JP4805447B2 - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、比較的高いX線吸収係数の部位を通過したローカウントデータを画像再構成に有効に活用し得るX線コンピュータ断層撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、X線コンピュータ断層撮影法は、被検体にX線を照射し、そのX線透過量を多方向から測定し、断面内の各点のX線吸収係数を計算することにより濃淡画像を作成する手法である。これは生体内部が様々な組織から構成され、それぞれにX線吸収係数が一定ではないことを利用しているものといえるが、骨等のX線吸収係数が著しく高いところでは、検出器に入るX線量が著しく低く、それに伴うS/Nの低下が無視できないことがある。
【0003】
さらに、X線は被検体内で指数関数的に減衰し、その一方で、検出器ではこのように指数関数的に減衰したX線をその透過線量に比例した信号を出力することから、X線通路上のX線吸収係数の総和である投影データを得るためには、検出器の出力を対数変換にかけることが必須とされるが、この対数変換では、低値、つまりX線吸収係数の比較的高いX線通路を通ってきたX線を受けるチャンネルの低い検出器出力(ローカウントデータ)に対する対数増幅率が、X線吸収係数の低いX線通路を通ってきたチャンネルの検出器出力に対する対数増幅率よりも著しく高くなり、従ってもともと低いS/Nがさらに悪化してしまい、これにより画像上に横縞状のローカウントアーチファクトが発生することがあった。
【0004】
このため従来では、入力が所定値(例えば1)よりも低い場合、その対数出力を使用していなかった又は使用できなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、比較的高いX線吸収係数の部位を通過したローカウントデータを画像再構成に有効に活用し得るX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるX線コンピュータ断層撮影装置は、被検体に向かってX線を発生するX線管と、前記被検体を透過したX線を検出する検出器と、前記検出器の出力信号に対してA/D変換、対数変換及び感度補正を含む前処理を施すことにより投影データを生成するとともに、前記投影データから前記対数変換によるローカウントアーチファクト成分を推定し、前記抽出したローカウントアーチファクト成分に基づいて前記投影データを補正する前処理部と、前記投影データから前記対数変換によるローカウントアーチファクト成分を推定する手段と、前記推定したローカウントアーチファクト成分に基づいて前記投影データを補正する補正部と、前記補正された投影データに基づいて、断層像データを再構成する再構成部とを具備し、前記ローカウントアーチファクト成分を推定するために、前記投影データを指数変換し、その指数データを対数変換して得たデータを、前記指数データに定数を加算してから対数変換して得たデータから差分することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るX線コンピュータ断層撮影装置を実施形態により説明する。なお、コンピュータ断層撮影装置には、X線管とX線検出器とが1体として被検体の周囲を回転するROTATE/ROTATE-TYPE、リング状にアレイされた多数の検出素子が固定され、X線管のみが被検体の周囲を回転するSTATIONARY/ROTATE-TYPE等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発明を適用可能である。ここでは、現在、主流を占めているROTATE/ROTATE-TYPEとして説明する。
【0008】
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態に係るコンピュータ断層撮影装置の構成をブロック図により示している。架台100は、架台駆動部107により所定方向に回転駆動されるリング状の回転体102を有している。この回転体102には、X線管101とX線検出器103とが対向して搭載されている。X線管101は、高電圧発生部109からスリップリング108を介して高電圧パルスの供給を受け、X線をファン状に発生する。このX線は撮影領域FOVに配置されている被検体を透過して、X線検出器103に入射する。周知のとおり、X線は、被検体を通過する際、その通路上に在る骨や軟部組織それぞれが有する固有のX線吸収係数に相当する分だけ指数関数的に減衰を受け、X線検出器103に入射する。X線検出器103は、多チャンネル型であり、例えばX線管101の焦点を中心として円弧状に配列された複数の検出素子を装備していて、入射X線を一定のサンプリング周波数で検出する。これにより入射X線は所定角度ごとにその線量に応じた電気信号(電流信号)に変換される。なお、X線検出素子の配列方向をチャンネル方向と称し、また各サンプリング時点でのX線管101の位置(角度)をビュー角と称し、ビュー角の変化の向きをビュー方向と称する。
