JP2011143832A - 着座検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗員が前後左右にずれて座った場合において、乗員の着座状態を正しく検知する着座検知装置を提供する。
【解決手段】
メンブレンスイッチ4によって検知する着座検知装置2において、メンブレンスイッチは、複数の接点6が直線状に配列され、少なくとも3つの接点のうち隣り合う2個の接点が、シートクッション1に着座した乗員の荷重によって同時にオンされたときに着座検出信号を出力する棒状メンブレンスイッチとし、メンブレンスイッチはシートクッションの前後方向の中心線に対して左右の一方側のみに傾斜配置され、かつ乗員がシートクッションに着座したとき荷重が作用する着座荷重領域が、シートクション後方略中央の正規位置から前後左右方向に最もずれた4個の着座荷重領域の間のいずれに位置する状態においても、隣り合う2個の接点が少なくとも1組前記着座荷重領域に入るように配置されている。
【選択図】 図7
【解決手段】
メンブレンスイッチ4によって検知する着座検知装置2において、メンブレンスイッチは、複数の接点6が直線状に配列され、少なくとも3つの接点のうち隣り合う2個の接点が、シートクッション1に着座した乗員の荷重によって同時にオンされたときに着座検出信号を出力する棒状メンブレンスイッチとし、メンブレンスイッチはシートクッションの前後方向の中心線に対して左右の一方側のみに傾斜配置され、かつ乗員がシートクッションに着座したとき荷重が作用する着座荷重領域が、シートクション後方略中央の正規位置から前後左右方向に最もずれた4個の着座荷重領域の間のいずれに位置する状態においても、隣り合う2個の接点が少なくとも1組前記着座荷重領域に入るように配置されている。
【選択図】 図7
Description
本発明は、車両のシートに設置して乗員の着座状態を検知する装置に関する。
従来、自動車に装備されたシートベルトやエアバッグ等の各種安全装置の性能を向上させるため、シートに乗員が着座している状態を検知してこれらの安全装置をコントロールする場合がある。しかし、シートには人が着座する以外に荷物が置かれることもあり、人を荷物と区別して正しく判定することは、安全装置を正しく作動させるために極めて重要である。
このような乗員の着座状態を検知するのに適するものとして、薄くて可撓性があるメンブレンスイッチが考えられ、そのようなメンブレンスイッチを使用した着座センサが特許文献1に開示されている。この着座センサは、直線状に形成された第一フィルムと、第一フィルムと同形状に形成され、第一フィルムに対向して配置される第二フィルムと、第一フィルムと第二フィルムとの間に対向して且つ離隔して配置され、荷重を受けた場合に当接して導通する2つのセンサセルのセンサ電極と、第一フィルムと第二フィルムとの間に配置され、センサ電極に導通する導通部における導通部における導通電極と、第一フィルムおよび第二フィルムの端部に結合され、導通電極を介してセンサ電極に導通されるコネクタとが記載されている。そして、この着座センサを車両前後方向および車両左右方向に対して斜めの方向を向くように座面に配置し、乗員が正しい姿勢で着座した場合に、乗員の臀部に当たる部分に二つのセンサセル(接点)が配置されることが記載されている。
しかし、着座荷重による座圧がシートクッションに作用する範囲は、乗員の姿勢により範囲が異なる傾向がある。ところが特許文献1では、座面に着座センサを搭載する場合において、センサセル(接点)の個数を2個とする例は記載されているものの、必要なセンサセルの個数、センサセルが乗員の着座を検知する条件、センサセル間のピッチ、センサセルの配置を明確にしていないため、乗員の姿勢によっては乗員を正しく検出することができないおそれがある。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、乗員が前後左右にずれて座った場合において、乗員の着座状態を正しく検知する着座検知装置を提供するものである。