JP2011145100A - 秤及び該秤の製造方法 - Google Patents

秤及び該秤の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011145100A
JP2011145100A JP2010004095A JP2010004095A JP2011145100A JP 2011145100 A JP2011145100 A JP 2011145100A JP 2010004095 A JP2010004095 A JP 2010004095A JP 2010004095 A JP2010004095 A JP 2010004095A JP 2011145100 A JP2011145100 A JP 2011145100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end edge
substrate
mask
predetermined shape
balance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010004095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5364599B2 (ja
Inventor
Yoshifumi Takahashi
良文 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Infivis Co Ltd
Original Assignee
Anritsu Infivis Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Infivis Co Ltd filed Critical Anritsu Infivis Co Ltd
Priority to JP2010004095A priority Critical patent/JP5364599B2/ja
Publication of JP2011145100A publication Critical patent/JP2011145100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5364599B2 publication Critical patent/JP5364599B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Micromachines (AREA)

Abstract

【課題】高精度加工を可能とし、そのバネ性能を一定に確保し、製造容易、小型化を実現させた秤及びこの秤の製造方法を提供すること。
【解決手段】固定部7と、可動部12と、ロバーバル部16とからなるロバーバル機構2を備えた秤1において、ロバーバル機構2を、一端縁部6a(固定部7)と、他端縁部6bと、端縁部6c,6cとからなるフレーム6と、他端縁部6bから延出し、その先端が可動部12となる中間部10とを有し、端縁部6c,6cの所定箇所が薄厚加工されてバネ部11が形成された第一の基板3aと、第一の基板3aと対面配置され、一端縁部6a(固定部7)と、他端縁部6bと、端縁部6c,6cとからなるフレーム6を有し、端縁部6c,6cの所定箇所が薄厚加工されてバネ部11が形成された第二の基板3bと、第一及び第二の基板3a,3bの一端縁部6a,6a、他端縁部6b,6bを連結させたスペーサ5,5と、から構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロバーバル機構を用いて被計量物の質量を測定する秤及びこの秤の製造方法に関する。
従来の秤として、例えば下記特許文献1に開示されるフォースバランス秤がある。この秤は、保持機構と、保持機構に一端が固定された単結晶シリコン材料にて形成されたレバーと、下端がレバーの他端近傍に取り付けられた可動棒と、可動棒の上端に取り付けられた秤量台と、保持機構と可動棒の間に介挿され、外部から指定された付勢力によって可動棒を上方へ付勢する付勢機構とを備えている。また、この秤は、フォースバランスを実現するために、レバーの変位量を検出する変位量検出手段と、秤量台に被計量物が載置された状態において、変位量検出手段にて検出された変位量が、被計量物が載置されていない状態の初期変位量と一致するように付勢機構に付勢力を指定する付勢力指定手段と、付勢力指定手段にて指定された付勢力を被計量物の重量値として出力する重量値出力手段とを備えている。
上述したフォースバランス秤では、秤量台に例えば錠剤やカプセルなどの被計量物が載置されると、単結晶シリコン材料にて形成されたレバーが撓み、レバーに変位量が生じるが、この変位量を打ち消す方向に可動棒が付勢されており、変位量がゼロになった時点における付勢力を検出することにより、被計量物の重量値を割り出すことができる。
特開2002−174545号公報
