JP4488772B2 - 放射線画像診断装置および放射線画像診断装置のデータ処理方法 - Google Patents

放射線画像診断装置および放射線画像診断装置のデータ処理方法 Download PDF

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Description

本発明はX線等の放射線を被検体に照射して被検体内部の様子を可視化する放射線画像診断装置および放射線画像診断装置のデータ処理方法に関する。
従来、被検体内部の断層画像を撮影する装置として放射線画像診断装置がある。その代表例がX線CTである(例えば非特許文献1参照)。X線CTではX線管から被検体にX線が照射され、被検体を透過したX線がX線検出器やデータ収集システム(DAS:data acquisition system)において検出される。さらに、X線検出器やDASからなる検出系のX線検出値に対して対数変換処理を伴う処理が施されて投影データが得られる。投影データが再構成処理されてX線CT画像が生成される。
しかし、X線検出値の超低線量域では、検出X線フォトン数が殆どゼロに近いような場合があり、いわゆるクリッピングが起こりうる。
ここでX線検出値の言葉について説明する。DASの出力のデジタル信号は、検出器へのX線入射フォトン数に比例する信号sと、X線入射フォトン数がゼロのときのオフセットoと、雑音nとの和である。正確にはさらに検出器やDASの感度定数等も関与するが、それらは本発明の主旨と無関係なので省略する。前処理部は、このオフセットoを差し引いた値、すなわちs+nを得る機能を有している。この処理をオフセット処理ないしオフセット補正という。s+nがX線検出値である。なお、オフセット補正で得たX線検出値に対しさらに若干の処理を施した得たデータの場合も、それが対数変換の前の段階であれば本発明ではX線検出値と呼んでいる。
ここで、雑音nは正負不定の値であるから、信号出力sが雑音nに対して十分に小さい場合には、X線検出値xが負値となる場合がありうる。X線検出値xが負値の場合には、対数変換が実行できず対数変換そのものに物理的な意味がない。このような場合には、一般にX線検出値xの値は、放射線画像診断装置1における処理上のX線検出値xの最小値である1にクリップされる。
図7は、X線検出値が超低線量域である場合に生じるクリッピング現象の概念を説明する図である。
図7のグラフにおいて横軸は、対数変換の入力側のデータ値を示し、縦軸は対数変換の出力側のデータ値を示す。またグラフの実線の曲線は対数関数D1である。さらに、横軸方向の分布データは、対数変換の入力側の分布データD2であり、縦軸方向の分布データは分布データD2の対数変換出力を示す分布データD3である。つまり分布データD2はX線検出値に相当し、分布データD3は投影データに相当する。正確にはD3は投影データではなく、D3に対していくつかの処理を施したものが投影データとなるが、本発明においてはそれら処理は重要ではなく、D3におけるクリッピングの問題は投影データにも反映されるため、ここではD3を投影データに相当するものと記した。
分布データD2の分布において、値が1未満となる部分D2aのうち値が負の部分は対数変換できないし、0であっても1以下の値はシステムが扱える最小単位以下であるため、これらの値は全て1にかさ上げされる。このかさ上げをクリップという。このため、対数変換後の分布データD3の分布は著しく歪み、分布データD3の平均値D4は分布データD3の平均値の対数D5からかさ上げされてしまう。このクリッピング現象の結果、投影データの平均値は真の平均値から低値方向へシフトしてしまう。
ここで、一般に、投影データの値は、X線検出値を対数変換した後、スケーリング定数を乗じて符号反転されて求められるため、クリッピングが起きる条件下では、投影データの平均値は雑音がない場合の投影データの平均値よりも過小評価されることとなる。投影データの値がより大きい成分は、より大きなX線減弱を受けたことを意味し、投影データの値がより小さい成分は、より小さなX線減弱を受けたことを意味する。そして、このような投影データを用いて再構成処理により得られた画像では、大きなX線減弱を受けた部分のCT値がシフトしてシェーディングされることとなる。
Mori I, Kazama M: Method for Suppressing Streak Artifacts in CT Resulting from Excessive Noise. Medical Imaging Technology, 21(4):272-276, 2003
従来の放射線画像診断装置では、前述のようにクリッピングによるX線CT画像にCT値のシフトやシェーディングが生じるという問題があり、十分に回避されていないのが現状である。