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、複数の接点が配列されたメンブレンスイッチがシートクッションに設けられ、該シートクッションに着座した乗員の荷重によって前記接点がオンすることによって着座を検知する着座検知装置において、前記メンブレンスイッチは、複数の接点が直線状に配列され、少なくとも3つの接点のうち隣り合う2個の接点が、前記シートクッションに着座した乗員の荷重によって同時にオンされたときに着座検出信号を出力する一本の棒状メンブレンスイッチとし、前記メンブレンスイッチは前記シートクッションの前後方向の中心線に対して7度〜16.5度の範囲で左右の一方側のみに傾斜配置され、かつ乗員が前記シートクッションに着座したとき荷重が作用する着座荷重領域が、前記シートクション後方略中央の正規位置から前後左右方向に最もずれた4個の着座荷重領域の間のいずれに位置する状態においても、前記隣り合う2個の接点が少なくとも1組前記着座荷重領域に入るように配置されていることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記メンブレンスイッチは、前記隣り合う接点の間隔が30mm〜50mmの範囲に設定されていることである。
請求項1に係る発明によると、乗員の着座状態を検知するメンブレンスイッチは、複数の接点が直線状に配列され、少なくとも3つの接点のうち隣り合う2個の接点が、前記シートクッションに着座した乗員の荷重によって同時にオンされたときに着座検出信号を出力する。そのため、荷物を置いたときのように狭い範囲だけにかかる荷重によってメンブレンスイッチの接点の1つがオンとなっても、着座検出信号が出力されないので、誤検知を防止することができる。そして、正規位置から前後左右方向に最もずれた4個の着座荷重領域の間のいずれに位置する状態においても、少なくとも3つの接点のうち隣り合う2個の接点の組が、着座荷重領域内に含まれて配置されるので、乗員がシートクッション上で着座状態にあることを確実に検知することができる。また、メンブレンスイッチをシートクッションの前後方向の中心線の一方側にのみ配設するので、組立生産における接点等のセンサ部分の配置が容易であり、さらに、7度以上の傾斜配置とすることで、子供の股抜けを防止することができる。ここで、股抜けとは、人体のうち坐骨に挟まれた領域はシートクッションに着座荷重が作用しづらいため、股に対応する箇所の荷重をセンサにて検知できない現象をいう。また、子供の着座荷重が作用する領域はシートクッションの左右方向に狭いが、16.5度以下の傾斜配置とすることで、接点等のセンサ部分が子供の着座荷重が作用する領域から外れることを防止する。これらによって大人の着座のみならず、子供の着座をも検知することができる。そして、メンブレンスイッチを棒状という簡単な構成とすることで、安価な着座検知装置とすることができ、生産コストの低減を図ることができる。
請求項2に係る発明によると、乗員の着座状態を検知するメンブレンスイッチは、複数の接点が直線状に配列され、隣り合った2個の接点の間隔を30mm以上とすることで、荷物を置いたときのように狭い範囲だけにかかる荷重によって、隣り合った2つの接点が同時にオンすることを防止することができる。また、子供の着座荷重が作用する領域はシートクッションの前後方向に狭いが、隣り合った2個の接点の間隔を50mm以下とすることで、接点等のセンサ部分が子供の着座荷重が作用する領域から外れることを防止する。これらによって、荷物による誤検知を防止するとともに、大人の着座のみならず子供の着座をも検知することができる。
以下、本発明に係る着座検知装置を車両用シートに実施した実施形態について図面を参照して説明する。図1には独座用の車両用シートのシートクッション1の座面を示す平面図が描かれている。図1における上方をシートクッション1の前方、同下方をシートクッション1の後方、同右方をシートクッション1の右方、同左方をシートクッション1の左方として示す。シートクッション1座面の後方中央部には、シートクッション1座面上に乗員が偏りなく正規位置に座った場合の着座荷重領域が正規着座荷重領域SAとしてバタフライ状の外形線で示されている。正規着座荷重領域SAの中央部には、正規着座荷重領域SAから左右に最もずれて着座した場合においても着座荷重により常に圧力を受けうる領域が中央着座荷重領域CAとして示されている。