【0009】
X線検出器103で検出された信号は、データ収集回路104で電圧信号に変換され、増幅され、そしてディジタル信号に変換された後、光又は磁気的な非接触データ伝送部105を介して前処理部106に送られる。なお、通常、データ伝送速度を高めるために、データは例えば低い16ビット数に圧縮され、また例えば低いチャンネル数に圧縮される。そして伝送後に、前処理部106で、データはもとのビット数にデコードされ、またもとのチャンネル数に伸張される。
【0010】
上述したように、X線は生体内で指数関数的に減衰を受けているので、そのX線通路上の吸収係数の総和、つまり投影情報を得るためには対数変換を行う必要がある。前処理部106では、デコード及び伸張と共に、ローカウント側のDC値加算を伴って対数変換も行う。さらに、前処理部106では、データ収集回路104でのDCノイズ(主にDASのドリフト成分とDASの固体ノイズとからなる)を除去するオフセット補正、リファレンス用検出素子で検出したリファレンスデータで収集データを補正することによりX線出力の時間的な変動に起因するビュー角変化による信号ばらつきを解消するためのリファレンス補正、予め収集しておいた水ファントムのデータを収集データから引き算することにより検出器103のチャンネル間の感度差を抑制して水のCT値を基準のゼロとするデータを作成するための水補正等の各種補正処理を行われる。
【0011】
なお、前処理部106への入力データ、つまり対数変換及び補正処理の前段階にあるデータを純生データと称し、前処理部106からの出力データ、つまり対数変換及び補正処理を受けた後の再構成処理直前段階にあるデータを生データと称して、両者を明確に区別する。
【0012】
前処理部106から出力される生データは、ローカウント補正部112でローカウント補正を受けた後、再構成部114に送られる。再構成部114では、ローカウント補正を受けた生データに基づいて断層像データを再構成する。この断層像データは表示装置116に送られ、そこで断層像として表示される。
【0013】
ホストコントローラ110は、スキャン、データの受け渡し及びデータ処理を含む装置全体の動作を制御するために設けられている。
【0014】
上述したローカウント補正部112は、本発明で最も特徴的な構成要素である。以下、ローカウント補正部112について詳細に説明する。まず、ローカウントとは、X線吸収係数の比較的高い骨等の多いX線通路を通ってきたX線は、X線吸収係数の比較的低い軟部組織等の多いX線通路を通ってきたX線よりも、強く減衰を受けており、このように強く減衰を受けた弱いX線を検出するチャンネルの低い出力に対応している。図2には、主にスライス幅と管電流とで決まるX線入力に対するDAS104の出力の関係を表している。信号成分が低くて、検出器103のフォトダイオードやDAS104のノイズが支配的なS/Nが低い領域では、DAS出力がノイズに依存して非常に不安定になり、入出力が非線形の関係を示す。この非線形性を示す範囲は、図2ではローカウントの信号成分を殆ど含まず、ノイズ成分が支配的で、そのために非線形性が強く現れるA領域と、ローカウントの信号成分を若干含んではいるが、非線形性が比較的弱いものの依存として現れているB領域とに分けて示しており、従来では、非線形性を示す領域全体、つまりA領域だけでなく、B領域も含めて、使用できなかった。一方、本発明では、A領域は、前処理のオフセット補正で除去するものの、B領域のデータ(ローカウントデータ)を画像再構成に活かすことを実現している。
【0015】
このローカウントデータのS/Nは、上述したように、非常に低いものである。さらにこのローカウントデータは、対数変換の特性上、つまり対数変換における増幅率がハイカウントの場合のそれに比べて非常に高く、従ってS/Nの低さがさらに強調されてしまい、その結果、画像上では、骨等の強いX線吸収体の後方で横縞上のアーチファクトを発生させてしまう。このため、従来では、この対数変換時にローカウントデータまでゼロ値又はその近似値に変換して、ローカウントデータの画像再構成に対する寄与率を極端に低減することで対処していた。
【0016】
本発明のローカウントデータ補正は、ローカウントアーチファクトを引き起こすローカウントアーチファクト成分を推定し、そのローカウントアーチファクト成分を生データから除去することで、ローカウントデータをハイカウントデータと同等に画像再構成に活用し得るデータに補正することを実現するものである。
