とを併用して、前記躯体側プレートを柱若しくは梁に固定することを特徴とする。
前記構成では、少ない数のアンカーボルトで躯体側プレートを安定して固定できると共に、接着剤の部分的な剥がれが生じた場合にも固定状態を維持することができる。
本発明の構造物の制振構造は、前記躯体側プレートを構造物の開口の周面に固定すると共に、前記柱若しくは前記梁の幅方向で中央からずれた位置に前記アンカーボルトを定着することを特徴とする。
前記構成では、例えばSRCの構造物で梁コンクリート内の中央に埋設された鉄骨とアンカーボルトとが干渉することをより確実に防止でき、より確実な据え付けが可能である。
本発明の構造物の制振構造は、前記躯体側プレートを構造物の側面側に固定することを特徴とする。
前記構成では、耐震構造の施工性を高めることができると共に、供用中の構造物の供用を持続することができる。
本発明の構造物の制振構造は、少なくとも、構造物の上層階梁と下層階梁との間に前記制振装置を配置することを特徴とする。
前記構成では、上層階梁と下層階梁との間の制振装置で一層確実に振動エネルギーを吸収し、揺れを抑えることができる。
また、本発明の構造物の制振構造の施工方法は、長手方向に第1のジベルが複数植設されている躯体側プレートを柱若しくは梁に固定すると共に、構造物の柱及び梁に対応する枠状若しくは部分枠状に形成され、外周近傍に第2のジベルが複数植設されている取付フレームに、制振装置を現場で地組みして設ける工程と、前記第1のジベルと前記第2のジベルがオーバーラップ領域を有するように、前記制振装置が設けられた前記取付フレームを前記躯体側プレートから所定の間隙を開けて配置する工程と、前記間隙を閉塞するように型枠を配置する工程と、前記閉塞された間隙内に、前記第1のジベルと前記第2のジベルが埋設するように固結材を充填して、前記取付フレームを取り付ける工程とを備えることを特徴とする。
前記構成では、構造物や取付フレームの厳密な寸法精度や不陸調整が不要である。更に、躯体側プレートを柱若しくは梁に固定する構成により、騒音や粉塵の発生、構造物の損傷を抑制し、施工を合理化することができる。更に、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)の構造物では、例えば梁コンクリート内に埋設された鉄骨が障害となって、上記従来例の多数のアンカーボルトの埋め込み深さやピッチを確保できない場合があるが、本構成ではSRCの構造物に対しても確実に据え付けることが可能である。更に、第1のジベルと第2のジベルとのオーバーラップ領域による間接接合を有するので、柱や梁と制振装置との一体性が高く、高い信頼性を有する。更に、現場で地組みして取付フレームに制振装置を設けることにより、構造物や制振構造の設置箇所に応じて制振装置を調整して設置することが可能である。更に、制振装置を有する取付フレームを取り付けることから、高所で制振装置を取り付ける作業がなく、効率的に施工することができる。
本発明の構造物の制振構造或いはその施工方法では、構造物や取付フレームの厳密な寸法精度や不陸調整が不要である。更に、躯体側プレートを柱若しくは梁に固定する構成により、騒音や粉塵の発生、構造物の損傷を抑制し、施工を合理化することができる。更に、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)の構造物では、例えば梁コンクリート内に埋設された鉄骨が障害となって、上記従来例の多数のアンカーボルトの埋め込み深さやピッチを確保できない場合があるが、斯様なSRCの構造物に対しても確実に据え付けることが可能である。更に、第1のジベルと第2のジベルとのオーバーラップ領域による間接接合を有するので、柱や梁と制振装置との一体性が高く、高い信頼性を有する。
