JP2011143749A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突の際に乗員の左右の大腿部に作用する荷重に差が生じることを抑制することができるエアバッグ装置を得る。
【解決手段】助手席用エアバッグ装置10は、ガス供給を受けてインストルメントパネル16と左膝Klとの間で展開される左バッグ28Lと、ガス供給を受けてインストルメントパネル16と右膝Krとの間で展開される右バッグ28Rと、左バッグ28L及び右バッグ28Rにガスを供給するインフレータ22と、少なくとも左バッグ28L及び右バッグ28Rが両膝Kを拘束する際に、車幅方向内側に位置する左バッグ28Lの内圧が外側に位置する右バッグ28Rの内圧よりも低くなるようにするためのベントホール46と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員の膝を保護するための膝保護用バッグを備えたエアバッグ装置に関する。
膝保護用のエアバッグの前後方向の展開厚さを規制するためのテザーの前後幅を、インストルメントパネルの湾曲形状に対応して車幅方向外側で内側よりも幅広とし、このエアバッグ後端が乗員に対し平行に対向するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、膝保護用のエアバッグ内を左右のチャンバに2分割する隔壁に、左右のチャンバ間のガス流通を規制するためのダクトを設け、斜め衝突の際に左右の膝でエアバッグによる拘束荷重が偏ることを抑制するようにした技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−343180号公報 特開2008−120106号公報
ところで、車両の前面衝突の際に乗員の大腿部には、エアバッグによる拘束に伴う荷重のほかに、前面衝突に伴って後退するフロアからの荷重も作用する。
本発明は、車両衝突の際に乗員の左右の大腿部に作用する荷重に差が生じることを抑制することができるエアバッグ装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係るエアバッグ装置は、ガス供給を受けてインストルメントパネルに対する車室側で膨張、展開されることで、車両乗員の車幅方向内側に位置する膝を車両前後方向の前側から拘束する内側膨張部と、ガス供給を受けてインストルメントパネルに対する車室側で膨張、展開されることで、車両乗員の車幅方向外側に位置する膝を車両前後方向の前側から拘束する外側膨張部と、前記内側膨張部及び外側膨張部にガスを供給するガス供給手段と、少なくとも前記乗員の膝を拘束する際に、前記内側膨張部の内圧が外側膨張部の内圧よりも低くなるようにする内圧差付与構造と、を備えている。
請求項1記載のエアバッグ装置では、例えば車両の前面衝突の際に、ガス供給手段からガスによって内側膨張部、外側膨張部がそれぞれインストルメントパネルに対する車室側で膨張、展開される。これにより、内側膨張部によって乗員の車幅方向内側の膝が車両前側から拘束されると共に、外側膨張部によって乗員の車幅方向外側の膝が車両前側から拘束される。ところで、車両の前面衝突の際には、フロアの車幅方向内側部分が外側部分によりも大きく後退(変形)し、該フロアの後退による乗員大腿部の荷重は、車幅方向内側で車幅方向外側よりも大きくなりやすい。
ここで、本エアバッグ装置では、少なくとも乗員の膝を拘束する際には、内側膨張部の内圧が外側膨張部の内圧よりも低いので、これら膨張部による拘束荷重は、車幅方向内側の膝で車幅方向外側の膝よりも小さくなる。これにより、車幅方向の両側の乗員大腿部に作用する総荷重の差が小さくなる。
このように、請求項1記載のエアバッグ装置では、車両衝突の際に乗員の左右の大腿部に作用する荷重に差が生じることを抑制することができる。
請求項2記載の発明に係るエアバッグ装置は、請求項1記載のエアバッグ装置において、前記内圧差付与構造は、前記内側膨張部と外側膨張部とを仕切る仕切壁と、前記ガス供給手段から前記内側膨張部へのガス供給部に設けられ、該内側膨張部からガス供給手段側へのガス流を抑制する逆止弁と、前記ガス供給手段から前記外側膨張部へのガス供給部に設けられ、該外側膨張部からガス供給手段側へのガス流を抑制する逆止弁と、前記内側膨張部を構成する基布に設けられたガス抜き孔と、を含んで構成されている。
請求項2記載のエアバッグ装置では、ガス供給手段からのガス供給によって膨張された内側膨張部及び外側膨張部は、膝拘束に伴って内圧が上昇すると逆止弁によってガス流出が抑制されることで、所要の拘束荷重を生じる。仕切壁によって外側膨張部と仕切られた内側膨張部にはガス抜き孔が設けられているので、内側膨張部は、主にガス抜き孔からガスが排出されて膝拘束時の内圧が相対的に低下される。
請求項3記載の発明に係るエアバッグ装置は、請求項2記載のエアバッグ装置において、前記内圧差付与構造は、前記ガス抜き孔を閉止し、前記内側膨張部の内圧が所定の内圧を上回ると前記ガス抜き孔の閉止状態が解除される閉止部材をさらに含んで構成されている。
請求項3記載のエアバッグ装置では、閉止部材がガス抜き孔を閉止しているので、内側膨張部は膨張過程でのガス排出が抑制され、所要の膝拘束性能を確保しやすい。すなわち、内外の膨張部による膝拘束性能と、車幅方向の両側の乗員大腿部に作用する荷重差の低減との両立が、簡単な構造により果たされる。
請求項4記載の発明に係るエアバッグ装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載のエアバッグ装置において、内側膨張部及び外側膨張部と一体に形成され、ガス供給を受けて前記インストルメントパネルに対する車室側で膨張、展開されることで、車両乗員の上体を車両前後方向の前側から拘束する上側膨張部と、前記ガス供給手段からのガス供給によって前記上側膨張部、内側膨張部、及び外側膨張部内で膨張されて、該上側膨張部、内側膨張部、及び外側膨張部に前記ガス供給手段のガスを導く可撓性のガス流路部材と、をさらに備えている。
請求項4記載のエアバッグ装置では、例えば車両の前面衝突の際にガス供給手段からガスが供給されると、先ずガス流路部材が膨張され、このガス流路部材を経由して、上側膨張部、内側膨張部、及び外側膨張部にガスが供給されて、これらの膨張部が膨張、展開される。これにより、本エアバッグ装置では、膨張された内側及び外側膨張部にて乗員の両膝が拘束され、膨張された上側膨張部にて乗員の上体が拘束される。
以上説明したように本発明に係るエアバッグ装置は、車両衝突の際に乗員の左右の大腿部に作用する荷重に差が生じることを抑制することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置を構成するエアバッグの背面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置を構成するエアバッグの展開、拘束過程を説明する図であって、(A)は展開初期の状態を模式的に示す背面断面図、(B)は展開完了後の内圧差が生じる状態を模式的に示す背面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置におけるエアバッグの展開状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置が適用された自動車の乗員の大腿部に作用する荷重を説明するための模式的な側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置が適用された自動車の乗員の左右の大腿部に作用する荷重を説明するための模式的な平面図である。 自動車の乗員の左右の大腿部に作用する荷重の大きさを比べるための図であって、(A)は本発明の第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置での左右の大腿部荷重を比較する線図、(B)は比較例に係る助手席用エアバッグ装置での左右の大腿部荷重を比較する線図である。 本発明の第2の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置を構成するエアバッグの背面断面である。 本発明の第2の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置を構成するエアバッグの展開、拘束過程を説明する図であって、(A)は展開初期の状態を模式的に示す背面断面図、(B)は展開完了後の内圧差が生じる状態を模式的に示す背面断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置を構成するエアバッグの背面断面である。 本発明の第3の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置を構成するエアバッグの展開過程を説明するための図であって、(A)は展開初期の状態を模式的に示す側面図、(B)はサブバッグが膨張前に膝下まで展開された状態を模式的に示す側面図、(C)はサブバッグが下端部から膨張され始めた状態を模式的に示す側面図、(D)はサブバッグの膨張、展開が完了された状態を模式的に示す側面図である。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置としての助手席用エアバッグ装置10について、図1〜図6に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印LH、矢印LHは、それぞれ助手席用エアバッグ装置10が適用された自動車V、助手席12の車両前方向(進行方向)、上方向、車幅方向の一方側である左側、他方側である右側を示している。また、以下の説明でエアバッグ20(その構成部分)の形状等を説明する場合、特に断りのない場合は膨張、展開状態における形状等をいうものとする。
