JP2011139786A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 検出素子に対して増幅器を複数並列に接続し、スキャナの回転動作に伴いこれらの増幅器を切り替えつつ、検出信号をA/D変換器に入力するX線CT装置において、各増幅器のゲイン差の補正に用いるデータのデータ量を小さくする。
【解決手段】X線CT装置1は、X線検出器の検出素子に対して複数並列に接続された増幅器を例えばビュー毎に切り替え、増幅された検出信号をA/D変換して計測データとする。このようなX線CT装置1において、空気計測データに基づき、基準とする増幅器33Aとその他の増幅器33Bとのゲイン差を算出し、補正値Acorr(ゲイン補正テーブル72)を算出する。この補正値Acorrを用いて空気計測データに含まれるゲイン差を補正する。また被検体計測データについても同様に、増幅器33B側から出力された計測データを補正値Acorrにより補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、スキャナの回転に伴い複数の増幅器を切り替えて計測データを収集するX線CT装置のDAS(データ収集システム)におけるゲイン差の補正に関する。
X線CT装置は、被検体の周囲からX線を照射し、被検体を透過したX線の強度に関するデータをX線検出器にて収集し、収集したデータに基づいて被検体内部のX線吸収係数の分布情報を画像化する装置である。近年ではX線検出器の検出素子をスライス方向に複数列、チャンネル方向(スキャナ回転方向)に複数列配置したマルチスライスCT装置が開発されている。一般にX線CT装置は、各検出素子からのアナログ出力信号を所定の収集タイミングで順次収集し、ディジタル信号に変換するデータ収集システム(DAS)を備える。
上述のDASには、増幅器及びA/D変換器が含まれる。A/D変換器については、処理速度を高速化するため特許文献1に示すような並列型のA/D変換器が開発されている。この並列型A/D変換器では、入力信号を2系統(m系統)のA/D変換器にそれぞれ入力し、互いに位相のずれた制御信号φ1,φ2(・・・φm)により動作タイミングを切り替え、実効的な処理速度を2倍(m倍)にしている。
また、X線検出器の各検出素子に対して複数(例えば2つ)の増幅器A,Bを並列接続し、これらの増幅器A,Bの出力を1つのA/D変換器に入力させる構成をとるものもある。このような構成のDASでは、各検出素子からの出力信号がスキャナの回転動作に伴って複数の増幅器A,Bに順次切り替わるように入力される。A/D変換器が増幅器Aから出力されたデータについて処理を行っている間、増幅器Bは次のデータを保持しており、これを交互に繰り返すことにより、一つのA/D変換器が複数の増幅器A,Bからの出力信号を交互に処理することとなる。
ところで上述のDASにおいて、個々の増幅器は初期状態からの個体差または経年変化等によってゲイン差を生じてしまう。
DASの動作は、データレートが低く、処理時間に余裕がある場合は、1ビューのデータを分割して増幅器A及び増幅器Bに入力し、各増幅器A,Bからの出力をA/D変換し、両者の結果を足し合わせて出力すればよい。そのため、増幅器Aと増幅器Bの特性が異なっていても平均化され、A/Bの特性は一定となり、問題とならなかった。
しかし、データレートが高くなると、増幅器の1ビュー分のデータを一方の増幅器Aにて保持し、A/D変換器に入力し、A/D変換して出力するため、ビュー毎に異なる増幅器を用いることとなる。このような場合は、DASの収集した計測データに、各増幅器のゲイン差が含まれることとなり、再構成画像のアーチファクトの原因となっていた。そこで従来は、ゲイン差の補正を行なうために、並列接続したA/D変換器毎に空気計測データを保持しておき、被検体を計測した被検体計測データについて前処理を行う際に、各A/D変換器からの出力を該当する空気計測データを用いて補正していた。
特開昭64−16123号公報
しかしながら従来の手法では、上述のように空気計測データを並列接続された増幅器の数だけ保持する必要があった。空気計測データのデータ量は、1回転あたりのビュー数×チャンネル数×スライス数×計測条件分となる。これを更に並列接続された増幅器の数だけ保持するので、データ量が非常に大きくなり、記憶量が膨大となるばかりでなく、データ読み出しに要する処理も煩雑となり、メモリへのアクセス時間も長大となるという問題があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、検出素子に対して増幅器を並列に接続し、スキャナの回転動作に伴いこれらの増幅器を切り替えつつ、検出信号をA/D変換器に入力するX線CT装置において、各増幅器のゲイン差の補正に用いるデータのデータ量を小さくすることを目的としている。