従って、X線検出値が超低線量域であっても、クリッピングによるX線CT画像のCT値のシフトやシェーディングの発生を回避する技術の開発が望まれる。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、放射線検出値が超低線量域であっても、クリッピングによる放射線CT画像のCT値シフトやシェーディングの発生を低減することが可能な放射線画像診断装置および放射線画像診断装置のデータ処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る放射線画像診断装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、放射線を発生させる放射線発生手段と、前記放射線発生手段からの放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線検出手段の放射線検出値にクリッピング処理を施すクリッピング処理手段と、クリッピング処理前後の前記放射線検出値の局所平均の乖離が減少方向となるようにクリッピング処理後の前記放射線検出値に対して平均値維持補正処理を施す出力補正手段と、平均値維持補正処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより投影データを生成する対数変換処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る放射線画像診断装置は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、放射線を発生させる放射線発生手段と、前記放射線発生手段からの放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線検出手段の放射線検出値にクリッピング処理を施すクリッピング処理手段と、クリッピング処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより対数変換データを生成する対数変換処理手段と、前記対数変換データの局所平均がクリッピング処理前の放射線検出値の局所平均から対数変換を伴って生成される値に近づくように係数を乗じる平均値補正処理を実施する対数変換データ補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る放射線画像診断装置のデータ処理方法は、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、放射線検出値にクリッピング処理を施すステップと、クリッピング処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより投影データを生成するステップと、前記投影データの局所平均がクリッピング処理前の前記放射線検出値の局所平均から生成される投影データに近づくように前記投影データもしくは前記投影データに至る中間処理段階のデータの平均値補正処理を実施するステップとを有すことを特徴とする方法である。
また、本発明に係る放射線画像診断装置のデータ処理方法は、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、放射線検出値にクリッピング処理を施すステップと、クリッピング処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより対数変換データを生成するステップと、前記対数変換データの局所平均がクリッピング処理前の放射線検出値の局所平均から対数変換を伴って生成される値に近づくように係数を乗じる平均値補正処理を実施するステップとを有することを特徴とする方法である。
本発明に係る放射線画像診断装置および放射線画像診断装置のデータ処理方法においては、放射線検出値が超低線量域であっても、クリッピングによる放射線CT画像のCT値シフトやシェーディングの発生を低減することができる。
本発明に係る放射線画像診断装置および放射線画像診断装置のデータ処理方法の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る放射線画像診断装置の第1の実施形態を示す構成図である。
放射線画像診断装置1は、放射線発生手段としてのX線管2、放射線検出手段としてのX線検出器3およびデータ収集システム(DAS:data acquisition system)4を備える。DAS4は、データ伝送部5を介して制御部6と接続される。制御部6は、コンピュータにプログラムが読み込まれることにより、あるいは所要の回路により構成されて前処理手段7、クリッピング処理手段8、出力補正手段9、再クリッピング処理手段10、対数変換処理手段11、画像再構成手段12として機能し、さらに記憶手段13が備えられる。また、X線管2とX線検出器3との間に被検体Pがセットされる。
X線管2は、図示しない高電圧電源と接続され、被検体Pに向けて放射線であるX線を照射できるように配置される。