(a)は本発明による第1実施形態の構造物の制振構造の正面図、(b)は同図(a)のA−A矢視断面図。 (a)は図1(a)のコーナー部分近傍の部分拡大図、(b)は同図(a)のB−B矢視断面図。 第1実施形態の構造物の制振構造の施工に関し、柱及び梁の躯体表面を整えて削孔した状態を示す正面図。 第1実施形態の構造物の制振構造の施工に関し、アンカーボルトを植設し、躯体側プレートを取り付ける工程を説明する正面説明図。 第1実施形態の構造物の制振構造の施工に関し、躯体側プレートの取付後にエポキシ樹脂を注入して接着した状態を示す正面図。 (a)は第1実施形態の構造物の制振構造の施工に関し、フレームに制振装置を地組みする工程を説明する正面説明図、(b)はその地組み後の状態を示す正面図。 第1実施形態の構造物の制振構造の施工に関し、開口部にフレームを設置すると共に型枠板を設置した状態を示す正面図。 第1実施形態の構造物の制振構造の施工に関し、型枠板の中に無収縮モルタルを打設した状態を示す正面図。 (a)及び(b)は第1実施形態の構造物の制振構造で、無収縮モルタル内にフープ状の割裂防止筋に代えてスパイラル筋を設けた例の図2(a)、(b)に対応する図。 (a)は本発明による第2実施形態の構造物の制振構造の正面図、(b)は同図(a)のC−C矢視断面図。 (a)は図10(a)のコーナー部分近傍の部分拡大図、(b)は同図(a)のD−D矢視断面図。 第2実施形態の構造物の制振構造で、無収縮モルタル内にフープ状の割裂防止筋に代えてスパイラル筋を設けた例の図11(b)に対応する断面図。 (a)第1実施形態の第1変形例の構造物の制振構造で、制振装置を梁に対して偏心配置した状態の断面図、(b)は同図(a)の更なる変形例の断面図。 第1実施形態の第2変形例の構造物の制振構造の正面図。 第1実施形態の第3変形例の構造物の制振構造の正面図。
〔第1実施形態の構造物の制振構造及びその施工方法〕
本発明による第1実施形態の構造物の制振構造及びその施工方法について説明する。図1は第1実施形態の構造物の制振構造の図、図2はそのコーナー部分近傍の図である。
第1実施形態の構造物の制振構造は、図1及び図2に示すように、長手方向に第1のジベル12が複数植設され、柱101と梁102にそれぞれ固定される躯体側プレート10と、外周近傍に第2のジベル22が複数植設される取付フレーム20と、取付フレーム20に設けられる制振装置30とを備え、柱101・101と梁102・102との間の開口103内に設置される。本例の制振構造は、構造物の上層階梁と下層階梁との間に配置され、図示例においては、柱101・101とこれらを連結する上層階の梁102と下層階の梁102とで形成される開口103内に組み込まれる。
躯体側プレート10は、鋼板からなる基板11と、基板11の長手方向に所定のピッチを開けて多数植設されている第1のジベル12とから構成され、第1のジベル12はスタッドボルト等で構成され、本例では2列で植設されている。躯体側プレート10は、開口103の周面に固定され、柱101や梁102に固定された躯体側プレート10の第1のジベル12が、それぞれ開口103の中央側に向かって配置される。
躯体側プレート10の固定では、躯体側プレート10の基板11の第1のジベル12が設けられている位置以外の箇所には貫通孔が形成されていると共に、開口103側の柱101の内面と梁102の内面には全ネジボルトであるアンカーボルト41が定着され、前記貫通孔にアンカーボルト41を貫通させるようにして躯体側プレート10が配置されて、アンカーボルト41に基板11の上からナット42が締め付けられている。前記アンカーボルト41の躯体への定着は、例えば柱101や梁102に削孔して樹脂又はセメント系の定着材カプセルを挿設し、これにアンカーボルト41を打設する構成等で行われる。
更に、開口103側の柱101の内面、梁102の内面と基板11との各々の間には、エポキシ樹脂等の接着剤を充填して接着層43が設けられ、躯体側プレート10はアンカーボルト41と接着層43とを併用して柱101と梁102に固定される。尚、全ネジボルトのアンカーボルト41及びナット42による締着に代え、ネジ付きボルトをアンカーボルトとして前記貫通孔に貫通して柱101と梁102に固定する構成等としてもよい。