また、乗員が正規着座荷重領域SAから前方及び左に最もずれて着座した位置における着座荷重領域が前方左着座荷重領域FLAとして外形線で示され、乗員が正規着座荷重領域SAから前方及び右に最もずれて着座した位置における着座荷重領域が前方右着座荷重領域FRAとして外形線で示されている。そして、前方左着座荷重領域FLA及び前方右着座荷重領域FRAの間において着座荷重により常に圧力を受けうる領域が前方着座荷重領域FAとして設定されている。また、乗員が正規着座荷重領域SAから後方及び左に最もずれて着座した位置における着座荷重領域が後方左着座荷重領域BLAとして外形線で示され、乗員が正規着座荷重領域SAから後方及び右に最もずれて着座した位置における着座荷重領域が後方右着座荷重領域BRAとして外形線で示されている。そして、後方左着座荷重領域BLA及び後方右着座荷重領域BRAの間において着座荷重により常に圧力を受けうる領域が後方着座荷重領域BAとして設定されている。
着座荷重を検知する着座荷重検知装置2は、図2に示すように、メンブレンスイッチ4が使用される。このメンブレンスイッチ4は、一本の棒状に形成され、先端部から間隔をおいて接点A〜接点Dよりなる4個の接点6が直線状に設けられている。メンブレンスイッチ4の基端部にはコネクタ8が設けられ、コネクタ8は乗員の着座状態を判断する図略のECU(Electronic Control Unit)に連結される。隣り合う接点6は相互の間隔Pが、例えば40mmに設定されている。
メンブレンスイッチ4は、対となった上部フィルム10と下部フィルム12とを絶縁スペーサ20を介して重合することにより構成される。上部フィルム10及び下部フィルム12は、例えばポリエチレンテレフタレート製の薄肉状のフィルムで、後述する接点及び導通部の外形をなしている。絶縁スペーサ20は、例えばPET製で、上部フィルム10及び下部フィルム12の形状に略沿う外形をなし、接点6に対応する位置には円形の開口部が設けられている。各接点6において、図3に示すように、上部フィルム10に配された円形状の上部電極14と、下部フィルム12に配された円形状の下部電極16とが、開口部を挟んで同心上に対向するように設けられている。接点部6において厚み方向の荷重が加わると、上部電極14と下部電極16とが接触してオンされ、この接触によって流れる電流を検知することができる。上部フィルム10において、接点A及び接点Cにおける上部電極14は、図4に示すように、導通部18によってコネクタ8の一方の電極に接続され、接点B及び接点Dにおける上部電極14は、導通部18によってコネクタ8の他方の電極に接続されている。下部フィルム12においては、図5に示すように、接点A〜接点Dにおける下部電極16が導通部18によって接続されている。そのため、このメンブレンスイッチ4の回路構成では、図6に示すように、隣り合う接点A及び接点B、隣り合う接点B及び接点C、隣り合う接点C及び接点Dのいずれかにおいて同時にオンされたときに回路に電流が流れて着座検出信号を出力するようになっている。なお、この回路では両端の接点A及び接点Dが同時にオンされたときにも回路に電流が流れて着座検出信号を出力する。これは、例えば子供がシートクッション1に尻を付きながら、膝を立てた足を両腕で抱えるいわゆる体操座りの姿勢で着座した状態を検知することができる。
シートクッション1の後方中央部には不感帯領域NGAが車両の前後方向に、例えば20mmの幅で設けられている。この不感帯領域NGAは、乗員が着座する可能性が高い正規着座荷重領域SAの中央部に延在している。この不感帯領域NGAは、いわゆる股抜けを生じる可能性の高い領域であり、この不感帯領域NGAにメンブレンスイッチ4の接点6が配置されないように傾斜角度αを設定する。そのため、本実施形態では、例えば、図7に示すように、メンブレンスイッチ4は、シートクッション1の前後方向の中央線CLの右側に、同前後方向に対して、例えば15度の傾斜角度で傾斜配置する。この場合、接点A、接点B及び接点Cを前方着座荷重領域FAに配置し、接点B、接点C及び接点Dを後方着座荷重領域BAに配置する。このように15度に傾斜配置することにより、乗員が着座した場合における前述の股抜けを防止するとともに、シートクッションの左右方向に着座領域が狭い子供の着座状態を検知する。