【0017】
図3には、ローカウント補正部112の動作手順をフローチャートで示している。まず、生データD0は、指数関数的に変換される(S1)。この指数値データD1は、2系統に分配される。その一方の系統では、指数値データD1は、対数的に変換される(S4)。その対数値データD4は差分ステップ(S5)に与えられる。他方の系統では、指数値データD1は、所定の定数DC値が加算され(D2)、そしてその加算された指数値データD2が対数的に変換される(S3)。その対数値データD3から対数値データD4が差分される(S5)。
【0018】
ここで、差分データD5について、ローカウント側とハイカウント側とで比較すると、図4(a)に示すように、対数変換では、ローカウントデータ(D1)の増幅率がハイカウントデータ(D101)のそれよりも高く、このためローカウントデータ(D1)に対応する差分データD5は、ハイカウントデータ(D105)に対応する差分データD105よりも、明らかに高値を示す。この差分データD5をチャンネル方向に関してみると、図4(b)に示すように、値の高いところはローカウントに対応し、値の低いところは、対数変換の増幅率の低いハイカウントに対応している。
【0019】
こうして得られた差分データD5は、チャンネル方向とビュー方向との空間的な2次元方向でスムージング(平滑化)にかけられる(S6)。これにより、ローカウントアーチファクトを引く起こすノイズ成分(ローカウントアーチファクト成分)、つまり対数変換によりハイカウントよりも強く増強された検出器103のフォトダイオードやDAS104のノイズ成分を推定することができる。
【0020】
なお、この平滑化は、2次元に限定されることはなく、チャンネル方向とビュー方向とのいずれか一方の1次元方向だけでもかまわない。発明者の実験によると、チャンネル方向にだけ1次元スムージングをかけた場合、2次元スムージングをかけた場合よりも画質が向上するケースもあった。また、チャンネル方向にだけ1次元スムージングをかける場合、ビュー単位で補正処理が可能になり、対数変換の部分のみの並行処理でローカウントアーチファクト補正が実現できるという効果もある。従って、実際の装置としては、チャンネル方向とビュー方向との空間的な2次元スムージングと、チャンネル方向だけの1次元スムージングとを操作者が任意に選択可能となっており、またこのスムージングのフィルタ特性も自由に又は規定された幾つかの選択肢から自由に選択可能となっている。この選択方法としても、撮影対象部位の選択により、それに対応したフィルタ特性が設定されるようになっている。
【0021】
最後に、対数値データD3からこの平滑値データD6が差分される(D7)。これにより、DC値加算によるCT値シフトを補正すると共に、ローカウントアーチファクト成分が比較的高い精度で除去された生データD7が生成される。
【0022】
図5(a)には、本発明のローカウント補正をかけないで得た断層像を示しており、この断層像には横縞状のローカウントノイズが発生し、一方、図5(b)、図5(c)には、本発明のローカウント補正をかけて得た断層像を示しており、ローカウントノイズが明らかに抑圧されていることが分かる。
【0023】
このように本実施形態によれば、ローカウントノイズを選択的に抑圧して、比較的高いX線吸収係数の部位を通過したローカウントデータを画像再構成に有効に活用して、ローカウントデータを除去することによる情報欠落を防止することができる。
【0024】
(第2実施形態)
上述した第1実施形態はローカウント補正を前処理の後段階に在る生データに対して行った。しかし、ローカウント補正は、前処理段階で行うようにしてもよい。第2実施形態は、ローカウント補正を前処理段階で行うことに対応している。
【0025】
図6は、第2実施形態に係るコンピュータ断層撮影装置の構成をブロック図により示している。図6において、図1と同じ構成要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。第1実施形態と相違するのは、前処理部115である。本実施形態では上述したようにこの前処理部115においてローカウント補正を行う。
【0026】
図7にその前処理部115の動作手順をフローチャートで示している。まず、データ収集回路104からの純生データD00は、もとのビット数にデコードされ(S11)、オフセット補正を受け(S12)、そしてもとのチャンネル数に伸張される(S13)。その伸張データD03は、2系統に分配される。その一方の系統では、伸張データD03は、最低値を例えば1にクリップされ(S19)、そして対数的に変換される(S20)。なお、対数変換前にDC値加算をローカウント側に施す方式では、この加算範囲の上限しきい値が自動的に計算される。その対数値データD10はリファレンス補正(S21)と水補正(D22)を受けてから差分ステップ(S23)に与えられる。