X線検出器3は、被検体Pを透過したX線を検出して電気信号に変換し、その電気信号をDAS4に与える機能を有する。
DAS4は、線検出器3から受けた電気信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号をX線検出値としてデータ伝送部5を介して制御部6に与える機能を有する。
前処理手段7は、DAS4からのX線検出値をデータ伝送部5を介して受けて、通常行われるオフセット補正処理等の各種前処理を施した後、前処理後のX線検出値をクリッピング処理手段8に与える機能を有する。
クリッピング処理手段8は、X線検出器3からDAS4、データ伝送部5および前処理手段7を介してX線検出値を受けてクリッピング処理を施す機能を有する。
出力補正手段9は、クリッピング処理前後のX線検出値の局所平均の乖離が減少方向となるようにクリッピング処理後のX線検出値に対して平均値維持補正処理を施す機能を有する。ここで、平均値維持補正処理の対象となるX線検出値は少なくともクリッピング処理前後のデータであれば、前処理やその他の所要の処理前後のデータのいずれであってもよい。従って、以下、X線検出値とみなせる前処理やその他の所要の処理前後のデータをX線検出値と称する。
出力補正手段9には、クリッピング処理前後のX線検出値の局所平均を求めるために、例えばX線検出値をビンニングすることによりビンをそれぞれ作成し、各ビン内におけるX線検出値の総和あるいは平均値を求める機能が備えられる。
再クリッピング処理手段10は、出力補正手段9から受けた平均値維持補正処理後のX線検出値に対して再度クリッピング処理を施す機能を有する。
対数変換処理手段11は、再クリッピング処理手段10から受けた再クリッピング処理後のX線検出値に対して対数変換処理および通常行われる各種処理を施すことにより投影データを生成する機能と、生成した投影データを記憶手段13に書き込む機能を有する。
画像再構成手段12は、記憶手段13に保存された投影データを読み込んで、必要な前処理および画像再構成処理を施すことによりX線CT画像を生成する機能と、図示しない表示装置にX線CT画像を与えて表示させる機能とを有する。
次に、放射線画像診断装置1の作用について説明する。
図2は、図1に示す放射線画像診断装置1により、X線CT画像を再構成させる際の手順を示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まずステップS1において、X線管2からX線が被検体Pに照射されて、X線検出器3においてX線が検出される。X線検出器3は検出したX線の線量をX線検出値としてDAS4およびデータ伝送部5を介して前処理手段7に与える。前処理手段7は、X線検出値に対して各種前処理を施した後、X線検出値をクリッピング処理手段8および出力補正手段9に与える。
次にステップS2において、クリッピング処理手段8は、X線検出器3からDAS4、データ伝送部5および前処理手段7を介して受けたX線検出値に対してクリッピング処理を施す。
すなわち、式(1)のように各ビューiおよびレイjのX線検出値をxi,jとし、X線検出値xi,jが1以下の場合にはクリッピング処理後のX線検出値x’i,jを1とする一方、X線検出値xi,jが1以下でない場合にはクリッピング処理後のX線検出値x’i,jをクリッピング処理前のX線検出値xi,jそのままとする。
Figure 0004488772
クリッピング処理手段8は、クリッピング処理後のX線検出値x’i,jを出力補正手段9に与える。
次にステップS3において、出力補正手段9は、クリッピング処理後のX線検出値x’i,jの局所平均とクリッピング処理前のX線検出値xi,jの局所平均との乖離が減少方向となるように、クリッピング処理後のX線検出値x’i,jに対して平均値維持補正処理を施す。
そのために出力補正手段9は、まずX線検出器3からDAS4、データ伝送部5および前処理手段7を介して受けたクリッピング処理前のX線検出値xi,jおよびクリッピング処理手段8から受けたクリッピング処理後のX線検出値x’i,jをそれぞれ小集団にビンニング(binning)し、得られた各ビンXI、J、X’I、J内におけるX線検出値xi,j、x’i,jの総和を計算する。
すなわち、ビンニングされる小集団のビュー方向のサイズをM、レイ方向のサイズをN、{ }を数値配列を表すシンボルとすると、出力補正手段9は、クリッピング処理前のX線検出値xi,jのビンニングにより式(2)で与えられるビンXI、Jを生成する。
Figure 0004488772
さらに、出力補正手段9は、式(3)によりビンXI、J毎に、ビンXI、J内の構成要素であるクリッピング処理前のX線検出値xIM+m、JN+n全体の総和Sを求める。
Figure 0004488772
同様に、出力補正手段9は、クリッピング処理後のX線検出値x’i,jのビンニングにより得られる式(4)で与えられビンX’I、Jを生成する。