図3には、助手席用エアバッグ装置10の作動状態における自動車Vの車室C内の前部が模式的な側断面図にて示されている。この図に示される如く、車室C内前部には、座席である車両用シートとしての助手席12が配置されている。助手席12は、乗員Pが車両前向きに着座するためのシートクッション12Aと、シートクッション12Aに着座した乗員Pを車両後方から支持するシートバック12Bとを有する。
助手席12に対する車両前方には、車室Cの車両前端を規定するウインドシールドガラス14が配置されている。また、ウインドシールドガラス14に対する車両下方には、インストルメントパネル16が設けられている。インストルメントパネル16は、側面視で助手席12側に突出しており、助手席12に着座した乗員Pはインストルメントパネル16の下方空間に足を入れるようになっている。したがって、助手席12に着座した乗員Pは、その着座姿勢で、膝Kをインストルメントパネル16に近接させるようになっている。
そして、助手席用エアバッグ装置10は、インストルメントパネル16内に配置されたエアバッグモジュール18を備えている。エアバッグモジュール18は、後に詳述するエアバッグ20と、エアバッグ20にガスを供給するためのガス供給手段としてのインフレータ22と、エアバッグ20及びインフレータ22を保持(一部収容)したエアバッグケース24とを主要部として構成されている。エアバッグモジュール18は、エアバッグケース24においてインストルメントパネル16に設けられた取付部16Aに保持されている。
この実施形態では、図1及び図3に示される如くエアバッグ20は、乗員Pの上体Uを保護するための上側膨張部である上体保護用バッグとしてのメインバッグ26と、両膝Kを保護するための膝保護用バッグとしてのサブバッグ28とを有する。このため、助手席用エアバッグ装置10では、エアバッグモジュール18は、インストルメントパネル16における車両最後部近傍に、車両後向きでかつ上向きに設けられている。具体的には、助手席用エアバッグ装置10では、エアバッグモジュール18のエアバッグケース24が車両後方でかつ車両上方に向けて開口する姿勢で、インストルメントパネル16の取付部16Aに保持されている。
このエアバッグケース24は、図1に二点鎖線にて示される如く折り畳み状態のエアバッグ20を保持(一部収容)している。エアバッグ20は、図示しない保持シート等に包まれることで、折り畳み状態が維持されている。インフレータ22は、ガス噴出口22Aを含む一部がエアバッグ20内に挿入された状態で、エアバッグケース24に固定的に保持されている。この実施形態では、インフレータ22は、所謂ディスクタイプのインフレータとされ、上記の通りメインバッグ26とサブバッグ28とを有するエアバッグ20に対し十分なガス容量が確保されている。
エアバッグ20のメインバッグ26は、ウインドシールドガラス14及びインストルメントパネル16と乗員Pの上体Uとの間で膨張、展開され、該上体Uの車両前方への相対移動を拘束するようになっている。この実施形態では、メインバッグ26には、内圧調整用のベントホール25が形成されている。サブバッグ28は、インストルメントパネル16と膝Kとの間で膨張、展開され、該膝Kの車両前方への相対移動を拘束するようになっている。これらエアバッグ20のメインバッグ26とサブバッグ28とは、図2に示される如く、一体的に構成されている。
サブバッグ28は、基布32にて車両上向きに開口する袋状に形成されており、該開口縁がメインバッグ26の車両下側開口縁に対し縫製等により接合されている。これにより、エアバッグ20は、全体として大きな袋状を成している。基布32は、表面にシリコンコート等の織り目シール加工が施されている点で基布30とは異なり、その織り目を経由したメインバッグ26内からのガス漏れが防止(基布30に対し抑制)されるようになっている。サブバッグ28の内圧保持用のシリコンコートは、ガス漏れ防止の観点からはサブバッグ28の内面に施すことが好ましい。
上記の通り全体として大きな袋状に展開されるエアバッグ20は、内部をメインバッグ26のチャンバとサブバッグ28のチャンバとに区画(分離)するための布状材としてのテザー33を有する。テザー33は、布状を成しており、図1及び図3に示される如くサブバッグ28の車両前後方向の膨張を規制するようになっている。