【0027】
他方の系統では、伸張データD03は、所定の定数DC値が加算され(D14)、そして最低値を例えば1にクリップされ(S15)、そして対数的に変換される(S16)。その対数値データD06はリファレンス補正(S17)と水補正(D18)を受けてから差分ステップ(S23)に与えられる。
【0028】
そして、この差分ステップS23において、主にローカウントアーチファクト成分を取り出すために、定数加算を含む系統の対数値データD08から他系統の対数値データD12が差分される。
【0029】
こうして得られた差分データD13は、ローカウントアーチファクト成分を推定するために、チャンネル方向とビュー方向との空間的な2次元方向でスムージング(平滑化)にかけられる(S24)。なお、この平滑化も、第1実施形態の場合と同様に、2次元に限定されることはなく、チャンネル方向とビュー方向とのいずれか一方の1次元方向だけでもかまわない。そして、最後に、対数値データD08からこの平滑値データD14が差分される(D15)。これにより、ローカウント補正を受けた生データD15が生成される。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0030】
(第3実施形態)
本第3実施形態は、第2実施形態の場合と同様に、ローカウント補正を前処理段階で行うものであり、装置構成は図6と同様である。前処理部の処理手順が第2実施形態とは若干相違し、つまり、第1実施形態では伸張データD03を最低値を例えば1にクリップする処理を2系統で別々に行っていたが、本第3実施形態では、図8に示すように、伸張データD03を2系統に分配する前段階で、クリップ処理(S26)を行い、つまりクリップ処理を2系統で共通化して、そしてこのクリップされた伸張データD16に対して系統ごとの処理を行うようになっている。その他の処理は第2実施形態と等価である。
【0031】
(第4実施形態)
本第4実施形態は、第2、第3実施形態の場合と同様に、ローカウント補正を前処理段階で行うものであり、装置構成は図5と同様である。前処理部の処理手順が第3実施形態とは若干相違し、つまり、第3実施形態では、差分データD13に対してチャンネル方向とビュー方向との空間的な2次元方向でスムージングをかけるようになっていたが、本実施形態では、図9に示すように、チャンネル方向の1次元だけに平滑化を行うようになっている(S27)。その他の処理は第3実施形態と等価である。
【0032】
このように平滑化は2次元でなくても、チャンネル方向の1次元だけにかけるようにしてもよい。
【0033】
(第5実施形態)
本第5実施形態は、第2、第3、第4実施形態の場合と同様に、ローカウント補正を前処理段階で行うものであり、装置構成は図6と同様である。前処理部の処理手順が第4実施形態とは若干相違し、つまり、第4実施形態では、水補正処理を系統ごとに別々に行っていたが、本実施形態では、図10に示すように、ローカウント補正の差分処理(S25)の後処理(S28)として行うようになっている。その他の処理は第4実施形態と等価である。
【0034】
このように水補正は、ローカウント補正後に行うようにしてもよい。
【0035】
(第6実施形態)
本第6実施形態は、第2、第3、第4、第5実施形態の場合と同様に、ローカウント補正を前処理段階で行うものであり、装置構成は図6と同様である。前処理部の処理手順が第5実施形態とは若干相違し、つまり、第5実施形態では、リファレンス補正処理を系統ごとに別々に行っていたが、本実施形態では、図11に示すように、ローカウント補正の差分処理(S25)の後処理(S29)として行うようになっている。その他の処理は第4実施形態と等価である。
【0036】
このようにリファレンス補正は、ローカウント補正後に行うようにしてもよい。
【0037】
(変形例)
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されてもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、比較的高いX線吸収係数の部位を通過したローカウントデータを画像再構成に有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成図。
【図2】本実施形態において、ローカウントデータを説明するために、X線入力に対するDAS出力の関係を示す図。
【図3】図1のローカウント補正部の動作説明図。
【図4】図3の補足図。
