JP2011140543A - 易接着性熱可塑性樹脂フィルム - Google Patents
易接着性熱可塑性樹脂フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011140543A JP2011140543A JP2010000987A JP2010000987A JP2011140543A JP 2011140543 A JP2011140543 A JP 2011140543A JP 2010000987 A JP2010000987 A JP 2010000987A JP 2010000987 A JP2010000987 A JP 2010000987A JP 2011140543 A JP2011140543 A JP 2011140543A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- film
- mass
- thermoplastic resin
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも片面に塗布層を有する易接着性熱可塑性樹脂フィルムであって、前記塗布層が、数平均分子量15000以上であって実質的にカルボン酸基を有さないポリエステル樹脂を含有し、さらに前記塗布層中にオキサゾリン基を0.5〜3.5mmol/g含む易接着性熱可塑性樹脂フィルム。
【選択図】なし
Description
(2)前記ポリエステル樹脂が下記式(1)で表されるジカルボン酸成分および/または下記式(2)で表されるジオール成分を含むことを特徴とする前記易接着性熱可塑性樹脂フィルム。
(1)HOOC−(CH2)n−COOH (式中、nは4≦n≦10の整数)
(2)HO−(CH2)n−OH (式中、nは4≦n≦10の整数)
(3)前記ポリエステル樹脂の酸成分としてナフタレンジカルボン酸を含むことを特徴とする前記易接着性熱可塑性樹脂フィルム。
(4)オキサゾリン基を有する樹脂が水溶性である前記易接着性熱可塑性樹脂フィルム
(5)前記易接着性熱可塑性樹脂フィルムの前記塗布層に、ハードコート層、光拡散層、プリズム状レンズ層、電磁波吸収層、近赤外線遮断層、透明導電層から選択される、少なくとも1層の機能層を積層してなる積層熱可塑性樹脂フィルム。
さらに、本発明の好ましい態様においては光干渉縞が抑制され、視認性に優れる。
本発明で基材として用いる熱可塑性樹脂フィルムを構成する熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリメチレンテレフタレート、および共重合成分として、例えば、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレングリコールなどのジオール成分や、アジピン酸、セバチン酸、フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などのジカルボン酸成分などを共重合したポリエステル樹脂などを用いることができる。なかでも、機械的強度、耐薬品性の点からポリエステル樹脂が好ましい。
粒子を電子顕微鏡または光学顕微鏡で写真を撮り、最も小さい粒子1個の大きさが2〜5mmとなるような倍率で、300〜500個の粒子の最大径(多孔質シリカの場合は凝集体の粒径)を測定し、その平均値を平均粒径とする。また、積層フィルムの塗布層中の粒子の平均粒径を求める場合は、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、倍率12万倍で積層フィルムの断面を撮影し、塗布層の断面に存在する粒子の最大径を求めることができる。
本発明の易接着性フィルムには、少なくとも数平均分子量15000以上であって実質的にカルボン酸基を有さないポリエステル樹脂を含有し、さらに前記塗布層中にオキサゾリン基を0.5〜3.5mmol/g含む塗布層を設けることが重要である。
(1)HOOC−(CH2)n−COOH (式中、nは4≦n≦10の整数)
(2)HO−(CH2)n−OH (式中、nは4≦n≦10の整数)
本発明の易接着性熱可塑性樹脂フィルムの製造方法について、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略記する)フィルムを例にして説明するが、当然これに限定されるものではない。
JIS K 7367−5に準拠し、溶媒としてフェノール(60質量%)と1,1,2,2−テトラクロロエタン(40質量%)の混合溶媒を用い、30℃で測定した。
JIS K7121に準拠し、示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ製、DSC6200)を使用して、樹脂サンプル10mgを25〜300℃の温度範囲にわたって20℃/minで昇温させ、DSC曲線から得られた補外ガラス転移開始温度をガラス転移温度とした。
樹脂0.03gをテトラヒドロフラン 10ml に溶かし、GPC−LALLS装置低角度光散乱光度計 LS−8000(東ソー株式会社製、テトラヒドロフラン溶媒、リファレンス:ポリスチレン)を用い、カラム温度30℃、流量1ml/分、カラム(昭和電工社製shodex KF−802、804、806)を用い、数平均分子量を測定した。
樹脂を重クロロホルムに溶解し、ヴァリアン社製核磁気共鳴分析計(NMR)ジェミニ−200を用いて、1H−NMR分析を行ってその積分比より各組成のモル%比を決定した。
1g(固形分)の試料を30mlのクロロホルムまたはジメチルホルムアミドに溶解し、フェノールフタレインを指示薬として0.1Nの水酸化カリウムエタノール溶液で滴定して、試料1g当たりのカルボキシル基を中和するのに必要なKOHの量(mg)を求めた。
得られた易接着性ポリエステルフィルムのヘイズはJIS K 7136に準拠し、濁度計(日本電色製、NDH2000)を用いて測定した。