しかしながら、上述した従来(上記特許文献1)の秤には、付勢機構の構造が複雑なことから、秤全体を小型化することが難しいという欠点があった。また、保持機構がアルミなどの軽量金属材料により形成されており、その加工精度に限界があることも、これ以上の小型化を厳しいものにしていた。さらに、複雑構造の付勢機構からは一定のバネ性能を確保することが困難であった。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、秤全体はもとより、バネ部の高精度加工を可能とし、そのバネ性能を一定に確保するとともに、製造容易となり、更に小型化を実現させる秤及びこの秤の製造方法を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明による請求項1記載の秤は、固定部7と、前記固定部7に対向して設けられた可動部12と、前記固定部7と前記可動部12の間に設けられ、被計量物の荷重を受けて前記可動部12を上下に移動させるロバーバル部16と、からなるロバーバル機構2を備え、前記ロバーバル機構2の変位量に基づいて前記被計量物の荷重を検出し、該被計量物の質量を測定する秤1において、
前記ロバーバル機構2が、
前記固定部7となるように固定された一端縁部6aと、前記一端縁部6aと対向する他端縁部6bと、前記一端縁部6aと前記他端縁部6bの間を連結する二つの端縁部6c,6cと、から形成されたフレーム6と、
前記他端縁部6bの内縁から前記一端縁部6aの内縁に向けて延出し、その先端が前記可動部12となるように自由端とされた中間部10と、を有し、
前記ロバーバル部16を構成するために、前記二つの端縁部6c,6cのそれぞれの前記一端縁部6a側と前記他端縁部6b側の所定位置が薄厚加工されてなるバネ部11が形成された第一の基板3aと、
前記第一の基板3aと対面して配置され、前記固定部7となるように固定された一端縁部6aと、前記一端縁部6aと対向する他端縁部6cと、前記一端縁部6aと前記他端縁部6bの間を連結する二つの端縁部6c,6cと、から形成されたフレーム6を有し、
前記ロバーバル部16を構成するために、前記二つの端縁部6c,6cのそれぞれの前記一端縁部6a側と前記他端縁部6b側の所定位置が薄厚加工されてなるバネ部11が形成された第二の基板3bと、
前記第一の基板3aと前記第二の基板3bの間に設けられ、前記第一及び第二の基板3a,3bの前記一端縁部6a,6aの間及び前記他端縁部6b,6bの間をそれぞれ連結させた二つのスペーサ5,5と、
から構成されたことを特徴としている。
請求項2記載の秤は、前記第一及び第二の基板3a,3bにはシリコン層4aとシリコン層4aの間に二酸化シリコン層4bを有するSOI基板を用いたことを特徴としている。
請求項3記載の秤は、前記スペーサ5がガラスからなり、前記第一及び第二の基板3a,3bと前記スペーサ5が陽極接合により接合されたことを特徴としている。
請求項4記載の秤の製造方法は、上記請求項2又は3記載の秤の製造方法において、
前記第一の基板3aの一方の面に所定形状を得るためのマスクM1 を施し、該面の前記シリコン層4aを除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクM1 を除去する工程と、
前記第一の基板3aの他方の面に所定形状を得るためのマスクM2 を施し、該面の前記シリコン層4aを除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクM2 を除去する工程と、
前記第一の基板3aの一方及び他方の面にて露出している前記二酸化シリコン層4bを除去する工程と、
前記第二の基板3bの一方の面に所定形状を得るためのマスクM3 を施し、該面の前記シリコン層4aを除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクM3 を除去する工程と、
前記第二の基板3bの他方の面に所定形状を得るためのマスクM4 を施し、該面の前記シリコン層4aを除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクM4 を除去する工程と、
前記第二の基板3bの一方及び他方の面にて露出している前記二酸化シリコン層4bを除去する工程と、
前記第一の基板3aの一方の面と前記スペーサ5を接合する工程と、
前記第二の基板3bの一方又は他方のいずれかの面と前記スペーサ5を接合する工程と、
を備えたことを特徴としている。
本発明の秤によれば、第一の基板と第二の基板及びこれらの基板の間に設けられたスペーサという少ない部材からロバーバル機構が構成されているため、秤の構造が簡素になり、秤の小型化を実現することができる。また、基板を薄厚に加工することでバネ部が形成されるため、ロバーバル機構を構成するうえで特に重要な部分となるバネ部を容易に且つ高精度に形成することができ、これにより、バネ性能を一定に確保することが可能となる。
また、第一及び第二の基板にはSOI基板を用いていることにより、二酸化シリコン層を犠牲層として用いて、エッチング加工による基板の高精度加工が可能となる。これにより、1μm程度の加工精度を得ることができる。なお、従来のように、アルミなどの軽量金属材料を用いている秤(例えば上記特許文献1に開示される秤)は、100μm程度の加工精度であった。
さらに、第一及び第二の基板とスペーサが陽極接合により接合されていることにより、ロバーバル機構のような立体構造を短時間で容易に得られるようになる。これにより、製造容易となる。
本発明の秤の製造方法によれば、第一及び第二の基板は、それぞれの二酸化シリコン層を犠牲層として用いているため、クリアランスを容易に形成することができるようになり、各基板を所定形状に短時間で容易に加工することができるとともに、高精度加工が可能となる。