前述した目的を達成するために本発明は、X線検出器の各検出素子に対して増幅器を複数並列に接続し、スキャナの回転動作に伴い前記増幅器を切り替えつつ、前記各検出素子から出力される検出信号をA/D変換器に入力するX線CT装置であって、被検体のない状態で計測した空気計測データに基づいて、基準とする一方の増幅器とその他の増幅器とのゲイン差の補正値を算出する算出手段と、前記空気計測データに含まれる前記ゲイン差を前記算出手段により算出された補正値を用いて補正することにより基準空気計測データを生成し、保持する保持手段と、被検体計測データに含まれる前記ゲイン差を前記算出手段により算出された補正値を用いて補正する補正手段と、前記補正手段による補正後の被検体計測データと前記保持手段に保持された基準空気計測データとからX線透過長を算出し、画像の再構成を行なう画像演算手段と、を備えることを特徴とするX線CT装置である。
本発明により、検出素子に対して増幅器を複数並列に接続し、スキャナの回転動作に伴いこれらの増幅器を切り替えつつ、検出信号をA/D変換器に入力するX線CT装置において、各増幅器のゲイン差の補正に用いるデータのデータ量を小さくすることが可能となる。
X線CT装置1のハードウエアブロック図 DAS3及びDAS3’の構成について説明するブロック図 基準空気計測データ71及びゲイン補正テーブル72について説明する図 増幅器33A,33Bの特性及びゲイン補正値の算出について説明する図 ゲイン補正テーブル作成処理の流れを示すフローチャート ゲイン補正テーブル72のデータ構成図 空気計測/被検体計測処理の流れを示すフローチャート
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本実施の形態のX線CT装置1の構成について説明する。
図1に示すように、X線CT装置1は、スキャナ2、操作卓4、及び寝台209を備えて構成される。
スキャナ2は、スキャナ制御装置201、X線管202、コリメータ203、X線検出器204、データ収集装置(以下、DASという)3、及び回転板207等を備える。
スキャナ制御装置201は、X線管202を制御し、回転板207の開口部内に搬送された被検体6に対してX線を照射させる。被検体6を透過したX線はX線検出器204に入射する。
X線検出器204は、例えばシンチレータ及びフォトダイオードを組み合わせたX線検出素子をチャンネル方向(周回方向)に例えば1000個程度、列方向(体軸方向)に例えば1〜320個程度配列したものであり、被検体6を介してX線管202に対向するように配置される。X線検出器204はX線管202から放射されて被検体を透過したX線量を検出してアナログ信号に変換し、DAS3に出力する。
DAS3はX線検出器204に接続され、X線検出器204の個々のX線検出素子により検出される計測データ(アナログ信号)を所定のデータ収集タイミングで順次収集し、ディジタルデータに変換する。図1のX線CT装置1では3つのDASをチャンネル方向に並べて配置した例であり、X線検出器204の各検出素子からの出力信号はチャンネル位置に応じたDAS3にそれぞれ入力される。
ここで、図2を参照してDAS3について説明する。
図2(A)に示すように、本実施の形態のDAS3は、X線検出器204の個々の検出素子に対して複数並列に接続された増幅器33A,33Bと、これらの複数の増幅器33A,33Bからの出力信号が入力され、A/D変換を行なうA/D変換器34と、を備える。ここでは増幅器を2つとする例を示すが、3つ以上としてもよい。
X線検出器204の検出素子がチャンネル方向にM個、スライス方向にN個配置される場合には、各検出素子に対して上述のようにそれぞれ2つの増幅器33A,33Bが並列接続されるものとする。すなわち、検出素子(i,j)に対しては、2つの増幅器33Aij,33Bijが並列接続されることとなる。以下、個々の検出素子(i,j)に接続される増幅器33Aij,33Bijのうち、同時に動作させる一方の増幅器群(1または複数)を33A、他方の増幅器群(1または複数)を33Bの符号を付して表現することとする。
図2(A)に示すように、ある検出素子204aから出力されたアナログ信号は、DAS3の増幅器33A、33Bにそれぞれ入力される。DAS3は、例えば奇数ビューでは増幅器33A、偶数ビューでは増幅器33Bのように、スキャナ2の回転動作に伴い順次増幅器33A,33Bを切り替えて動作させる。各増幅器33A,33Bの切り替え制御は、システム制御装置401またはスキャナ制御装置201から供給される制御信号φ1、φ2に基づいて行われる。制御信号φ1,φ2は、例えば、φ1がHiのときφ2がLow、φ1がLowのときφ2がHiのように、位相が互いに反転した信号とする。また、制御信号φ1,φ2は、ビューの切り替えを意味する例えばビュートリガ信号と同期して、Hi/Lowが切り替えられるようにすればよい。
DAS3は、検出素子から出力されたアナログ信号を各増幅器33A,33Bにて増幅し、増幅された信号をA/D変換器34に交互に入力し、A/D変換器34にて例えば2進化符号化したディジタルデータに変換して出力する。DAS3から出力されたディジタルデータは、計測データとして画像演算装置402に入力される。
また、本実施の形態のDAS3の別の実施例としては、図2(B)に示すDAS3’のように、X線検出器204の個々の検出素子に対して複数系統の変換部3A,3Bをそれぞれ備える。ここでは2系統の例を示す。これらの変換部3A,3Bは検出素子204aに並列に接続される。なお、本実施の形態ではDAS3’は2系統の変換部3A,3Bを備える例を示すが、3系統以上としてもよい。
変換部3Aは増幅器33A及びA/D変換器34Aを備える。同様に、変換部3Bは増幅器33B及びA/D変換器34Bを備える。
X線検出器204の検出素子がチャンネル方向にM個、スライス方向にN個配置される場合には、DAS3’は、各検出素子に対して上述のようにそれぞれ2系統の変換部3A,3Bを並列接続するものとする。すなわち、検出素子(i,j)に対しては、2つの変換部3Aij,3Bijが並列接続されることとなる。以下、個々の検出素子(i,j)に接続される変換部3Aij,3Bijのうち、同時に動作させる一方の変換部群(1または複数)を3A、他方の変換部群(1または複数)を3Bの符号を付して表現することとする。
図2(B)のDAS3’についても、図2(A)のDAS3と同様に、ある検出素子204aから出力されたアナログ信号は、DAS3’の変換部3A、3Bにそれぞれ入力される。DAS3’は、例えば奇数ビューでは変換部3A、偶数ビューでは変換部3Bのように、スキャナ2の回転動作に伴い順次変換部3A,3Bを切り替えて動作させる。各変換部3A,3Bの切り替え制御は、システム制御装置401またはスキャナ制御装置201から供給される制御信号φ1、φ2に基づいて行われる。制御信号φ1,φ2は、例えば、φ1がHiのときφ2がLow、φ1がLowのときφ2がHiのように、位相が互いに反転した信号とする。また、制御信号φ1,φ2は、ビューの切り替えを意味する例えばビュートリガ信号と同期して、Hi/Lowが切り替えられるようにすればよい。
各変換部3A,3Bでは、検出素子から出力されたアナログ信号を増幅器33A,33Bによって増幅し、増幅された信号をA/D変換器34A,34Bによって例えば2進化符号化したディジタルデータとして出力する。変換部3A,3Bから出力された各ディジタルデータは、計測データとして画像演算装置402に入力される。
なお、図2(B)に示すような並列型のA/D変換器の詳細については、特開昭64−16123号公報に記載されている。
以下、図2(A)のDAS3と図2(B)のDAS3’とを特に分けて説明する必要がない場合には、DAS3と総称するものとする。
回転板207には、X線管202、コリメータ203、X線検出器204、DAS3等が搭載される。回転板207は、図示しない回転板駆動装置から駆動伝達系を通じて伝達される駆動力によって回転する。
操作卓4は、システム制御装置401、画像演算装置402、記憶装置403、表示装置405、及び操作装置406を備える。
表示装置405は、液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、システム制御装置401に接続される。表示装置405は画像演算装置402から出力される画像、並びにシステム制御装置401が取り扱う種々の情報を表示する。
操作装置406は、例えば、キーボード、マウス、テンキー等の入力装置、及び各種スイッチボタン等により構成され、操作者によって入力される各種の指示や情報をシステム制御装置401に出力する。操作者は、表示装置405及び操作装置406を使用して対話的にX線CT装置1を操作する。
システム制御装置401は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。システム制御装置401は、スキャナ2内のスキャナ制御装置201に対して所定の制御信号を送信することにより、X線管202、コリメータ203、X線検出器204、DAS3、及び回転板207を制御する。
画像演算装置402は、DAS3から出力された複数ビューの計測データに対して所定の前処理を施し、その後、画像の再構成演算を行い断層像を生成する。前処理には、後述するオフセット補正、ゲイン補正、対数変換、X線透過長の算出の処理等が含まれる。
本発明のX線CT装置1にて計測した計測データには、上述の複数の増幅器33A,33Bのゲイン差が含まれる。このゲイン差を補正するため、システム制御装置401または画像演算装置402は、空気計測データから、基準とする一方の増幅器33A(または33B)のゲインに他方の増幅器33B(または33A)のゲインを合わせたゲイン補正値Acorr(またはBcorr)を算出し、ゲイン補正テーブル72(図3、図5、図6参照)として記憶装置403に記憶する。
また、システム制御装置401は、上述のゲイン補正値Acorr(またはBcorr)を用いて増幅器33A,33Bの切り替えに依存しない基準空気計測データ71(図3、図7参照)を生成し、記憶装置403に記憶する。
更に、画像演算装置402は、被検体を計測した被検体計測データについて、上述のゲイン補正テーブル72を用いたゲイン補正を行い、ゲイン補正後の被検体計測データと基準空気計測データ71とに基づきX線透過長を算出する。このX線透過長データに基づいて画像が再構成される(図7参照)。
基準空気計測データ71、ゲイン補正テーブル72、及びゲイン補正の詳細については後述する。
記憶装置403は、ハードディスク等により構成されるものであり、システム制御装置401に接続される。記憶装置403には、本実施の形態のX線CT装置1においてシステム制御装置401が実行する後述するゲイン補正テーブル作成処理(図5参照)や空気計測/被検体計測処理(図7参照)に相当するプログラムやプログラム実行に必要なデータが記憶される。
また記憶装置403には、図3に示すような基準空気計測データ71やゲイン補正テーブル72等が記憶される。
ここで、増幅器33A,33Bの特性と、ゲイン補正値の算出について説明する。
X線CT装置1は、図2に示すように、例えば2つの増幅器33A,33Bを順次切り替えて計測データを収集する。各増幅器33A,33Bはゲイン及びオフセット値が異なる。その特性について、以下の式及び図4(A)を用いて説明する。
一方の増幅器33Aの特性を式(1)に示し、他方の増幅器33Bについての特性を式(2)に示す。
=ゲインA*X+オフセットA ・・・(1)
=ゲインB*X+オフセットB ・・・(2)
次に、増幅器33A,33Bについて、入力信号が0の場合の各オフセット値をY,Yから減算したものを次式(3)、(4)に示す。次式(3)、(4)のグラフは図4(B)となる。
’=ゲインA*X ・・・(3)
’=ゲインB*X ・・・(4)
式(3)、(4)から、各増幅器33A,33Bのゲインの比を求めることができる。
すなわち、増幅器33Aを基準にし、増幅器33Aに増幅器33Bのゲインを合わせる場合のゲイン補正値Asampleを式(5)に示す。
sample=Y’/Y’ ・・・(5)
逆に、増幅器33Bを基準とし、増幅器33Bに増幅器33Aのゲインを合わせる場合のゲイン補正値Bsampleは式(6)となる。
sample=Y’/Y’ ・・・(6)
このゲイン補正値AsampleまたはBsampleを使用して、増幅器33A,33Bのうちいずれか一方の出力データを他方に合わせるように補正すれば、両増幅器33A,33Bで共通の空気計測データ(基準空気計測データ)を生成できる。また被検体計測データについても同様に、増幅器33A,33Bのうちいずれか一方の出力データを他方に合わせるように補正すれば、両増幅器33A,33Bのゲイン差を含まない被検体計測データを生成できる。
すなわち、増幅器33Aを基準とし、増幅器33Aに増幅器33Bのゲインを合わせたい場合には、Asampleの値を増幅器33Bのオフセット補正後データに積算する。この場合、増幅器33Aの出力はそのままとする。
逆に、他方の増幅器33Bを基準とし、増幅器33Bに増幅器33Aのゲインを合わせたい場合には、Bsampleの値を増幅器33Aのオフセット補正後データに積算する。この場合、増幅器33Bの出力はそのままとする。
すると、図4(A)に示す各増幅器の特性は、図4(C)のように補正される。すなわち、特性の異なる増幅器であっても、同一の入力に対して同一の出力を得るように補正される。
次に、図5を参照してゲイン差の補正値(ゲイン補正テーブル)を算出する処理を説明する。
X線CT装置1は、図5のフローチャートに示す処理の開始に先立ち、被検体のない状態で計測データを取得する空気計測を行い、空気計測データを取得している。空気計測は、従来の空気計測と同様に行うものとしてもよいし、ゲイン補正テーブル72の作成のために通常の空気計測とは別に空気計測を行ってもよい。
増幅器33A,33Bに対する入力信号の大きさをXとしたときの、各増幅器33A,33Bの出力XDa、XDbは以下の式(7)、(8)である。
XDa=ゲインA*X+OFDa ・・・(7)
XDb=ゲインB*X+OFDb ・・・(8)
ここで、XDaは増幅器33A及びA/D変換器34(または変換部3A)の出力、XDbは増幅器33B及びA/D変換器34(または変換部3B)の出力、OFDaは増幅器33A及びA/D変換器34(または変換部3A)のオフセット値、OFDbは増幅器33B及びA/D変換器34(または変換部3B)のオフセット値である。
図5に示すゲイン補正テーブル作成処理が開始されると、まず、システム制御装置401はオフセット計測を行う。すなわち、入力信号が「0」の場合の各増幅器33A,33B及びA/D変換器(または変換部3A,3B)の出力(オフセット値)OFDa,OFDbを計測し、これらのオフセット値OFDa,OFDbを保持する(ステップS101)。
次にシステム制御装置401は、所定の計測条件でX線を照射し、空気計測を行う。空気計測時は各増幅器33A,33Bへの入力Xは、ほぼ同一の値をとる。X線検出器204の各検出素子にて検出され、DAS3の各増幅器33A,33Bから出力された各空気計測データから、それぞれオフセット値OFDa,OFDbを減算することにより空気計測データをオフセット補正する。オフセット補正の式を以下の式(9)、(10)に示す。
XDa−OFDa=ゲインA*X ・・・(9)
XDb−OFDb=ゲインB*X ・・・(10)
その後、システム制御装置401は、これらのオフセット補正後データの比を算出することにより、ゲイン差の補正値(以下、ゲイン補正値という)を算出する(ステップS102)。
増幅器33Aに増幅器33Bのゲインを合わせる場合のゲイン補正値Acorrは、以下の式(11)から算出できる。
Acorr=(XDa−OFDa)/(XDb−OFDb)・・・(11)
この式(11)と上述の式(9)、式(10)から、増幅器33Aと増幅器33Bのゲイン差(比)を抽出できる。ここで、空気計測時は増幅器33A及び増幅器33Bへの入力信号Xはほぼ同一であるので、式(9)と式(10)の右辺が約分されて、ゲインの差(比)を抽出できる。
システム制御装置401は、ステップS102の処理によって算出されたゲイン補正テーブル72を用いて、空気計測または被検体計測の際にゲイン補正を行うが、ゲイン補正は、チャンネル方向、スライス方向全ての要素に対して行うものとしてもよいし、ゲインの差の大きい要素のみを選択して行うようにしてもよい。
例えば、ステップS103において、全ての要素に対してゲイン補正を行うかを操作者に問い合わせ、全ての要素に対してゲイン補正を行う場合には(ステップS103;Yes)、全ての要素に対するゲイン補正値を算出し、ゲイン補正テーブル72に格納する(ステップS104)。
図6に示すように、ゲイン補正テーブル72は、ゲイン補正値A00〜AMNからなるデータテーブルとなる。ここで、ゲイン補正値Aijの添字「i」は、検出素子のチャンネル番号、「j」は検出素子のスライス番号である。
全ての要素に対してゲイン補正を行わず(ステップS103;No)、ゲインの差の大きい要素に対してのみゲイン補正を行う場合には、ステップS102で算出した全ての要素についてのゲイン補正値のうち、所定の閾値T1(例えば、「1」)を超えるゲイン補正値のみを格納したゲイン補正テーブル72を作成しなおし、記憶装置403に保存する(ステップS105)。このように、ゲイン差の大きい(ゲイン補正値が大きい)要素についてのみゲイン補正を行い、該当検出素子の位置情報(チャンネル番号及びスライス番号)とそのゲイン補正値とをテーブル化しておけば、ゲイン補正テーブル72のデータサイズをより小さくできる。
更に、システム制御装置401は、ステップS102で算出したゲイン補正値の大きさに基づいて、DAS3の良・不良の判定を行なうようにしてもよい。
すなわち、ゲイン補正テーブル72の全ての要素のゲイン補正値Aijが所定の閾値T2(例えば、「2」)内に収まっているか否かを判定する(ステップS106)。そして、所定の閾値T2(例えば、「2」)内に収まらない要素がある場合には、不良と判定し、該当する要素(増幅器)を含むDAS3を交換するようシグナル(警告表示等)を発行する(ステップS107)。
上述のステップS101〜ステップS107の処理によって、ある基準とする一方の増幅器33Aに他の増幅器33Bのゲインを合わせるためのゲイン補正テーブル72が作成され、保持されることとなる。
次に、図7を参照して空気計測及び被検体計測処理の流れを説明する。
この処理に先立ち、様々な撮影条件での空気計測が行われ、またゲイン補正テーブル72が生成されているものとする。
空気計測と被検体計測とで特性を合わせる必要があるため、空気計測の際ゲイン補正を行う場合は、被検体計測でもゲイン補正を行い、空気計測の際ゲイン補正を行わない場合は、被検体計測でもゲイン補正を行わない。
ゲイン補正を行なうか否かは、空気計測を行う際、初めに問い合わせるものとする(ステップS301)。システム制御装置401は、まず、ゲイン補正を行うか否かを操作者に問い合わせる画面を表示装置405に表示させる。操作者は、ゲイン補正テーブルの各ゲイン補正値を参照し、ゲイン補正の必要がないと判断した場合には、従来の空気計測時と同様にスキャンを実行し、X線検出器204及びDAS3からの出力を画像演算装置402に入力する(ステップS302)。その後、画像演算装置402は、入力された計測データに対してオフセット補正(ステップS303)を行い、更にオフセット後の計測データに対して、前処理を施す(ステップS308)。前処理では、オフセット補正後、対数変換した空気計測データ(logI)を算出し、記憶装置403に保持する。すなわちIはゲイン補正されてない空気計測データである。
一方、ステップS301において、ゲイン補正を行うよう操作者から指示された場合は(ステップS301;Yes)、システム制御装置401は、ゲイン補正テーブル72、及び撮影条件に合った基準空気計測データ71を記憶装置403から読み出し、画像演算装置402へ渡す(ステップS304)。
ある撮影条件で空気計測が行われると、DAS3から空気計測データが順次出力されて画像演算装置402に入力される(ステップS305)。この空気計測データには、DAS3の増幅器33Aからの出力と増幅器33Bからの出力との両方が含まれている。画像演算装置402は空気計測データをオフセット補正し(ステップS306;上述の式(9)、式(10))、オフセット補正後の空気計測データに対してゲイン補正を行う(ステップS307)。
ステップS307において、画像演算装置402は、ゲイン補正テーブル72に格納されている各チャンネル位置、各スライス位置のゲイン補正値Aijを、補正を行う方の増幅器33B及びA/D変換器34(または変換部3B)から出力された空気計測データのオフセット補正後の値(XDb−OFDb)に積算する。すると、増幅器33Bのゲインが補正され、増幅器33A及びA/D変換器34(または変換部3A)から出力された計測データと同様に扱うことが可能となる。ゲイン補正後の空気計測データを基準空気計測データI’とする(ステップS308)。画像演算装置402は、算出した基準空気計測データI’を記憶装置403に保持し、空気計測を終了する。
被検体計測も空気計測と同様の手順で行なわれる。上述のように、空気計測の際にゲイン補正を行なっていない場合は、被検体計測でもゲイン補正を行なわない(ステップS301;No)。すなわち、従来の被検体計測と同様にスキャンを実行し、X線検出器204及びDAS3からの出力を画像演算装置402に入力する(ステップS302)。その後、画像演算装置402は、入力された被検体計測データに対してオフセット補正(ステップS303)を行い、更にオフセット後の被検体計測データに対して、前処理を施す(ステップS308)。前処理では、オフセット補正後、対数変換した被検体計測データ(logI)を算出し、この対数変換した被検体計測データから対数変換した空気計測データ(logI)を減算することにより、X線透過長(logI−logI)を算出する。
空気計測の際にゲイン補正を行なっている場合は、被検体計測でもゲイン補正を行なう(ステップS301;Yes)。
システム制御装置401は、ゲイン補正テーブル72、及び算出した基準空気計測データ71を記憶装置403から読み出し、画像演算装置402へ渡す(ステップS304)。
被検体計測が行われ、DAS3から被検体計測データが順次出力されて画像演算装置402に入力される(ステップS305)。この被検体計測データには、DAS3の増幅器33Aからの出力と増幅器33Bからの出力との両方が含まれている。画像演算装置402は被検体計測データをオフセット補正し(ステップS306;上述の式(9)、式(10))、オフセット補正後の被検体計測データに対してゲイン補正を行う(ステップS307)。
ステップS307において、画像演算装置402は、ゲイン補正テーブル72に格納されている各チャンネル位置、各スライス位置のゲイン補正値Aijを、補正を行う方の増幅器33B及びA/D変換器34(または変換部3B)から出力された被検体計測データのオフセット補正後の値(XDb−OFDb)に積算する。すると、増幅器33Bのゲインが補正され、増幅器33A及びA/D変換器34(または変換部3A)から出力された被検体計測データと同様に扱うことが可能となる。
その後、画像演算装置402は、ゲイン補正後の被検体計測データI’に対して対数変換を行う。そして、対数変換後の被検体計測データlogI’から、対数変換後の基準空気計測データlogI’を減算することにより、X線透過長(logI’−logI’)を算出する。また画像演算装置402は、その他の前処理を施し(ステップS308)、画像再構成処理へ移行する。
なお、図7のステップS307のゲイン補正処理では、空気計測と被検体計測に対して同一のゲイン補正テーブル72を使用する必要がある。
また、上述のステップS307におけるゲイン補正の処理は、ゲイン補正テーブル72に全ての要素(チャンネル、スライス)のゲイン補正値Aijが保持されている場合には、X線検出器204の全ての検出素子からの出力についてゲイン補正を行うが、ゲイン補正テーブル72にゲイン差の大きい要素についてのゲイン補正値のみが格納されている場合には、該当するチャンネル位置及びスライス位置の検出素子からの出力についてのみ、ゲイン補正を行えばよい。
また、上述の説明では、ゲイン補正の処理手順は、オフセット補正後、対数変換前の計測データに対してゲイン補正値を積算するという例を示したが、別の処理手順で行うようにしてもよい。
例えば、ステップS307のゲイン補正の処理をステップS308に含まれる対数変換処理の後に行ってもよい。この場合は、ゲイン補正値として上述の式(11)の常用対数をとった値Acorr_logを保持しておく。そして、変換部3Bから出力された被検体計測データをオフセット補正し、更に対数変換した後に、ゲイン補正値Acorr_logを加算する。その後、対数変換後の基準空気計測データ(logI’)を減算してX線透過長を算出するという処理手順となる。増幅器33A及びA/D変換器34から出力された被検体計測データについてはゲイン補正は行わず、従来と同様にオフセット補正後、対数変換し(logI)、空気計測データ(logI)を減算してX線透過長を算出する。
上述の処理によって生成した基準空気計測データ71とゲイン補正テーブル72のデータ量について、図3を参照して説明する。
従来は、空気計測データは、並列接続された増幅器の数(または並列接続された変換部の数)だけ保持する必要があった。
一方、本発明では、増幅器33A,33Bの切り替え(または変換部3A,3Bの切り替え)に対して共通に使用する基準空気計測データ71のみを持てばよい。そのため、空気計測データのデータ量が縮小できる。
具体的には、例えば64スライス、960チャネル、25ビュー/回転とし、計測条件をフィルタ3条件、管電圧4条件、スライス幅5条件、スキャン時間(早/遅)2条件の計(3×4×5×2=)120条件とした場合には、空気計測データのデータ量は、64×960×25×120×浮動小数点のデータ長となる。従来は、これだけのデータ量を増幅器(または変換部)の切り替えの数だけ保持する必要があった。
一方、ゲイン補正テーブル72のデータ量は、ビューや計測条件に依存しないものであるので、全ての要素についてのゲイン補正値を持つとしても、たかだかスライス数×チャネル数×浮動小数点のデータ長である。例えば64スライス、960チャネルであれば、64×960×浮動小数点のデータ長である。これを、増幅器(または変換部)の切り替えの数−1(例えば増幅器の切り替えが2系統であれば、ゲイン補正テーブルは1つ)だけ保持すればよい。したがって、従来と比較して大幅にデータ量を縮小できる。
以上説明したように、本発明のX線CT装置1は、X線検出器204の各検出素子に対して、複数の増幅器33A,33Bを並列に接続し、複数の増幅器33A,33Bをスキャナの回転動作に伴い切り替えてA/D変換し、データを収集する。X線CT装置1は、被検体のない状態で計測した空気計測データから、基準とする増幅器33Aとその他の増幅器33Bとのゲイン差を算出し、ゲイン補正値Acorrを算出する。このゲイン補正値Acorrを用いて空気計測データに含まれる増幅器33Aと増幅器33Bとのゲイン差を補正し、基準空気計測データ71を生成し、保持する。また被検体計測データについて、増幅器33B側から出力された計測データをゲイン補正値Acorrにより補正すれば増幅器33A側から出力された計測データと同様に扱える。X線透過長はゲイン差の補正された被検体計測データと上述の基準空気計測データとから算出される。
よって、並列接続された全ての増幅器についての空気計測データを各々持つ必要がなくなり、ゲイン補正のために保持するデータのデータ量を小さくできる。なお、本発明によって保持するゲイン補正値(ゲイン補正テーブル72)は、ビューや計測条件に依存せずに決定されるものであるので、そのデータ量はチャンネル数とスライス数だけに依存する量となり、従来の空気計測データと比較して著しくデータ量が小さいものである。
また、チャンネル方向及びスライス方向に配置された各検出素子(i,j)についてそれぞれゲイン補正値Aijを格納したゲイン補正テーブル72を作成し、保持しておけば、ゲイン補正テーブル72を参照して高速にゲイン補正の処理を行える。
また画像演算装置402は、ゲイン補正値Aijの大きさに基づき、ゲイン差の補正が必要か否かを判定し、ゲイン差の補正が必要と判定された要素についてのみゲイン補正値Aijをゲイン補正テーブル72に格納し、該当する検出素子から出力される計測データについてゲイン補正を行うようにしてもよい。これによりゲイン補正テーブル72のデータ量を更に縮小できる。また、全ての検出素子からの出力データについてゲイン差の補正を行わなくてもよくなるため、処理時間を短縮できる。
また、画像演算装置402は、ゲイン補正値Aijの大きさに基づき、DAS3の良・不良を判定し、不良と判定された場合にその旨の警告を提示するようにしてもよい。これにより、ユーザはDASの修理の時期を容易に知ることができ、メンテナンスの労力を軽減できる。
なお、上述の例では、並列接続される増幅器の数は、各検出素子に対して2つ(33Aと33B)としたが、3つ以上(例えばm個)の増幅器を並列接続するようにしてもよい。この場合も、上述の実施形態と同様に、全ての増幅器に共通に使用する基準空気計測データ71と、基準とする増幅器に対する各増幅器のゲイン補正テーブル72(m−1個)を保持すればよい。
また、増幅器の切り替えタイミングはビュー毎としたが、これに限定されない。
以上、本発明に係るX線CT装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・X線CT装置
2・・・・・スキャナ
201・・・スキャナ制御装置
202・・・X線管(X線源)
203・・・コリメータ
204・・・X線検出器
207・・・回転板
209・・・寝台
3,3’・・・・・・・・データ収集装置(DAS)
3A,3B・・・・・・・変換部
33A,33B・・・・・増幅器
34,34A,34B・・A/D変換器
φ1,φ2・・・・・・・制御信号
4・・・・・操作卓
401・・・システム制御装置
402・・・画像演算装置
403・・・記憶装置
405・・・表示装置
406・・・操作装置
6・・・・・被検体
71・・・・基準空気計測データ
72・・・・ゲイン補正テーブル
Acorr、Aij・・・ゲイン補正値

Claims (5)

  1. X線検出器の各検出素子に対して増幅器を複数並列に接続し、スキャナの回転動作に伴い前記増幅器を切り替えつつ、前記各検出素子から出力される検出信号をA/D変換器に入力するX線CT装置であって、
    被検体のない状態で計測した空気計測データに基づいて、基準とする一方の増幅器とその他の増幅器とのゲイン差の補正値を算出する算出手段と、
    前記空気計測データに含まれる前記ゲイン差を前記算出手段により算出された補正値を用いて補正することにより基準空気計測データを生成し、保持する保持手段と、
    被検体計測データに含まれる前記ゲイン差を前記算出手段により算出された補正値を用いて補正する補正手段と、
    前記補正手段による補正後の被検体計測データと前記保持手段に保持された基準空気計測データとからX線透過長を算出し、画像の再構成を行なう画像演算手段と、
    を備えることを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記ゲイン差の補正値は、
    基準とする一方の増幅器からの出力信号をA/D変換した空気計測データをオフセット補正した値と、その他の増幅器からの出力信号をA/D変換した空気計測データをオフセット補正した値との比であることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記算出手段は、
    各チャンネル位置及び各スライス位置についてそれぞれ前記ゲイン差の補正値を格納したゲイン補正テーブルを作成するゲイン補正テーブル作成手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記ゲイン差の補正値の大きさに基づき、検出素子毎にゲイン差の補正が必要か否かを判定する第1の判定手段を更に備え、
    前記補正手段は、
    前記第1の判定手段によってゲイン差の補正が必要と判定された検出素子に接続された増幅器について、ゲイン差の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記ゲイン差の補正値の大きさに基づき、各増幅器の良・不良を判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により不良と判定された場合に、その旨の警告を提示する警告提示手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
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