取付フレーム20は、型鋼材を略矩形枠状に組み付け一体化してなる本体21と、本体21の外周から突出するように所定ピッチを開けて多数植設されている第2のジベル22とから構成され、第2のジベル22はスタッドボルト等で構成され、本例では2列で植設されている。本体21の四隅には内側に突出するようにしてガセットプレート23が形成され、その一方の長辺の略中央(図示例では下辺の略中央)には内側に突出するようにしてガセットプレート24が形成され、このガセットプレート23、24に後述する制振装置30が取り付けられる。尚、取付フレーム20は、開口103に略倣う形状の略C字形等の部分枠状に形成し、これに第2のジベル22やガセットプレート23、24を設けたものとすることも可能である。
図示例における制振装置30は、トグル制振装置であり、第1アーム31と、第2アーム32と、ダンパー33とから構成され、本例ではこの機構の2つを一対として構成されている。第1アーム31は、本体21のガセットプレート24が無い側の長辺と短辺が交わる隅部(図示左上の隅部又は右上の隅部)のガセットプレート23に、その一端側を回転可能に取り付けられ、第2アーム32は、ガセットプレート24に一端側を回転可能に取り付けられ、第1アーム31の他端と第2アーム32の他端は互いに回転可能に取り付けられており、所定の交差角度を持って配置されている。更に、ダンパー33のシリンダー側である一端側は、本体21のガセットプレート24がある側の長辺と短辺が交わる隅部(図示左下の隅部又は右下の隅部)のガセットプレート23に回転可能に取り付けられ、ダンパー33の他端側は、第1アーム31と第2アーム32の取付部分に回転可能に取り付けられている。第1アーム31、第2アーム32、ダンパー33の回転動作は、図1のX方向とY方向で規定される面内において行われる。
取付フレーム20は、開口103内において、第1のジベル12と第2のジベル22がオーバーラップ領域を有するように、取り付けられた躯体側プレート10から所定の間隙Sを開けて配置される。即ち、第1のジベル12と第2のジベル22は、同一方向で逆向きに突出するように設けられ、かつ、柱101又は梁102のそれぞれの材軸方向に沿って第1のジベル12と第2のジベル22が交互に配置するように、予め工場加工によりそれぞれのジベル12、22が溶接されている。
躯体側プレート10と取付フレーム20との間の間隙Sである基板11と本体21との間の間隙Sには柱101又は梁102のそれぞれの材軸方向に延伸する主筋とともにフープ状の割裂防止筋50が配置され、間隙Sの両側には、間隙Sを閉塞するようにして型枠60・60が配置される。本例において割裂防止筋50は、コ字型に加工した鉄筋を2本1対として図2(b)の左右両側から組合わせて結束したものにより形成されている。そして、型枠60・60で閉塞された間隙S内には、第1のジベル12と第2のジベル22とが埋設されるようにして無収縮モルタル等の固結材70が充填され、制振装置30を有する取付フレーム20が構造物の柱101及び梁102に取り付けられ、制振装置30が、柱101と梁102で構成される躯体に間接的に接合して一体化されている。
次に、第1実施形態の構造物の制振構造の施工方法について説明する。図3〜図8は、第1実施形態の構造物の制振構造の施工手順を説明する図である。
先ず、開口103の周面に相当する柱101・101と、これらを連結する上層階の梁102と下層階の梁102との表面を大きな凹凸がないようにある程度整えると共に、図3に示すように、これらの躯体表面に所定の間隔を開けて削孔してアンカーボルト打設用の孔44を形成し、孔44内に樹脂又はセメント系の定着材カプセルを挿設する。
次いで、図4に示すように、各孔44内の定着材カプセルにアンカーボルト41を打ち込んで設置し、躯体側プレート10を開口103の周面である柱101と梁102に固定して取り付ける。躯体側プレート10を固定する際には、基板11の各貫通孔に各アンカーボルト41を貫通させるようにして躯体側プレート10を配置し、アンカーボルト41に基板11の上からナット42を締め付けると共に、図5に示すように、開口103側の柱101の内面、梁102の内面と基板11との各々の間に、エポキシ樹脂等の接着剤を充填して接着層43を形成する。
また、図6に示すように、外周面に第2のジベル22が複数植設されている取付フレーム20に、制振装置30を現場で地組みして設ける。この地組みでは、制振装置30の第1アーム31の一端側を図示左上の隅部又は右上の隅部のガセットプレート23に、第2アーム32の一端側をガセットプレート24に回転可能に取り付け、第1アーム31の他端と第2アーム32の他端を互いに回転可能に取り付けると共に、ダンパー33の一端側を図示左下の隅部又は右下の隅部のガセットプレート23に回転可能に取り付け、ダンパー33の他端側を第1アーム31と第2アーム32の取付部分に回転可能に取り付け、第1アーム31、第2アーム32、ダンパー33が所要角度となるように設置する。
その後、図7に示すように、第1のジベル12と第2のジベル22がオーバーラップ領域を有し、かつ柱101又は梁102のそれぞれの材軸方向に沿って第1のジベル12と第2のジベル22が交互に並んで配置するように、制振装置30を有する取付フレーム20を躯体側プレート10から所定の間隙Sを開けて配置し、その間隙Sに割裂防止筋50を配置し、図7の手前側と奥側にそれぞれ型枠60・60を配置して間隙Sを閉塞する。この際、図示省略するが、間隔保持部材等の型枠60の設置手段や、固結材70の注入孔等も設けられる。尚、図9に示すように、間隙S内にフープ状の割裂防止筋50を設ける構成に代え、スパイラル筋51を配置する構成とすることも可能である。
その後、図8に示すように、閉塞された間隙S内に、前記注入孔から無収縮モルタル等の固結材70を充填し、固結材70で第1のジベル12と第2のジベル22を埋設し、制振装置30を有する取付フレーム2を構造物の柱101及び梁102に固結材70により固定して取り付ける。
第1実施形態の構造物の制振構造或いはその施工方法は、取付フレーム20を構造物から間隔を開けて配置するので、構造物や取付フレーム20の厳密な寸法精度や不陸調整が不要である。更に、躯体側プレート10を柱101若しくは梁102に固定する構成により、第1のジベル12に相当するスタッド本数分の削孔が必要になる従来工法に比して削孔本数を格段に少なくすることが可能であり、騒音や粉塵の発生、構造物の損傷を抑制し、施工を合理化することができる。また、躯体側プレート10をアンカーボルト41と接着剤で躯体に取り付けることにより、少ない数のアンカーボルト41で躯体側プレート10を安定して固定できると共に、接着剤の性能や施工精度のみに依存する必要なくアンカーボルト41による定着のメリットと相まって躯体コンクリートに確実に固定することができる。また、第1のジベル12と第2のジベル22とのオーバーラップ領域による間接接合を有するので、柱や梁と制振装置との一体性が高く、高い信頼性を有する。
また、上層階梁と下層階梁との間の制振装置30で一層確実に振動エネルギーを吸収し、揺れを抑えることができる。また、鉄骨が障害となって多数のアンカーボルトの埋め込み深さやピッチを確保できないSRCの構造物の場合にも、本構成では確実に据え付けることが可能である。また、現場で地組みして取付フレーム20に制振装置30を設けることにより、構造物や制振構造の設置箇所に応じて制振装置30を調整して設置することが可能であり、更に、高所で制振装置30を各部材の長さや取付位置を調整しながら取り付ける作業がなく、効率的に施工することができる。
〔第2実施形態の構造物の制振構造及びその施工方法〕
次に、本発明による第2実施形態の構造物の制振構造及びその施工方法について説明する。図10は第2実施形態の構造物の制振構造の図、図11はそのコーナー部分近傍の図である。
第2実施形態の構造物の制振構造は、図10及び図11に示すように、長手方向に第1のジベル12aが複数植設され、柱101aと梁102aにそれぞれ固定される躯体側プレート10aと、外周近傍に側方に突出するようにして第2のジベル22aが複数植設される取付フレーム20aと、取付フレーム20aに設けられる制振装置30aとを備え、開口103aの周囲の柱101a・101aと梁102a・102aの一方側の側面に設置される。本例の制振構造も、構造物の上層階梁と下層階梁との間に配置され、柱101a・101aとこれらを連結する上層階の梁102aと下層階の梁102aとに設置される。
躯体側プレート10aは、第1実施形態の躯体側プレート10と同一構成であり、基板11aと第1のジベル12aを有し、柱101aと梁102aの一方側の側面に固定されて、第1のジベル12aが前記一方側の側面から外方に突出するように配置される。躯体側プレート10aは、第1実施形態と同様に基板11aの貫通孔に、柱101aと梁102aの前記一方側の側面に定着材カプセルに打設する等で定着されているアンカーボルト41aとナット42aで固定される。更に、柱101aの前記一方側の側面と梁102aの前記一方側の側面と基板11aとの間には、エポキシ樹脂等の接着剤を充填して接着層43aが設けられている。尚、ネジ付きボルトをアンカーボルトとして前記貫通孔に貫通して柱101aと梁102aに固定する構成等としてもよい。
取付フレーム20aは、型鋼材を略矩形枠状に組み付け一体化してなる本体21aと、本体21aの外周近傍の側方から突出するように所定ピッチを開けて多数植設されている第2のジベル22aとから構成され、第2のジベル22aは例えばスタッドボルト等で2列で植設されている。本体21aには第1実施形態と同様の位置にガセットプレート23a、24aが形成されている。尚、取付フレーム20aは、開口103aに略倣う形状の略C字形等の部分枠状に形成し、これに第2のジベル22aやガセットプレート23a、24aを設けたものとすることも可能である。
制振装置30aは、第1実施形態と同一構成のトグル制振装置であり、第1アーム31aと、第2アーム32aと、ダンパー33aとから構成され、本例ではこの機構の2つを一対として構成されている。制振装置30aは、第一実施形態と同様に組み立てられ、ガセットプレート23a、24aに取り付けられる。
取付フレーム20aは、柱101a及び梁102aの一方側の側面において、第1のジベル12aと第2のジベル22aがオーバーラップ領域を有し、かつ、柱101a又は梁102aのそれぞれの材軸方向に沿って第1のジベル12aと第2のジベル22aが交互に配置するように、取り付けられた躯体側プレート10aから所定の間隙Saを開けて配置される。
躯体側プレート10aと取付フレーム20aとの間の間隙Saである基板11aと本体21aとの間の間隙Saには主筋と共にフープ状の割裂防止筋50aが配置され、間隙Saの両側には、間隙Saを閉塞するようにして型枠60a・60aが配置される。そして、型枠60a・60aで閉塞された間隙Sa内には、第1のジベル12aと第2のジベル22aとが交互に並んで配置して埋設されるように無収縮モルタル等の固結材70aが充填され、制振装置30aを有する取付フレーム20aが構造物の柱101a及び梁102aに取り付けられる。
第2実施形態の構造物の制振構造を施工する際には、例えば上層階の梁102aと下層階の梁102aと、これらを連結する柱101a・101aの一方側の側面の表面を大きな凹凸がないようにある程度整えると共に、これらの躯体表面に所定の間隔を開けて削孔して孔44aを形成し、孔44a内に樹脂又はセメント系の定着材カプセルを挿設する。
次いで、各孔44a内の定着材カプセルにアンカーボルト41aを打ち込んで設置し、基板11aの各貫通孔に各アンカーボルト41aを貫通させるようにして躯体側プレート10aを配置し、アンカーボルト41aに基板11aの上からナット42aを締め付けると共に、柱101aと梁102aの一方側の側面と基板11aとの各々の間に、エポキシ樹脂等の接着剤を充填して接着層43aを形成する。また、外周近傍から側方に第2のジベル22aが複数植設されている取付フレーム20aに、第1実施形態と同様に、制振装置30aを現場で地組みして設ける。
その後、第1のジベル12aと第2のジベル22aがオーバーラップ領域を有し、かつ、第1のジベル12aと第2のジベル22aが交互に並んで配置するように、制振装置30aを有する取付フレーム20aを躯体側プレート10aから所定の間隙Saを開けて配置し、その間隙Saに主筋と共に割裂防止筋50aを配置し、制振装置30a側である内側と外側にそれぞれ型枠60a・60aを配置して間隙Saを閉塞する。この際、図示省略するが、間隔保持部材等の型枠60aの設置手段や、固結材70aの注入孔等も設けられる。尚、図12に示すように、間隙Sa内に割裂防止筋50aを設ける構成に代え、スパイラル筋51aを配置する構成とすることも可能である。
その後、閉塞された間隙Sa内に、前記注入孔から無収縮モルタル等の固結材70aを充填し、固結材70aで第1のジベル12aと第2のジベル22aを埋設し、制振装置30aを有する取付フレーム20aを構造物の柱101a及び梁102aの一方側の側面に固結材70aにより固定して取り付ける。
第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏する。更に、躯体側プレート10aを構造物の側面側に固定することにより、耐震構造の施工性を高めることができると共に、供用中の構造物の供用を持続することができる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明には、各発明や実施形態等の構成の他に、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれ、下記のような変形例も包含される。
例えば図13(a)に示す第1実施形態の第1変形例のように、開口103内で、例えば屋内側又は屋外側の一方側に偏った位置に躯体側プレート10及び取付フレーム20を配置し、躯体側プレート10における前記一方側に偏った位置でアンカーボルト41による開口103の周面への固定を行うと共に、躯体側プレート10における前記一方側と逆側に偏った位置で、アンカーボルト41より短尺の補助アンカー45による開口103の周面への固定を行う構成としてもよい。このように梁102又は柱101の幅方向で中央からずれた位置でアンカーボルト41を定着することにより、SRCの構造物でアンカーボルト41が梁102や柱101の略中央に埋設されている鉄骨104に干渉することをより確実に防止することができる。
また、図13(a)の変形例として、図13(b)に示すように、躯体側プレート10の基板11を梁102と同じ幅に形成して幅を揃えて配置し、鉄骨104と干渉しない位置に打設したアンカーボルト41と接着層43により躯体側プレート10を躯体である梁102に固定し、梁102の幅の任意の位置に、制振装置30の取付フレーム20を配置して固定する構成とすることも可能である。
また、図14に示す第1実施形態の第2変形例のように、上層階と下層階の梁102と、柱101の下部にアンカーボルト41を打ち込んで躯体側プレート10を設け、上側に棒状の取付フレーム201、下側に正面視コ字形の取付フレーム202をそれぞれ躯体側プレート10と所定間隙S1を開けて配置し、間隙S1に型枠60を配置し固結材70を充填して固結材充填領域を設けると共に、取付フレーム201の中央のガセットプレート25と、取付フレーム202の両端部内側のガセットプレート26とに、ダンパーである制振装置301を一対で取り付ける構成等、梁102や柱101の所定部分だけの取付フレーム201、202とこれに対応する躯体側プレート10や固結材充填領域を設ける構成としてもよい。
