JP2011148031A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の並列するワイヤ電極で構成される切断ワイヤとの放電加工によって被加工物に同時に形成される複数の加工溝の溝幅のばらつきを低減する。
【解決手段】複数のガイドローラ3a〜3dに巻回された1本のワイヤ2により多数本の並列ワイヤが被加工物8に対向するように構成された切断ワイヤ2aと、ワイヤ2を切断ワイヤ2aに順次送るワイヤ送り機構と、切断ワイヤ2aの多数本の並列ワイヤに対して独立して給電することで被加工物8との間に電圧を印加する給電機構6、7と、切断ワイヤ2aと被加工物8を相対移動させる加工送り機構を備え、並列ワイヤと被加工物8との間に放電を発生しながら被加工物8に複数の加工溝を同時に形成することで被加工物8を複数の部分に切断するワイヤ放電加工装置に、切断ワイヤ2aの並列ワイヤのうち切断ワイヤ2aに最後に送られた最新のワイヤの放電加工エネルギを調整する加工エネルギ制御装置110を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤ放電加工装置に関する。
従来、ワイヤ放電加工により、柱状の被加工物から薄板をスライス加工する方式としては、1本のワイヤ電極を複数のガイドローラ間で巻回し、並列させることで多数の切断ワイヤ部分を形成し、それぞれの切断ワイヤ部分に個別に給電し、各切断ワイヤ部分と被加工物との間で同時に放電を生ぜしめて、被加工物に対する上記スライス加工の生産性を向上させる方式が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
上述のような構成の放電式ワイヤソーでは、複数のワイヤが並列して構成される切断ワイヤ部と被加工物との間に発生する放電によって被加工物が加工される。さらに、切断ワイヤ部と被加工物との相対移動させることにより、切断ワイヤ部はある放電間隙を維持した状態で被加工物に対する放電加工を継続する。これにより、前記切断ワイヤ部が通過した後には切断ワイヤ部が通過した経路に応じた加工溝が形成される。
このようにして加工溝が形成されることによって被加工物が切断加工され、さらに、切断ワイヤ部を構成する複数本のワイヤの並列間隔を狭くすることにより、被加工物から薄板がスライス加工される。このように、切断ワイヤ部を構成する複数本の並列ワイヤを等間隔に並列させた状態で、複数本の加工溝が平行に形成されるように被加工物を切断加工することにより、柱状の被加工物から厚さの揃ったウエハを一度に複数枚加工することができる。
特開昭54−20485号公報
しかしながら、たとえば、特許文献1に開示の技術によれば、放電式ワイヤソーによって形成される複数本の加工溝には、以下のような特徴がある。1本のワイヤが複数回、巻回されて並列させられて構成される切断ワイヤ部において、前記切断ワイヤ部の両端側に位置するワイヤ、すなわち、ガイドローラに対する巻回の開始側ワイヤと終了側ワイヤにおいて、巻回開始側ワイヤは、まだ放電加工に使用されていない、新しいワイヤであり、これを1番目の並列ワイヤとする。
そして、次に、ガイドローラに巻回されて前述の1番目の並列ワイヤの真横に並列するワイヤを2番目の並列ワイヤ、さらに、その真横に並列するワイヤを3番目の並列ワイヤというように、以降の並列ワイヤを並列する順に番号付ける。並列するワイヤの本数がn本であれば、巻回終了側に並列するワイヤはn番目の並列ワイヤとなる。
このとき、各ワイヤに印加する電圧、放電周波数、および、放電時の加工電流などを同一とする。また、切断ワイヤ部の加工方向の送り速度は、1本のワイヤが巻回されて複数本のワイヤが並列させられているため、すべての並列するワイヤでは同一速度となる。
以上のように、並列する各ワイヤの加工条件が同一であることから、各並列ワイヤによって形成される加工溝幅はすべて等しくなるはずである。しかしながら、実際には、1番目の並列ワイヤによって形成された加工溝の溝幅は、それ以外の並列ワイヤによって形成された加工溝の溝幅よりも大きくなることを、発明者らは加工実験により見出した。
このように、切断ワイヤ部の1番目の並列ワイヤによって形成される加工溝が、他の並列ワイヤによって形成される加工溝に比較して溝幅が大きくなる原因には、もともと連続する1本のワイヤであるにもかかわらず、1番目の並列ワイヤと2番目以降の並列ワイヤでは、以下のように状況が異なるためである。
溝幅が太い1番目の加工溝を形成する切断ワイヤ部の1番目の並列ワイヤは、まだ放電加工に使用されていない、新品のワイヤである。一方、切断ワイヤ部の2番目以降の並列ワイヤは、1本のワイヤが巻回されて切断ワイヤ部を構成しているため、その1本以上前の溝を加工するために、すでに放電加工に使用されたワイヤである。