本発明による秤の第一の実施の形態を示す平面図である。 図1におけるA−A端面図である。 図1におけるB−B端面図である。 第一の実施の形態における可動片の動作を示す説明図である。 第一の実施の形態の回路構成を示す図である。 本発明による秤の第二の実施の形態を示す平面図である。 図6におけるC−C端面図である。 図6におけるD−D端面図である。 第二の実施の形態における可動片の動作を示す説明図である。 (a)〜(h)各実施の形態の製造方法において、第一の基板の製造方法を示す工程図である。 (a)〜(h)各実施の形態の製造方法において、第二の基板の製造方法を示す工程図である。 (a)〜(d)各実施の形態の製造方法において、スペーサの製造方法を示す工程図である。 (a)〜(b)各実施の形態の製造方法において、第一及び第二の基板とスペーサを接合するときの製造方法を示す工程図である。 各実施の形態が同一のシリコンウエハに形成されている状態(ダイシング工程を行う前の状態)を示す図である。
以下、本発明の各実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
本発明による秤は、ロバーバル機構を用いて被計量物の質量を測定する秤であり、主に薬品などの微小物品を測定対象としている。
「第一の実施の形態」
まず、図1〜5を参照して本発明の第一の実施の形態を説明する。
図1に示すように、この実施の形態(秤1)は、ロバーバル機構2と、被計量物の荷重を検出するための検出部とを備えている。ロバーバル機構2は、固定部7と、可動部12と、ロバーバル部16とから構成されている。また、図2,3に示すように、ロバーバル機構2は、上下に配置され、その間にスペーサ5を介して立体構造となるように連結された第一の基板(上基板)3a及び第二の基板(下基板)3bにより構成されている。
図2に示すように、上下の基板3a,3bには半導体層であるシリコン(Si)層4aとシリコン層4aの間に絶縁体層である二酸化シリコン(SiO2 )層4bを有するSOI基板(Siricon on Insulator)を用いている。シリコン層4aはその厚さが精密にコントロールされており、用途に応じて最適な厚さのものを適宜選択することができる。また、スペーサ5にはガラスを用いている。これらの上下の基板3a,3bのシリコン層4aとスペーサ5とは陽極接合により接合されている。
図1に示すように、第一の基板である上基板3aは、固定部7となるように固定壁8に固定される一端縁部6aと、一端縁部6aと対向して配置され、被計量物が載置される載置部9となる他端縁部6bと、一端縁部6aと他端縁部6bのそれぞれの両端部の間を連結するとともに、一端縁部6a及び他端縁部6bと直交する二つの端縁部6c,6cとから形成された矩形枠状のフレーム6を有している。また、上基板3aは、フレーム6の内部空間の略中央に配置されるとともに、他端縁部6bの内縁から一端縁部6aの内縁に向けて延出し、その先端が後述する可動部となるように自由端とされた中間部10を有している。
フレーム6の二つの端縁部6c,6cには、一端縁部6a側と他端縁部6b側の所定位置のシリコン層4aが薄厚に加工されてなるバネ部11が形成されている。
上基板3aにおける中間部10の先端(自由端)は前述した可動部12となる。可動部12は固定部7に対向して設けられている。また、この実施の形態(秤1)では、可動部12の先端には複数の可動片13が設けられている。可動片13は、可動部12の先端から固定部7に向けて突出している。なお、図1は説明のために簡略化しており、可動片13を三つだけ記載しているが、実際には数十〜百以上を一組として、一又は複数組の可動片13が設けられている。各可動片13は、二酸化シリコン層4bを介することにより、それぞれが電気的に分離されている。各可動片13は、この実施の形態(秤1)における検出部の一方を構成するものである。
この実施の形態(秤1)の検出部の他方を構成する電極部14は、フレーム6の固定部7となる一端縁部6aに設けられている。電極部14には、可動部12に向けて突出する複数の櫛歯片15を有する櫛歯電極を用いている。櫛歯片15は、可動部12の可動片13の両側面のそれぞれに対向する内側面を有し、図1に示すように、二つの櫛歯片15,15の間に一つの可動片13を挟むように配設されている。また、電極部14は、可動片13の数量に応じて複数の部分14a,14bに分離されている。この実施の形態(秤1)では、上述したように、数十〜百以上を一組として可動片13が設けられているため、電極部14はこれと同様に数十〜百以上を一組とする複数の部分に分離されている。電極部14の各部分14a,14bは、可動片13と同様に二酸化シリコン層4bを介して電気的に分離されている。
また、第二の基板である下基板3bは、上述した第一の基板である上基板3aと同様に、固定部7となるように固定壁8に固定される一端縁部6aと、一端縁部6aと対向して配置され、被計量物が載置される載置部9となる他端縁部6bと、一端縁部6aと他端縁部6bのそれぞれの両端部の間を連結するとともに、一端縁部6a及び他端縁部6bと直交する二つの端縁部6c,6cとから形成された矩形枠状のフレーム6を有している。
下基板3bにおいても、フレーム6の二つの端縁部6c,6cには、一端縁部6a側と他端縁部6b側の所定位置のシリコン層4aが薄厚に加工されてなるバネ部11が形成されている。
上下の基板3a,3bを一体的に連結させるスペーサ5は矩形ブロック状に形成されている。また、スペーサ5は二つあり、そのうちの一方が一端縁部6a同士を連結させ、他方が他端縁部6b同士を連結させている。
図2,3に示すように、上下の基板3a,3bのそれぞれの一端縁部6a(固定部7)と他端縁部6b(載置部9)がスペーサ5,5によって連結されることにより、固定部7と可動部12の間にある各端縁部6cと、各端縁部6cに形成されているバネ部11と、上基板3aにおいて、その先端が可動部12となる中間部10とによりロバーバル部16が形成されている。