さらに、前方着座領域FAは、乗員が正規着座荷重領域(正規位置)SAから最も前方左側にずれた最前最左位置における前方左着座荷重領域FLAと、乗員が正規着座荷重領域SAから最も前方右側にずれた最前最右位置における前方右着座荷重領域FRAと、の間において常に着座荷重を受けうる領域なので、この前方着座領域FAに接点A、接点B及び接点Cを配置することで、正規着座荷重領域SAより前方に乗員がずれた位置に着座した状態の着座荷重を、接点A及び接点Bの組、または接点B及び接点Cの組のいずれかの組の2つの接点6が同時にオンとなることで、着座検出信号が出力される。同様に、後方着座領域BAは、乗員が正規着座荷重領域SAから最も後方左側にずれた最後最左位置における後方左着座荷重領域BLAと、乗員が正規着座荷重領域SAから最も後方右側にずれた最後最右位置における後方右着座荷重領域BRAと、の間において常に着座荷重を受けうる領域なので、この後方着座領域BAに接点B、接点C及び接点Dを配置することで、正規着座荷重領域SAより後方に乗員がずれた位置に着座した状態の着座荷重を、接点B及び接点Cの組、または接点C及び接点Dの組のいずれかの組の2つの接点6が同時にオンとなることで、着座検出信号が出力される。また、正規着座荷重領域SA及び正規着座荷重領域SAから最も左右にずれた着座荷重領域CLA,CRAにおいて常に着座荷重を受けうる領域(中央着座荷重領域CA)(図1参照)には、接点A、接点B、接点C及び接点Dが配置される。そのため、接点A及び接点Bの組、接点B及び接点Cの組、接点C及び接点Dの組のいずれかの組の2つの接点6が同時にオンされることで、着座検出信号が出力される。これにより正規着座荷重領域SAから最も後方左側にずれた最後最左位置における後方左着座荷重領域BLA、及び乗員が正規着座荷重領域SAから最も後方右側にずれた最後最右位置における後方右着座荷重領域BRAの間のいずれの着座位置においても、乗員が着座しているのに接点6がオンしない検知漏れ状態の発生を防止して乗員の着座状態を確実に検知することができる。
このように、上記のように構成された着座検知装置2では、乗員がシートクッショ1ンに着座したときに、接点A及び接点Bを同時にオンするか、接点B及び接点Cを同時にオンするか、接点C及び接点Dを同時にオンするか、接点A及び接点Dを同時にオンしたときにのみ回路に電流が流れ、この電流による着座検出信号によって、ECUがシートクッション1上に座っているのが人であると判断する。これによって、例えばエアバック装置の作動を可能にしたり、シートベルトが非装着である旨の警告を発したりする。
上記構成の着座検知装置2によると、乗員の着座状態を検知するメンブレンスイッチ4は、4つの接点A〜接点Dが直線状に配列され、4つの接点6のうち隣り合う2個の接点6が、シートクッション1に着座した乗員の荷重によって同時にオンされたときに着座検出信号を出力する。そのため、荷物を置いたときのように狭い範囲だけにかかる荷重によってメンブレンスイッチ4の接点6の1つがオンとなっても、着座検出信号が出力されないので、誤検知を防止することができる。そして、正規位置(正規着座荷重領域SA)から前後左右方向に最もずれた4個の着座荷重領域(FLA,FRA,BLA,BRA)の間のいずれに位置する状態においても、少なくとも隣り合う2個の接点6の組が、着座荷重領域内に含まれて配置されるので、乗員がシートクッション1上で着座状態にあることを確実に検知することができる。また、メンブレンスイッチ4をシートクッション1の前後方向の中心線の一方側にのみ配設するので、組立生産における接点6等のセンサ部分の配置が容易であり、さらに棒状という簡単な構成とすることで、安価な着座検知装置とすることができ、生産コストの低減を図ることができる。
また、メンブレンスイッチ4を15度の傾斜配置とすることで、子供の股抜けを防止することができる。また、子供の着座荷重が作用する領域はシートクッション1の左右方向に狭いが、15度の傾斜配置とすることで、接点6等のセンサ部分が子供の着座荷重が作用する領域から外れることを防止する。これらによって大人の着座のみならず、子供の着座をも検知することができる。
