JP2010041709A - カメラモジュール - Google Patents

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弘朗 大西
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Abstract

【課題】外来ノイズに対して撮像素子を容易に保護することができるカメラモジュールを提供する。
【解決手段】撮像素子3と、撮像素子3を搭載する基板4と、撮像素子3に光を導く光学部品50〜54と、撮像素子3を囲うとともに光学部品50〜54を保持するホルダ6’とを備えたカメラモジュールA1において、ホルダ6’は、導電性を有しており、光学部品50には、透明導電膜50Aが形成されている。ホルダ6’は、基板4を介してアース接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、たとえば屋外のセキュリティカメラや車載カメラに用いられるカメラモジュールに関する。
近年、屋外で用いられる小型で防水性に優れたカメラモジュールの需要が高まっている。特許文献1には、従来のカメラモジュールが開示されている。同文献に開示されたカメラモジュールは、撮像素子を搭載した基板、撮像素子に光を収束させるレンズ、撮像素子を囲うとともにレンズを保持するレンズホルダ、ならびにレンズホルダ全体を囲うケースなどを基本的な構成要素として備えている。一般的にレンズホルダやレンズは、非導電性の樹脂やガラスからなり、塵埃や雨滴に対して撮像素子を保護する役割も果たしている。
しかしながら、従来のカメラモジュールでは、レンズホルダやレンズが電磁シールド機能をもたないため、外部からの電磁波などの外来ノイズに対する保護が十分ではなく、撮像素子が外来ノイズによる影響を受けるおそれがあった。また、たとえば車載カメラに用いられるカメラモジュールにおいては、小型化の要請がより一層高まっている。
特開2006−327512号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、外来ノイズに対して撮像素子を容易に保護することができるカメラモジュールを提供することをその課題とする。本発明はまた、小型化を図ることができるカメラモジュールを提供することを課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるカメラモジュールは、撮像素子と、上記撮像素子を搭載する基板と、上記撮像素子に光を導く光学部品と、上記撮像素子を囲うとともに上記光学部品を保持するホルダと、を備えたカメラモジュールであって、上記ホルダは、導電性を有していることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記光学部品には、透明導電膜が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記ホルダは、上記基板を介してアース接続されている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記基板の搭載面には、上記ホルダに接する導電層が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記ホルダを囲うケースと、上記基板を支持した状態で上記ケースに一体化される底蓋とを備え、上記ケースとホルダとの間には、密閉シールが介在させられているとともに、上記底蓋には、上記基板の搭載面とは反対側の背面に当接するリブが設けられている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記底蓋および上記リブは、導電性を有しており、上記基板の背面には、上記リブに接する導電層が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記ホルダには、上記基板を嵌め合わせるための凹部が設けられており、上記基板の側面には、上記ホルダに接する導電部が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記ホルダを囲うケースと、上記ケースに一体化される底蓋とを備え、上記ケースとホルダとの間には、密閉シールが介在させられているとともに、上記底蓋には、上記基板が嵌め合わされた状態の上記ホルダに当接するリブが設けられている。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記底蓋および上記リブは、導電性を有している。
