JP2011139305A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの接続を確実に行うことが可能であり、かつ、コネクタや両基板への負荷を軽減可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮影光学系により結像される像を光学変換する撮像素子および接続用の第1コネクタを備えた第1基板41と、この第1基板41の第1コネクタに接続された第2コネクタを備えた第2基板42と、第1基板41および第2基板42の周囲を囲んで前側ケース21に固定されたシールドケースと、を備えた撮像装置であって、第2基板42の外周とシールドケースの内周との間に、第2基板42のあらかじめ設定された量の相対変位を許容する空間sp1が介在され、第2基板42の接合用凸片42aがシールドケースの接合用開口部52aに、接合部材を介して接合されていることを特徴とする撮像装置である。
【選択図】図11

Description

本発明は、車載カメラやデジタルカメラやデジタルビデオなどに用いられる撮像装置に関する。
従来、撮像用のレンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子とを有する撮像装置が知られている。
このような撮像装置は、デジタルカメラやビデオカメラなどに用いたり、あるいは、自動車の車体の外部や車室内に取り付けられる車載カメラや、屋外の監視カメラなどに用いたりされている。
このような撮像装置として、特許文献1に記載されているように、基板と基板とをコネクタで接続したものが知られている。
すなわち、特許文献1に記載された撮像装置は、外装を構成する前側ケースと後側ケースとに分割された外装ケースと、外装ケースに組み込まれた鏡筒と、鏡筒に組み込まれたレンズを含む撮影光学系と、撮影光学系によって導かれた被写体を撮像する撮像素子と、撮像素子が実装されて、外装ケースに固定された第1基板と、第1基板とコネクタを介して接続され、外部機器に接続されたケーブルに接続される配線を備えた第2基板と、を備えている。
第1基板は、撮影光学系で撮影された像を良好な状態で結像されるように撮影光学系に対して位置決めされた後に、前側ケースに対して半田付けなどで固定される。
一方、第2基板は、第1基板にコネクタを介して接続される。
また、一般に、車載のものなどは、第1基板および第2基板をシールドケースで囲むのが一般的であり、この場合、第2基板はこのシールドケースに固定される。このように基板をシールドケースに固定する場合、特許文献2に記載されているように、シールドケースに突起を設け、この突起で位置決めした状態で固定したり、あるいは、特許文献3に記載のように、基板に設けた突起を、シールドケースの凹部に係合させたりし、半田付けで固定することが知られている。
このような構造を採用した場合、第2基板をシールドケースにぴったりと収容して半田付けで固定した後、第2基板と第1基板とをコネクタで接続し、かつ、シールドケースを前側ケースに組み付けることになる。
しかしながら、上述の従来技術ように、第2基板を、シールドケースにぴったりと収容して固定し、第1基板にコネクタで接続する構造では、以下に述べる問題があった。
すなわち、上述の従来技術では、第1基板は、撮影光学系に応じ、良好な結像がなされるように位置調整を行った上で前側ケースに固定される。一方、第2の基板は、シールドケースに固定した後、第1基板にコネクタを介して接続されるとともに、シールドケースが前側ケースに組み付けられる。
上述のように、第1基板の位置は、撮影光学系に応じて位置決めされるのに対し、第2基板は、前側ケースおよびシールドケースに対して一定の位置で固定されていたため、両基板の相対位置にずれが生じる可能性がある。このずれが大きいと、両基板の接続時に、コネクタにおいて所望の接続状態が得られなかったり、あるいは、コネクタや両基板に負荷がかかり過ぎたりして、接続信頼性の低下を招いていた。特に、車載のものでは、コネクタに負荷がかかった接続状態では、車両の振動により接続が外れるおそれがあった。
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、コネクタの接続を確実に行うことが可能であり、かつ、コネクタや両基板への負荷を軽減可能な撮像装置を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するため、本願請求項1に記載の撮像装置は、撮影光学系を保持する保持部材と、この保持部材に接合され、前記撮影光学系により結像される像を光学変換する撮像素子および接続用の第1コネクタを備えた第1基板と、この第1基板の第1コネクタに接続された第2コネクタを備えた第2基板と、前記第1基板および前記第2基板の周囲を囲んで前記保持部材に固定されたシールドケースと、を備えた撮像装置であって、前記第2基板が前記シールドケースに、接合部材を介して接合され、前記第2基板と前記シールドケースとの間に、前記第2基板のあらかじめ設定された量の相対変位を許容する空間が介在されていることを特徴とする撮像装置とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記シールドケースの前記第2基板の外周方向に、ケース内外を貫通する接合用開口部が設けられ、前記第2基板の外周に、前記接合用開口部に向けて延びるとともに、前記接合用開口部との間に前記空間の一部としての隙間を介して接合用凸部が設けられ、この接合用凸部と前記接合用開口部とが、前記接合部材で接合されていることを特徴とする撮像装置とした。