Figure 0004488772
さらに、出力補正手段9は、式(5)によりビンX’I、J毎に、ビンX’I、J内の構成要素であるクリッピング処理後のX線検出値x’IM+m、JN+n全体の総和S’を求める。
Figure 0004488772
次に、出力補正手段9は、クリッピング処理後のビンX’I、J内におけるX線検出値x’IM+m、JN+nのうちクリップされなかったX線検出値x’IM+m、JN+n(x’IM+m、JN+n≠1)の個数Rを求める。そして、出力補正手段9は、例えば式(6−1)によりクリッピング処理によるビンX’I、J内のかさ上げ量をクリップされなかった各X線検出値x’IM+m、JN+n(x’IM+m、JN+n≠1)に均等に加算することによりX線検出値x’IM+m、JN+nを補正し、補正後のX線検出値x’’IM+m、JN+nを得る。
この結果、式(6−1)に示す新たなビンX’’I、Jが生成される。
Figure 0004488772
このようにして生成された平均値維持補正後のビンX’’I、J内におけるX線検出値x’’IM+m、JN+nの平均値は、クリッピング処理前のビンXI、J内におけるX線検出値xIM+m、JN+nの平均値と等しくなるように回復される。
図3は、図1に示す放射線画像診断装置1によるX線検出値に対する処理手順と従来の放射線画像診断装置によるX線検出値に対する処理手順とを比較した図である。
尚、作成するビンXI、J、X’I、J、X’’I、Jはビューiとレイjの二次元としたが、一次元であってもよい。そこで、ここではビンXI、J、X’I、J、X’’I、Jを一次元として説明する。
図3(a)は従来の放射線画像診断装置によるX線検出値に対する処理手順を示す図であり、図3(b)は図1に示す放射線画像診断装置1によるX線検出値に対する処理手順を示す図である。
X線検出器3から出力されるX線検出値xi,jは、図3(a−1)(b−1)に示すようにばらつきを有し、値が1未満であるデータが含まれる。ここで、従来の放射線画像診断装置は、クリッピング処理のみを施すため、図3(a−2)に示すようにX線検出値の1未満の部分が1にかさ上げされたX線検出値データx’i,jが得られる。
一方、図1に示す放射線画像診断装置1では、図3(b−2)に示すようにX線検出器3から出力されるX線検出値xi,jがビンニングされて例えば5点のデータからなる小集団に区分され、ビンXI、Jが作成される。この際、ビンXI、J内におけるX線検出値xIM+m、JN+nの総和(あるいは平均値)が求められる。
また、各ビンXI、Jに含まれるX線検出値xIM+m、JN+nに対してクリッピング処理が施されて図3(b−3)に示すクリッピング処理後のX線検出値データx’IM+m、JN+nが得られる。ここで、クリッピング処理後のビンX’I、J内のX線検出値データx’IM+m、JN+nの平均値はクリッピング処理前のビンXI、J内のX線検出値データxIM+m、JN+nの平均値からシフトしてしまう。
そこで、クリッピング処理後のX線検出値x’IM+m、JN+nに対してビンX’I、J内の平均値維持補正処理が施されて図3(b−4)の実線で示すX線検出値x’’IM+m、JN+nが得られ,各ビンX’’I、J内の平均値が維持される。すなわち、クリッピング処理後のビンX’I、J内におけるX線検出値x’IM+m、JN+nのうちクリップされなかったX線検出値x’IM+m、JN+nの値が補正されて、平均値が維持される。
ここで、平均値維持補正後のビンX’’I、J内におけるX線検出値x’’IM+m、JN+nは、負数あるいは1未満の値となる可能性がある。このため、平均値維持補正後のビンX’’I、J内におけるX線検出値x’’IM+m、JN+nをそのまま対数変換することができない。
そこで、出力補正手段9は、平均値維持補正後のビンX’’I、J内におけるX線検出値x’’IM+m、JN+nを再クリッピング処理手段10に与える。
そして、ステップS4において、再クリッピング処理手段10は、出力補正手段9から受けた平均値維持補正後のビンX’’I、J内におけるX線検出値x’’IM+m、JN+nに対して式(7−1)により再度クリッピング処理を施すことにより、再クリッピング処理後のX線検出値x’’’IM+m、JN+nを得る。この結果、式(7−2)に示す再クリッピング処理後のビンX’’’I、Jが生成される。
Figure 0004488772
ここで、平均値維持補正後のビンX’’I、J内におけるX線検出値x’’IM+m、JN+nの平均値は、クリッピング処理前のビンXI、J内におけるX線検出値xIM+m、JN+nの平均値と等しくなるように回復されたものの、再クリッピング処理後のビンX’’’I、J内におけるX線検出値x’’’IM+m、JN+nの平均は統計的にはクリッピング処理前のビンXI、J内におけるX線検出値xIM+m、JN+nの平均値よりもやや上昇する。