【図5】第1実施形態によるローカウントアーチファクト抑制効果を、従来画像と比較して示すための中間調画像。
【図6】本発明の第2実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成図。
【図7】図6の前処理部の動作説明図。
【図8】本発明の第3実施形態による前処理部の動作説明図。
【図9】本発明の第4実施形態による前処理部の動作説明図。
【図10】本発明の第5実施形態による前処理部の動作説明図。
【図11】本発明の第6実施形態による前処理部の動作説明図。
【符号の説明】
100…架台、
101…X線管、
102…回転リング、
103…X線検出器、
104…データ収集回路、
105…非接触データ伝送部、
106…前処理部、
107…架台駆動部、
108…スリップリング、
109…高電圧発生部、
110…ホストコントローラ、
112…ローカウント補正部、
114…再構成部、
115…入力装置。

Claims (9)

  1. 被検体に向かってX線を発生するX線管と、
    前記被検体を透過したX線を検出する検出器と、
    前記検出器の出力信号に対してA/D変換、対数変換及び感度補正を含む前処理を施すことにより投影データを生成する前処理部と、
    前記投影データから、前記検出器の出力信号に対する前記前処理の対数変換により前記投影データに生じるローカウントアーチファクト成分を推定し、前記推定したローカウントアーチファクト成分に基づいて前記投影データを補正する補正部と、
    前記補正された投影データに基づいて、断層像データを再構成する再構成部とを具備し、
    前記補正部は、前記ローカウントアーチファクト成分を推定するために、前記投影データを指数変換して得た指数データを対数的に変換して得た第1データを、前記投影データを指数変換して得た指数データに定数を加算してから対数的に変換して得た第2データから差分して差分データを得て、前記差分データを前記第2データから引き算することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記差分データを空間的に平滑化することを特徴とする請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 被検体に向かってX線を発生するX線管と、
    前記被検体を透過したX線を検出する検出器と、
    前記検出器からデータ収集回路を介して供給される純生データを対数変換し、前記対数変換して得たデータを感度補正して第1の生データを生成すると共に、前記純生データに定数を加算し、対数変換し、感度補正することにより第2の生データを生成し、前記第1の生データと前記第2の生データの差分データから、前記純生データに対する対数変換により前記第1の生データに生じるローカウントアーチファクト成分を推定し、前記推定したローカウントアーチファクト成分前記第2の生データから引き算する前処理部と、
    前記補正された第2の生データに基づいて、断層像データを再構成する再構成部とを具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記差分データを空間的に平滑化することを特徴とする請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記差分データを、前記検出器に装備される複数の検出素子の配列方向に関して1次元で平滑化することを特徴とする請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記差分データを、前記検出器に装備される複数の検出素子の配列方向と、前記被検体に対する前記X線の向きの変化を表すビュー方向との2次元に関して平滑化することを特徴とする請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記前処理部では、前記対数変換の前段階で前記純生データと前記純生データに定数を加算したデータそれぞれの最低値を所定値にクリップすることを特徴とする請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記前処理部では、前記純生データに定数を加算する前段階で、前記純生データの最低値を所定値にクリップすることを特徴とする請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記感度補正は、水のCT値を基準値にそろえる水補正であることを特徴とする請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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