JP2011135338A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】インターホンの各種動作をレベル調節する可変抵抗器の可変位置を検出するにあたり、A/D変換機能を必要とせず簡易な回路構成で実行する。
【解決手段】子機からの呼び出しを親機にて報知するための呼出音の音量レベル、子機との間の通話成立時に送受信される音声信号の音量レベル、子機のカメラにて撮像された映像信号の明るさレベルを調節する可変抵抗器の可変位置をCPUにて検出するにあたり、切換部により入力端子又は切換端子に切り換えられるI/O端子からの出力によってRC回路のコンデンサに充電され可変抵抗器を介して放電される電圧の放電時間をカウンタにて計時することで、CPUは、計時された放電時間に基づき可変位置を検出することができる。
【選択図】図2
【解決手段】子機からの呼び出しを親機にて報知するための呼出音の音量レベル、子機との間の通話成立時に送受信される音声信号の音量レベル、子機のカメラにて撮像された映像信号の明るさレベルを調節する可変抵抗器の可変位置をCPUにて検出するにあたり、切換部により入力端子又は切換端子に切り換えられるI/O端子からの出力によってRC回路のコンデンサに充電され可変抵抗器を介して放電される電圧の放電時間をカウンタにて計時することで、CPUは、計時された放電時間に基づき可変位置を検出することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、インターホンシステムに係り、特に、インターホンの各種動作をレベル調節する可変抵抗器の可変位置の検出機能を有するインターホンシステムに関する。
従来から、例えば、オーディオ機器の音量調節や照明装置の調光等、機器の使用者が、その機器の動作状態を調節するにあたっては、可変抵抗器が広く用いられている。
そこで、可変抵抗器の可変位置情報を検出するマイクロコンピュータを備え、このマイクロコンピュータが有する制御として、A/D変換されたデジタルデータを使用する可変抵抗器が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
背景技術に記載された特許文献1の可変抵抗器によれば、マイクロコンピュータの構成としてA/D変換部が必要とされ、その構成を適用するにあたり、コストが増大となる難点があった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、インターホンの各種動作をレベル調節する可変抵抗器の可変位置を検出するにあたり、A/D変換機能を必要とせず簡易な回路構成で実行することができるインターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明のインターホンシステムは、カメラを有する子機と、子機からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともにカメラにて撮像された映像信号を出画するためのモニタを有する親機とを設けるインターホンシステムにおいて、親機は、子機からの呼び出しを報知するための呼出音の音量レベル、子機との間の通話成立時に送受信される音声信号の音量レベル、カメラにて撮像された映像信号の明るさレベルを調節するための可変抵抗器、所定の電圧をコンデンサに充電し、充電が停止された後電圧が可変抵抗器を介して放電されるRC回路と、RC回路を介して可変抵抗器が接続されるI/O端子、I/O端子を入力端子又は出力端子として切換えるための切換部、I/O端子からの出力によりRC回路に充電され可変抵抗器を介して放電される電圧の放電時間を計時するためのカウンタ、カウンタにて計時される放電時間をもとに可変抵抗器の可変位置を検出するための制御部を有するCPUとを備えている。
本発明のインターホンシステムによれば、子機からの呼び出しを親機にて報知するための呼出音の音量レベル、子機との間の通話成立時に送受信される音声信号の音量レベル、子機のカメラにて撮像された映像信号の明るさレベルを調節する可変抵抗器の可変位置をCPUにて検出するにあたり、切換部により入力端子又は切換端子に切り換えられるI/O端子からの出力によってRC回路のコンデンサに充電され可変抵抗器を介して放電される電圧の放電時間をカウンタにて計時することで、CPUは、計時された放電時間に基づき可変位置を検出することができる。これにより、CPUの構成として、A/D変換機能を必要とせず簡易な回路構成で、可変位置の検出動作を実行することができる。