このような構成によれば、撮像素子を囲うホルダが電磁シールド機能をもつので、外部からの電磁波などによる外来ノイズがホルダによって効果的に遮蔽されることとなり、専用部品を設けずとも外来ノイズに対して撮像素子を容易に保護することができる。
本発明の第2の側面によって提供されるカメラモジュールは、撮像素子と、上記撮像素子を搭載する基板と、上記撮像素子に光を導く光学部品と、上記撮像素子を囲うとともに上記光学部品を保持するホルダと、上記ホルダを囲うケースと、上記基板における上記撮像素子の搭載面とは反対側の背面を囲うとともに上記ケースに取り付けられる底蓋と、を備えたカメラモジュールであって、上記基板の上記背面には、外部との電気接続用のコネクタが上記背面に対して垂直な方向に延びる状態で取り付けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、たとえば基板に対してコネクタを取り付ける領域を小さくすることができる。これにより、基板の平面サイズを小さくすることが可能であり、カメラモジュールの小型化を図ることができる。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記基板の上記背面から所定間隔を隔てて設けられた追加の基板をさらに備え、上記追加の基板は、上記背面に対して垂直な方向において上記コネクタと重なるように配置されている。このような構成によれば、追加の基板を備える場合においても、この追加の基板は、基板の背面に垂直な方向においてコネクタと重なるように効率よく配置される。したがって、ケースないし底蓋について、基板の面内方向に垂直な方向の寸法を小さくすることができる。このことは、カメラモジュールの小型化を図るうえで好適である。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記底蓋には、上記コネクタに連結されたケーブルを通すためのケーブル導出口が設けられており、上記コネクタの一部が、上記ケーブル導出口に収容されている。このような構成によれば、ケースないし底蓋について、基板の面内方向に垂直な方向の寸法をより小さくすることができる。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記コネクタは、上記基板の上記背面に固定される第1ソケットと、上記ケーブルにつながり、上記第1ソケットに嵌合接続される第2ソケットと、を有し、上記第2ソケットは、上記ケーブル導出口を通過可能とされている。このような構成によれば、ケースおよび底蓋を組み付けた後にコネクタ(第1ソケットおよび第2ソケット)を接続することができる。したがって、カメラモジュールの組み立ての容易化を図ることができる。
本発明の好ましい実施の形態としては、上記ケーブル導出口が封止されている。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明にかかるカメラモジュールの一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示すカメラモジュールの断面図である。 図1に示すカメラモジュールに含まれる底蓋の上面図である。 本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示す断面図である。 本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示す一部分解斜視図である。 本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示す分解斜視図である。 図6に示すカメラモジュールの断面図である。 図6に示すカメラモジュールに含まれる底蓋の上面図である。 本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示す分解斜視図である。 図9に示すカメラモジュールの断面図である。 本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示す一部分解斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明にかかるカメラモジュールの一実施形態を示している。図1に示すように、カメラモジュールA1は、ケース1、底蓋2、撮像素子3、基板4、レンズモジュール5、およびレンズホルダ6を有して構成されている。