一般にはこの上昇は取るに足りず、平均値維持補正結果は十分良好であるが、再度同じ処理を回せばさらに良好な結果となる可能性がある。そこで、再クリッピング処理手段10が、再クリッピング処理後のX線検出値x’’’IM+m、JN+nを出力補正手段9に与えて再びステップS3およびステップS4において同様の処理を施すことにより平均値の上昇量を低減させてもよい。通常は2度同様な処理を繰り返せば、十分に平均値の上昇量を低減できる。
そして、再クリッピング処理手段10は、再クリッピング処理後のビンX’’’I、J内におけるX線検出値x’’’IM+m、JN+nを対数変換処理手段11に与える。
次に、ステップS5において、対数変換処理手段11は、再クリッピング処理手段10から受けた再クリッピング処理後のビンX’’’I、J内におけるX線検出値x’’’IM+m、JN+に対して対数変換処理および各種処理を施すことにより、投影データを生成する。そして、対数変換処理手段11は、投影データを記憶手段13に書き込む。
この際、必要に応じてX線検出値の超低線量域におけるストリークアーチファクトの緩和処理等の処理が適宜施される。
次にステップS6において、画像再構成手段12は、記憶手段13に保存された投影データを読み込んで所要の前処理および画像再構成処理を施すことによりX線CT画像を生成する。
図4は、図1に示す放射線画像診断装置1により撮影されたX線CT画像を従来の放射線画像診断装置により撮影されたX線CT画像と比較した図である。
図4(a)は、従来の放射線画像診断装置により撮影されたX線CT画像であり、図4(b)は、図1に示す放射線画像診断装置1により撮影されたX線CT画像である。尚、図4(a)(b)には、雑音の影響により表れるストリーク状アーチファクトの緩和処理が別途施されている。
図4(a)において、上下の黒い楕円部は空気であり、左右の白色の四角形部と楕円部はCT値の高い骨相当の物質であるが、白色の四角形部と楕円部を通過する横方向のX線パスにてX線減弱が激しくクリッピングが生じており、中央部領域においてCT値が低くなり暗いゾーンが発生していることが分かる。
一方、図4(b)では、従来生じていたクリッピングによる暗いゾーンはほぼ消滅していることが確認できる。
以上のような放射線画像診断装置1によれば、クリッピングによる投影データの平均値のシフト量が低減されるため、X線CT画像におけるCT値シフトやシェーディングの発生を緩和させることができる。
尚、出力補正手段9は、ビン内のクリップされないX線検出値データに対し均等に一定の値を減算してクリッピング処理前後のビン内におけるX線検出値の平均値が均しくなるように平均値維持補正処理を施したが、クリッピング処理前後のビン内におけるX線検出値の平均値は必ずしも均等でなく一定の範囲内となるようにしてもよい。
例えば、ビン内のクリップされないX線検出値データの値に応じて減算量を調整することもできる。その具体例として、大きなX線検出値ほど大きな値を減算するようにし、クリップを免れたX線検出値データであってもその値が小さい場合には僅少な値しか減算しないようにし、そして減算量は減算結果が1を下回らないようにすれば、再度のクリッピング処理は不要となり、かつ再度の平均値維持処理を行わなくても実用上十分な平均値回復効果を得ることもできるのである。
図5は本発明に係る放射線画像診断装置の第2の実施形態を示す構成図である。
図5に示された、放射線画像診断装置1Aでは、制御部6の機能が図1に示す放射線画像診断装置1と相違する。他の構成および作用については図1に示す放射線画像診断装置1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
放射線画像診断装置1Aの制御部6は前処理手段7、クリッピング処理手段8、対数変換処理手段11、対数変換データ補正手段14、画像再構成手段12として機能し、さらに記憶手段13が備えられる。
クリッピング処理手段8は、X線検出器3からDAS4、データ伝送部5および前処理手段7を介してX線検出値を受けてクリッピング処理を施す機能を有する。
対数変換処理手段11は、クリッピング処理手段8から受けたクリッピング処理後のX線検出値に対して対数変換処理で対数変換データを生成する機能を有する。対数変換データは、X線検出値に対数変換処理を施して得られるデータと実質的に同等とみなせるデータであれば、他の処理を伴って得られるデータでも良い。従って、対数変換データは、投影データあるいは投影データに至る中間処理段階のデータとなる。
対数変換データ補正手段14は、対数変換データを受けて、局所平均がクリッピング処理前のX線検出値の局所平均から対数変換を伴って生成される値に近づくように係数を乗じる平均値補正処理を実施する機能を有する。対数変換データ補正手段14には、対数変換データやクリッピング処理前のX線検出値の局所平均を求めるために、例えば対数変換データやX線検出値をビンニングすることによりビンをそれぞれ作成し、ビン内平均を求める機能が備えられる。