以下、本発明のインターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるインターホンシステムの全体構成を示すシステム説明図である。このインターホンシステムは、住戸玄関等の住戸外に設置される子機1と、住戸内に設置され、伝送路Lを介して接続される子機1からの呼び出しを報知し、当該呼び出しに応答して通話を成立させるための親機2とが設けられている。
同図において、子機1には、子機操作部10、子機マイク11、子機スピーカ12及びカメラ13が備えられている。ここで、子機操作部10は、親機2の使用者である住戸内に在室中の居住者を呼び出すにあたり、住戸外に居る来訪者が所定の呼出操作を行うものであって、例えば、呼出ボタンにて構成されている。また、子機マイク11及び子機スピーカ12は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるにあたり、音声(送話音声、受話音声)信号を入出力するためのものである。さらに、カメラ13は、呼出操作を行った来訪者の映像信号や住戸玄関等の住戸外の周囲近傍の映像信号を撮像するためのものであり、例えば、CCD、CMOS等の各種の映像撮像媒体にて構成されている。
親機2には、親機操作部20、親機マイク21、親機スピーカ22及びモニタ23が備えられている。ここで、親機操作部20は、居住者が来訪者からの呼び出しに応答して通話を開始させるための応答操作を行うとともに、成立中の通話を終了するための終話操作を行うものであって、例えば、通話ボタンにて構成されている。また、親機マイク21及び親機スピーカ22は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるにあたり、音声(送話音声、受話音声)信号を入出力するためのものであって、この親機スピーカ22は、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出音を放音することもできる。さらに、モニタ23は、子機1のカメラ13にて撮像された映像信号を出画するものであって、このモニタ23は、来訪者からの呼び出しがある旨の文字メッセージや絵データ等を表示することもでき、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の映像出画・表示媒体にて構成されている。
次に、親機2の具体的な構成について、図2のブロック図を参照して説明する。この親機2には、前述の親機操作部20、親機マイク21、親機スピーカ22及びモニタ23と、音声処理部24と、映像処理部25と、呼出音用可変抵抗器26a、送話音声用可変抵抗器26b、受話音声用可変抵抗器26c及び映像用可変抵抗器26dと、呼出音用RC回路27a、送話音声用RC回路27b、受話音声用RC回路27c及び映像用RC回路27dと、CPU28と、インターフェース(以下、I/Fという。)29とが備えられている。
この親機2において、音声処理部24は、親機スピーカ22にて放音させる呼出音を増幅するとともに、親機マイク21及び親機スピーカ22にて入出力される音声(送話音声、受話音声)信号を増幅するためのものである。また、映像処理部25は、モニタ23にて出力させる映像信号について復調後、必要に応じてその明るさレベルを調節するためのものである。
呼出音用可変抵抗器26aは、子機1からの呼び出しを報知するための呼出音の音量レベルの設定値を可変するためのものである。また、呼出音用RC回路27aは、抵抗R1及びコンデンサC1にて構成され、CPU28からの出力であり抵抗R1を介して供給されてくる所定の電圧をコンデンサC1に充電し、その充電の終了後、呼出音用可変抵抗器26aを介してコンデンサC1から放電されるものである。
送話音声用可変抵抗器26bは、子機1との間の通話成立時に親機マイク21に入力される音声(送話音声)信号の音量レベルの設定値を可変するためのものである。また、送話音声用RC回路27bは、抵抗R2及びコンデンサC2にて構成され、CPU28からの出力であり抵抗R2を介して供給されてくる所定の電圧をコンデンサC2に充電し、その充電の終了後、送話音声用可変抵抗器26bを介してコンデンサC2から放電されるものである。
受話音声用可変抵抗器26cは、子機1との間の通話成立時に親機スピーカ22から出力される音声(受話音声)信号の音量レベルの設定値を可変するためのものである。また、受話音声用RC回路27cは、抵抗R3及びコンデンサC3にて構成され、CPU28からの出力であり抵抗R3を介して供給されてくる所定の電圧をコンデンサC3に充電し、その充電の終了後、受話音声用可変抵抗器26cによりコンデンサC3から放電されるものである。
映像用可変抵抗器26dは、子機1のカメラ13にて撮像された映像信号の明るさレベルの設定値を可変するためのものである。また、映像用RC回路27dは、抵抗R4及びコンデンサC4にて構成され、CPU28からの出力であり抵抗R4を介して供給されてくる所定の電圧をコンデンサC4に充電し、その充電の終了後、映像用可変抵抗器26dを介してコンデンサC3から放電されるものである。
CPU28は、当該親機の構成各部を制御するためのものであって、呼出音用I/O端子280a、送話音声用I/O端子280b、受話音声用I/O端子280c及び映像用I/O端子280dと、呼出音用切換部281a、送話音声用切換部281b、受話音声用切換部281c及び映像用切換部281dと、呼出音用カウンタ282a、送話音声用カウンタ282b、受話音声用カウンタ282c及び映像用カウンタ282dと、制御部283とが備えられている。
このCPU28において、呼出音用I/O端子280aは、呼出音用RC回路27aを介して呼出音用可変抵抗器26aが接続されており、制御部283から呼出音用切換部281aへの制御に基づき入力端子又は出力端子に切換わるものである。また、送話音声用I/O端子280bは、送話音声用RC回路27bを介して送話音声用可変抵抗器26bが接続されており、制御部283から送話音声用切換部281bへの制御に基づき入力端子又は出力端子に切換るものである。また、受話音声用I/O端子280cは、受話音声用RC回路27cを介して受話音声用可変抵抗器26cが接続されており、制御部283から受話音声用切換部281cへの制御に基づき入力端子又は出力端子に切換るものである。さらに、映像用I/O端子280dは、映像用RC回路27dを介して映像用可変抵抗器26dが接続されており、制御部283から映像用切換部281dへの制御に基づき入力端子又は出力端子に切換るものである。
呼出音用カウンタ282aは、呼出音用I/O端子280aからの出力により呼出音用RC回路27aのコンデンサC1に充電され呼出音用可変抵抗器26aを介して放電される電圧の放電時間を計時するためのものである。また、送話音声用カウンタ282bは、送話音声用I/O端子280bからの出力により送話音声用RC回路27bのコンデンサC2に充電され送話音声用可変抵抗器26bを介して放電される電圧の放電時間を計時するためのものである。また、受話音声用カウンタ282cは、受話音声用I/O端子280cからの出力により受話音声用RC回路27cのコンデンサC3に充電され受話音声用可変抵抗器26cを介して放電される電圧の放電時間を計時するためのものである。さらに、映像用カウンタ282dは、映像用I/O端子280dからの出力により映像用RC回路27dのコンデンサC4に充電され映像用可変抵抗器26dを介して放電される電圧の放電時間を計時するためのものである。なお、呼出音用カウンタ282a、送話音声用カウンタ282b、受話音声用カウンタ282c及び映像用カウンタ282dについては、一体で設けることもでき、また、制御部283の回路内に備えることもできる。
制御部283は、呼出音用カウンタ282a、送話音声用カウンタ282b、受話音声用カウンタ282c及び映像用カウンタ282dにて計時される放電時間をもとに、呼出音用可変抵抗器26a、送話音声用可変抵抗器26b、受話音声用可変抵抗器26c及び映像用可変抵抗器26dの可変位置をそれぞれ検出するためものである。
I/F29は、音声処理部24及び伝送路Lの間の信号伝送ラインと、伝送路Lから映像処理部25への信号伝送ラインと、CPU28の制御部283及び伝送路Lの間の信号伝送ラインとをそれぞれ形成するためのものである。
このように構成されたインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、図3の動作シーケンス図を参照して説明する。
図1に示す親機2が設置された住戸内に在室中の居住者を呼び出すにあたり、住戸外に居る来訪者が子機1の子機操作部10を使用して所定の呼出操作を行うと、この子機操作部10にて生成された呼出信号が、伝送路L、図2に示す親機2のI/F29を介してCPU28の制御部283に伝送される。