底蓋2は、ケース1に対してネジSを締結することにより固定される。撮像素子3は、基板4に実装されている。レンズモジュール5は、レンズをはじめとする各種の光学部品を保持したものであり、レンズホルダ6に対してネジ結合により一体化されている。これらレンズモジュール5とレンズホルダ6とが一体となった部品をホルダ6’と称する。ケース1と底蓋2との間やケース1とレンズモジュール5との間には、密閉シールとしての矩形リングR1やオーリングR2が設けられている。このカメラモジュールA1は、たとえば車載カメラに組み込まれる。
ケース1は、上部に光を導く窓部10を有して底部が開口された樹脂製のものである。このケース1の内部には、撮像素子3と一体になった基板4やホルダ6’が収容される。
底蓋2は、アルミなどの導電性材料からなる。図3に示すように、底蓋2の隅部には、ネジSを締結するためのネジ孔20が形成されており、底蓋2の縁部全体には、矩形リングR1が収まる溝21が形成されている。底蓋2の内部には、縁部よりも突き出た状態で基板4の背面に当接する複数のリブ22が設けられている。これらのリブ22も、底蓋2と同材質の導電性材料からなり、基板4は、リブ22に支持された状態で底蓋2全体によって保護される。底蓋2の底部には、コネクタケーブルC(図1および図2参照)を引き込むためのケーブル孔23が設けられている。コネクタケーブルCは、基板4の背面に設けられた端子(図示略)に接続される。図示省略するが、ケーブル孔23は、組み立て後に樹脂などで封止される。このような底蓋2は、図示しない車体に取り付けられることでいわゆるボディアースになる。
撮像素子3は、CCDあるいはCMOSのイメージセンサであり、各画素で受けた光の強度に応じた画素信号を出力する。この撮像素子3は、底蓋2やホルダ6’で囲われることにより、電磁波などによる外来ノイズを受けにくくなっている。
基板4は、撮像素子3の搭載面および背面における隅部に導電層40(図1および図2参照)を有する。搭載面の導電層40と背面の導電層40とは、図2によく示すようにスルーホール41を介して繋がっている。なお、搭載面の導電層40と背面の導電層40とは、基板4の側壁まで導電層を形成することで繋げるようにしてもよい。搭載面および背面の導電層40は、図示しない基板4の配線パターンを介して背面の端子と導通接続され、これによりコネクタケーブルCを介してアース接続されていてもよい。
図2によく示すように、レンズモジュール5は、アルミなどの導電性材料からなる円筒状のものであり、光学部品として、外側レンズ50、内側レンズ51,52、遮光リング53、および光学フィルタ54を保持している。これらの光学部品50〜54は、インサート成形、圧入あるいは接着によってレンズモジュール5の中空部に固定されており、レンズモジュール5全体は、ネジ結合によってレンズホルダ6に固定されている。レンズモジュール5の上部には、フランジ55が設けられており、このフランジ55とケース1の窓部10の周縁内側との間にオーリングR2が挟み込まれている。
外側レンズ50、複数の内側レンズ51,52、遮光リング53、および光学フィルタ54は、外部からの光を撮像素子3へと適切に導くためのものである。これらの光学部品のうち、たとえば外側レンズ50は、傷付きなどを防止するためにガラス製であり、その表面には、ITOによる透明導電膜50Aが形成されている。このような透明導電膜50Aによれば、電磁シールド機能が発揮される。光学フィルタ54は、たとえば近赤外光をカットするIRカットフィルタからなる。なお、内側レンズ51,52の表面に透明導電膜を形成してもよい。
レンズホルダ6は、アルミなどの導電性材料からなり、レンズモジュール5と一体になった状態で基板4に接合されている。その接合部分となるレンズホルダ6の底部60は、基板4の輪郭に添うような平面視形状を呈している。そのため、レンズホルダ6の底部60は、基板4の搭載面における導電層40と接した状態となり、この底部60と導電層40は、たとえば異方性導電接着剤を介して接合されている。
次に、カメラモジュールA1の作用について説明する。
まず、図2に示すように、外側レンズ50は、インサート成形によってレンズモジュール5に一体化されており、レンズモジュール5は、レンズホルダ6に対してネジ結合され、さらにレンズホルダ6は、ケース1と底蓋2がネジ締結により互いに押圧されることで基板4に対して常に付勢されている。そのため、レンズホルダ6が撮像素子3を囲う内部空間は、塵埃や雨滴が入り込むような隙間が全くなく、カメラモジュールA1としては、防水性に優れたモジュール構造になっている。
撮像素子3は、基板4より上側において、外側レンズ50、レンズモジュール5、レンズホルダ6によって完全に囲われており、また、基板4より下側も、底蓋2によって囲われた状態にある。このような撮像素子3を囲う外側レンズ50、レンズモジュール5、レンズホルダ6、および底蓋2は、レンズ表面に形成された透明導電膜50Aや材質そのものが導電性材料からなり、基板4の導電層40および底蓋2を介してボディアースが施された状態になっている。そのため、撮像素子3は、電磁波などの外来ノイズに対して極めて高いシールド構造によって保護され、ノイズがほとんどない画素信号を出力する。
したがって、本実施形態のカメラモジュールA1によれば、撮像素子3を囲う外側レンズ50やホルダ6’、さらに底蓋2が電磁シールド機能をもつので、外部からの電磁波などによる外来ノイズを効果的に遮蔽することができ、専用部品を設けずとも外来ノイズに対して撮像素子3を容易に保護することができる。
図4および図5は、本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示している。図4に示すカメラモジュールA2では、外側レンズ50に代えて光学フィルタ54の表面に導電膜50Aが形成されている。光学フィルタ54は、導電接着剤を介してレンズモジュール5の底部に接合されている。その他の構成については、先述の実施形態によるものと同様である。このような構成によっても、ホルダ6’や底蓋2に加えて光学フィルタ54が電磁シールド機能をもつので、外来ノイズに対して撮像素子3を容易に保護することができる。
図5に示すカメラモジュールでは、レンズホルダ6の底部60に基板4を嵌め合わせるための凹部61が設けられている。基板4の側面一部は、凹部61に嵌らずにレンズホルダ6の内側壁に接する部分となり、この部分には、凸状の導電部40’が形成されている。この導電部40’は、基板4の内部に形成された配線パターン(図示略)を介してアース接続されている。レンズホルダ6の底部60における凹部61以外の部分62は、底蓋2のリブ22に直接突き当たる。そのため、レンズホルダ6は、リブ22を介して直接当たる底蓋2からもボディアースがなされる。その他の構成については、先述の実施形態によるものと同様である。このような構成によれば、基板4が剛性不足で変形しやすいといったものでも、レンズホルダ6がリブ22を介して底蓋2に支持されるとともに基板4や底蓋2を通じてアース接続されるので、外来ノイズに対して撮像素子3を容易に保護することができる。なお、レンズホルダ6と基板4については、先述した実施形態のように導電接着剤を介して接合することでアース接続するようにしてもよい。
図6〜図8は、本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示している。図6に示すように、カメラモジュールA3は、ケース1、底蓋2、撮像素子3、基板4、基板4’、レンズモジュール5、レンズホルダ6、およびコネクタ7を有して構成されている。
底蓋2は、ケース1に対してネジSを締結することにより固定される。撮像素子3は、基板4に実装されている。レンズモジュール5は、レンズをはじめとする各種の光学部品を保持したものであり、レンズホルダ6に対してネジ結合により一体化されている。これらレンズモジュール5とレンズホルダ6とが一体となった部品をホルダ6’と称する。ケース1と底蓋2との間やケース1とレンズモジュール5との間には、密閉シールとしての矩形リングR1やオーリングR2が設けられている。このカメラモジュールA3は、たとえば車載カメラに組み込まれる。
ケース1は、上部に光を導く窓部10を有して底部が開口された樹脂製のものである。このケース1の内部には、撮像素子3と一体になった基板4やホルダ6’が収容される。
底蓋2は、図8に示すように、平面視略矩形状とされており、隅部にはネジSを締結するためのネジ孔20が形成されている。底蓋2の縁部全体には、矩形リングR1が収まる溝21が形成されている。底蓋2の内部には、縁部よりも突き出た状態で基板4の背面(撮像素子の搭載面とは反対側の面)に当接する複数のリブ22が設けられている(図7参照)。基板4の背面は、リブ22に支持された状態で底蓋2全体によって囲われている。底蓋2の底部には、コネクタケーブルCおよびこれにつながるソケット72(図6および図7参照)を引き込むためのケーブル孔23が設けられている。本実施形態では、ソケット72は、ケーブル孔23を通過させることが可能なサイズとされている。このような構成の底蓋2は、たとえば樹脂一体成形によって形成される。ケーブル孔23は、組み立て後に防水ゴムあるいは樹脂などの充填材24によって封止される。
撮像素子3は、CCDあるいはCMOSのイメージセンサであり、各画素で受けた光の強度に応じた画素信号を出力する。
基板4は、平面視において概略矩形状とされるとともに、隅部がリブ22に対応する輪郭形状を呈している。図7に表れているように、基板4の背面には、図中右端近傍にソケット71が固定されている。ソケット71は、基板4の背面に設けられた図示しない端子に導通接続されている。ソケット71はまた、基板4の背面に対して垂直な方向に延びる姿勢で設けられており、ケーブル孔23に臨む位置にある。ソケット71には、ケーブル孔23を通過したソケット72が嵌合接続されており、これらソケット71,72を含んで外部との電気接続用のコネクタ7が構成される。このコネクタ7を介して、外部からカメラモジュールA3への電力供給や撮像素子3からの画素信号の外部への出力などを行う。コネクタ7は、ソケット71,72が接続された状態において、その一部がケーブル孔23に収容されている。基板4において、撮像素子3の搭載面およびその反対側の背面には、たとえば、図示しない配線パターンが形成されるとともに図示しない電子部品が適宜実装される。
基板4’は、図7に示すように、基板4の背面から所定間隔を隔てた位置に設けられており、連結基板42を介して基板4の背面に固定されている。本実施形態では、基板4’は、コネクタ7が延びる方向(基板4の背面に対して垂直な方向)において、このコネクタ7と重なるように配置されており、図6によく表れているように、コネクタ7との干渉を避けるための切欠き4a’が形成されている。基板4’において、基板4に対向する面およびその反対側の背面には、たとえば、図示しない配線パターンが形成されるとともに図示しない電子部品が適宜実装される。基板4’は、たとえば連結基板42に設けられた図示しないスルーホールを介して、基板4との間で電気的導通がとられている。
図7によく示すように、レンズモジュール5は、たとえば樹脂からなる円筒状のものであり、光学部品として、外側レンズ50、内側レンズ51,52、遮光リング53、および光学フィルタ54を保持している。これらの光学部品50〜54は、インサート成形、圧入あるいは接着によってレンズモジュール5の中空部に固定されており、レンズモジュール5全体は、ネジ結合によってレンズホルダ6に固定されている。レンズモジュール5の上部には、フランジ55が設けられており、このフランジ55とケース1の窓部10の周縁内側との間にオーリングR2が挟み込まれている。
外側レンズ50、複数の内側レンズ51,52、遮光リング53、および光学フィルタ54は、外部からの光を撮像素子3へと適切に導くためのものである。これらの光学部品のうち、たとえば外側レンズ50は、傷付きなどを防止するためにガラス製である。光学フィルタ54は、たとえば近赤外光をカットするIRカットフィルタからなる。
レンズホルダ6は、たとえば樹脂からなり、レンズモジュール5と一体になった状態で基板4に接合されている。その接合部分となるレンズホルダ6の底部60は、基板4の輪郭に添うような平面視形状を呈している。この底部60と基板4とは、たとえば接着剤を介して接合されている。
次に、カメラモジュールA3の作用について説明する。
本実施形態のカメラモジュールA3においては、図7に示すように、外側レンズ50は、インサート成形によってレンズモジュール5に一体化されており、レンズモジュール5とケース1との間は、オーリングR2によって密閉シールされている。また、ケース1と底蓋2との間は、矩形リングR1によって密閉シールされており、底蓋2のケーブル孔23は、充填材24によって封止されている。このため、ケース1および底蓋2によって囲まれた内部空間(撮像素子3や基板4,4’が収容された空間)には、塵埃や雨滴が入り込むことはなく、カメラモジュールA3は、防水性に優れたモジュール構造になっている。
コネクタ7は、基板4の背面に垂直な方向に延びる状態で基板4の背面に取り付けられている。これにより、たとえばコネクタが基板の面内方向に沿って延びる状態で取り付けられる場合に比べて、基板4においては、コネクタ7の取り付けに必要な領域を小さくすることができ、電子部品を実装する領域を相対的に大きく確保することが可能となる。その結果、基板4の平面サイズを小さくすることが可能であり、カメラモジュールA3の小型化を図ることができる。
本実施形態においては、所定間隔を隔てて積層配置された2枚の基板4,4’を備えることから、平面サイズを小さくしつつ、電子部品の実装領域を比較的大きく確保することができる構造となっている。そして、基板4’は、コネクタ7との干渉を回避しつつ、基板4の背面に垂直な方向においてコネクタ7と重なるように効率よく配置されている。したがって、ケース1ないし底蓋2の高さ方向(基板4の面内方向に垂直な方向)の寸法を小さくすることができる。このことは、カメラモジュールA3の小型化を図るうえで好適である。
本実施形態では、コネクタ7は、その一部が底蓋2に設けられたケーブル孔23に収容されている。したがって、ケース1ないし底蓋2の高さ方向(基板4の面内方向に垂直な方向)の寸法をより小さくすることができる。かかる構成は、カメラモジュールA3の小型化により一層寄与する。
さらに、コネクタ7においては、ソケット71に嵌合接続されるソケット72がケーブル孔23を通過可能とされている。このような構成によれば、ソケット71のみを基板4に取り付けた状態でケース1および底蓋2を組み付け、その後に、ケーブル孔23を通じてソケット72をソケット71に接続することができる。したがって、カメラモジュールA3の組み立ての容易化を図ることができる。
図9〜図11は、本発明にかかるカメラモジュールの他の実施形態を示している。なお、これらの図面においては、上記実施形態のカメラモジュールA3と同一または類似の要素には、上記のカメラモジュールA3と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図9および図10に示すカメラモジュールA4では、カメラモジュールA3と比べて、底蓋2、レンズモジュール5、およびレンズホルダ6は、樹脂に代えてアルミなどの導電性材料からなる。底蓋2に設けられたリブ22もまた、底蓋2と同材質の導電性材料からなり、基板4は、リブ22に支持された状態で底蓋2全体によって保護される。底蓋2が導電性材料から構成されていると、この底蓋2は、車体に取り付けられることでいわゆるボディアースになる。
基板4は、撮像素子3の搭載面および背面における隅部に導電層40(図9および図10参照)を有する。搭載面の導電層40と背面の導電層40とは、図10によく示すようにスルーホール41を介して繋がっている。なお、搭載面の導電層40と背面の導電層40とは、基板4の側壁まで導電層を形成することで繋げるようにしてもよい。搭載面および背面の導電層40は、図示しない基板4の配線パターンを介して背面の端子と導通接続され、これによりコネクタ7およびコネクタケーブルCを介してアース接続されていてもよい。
図10に示すように、レンズモジュール5に保持された外側レンズ50の表面には、ITOによる透明導電膜50Aが形成されている。このような透明導電膜50Aによれば、電磁シールド機能が発揮される。なお、内側レンズ51,52の表面に透明導電膜を形成してもよい。
図10に示すように、レンズホルダ6は、その底部60が基板4の搭載面における導電層40と接した状態となり、この底部60と導電層40は、たとえば異方性導電接着剤を介して接合されている。
本実施形態のカメラモジュールA4においては、撮像素子3は、基板4より上側において、外側レンズ50、レンズモジュール5、レンズホルダ6によって完全に囲われており、また、基板4より下側も、底蓋2によって囲われた状態にある。このような撮像素子3を囲う外側レンズ50、レンズモジュール5、レンズホルダ6、および底蓋2は、レンズ表面に形成された透明導電膜50Aや材質そのものが導電性材料からなり、基板4の導電層40および底蓋2を介してボディアースが施された状態になっている。そのため、撮像素子3は、電磁波などの外来ノイズに対して極めて高いシールド構造によって保護され、ノイズがほとんどない画素信号を出力する。したがって、本実施形態のカメラモジュールA4によれば、撮像素子3を囲う外側レンズ50やホルダ6’、さらに底蓋2が電磁シールド機能をもつので、上記実施形態のカメラモジュールA3に関して説明した作用に加え、外部からの電磁波などによる外来ノイズを効果的に遮蔽することができ、専用部品を設けずとも外来ノイズに対して撮像素子3を容易に保護することができる。
図11に示すカメラモジュールでは、レンズホルダ6の底部においてこの底部60より突き出るボス63が追加的に設けられている。その一方、基板4においては、レンズホルダ6のボス63に対応する位置に切欠き4aが形成されている。このような構成によれば、レンズホルダ6に対する基板4の位置合わせを適切に行うことができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明にかかるカメラモジュールの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
たとえば、レンズモジュールやレンズホルダに電磁シールド機能をもたせるためには、本体を絶縁性樹脂で形成し、その表面にメッキなどによって導電膜を形成してもよく、あるいは本体を導電性樹脂で形成してもよい。基板にも電磁シールド機能をもたせることができ、そのためには、たとえば基板の背面全体を導電層で覆うようにしてもよい。さらには、ケースを導電性材料で形成することにより、外装となるケースに電磁シールド機能をもたせるようにしてもよい。
上記実施形態のカメラモジュールA3においては、2枚の基板4,4’を備える構成とされているが、追加的に設けられる基板4’を具備しない構成としてもよく、あるいは追加的に設けられる基板4’を2枚以上備える構成としてもよい。
1 ケース
2 底蓋
22 リブ
23 ケーブル孔(ケーブル導出口)
3 撮像素子
4 基板
4’ 基板(追加の基板)
40 導電層
40’ 導電部
5 レンズモジュール
50 外側レンズ
50A 透明導電膜
51,52 内側レンズ
54 光学フィルタ
6 レンズホルダ
61 凹部
6’ ホルダ
7 コネクタ
71 ソケット(第1ソケット)
72 ソケット(第2ソケット)
A1,A2,A3,A4 カメラモジュール
R2 オーリング

Claims (14)

  1. 撮像素子と、
    上記撮像素子を搭載する基板と、
    上記撮像素子に光を導く光学部品と、
    上記撮像素子を囲うとともに上記光学部品を保持するホルダと、
    を備えたカメラモジュールであって、
    上記ホルダは、導電性を有していることを特徴とする、カメラモジュール。
  2. 上記光学部品には、透明導電膜が形成されている、請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記ホルダは、上記基板を介してアース接続されている、請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 上記基板の搭載面には、上記ホルダに接する導電層が形成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のカメラモジュール。
  5. 上記ホルダを囲うケースと、上記基板を支持した状態で上記ケースに一体化される底蓋とを備え、上記ケースとホルダとの間には、密閉シールが介在させられているとともに、上記底蓋には、上記基板の搭載面とは反対側の背面に当接するリブが設けられている、請求項4に記載のカメラモジュール。
  6. 上記底蓋および上記リブは、導電性を有しており、上記基板の背面には、上記リブに接する導電層が形成されている、請求項5に記載のカメラモジュール。
  7. 上記ホルダには、上記基板を嵌め合わせるための凹部が設けられており、上記基板の側面には、上記ホルダに接する導電部が形成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のカメラモジュール。
  8. 上記ホルダを囲うケースと、上記ケースに一体化される底蓋とを備え、上記ケースとホルダとの間には、密閉シールが介在させられているとともに、上記底蓋には、上記基板が嵌め合わされた状態の上記ホルダに当接するリブが設けられている、請求項7に記載のカメラモジュール。
  9. 上記底蓋および上記リブは、導電性を有している、請求項8に記載のカメラモジュール。
  10. 撮像素子と、
    上記撮像素子を搭載する基板と、
    上記撮像素子に光を導く光学部品と、
    上記撮像素子を囲うとともに上記光学部品を保持するホルダと、
    上記ホルダを囲うケースと、
    上記基板における上記撮像素子の搭載面とは反対側の背面を囲うとともに上記ケースに取り付けられる底蓋と、
    を備えたカメラモジュールであって、
    上記基板の上記背面には、外部との電気接続用のコネクタが上記背面に対して垂直な方向に延びる状態で取り付けられていることを特徴とする、カメラモジュール。
  11. 上記基板の上記背面から所定間隔を隔てて設けられた追加の基板をさらに備え、
    上記追加の基板は、上記背面に対して垂直な方向において上記コネクタと重なるように配置されている、請求項10に記載のカメラモジュール。
  12. 上記底蓋には、上記コネクタに連結されたケーブルを通すためのケーブル導出口が設けられており、
    上記コネクタの一部が、上記ケーブル導出口に収容されている、請求項10または11に記載のカメラモジュール。
  13. 上記コネクタは、上記基板の上記背面に固定される第1ソケットと、上記ケーブルにつながり、上記第1ソケットに嵌合接続される第2ソケットと、を有し、
    上記第2ソケットは、上記ケーブル導出口を通過可能とされている、請求項12に記載のカメラモジュール。
  14. 上記ケーブル導出口が封止されている、請求項12または13に記載のカメラモジュール。
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