画像再構成手段12は、対数変換データ補正手段14により補正された対数変換データに対して所要の前処理および画像再構成処理を施すことによりX線CT画像を生成する機能を有する。
次に、放射線画像診断装置1Aの作用について説明する。
図6は、図5に示す放射線画像診断装置1Aにより、X線CT画像を再構成させる際の手順を示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。また、図2と同等のステップには同符号を付してある。
まずステップS1において、X線管2からX線が被検体Pに照射されて、X線検出器3とDAS4により得られたX線検出値が、データ伝送部5、前処理手段7を経由してクリッピング処理手段8に与えられる。
次にステップS2において、クリッピング処理手段8は、DAS4、データ伝送部5、前処理手段7を介してX線検出器3から受けたX線検出値に対してクリッピング処理を施す。クリッピング処理手段8は、クリッピング処理後のX線検出値を対数変換処理手段11に与える。
次にステップS10において、対数変換処理手段11は、クリッピング処理手段8から受けたクリッピング処理後のX線検出値に対して対数変換処理および各種処理を施すことにより対数変換データを生成する。
次にステップS11において、対数変換データ補正手段14は対数変換処理手段11から対数変換データを受け、対数変換データの平均値がクリッピング処理前のX線検出値の平均値から対数変換を伴って得られる対数変換データに近づくように、対数変換データを補正する。
そのため、対数変換データ補正手段14は対数変換データのビンニングを行う。次に、対数変換データ補正手段14は各ビン内における対数変換データを補正するための係数Zを式(8)によりビンニングされた各ビン内におけるクリッピング処理前のX線検出値x、クリッピング処理後のX線検出値x’およびデータ数Nからそれぞれ求める。但し、ここでは1次元の場合を示した。
そして、この処理のためにはクリッピング前のX線検出値のビン内平均とその対数変換値が必要であり、対数変換データ補正手段14はクリッピング前のX線検出値にアクセスし、それをビンニングしそのビン内平均の対数変換値を求める。あるいは、同じ目的のために、対数変換データ補正手段14はクリッピング処理手段8に所定のビンニングによりクリッピング前のX線検出値のビン内平均を出力させるように指示し、そのビン内平均を対数変換処理手段14に対数変換させるように指示し、その対数変換値を受け取るようにしてもよい。
Figure 0004488772
そして、対数変換データ補正手段14は求めた係数Zを各ビン内における対数変換データに乗じることにより対数変換データを補正する。
ここで、クリップされて値が1となったX線検出値x’から生成される対数変換データは、log(1)=0であるから係数Zを乗じても値が不変である。従って、対数変換データに1回係数Zを乗じて補正すれば、補正後の対数変換データの平均値はクリッピング処理前のX線検出値から得られる対数変換データの平均値に均しくなる。なお、システムの扱う数値の量子化単位即ち切り上げ/切り捨て誤差や最大取り扱い数値範囲の制限によっては完全に両者が一致する保証はないが、実用上は両者は十分近い値になる。
そして、対数変換データ補正手段14は補正後の対数変換データを画像再構成手段12に与える。
次にステップS12において、画像再構成手段12は、対数変換データ補正手段14から補正後の対数変換データを受けて所要の前処理を行って投影データとし、投影データに対して画像再構成処理を施すことによりX線CT画像を生成する。この結果、クリッピングによる対数変換データの平均値のシフト量が低減したX線CT画像を得ることができる。ここで、生成した投影データや画像は、記憶手段13に保持される。
すなわち、図1に示す放射線画像診断装置1がX線検出値の対数変換前にクリッピング処理後のX線検出値の平均値維持補正処理を施したのに対し、放射線画像診断装置1Aは、対数変換後の対数変換データのビン内平均値がクリッピング処理前のX線検出値の平均値から得られる対数変換データに等しく、あるいはより近い値になるように対数変換データの係数を乗じて補正するものである。
以上により、放射線画像診断装置1Aによれば、図1に示す放射線画像診断装置1と同等の効果に加え、平均値維持補正処理を繰り返し実施して精度を向上させる必要がないため、計算を簡易にすることができる。
ここで、1Aによる平均値維持補正の対象データについて補足する。以上では対数変換データすなわち対数変換直後の値を補正対象とした。しかし、クリッピング前のX線検出値またはその局所平均を知り得る限りにおいては、対数変換データからさらに処理を進めて得たデータ、例えば投影データをも対象とできる。即ち、クリッピング前のX線検出値の局所平均を対数変換から以後の任意の処理まで付せば、その出力値が、クリップデータをその処理まで付して得たデータの局所平均として望まれる値である。そこに至る処理内容が明確である限り、その処理内容を反映して式(8)に相当する補正式を組み立てることができる。多くの処理内容を反映する場合はその補正式は煩雑になってくるが、原理的にどの段階のデータでも局所平均の補正処理が可能であることは伺えるであろう。