オキサゾリン基を有する樹脂を凍結乾燥し、これを1H−NMRにて分析し、オキサゾリン基に由来する吸収ピーク強度、その他のモノマーに由来する吸収ピーク強度から、オキサゾリン価を算出した。
実施例および比較例で得られた易接着性ポリエステルフィルムの塗布層面について、全反射吸収赤外分光法で測定し、基材フィルムから特異的に得られる吸光度を対照として塗布層中のオキサゾリン基濃度を求めた。
すなわち、下記に示す条件により全反射吸収赤外分光法で測定し、赤外吸収スペクトルを得、オキサゾリン由来の吸光度と基材フィルムの吸光度(PETフィルムの場合、エチレングリコール)の比(赤外吸光度比A1655/A1340)を求めた。尚、オキサゾリン基由来の吸光度は1655±10cm−1の領域に吸収極大を持つ吸収ピークの高さの値(A1655)とし、PET由来の吸光度は1340±10cm−1の領域に吸収極大を持つ吸収ピークの高さの値(A1340)とした。ベースラインはそれぞれの極大吸収ピークの両側の袖を結ぶ線とした。
また、塗布層の厚みは、透過型電子顕微鏡により求めた。易接着性ポリエステルフィルムの試料を可視光硬化型樹脂(日本新EM社製、D−800)に包埋し、室温で可視光にさらして硬化させた。得られた包埋ブロックから、ダイアモンドナイフを装着したウルトラミクロトームを用いて70〜100nm程度の厚みの超薄切片を作製し、四酸化ルテニウム蒸気中で30分間染色した。さらにカーボン蒸着を施した後、透過型電子顕微鏡(日本電子株式会社製、TEM2010)を用いて断面を観察し、写真を撮影し、これより塗布層の厚みを計測した。なお、撮影は、10,000〜100,000倍の範囲で適宜設定した。
得られた赤外吸光度比A1655/A1340および塗布層の厚みより、予めオキサゾリン濃度が既知の塗布液を塗布、風乾した標準サンプルから作成した検量線を用いて塗布層中のオキサゾリン基濃度を求めた。
なお、検量線の作成においては、オキサゾリン基濃度を0.5、1.4、2.7、4.5mmol/gとした塗布液(溶媒:水/イソプロピルアルコール=1/1、アクリル樹脂との混合量を調整し固定分濃度30質量%とした)を、乾燥後の塗布層の厚みが50nm、100nm、200nmとなるように塗布し、風乾した試料について、下記に示す条件で全反射吸収赤外分光法にて赤外吸光度比A1655/A1340を測定し、得られた結果からオキサゾリン基濃度、塗布層厚み、赤外吸光度比A1655/A1340の3つの変量からなる下記一次式をもとめ、これを検量線とした。
(オキサゾリン濃度)=A×(赤外吸光度比A1655/A1340)/(塗布層厚み)+B
(ここで、A、Bは上記検量線作成により得られたデータから求まる定数)
装置:Varian社製 FTS−60A/896
1回反射ATRアタッチメント:SPECTRA TECH社製 Silver Gate
光学結晶:Ge
入射角:45°
分解能:4cm−1
積算回数:128回
なお、塗布層の厚さが薄く、十分な感度が得られない場合は、使用する1回反射アタッチメントを、より入射角が大きい(65度)アタッチメント(例えばエス・ティ・ジャパン社製 VeeMax)に代えて測定しても良い。
得られた積層ポリエステルフィルムの光硬化型アクリル層面に、隙間間隔2mmのカッターガイドを用いて、光硬化型アクリル層を貫通して基材フィルムに達する100個のマス目状の切り傷をつける。次いで、セロハン粘着テープ(ニチバン社製、405番;24mm幅)をマス目状の切り傷面に貼り付け、消しゴムでこすって完全に密着させた。その後、垂直にセロハン粘着テープを積層ポリエステルフィルムの光硬化型アクリル層面から引き剥がす作業を1回行った後、積層ポリエステルフィルムの光硬化型アクリル層面から剥がれたマス目の数を目視で数え、下記の式から光硬化型アクリル層と基材フィルムとの密着性を求めた。なお、マス目の中で部分的に剥離しているものも剥がれたマス目として数え、下記の基準でランク分けをした。
密着性(%)=(1−剥がれたマス目の数/100)×100
◎:100%、または、光硬化型アクリル層の材破
○:99〜90%
△:89〜70%
×:69〜0%
得られた積層ポリエステルフィルムを、高温高湿槽中で80℃、95%RHの環境下48時間放置した。次いで、積層ポリエステルフィルムを取りだし、室温常湿で12時間放置した。その後、垂直にセロハン粘着テープを積層ポリエステルフィルムの光硬化型アクリル層面から引き剥がす作業を5回行う以外は、前記(9)と同様の方法で光硬化型アクリル層と基材フィルムの接密着性を求め、下記の基準でランク分けをした。
◎:100%、または、光硬化型アクリル層の材破
○:99〜90%
△:89〜70%
×:69〜0%
得られた積層ポリエステルフィルムを10cm(フィルム幅方向)×15cm(フィルム長手方向)の面積に切り出し、試料フィルムを作成した。得られた試料フィルムのハードコート層とは反対面に、黒色光沢テープ(日東電工製、ビニルテープNo21;黒)を張り合わせた。この試料フィルムのハードコート面を上面にして3波長形昼白色(ナショナル パルック、F.L 15EX−N 15W)を光源として斜め上から目視でもっとも反射が強く見える位置関係(光源からの距離40〜60cm、フィルム面の垂線に対して15〜45°の角度)で観察した。
○:ほとんど虹彩状色彩が見られる
△:僅かに虹彩状色彩が観察される
×:はっきりとした虹彩状色彩が観察される
実施例及び比較例で得られたフィルムから8cm×5cmの面積に切り出し、試料フィルムを作成した。これを大きさ6cm×5cmの底面を有する重さ4.4kgの金属製直方体底面に塗布層面が外側になるように固定した。この時、試料フィルムの5cm幅方向と金属直方体の5cm幅方向を合わせ、試料フィルムの長手方向の一辺を折り曲げ、金属直方体の側面に粘着テープで固定した。
次いで、同じフィルムから20cm×10cmの面積に試料フィルムを切り出し、平らな金属板に塗布層面面を上にして長手方向端部を粘着テープで固定した。この上に試料フィルムを貼り付けた金属製直方体の測定面を接するように置き、引っ張りスピード200mm/分、23℃、65%RH条件下で静摩擦係数(μs)を測定した。測定には東洋BALDWIN社製 RTM−100を用い、静摩擦係数(μs)はJIS K−7125に準拠して算出した。