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、前記接合部材は、非導電性接合部材であることを特徴とする撮像装置とした。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、前記接合部材は、導電性接合部材であり、かつ、前記第2基板においてアースに接続されたアース部が前記接合部材に接続されていることを特徴とする撮像装置とした。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置において、前記シールドケースは、前記第2基板の外周方向を囲むケース筒部を備え、このケース筒部が、前記シールドケースの内部空間を開閉する扉部を備えていることを特徴とする撮像装置とした。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の撮像装置において、前記ケース筒部は、4枚の側壁を有した四角筒状に形成され、前記4枚の側壁のうちの隣り合う2枚ずつで扉用組と固定用組とが構成され、前記扉用組は、前記第2基板の設置位置よりも撮像方向側の位置で、前記撮像方向側の側壁前部と前記撮像方向とは反対側の側壁後部とに分割されているとともに、前記側壁後部において、前記固定用組との境界部のうちの一方が、撮像方向に沿って前記固定用組と分割されていることで、前記側壁後部が前記境界部のもう一方を支点として、扉状に開閉可能に構成されていることを特徴とする撮像装置とした。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の撮像装置において、前記側壁のうち、前記扉用組の前記側壁前部が、ケース底面部と一体に形成され、前記扉用組の前記側壁後部が、一枚の板材を折り曲げて形成可能に、前記固定用組と一体に形成される一方、前記ケース底面部とは別体に形成され、前記側壁後部は、前記扉用組を前記内部空間閉状態としたときに、前記側壁前部の表面に重なるラップ代を有していることを特徴とする撮像装置とした。
請求項1に記載の発明の撮像装置を組み付ける場合、以下の手順で組み付けることが可能である。
まず、撮影光学系を保持した保持部材に、第1基板を、撮像素子に撮影光学系で撮像される像が良好に結像されるように位置決めして接合する。
次に、シールドケースに対して相対変位を許容する空間を介して配置された第2基板の第2コネクタを、第1基板のコネクタに接続するとともに、シールドケースは保持部材に固定する。
このとき、第2基板とシールドケースとの間には、両者の相対移動を許容する空間が確保されているため、第1基板の位置に応じて第2基板を移動させることが可能である。したがって、第1コネクタと第2コネクタとは、負荷を与えることなく接続することができる。
その後、第2コネクタを、接合部材を介してシールドケースに接合する。したがって、両コネクタによる接続部分への入力される第2基板の荷重、および振動入力時の負荷をシールドケースに分散して、両コネクタの保護を図ることができる。
以上のように、本発明では、両コネクタを接続させた後に、第2基板を接合部材でシールドケースに接合させることが可能であり、かつ、このとき、第2基板は、シールドケースと非接触状態を保ちながら、第1基板に追従させて位置決め可能である。よって、両基板は、両コネクタに負荷を与えることなく接続させることが可能であり、確実に接続可能である。
また、組付後は、第2基板が、接合部材を介してシールドケースに接合されているため、第2基板の荷重をシールドケースに分散させ、両コネクタや両基板への負荷を軽減させて両コネクタによる接続部分を保護可能である。
請求項2に記載の発明では、シールドケースに第2基板を接合する際には、第2基板に設けた接合用凸部をシールドケースの接合用開口部に挿入あるいは近接させる。この接合用凸部と接合用開口部との間には、あらかじめ設定された相対変位を許容可能な隙間が介在されているため、第1基板への接続時における第1基板に追従する第2基板の変位は許容される。
その後、接合部材により、接合用凸部と接合用開口部とを接合させる。このとき、接合用凸部は接合用開口部から、シールドケースの外部に臨んでいるため、接合作業はシールドケースの外部から実行することができ、外部からの作業が実行できないものと比較して、作業性に優れる。
請求項3に記載の発明では、接合部材として非導電性の接合部材を用いているため、接合時に接合部材が両基板上やシールドケースの内部に広がってしまった場合でも、電気を通すことがなく、短絡発生を回避できる。
請求項4に記載の発明では、シールドケースは、導電性の接合部材を介して第2基板上のアース部に接続されて、アースされる。
したがって、シールドケースのアースを別途行う必要が無くなり、構成および作業の簡略化を図ることができる。
請求項5に記載の発明では、第2基板を第1基板に接続させる際に、シールドケースのケース筒部の扉部を開いた状態で作業を行うことができる。
したがって、シールドケースに扉部が設けられていないものと比較して、基板接続時の作業スペースならびに視界が確保されて作業性が向上するとともに、第2基板に実装された電子部品への接触や、第2基板に触れることで起こりうる静電気の発生を防止し、第2基板の保護が可能となる。
請求項6に記載の発明では、ケース筒部の4枚の側壁のうちの隣り合う2枚を扉用組とするとともに、残りの2枚を固定用組として、扉用組の側壁後部を、固定用組との境界となる角部を支点として、扉状に開閉する。
このように、ケース筒部の側壁を、角部を支点として開閉させるようにしたため、例えば、ケース筒部の一部に扉を設けるものと比較して、加工が容易である。
加えて、ケース筒部は、扉用組の側壁前部は固定用組に結合して筒形状を保っているため、ケース筒部の強度を確保できる。よって、シールドケースを保持部材に固定する際の作業性に優れ、かつ、シールド性も保つことができる。
請求項7に記載の発明では、ケース筒部では、扉用組の側壁後部と、固定用組とが1枚の板材を折り曲げて形成可能となっているため、加工が容易である。
また、扉用組を閉じた際には、側壁後部のラップ代の部分が、側壁前部の表面に重なるため、側壁前部との密着性に優れ、シールド性を確保することができる。
本発明の実施例1の撮像装置Aの外観を示す斜視図である。 実施例1の撮像装置Aを接続コード3の後方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置Aから後側ケース22および接続コード3を取り外した状態を示す斜視図である。 実施例1の撮像装置Aから後側ケース22および接続コード3を取り外した状態を示す断面図である。 実施例1の撮像装置Aの図3に示した前側ケース21に第1基板41を固定したものを斜め後方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置Aの前側ケース21を示す斜視図である。 実施例1の撮像装置Aの後側ケース22を外した状態を示す斜視図である。 実施例1の撮像装置Aの第1基板41および第2基板42を示す分解斜視図である。 実施例1の撮像装置Aのシールドケース5を示す斜視図である。 実施例1の撮像装置Aのシールドケース5を示す分解斜視図である。 実施例1の撮像装置Aの要部を示す斜視図であって、接合用凸片42aと接合用開口部52aとの接合前の状態を示している。 実施例1の撮像装置Aの要部を示す斜視図であって、接合用凸片42aと接合用開口部52aとを接合部材6で接合した状態を示している。 実施例3の撮像装置の要部を示す斜視図であって、接合用凸片42aと接合用開口部52aとを接合部材206で接合した状態を示している。 実施例3の撮像装置に用いるシールドケース305を示す斜視図である。 実施例3の撮像装置における第2基板342とシールドケース5のケース筒部352との接合状態を示す断面図である。 実施例4の撮像装置に用いるシールドケース405を示す分解斜視図である。 実施例5の撮像装置に用いるシールドケース505を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態の撮像装置は、撮影光学系(1)を保持する保持部材(21)と、この保持部材(21)に接合され、前記撮影光学系(1)により結像される像を光学変換する撮像素子(411)および接続用の第1コネクタ(412)を備えた第1基板(41)と、この第1基板(41)の第1コネクタ(412)に接続された第2コネクタ(422)を備えた第2基板(42)と、前記第1基板(41)および前記第2基板(42)の周囲を囲んで前記保持部材(21)に固定されたシールドケース(5)と、を備えた撮像装置であって、前記第2基板(42)が前記シールドケース(5)に、接合部材(6)を介して接合され、前記第2基板(42)と前記シールドケース(5)との間に、前記第2基板(42)のあらかじめ設定された量の相対変位を許容する空間(sp1)が介在されていることを特徴とする撮像装置である。
図1〜図12に基づき、この発明の実施例1の撮像装置Aについて説明する。
図1は、本発明の実施例1の撮像装置Aの外観構成図である。図示のように撮像装置Aは、撮影光学系1と、アウタケース2と、接続コード3とを有する。
また、アウタケース2は、撮影光学系1を収容して保持する前側ケース(保持部材)21と、後述する第1基板41および第2基板42を収容する後側ケース22とに前後方向に分割されている。なお、本明細書では、矢印FRで示す撮像装置Aによる撮像方向を前方と称し、その反対方向である矢印RRで示す方向を後方と称する。
この実施例1の撮像装置Aは、例えば、車両後部のバンパやナンバプレート周辺などに設置されて、車両後方の斜め下方を撮像するように取り付けられる車載カメラとして用いられる。この撮像装置Aの撮像画像は、撮像フレーム毎に図外の車載コンピュータに送信され、車室内に設置された図外の液晶ディスプレイ装置などに表示される。
なお、車載カメラの使用例としては、これに限らず、車両前方を撮像して障害物検知などに使用することもできる。また、本発明は車載カメラに限定されず、デジタルカメラやビデオカメラや監視カメラなどにも適用可能である。
図2は、撮像装置Aを接続コード3の後方から見た図である。図示のように撮像装置Aの後側ケース22の後面22aには、撮像装置Aを図外の車体にネジ留めするのに使用するネジ穴22b,22cと、接続コード3を後側ケース22にネジ留めするのに使用するネジ穴22d,22eとが形成されている。
図3は、撮像装置Aから後側ケース22および接続コード3を取り外した状態を示す図であり、図4は、その断面図である。
前側ケース21は、例えば樹脂によって形成された部材であり、図4に示すように、撮影光学系1を保持している。この撮影光学系1は、本実施例1では6枚のレンズ11〜16で構成されている。
前側ケース21の後側には、第1基板41が接合されている。
この第1基板41には、前面側にイメージセンサ411が保持されている。イメージセンサ411は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などを用いた個体撮像素子であり、撮影光学系1によって結像される像を光電変換し、画像信号として外部(例えば、車載コンピュータ)に出力する。
図5は、図3に示した前側ケース21に第1基板41を固定したものを斜め後方から見た斜視図である。図示のように、第1基板41は、略矩形に形成されており、その対角に位置する二箇所の隅部に、凹状に形成された略円弧状の欠損部41a,41bが形成されている。また、第1基板41には、後面側には、コンデンサや抵抗などの電子部品41eが実装されているとともに、後述する第2基板42に接続するための第1コネクタ412が設けられている。なお、第1基板41の欠損部41a,41b付近には電子部品41eが実装されていない。
また、前側ケース21には、欠損部41a,41bに対応して、同様に欠損部21a,21bが形成されており、欠損部41aと欠損部21a、欠損部41bと欠損部21bでそれぞれ形成する円筒側面状の空間は、前側ケース21と後側ケース22とを、図外の二本のネジで繋止する際にネジが貫通するための空間として用いられる。
次に、第1基板41を前側ケース21に固定する構成について説明する。
図6は、前側ケース21を斜め後方から見た斜視図である。図示のように、前側ケース21には、外周を囲む略四角形筒状の外周壁211と、この外周壁211との間に、略四角形の挿入溝216を形成して立設された4枚の支持壁212a,212b,212c,212dと、これらの支持壁212a,212b,212c,212dの内側に配置された略円筒状の鏡筒部213とが一体に設けられている。また、支持壁212aと支持壁212bとの間のコーナ部、および支持壁212cと支持壁212dとの間のコーナ部には、詳細な図示は省略するが、それぞれ縦溝214,214が形成されている。各支持壁212a,212b,212c,212dは、撮影光学系1の光軸と直交する平面上に延在された後端面215を備えている。
第1基板41は、撮影光学系1によって導かれた被写体像が、イメージセンサ411の撮像面の中央に結像されるように撮影光学系1の光軸方向および光軸と直交する方向に位置調整された状態で、後端面215に固定されている。この第1基板41の前側ケース21に対する固定は、接着剤による接合でなされているとともに、部分的に固定用部材23を介して接合されている(図3,図4参照)。
なお、ネジ留めなどを行なわずに接着剤を用いるのは、サイズや重量を増加させないためである。
また、固定用部材23は、紫外線を透過する材質によって略L字断面形状に形成されており、前側ケース21の支持壁212b,212dに形成された凹部212eに収まるように接着される。
さらに、固定用部材23と第1基板41および前側ケース21との接着には、紫外線硬化型接着剤が用いられ、それ以外の第1基板41の接続には、熱硬化型接着剤が用いられている。
次に、撮像装置Aの後側部分の構成について説明する。
図7は後側ケース22の内側の構造を示す斜視図であって、後側ケース22の内側には、シールドケース5が設けられている。このシールドケース5は、電磁波を遮蔽するもので、金属製の筐体あるいは、樹脂製の筐体の内部を金属膜で覆ったものが用いられている。
このシールドケース5の内側に、第1基板41および第2基板42が設けられている。 この第2基板42は、図8に示すように、その前面側に、第2コネクタ422が設けられており、この第2コネクタ422を第1基板41の第1コネクタ412に接続させることで、両者が電気的に接続されている。なお、第2基板42の後面側には、複数の電子部品42eが設けられている。
第2基板42は、シールドケース5に接合され、シールドケース5は、前側ケース21に組み付けられて接合される。
ここで、第2基板42のシールドケース5に対する接合構造を説明するのにあたり、まず、シールドケース5について説明する。
図9はシールドケース5を示す斜視図であり図10はシールドケース5の分解斜視図である。
両図に示すように、シールドケース5は、ケース底面部51、ケース筒部52、ケース上面部53を備えている。
ケース筒部52は、図示のように、概略直方体の筒状に形成されている。そして、このケース筒部52の前側端部に四角枠状のケース底面部51が装着され、一方、ケース筒部52の後側端部に四角枠状のケース上面部53が装着される。
なお、ケース筒部52は、1枚の略長方形の薄板を、4箇所の角部52b,52c,52d,52eで折り曲げ、その両端を角部52bに隣り合う位置に設けられた接合部52gで接合させて、4枚の側壁521,522,523,524を備えた略四角形の筒状に形成されている。
このシールドケース5は、前側ケース21の外周壁211と支持壁212a〜212dとの間に形成された挿入溝216に、ケース筒部52を差し込んだ状態で、前側ケース21に接着などで固定される。
第2基板42は、シールドケース5のケース筒部52の内側に、第2基板42の外周とケース筒部52とが直接接することなく、両者の間に空間sp1および隙間sp2(図11参照)を介在させた状態で、後述する接合部材6を介してケース筒部52に接合されている。以下に、この接合構造の詳細について説明する。
図8に示すように、第2基板42の外周の4辺の少なくとも1カ所に接合用凸片(接合用凸部)42aが第2基板42の外周方向に突出して形成されている。本実施例1では、接合用凸片42aは、第2基板42の3辺に形成されている(図面上ではそのうちの2つが表示されている)が、4辺の全てに形成するのが望ましい。
一方、ケース筒部52は、その内周が、第2基板42の外周よりも大きな寸法に形成され、ケース筒部52の内周と第2基板42の外周との間に空間sp1が形成されている。そして、ケース筒部52の四角筒状のケース筒部52を形成する4枚の側壁521〜524のうちの側壁524を除く側壁521〜523において、第2基板42を第1基板41に接続させたときに、第2基板42の接合用凸片42aの基板外周方向に対向する位置に、四角形の接合用開口部52aが開口されている。
この接合用開口部52aは、前後方向寸法が第2基板42の厚さ寸法よりも大きな寸法に形成されているとともに、前後方向に直交する矢印SDで示す幅方向の寸法が、接合用凸片42aの幅寸法よりも大きな寸法に形成されている。すなわち、第2基板42を第1基板41に接続させ、かつ、シールドケース5を前側ケース21に固定させたときには、図11に示すように、接合用凸片42aは、接合用開口部52aからケース筒部52の外側に僅かに突出するとともに、接合用凸片42aと接合用開口部52aとの間には、前後方向および幅方向に隙間sp2が介在されるように形成されている。
前述したケース筒部52の内周と第2基板42の外周との寸法差(空間sp1の寸法)、および接合用開口部52aと接合用凸片42aとの寸法差(隙間sp2の寸法)は、第2基板42があらかじめ設定された可動範囲で移動しても、相互に干渉することのない寸法に設定されている。
すなわち、第1基板41は、前側ケース21の撮影光学系1に対して、良好な結像が得られるように位置調整されるものであり、その可動範囲があらかじめ設定されている。したがって、第1基板41に両コネクタ412,422を介して接続される第2基板42も、第1基板41に応じて可動範囲が設定される。したがって、第1基板41が、設定された可動範囲で前側ケース21に対して相対移動するのに伴い、第2基板42が、設定された可動範囲で移動しても、前側ケース21に固定されたシールドケース5のケース筒部52と干渉することが無いように、上述の寸法差(空間sp1および隙間sp2)が設定されている。
なお、本実施例1では、第2基板42の4辺の寸法が20×20(mm)で、厚みが1(mm)で、接合用凸片42aの幅が3(mm)である場合、接合用開口部52aの幅は、5×5(mm)となっているが、この寸法は、前述した可動範囲や、第2基板42、シールドケース5などの寸法精度や、実装精度などを考慮して適宜設定される。
さらに、接合用開口部52aの前方側縁部には、フランジ52fが、前述の第2基板42の接合用凸片42aと前後方向で対向するように外周方向に突出されている。
第2基板42とケース筒部52との接合は、図12に示す接合部材6によって、第2基板42の接合用凸片42aと、接合用開口部52aの前縁部に形成したフランジ52fとを接合させることでなされている。この接合部材6としては、本実施例1では、非導電性のものを用いており、例えば、エポキシ、シリコーン、アクリルなどの樹脂からなる接着剤や溶剤系の接着剤などが挙げられる。これらのなかでも、紫外線硬化型や常温硬化型の接着剤が好ましい。このように、接合部材6として、非導電性のものを用いることで、接合時に接合部材6が第1基板41や第2基板42上やシールドケース5の内部に広がってしまった場合でも、電気を通すことがなく、ショートするおそれがない。
次に、撮像装置Aの組付作業の手順を説明する。
まず、撮影光学系1を保持させた前側ケース21に第1基板41を接合させる。この場合、第1基板41は、図示を省略した治具で支持した状態で撮像を行い、撮影光学系1によって導かれた被写体像が、イメージセンサ411の撮像面の中央に結像されるように撮影光学系1の光軸方向および光軸と直交する方向に治具により位置調整を行う。
そして、この位置調整が終了したら、接着剤により、第1基板41と前側ケース21とを接合する。
次に、第2基板42を、接合用凸片42aを接合用開口部52a内に配置させるとともに、第2基板42の外周をシールドケース5の内周に対して離間した余裕を持たせた状態でケース筒部52内に挿入させたものを、第1基板41を固定した前側ケース21に対して後方から装着させる。
そして、第2基板42の第2コネクタ422を、第1基板41の第1コネクタ412に接続させて、第2基板42を第1基板41で支持する。
一方、シールドケース5は、ケース筒部52の前端部を、前側ケース21の挿入溝216に挿入して位置決めした後、接着剤により接合する。
このとき、シールドケース5のケース筒部52と第2基板42との間には、寸法差に基づいて十分な空間sp1が確保されており、また、接合用凸片42aと接合用開口部52aとの間に隙間sp2が確保されているため、シールドケース5を前側ケース21に対して位置決めする一方で、第2基板42を、第1基板41の位置に追従させても、第2基板42とケース筒部52とは干渉することが無く、第1コネクタ412と第2コネクタ422とは、負荷を与えることなく接続させることができる。
次に、第2基板42の接合用凸片42aと、接合用開口部52aのフランジ52fとを、接合部材6により、ケース筒部52の外側から接合する。
その後、シールドケース5を後側ケース22で覆い、さらに、前側ケース21と後側ケース22とを接合させ、さらに、接続コード3を第2基板42に接続して、撮像装置Aの組み付けを終える。
以上のように構成した実施例1の撮像装置Aでは、以下に列挙する効果が得られる。
a)第2基板42とシールドケース5との間に空間sp1および隙間sp2を確保して両者を非接触とした上で第2基板42とシールドケース5とを、接合部材6を介して接合させた。
このため、第1基板41を、撮影光学系1に応じて位置調整することで前側ケース21に対する第1基板41の位置およびこの第1基板41に接続した第2基板42の位置にバラツキがあっても、シールドケース5と第2基板42との相対変位は、シールドケース5との間に設定した空間sp1および隙間sp2により吸収される。
したがって、両コネクタ412,422の接続の際に、第2基板42を第1基板41に追従させても、第2基板42とシールドケース5とが干渉することがなく、両コネクタ412,422に無理な負荷がかかることなく円滑に接続できる。これにより、両コネクタ412,422に接続不良が生じるのを防止できるとともに、振動などが入力しても接続状態を保持させることが可能である。
加えて、第2基板42とシールドケース5とを、接合部材6で接合させているため、第2基板42の荷重をシールドケース5に分散させて、両コネクタ412,422による接続部に第2基板42の荷重が掛かるのを抑制できるとともに、使用時の振動により、両コネクタ412,422の接続部に作用する負荷を、シールドケース5に分散できる。これにより、上記荷重や負荷により両コネクタ412,422の接続状態が悪化するのを防止できる。
b)第2基板42とシールドケース5とを接合させるのにあたり、第2基板42の外周から接合用凸片42aを外方に突出させ、シールドケース5に開口した接合用開口部52aを通してシールドケース5の外方に臨ませるように配置し、この接合用凸片42aと接合用開口部52aの内周縁部とで接合させるようにした。
したがって、第2基板42の外周とシールドケース5の内周とに空間sp1を確保していても、その接合作業を、シールドケース5の外側から行なうことができ、シールドケース5の内側で接合させるのと比較して、作業性に優れる。
加えて、接合用凸片42aと接合用開口部52aとの間にも、前後方向およびこれに直交する方向に隙間sp2を確保しており、上述のように第2基板42を第1基板41に追従させても、接合用凸片42aと接合用開口部52aとが干渉することが無く、この干渉で両コネクタ412,422に負荷を与えるのを防止できる。
c)第2基板42の接合用凸片42aとシールドケース5の接合用開口部52aの内周縁部とを接合させるのにあたり、接合用開口部52aの下縁にフランジ52fを設け、このフランジ52fと接合用凸片42aとを接合部材6を介して接合させるようにした。
したがって、フランジ52fを設けないものと比較して、接合部材6に対するシールドケース5の接触面積を確保でき、接合用凸片42aと接合用開口部52aとの接合強度を高めることができる。
d)接合部材6として、非導電性の接着剤を用いたため、接合時に接合部材6が第2基板42上あるいは第1基板41やシールドケース5の内部に広がってしまった場合でも、電気を通すことがなく、ショートするおそれがない。
e)ケース筒部52は、1枚の樹脂あるいは金属製の薄板を折り曲げて形成しているため、製造が容易である。
(他の実施例)
以下に、他の実施例について説明するが、これら他の実施例は、実施例1の変形例であるため、その相違点についてのみ説明し、実施例1あるいは他の実施例と共通する構成については共通する符号を付けることで説明を省略する。
実施例2は、実施例1と同様の構成であり、図13に示す接合部材206の材質が実施例1のものと異なっている。
すなわち、実施例2では、接合部材206として導電性接着剤を用いている。この導電性接着剤としては、例えば、導電性を持った銀粉、金粉、銅粉、ニッケル粉、アルミ粉などの導電フィラーをエポキシ、シリコーン、アクリルなどの樹脂に加えた接着剤、あるいは半田などを用いることができる。これらのなかでも、シールドケース5と第2基板42と接合させる際に接続抵抗が低いもの、例えば常温硬化型や紫外線硬化型のものが好ましい。
さらに、第2基板42は、第1基板41と共に接続コード3を介してアースに接続されるアース部200を備えており、接合部材206は、この第2基板42のアース部200に接続させている。よって、シールドケース5は、接合部材206を介してアースされている。
したがって、実施例1の撮像装置では、電源を入れた際に、第1基板41および第2基板42から発生する電気を、第2基板42上のアース部200に落とすことができ、シールドケース5の外部に接続して別途アースをとらなくても、シールドケース5内でアースを確保することができる。
また、実施例1と同様の構成に基づいて、実施例1で説明したa)〜c)およびe)の効果を得ることができる。
実施例3は、実施例1の接合用開口部52aおよび接合用凸片42aを廃止した例である。
すなわち、図14に示すように、実施例3の撮像装置に用いるシールドケース305のケース筒部352では、側壁521〜523の接合用開口部52aを廃止している。
また、実施例3では、第2基板342は、接合用凸片42aが廃止されている。
そこで、実施例3では、第2基板342とシールドケース5のケース筒部352とを接合させるにあたり、図15に示すように、第2基板342の外周と、ケース筒部352との内周との間に形成された空間sp1を埋めるように、接合部材6を設けている。この接合部材6としては、実施例1と同様の非導電性接着剤を用いている。
このように構成した実施例3の撮像装置では、実施例1で説明したa)d)e)の効果を得ることができる。
図16は実施例4の撮像装置に用いるシールドケース405の概略を示している。
シールドケース405は、実施例1と同様に、ケース底面部451、ケース筒部452、ケース上面部453を備えている。
ケース筒部452は、4枚の側壁521〜524のうちの2枚の側壁523,524を扉用組510として、他の固定用組520としての2枚の側壁521,522に対して開閉するようにしている。
すなわち、ケース筒部452は、図示のように、側壁523,524が、前後方向に直交する方向で切断された分割部523a,524aを備え、後側部分523b,524bと前側部分523c,524cとに分割されている。そして、分割部523a,524aは、前側ケース21の外周壁211の高さよりも高く、第2基板42の設置位置よりも低い位置に設定されている。
したがって、側壁523,524の後側部分523b,524bは、その端部の角部52d,52eにあらかじめ折り目を付けておいて、図示のように前側部分523c,524cから独立して角部52dを支点とする扉部500として、基板42が設置されるケース筒部452の内部空間400を開閉としている。
また、側壁523,524の前側部分523c,524cは、側壁521,522と四角の筒状を成し、前側ケース21の挿入溝216に挿入される。
なお、各側壁521,522,523,524は、接合用開口部52aを備えるもの(実施例1,2)と備えていないもの(実施例3)のいずれを用いてもよいが、接合用開口部52aを備える場合、第2基板42は、実施例1,2のものを用い、接合用開口部52aを備えない場合は、実施例3のものを用いる。
よって、本実施例4では、第1基板41と第2基板42(あるいは342)との接続作業を行なう場合、まず、シールドケース405を、内部空間400を閉じた筒状として前側ケース21に取り付ける。次に、図示のように、扉部500としての後側部分523b,524bを開いて内部空間400を開放し、第2基板42(342)を前側ケース21に固定した第1基板41に接続させ、接続を終えたら後側部分523b,524bを再び閉じて、後側部分524bを側壁521側と接合させる。
この場合、両基板41,42(342)の両コネクタ412,422を接続する際の作業スペースを広く確保でき、作業性が向上する。特に、接合用凸片42aを備えた第2基板42であっても、シールドケース405を前側ケース21に位置決めした後に、挿入させることが可能となり、作業性に優れる。
なお、実施例3のように、接合用開口部52aが設けられていない構成では、後側部分523b,524bを開いた状態で、第2基板342をケース筒部452に接合させる作業を行なうようにすれば、接合作業の作業スペースも確保されて、作業性が向上する。
また、実施例1のように、側壁521,522,523に接合用開口部52aが設けられているものでは、後側部分523b,524bを開いた状態で、第2基板42と側壁521,522の接合用開口部52aとの接合作業を行なった後、後側部分523b,524bを閉じた後に、側壁523の接合用開口部52aとの接合作業を行なう。この場合も、前者の作業時には、作業スペースならびに視界が確保されて作業性が向上する。
他の作用効果については、実施例1〜実施例3と同様である。
図17は実施例5の撮像装置に用いるシールドケース505を示している。
このシールドケース505は、実施例4と同様に、ケース筒部552の内部空間400を開閉可能とするものであり、実施例4との相違点は、ケース筒部552が、筒部前部552aと筒部後部552bとに2分割されている点である。
すなわち、実施例4で示した分割部524a,523aに連続して角部52dに沿って分割部522aが設けられ、ケース筒部552は、筒部前部552aと筒部後部552bとに分割されている。さらに、筒部前部552aは、側壁523,524の前側部分523c,524cがケース底面部551と一体となって構成されている。
筒部後部552bは、1枚の薄板を折り曲げて形成されており、側壁523,524は、内部空間400を閉じて筒状とした際に、扉部600としての後側部分523b,524bの前端部が、前側部分523c,524cの後端部の外側に重なるようにその長さが設定されている。
本実施例5の撮像装置では、第1基板41と第2基板42(あるいは342)との接続作業を行なう場合、実施例4と同様に、シールドケース505を、内部空間400を閉じた筒状として前側ケース21に取り付ける。次に、図示のように、側壁523,524の扉部600としての後側部分523b,524bを開いて内部空間400を開放し、第2基板42(342)を前側ケース21に固定した第1基板41に接続させ、接続を終えたら後側部分523b,524bを再び閉じて、後側部分524bを側壁521側と接合させる。
この接合時に、後側部分523b,524bの前端部が前側部分523c,524cの後端部に重なるようにしたため、シールド性を向上できる。
また、実施例5では、ケース筒部552の筒部後部552bを1枚の薄板を折り曲げて形成するようにしたため、加工が容易である。