次に、各実施形態の放射線画像診断装置1、1Aによる平均値維持補正の変形を示す。
各実施形態の放射線画像診断装置1、1Aによる平均値維持補正の際、クリッピング前のX線検出値の局所平均を求めるためにX線検出値データのビンニングを実施したが、局所平均値はビンニングではなく平滑化で求めることもできる。つまり、クリッピング前のX線検出値(Aとする)の全領域あるいは一部領域に対してビューiやレイj方向に平滑化処理を実施するのであるが、この平滑化処理後の結果(Bとする)はX線検出値の局所平均の分布を示している。そして、そのデータは平滑化の結果、1未満の異常な値の大部分は1以上になっている。これをクリッピング、あるいはさらに対数変換、あるいはさらにそれ以後の処理にまで付してもその結果(Cとする)にはクリッピング問題は殆ど影響しない。しかしながら、平滑化のためにボケは含んでいる。一方、平滑化を行わないX線検出値データを通常のごとくクリッピング、あるいはさらに対数変換、あるいはさらにそれ以後の処理にまで付すが、その出力(Dとする)にはクリッピング問題は影響している可能性が大であるが、ボケは含まない。Dをさらに、Aを平滑化したフィルタと同じフィルタを用いて平滑化するが、その出力をEとする。Eの局所平均はクリッピングの影響を残し、ボケはCと同じである。ここで、Dのうちクリッピングが起きているような領域ではその局所平均をCに近づけたもの(Fとする)を得たいのであるが、それは例えば次の式(9)のようにする。
[数9]
Fi,j=(1-W)×Di,j+W×Ci,j ・・・(9)
W=1 if Bi,j≦0
W=-1/X if 0≦Bi,j<X
W=0 if X≦Bi,j
ここでXはスレッショールド値、Wは重み関数である。つまりクリッピング前のX線検出値の局所平均がXより小さい場合は、それが低値であるほどFはCに近づき、クリッピング前のX線検出値の局所平均が十分高い値であればクリッピングの問題はないので、FとしてはDの値がそのまま採用されるというものである。Xの設定は任意であるが、X線検出値が含む雑音振幅の標準偏差と同程度の値とするのが良いであろう。Wを決めるために参照する値としてBのかわりにAを用いてもかまわないが、この場合はXとして1より十分大きい値を選ぶべきである。
これにより得たFはクリッピング問題は大幅に緩和し、かつクリッピングが起きないような状況ではボケも伴っていない。
このようにしてFを得たら、以後そのFを用いて通常の処理を進めていけばよい。Fが投影データであればあとは画像再構成するのみであるし、Fがクリッピング直後のデータであればあとは対数変換その他の処理を経て投影データとし画像再構成まで進める。Fが対数変換直後の値であればその後の処理で投影データを得て画像再構成まで進める。
このようにして、クリッピングによる平均値のシフト量を低減させた投影データを得ることが可能となり、CT値シフトやシェーディングを緩和したX線CT画像を再構成することができる。
つまり、ビンニングによるか平滑化処理によるかに関わらず、クリッピング処理前のX線検出値の局所平均値B(i,j)を把握し、投影データの局所平均値P(i,j)を、クリッピング処理前のX線検出値の局所平均値B(i,j)から生成された投影データに近づけられるように平均値維持補正処理が実施されればよい。
最後に補足する。これまでの説明において、クリッピングとは1以下の入力を1に固定して対数変換する措置であるとして述べた。しかしながら、クリップレベルが1でなくてその他の数値であっても、全く同様に本発明は有効性を持っているのは明らかである。また、クリップレベル以下の入力値をクリップレベルに一律にクリッピングするというクリップ法でなく、システムにとって処理上不都合な入力値を一律以外の関数で変化させて不都合でない値にするというクリップ処理もあり得る。例えば、非特許文献1に述べられているlog-tweakという手法は、X線検出値が非常に低い値のときは対数関数でなく直線関数で処理するが、これは入力値をある関数でかさ上げして対数変換に処するのと等価であり、これまで述べたクリップ手法と同様に、対数変換にとって不都合な入力値を不都合でないように改変するものと見なせる。このような場合もそれに伴い局所平均のシフトは発生するが、これについても本発明で示した方法は有効である。すなわち、本発明で言うクリッピングとは、システムにとって処理上不都合な入力値を一律以外の関数で変化させて不都合でない値にする処理一般を意味し、そして本発明は、X線検出値が非常に低い場合にクリッピングに伴い生じる投影データの局所平均を正しい値に近づける方法として普遍性を持っている。
本発明に係る放射線画像診断装置の第1の実施形態を示す構成図。 図1に示す放射線画像診断装置により、X線CT画像を再構成させる際の手順を示すフローチャート。 図1に示す放射線画像診断装置1によるX線検出値に対する処理手順と従来の放射線画像診断装置によるX線検出値に対する処理手順とを比較した図。 図1に示す放射線画像診断装置により撮影されたX線CT画像を従来の放射線画像診断装置により撮影されたX線CT画像と比較した図。 本発明に係る放射線画像診断装置の第2の実施形態を示す構成図。 図5に示す放射線画像診断装置により、X線CT画像を再構成させる際の手順を示すフローチャート。 X線検出値が超低線量域である場合に生じるクリッピング現象の概念を説明する図。
符号の説明
1、1A 放射線画像診断装置
2 X線管
3 X線検出器
4 データ収集システム(DAS)
5 データ伝送部
6 制御部
7 前処理手段
8 クリッピング処理手段
9 出力補正手段
10 再クリッピング処理手段
11 対数変換処理手段
12 画像再構成手段
13 記憶手段
14 対数変換データ補正手段
P 被検体

Claims (8)

  1. 放射線を発生させる放射線発生手段と、前記放射線発生手段からの放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線検出手段の放射線検出値にクリッピング処理を施すクリッピング処理手段と、クリッピング処理前後の前記放射線検出値の局所平均の乖離が減少方向となるようにクリッピング処理後の前記放射線検出値に対して平均値維持補正処理を施す出力補正手段と、平均値維持補正処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより投影データを生成する対数変換処理手段とを備えたことを特徴とする放射線画像診断装置。
  2. 放射線を発生させる放射線発生手段と、前記放射線発生手段からの放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線検出手段の放射線検出値にクリッピング処理を施すクリッピング処理手段と、クリッピング処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより対数変換データを生成する対数変換処理手段と、前記対数変換データの局所平均がクリッピング処理前の放射線検出値の局所平均から対数変換を伴って生成される値に近づくように係数を乗じる平均値補正処理を実施する対数変換データ補正手段とを備えたことを特徴とする放射線画像診断装置。
  3. 平均値維持補正処理後の前記放射線検出値に対して再度クリッピング処理を施す再クリッピング処理手段を設け、前記対数変換処理手段は、再クリッピング処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより投影データを生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の放射線画像診断装置。
  4. 前記局所平均をビンニングすることにより作成したビン内の平均値から求めるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像診断装置。
  5. 前記局所平均を平滑化処理により求めるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像診断装置。
  6. クリッピング処理前後の放射線検出値の局所平均の乖離が減少方向となるようにクリッピング処理後の前記放射線検出値に対して平均値維持補正処理を施すステップと、平均値維持補正処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより投影データを生成するステップとを有することを特徴とする放射線画像診断装置のデータ処理方法。
  7. 放射線検出値にクリッピング処理を施すステップと、クリッピング処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより対数変換データを生成するステップと、前記対数変換データの局所平均がクリッピング処理前の放射線検出値の局所平均から対数変換を伴って生成される値に近づくように係数を乗じる平均値補正処理を実施するステップとを有することを特徴とする放射線画像診断装置のデータ処理方法。
  8. 平均値維持補正処理後の前記放射線検出値に対して再度クリッピング処理を施し、再クリッピング処理後の前記放射線検出値に対して対数変換処理を伴う処理を施すことにより投影データを生成することを特徴とする請求項6記載の放射線画像診断装置のデータ処理方法。
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