この実施の形態(秤1)は、電極部14の各部分14a,14bをそれぞれ異なる機構(センサ及びアクチュエータとしての機能)に供してフォースバランスを構成するフォースバランス秤である。図1に示すように、電極部14の各部分14a,14bは、一方の部分14aがセンサとして機能し、他方の部分14bが櫛歯片15に対して変位した可動片13を静電力の作用を駆動源として平衡状態に復帰させるアクチュエータとして機能する。
図1〜5を参照して載置部9が被計量物の荷重を受けたときの秤1(ロバーバル機構2)の動作を各箇所ごとに説明する。図2に示すように、図1におけるA−A線箇所では、載置部9にて被計量物の荷重を受けると、載置部9が下方に移動する。このとき、ロバーバル部16は、固定部7が固定されたまま、載置部9が各バネ部11を支点として固定部7に対して平行移動する。
また、図3に示すように、図1におけるB−B線箇所では、載置部9が被計量物の荷重を受けると、載置部9は下方に移動するとともに、固定部7から切り離されている中間部10の先端、つまり、可動部12が下方に平行移動する。このとき、可動部12の可動片13は、その側面が固定部7に設けられている電極部14の櫛歯片15の内側面に対して平行移動する。
図4に示すように、この実施の形態(秤1)では、電極部14の各部分14a,14bの櫛歯片15に対して可動部12の可動片13が変位すると、センサとして機能する部分14aにおいては、対向面積S1 が変化し、対向する面の間の静電容量が変化する。また、アクチュエータとして機能する部分14bにおいては、静電力の作用を駆動源として、変位した可動片13を平衡状態に復帰させるように動作する。
図5に示すように、この実施の形態(秤1)は、容量センサ(C/Vコンバータ)21の一方の入力側が電極部14のセンサとして機能する部分14aに接続され、他方の入力側が基板3a(又は3b)と共に接地されており、電極部14のアクチュエータとして機能する部分14bと接地の間に電圧制御部22を備えた回路構成となっている。図5の回路構成とすることにより、C/Vコンバータ21が電極部14の部分14aにおける静電容量の変化を電圧値に変換し、電圧制御部22がC/Vコンバータ21から出力された電圧値が所定の値となるように(この場合は、静電容量の変化が0となるように)電極部14の部分14bに印加する電圧を制御し、部分14bへと出力する。これと同時に、電圧制御部22から出力された印加電圧が部分14bと電圧制御部22との間に接続されている増幅器23を通じて図示しない制御部に出力され、制御部にてテーブルデータと比較し、被計量物の質量を測定する。
「第二の実施の形態」
次に、図6〜9を参照して本発明の第二の実施の形態を説明する。
なお、この実施の形態において、上述した第一の実施の形態と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6,7に示すように、この実施の形態(秤31)は、ロバーバル機構32と、被計量物の荷重を検出するための検出部とを備えている。ロバーバル機構32は、固定部7と、可動部12と、ロバーバル部38とから構成されている。ロバーバル機構32は、上下に配置され、その間にスペーサ5を介して立体構造となるように連結された第一の基板(上基板)33a及び第二の基板(下基板)33bにより構成されている。
上下の基板33a,33bには、上述した第一の実施の形態同様、SOI基板を用いている。上基板33aは、一端縁部6aと、他端縁部6bと、二つの端縁部6c,6cとから形成された矩形枠状のフレームを有している。また、上基板33aは、フレーム6の内部空間の略中央に配置されるとともに、他端縁部6bの内縁から一端縁部6aの内縁に向けて延出し、その先端が可動部12となるように自由端とされた中間部34を有している。中間部34の基端は中間部の幅よりも小径幅に形成されており、ここには、シリコン層4aが薄厚に加工されてなるバネ部35が形成されている。さらに、上基板33aは、中間部34の両側部に、一端縁部6aから他端縁部6bに向けて延出し、その先端が自由端とされたガイド部36,36を有している。各ガイド部36,36と中間部34との間はそれぞれ捩じりバネ部37により連結されている。捩じりバネ部37は、バネ部11及びバネ部35と同様に、シリコン層4aが薄厚に加工されてなるバネ部であるが、その付勢する向きが他のバネ部11,35が面方向であるのに対して、捩じれ方向に付勢している。
下基板33bにおいても、フレーム6の二つの端縁部6c,6cには、一端縁部6a側と他端縁部6b側の所定位置のシリコン層4aが薄厚に加工されてなるバネ部11が形成されている。
図7,8に示すように、上下の基板33a,33bのそれぞれの一端縁部6a(固定部7)と他端縁部6b(載置部9)がスペーサ5,5によって連結されることにより、固定部7と可動部12の間にある各端縁部6cと、各端縁部6cに形成されているバネ部11と、上基板3aにおいて、その先端が可動部12となる中間部34と、中間部34の基端に形成されているバネ部35と、中間部34の両側部にある各ガイド部36,36と、各ガイド部36,36と中間部35の間にある捩じりバネ部37,37とによりロバーバル部38が形成されている。
図6〜9を参照して載置部9が被計量物の荷重を受けたときの秤31(ロバーバル機構32)の動作を各箇所ごとに説明する。図7に示すように、図2におけるC−C線箇所では、載置部9にて被計量物の荷重を受けると、載置部9が下方に移動する。このとき、ロバーバル部38は、固定部7が固定されたまま、載置部9が各バネ部11を支点として固定部7に対して平行移動する。
また、図8に示すように、図6におけるD−D線箇所では、載置部9が被計量物の荷重を受けると、載置部9は下方に移動するとともに、固定部7から切り離されている中間部34の先端、つまり、可動部12が捩じりバネ部37を介することにより上方に大きく平行移動する。このとき、可動部12の可動片13は、その側面が固定部7に設けられている電極部14の櫛歯片15の内側面に対して平行移動する。
図9に示すように、この実施の形態(秤31)においても、上述した第一の実施の形態と同様に、電極部14の各部分14a,14bの櫛歯片15に対して可動部12の可動片13が変位すると、センサとして機能する部分14aにおいては、対向面積S2 が変化し、対向する面の間の静電容量が変化する。また、アクチュエータとして機能する部分14bにおいては、静電力の作用を駆動源として、変位した可動片13を平衡状態に復帰させるように動作する。
なお、この実施の形態(秤31)の回路構成については、図5を参照して説明した第一の実施の形態と同一の回路構成であるため、その説明を省略する。
上述した第一及び第二の実施の形態によれば、上下の基板3a,3b,33a,33b及びこれら上下の基板3a,3b,33a,33bの間に設けられたスペーサ5という少ない部材からロバーバル機構2,32が構成されているため、秤の構造が簡素になり、秤の小型化を実現することができる。また、基板3a,3b,33a,33bを薄厚に加工することでバネ部11、バネ部35及び捩じりバネ部37が形成されるため、ロバーバル機構を構成するうえで特に重要な部分となるバネ部を容易に且つ高精度に形成することができる。これにより、バネ性能を一定に確保することが可能となる。
また、上下の基板3a,3b,33a,33bにはSOI基板を用いていることにより、二酸化シリコン層4bを犠牲層として用いて、エッチング加工による基板の高精度加工が可能となる。
さらに、上下の基板3a,3b,33a,33bとスペーサ5が陽極接合により接合されていることにより、ロバーバル機構のような立体構造を短時間で容易に得られるようになる。これにより、製造容易となる。
なお、上述した第一及び第二の実施の形態では、電極部14の各部分14a,14bに分離させて、それぞれをセンサ又はアクチュエータとして機能させることによりフォースバランスを実現させているが、フォースバランス秤に限定する必要はなく、例えば、電極部14の各部分14a,14bをセンサとしての機能に供し、センサとして機能する各部分14a,14bをC/Vコンバータ31に接続する回路構成として秤として機能させることも可能である。この場合、この秤は、C/Vコンバータ31が電極部14の各部分14a,14bにおける静電容量の変化した値を電圧値に変換し、変換された電圧値を制御部にてテーブルデータと比較することにより、被計量物の質量を測定する。
ここから、図10〜13を参照して上述した第一及び第二の実施の形態の製造方法について説明する。なお、第一及び第二の実施の形態は、それぞれの第一の基板(上基板)3a,33aの形状が異なるだけで製造工程は共通しているため、以下、各実施の形態をまとめて説明する。
図10を参照して第一及び第二の実施の形態における第一の基板である上基板3a,33aの製造工程を説明する。なお、図10において、(a)〜(d)には上基板3a,33aの一方の面(以下、この面を裏面と称する)の製造工程、(e)〜(h)には上基板3a,33aの他方の面(以下、この面を表面と称する)の製造工程を示している。
まず、図10(a)に示すように、シリコン層4aとシリコン層4aの間に二酸化シリコン層4bを有する上述したSOI基板を用意する。次に、(b)に示すように、ICP−RIE装置(ドライエッチング装置)によるエッチング加工を施すために、上基板3a,33aの裏面に各実施の形態の上基板3a,33aの形状に適合する所定形状を得るためのマスクM1 をフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。次に、(c)に示すように、マスクM1 に覆われていないシリコン層4aをICP−RIE装置にてエッチングして、裏面のシリコン層4aに所定形状の凹部を形成する。次に、(d)に示すように、裏面に形成されたマスクM1 を除去する。なお、この工程において、バネ部11(第二の実施の形態においては、バネ部11、バネ部35、捩じりバネ部37)の箇所を形成するときには、エッチング加工により形成される凹部の大きさを変えることによってバネ部11、バネ部35、捩じりバネ部37の付勢力を調節することができる。
次に、図10(e)に示すように、上基板3a,33aの表面に各実施の形態の上基板3a,33aの形状に適合する所定形状を得るためのマスクM2 を形成する。次に、(f)に示すように、マスクM2 に覆われていないシリコン層4aをエッチングして、表面のシリコン層4aに所定形状の凹部を形成する。次に、(g)に示すように、表面に形成されたマスクM2 を除去する。そして最後に、(h)に示すように、上基板3a,33aの表面及び裏面に露出している二酸化シリコン層4bを犠牲層としてウェットエッチングにより除去する。これにより、上基板3a,33aが完成する。
図11を参照して第一及び第二の実施の形態における第二の基板である下基板3b,33bの製造工程を説明する。なお、図11において、(a)〜(d)には下基板3b,33bの一方の面(以下、この面を裏面と称する)の製造工程、(e)〜(h)には下基板3b,33bの他方の面(以下、この面を表面と称する)の製造工程を示している。
まず、図11(a)に示すように、シリコン層4aとシリコン層4aの間に二酸化シリコン層4bを有する上述したSOI基板を用意する。次に、(b)に示すように、ICP−RIE装置(ドライエッチング装置)によるエッチング加工を施すために、下基板3b,33bの裏面に各実施の形態の下基板3b,33bの形状に適合する所定形状を得るためのマスクM3 をフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。次に、(c)に示すように、マスクM3 に覆われていないシリコン層4aをICP−RIE装置にてエッチングして、裏面のシリコン層4aに所定形状の凹部を形成する。次に、(d)に示すように、裏面に形成されたマスクM3 を除去する。
次に、図11(e)に示すように、下基板3b,33bの表面に各実施の形態の下基板3b,33bの形状に適合する所定形状を得るためのマスクM4 を形成する。次に、(f)に示すように、マスクM4 に覆われていないシリコン層4aをエッチングして、表面のシリコン層4aに所定形状の凹部を形成する。次に、(g)に示すように、表面に形成されたマスクM4 を除去する。そして最後に、(h)に示すように、下基板3b,33bの表面及び裏面に露出している二酸化シリコン層4bを犠牲層としてウェットエッチングにより除去する。これにより、下基板3b,33bが完成する。
図12を参照して第一及び第二の実施の形態におけるスペーサ5の製造工程を説明する。なお、上述したように、スペーサ5はガラスからなるものである。
まず、図12(a)に示すように、スペーサ5の材料となるガラス基板5aを用意する。次に、(b)に示すように、ガラス基板5aのいずれかの面にスペーサ5の形状を得るための金属などからなるマスクM5 を形成する。次に、(c)に示すように、マスクM5 に覆われていない部分をサンドブラストにより除去する。そして、金属などのマスクM5 を除去すると、スペーサ5が完成する。
ここまで、上下の基板3a,33a,3b,33b及びスペーサ5の製造方法について上基板3a,33a、下基板3b,33b、スペーサ5の順に説明したが、これらは順不同であってよい。また、上基板3a,33a、下基板3b,33b、スペーサ5を同時に製造してもよい。
最後に、図13を参照して第一及び第二の実施の形態における上下の基板3a,33a,3b,33bとスペーサ5の接合するときの工程について説明する。
まず、図13(a)に示すように、各実施の形態の上基板3a,33aの一端縁部6aと他端縁部6bにそれぞれスペーサ5,5を配置して、上基板3a,33aとスペーサ5,5を接合する。このとき、これらの接合には、上述したように陽極接合を用いている。陽極接合では、まず、図示しない直流電源のマイナス端子をスペーサ5に接続するとともに、直流電源のプラス端子をシリコン層4aに接続する。次に、スペーサ5を例えば数百℃程度に加熱しつつ、スペーサ5とシリコン層4aとの間に直流電圧を例えば数百V程度印加する。スペーサ5を加熱することにより、スペーサ5(ガラス)内のアルカリ金属のプラスイオン(例えばナトリウムイオン(Na+ ))が移動しやすくなる。このアルカリ金属のプラスイオンがスペーサ5内を移動することにより、相対的にスペーサ5におけるシリコン層4aとの接合面がマイナスに帯電する一方、シリコン層4aにおけるスペーサ5との接合面がプラスに帯電する。この結果、シリコン(Si)と酸素(O)とが電子対を共有する共有結合により、スペーサ5とシリコン層4a、つまり、上基板3a,33aとは強固に接合されることとなる。
次に、図13(b)に示すように、各実施の形態の下基板3b,33bの一端縁部6aと他端縁部6bにそれぞれスペーサ5,5を配置して、下基板3b,33bとスペーサ5,5を接合する。この場合も、上述した上基板3a,33aとスペーサ5との接合と同様に、陽極接合により接合する。この結果、スペーサ5とシリコン層4a、つまり、下基板3b,33bとは強固に接合されることとなる。
なお、各実施の形態の上下の基板3a,33a,3b,33bとスペーサ5との接合は、陽極接合以外に、例えば接着剤により接合するようにしてもよい。
また、上述した各実施の形態の製造方法は秤1,31の一つに着目して説明しているが、実際の製造においては、図14に示すように、複数の秤1,31が同一シリコンウエハ50上に形成されるため、最終工程として、個々の秤1,31に分割するためのダイシング工程を実施する。
上述した製造方法によれば、第一及び第二の実施の形態における上下の基板3a,33a,3b,33bは、それぞれの二酸化シリコン層4bを犠牲層として用いているため、クリアランスを容易に形成することができるようになり、各基板3a,33a,3b,33bを所定形状に短時間で容易に加工することができるとともに、高精度加工が可能となる。
1…秤
2…ロバーバル機構
3a…第一の基板(上基板)
3b…第二の基板(下基板)
4a…シリコン層
4b…二酸化シリコン層
5…スペーサ
6a…一端縁部
6b…他端縁部
7…固定部
10…中間部
11…バネ部
12…可動部
16…ロバーバル部
1 ,M2 ,M3 ,M4 …マスク

Claims (4)

  1. 固定部(7)と、前記固定部に対向して設けられた可動部(12)と、前記固定部と前記可動部の間に設けられ、被計量物の荷重を受けて前記可動部を上下に移動させるロバーバル部(16)と、からなるロバーバル機構(2)を備え、前記ロバーバル機構の変位量に基づいて前記被計量物の荷重を検出し、該被計量物の質量を測定する秤(1)において、