したがって、2番目以降の並列ワイヤの表面には、放電加工による放電痕がすでに形成されている。通常、1本のワイヤを巻回して、複数のワイヤを並列するワイヤソー方式では、使用するワイヤには高張力が要求されるため、鋼線が使用される。さらに、その鋼線の表面には、放電を発生しやすくするために、黄銅が被覆されている。
ところが、放電式ワイヤソーでは、前述のような特徴により、2番目以降の並列ワイヤでは、放電加工によりワイヤ表面の黄銅被覆が次第に剥離し、次第に放電が発生しにくい状態のワイヤとなる。また、放電加工によって溶融除去された被加工物の一部が、ワイヤ表面に再付着することで、さらに放電しにくい状態のワイヤとなる。
したがって、1本のワイヤが巻回されて繰り返し使用されるような構成の切断ワイヤ部では、巻回されていくほど、表面の黄銅被覆部分が減少したワイヤとなり、新品のワイヤに比較して放電が発生しにくくなる。そのため、印加電圧やパルス放電の発振周波数、および、加工電流を同一に設定した場合、2番目以降の並列ワイヤでは、放電の発生頻度が1番目の並列ワイヤに比較して急激に減少し、形成される加工溝の側面方向の加工量が減少する。
このように、複数のワイヤが並列する切断ワイヤ部では、ワイヤの表面状態が異なることで放電加工の状況が異なり、1番目の並列ワイヤによって形成される加工溝と、2番目以降の並列ワイヤによって形成される加工溝との溝幅に差を生じ、被加工物であるインゴットから同時に複数枚加工されるウエハの厚さが不均一になるという問題があった。
こうした問題に対して、特許文献1に開示の技術は、1番目の並列ワイヤによる加工溝幅が、他の並列ワイヤによる加工溝幅より大きくなることには言及しておらず、放電式ワイヤソーによる同時ウエハ加工において生じる前述の問題を解決するものではなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の並列するワイヤ電極で構成される切断ワイヤ部との放電加工によって、被加工物に同時に形成される複数の加工溝の溝幅のばらつきを低減したワイヤ放電加工装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のガイドローラに巻回された1本のワイヤによって、多数本の並列したワイヤが被加工物に対向するように構成された切断ワイヤ部と、前記ワイヤを前記切断ワイヤ部に順次送るワイヤ送り機構と、前記切断ワイヤ部の多数本の前記並列したワイヤそれぞれに対して独立して給電することにより前記被加工物との間に電圧を印加する給電機構と、前記切断ワイヤ部と前記被加工物を相対移動させる加工送り機構を備え、前記並列したワイヤそれぞれと前記被加工物との間に放電を発生しながら、前記被加工物に複数の加工溝を同時に形成することによって前記被加工物を複数の部分に切断するワイヤ放電加工装置において、前記切断ワイヤ部の並列したワイヤのうち、前記切断ワイヤ部に最後に送られた最新のワイヤにおける放電加工エネルギを調整する加工エネルギ制御装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数のワイヤが並列して構成される切断ワイヤ部において、1番目の並列ワイヤによる放電加工によって被加工物に形成される加工溝の溝幅が幅広くなることを抑え、被加工物から同時に複数枚に切り出される薄板あるいはウエハの厚さを均一にすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るワイヤ放電加工装置を示した斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る加工エネルギ制御ユニットの概略構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係るガイドローラ表面のワイヤ案内溝の部分拡大斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態4に係るワイヤ放電加工装置を示した斜視図である。
以下に、本発明にかかるワイヤ放電加工装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
下記で説明する実施の形態は、1本のワイヤ電極を複数のガイドローラ間で巻回させることにより複数本のワイヤを並列させて構成される切断ワイヤ部と、被加工物との間でパルス状の電圧を印可して放電を発生させることにより、被加工物を溶融除去しながら柱状の被加工物から一度に複数枚の板状部材を切り出すワイヤ放電加工装置及びワイヤ放電加工方法に関するものである。
即ち、切断ワイヤ部を構成するように並列させられた各ワイヤ電極と被加工物との間に電圧を同時に独立に印加して、放電を同時に発生させる装置であって、また、その装置を用いた加工方法に関するものである。
実施の形態1.