親機2において、CPU28の制御部283は、子機1からの呼出信号を受信すると、来訪者による呼び出しがあることを検出する。この制御部283は、音声処理部24を介して増幅される呼出音信号を親機スピーカ22に送出することで、来訪者からの呼び出しがあることを示す呼出音を親機スピーカ22から放音させて呼出報知することができる。また、制御部283は、子機1のカメラ13、モニタ23及び映像処理部25を制御して駆動させることにより、このカメラ13にて撮像された映像信号が、伝送路L、親機2のI/F29、映像処理部25を介してモニタ23に伝送され、映像処理部25を介して明るさレベルが調節された来訪者の映像信号(住戸玄関等の住戸外の周囲近傍の映像信号を含む。)をモニタ23に出画させることができる。
ここで、CPU28の制御部283は、図3に示すように、呼出音用切換部281a及び映像用切換部281dを切換え、呼出音I/O端子280a、映像用I/O端子280dがそれぞれ出力端子となるように制御することにより、呼出音用RC回路27a、映像用RC回路27dの各コンデンサC1、C4には、当該制御部からの電力供給を受け充電が開始される。この後、呼出音I/O端子280a、映像用I/O端子280dの端子電圧がそれぞれ、「0V」から「5V」に到達すると、各コンデンサC1、C4への充電が終了し、次に、制御部283は、呼出音用切換部281a及び映像用切換部281dを切換え、呼出音I/O端子280a、映像用I/O端子280dがそれぞれ入力端子となるように制御するとともに、呼出音用カウンタ282a及び映像用カウンタ282dを起動させる。
また、呼出音用RC回路27aのコンデンサC1に充電された電圧は、音声処理部24に連動して駆動される呼出音用可変抵抗器26aを介して放電され、その電圧レベルが「5V」から図3に示す例えば、「2.5V」に低下すると、CPU28の呼出音用I/O端子280aが「H」から「L」に変化することから、これを検出した制御部283は、呼出音用カウンタ282aによる計時を停止させるとともに、この呼出音用カウンタ282aにて計時された時間、すなわち、コンデンサC1の放電時間T1に基づき、呼出音用可変抵抗器26aの可変位置を検出することができる。具体的にCPU28は、図3に示すように、放電時間T1が例えば、1ミリ秒、10ミリ秒のように異なる場合、当該放音時間が短いほど可変位置が小さく、親機スピーカ22から放音させる呼出音の音量レベルの設定値である増幅利得が「最小値」である一方、当該放音時間が長いほど可変位置が大きく、親機スピーカ22から放音させる呼出音の音量レベルの設定値である増幅利得が「最大値」であることを容易に検出することができ、これら検出された設定値で、音声処理部24による呼出音の音量レベルの増幅動作を制御する。
さらに、映像音用RC回路27dのコンデンサC4に充電された電圧は、映像処理部25に連動して駆動される映像用可変抵抗器26dを介して放電され、その電圧レベルが「5V」から図3に示す例えば、「2.5V」に低下すると、CPU28の映像用I/O端子280dが「H」から「L」に変化することから、これを検出した制御部283は、映像用カウンタ282dによる計時を停止させるとともに、この映像用カウンタ282dにて計時された時間、すなわち、コンデンサC4の放電時間T4に基づき、映像用可変抵抗器26dの可変位置を検出することができる。具体的にCPU28は、図3に示すように、放電時間T4が例えば、1ミリ秒、10ミリ秒のように異なる場合、当該時間が短いほど可変位置が小さく、モニタ23に出画させる映像信号の明るさレベルの設定値が低く抑えられた「最小値」である一方、当該放音時間が長いほど可変位置が大きく、モニタ23に出画させる映像信号の明るさレベルの設定値が「最大値」であることを容易に検出することができ、これら検出された設定値で、映像処理部25による映像信号の明るさレベルの可変動作を制御する。
次に、前述のような親機2の親機スピーカ22からの呼出音の放音、及びモニタ23に出画された映像信号をもとに、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを当該来訪者の判別と併せて確認できた居住者が、親機操作部20を使用して所定の応答操作を行うと、この操作を検出したCPU28の制御部283は、子機1の通話機能を能動とするとともに音声処理部24を制御することにより、親機マイク21から音声処理部24、I/F29、伝送路Lを介して子機1の子機スピーカ12への信号伝送ラインと、子機マイク11から伝送路L、I/F29、音声処理部24を介して親機スピーカ22への信号伝送ラインとがそれぞれ形成され、形成された信号伝送ラインを介して音声(送話音声、受話音声)信号を送受信することで通話が成立する。ここで、音声処理部24は、送受信される音声(送話音声、受話音声)信号を増幅している。
ここで、CPU28の制御部283は、図3に示すように、送話音声用切換部281b及び受話音声用切換部281cを切換え、送話音声用I/O端子280b、受話音声用I/O端子280cがそれぞれ出力端子となるように制御することにより、送話音声用RC回路27b、受話音声用RC回路27cの各コンデンサC2、C3には、当該制御部からの電力供給を受け充電が開始される。この後、送話音声用I/O端子280b、受話音声用I/O端子280cの端子電圧がそれぞれ、「0V」から「5V」に到達すると、各コンデンサC2、C3への充電が終了し、次に、制御部283は、送話音声用切換部281b及び受話音声用切換部281cを切換え、送話音声用I/O端子280b、受話音声用I/O端子280cがそれぞれ入力端子となるように制御するとともに、送話音声用カウンタ282b及び受話音声用カウンタ282cを起動させる。
また、送話音声用RC回路27bのコンデンサC2に充電された電圧は、音声処理部24に連動して駆動される送話音声用可変抵抗器26bを介して放電され、その電圧レベルが「5V」から図3に示す例えば、「2.5V」に低下すると、CPU28の送話音声用I/O端子280bが「H」から「L」に変化することから、これを検出した制御部283は、送話音声用カウンタ282bによる計時を停止させるとともに、この送話音声用カウンタ282bにて計時された時間、すなわち、コンデンサC2の放電時間T2に基づき、送話音声用可変抵抗器26bの可変位置を検出することができる。具体的にCPU28は、図3に示すように、放電時間T2が例えば、1ミリ秒、10ミリ秒のように異なる場合、当該放電時間が短いほど可変位置が小さく、親機マイク21に入力される居住者の音声(送話音声)信号の音量レベルの設定値である増幅利得が「最小値」である一方、当該放電時間が長いほど可変位置が大きく、親機マイク21に入力される居住者の音声(送話音声)信号の音量レベルの設定値である増幅利得が「最大値」であることを容易に検出することができ、これら検出された設定値で、音声処理部24による音声(送話音声)信号の音量レベルの増幅動作を制御する。
さらに、受話音声用RC回路27cのコンデンサC3に充電された電圧は、音声処理部24に連動して駆動される受話音声用可変抵抗器26cを介して放電され、その電圧レベルが「5V」から図3に示す例えば、「2.5V」に低下すると、CPU28の受話音声用I/O端子280cが「H」から「L」に変化することから、これを検出した制御部283は、受話音声用カウンタ282cによる計時を停止させるとともに、この受話音声用カウンタ282cにて計時された時間、すなわち、コンデンサC3の放電時間T3に基づき、受話音声用可変抵抗器26cの可変位置を検出することができる。具体的にCPU28は、図3に示すように、放電時間T3が例えば、1ミリ秒、10ミリ秒のように異なる場合、当該放電時間が短いほど可変位置が小さく、玄関子機1の子機マイク11に入力され、伝送路L、I/F29を介して伝送されてくる来訪者の音声(受話音声)信号の音量レベルの設定値である増幅利得が「最小値」である一方、当該放音時間が長いほど可変位置が大きく、同様な来訪者の音声(受話音声)信号の音量レベルの設定値である増幅利得が「最大値」であることを容易に検出することができ、これら検出された設定値で、音声処理部24による音声(受話音声)信号の音量レベルの増幅動作を制御する。
本発明のインターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のインターホンシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
1……子機
13……カメラ
2……親機
20……モニタ
26a……呼出音用可変抵抗器(可変抵抗器)
26b……送話音声用可変抵抗器(可変抵抗器)
26c……受話音声用可変抵抗器(可変抵抗器)
26d……映像用可変抵抗器(可変抵抗器)