更に、梁102や柱101の所定部分だけの取付フレーム201、202とこれに対応する躯体側プレート10や固結材充填領域を設ける構成として、図15に示す第1実施形態の第3変形例のように、上層階の梁102の中央と下層階の梁102の両端部にアンカーボルト41を打ち込んで梁102の一部に対応する短尺の躯体側プレート10を設け、上側に棒状で前記中央の躯体側プレート10に対応する長さの取付フレーム203、下側に正面視コ字形で各端部の躯体側プレート10に対応する長さの取付フレーム204をそれぞれ躯体側プレート10と所定間隙S2を開けて配置し、間隙S2に型枠60を配置し固結材70を充填して固結材充填領域を設けると共に、取付フレーム203のガセットプレート27と、取付フレーム204のガセットプレート28とに、地震等の強い振動時に中央が破壊されて振動エネルギーを吸収する制振装置302を一対で取り付ける構成等とすることも可能である。
本発明は、例えば病院やオフィスビル等の既設構造物の制振構造として利用することができる。
10、10a…躯体側プレート 11、11a…基板 12、12a…第1のジベル 20、20a、201、202、203、204…取付フレーム 21、21a…本体 22、22a…第2のジベル 23、23a、24、24a、25、26、27、28…ガセットプレート 30、30a、301、302…制振装置 31、31a…第1アーム 32、32a…第2アーム 33、33a…ダンパー 41、41a…アンカーボルト 42、42a…ナット 43、43a…接着層 44、44a…孔 45…補助アンカー 50、50a…割裂防止筋 51、51a…スパイラル筋 60、60a…型枠 70、70a…固結材 101、101a…柱 102、102a…梁 103、103a…開口 104…鉄骨 S、Sa、S1、S2…間隙

Claims (6)

  1. 長手方向に第1のジベルが複数植設され、柱若しくは梁に固定される躯体側プレートと、
    外周近傍に第2のジベルが複数植設される取付フレームと、
    前記取付フレームに設けられる制振装置とを備え、
    前記第1のジベルと前記第2のジベルがオーバーラップ領域を有するように、前記取付フレームを前記躯体側プレートから所定の間隙を開けて配置し、
    前記間隙を閉塞するように型枠を配置し、
    前記閉塞された間隙内に、前記第1のジベルと前記第2のジベルが埋設するように固結材を充填して、前記制振装置を有する前記取付フレームを取り付けることを特徴とする構造物の制振構造。
  2. 前記躯体側プレートを貫通して柱若しくは梁に定着されるアンカーボルトと、前記躯体側プレートと柱若しくは梁との間に充填される接着剤とを併用して、前記躯体側プレートを柱若しくは梁に固定することを特徴とする請求項1記載の構造物の制振構造。
  3. 前記躯体側プレートを構造物の開口の周面に固定すると共に、
    前記柱若しくは前記梁の幅方向で中央からずれた位置に前記アンカーボルトを定着することを特徴とする請求項2記載の構造物の制振構造。
  4. 前記躯体側プレートを構造物の側面側に固定することを特徴とする請求項1又は2記載の構造物の制振構造。
  5. 少なくとも、構造物の上層階梁と下層階梁との間に前記制振装置を配置することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の構造物の制振構造。
  6. 長手方向に第1のジベルが複数植設されている躯体側プレートを柱若しくは梁に固定すると共に、構造物の柱及び梁に対応する枠状若しくは部分枠状に形成され、外周近傍に第2のジベルが複数植設されている取付フレームに、制振装置を現場で地組みして設ける工程と、
    前記第1のジベルと前記第2のジベルがオーバーラップ領域を有するように、前記制振装置が設けられた前記取付フレームを前記躯体側プレートから所定の間隙を開けて配置する工程と、
    前記間隙を閉塞するように型枠を配置する工程と、
    前記閉塞された間隙内に、前記第1のジベルと前記第2のジベルが埋設するように固結材を充填して、前記取付フレームを取り付ける工程と、
    を備えることを特徴とする構造物の制振構造の施工方法。
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