また、乗員の着座状態を検知するメンブレンスイッチ4は、4つの接点6が直線状に配列され、隣り合った2個の接点6の間隔を40mmとすることで、荷物を置いたときのように狭い範囲だけにかかる荷重によって、隣り合った2つの接点6が同時にオンすることを防止することができる。また、子供の着座荷重が作用する領域はシートクッション1の前後方向に狭いが、隣り合った2個の接点6の間隔を40mmとすることで、接点6等のセンサ部分が子供の着座荷重が作用する領域から外れることを防止する。これらによって、荷物による誤検知を防止するとともに、大人の着座のみならず子供の着座をも検知することができる。
なお、上記実施形態においては、前方着座荷重領域FA及び後方着座荷重領域BAを使用して、メンブレンスイッチ4の4つの接点A〜Dを配置するものとしたが、これに限定されない。例えば図8に示すように、接点6が3つのメンブレンスイッチ54を使用するものでも良い。
このメンブレンスイッチ54は、上部フィルム10において、接点A及び接点Cにおける上部電極14が、図9に示すように、導通部18によってコネクタ8の一方の電極に接続され、接点Bにおける上部電極14が、導通部18によってコネクタ8の他方の電極に接続されている。下部フィルム12においては、図10に示すように、接点A〜接点Cにおける下部電極16が導通部18によって接続されている。そのため、このメンブレンスイッチ4の回路構成では、図11に示すように、隣り合う接点A及び接点Bの組、隣り合う接点B及び接点Cの組のいずれかの組の接点6が同時にオンされたときに回路に電流が流れて着座検出信号を出力するようになっている。
このメンブレンスイッチ54を着座検知装置52として、シートクッション1に配置する場合、例えば、図12に示すように、接点A及び接点Bを前方着座荷重領域FAに配置し、接点B及び接点Cを後方着座荷重領域BAに配置する。この場合においては、前方着座荷重領域FAには接点Aと接点Bの組、後方着座荷重領域BAには接点Bと接点Cの組が配置されることとなる。この場合においても、乗員の着座状態を検知するメンブレンスイッチ54は、複数の接点6が直線状に配列され、3つ設けられた接点6のうち隣り合わせに配置された2個の接点6が、シートクッション1に着座した乗員の荷重によって同時にオンされたときに着座検出信号を出力するので、荷物を置いたときのように狭い範囲だけにかかる荷重によってメンブレンスイッチ54が着座検出信号を出力することを防止することができる。このように接点の少ない3つの接点6のメンブレンスイッチ54とすることで、コストダウンを図ることができる。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
1…シートクッション、2…着座検知装置、4…メンブレンスイッチ、6…接点、52…着座検知装置、54…メンブレンスイッチ、BA…後方着座荷重領域、BLA…4個の着座荷重領域(後方左着座荷重領域)、BRA…4個の着座荷重領域(後方右着座荷重領域)、FA…前方着座荷重領域、FLA…4個の着座荷重領域(前方左着座荷重領域)、FRA…4個の着座荷重領域(前方右着座荷重領域)、SA…正規着座荷重領域。
Claims (2)
- 複数の接点が配列されたメンブレンスイッチがシートクッションに設けられ、該シートクッションに着座した乗員の荷重によって前記接点がオンすることによって着座を検知する着座検知装置において、
前記メンブレンスイッチは、複数の接点が直線状に配列され、少なくとも3つの接点のうち隣り合う2個の接点が、前記シートクッションに着座した乗員の荷重によって同時にオンされたときに着座検出信号を出力する一本の棒状メンブレンスイッチとし、
前記メンブレンスイッチは前記シートクッションの前後方向の中心線に対して7度〜16.5度の範囲で左右の一方側のみに傾斜配置され、かつ乗員が前記シートクッションに着座したとき荷重が作用する着座荷重領域が、前記シートクション後方略中央の正規位置から前後左右方向に最もずれた4個の着座荷重領域の間のいずれに位置する状態においても、前記隣り合う2個の接点が少なくとも1組前記着座荷重領域に入るように配置されていることを特徴とする着座検知装置。 - 請求項1において、前記メンブレンスイッチは、前記隣り合う接点の間隔が30mm〜50mmの範囲に設定されていることを特徴とする着座検知装置。
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