    前記ロバーバル機構が、
    前記固定部となるように固定された一端縁部(6a)と、前記一端縁部と対向する他端縁部(6b)と、前記一端縁部と前記他端縁部の間を連結する二つの端縁部(6c,6c)と、から形成されたフレーム(6)と、
    前記他端縁部の内縁から前記一端縁部の内縁に向けて延出し、その先端が前記可動部となるように自由端とされた中間部(10)と、を有し、
    前記ロバーバル部を構成するために、前記二つの端縁部のそれぞれの前記一端縁部側と前記他端縁部側の所定位置が薄厚加工されてなるバネ部(11)が形成された第一の基板(3a)と、
    前記第一の基板と対面して配置され、前記固定部となるように固定された一端縁部(6a)と、前記一端縁部と対向する他端縁部(6b)と、前記一端縁部と前記他端縁部の間を連結する二つの端縁部(6c,6c)と、から形成されたフレーム(6)を有し、
    前記ロバーバル部を構成するために、前記二つの端縁部のそれぞれの前記一端縁部側と前記他端縁部側の所定位置が薄厚加工されてなるバネ部(11)が形成された第二の基板(3b)と、
    前記第一の基板と前記第二の基板の間に設けられ、前記第一及び第二の基板の前記一端縁部の間及び前記他端縁部の間をそれぞれ連結させた二つのスペーサ(5,5)と、
    から構成されたことを特徴とする秤。
  2. 前記第一及び第二の基板(3a,3b)にはシリコン層(4a)とシリコン層(4a)の間に二酸化シリコン層(4b)を有するSOI基板を用いたことを特徴とする請求項1記載の秤。
  3. 前記スペーサ(5)がガラスからなり、前記第一及び第二の基板(3a,3b)と前記スペーサが陽極接合により接合されたことを特徴とする請求項1又は2記載の秤。
  4. 請求項2又は3記載の秤の製造方法において、
    前記第一の基板(3a)の一方の面に所定形状を得るためのマスク(M1 )を施し、該面の前記シリコン層(4a)を除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクを除去する工程と、
    前記第一の基板の他方の面に所定形状を得るためのマスク(M2 )を施し、該面の前記シリコン層を除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクを除去する工程と、
    前記第一の基板の一方及び他方の面にて露出している前記二酸化シリコン層(4b)を除去する工程と、
    前記第二の基板(3b)の一方の面に所定形状を得るためのマスク(M3 )を施し、該面の前記シリコン層(4a)を除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクを除去する工程と、
    前記第二の基板の他方の面に所定形状を得るためのマスク(M4 )を施し、該面の前記シリコン層を除去して所定形状の凹部を形成した後、前記マスクを除去する工程と、
    前記第二の基板の一方及び他方の面にて露出している前記二酸化シリコン層(4b)を除去する工程と、
    前記第一の基板の一方の面と前記スペーサ(5)を接合する工程と、
    前記第二の基板の一方又は他方のいずれかの面と前記スペーサを接合する工程と、
    を備えたことを特徴とする秤の製造方法。
JP2010004095A 2010-01-12 2010-01-12 秤及び該秤の製造方法 Active JP5364599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004095A JP5364599B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 秤及び該秤の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004095A JP5364599B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 秤及び該秤の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011145100A true JP2011145100A (ja) 2011-07-28
JP5364599B2 JP5364599B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=44460098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010004095A Active JP5364599B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 秤及び該秤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5364599B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122437A (ja) * 1981-12-01 1983-07-21 ビツエルバ・ベタイリグングス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 力量測定装置
JPS6370133A (ja) * 1986-09-11 1988-03-30 Tanita:Kk 重量センサ−