そして、図1に示される如く、この実施形態に係るサブバッグ28は、展開されて仕切壁を成す仕切布34(及び後述のインナチューブ35)によって車幅方向に2分割されている。すなわち、サブバッグ28は、内側膨張部としての左バッグ(左チャンバ)28L、外側膨張部としての右バッグ(右チャンバ)28Rとを有する。なお、この実施形態では、図5に示される如く運転席11が車両左側に位置する左ハンドル車である自動車Vに助手席用エアバッグ装置10が適用されており、乗員Pの車幅方向内側に位置する左膝Klの前方で左バッグ28Lが展開され、乗員Pの車幅方向外側に位置する右膝Krの前方で右バッグ28Rが展開されるようになっている。自動車Vについて補足すると、自動車Vでは、車室Cの前方における車幅方向の中央側に、例えばエンジンなどのパワープラント(重量物)が配置されている。
また、仕切布34は、テザー33と同様に、サブバッグ28の前後方向の展開厚みを規制する機能も果たすようになっている。なお、サブバッグ28の内における展開状態で車両上下方向の略中間部となる部分にも、略水平面に沿って展開されて左バッグ28L、右バッグ28Rの車両前後方向の膨張(厚み)を規制するためのテザーやストラップを設けても良い。
さらに、この実施形態に係るエアバッグ20は、インフレータ22のガスをメインバッグ26、サブバッグ28の左バッグ28L、右バッグ28Rに導く可撓性のガス流路部材としてのインナチューブ(ディフューザ)35を備えている。インナチューブ35は、基布30と同様の織物である基布36にて、メインバッグ26、サブバッグ28とは独立して膨張、展開される袋体として構成されている。
具体的には、図1及び図3に示される如く、インナチューブ35は、上記の通り車両後方でかつ車両上方に向けて開口するエアバッグケース24から該開口方向に延びる共通流路としてのヘッダ部38と、ヘッダ部38の後端から上向きに延びる第1ガス供給部としてのメイン側供給部40と、ヘッダ部38の後端から下向きに延びる第2ガス供給部としてのサブ側供給部42とを主要部として構成されている。インナチューブ35のヘッダ部38は、その開口部がインフレータ22のガス噴出口22Aを覆っており、該インフレータ22のガスをメイン側供給部40、サブ側供給部42に導くようになっている。
メイン側供給部40は、メインバッグ26内で膨張、展開され、該メインバッグ26にインフレータ22からのガスを供給する構成とされている。この実施形態では図1に示される如く、上向きに開口するガス噴出し口40Aから、メインバッグ26内にガスが供給される構成とされている。
サブ側供給部42は、図1に示される如く、テザー33を貫通して先端側が二股に分岐されてサブバッグ28内で膨張、展開されるようになっている。すなわち、サブ側供給部42は、上流側の共通流路であるヘッダ側ダクト部42Hと、左バッグ28L内で膨張、展開される左ダクト部42Lと、右バッグ28R内で膨張、展開される右ダクト部42Rとで、背面視で三叉状(逆「Y」字状)に形成されている。仕切布34は、上端側が左ダクト部42Lと右ダクト部42Rとの分岐部分(ヘッダ側ダクト部42Hの下端)に縫製されると共に、下端部分がサブバッグ28下端のバッグ幅方向中央部に縫製されて、サブ側供給部42とでサブバッグ28を左バッグ28Lと右バッグ28Rとに仕切っているものと捉えることができる。
左ダクト部42L、右ダクト部42Rは、それぞれの先端がガスのガス噴出し口42Aとされており、ヘッダ側ダクト部42H経由で流入されたインフレータ22からのガスを左バッグ28L、右バッグ28Rに供給するようになっている。これら左ダクト部42L、右ダクト部42Rには、ガス排出抑制手段としての逆止弁(一方向弁)44がそれぞれ設けられている。
各逆止弁44は、漏斗状を成す布片を主要部として構成され、図1及び図2(A)に示される如くガス流通口44Aを有する漏斗状に展開されることで、ヘッダ側ダクト部42Hからガス噴出し口42A側へのガス流を許容するようになっている。一方、逆止弁44は、サブバッグ28の内圧(動圧)がヘッダ部38側の内圧よりも高くなると、該内圧によって布片が重ね合わされて(窄まされて)、図2(B)に示される如くガス流通口44Aが閉止される構成とされている。
そして、左バッグ28Lを構成する基布32には、少なくとも乗員Pの両膝Kを拘束する際に左バッグ28Lと右バッグ28Rとに内圧差を生じさせるための内圧差付与構造(内圧差設定手段)、ガス抜き孔としてのベントホール46が形成されている。このベントホール46から左バッグ28L内のガスが抜ける一方、仕切布34及びサブ側供給部42にて左バッグ28Lとは仕切られた右バッグ28Rからはガスが抜けないことで、左バッグ28Lと右バッグ28Rとに内圧差が生じる構成とされている。