以下に、本発明の実施の形態の構成および動作について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るワイヤ放電加工装置を示した斜視図である。
本実施の形態1に係るワイヤ放電加工装置においては、ワイヤボビン1から繰り出された一本のワイヤ電極2が、順次、複数のガイドローラ3a〜3d間を、複数回、互いに微小な間隔を隔てて巻回されて、複数の切断ワイヤ部2aが形成されている。このワイヤ電極2が巻回されて形成された切断ワイヤ部2aの間隔が被加工物8の加工幅(切り出されるウエハの厚さ)となる。
すなわち、各切断ワイヤ部2aに対して所定間隔だけ離間させて被加工物8を対向させて配置した状態で、各切断ワイヤ部2aと被加工物8との間に電圧を印加しながら、被加工物8を各切断ワイヤ部2aに対して切断送りすることにより、被加工物8を各切断ワイヤ部2aで放電切断する。これにより、被加工物8が複数枚の薄板に加工される。
なお、被加工物8は、素材を複数の薄板にスライスするものであって、例えば、スパッタリングターゲットとなるタングステンやモリブデンなどの金属、各種構造部材として使われる多結晶シリコンカーバイトなどのセラミックス、半導体デバイスウエハとなる単結晶シリコンや単結晶シリコンカーバイトなどの半導体素材、太陽電池ウエハとなる単結晶および多結晶シリコンなどの太陽電池素材などがある。
上記半導体素材および太陽電池素材は、比抵抗が概ね0.0001Ωcm以上であるが、放電加工が可能であるのは、比抵抗が概ね100Ωcm以下、望ましくは10Ωcm以下である。したがって、本実施の形態においては上記半導体素材および太陽電池素材として、比抵抗が0.0001Ωcm以上10Ωcm以下の素材が好適である。
また、図1の例では、1本のワイヤ電極2を複数のガイドローラに巻回した例について示しているが、この場合に限らず、1本のワイヤ電極2を折り返すことにより複数の切断ワイヤ部が形成されるのであれば、その具体的な構成については特に限定しないものとする。
本実施の形態1においては、複数のガイドローラ3a〜3dは、互いに軸線方向に平行に離間して配置されている。最も高い位置にガイドローラ3aと3bとが設けられ、ガイドローラ3bの下方の最も低い位置にガイドローラ3cが設けられ、ガイドローラ3aの下方には、ガイドローラ3cと並んで、ガイドローラ3dが設けられている。
ワイヤ電極2はガイドローラ3a〜3dに所定回数を巻回した後に、ワイヤ排出ローラ5より排出される。ワイヤ電極2は、ガイドローラ3aとガイドローラ3bとの間の部分が、被加工物8と対向可能とされ被加工物8を加工する切断ワイヤ部2aとなっており、図1に示すように、当該切断ワイヤ部2aに対して微小間隔を隔てて被加工物8を対向させて配置し、放電加工処理を行う。また、ワイヤ電極2のガイドローラ3bとガイドローラ3cとの間の部分が、放電加工を行うための電圧(加工用電圧)が供給される給電ワイヤ部2bとなっている。
ワイヤ電極2の給電ワイヤ部2bにおいて、給電子ユニット71を介して加工電源6から放電加工を行うための電圧(加工用電圧)が給電され、被加工物8との間に電圧が印加される。加工電源6は、互いに独立して電圧を印加できる複数の加工電源ユニット61からなる。
給電子7は、それぞれが互いに電気的に絶縁された複数の給電子ユニット71から構成され、各切断ワイヤ部2aに独立して電圧を印加できる構成となっている。このように、並列ワイヤ電極に対して独立に電圧を印加できる複数の加工電源ユニット61は、ワイヤ放電加工装置の制御装置(図示しない)に接続される。
ワイヤボビン1から繰り出された一本のワイヤ電極2が、順次、複数のガイドローラ3a〜3d間を、互いに微小な間隔を隔てて複数回巻回されて形成される複数の切断ワイヤ部2aにおいて、前記複数のガイドローラ3a〜3dに最初に巻回されて並列し、切断ワイヤ部2aの一方の端に位置する切断ワイヤ、すなわち、1番目の切断ワイヤ部への給電について説明する。
給電子ユニット71は、個々に電気的に絶縁された給電子が、切断ワイヤ部の並列間隔に応じて並列させられ、給電子71Cが前記1番目の並列する切断ワイヤ部の給電ワイヤ部2bに接触している。給電子71Cは、加工エネルギ制御ユニット110に接続され、前記加工エネルギ制御ユニット110を介して加工電源ユニット61に接続される。