JPH0357934A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Orientetsuku:Kk 複合並行ビーム型ロードセル
JPH10256571A (ja) * 1997-03-17 1998-09-25 Mitsubishi Materials Corp 半導体慣性センサの製造方法
JP2002174545A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Anritsu Corp フォースバランス秤
JP2004151047A (ja) * 2002-11-01 2004-05-27 A & D Co Ltd 組立型ロバーバル機構

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122437A (ja) * 1981-12-01 1983-07-21 ビツエルバ・ベタイリグングス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 力量測定装置
JPS6370133A (ja) * 1986-09-11 1988-03-30 Tanita:Kk 重量センサ−
JPH0357934A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Orientetsuku:Kk 複合並行ビーム型ロードセル
JPH10256571A (ja) * 1997-03-17 1998-09-25 Mitsubishi Materials Corp 半導体慣性センサの製造方法
JP2002174545A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Anritsu Corp フォースバランス秤
JP2004151047A (ja) * 2002-11-01 2004-05-27 A & D Co Ltd 組立型ロバーバル機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP5364599B2 (ja) 2013-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10866258B2 (en) In-plane translational vibrating beam accelerometer with mechanical isolation and 4-fold symmetry
CN102589762B (zh) 一种梁膜单岛结构微压高过载传感器芯片
US20080034867A1 (en) Multi-range three-axis acceleration sensor device
JP5700652B2 (ja) 静電容量型加速度センサ
TW201814261A (zh) 感測器晶片、應變體以及力量感測器裝置
CN102636298A (zh) 一种梁膜四岛结构微压高过载传感器芯片
WO2003087719A1 (fr) Capteur d'inclinaison, procede de fabrication de ce capteur d'inclinaison et procede permettant de mesurer l'inclinaison
WO2018066557A1 (ja) センサチップ、起歪体、力覚センサ装置
CN103235155A (zh) 一种具有全桥微梁结构的压阻式加速度传感器
US7104128B2 (en) Multiaxial micromachined differential accelerometer
US9903884B2 (en) Parallel plate capacitor and acceleration sensor comprising same
JP6258977B2 (ja) センサおよびその製造方法
US10899603B2 (en) Micromechanical z-inertial sensor
JP5364599B2 (ja) 秤及び該秤の製造方法
CN106895777B (zh) 基于量程拓展的谐振式应变结构、应变传感器及制备方法
Hata et al. An SOI tactile sensor with a quad seesaw electrode for 3-axis complete differential detection
CN103033647A (zh) 闭环控制式加速度计
RU2692122C1 (ru) Твердотельный датчик линейных ускорений
JP5595721B2 (ja)
JP2007171040A (ja) 物理量センサ
Zheng et al. Ultra-small micro pressure sensor chip design and fabrication featuring high-sensitivity and good-linearity
JP2007171057A (ja) 加速度センサ
RU2639610C1 (ru) Интегральный датчик ускорения
TWI291027B (en) Acceleration sensor
JP2009270944A (ja) 静電容量型加速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5364599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250