以上、本発明の撮像装置を、実施の形態および実施例1〜3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態および実施例1〜3に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例では、保持部材として、アウタケース2の前側ケース21を示したが、撮影光学系1を支持するものであれば、アウタケース2とは別体のものを用いてもよい。
また、実施例では、撮影光学系として、6枚のレンズを備えたものを示したが、そのレンズの数は、これに限定されるものではない。
また、実施例では、接合用凸部として、薄板状の接合用凸片42aを示したが、その形状は、第2基板42の外周から突出しているものであれば、薄板状のものに限らず、棒状や突起状などの他の形状のものを用いてもよい。
また、実施例では、扉部として、ケース筒部の2枚の側壁の後側部分523b,524bを用いた例を示したが、これに限定されず、例えば、1枚の側壁の全幅に亘って、あるいは一部に、開口を設けるとともに、これを開閉する扉を設けてもよい。
A 撮像装置
sp1 空間
sp2 隙間
1 撮影光学系
2 アウタケース
5 シールドケース
6 接合部材
21 前側ケース(保持部材)
41 第1基板
42 第2基板
42a 接合用凸片
52a 接合用開口部
52f フランジ
200 アース部
206 接合部材
305 シールドケース
342 第2基板
352 ケース筒部
400 内部空間
405 シールドケース
411 イメージセンサ(撮像素子)
412 第1コネクタ
422 第2コネクタ
452 ケース筒部
500 扉部
505 シールドケース
510 扉用組
520 固定用組
521 側壁
522 側壁
523 側壁
524 側壁
522a 分割部
523b 後側部分(側壁後部)
523c 前側部分(側壁前部)
524b 後側部分(側壁後部)
524c 前側部分(側壁前部)
551 ケース底面部
552 ケース筒部
600 扉部
特開2008−33010号公報 特開平2−285695号公報 特開平7−122876号公報

Claims (7)

  1. 撮影光学系を保持する保持部材と、
    この保持部材に接合され、前記撮影光学系により結像される像を光学変換する撮像素子および接続用の第1コネクタを備えた第1基板と、
    この第1基板の第1コネクタに接続された第2コネクタを備えた第2基板と、
    前記第1基板および前記第2基板の周囲を囲んで前記保持部材に固定されたシールドケースと、
    を備えた撮像装置であって、
    前記第2基板が前記シールドケースに、接合部材を介して接合され、
    前記第2基板と前記シールドケースとの間に、前記第2基板のあらかじめ設定された量の相対変位を許容する空間が介在されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記シールドケースの前記第2基板の外周方向に、ケース内外を貫通する接合用開口部が設けられ、
    前記第2基板の外周に、前記接合用開口部に向けて延びるとともに、前記接合用開口部との間に前記空間の一部としての隙間を介して接合用凸部が設けられ、
    この接合用凸部と前記接合用開口部とが、前記接合部材で接合されていることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記接合部材は、非導電性接合部材であることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記接合部材は、導電性接合部材であり、かつ、前記第2基板においてアースに接続されたアース部が前記接合部材に接続されていることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記シールドケースは、前記第2基板の外周方向を囲むケース筒部を備え、
    このケース筒部が、前記シールドケースの内部空間を開閉する扉部を備えていることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    前記ケース筒部は、4枚の側壁を有した四角筒状に形成され、
    前記4枚の側壁のうちの隣り合う2枚ずつで扉用組と固定用組とが構成され、
    前記扉用組は、前記第2基板の設置位置よりも撮像方向側の位置で、前記撮像方向側の側壁前部と前記撮像方向とは反対側の側壁後部とに分割されているとともに、前記側壁後部において、前記固定用組との境界部のうちの一方が、撮像方向に沿って前記固定用組と分割されていることで、前記側壁後部が前記境界部のもう一方を支点として、扉状に開閉可能に構成されていることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置において、
    前記側壁のうち、前記扉用組の前記側壁前部が、ケース底面部と一体に形成され、
    前記扉用組の前記側壁後部が、一枚の板材を折り曲げて形成可能に、前記固定用組と一体に形成される一方、前記ケース底面部とは別体に形成され、
    前記側壁後部は、前記扉用組を前記内部空間閉状態としたときに、前記側壁前部の表面に重なるラップ代を有していることを特徴とする撮像装置。
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