加工エネルギ制御ユニット110は、たとえば、可変抵抗などを用いて放電加工中に前記1番目の並列する切断ワイヤ部に流れる加工電流などの加工エネルギを調整する。ここで、放電加工エネルギは、加工電流、印可電圧、あるいは、パルス発振周波数等である。
加工エネルギ制御ユニット110の動作について説明する。切断ワイヤ部2aに独立して電圧を印加しながら、切断ワイヤ部2aと被加工物8とを徐々に相対的に接近させていくと、切断ワイヤ部2aと被加工物8がある間隙になったときに放電が発生する。
この放電が連続して発生するように、切断ワイヤ部2aと被加工物8との相対位置を維持しながら、たとえば、被加工物8を移動させることにより、被加工物8が放電加工され、切断ワイヤ部2aを構成する並列ワイヤの本数分の加工溝が被加工物8に形成される。
しかしながら、課題にて述べたように、加工エネルギに関する設定可能な加工条件である、各切断ワイヤに印加する電圧、電圧印加の周波数、および、放電時の加工電流を同一に設定しても、並列ワイヤによって同時加工される加工溝のうち、特定の1本のワイヤによる加工溝の幅が他のワイヤによる加工溝より大きくなる。即ち、並列ワイヤのうちワイヤボビン1から最後に繰り出されたワイヤによる加工溝が、他の並列ワイヤによって加工された加工溝より大きくなる。
これは、切断ワイヤ部2aが1本のワイヤの巻回によって構成され、1番目の溝を加工するワイヤボビン1から最後に繰り出されたワイヤのみ、常に最新の新品のワイヤであり、ワイヤ表面の黄銅被膜の状態が良好なため放電を発生しやすく、それ以降のワイヤは、すでに放電加工に使用されたワイヤで、ワイヤ表面の状態が劣化していることに起因する。
そこで、切断ワイヤ部2aの1番目のワイヤへ給電する、加工電流、印可電圧、あるいは、パルス発振周波数等からなる加工エネルギを、切断ワイヤ部2aのそれ以外のワイヤに給電する加工エネルギより小さくする。それには、前述の印加電圧、電圧印加の周波数、および、放電時の加工電流を小さくすることが効果的である。
加工エネルギ制御ユニット110を、たとえば、図2のように可変抵抗で構成し、切断ワイヤ部2aの1番目の並列ワイヤの通電経路に直列に接続し、抵抗値を他の並列ワイヤの給電経路の抵抗値より、数%から10%程度大きくなるように調整する。
これにより、印加電圧および電圧印加の周波数の設定値は2番目以降の切断ワイヤ部2aと同様にしたままで、1番目の並列ワイヤにおける放電加工時の加工電流が小さくなり、1番目の並列ワイヤの放電加工による加工量が減少し、加工溝の幅を狭くすることができる。
加工エネルギ制御ユニット110の抵抗値の調整は、他の並列ワイヤの抵抗値から数%から10%程度としたが、被加工物8の材質や切断厚さによって加工エネルギは変動することから、溝幅の大きさにも影響する。そのため、あらかじめ、実際の加工条件にて試し加工を行い、形成される加工溝とその抵抗値との関係を把握した上で調整することが望ましい。
切断ワイヤ部2aの最初に巻回される1番目のワイヤへの給電経路中に、加工エネルギ制御ユニット110を介在させることによってたとえば加工電流を抑制し、1番目の並列ワイヤによる加工溝幅の改善について説明した。
しかし、切断ワイヤ部2aの他のワイヤによる加工溝幅が不均一になる場合には、その対象となるワイヤの給電経路中に加工エネルギ制御ユニット110を介在させて、たとえば給電経路中の抵抗値を調整することで、本加工方式によってインゴットから切り出されたウエハの厚さのばらつきを減少することができる。
また、前記加工エネルギ制御ユニット110では、切断ワイヤ部2aの特定ワイヤの抵抗値を大きくして加工電流を小さくすること以外に、各切断ワイヤ部に独立して印加される加工電圧、あるいは、電圧印加の周波数を切断ワイヤ部2aの特定のワイヤに対して他の並列ワイヤに比較して小さくすることでも、一度に加工されるウエハの厚さのばらつきを減少させる効果が得られる。
また、前記加工エネルギ制御ユニット110として、インダクタンスの大きい導線を、切断ワイヤ部を構成する特定のワイヤの給電子ユニット71と加工電源ユニット61との間に介在させる。これにより、加工電圧を間欠的にパルス状に印加して放電したときの放電電流波形の立ち上がりがなだらかとなり、加工エネルギが小さくなることで、本加工方式によってインゴットから切り出されたウエハの厚さのばらつきを減少することができる。