静摩擦係数(μs)が0.7以下の場合をハンドリング性良好(○)、0.7を越える場合をハンドリング性不良(×)とした。
攪拌機、温度計、および部分還流式冷却器を具備するステンレススチール製オートクレーブに、ジメチルテレフタレート194.2質量部、ジメチルイソフタレート184.5質量部、ジメチルー5−ナトリウムスルホイソフタレート14.8質量部、ジエチレングリコール233.5質量部、エチレングリコール136.6質量部、およびテトラーnーブチルチタネート0.2質量部を仕込み、160℃から220℃まで4時間かけてエステル交換反応を行なった。次いで255℃まで昇温し、反応系を徐々に減圧した後、30Paの減圧下で1時間30分反応させ、共重合ポリエステル樹脂(A−1)を得た。得られた共重合ポリエステル樹脂(A−1)は、淡黄色透明であった。得られた共重合ポリエステル樹脂(A−1)の還元粘度を測定したところ,0.70dl/gであった。DSCによるガラス転移温度は40℃であった。
攪拌機、温度計と還流装置を備えた反応器に、ポリエステル樹脂(A−1)30質量部、エチレングリコールn−ブチルエーテル15質量部を入れ、110℃で加熱、攪拌し樹脂を溶解した。樹脂が完全に溶解した後、水55質量部をポリエステル溶液に攪拌しつつ徐々に添加した。添加後、液を攪拌しつつ室温まで冷却して、固形分30質量%の乳白色のポリエステル水分散体(B−1)を作製した。同様にポリエステル樹脂(A−1)の代わりにポリエステル樹脂(A−2)〜(A−7)を使用して、水分散体を作製し、それぞれ水分散体(B−2)〜(B−7)とした。
攪拌機、還流冷却器、窒素導入管および温度計を備えたフラスコに、イソプロピルアルコール460.6部を仕込み、緩やかに窒素ガスを流しながら80℃に加熱した。そこへ予め調製しておいたメタクリル酸メチル126部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン210部およびメトキシポリエチレングリコールアクリレート84部からなる単量体混合物と、ABN−E(日本ヒドラジン工業株式会社製の重合開始剤:2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル))21部およびイソプロピルアルコール189部からなる開始剤溶液を、それぞれ滴下ろうとにより2時間かけて滴下した。反応中は窒素ガスを流し続け、フラスコ内の温度を80±1℃に保った。滴下終了後も5時間同じ温度に保った後冷却した。イオン交換水で調整し、固形分濃度25質量%のオキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1)を得た。オキサゾリン価は220g−solid/eq.であった。
温度計、攪拌機、窒素導入管、還流冷却器を備えたガラス製反応器に、平均分子量500のポリエチレングリコールモノメチルエーテル100部を仕込み、窒素気流下で140℃に昇温した。次に、ガラス製反応器内の温度を140〜142℃に保持しながら、アクリル酸ブチル50部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン50部およびジ−tert−ブチルパーオキサイド10部それぞれを別々に2時間かけて連続的に滴下した。滴下終了後、140〜142℃で2時間保持しながら攪拌して、ジ−tert−ブチルパーオキサイド0.5部を添加し、その後さらに140〜142℃で1.5時間保持しながら攪拌した。イオン交換水で調整し、固形分濃度25質量%のオキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−2)を得た。オキサゾリン価は440g−solid/eq.であった。
攪拌機、還流冷却器、窒素導入管および温度計を備えたフラスコに、イソプロピルアルコール460.6部を仕込み、緩やかに窒素ガスを流しながら80℃に加熱した。そこへ予め調製しておいたメタクリル酸メチル213部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン58部およびメトキシポリエチレングリコールアクリレート123部からなる単量体混合物と、ABN−E(日本ヒドラジン工業株式会社製の重合開始剤:2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル))21部およびイソプロピルアルコール189部からなる開始剤溶液を、それぞれ滴下ろうとにより2時間かけて滴下した。反応中は窒素ガスを流し続け、フラスコ内の温度を80±1℃に保った。滴下終了後も5時間同じ温度に保った後冷却した。イオン交換水で調整し、固形分濃度25質量%のオキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−3)を得た。オキサゾリン価は550g−solid/eq.であった。
(1)塗布液の調整
下記の塗剤を混合し、塗布液を作成した。ポリエステル樹脂は数平均分子量20000である。
水 49.24質量%
イソプロパノール 30.00質量%
ポリエステル水分散体(B−1) 13.16質量%
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1) 6.77質量
粒子 0.71質量%
(平均粒径40nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
粒子 0.07質量%
(平均粒径450nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
界面活性剤 0.05質量%
(シリコン系、固形分濃度100質量%)