27a……呼出音用RC回路(RC回路)
C1……コンデンサ
27b……送話音声用RC回路(RC回路)
C2……コンデンサ
27c……受話音声用RC回路(RC回路)
C3……コンデンサ
27d……映像用RC回路(RC回路)
C4……コンデンサ
28……CPU
280a……呼出音用I/O端子(I/O端子)
280b……送話音声用I/O端子(I/O端子)
280c……受話音声用I/O端子(I/O端子)
280d……映像用I/O端子(I/O端子)
281a……呼出音用切換部(切換部)
281b……送話音声用切換部(切換部)
281c……受話音声用切換部(切換部)
281d……映像用切換部(切換部)
282a……呼出音用カウンタ(カウンタ)
282b……送話音声用カウンタ(カウンタ)
282c……受話音声用カウンタ(カウンタ)
282d……映像用カウンタ(カウンタ)
283……制御部
13……カメラ
2……親機
20……モニタ
26a……呼出音用可変抵抗器(可変抵抗器)
26b……送話音声用可変抵抗器(可変抵抗器)
26c……受話音声用可変抵抗器(可変抵抗器)
26d……映像用可変抵抗器(可変抵抗器)
27a……呼出音用RC回路(RC回路)
C1……コンデンサ
27b……送話音声用RC回路(RC回路)
C2……コンデンサ
27c……受話音声用RC回路(RC回路)
C3……コンデンサ
27d……映像用RC回路(RC回路)
C4……コンデンサ
28……CPU
280a……呼出音用I/O端子(I/O端子)
280b……送話音声用I/O端子(I/O端子)
280c……受話音声用I/O端子(I/O端子)
280d……映像用I/O端子(I/O端子)
281a……呼出音用切換部(切換部)
281b……送話音声用切換部(切換部)
281c……受話音声用切換部(切換部)
281d……映像用切換部(切換部)
282a……呼出音用カウンタ(カウンタ)
282b……送話音声用カウンタ(カウンタ)
282c……受話音声用カウンタ(カウンタ)
282d……映像用カウンタ(カウンタ)
283……制御部
Claims (1)
- カメラ(13)を有する子機(1)と、前記子機からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともに前記カメラにて撮像された映像信号を出画するためのモニタ(23)を有する親機(2)とを設けるインターホンシステムにおいて、
前記親機は、前記子機からの呼び出しを報知するための呼出音の音量レベル、前記子機との間の通話成立時に送受信される音声信号の音量レベル、前記カメラにて撮像された映像信号の明るさレベルを調節するための可変抵抗器(26a、26b、26c、26d)、所定の電圧をコンデンサ(C1、C2、C3、C4)に充電し、前記充電が停止された後前記電圧が前記可変抵抗器を介して放電されるRC回路(27a、27b、27c、27d)と、前記RC回路を介して前記可変抵抗器が接続されるI/O端子(280a、280b、280c、280d)、前記I/O端子を入力端子又は出力端子として切換えるための切換部(281a、281b、281c、281d)、前記I/O端子からの出力により前記RC回路に充電され前記可変抵抗器を介して放電される電圧の放電時間を計時するためのカウンタ(282a、282b、282c、282d)、前記カウンタにて計時される放電時間をもとに前記可変抵抗器の可変位置を検出するための制御部(283)を有するCPU(28)とを備えることを特徴とするインターホンシステム。
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ID=44347599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009293057A Withdrawn JP2011135338A (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | インターホンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011135338A (ja) |
-
2009
- 2009-12-24 JP JP2009293057A patent/JP2011135338A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130305 |