なお、前記加工エネルギ制御ユニット110を、切断ワイヤ部2aの最初に巻回される1番目の並列ワイヤに接続した場合について説明したが、1番目の並列ワイヤに限定されるものではなく、他の並列ワイヤの給電経路中に接続して、放電加工中の各並列ワイヤにおける加工エネルギを微調整することにより、切断ワイヤ部2aによって同時に加工される複数の加工溝の溝幅のばらつきをさらに減少させる効果が得られる。
電圧印加極性は従来のワイヤ放電加工と同様に、必要に応じて適宜反転可能となっている。被加工物8は、図示しない位置制御装置により、ガイドローラ3a〜3d間に巻回されたワイヤ電極2と微小間隙を隔てるように位置が制御されているので、適正な放電ギャップ長が維持されている。
また、加工液は図示しないが、通常のワイヤ放電加工と同様に、吹きかけもしくは浸漬により被加工物8とワイヤ電極2との間に供給されている。さらに、切断ワイヤ部2aを貫通させる貫通孔96を有するノズル80は、切断ワイヤ部2aを貫通孔96に貫通させた状態で、被加工物8の両側にそれぞれ配置される。加工中は、供給配管(図示せず)を通って加工液がノズル80に流入し、ノズル80から加工液を噴出して、被加工物8とワイヤ電極2との間に加工液が供給される。
以上、本実施の形態により、1本のワイヤの巻回によって並列されられたワイヤ電極と被加工物との同時放電加工によって形成される加工溝幅のばらつきを改善し、例えばインゴットである被加工物8から同時に切り出されるウエハの厚さを均一にすることができる。さらに、後工程である研磨作業に要する時間のばらつきが減少し、ウエハの生産性を向上させることができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係るワイヤ放電加工装置が備えるガイドローラ3a〜3dの一本のガイドローラの部分拡大図である。実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施の形態2では、実施の形態1で示した給電経路中の抵抗値制御ユニット110による加工エネルギ調整によらず、切断ワイヤ部2aを構成するワイヤ間隔の調整によって加工溝幅の均一化を図るためにガイドローラ溝を変更している。
ガイドローラ3a〜3dの表面には、ワイヤ電極を案内する溝が加工されている。その溝は、被加工物8であるインゴットから同時に切り出された複数枚のウエハが、所定の厚さとなるように等間隔に加工されている。それゆえに、加工溝の幅が異なるとウエハの厚さにばらつきが発生する。
ガイドローラ3a〜3dに最初に巻回されて切断ワイヤ部2aを構成する1番目の並列ワイヤによって被加工物8に形成される加工溝の溝幅が、切断ワイヤ部2aのそれ以降の並列ワイヤで加工される溝幅より大きくなるという問題のある状況では、ガイドローラ3a〜3dのワイヤ案内用の溝同士の間隔をあえて不等間隔にする。
即ち、図3に示すように、ワイヤボビン1から最後に繰り出された最新のワイヤである前記1番目の並列ワイヤが巻回されるガイドローラ3a〜3dのワイヤ案内溝と、2番目の並列ワイヤが巻回されるガイドローラ3a〜3dのワイヤ案内溝との間隔のみを、他の隣接する案内溝同士の間隔より広くする。例えば、前記1番目の並列ワイヤによって被加工物8に形成される加工溝の幅と、切断ワイヤ部2aの他の並列ワイヤによって被加工物8に形成される加工溝の幅との差の1/2程度広くしておく。
切り出すウエハの素材と厚さに変更があるまでは、ガイドローラ3a〜3dの溝間隔を変更する必要はなく、前記1番目の並列ワイヤが巻回されるガイドローラの溝を常に同じ溝としておくことで、インゴットから一度に厚さの揃った複数枚のウエハを切り出すことができる。
なお、ガイドローラ3a〜3dの全てが図3のようになっている必要は必ずしもなく、切断ワイヤ部2aの両側のガイドローラ3a及び3bが図3のようになっていれば、上記効果が得られる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係るワイヤ放電加工装置により加工されるウエハの厚さを均一化するために、前述の実施の形態1で示した給電経路中の加工エネルギ調整、および、前述の実施の形態2で示したワイヤガイド溝が不等ピッチのガイドローラのように装置機能によらない加工方法について説明する。図1で示した実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
ガイドローラ3a〜3dに巻回されて並列する切断ワイヤ部2aにパルス状の電圧を独立して印加して被加工物8との間で発生する放電によって複数の加工溝が形成される。この加工溝の中で、切断ワイヤ部2aを構成し、ガイドローラ3a〜3dに最初に巻回される1番目の並列ワイヤによって形成される加工溝は、その溝幅が切断ワイヤ部2aの他のワイヤによって形成される加工溝より大きくなる。
従って、1番目の並列ワイヤによって形成される加工溝と2番目の並列ワイヤによって形成される加工溝との間として切り出された例えばインゴットである被加工物8の切片、すなわち、前記1番目の並列ワイヤと次に隣接する2番目の並列ワイヤによって切り出された切片であるウエハを仕分けて捨てることとする。
この加工方法により、インゴットは同時に複数枚のウエハに切断されるが、前記のウエハを廃棄することで、厚さの揃ったウエハを得ることができる。これにより加工溝幅が不均一な場合でも、ウエハ加工の生産性を低下させずにすむことが可能となる。
なお、前述のスライス加工を繰り返すごとに生産される、1番目と2番目の並列ワイヤで切り出されたウエハは、捨てないで集めておくことも可能である。そうすれば、ある程度の枚数が揃った時点で、それらのウエハをまとめて、スライス加工の後工程である研磨工程に出すことができる。
これらのウエハは、1番目と2番目の並列ワイヤ以外の切断ワイヤ部2aで切り出されたウエハに比較して、厚さが薄くとも研磨工程における加工条件の諸設定を頻繁に変える必要がなく、また、貴重な部材を無駄にしないで済むことになる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係るワイヤ放電加工装置により加工されるウエハの厚さを均一化するために、ウエハ厚さがばらつく要因、すなわち、加工溝の幅が大きくなる1番目の並列ワイヤを前処理する加工方法について図4を用いて説明する。実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
ウエハ厚さのばらつきは、切断ワイヤ部2aの1番目の並列ワイヤによる加工溝幅が他の並列ワイヤと比較して大きくなることに起因している。このことの原因としては、2番目以降の溝加工には、すでに放電加工に使用されたワイヤが使い回される状況に対して、1番目の溝加工には常に新品のワイヤが供給され、放電を発生しやすい状況にあり、これが加工量の差として現れると考えられる。
そこで、1番目の並列ワイヤが被加工物に対して放電加工する前に、あらかじめ、その表面を放電加工して表面の黄銅被膜にダメージを与えたワイヤ電極2によって1番目の溝を加工する。
たとえば、図4に示すようにダミーの被加工物130を、被加工物8に対して1番目のワイヤが走行してくる側の被加工物8に隣接させる。ダミーの被加工物130は、黄銅や鋼材、あるいは、被加工物8と同じ材質など、導電性があればよい。
また、その形状は、ノズル80側は平面、被加工物8側は被加工物8の外形と凹凸が反転した形状としておくと、ダミーの被加工物130にノズル80を密着させやすく、加工液を加工溝の深くまで供給しやすくなる。また、その寸法は、たとえば、被加工物8への取り付け面の投影面と等しくしておくと、被加工物8およびダミーの被加工物130の各端面の加工を同時に行える。
この状態で加工すると、1番目のワイヤは、まず、ダミーの被加工物130で放電した後、続けて目的の被加工物8を加工することになる。従って、その時点でワイヤ表面はダミーの被加工物130における放電のダメージを受けており、表面にダメージが全くない新品ワイヤによって放電加工される場合よりも放電頻度が低下する。
そのため、1番目のワイヤによる加工溝の幅が大きくなるという問題点を緩和することができる。なお、ダミーの被加工物130の切断方向の厚さは、被加工物8の厚さ、および、ダミーの被加工物130の材質によって調整する。