基材フィルムの中間層用原料として粒子を含まない固有粘度0.62(フェノール:1,1,2,2−テトラクロルエタン=6:4混合溶媒で溶解し30℃で測定)のPET(A)を135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押出機2(中間層B層用)に、ペレット状PET(A)と固有粘度が0.62(フェノール:1,1,2,2−テトラクロルエタン=6:4混合溶媒で溶解し30℃で測定)であり、平均粒径2.5μmのシリカ粒子を0.025質量%含有するPET(B)を押出機1(外層A層用)にそれぞれ供給し、285℃で溶解した。この2つのポリエステル樹脂を、それぞれステンレス焼結体の濾材(公称濾過精度10μm粒子95%カット)で濾過し、3層合流ブロックにて、積層し、口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化し、未延伸フィルムを得た。この時、A層、B層、A層の厚さの比は1.5:7:1.5となるように各押し出し機の吐出量を調整した。次にこの未延伸フィルムを加熱されたロール群及び赤外線ヒーターで100℃に加熱し、その後、周速差のあるロール群で長手方向に3.5倍延伸して一軸配向PETフィルムを得た。
評価結果を表2に示す。
前記の易接着性ポリエステルフィルムの塗布層面に、下記組成のハードコート層形成用塗布液(C−1)を#10ワイヤーバーを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥し、溶剤を除去した。次いで、ハードコート層を塗布したフィルムに高圧水銀灯を用いて300mJ/cm2の紫外線を照射し、厚み5μmのハードコート層を有する積層ポリエステルフィルムを得た。
ハードコート層形成用塗布液
メチルエチルケトン 39.00質量%
トルエン 26.00質量%
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 22.83質量%
(新中村化学製A−DPH)
ポリエチレンジアクリレート 11.17質量%
(新中村化学製A−400)
光重合開始剤 1.00質量%
(チバスペシャリティーケミカルズ社製イルガキュア184)
塗布液を下記に変更したこと以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
水 49.99質量%
イソプロパノール 30.00質量%
ポリエステル水分散体(B−1) 16.92質量%
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1) 2.26質量%
粒子 0.71質量%
(平均粒径40nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
粒子 0.07質量%
(平均粒径450nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
界面活性剤 0.05質量%
(シリコン系、固形分濃度100質量%)
塗布液を下記に変更したこと以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
水 46.80質量%
イソプロパノール 30.00質量%
ポリエステル水分散体(B−1) 0.94質量%
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1) 21.43質量%
粒子 0.71質量%
(平均粒径40nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
粒子 0.07質量%
(平均粒径450nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
界面活性剤 0.05質量%
(シリコン系、固形分濃度100質量%)
ポリエステル水分散体を分子量8000のポリエステル水分散体(B−6)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
ポリエステル水分散体を酸価50KOHmg/gのポリエステル水分散体(B−7)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1)をエポキシ化合物(ナガセケムテックス社製 デナコールEX−521 固形分濃度100%)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1)をメラミン化合物(DIC社製 ベッカミンM−3 固形分濃度60%)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
塗布液を下記に変更したこと以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
水 49.62質量%
イソプロパノール 30.00質量%
ポリエステル水分散体(B−1) 15.04質量%
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1) 4.51質量%
粒子 0.71質量%
(平均粒径40nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
粒子 0.07質量%
(平均粒径450nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
界面活性剤 0.05質量%
(シリコン系、固形分濃度100質量%)
塗布液を下記に変更したこと以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
水 48.11質量%
イソプロパノール 30.00質量%
ポリエステル水分散体(B−1) 7.52質量%
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1) 13.54質量%
粒子 0.71質量%