なお、各左ダクト部42L、右ダクト部42Rに設けられた逆止弁44は、左バッグ28L、右バッグ28Rからサブ側供給部42側にガスが流出することを抑制するようになっており、これら左バッグ28L、右バッグ28Rの内圧保持手段と捉えられると共に、内圧差付与構造を構成しているものと捉えることもできる。すなわち、仕切布34、サブ側供給部42、各逆止弁44、及びベントホール46にて本発明の内圧差付与構造が構成されているものと捉えることができる。
また、図3に示される如く、インストルメントパネル16におけるエアバッグモジュール18を取り付けた部分には、エアバッグ20の膨張、展開圧によって破断され開口するエアバッグドア48が形成されている。この実施形態に係るエアバッグドア48は、インストルメントパネル16がその内面側に形成した溝状のティアラインにおいて開裂されることでヒンジ部を中心に上下に展開され、インストルメントパネル16に開口を形成するようになっている。この開口を通じて、エアバッグ20のインストルメントパネル16外すなわち車室Cへの膨張、展開が許容される構成である。
以上説明した助手席用エアバッグ装置10では、例えば図示しない衝突センサの出力に基づいて自動車Vの前面衝突を検出又は前面衝突が不可避であることを予測した場合、図示しない制御装置としてのエアバッグECUがインフレータ22を作動させるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の助手席用エアバッグ装置10では、衝突センサからの信号に基づいて自動車Vの前面衝突が検出又は予測されると、エアバッグECUは、インフレータ22を作動(着火)させる。すると、インフレータ22からガス供給を受けたエアバッグ20は、インストルメントパネル16内で膨張され、その展開圧でエアバッグドア48を展開させて形成された開口を通じて車室Cで膨張、展開される。
この際、インフレータ22のガスが供給されたインナチューブ35が先ず膨張、展開される。インフレータ22からのガスは、インナチューブ35のメイン側供給部40に形成されたガス噴出し口40Aを通じてメインバッグ26に供給されると共に、該インナチューブ35のサブ側供給部42に形成された左右のガス噴出し口42Aを通じてサブバッグ28に供給される。すると、サブバッグ28は、インストルメントパネル16と乗員Pの両膝Kとの間で膨張、展開され、相対的に容量の大きいメインバッグ26は、サブバッグ28の展開完了後に乗員Pの上体Uに対する車両前方で展開が完了される。
このサブバッグ28によって、助手席12に着座した乗員Pの膝Kが拘束され、インストルメントパネル16側から膝Kに作用する荷重が軽減される。すなわち、乗員Pの膝Kが保護される。一方、乗員Pの上体Uは、膨張、展開されたメインバッグ26によって拘束され、衝撃吸収が果たされる。これらにより、乗員Pは助手席用エアバッグ装置10によって良好に保護される。
ここで、助手席用エアバッグ装置10では、サブバッグ28が左バッグ28Lと右バッグ28Rとに仕切られると共に、左バッグ28Lを構成する基布32にベントホール46が設けられている。このため、左バッグ28Lは、乗員Pの左膝Klを拘束する際の内圧が、右膝Krを拘束する右バッグ28Rの内圧よりも低くなる。この点を補足すると、左バッグ28L、右バッグ28Rは、インナチューブ35のサブ側供給部42から左ダクト部42L、右ダクト部42Rを通じてインフレータ22のガスが供給されてインストルメントパネル16と乗員Pの両膝Kとの間で膨張、展開される。少なくとも左膝Kl、右膝Krを拘束する際には、該拘束に伴う内圧の上昇で各逆止弁44が閉止され、左バッグ28L、右バッグ28Rからサブ側供給部42側へのガス流出が抑制される。
そして、左バッグ28L側にはベントホール46が設定されているので、該左バッグ28Lは、上記の通り左膝Klを拘束する際の内圧が、図2(B)に示される如く左バッグ28Lのガスがベントホール46を通じて外部に抜けることで、右膝Krを拘束する右バッグ28Rの内圧よりも低くなる。したがって、助手席用エアバッグ装置10では、左バッグ28Lと右バッグ28Rとで膝Kの拘束荷重(バッグ内圧にほぼ比例する)が異なり、左膝Klの左バッグ28Lによる拘束に伴いバッグ反力Fbiは、右膝Krの28Rによる拘束に伴いバッグ反力Fboよりも小さくなる(Fbi<Fbo)