上記した実施の形態において説明したいずれのワイヤ放電加工装置或いは加工方法によっても、単結晶シリコンや単結晶シリコンカーバイトなど、シリコンまたはシリコンカーバイド、又はそれらを主成分とする材料である半導体素材、単結晶または多結晶シリコンなどの太陽電池素材、多結晶シリコンカーバイトなどのセラミックス、タングステンやモリブデンなどのスパッタリングターゲット素材を加工することにより、一度に複数枚の、半導体ウエハ又は薄板を高い寸法精度で厚さを均一に切り出すことができる。
以上のように、本発明にかかるワイヤ放電加工装置は、薄板の製造に有用であり、特に高い寸法精度を要求される半導体素材、太陽電池素材の製造に適している。
1 ワイヤボビン
2 ワイヤ電極
2a 切断ワイヤ部
2b 給電ワイヤ部
3a,3b,3c,3d ガイドローラ
5 ワイヤ排出ローラ
6 加工電源
7 給電子
8 被加工物
61 加工電源ユニット
71 給電子ユニット
71c 1本目ワイヤに電源供給する給電子ユニット
80 ノズル
96 貫通孔
97 ステージ
110 加工エネルギ制御ユニット
130 ダミーの被加工物

Claims (5)

  1. 複数のガイドローラに巻回された1本のワイヤによって、多数本の並列したワイヤが被加工物に対向するように構成された切断ワイヤ部と、
    前記ワイヤを前記切断ワイヤ部に順次送るワイヤ送り機構と、
    前記切断ワイヤ部の多数本の前記並列したワイヤそれぞれに対して独立して給電することにより前記被加工物との間に電圧を印加する給電機構と、
    前記切断ワイヤ部と前記被加工物を相対移動させる加工送り機構を備え、
    前記並列したワイヤそれぞれと前記被加工物との間に放電を発生しながら、前記被加工物に複数の加工溝を同時に形成することによって前記被加工物を複数の部分に切断するワイヤ放電加工装置において、
    前記切断ワイヤ部の並列したワイヤのうち、前記切断ワイヤ部に最後に送られた最新のワイヤにおける放電加工エネルギを調整する加工エネルギ制御装置を備えたことを特徴とするワイヤ放電加工装置。
  2. 前記特定のワイヤにおける放電加工エネルギを、他の前記並列したワイヤにおける放電加工エネルギより小さくすることを特徴とする、請求項1に記載のワイヤ放電加工装置。
  3. 複数のガイドローラに巻回された1本のワイヤによって、多数本の並列したワイヤが被加工物に対向するように構成された切断ワイヤ部と、
    前記ワイヤを前記切断ワイヤ部に順次送るワイヤ送り機構と、
    前記切断ワイヤ部の多数本の前記並列したワイヤそれぞれに対して独立して給電することにより前記被加工物との間に電圧を印加する給電機構と、
    前記切断ワイヤ部と前記被加工物を相対移動させる加工送り機構を備え、
    前記並列したワイヤそれぞれと前記被加工物との間に放電を発生しながら、前記被加工物に複数の加工溝を同時に形成することによって前記被加工物を複数の部分に切断するワイヤ放電加工装置において、
    前記切断ワイヤ部に最後に送られた最新のワイヤが巻回されるガイドローラのワイヤ案内溝とそれに隣接する案内溝との間隔が、他の隣接する案内溝同士の間隔より広くなっていることを特徴とするワイヤ放電加工装置。
  4. 複数のガイドローラに巻回された1本のワイヤによって、多数本の並列したワイヤが被加工物に対向するように構成された切断ワイヤ部と、
    前記ワイヤを前記切断ワイヤ部に順次送るワイヤ送り機構と、
    前記切断ワイヤ部の多数本の前記並列したワイヤそれぞれに対して独立して給電することにより前記被加工物との間に電圧を印加する給電機構と、
    前記切断ワイヤ部と前記被加工物を相対移動させる加工送り機構を備え、
    前記並列したワイヤそれぞれと前記被加工物との間に放電を発生しながら、前記被加工物に複数の加工溝を同時に形成することによって前記被加工物を複数の部分に切断するワイヤ放電加工装置において、
    前記被加工物よりも先に加工される位置に設置されたダミーの被加工物と前記切断ワイヤ部に最後に送られる最新のワイヤとの間で放電させることを特徴とするワイヤ放電加工装置。
  5. 前記被加工物は、シリコンまたはシリコンカーバイド、又はそれらを主成分とする材料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工装置。
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