(平均粒径40nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
粒子 0.07質量%
(平均粒径450nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
界面活性剤 0.05質量%
(シリコン系、固形分濃度100質量%)
塗布液を下記に変更したこと以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
水 47.74質量%
イソプロパノール 30.00質量%
ポリエステル水分散体(B−1) 5.64質量%
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1) 15.79質量%
粒子 0.71質量%
(平均粒径40nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
粒子 0.07質量%
(平均粒径450nmのシリカゾル、固形分濃度40質量%)
界面活性剤 0.05質量%
(シリコン系、固形分濃度100質量%)
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1)をオキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−2)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1)をオキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−3)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
ポリエステル水分散体を分子量15000のポリエステル水分散体(B−2)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
ポリエステル水分散体を分子量23000のポリエステル水分散体(B−3)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
ポリエステル水分散体を分子量46000のポリエステル水分散体(B−4)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
ポリエステル水分散体を分子量50000のポリエステル水分散体(B−5)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
オキサゾリン基を有する水溶性樹脂(C−1)を日本触媒製エポクロスK―2010E(水分散性、固形分濃度40質量%、オキサゾリン価550g−solid/eq)に変更した以外は実施例1と同様にして易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
A層用のペレット状PETを固有粘度が0.62(フェノール:1,1,2,2−テトラクロルエタン=6:4混合溶媒で溶解し30℃で測定)であり、平均粒径2.5μmのシリカ粒子を0.035質量%含有するPET(C)を押出機1(外層A層用)に供給したこと以外は実施例1と同様の方法で、易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
A層用のペレット状PETを固有粘度が0.62(フェノール:1,1,2,2−テトラクロルエタン=6:4混合溶媒で溶解し30℃で測定)であり、平均粒径2.5μmのシリカ粒子を0.010質量%含有するPET(C)を押出機1(外層A層用)に供給したこと以外は実施例1と同様の方法で、易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
A層用のペレット状PETを固有粘度が0.62(フェノール:1,1,2,2−テトラクロルエタン=6:4混合溶媒で溶解し30℃で測定)であり、平均粒径1.4μmのシリカ粒子を0.025質量%含有するPET(C)を押出機1(外層A層用)に供給したこと以外は実施例1と同様の方法で、易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
A層を設けず、原料ポリマーとして、B層用に平均粒径2.5μmのシリカ粒子を0.025質量%含有するPET(B)を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で、易接着性ポリエステルフィルムおよび積層ポリエステルフィルムを得た。
実施例1において、A層を設けず、原料ポリマーとして、B層用に粒子を含有していない、固有粘度が0.62dl/gのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂ペレットを用いたこと以外は実施例1と同様の方法で、積層フィルムを得た。
Claims (5)
- 熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも片面に塗布層を有する易接着性熱可塑性樹脂フィルムであって、
前記塗布層が、数平均分子量15000以上であって実質的にカルボン酸基を有さないポリエステル樹脂を含有し、
さらに前記塗布層中にオキサゾリン基を0.5〜3.5mmol/g含む易接着性熱可塑性樹脂フィルム。 - 前記ポリエステル樹脂が下記式(1)で表されるジカルボン酸成分および/または下記式(2)で表されるジオール成分を含むことを特徴とする請求項1に記載の易接着性熱可塑性樹脂フィルム。
(1)HOOC−(CH2)n−COOH (式中、nは4≦n≦10の整数)
(2)HO−(CH2)n−OH (式中、nは4≦n≦10の整数) - 前記ポリエステル樹脂の酸成分としてナフタレンジカルボン酸を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の易接着性熱可塑性樹脂フィルム。