一方、乗員の大腿部Tにはバッグ反力Fbのほかに、前面衝突に伴う慣性力、図4に示されるように自動車VのフロアFから踵H、下肢(脚)Lを経由して入力される荷重(以下、「下肢からの入力FL」という)が作用する。そして、自動車Vでは、車室Cの前方における車幅方向中央にパワープラントが配置されているので、前面衝突の際には、パワープラントの後退(車室Cへの近接)に伴って、フロアFの変形量が車幅方向外側よりも内側で大きくなる。このため、図5及び図6に示される如く、車幅方向内側である左側の大腿部Tlに作用する下肢からの入力FLiは、車幅方向内外側である右側の大腿部Trに作用する下肢からの入力FLoに対し大きくなる。
サブバッグ28の左バッグ28L、右バッグ28Rに内圧差が設定されない比較例では、これら左バッグ28L、右バッグ28Rからのバッグ反力Fbが同等であるため、図6(B)に示される如く左側の大腿部Tlに作用する総荷重(Fb+FLi)が右側の大腿部Trに作用する総荷重(Fb+FLo)よりも大きくなってしまう。なお、慣性力は左右で同じなので、図6での図示を含め説明は省略している。
これに対して助手席用エアバッグ装置10では、左側のバッグ反力Fbiが右側のバッグ反力Fboに対し小さいので、大腿部Tlに作用する総荷重(Fbi+FLi)を大腿部Trに作用する総荷重(Fbo+FLo)に近づけることができる。この実施形態では、ベントホール46の寸法形状によって、図6(A)に示される如く左側の大腿部Tlに作用する総荷重(Fbi+FLi)が右側の大腿部Trに作用する総荷重(Fbo+FLo)とほぼ同等になる設定とされている。なお、ベントホール46は、左膝Klの拘束の際に所要の拘束荷重(バッグ反力Fbi)を生じる(左バッグ28Lをインストルメントパネル16に底付かせない)設定とされている。
このように、第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10では、自動車Vの前面衝突の際に乗員Pの左右の大腿部Tl、Trに作用する荷重に差が生じることを抑制することができる。
次いで、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態の構成又は前出の構成と基本的に同一の部品・部分については、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態)
図7には、本発明の第2の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置50が、図1に対応する背面断面図にて示されている。この図に示される如く、助手席用エアバッグ装置50を構成するエアバッグ20には、ベントホール46を閉止する閉止部材としての当て布52を備える点で、第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10とは異なる。
当て布52は、その周縁の少なくとも一部がティアシーム54にて左バッグ28Lを構成する基布32に縫製されている。ティアシーム54は、左バッグ28Lの内圧が所定の内圧を超えると、破断されるように構成されている。助手席用エアバッグ装置50における他の構成は、図示しない部分を含め助手席用エアバッグ装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置50によっても、基本的に助手席用エアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。助手席用エアバッグ装置50の作用における助手席用エアバッグ装置10の作用と異なる部分を補足すると、助手席用エアバッグ装置50では、左膝Klの拘束初期には、図8(A)に示される如くベントホール46は当て布52にて閉止されており、該左膝Klの拘束に伴い左バッグ28Lの内圧が所定の内圧を超えると、図8(B)に示される如くティアシーム54が破断されて当て布52によるベントホール46の閉止状態が解除される。これにより、左バッグ28Lの内圧が低下して、助手席用エアバッグ装置10と同様に左側の大腿部Tlに作用する総荷重が右側の大腿部Trに作用する総荷重と同等とされる。
助手席用エアバッグ装置50では、当て布52とティアシーム54とによって左バッグ28Lに所要の拘束荷重(バッグ反力Fbi)を発生させやすい。すなわち、車種(サブバッグ28の寸法形状等の仕様)によってはベントホール46だけで左バッグ28Lの内圧低下と拘束荷重の確保とを両立することができない場合が考えられるが、当て布52とティアシーム54とを設けることで、左バッグ28Lの内圧低下と拘束荷重の確保とを容易に両立することができる。
なお、第2の実施形態では、ベントホール46が当て布52にて閉止される例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、基布32におけるベントホール46の周囲をティアシーム54にて縫製した構成としても良い。
(第3の実施形態)
図9には、本発明の第3の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置60が、図1に対応する背面断面図にて示されている。この図に示される如く、助手席用エアバッグ装置60を構成するエアバッグ20には、インナチューブ35がサブ側供給部42に代えてサブ側供給部62を備えて構成されている点で、第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10とは異なる。
サブ側供給部62は、ヘッダ側ダクト部62Hがサブバッグ28の下端近傍まで延びており、該ヘッダ側ダクト部62Hの下端からバッグ幅方向両側に向けて左ダクト部62L、右ダクト部62Rが分岐されている。左ダクト部62L、右ダクト部62Rは、それぞれの先端で開口するガス噴出し口62Aから、左バッグ28L、右バッグ28Rにガスを噴き出すようになっている。図示例では、ヘッダ側ダクト部62Hの下端とサブバッグ28の下端との間に仕切布64が設けられているが、ヘッダ側ダクト部62Hの下端とサブバッグ28の下端とを直接的に縫製して仕切布64を省略した構成としても良い。
以上により、助手席用エアバッグ装置60では、ヘッダ側ダクト部62Hが主に左バッグ28Lと右バッグ28Rとを隔てる仕切壁として機能するようになっている。図示は省略するが、サブ側供給部42(主にヘッダ側ダクト部42H)が内臓されたサブバッグ28は前向き又は後向きにロール折りされている。助手席用エアバッグ装置60における他の構成は、図示しない部分を含め助手席用エアバッグ装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置60によっても、基本的に助手席用エアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、助手席用エアバッグ装置60では、ヘッダ側ダクト部62Hがサブバッグ28の下端近傍まで展開してからサブバッグ28にガスが供給されるので、サブバッグ28をインストルメントパネル16と両膝Kとの間に短時間で良好に展開させやすい。
この点について図10を参照しつつ補足する。インフレータ22がガスを発生すると、インナチューブ35にガスが供給され、該インナチューブ35の膨張、展開に伴って図10(A)に示される如くエアバッグ20の折りが解消されていく。サブバッグ28は、インナチューブ35のヘッダ側ダクト部42Hのロール折りの解消に伴って、膨張開始前に図10(B)に示される如くロール折りが解消されて、両膝Kの下方まで展開される。次いで、サブバッグ28は、左ダクト部42L、右ダクト部42Rを通じてガス供給を受け、図10(C)に示される如く、その下部から膨張が開始され、さらにガス供給を受けて図10(D)に示される如く膨張、展開が完了される。なお、図10(D)で想像線にて示すのは、膨張、展開完了後のメインバッグ26である。
以上説明したように、サブバッグ28が膨張開始前に両膝Kの前方で展開される構成であるため、該サブバッグ28を、インストルメントパネル16と両膝Kとの間の狭い空間に、短時間でかつ良好に展開させることができる。すなわち、メインバッグ26が一体化されることで、膝Kよりも上方でエアバッグケース24に収納され、膝Kの上方から降下しながら展開されるサブバッグ28について、インストルメントパネル16と両膝Kとの間の狭い空間に、短時間でかつ良好に展開させることができる。
なお、第3の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置60に、第2の実施形態に係る当て布52、ティアシーム54を適用しても良い。
また、上記した各実施形態では、サブバッグ28の内圧保持(ガス排出抑制)手段として逆止弁44を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、内圧保持手段として、メインバッグ26やサブバッグ28の膨張、展開に伴ってインナチューブ35のサブ側供給部42を閉じてしまう絞り紐等を採用しても良い。
さらに、上記した各実施形態では、メインバッグ26にガスを供給するためのメイン側供給部40が開放されたガス噴出し口40Aを有する構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ガス噴出し口40Aをティアシームにて閉止するメインバッグ展開遅延構造を備えた構成としても良い。この構成では、サブバッグ28の膨張、展開が完了してインナチューブ35のメイン側供給部40の内圧が上昇するまでメインバッグ26にはガスが供給されないので、サブバッグ28を一層短時間で両膝Kの前方に展開させることができる。また例えば、ガス噴出し口40Aの開口面積をガス噴出し口42A、ガス噴出し口62Aの開口面積(の和)よりも小さくすることで、メインバッグ26の膨張、展開を相対的に遅延させる構成としても良い。
またさらに、上記した各実施形態では、サブバッグ28の左バッグ28Lと右バッグ28Rとに内圧差を設定する構成が、メインバッグ26と一体に形成されたサブバッグ28に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、単独で膨張、展開されるニーエアバッグに左バッグ28Lと右バッグ28Rとに内圧差を設定する構成を適用しても良い。この場合、左右の左バッグ28Lと右バッグ28Rとを有するニーエアバッグにガス供給(案内)する手段はインナチューブ35(メイン側供給部40を有しないもの)に限られることはなく、各種の構造を採り得る。
また、上記の各実施形態では、内圧差付与構造の主要部として左バッグ28Lにベントホール46を設ける構成が示されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、左バッグ28Lにティアシームで仕切られた逃がしバッグを連通状態で接続しておき、ティアシームが破断して左バッグ28Lの容量が逃がしバッグの分だけ大きくなることで、該左バッグ28Lの内圧を下げるようにしても良い。さらに、右バッグ28Rに施されたシリコンコート等の織り目シール加工を左バッグ28Lには施さないことで、該左バッグ28Lの内圧を下げるようにしても良い。
さらに、上記した各実施形態では、助手席用エアバッグ装置10が左ハンドル車に適用された例を示したが、例えば、右ハンドル車に助手席用エアバッグ装置10が適用されても良い。
10 助手席用エアバッグ装置(エアバッグ装置)
16 インストルメントパネル
22 インフレータ(ガス供給手段)
26 メインバッグ(上側膨張部)
28 サブバッグ
28L 左バッグ(内側膨張部)
28R 右バッグ(外側膨張部)
32 基布(内側膨張部を構成する基布)
34 仕切布(仕切壁)
35 インナチューブ(ガス流路部材)
44 逆止弁
46 ベントホール(ガス抜き孔、内圧差付与構造)
50・60 助手席用エアバッグ装置(エアバッグ装置)
52 当て布(閉止部材)
62H ヘッダ側ダクト部(仕切壁)

Claims (4)

  1. ガス供給を受けてインストルメントパネルに対する車室側で膨張、展開されることで、車両乗員の車幅方向内側に位置する膝を車両前後方向の前側から拘束する内側膨張部と、
    ガス供給を受けてインストルメントパネルに対する車室側で膨張、展開されることで、車両乗員の車幅方向外側に位置する膝を車両前後方向の前側から拘束する外側膨張部と、
    前記内側膨張部及び外側膨張部にガスを供給するガス供給手段と、
    少なくとも前記乗員の膝を拘束する際に、前記内側膨張部の内圧が外側膨張部の内圧よりも低くなるようにする内圧差付与構造と、
    を備えたエアバッグ装置。
  2. 前記内圧差付与構造は、
    前記内側膨張部と外側膨張部とを仕切る仕切壁と、
    前記ガス供給手段から前記内側膨張部へのガス供給部に設けられ、該内側膨張部からガス供給手段側へのガス流を抑制する逆止弁と、
    前記ガス供給手段から前記外側膨張部へのガス供給部に設けられ、該外側膨張部からガス供給手段側へのガス流を抑制する逆止弁と、
    前記内側膨張部を構成する基布に設けられたガス抜き孔と、
    を含んで構成されている請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 前記内圧差付与構造は、前記ガス抜き孔を閉止し、前記内側膨張部の内圧が所定の内圧を上回ると前記ガス抜き孔の閉止状態が解除される閉止部材をさらに含んで構成されている請求項2記載のエアバッグ装置。
  4. 内側膨張部及び外側膨張部と一体に形成され、ガス供給を受けて前記インストルメントパネルに対する車室側でかつ車両乗員の上体に対する車両前後方向の前側で膨張、展開される上側膨張部と、
    前記ガス供給手段からのガス供給によって前記上側膨張部、内側膨張部、及び外側膨張部内で膨張されて、該上側膨張部、内側膨張部、及び外側膨張部に前記ガス供給手段のガスを導く可撓性のガス流路部材と、
    をさらに備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載のエアバッグ装置。
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