- オキサゾリン基を有する樹脂が水溶性である請求項1〜3に記載の易接着性熱可塑性樹脂フィルム。
- 請求項1〜4に記載する易接着性熱可塑性樹脂フィルムの前記塗布層に、ハードコート層、光拡散層、プリズム状レンズ層、電磁波吸収層、近赤外線遮断層、透明導電層から選択される少なくとも1層の機能層を積層してなる積層熱可塑性樹脂フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000987A JP5544884B2 (ja) | 2010-01-06 | 2010-01-06 | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000987A JP5544884B2 (ja) | 2010-01-06 | 2010-01-06 | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011140543A true JP2011140543A (ja) | 2011-07-21 |
JP5544884B2 JP5544884B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=44456640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010000987A Active JP5544884B2 (ja) | 2010-01-06 | 2010-01-06 | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5544884B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011140540A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Toyobo Co Ltd | 易接着性白色ポリエステルフィルム |
JP2014035365A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用ポリエステルフィルム |
JP2014035363A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用ポリエステルフィルム |
JP2014035411A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用アクリル系フィルム、偏光板および液晶表示装置 |
JP2014035364A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用ポリエステルフィルム |
JP2019191330A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 東洋紡株式会社 | 折りたたみ型ディスプレイ用表面保護フィルム |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07242758A (ja) * | 1994-03-08 | 1995-09-19 | Teijin Ltd | 易接着性ポリエステルフィルム |
JP2001288404A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-10-16 | Unitika Ltd | 水性コーティング組成物及びこれを用いてなるポリオレフィン樹脂成形物。 |
JP2005290211A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sekisui Chem Co Ltd | ポリエステル系接着剤組成物 |
JP2009084508A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 光学用易接着性ポリエステルフィルム |
JP2009143226A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-07-02 | Toyobo Co Ltd | 光学用易接着性ポリエステルフィルム及び光学用積層ポリエステルフィルム |
JP2009220316A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Fujifilm Corp | 積層フィルム及び表示装置 |
JP2011136481A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Toyobo Co Ltd | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム |
-
2010
- 2010-01-06 JP JP2010000987A patent/JP5544884B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07242758A (ja) * | 1994-03-08 | 1995-09-19 | Teijin Ltd | 易接着性ポリエステルフィルム |
JP2001288404A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-10-16 | Unitika Ltd | 水性コーティング組成物及びこれを用いてなるポリオレフィン樹脂成形物。 |
JP2005290211A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sekisui Chem Co Ltd | ポリエステル系接着剤組成物 |
JP2009084508A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 光学用易接着性ポリエステルフィルム |
JP2009143226A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-07-02 | Toyobo Co Ltd | 光学用易接着性ポリエステルフィルム及び光学用積層ポリエステルフィルム |
JP2009220316A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Fujifilm Corp | 積層フィルム及び表示装置 |
JP2011136481A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Toyobo Co Ltd | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011140540A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Toyobo Co Ltd | 易接着性白色ポリエステルフィルム |
JP2014035365A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用ポリエステルフィルム |
JP2014035363A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用ポリエステルフィルム |
JP2014035364A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用ポリエステルフィルム |
JP2014035411A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Toyobo Co Ltd | 偏光子保護用アクリル系フィルム、偏光板および液晶表示装置 |
JP2019191330A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 東洋紡株式会社 | 折りたたみ型ディスプレイ用表面保護フィルム |
JP2022153403A (ja) * | 2018-04-24 | 2022-10-12 | 東洋紡株式会社 | 折りたたみ型ディスプレイ用表面保護フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5544884B2 (ja) | 2014-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4831262B2 (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP4661946B2 (ja) | 光学用易接着性ポリエステルフィルム及び光学用積層ポリエステルフィルム | |
JP4623239B1 (ja) | 積層フィルム | |
JP5428868B2 (ja) | 光学用易接着性ポリエステルフィルム | |
WO2011068112A1 (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP5835405B2 (ja) | 易接着性ポリエステルフィルム | |
JP5544884B2 (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
WO2010134416A1 (ja) | 光学用易接着性ポリエステルフィルム | |
JP2011153290A (ja) | 易接着熱可塑性樹脂フィルム | |
JP2011131404A (ja) | 成型用ハードコートフィルム | |
JP5471077B2 (ja) | 成型用ポリエステルフィルムおよび成型用ハードコートフィルム | |
JP2011126067A (ja) | 易接着性ポリエステルフィルム | |
JP2012250498A (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP5333192B2 (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP5304635B2 (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP5720205B2 (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP5092921B2 (ja) | 光学用易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP5544861B2 (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP2011152783A (ja) | 易接着性熱可塑性樹脂フィルム | |
JP6160038B2 (ja) | 偏光子保護用ポリエステルフィルム | |
JP2011140531A (ja) | 光学用易接着性ポリエステルフィルム | |
JP5434604B2 (ja) | 易接着性白色ポリエステルフィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140116 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20140116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140415 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140428 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5544884 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |