JP2011134022A - 操作量検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝達部材の強度の確保と大型化の抑制とを両立できる操作量検出装置を提供すること。
【解決手段】操作部材Pと操作対象部材5との間で軸部1から操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置1−1であって、操作対象部材に支持される第一支持部21と軸部に支持される第二支持部22とを接続する接続部24,25を介して軸部と操作対象部材との間で操作量に応じた荷重を伝達する伝達部材20と、接続部の変形量に基づいて操作量を検出する検出装置30とを備え、接続部は、第一支持部と第二支持部との間に並列に複数設けられ、荷重を伝達することで第一支持部と第二支持部とが直線動作の方向に相対変位するようにたわむ。各接続部は、軸部の長手方向と直交する方向において互いに対向している。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作量検出装置に関する。
従来、ペダル等の操作部材と操作対象部材との間で操作量に応じた荷重を伝達する伝達部材の変形量に基づいて操作量を検出する操作量検出装置が知られている。
例えば、特許文献1には、ブレーキ操作力を伝達するベース部材と、操作力を受けるブースタ側オペレーティングロッドと、これらのベース部材及びブースタ側ロッドに接続された棒状部材とを備え、操作力が加わった場合に棒状部材に生じる曲げによる歪を歪ゲージにより操作力に対応するものとして検出する技術が開示されている。
特開2000−103325号公報
ここで、操作量の検出精度を向上させる観点からは、伝達部材に作用する荷重に対する伝達部材の変形量が大きいことが望ましい。しかしながら、強度を確保しつつ伝達部材の変形量を大きくしようとすると、伝達部材の大型化を招きやすいという問題がある。
本発明の目的は、操作量に応じた荷重を伝達する伝達部材の強度の確保と大型化の抑制とを両立できる操作量検出装置を提供することである。
本発明の操作量検出装置は、回動可能に支持され、前記回動の半径方向に延在する軸部を有する操作部材と、前記軸部の回動動作が直線動作に変換されて入力される操作対象部材との間で前記軸部から前記操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置であって、前記操作対象部材に支持される第一支持部と、前記第一支持部とは前記軸部の長手方向の異なる位置に配置され、前記軸部に支持される第二支持部と、前記第一支持部と前記第二支持部とを接続する接続部とを有し、前記接続部を介して前記軸部と前記操作対象部材との間で前記操作量に応じた荷重を伝達する伝達部材と、荷重の伝達による前記接続部の変形量に基づいて前記操作量を検出する検出装置とを備え、前記接続部は、前記第一支持部と前記第二支持部との間に並列に複数設けられ、荷重を伝達することで前記第一支持部と前記第二支持部とが前記直線動作の方向に相対変位するようにたわむものであり、各前記接続部は、前記軸部の長手方向と直交する方向において、互いに対向していることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記複数の接続部は、前記第一支持部および前記第二支持部に対して前記直線動作の方向の一方側と他方側とに配置されており、前記直線動作の一方側に配置された接続部と前記直線動作の他方側に配置された接続部とは、伝達する単位荷重あたりの変形量が同一となる形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記第一支持部および前記第二支持部は、前記軸部を挟んで前記回動の軸方向に対向する一対の板状部材が前記直線動作の方向の一方の端部で互いに接続された断面U字形状に形成されており、前記接続部は、前記直線動作の方向の両端部のそれぞれにおいて前記第一支持部と前記第二支持部とを接続していることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置は、回動可能に支持され、前記回動の半径方向に延在する軸部を有する操作部材と、前記軸部の回動動作が直線動作に変換されて入力される操作対象部材との間で前記軸部から前記操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置であって、前記操作対象部材に支持される第一支持部と、前記軸部に支持される第二支持部と、前記第一支持部と前記第二支持部とを接続する接続部とを有し、前記接続部を介して前記軸部と前記操作対象部材との間で前記操作量に応じた荷重を伝達する伝達部材と、荷重の伝達による前記接続部の変形量に基づいて前記操作量を検出する検出装置とを備え、前記接続部は、前記第一支持部と前記第二支持部との荷重の伝達経路上に直列に接続され、かつ屈曲してつながっている複数の構成部を有し、荷重を伝達することで前記第一支持部と前記第二支持部とが前記直線動作の方向に相対変位するようにたわむことを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記接続部は、前記直線動作の方向に互いに対向している一対の前記構成部を有することを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記接続部は、前記軸部の長手方向において前記第一支持部および前記第二支持部から離間する方向に突出するコ字形状に形成されており、前記第一支持部に接続された前記構成部と前記第二支持部に接続された前記構成部とが前記直線動作の方向に互いに対向していることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記接続部は、前記第一支持部および前記第二支持部を挟んで前記軸部の長手方向の両側にそれぞれ設けられており、それぞれの前記接続部において、前記検出装置は、前記第一支持部に接続された前記構成部に対して前記軸部の長手方向に沿って複数設けられ、前記検出装置が設けられた前記構成部における前記第一支持部側と反対側の端部同士が、前記構成部と異なる部材により互いに接続されていることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記一対の前記構成部は、前記軸部の長手方向に延在し、かつ両端部のそれぞれにおいて前記直線動作の方向に延在する前記構成部である両端部構成部によって互いに接続されており、前記第一支持部は、前記一対の構成部の一方における前記軸部の長手方向の中央部に接続され、前記第二支持部は、前記一対の構成部の他方における前記軸部の長手方向の中央部に接続されていることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記接続部は、前記直線動作の方向と直交する方向の一方から他方に折り返された折返し部を有することを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記接続部は、前記第一支持部と接続されて前記軸部の長手方向に延在し、かつ前記検出装置が設けられた前記構成部である検出部構成部と、前記検出部構成部と前記第二支持部とを前記直線動作の方向に接続し、かつ前記折返し部が設けられた前記構成部である折返し部構成部とを有し、前記折返し部は、前記軸部の長手方向における前記第一支持部側に向けて湾曲していることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記一対の前記構成部は、前記軸部の長手方向に延在し、かつ両端部のそれぞれにおいて前記直線動作の方向に延在する前記構成部である両端部構成部によって互いに接続されており、前記第一支持部は、前記一対の構成部の一方に接続され、前記第二支持部は、前記一対の構成部の他方に接続され、前記折返し部は、前記両端部構成部に設けられていることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記検出装置は、前記直線動作の方向と直交する方向に延在する前記構成部である所定構成部に設けられ、前記第一支持部および前記第二支持部は、荷重の伝達により、前記所定構成部における前記直交する方向の一方側と他方側とに互いに異なる方向に湾曲させるモーメントが作用するように前記軸部および前記操作対象部材によりそれぞれ支持され、前記検出装置は、前記所定構成部において前記直交する方向の一方側と他方側のそれぞれの変形量に基づいて前記操作量を検出することを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記所定構成部は、前記第一支持部と接続されて前記軸部の長手方向に延在し、かつ前記検出装置が設けられた前記構成部である検出部構成部であり、前記検出部構成部における前記第一支持部と接続された側と反対側の端部は、前記検出部構成部と異なる前記構成部を介して前記第二支持部に接続されており、前記第二支持部は、前記検出部構成部における前記第一支持部と接続された側と反対側の端部よりも前記軸部の長手方向における前記第一支持部側に配置されていることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記軸部は、長手方向と直交する断面形状がU字型であり、前記伝達部材は、前記U字型の内側の空間部に配置されることを特徴とする。
本発明の操作量検出装置において、前記接続部は、前記相対変位が所定量となるたわみを生じると前記軸部側と前記操作対象部材側とを当接させ、前記伝達部材を介さずに更なる荷重を伝達可能とすることを特徴とする。
本発明にかかる操作量検出装置は、操作対象部材に支持される第一支持部と軸部に支持される第二支持部とを接続する接続部を有する。第一支持部と第二支持部とは軸部の長手方向の異なる位置に配置される。接続部は、第一支持部と第二支持部との間に並列に複数設けられ、荷重を伝達することで第一支持部と第二支持部とが相対変位するようにたわむものである。各接続部は、軸部の長手方向と直交する方向において、互いに対向している。これにより、荷重が分散されて各接続部に作用する荷重が減少することで、強度を低減させて接続部のたわみ量を増加させることができる。よって、伝達部材の強度の確保と大型化の抑制とを両立できるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る操作量検出装置を表す要部正面図である。 図2は、実施形態の第一支持部の構造を示す断面図である。 図3は、実施形態の第二支持部の構造を示す断面図である。 図4は、第2実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図5は、第3実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図6は、第4実施形態に係る操作量検出装置の第一支持部を示す断面図である。 図7は、第5実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図8は、第6実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図9は、第7実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図10は、第8実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図11は、第9実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図12は、第10実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図13は、第11実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。 図14は、第12実施形態に係る操作量検出装置の正面図及び断面図である。
以下に、本発明にかかる操作量検出装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1実施形態)
図1から図3を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、操作部材から操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置に関する。図1は、本発明の第1実施形態に係る操作量検出装置を表す一部を切り欠いた要部正面図である。図2は、本実施形態の操作量検出装置の第一支持部の構造を示す図1のA−A断面図、図3は、本実施形態の操作量検出装置の第二支持部の構造を示す図1のB−B断面図である。
図1において、符号1は、図示しない車両に設けられたブレーキペダル(操作部材)Pのペダルアーム(軸部)を示す。ペダルアーム1の長手方向の一端に設けられた回動軸2は、図示しない車体に固定されたペダルサポート3によって回動可能に支持されている。つまり、ペダルアーム1は、回動軸2の中心軸線を回転中心として回動可能に支持されており、回動の半径方向に延在している。ペダルアーム1の長手方向の他端には、乗員が踏み込み可能なペダル4が装着されている。
符号5は、入力ロッドを示す。入力ロッド5は、ペダルアーム1の長手方向および回動軸2の軸線方向に対して直交する方向に延在している。入力ロッド5は、先端部が図示しないブレーキ装置を作動制御する操作対象部材としての図示しないマスタシリンダおよびブレーキブースタに連結されている。入力ロッド5の基端部は、クレビス6に固定されており、クレビス6と入力ロッド5とは入力ロッド5の軸方向に一体となって移動(直線運動)することができる。なお、以下の説明において、特に記載する場合を除き、「軸方向」とは入力ロッド5の軸方向であって入力ロッド5が直線運動する方向を示すものとする。クレビス6は、ペダルアーム1の回動動作を直線動作に変換する。クレビス6により変換された直線動作は、入力ロッド5を介してマスタシリンダおよびブレーキブースタに入力される。
ペダルアーム1には、ペダルアーム1と操作対象部材との間でペダルアーム1から操作対象部材に伝達される操作量(操作力、ストローク等)を検出する操作量検出装置1−1が設けられている。操作量検出装置1−1は、ペダルアーム1と操作対象部材とを接続し、ペダルアーム1から操作対象部材に操作量を伝達する伝達部材20と、伝達部材20の変形量を検出する検出子としての歪センサ30(30a,30b)、31(31a,31b)とを有する。伝達部材20は、操作対象部材に支持される第一支持部21と、第一支持部21とはペダルアーム1の長手方向の異なる位置に配置され、ペダルアーム1に支持される第二支持部22,23と、第一支持部21と第二支持部22,23とを接続する接続部24,25とを有する。伝達部材20は、接続部24,25を介してペダルアーム1と操作対象部材との間で操作量に応じた荷重を伝達する。なお、操作対象部材とは、伝達部材20を介してペダルアーム1から操作量が伝達される部材であり、マスタシリンダおよびブレーキブースタのみならず、後述する連結軸7、クレビス6および入力ロッド5を含んでいる。
第一支持部21は、図2に示すように、断面U字形状に形成された板状の部材であり、ペダルアーム1を挟んで板厚方向(回動の軸方向)に互いに対向する一対のプレート部21a,21bが軸方向の入力ロッド5側の端部で接続されている。ペダルアーム1は、板状の部材であり、第一支持部21のプレート部21a,21bは、ペダルアーム1の板厚方向の一方側と他方側とに配置される。クレビス6は、二股部6a,6bを有しており、一方の二股部6aは、プレート部21aを挟んでペダルアーム1と対向し、他方の二股部6bは、プレート部21bを挟んでペダルアーム1と対向している。プレート部21aとプレート部21bとは軸方向の入力ロッド側5の端部で互いに接続されている。入力ロッド5とペダルアーム1とは、第一支持部21を挟んで軸方向に対向している。
ペダルアーム1には連結孔1aが、プレート部21a,21bには連結孔21c,21dが、二股部6a,6bには連結孔6c,6dがそれぞれ形成されている。頭部7aを有する連結軸7が、二股部6a,6bの一方側から連結孔6c,6d、連結孔21c,21dおよび連結孔1aを板厚方向に貫通しており、連結軸7の先端部にクリップ7bが係止することで抜け止めがなされている。ペダルアーム1の連結孔1aの内径は、連結軸7の外径と比較して大きい。このため、連結孔1aの内周面と連結軸7の外周面との間には、所定の隙間Gが形成されている。所定の隙間Gは、連結軸7よりも軸方向の入力ロッド5側と反対側に形成されている。連結軸7は、この所定の隙間Gの範囲でペダルアーム1に対して軸方向に相対移動することができ、かつ、所定の隙間Gの範囲を超える相対移動が規制される。
第二支持部22は、第一支持部21と同様に、図3に示すように断面U字形状に形成された板状の部材である。第二支持部22は、互いに対向する一対のプレート部22a,22bが軸方向の入力ロッド5側の端部で互いに接続されている。プレート部22a,22bは、ペダルアーム1の板厚方向の一方側と他方側とに配置される。ペダルアーム1には、支持孔1bが形成されている。また、プレート部22a,22bには、切欠部22c,22dがそれぞれ形成されている。頭部8aを有する支持軸8が、プレート部22a,22bの一方側から切欠部22c,22dおよび支持孔1bを板厚方向に貫通しており、支持軸8の先端部にカシメ8bが施されることで抜け止めがなされている。切欠部22c,22dは、支持軸8を軸方向の両側から挟んでおり、ペダルアーム1の回動動作は、切欠部22c,22dから第二支持部22に伝達される。
第二支持部23の構成は、第二支持部22と同様であり、ペダルアーム1の支持孔1cとプレート部23a,23bの切欠部23c,23dとを支持軸9が板厚方向に貫通している。ペダルアーム1の回動動作は、切欠部23c,23dから第二支持部23に伝達される。
第二支持部22は、第一支持部21に対してペダルアーム1の長手方向の一方側に、第二支持部23は、第一支持部21に対して長手方向の他方側にそれぞれ配置されている。また、連結軸7と支持軸8,9とはペダルアーム1の長手方向に沿った同一の直線上に配置されている。
第一支持部21と第二支持部22とは、弾性変形可能な接続部(起歪体)24,25により接続されている。接続部24,25は、荷重を伝達することで第一支持部21と第二支持部22とが軸方向に相対変位するようにたわむ。また、後述するように、接続部24,25は、上記相対変位が所定量となるたわみを生じると軸部側であるペダルアーム1側(連結孔1aの内周面)と操作対象部材側(連結軸7)とを当接させ、伝達部材20を介さずに更なる荷重を伝達可能とする。
接続部24,25は、ペダルアーム1の長手方向に延在しており、第一支持部21と第二支持部22との間に並列的に配置されている。接続部24は、第一支持部21および第二支持部22における軸方向の入力ロッド5側の端部同士、言い換えると、U字形状の頂点部分同士を接続している。接続部25は、第一支持部21および第二支持部22における軸方向の入力ロッド5側と反対側の端部同士を接続している。このように、接続部24は、第一支持部21および第二支持部22に対して軸方向の一方側に、接続部25は第一支持部21および第二支持部22に対して軸方向の他方側に配置されている。
接続部24,25は、それぞれ第一支持部21から第二支持部22に操作量を伝達する。同様に、第一支持部21と第二支持部23とは、弾性変形可能な接続部26,27により接続されている。接続部26は、第一支持部21および第二支持部23における軸方向の入力ロッド5側の端部同士を接続している。接続部27は、第一支持部21および第二支持部23における軸方向の入力ロッド5側と反対側の端部同士を接続している。接続部24と接続部25とは軸方向に対向して平行に配置されており、接続部26と接続部27とは軸方向に対向して平行に配置されている。つまり、各接続部は、ペダルアーム1の長手方向と直交する方向において、互いに対向している。
接続部24には、2つの歪センサ(検出装置)30a,30bが装着されている。歪センサ30a,30bは、荷重の伝達による接続部24,25の変形量に基づいて操作量を検出する。歪センサ30a,30bは、接続部24における軸方向の入力ロッド5側の面に、ペダルアーム1の長手方向に並べて配置されている。同様に、接続部26における軸方向の入力ロッド5側の面には、歪センサ31a,31bが装着されている。なお、本実施形態では検出装置が接続部24,26の歪みを検出する歪センサ30a,30b,31a,31bである場合を例に説明するが、検出装置は、接続部24,26の他の変形量を検出するものであってもよい。
乗員によりペダル4が踏み込まれると、ペダルアーム1が回動軸2の中心軸線を回転中心として回動する。このとき、ペダルアーム1に入力された操作量(操作力)は、支持軸8を介して第二支持部22に、また支持軸9を介して第二支持部23にそれぞれ伝達され、接続部24,25,26および27を介して第一支持部21に伝達される。第一支持部21に伝達された操作力は、連結軸7を介してクレビス6および入力ロッド5に伝達され、マスタシリンダおよびブレーキブースタに入力される。操作対象部材からの反力(図1の符F参照)は、第一支持部21に作用する。この反力Fにより、接続部24は、第一支持部21と第二支持部22を支点として、ペダルアーム1側に湾曲するように弾性変形する。同様に、接続部26は、第一支持部21と第二支持部23を支点として、ペダルアーム側に湾曲するように弾性変形する。歪センサ30a,30b,31a,31bは、操作力と反力Fにより接続部24,26が弾性変形するときの変形量を検出し、検出した変形量を出力する。歪センサ30a,30b,31a,31bは、伝達部材20に設けられた出力回路部32と接続されており、出力回路部32を介して歪センサ30a,30b,31a,31bの検出結果を示す信号が出力される。
反力Fにより接続部24,26が弾性変形するときの変形量(歪量)は、ペダルアーム1の操作量と相関関係があることから、歪センサ30a,30b,31a,31bは、接続部24,26の変形量に基づいてペダルアーム1の操作量を検出することができる。歪センサ30a,30b,31a,31bの検出した歪量は、例えば、予め設定されたマップを用いてペダルアーム1の操作量に変換されることができる。なお、本実施形態では、操作量がブレーキペダルPに対する踏力である場合を例に説明するが、これには限定されない。操作量として、ペダルストローク等の他の物理量が検出されてもよい。
また、上述のように、連結軸7は、ペダルアーム1に対して、連結孔1aと連結軸7との間の所定の隙間Gだけ相対移動可能である。したがって、接続部24,25,26および27は、第一支持部21と第二支持部22,23とが軸方向に相対変位するようにたわむことができる。接続部24,25,26および27がたわむと、第一支持部21は、第二支持部22,23に対して、軸方向の入力ロッド5側と反対側に相対移動する。接続部24,25,26および27のたわみ量に応じて、ペダルアーム1側と操作対象部材側(入力ロッド5)とが軸方向に接近し、所定の隙間Gが減少する。相対移動が所定量となって所定の隙間Gがなくなり、連結軸7とペダルアーム1の連結孔1aの内周面とが当接すると、ペダルアーム1と操作対象部材側とは、連結軸7と連結孔1aとの当接部で操作量を直接伝達する。これにより、伝達部材20に作用する荷重を制限する制限機構が実現される。制限機構は、伝達部材20と、連結軸7と、ペダルアーム1の連結孔1aとを含んで構成されている。
荷重制限がかかるときの操作量は、システム要件に基づいて設定されている。ブレーキシステムにおいて発生させる最大制動力に応じた操作力(以下、最大操作力とする)を操作力検出装置1−1が検出でき、かつ、操作力が最大操作力を超えた場合には連結軸7が連結孔1aの内周面(ストッパ)に当接して荷重制限がなされるように、制限機構が構成されている。操作力が最大操作力を超えた場合には、伝達部材20に過大な荷重が作用しないように、すみやかに荷重制限がなされることが望ましい。そのためには、操作力の増加に対する接続部24,25,26および27のたわみ量の増加量が大きいことが有利である。
本実施形態の操作量検出装置1−1では、接続部24,26に対して、接続部25,27がそれぞれ並列的に設けられている。第二支持部22と第一支持部21との間に作用する荷重は、接続部24と接続部25とに分散され、第二支持部23と第一支持部21との間に作用する荷重は、接続部26と接続部27とに分散される。これにより、歪センサ30a,30bが装着された検出部としての接続部24で第一支持部21と第二支持部22との間の荷重を全て支持する場合と比較して、接続部24に対する負荷加重を低減させることができる。接続部24の負荷荷重の低荷重化により、接続部24の強度(保障強度)を低減させることができる。同様に、接続部26の強度を低減させることができる。その結果、同じ反力Fに対して、接続部24,26の梁長を増加させることなく接続部24,26のたわみ量を増やすことができ、伝達部材20の強度の確保と装置の大型化の抑制とを両立させることができる。また、単位荷重に対する接続部24,26の変形量が増加することで、荷重の伝達による接続部24,26の変形量に基づいて操作量を検出する検出装置の検出精度が向上するという効果を奏する。
例えば、荷重を分散することで、接続部25が設けられて接続部24の負荷荷重が半減した場合、接続部24,25の板厚を荷重を分散させない場合の板厚に対して1/√2倍とすることができる。これにより、荷重を分散させない場合と比較して、接続部24,25のたわみ量を√2倍とすることができる。なお、本実施形態では接続部24と接続部25とが軸方向において互いに対向しているが、これには限定されず、ペダルアーム1の長手方向と直交する方向(例えば、ペダルアーム1の板厚方向)において接続部24と接続部25とが互いに対向していていればよい。このように接続部24と接続部25とが互いに対向することで、接続部24,25に荷重が分散され、接続部24,25のたわみ量が増加する。
また、本実施形態では、接続部24と接続部25とは、伝達する単位荷重あたりの変形量が同一となる形状に形成されている。接続部24の断面積と、接続部25の断面積とが等しくされている。ペダルアーム1の板厚方向の一方側に配置された接続部25aの断面積と他方側に配置された接続部25bの断面積との和は、接続部24の断面積と等しく、また、接続部24の長手方向の長さと、接続部25の長手方向の長さとは等しい。これにより、接続部24の変形方向・変形量が安定し、操作量の検出精度が向上する。同様に、接続部26の断面積・長さと接続部27の断面積・長さとは等しくされている。なお、伝達する単位荷重あたりの変形量を同一とすることができれば、接続部24と接続部25とで断面積および長さが等しくなくともよい。
(第2実施形態)
図4を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図4は、本実施形態の操作量検出装置1−2を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
第2実施形態の伝達部材40では、歪センサ50(50a,50b)が装着された接続部45(45a,45b)と、接続部45に対して並列的に設けられる接続部44(44a,44b)とは、変形量の等価な梁であり、パラレルリンク状に配置されている。これにより、接続部45の変形方向、変形量が安定化し、操作量の検出精度が向上する。
図4に示すように、伝達部材40は、第一支持部41、第二支持部22,23を有する。第二支持部22,23の形状および配置等の構成は、上記第1実施形態の第二支持部22,23と同様とすることができる。第一支持部41は、上記第1実施形態の断面U字形状の第一支持部21とは異なり、ペダルアーム1を挟んで互いに対向する一対のプレート部41a,41bで構成されている。プレート部41a,41bにはそれぞれ連結孔41c,41dが形成されており、連結軸7は、連結孔6c,6d、連結孔41c,41dおよび連結孔1aを板厚方向に貫通している。連結軸7と連結孔1aの内周面との間には、所定の隙間Gが形成されている。
上記第1実施形態と同様に、第二支持部22は、支持軸8を介してペダルアーム1によって軸方向に支持されており、第二支持部23は、支持軸9を介してペダルアーム1によって軸方向に支持されている。
第一支持部41のプレート部41aと第二支持部22のプレート部22aとは、一対の接続部44a,45aが並列して接続している。接続部44aと接続部45aは変形量の等価な梁であり、ペダルアーム1の長手方向に延在している。同様に、第一支持部41のプレート部41bと第二支持部22のプレート部22bとは、変形量の等価な梁である接続部44b,45bがそれぞれ接続している。接続部45a,45bのうち、軸方向の入力ロッド5側と反対側に配置された接続部45bには、歪センサ50a,50bが装着されている。歪センサ50a,50bは、接続部45bにおける軸方向の入力ロッド5側と反対側の面に配置されている。
なお、本実施形態の操作量検出装置1−2における操作量の検出動作は、上述した第1実施形態と同様であるため、説明は省略する。
軸方向に対向する接続部44(44a,44b)と接続部45(45a,45b)とが変形量の等価な梁(伝達する単位荷重あたりの変形量が同一)であることで、検出部としての接続部45bの変形方向や変形量を安定化させ、操作量(変形量)の検出精度を向上させることができる。また、板厚方向に対向する接続部44aと接続部44bとは変形量の等価な梁であり、接続部45aと接続部45bとは変形量の等価な梁である。このように、ペダルアーム1の板厚方向で対応する接続部同士が変形量の等価な梁とされることで、接続部45bの変形方向や変形量を安定化させ操作量の検出精度を向上させることができる。
なお、第一支持部41と第二支持部23とを接続する接続部についても、第一支持部41と第二支持部22とを接続する接続部44,45と同様であり、プレート部41aとプレート部23aとを接続する一対の接続部46a,47aは変形量の等価な梁であり、プレート部41bとプレート部23bとを接続する一対の接続部46b,47bは変形量の等価な梁である。さらに、板厚方向に対向する接続部46aと接続部46bとは変形量の等価な梁であり、接続部47aと接続部47bとは変形量の等価な梁である。歪センサ51(51a,51b)は、接続部47bに装着されている。接続部47bは、プレート部41bおよびプレート部23bにおける軸方向の入力ロッド5側と反対側の端部を接続する部材である。検出部としての接続部47bの変形方向や変形量が安定化され、操作量の検出精度の向上が実現可能である。
第一支持部41と第二支持部22との間に作用する荷重は、接続部44と接続部45とに分散され、第一支持部41と第二支持部23との間に作用する荷重は、接続部46(46a,46b)と接続部47(47a,47b)とに分散される。よって、上記第1実施形態と同様に、接続部45,47がそれぞれ単独で荷重を支持する場合と比較して、接続部45,47の梁長を増加させることなく接続部45,47のたわみ量を増やすことができ、伝達部材40の強度の確保と大型化の抑制とを両立させることができる。
また、第一支持部41は、上記第1実施形態の断面U字形状の第一支持部21とは異なり、ペダルアーム1を挟んで互いに対向する一対のプレート部41a,41bで構成されている。これにより、第一支持部41を配置するための軸方向の所要スペースを低減させ、ペダルアーム1と入力ロッド5とを軸方向に接近させて配置することが可能となる。
(第3実施形態)
図5を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図5は、本実施形態の操作量検出装置1−3を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
本実施形態の伝達部材60では、第一支持部61および第二支持部62,63のいずれにも、一対のプレート部が互いに独立した構成となっている。これにより、伝達部材60を2枚の独立した板状部材で構成することができ、所要スペースの低減によるコンパクト化や成形性の向上による低コスト化を図ることができる。
第一支持部61は、上記第2実施形態の第一支持部41と同様に、ペダルアーム1を挟んで互いに対向する一対のプレート部61a,61bで構成されている。プレート部61a,61bには連結孔61c,61dがそれぞれ形成されており、連結軸7は、連結孔6c,6d、連結孔61c,61dおよび連結孔1aを板厚方向に貫通している。連結軸7と連結孔1aの内周面との間には、所定の隙間Gが形成されている。
第二支持部62,63は、それぞれ互いに対向する一対のプレート部62a,62b、プレート部63a,63bで構成されている。互いに独立した部材であるプレート部62a,62bにはそれぞれ切欠部62c,62dが形成されており、支持軸8は、切欠部62c,62dおよび支持孔1bを板厚方向に貫通している。第二支持部62は、支持軸8を介してペダルアーム1により軸方向に支持されている。互いに独立した部材であるプレート部63a,63bにはそれぞれ切欠部63c,63dが形成されており、支持軸9は、切欠部63c,63dおよび支持孔1cを板厚方向に貫通している。第二支持部63は、支持軸9を介してペダルアーム1により軸方向に支持されている。連結軸7と支持軸8,9とは、ペダルアーム1の軸方向に沿った同一の直線上に配置されている。
第一支持部61と第二支持部62とは、上記第2実施形態と同様に、接続部44および接続部45でそれぞれ接続されている。第一支持部61のプレート部61aと第二支持部62のプレート部62aとは、一対の接続部44a,45aがそれぞれ接続している。同様に、第一支持部61のプレート部61bと第二支持部62のプレート部62bとは、接続部44b,45bがそれぞれ接続している。接続部44b,45bのうち、軸方向の入力ロッド5側と反対側に配置された接続部45bには、歪センサ50a,50bが装着されている。
第一支持部61と第二支持部63との接続についても、上記第2実施形態と同様であり、プレート部61aとプレート部63aとは、接続部46a,47aが、プレート部61bとプレート部63bとは、接続部46b,47bがそれぞれ接続している。歪センサ51a,51bは、接続部47に装着されている。
なお、本実施形態の操作量検出装置1−3における操作量の検出動作は、上述した第1実施形態等と同様であるため、説明は省略する。
第一支持部61および第二支持部62,63が全て板状の部材とされることで、伝達部材60を板状部材のみで構成することが可能となる。例えば、プレート部61a,62a,63aと接続部44a,45a,46a,47aを一体成形し、同様にプレート部61b,62b,63bと接続部44b,45b,46b,47bを一体成形することが可能となる。これにより、成形性が向上し、低コスト化が可能となる。
また、伝達部材60が一対の独立した構成部とされることで、所要スペースの低減が可能となる。ペダルアーム1を挟んで対向するプレート部同士(例えば、プレート部62aとプレート部62b)を独立した部材とする場合には、プレート部同士を互いに接続する(例えば、U字状に接続する)部材が不要となり、その分だけ伝達部材60の軸方向の所要スペースが低減される。例えば、軸方向において、ペダルアーム1の幅の範囲内で伝達部材60を配置することが可能となる。これにより、操作量検出装置1−3の軸方向における所要スペースを低減させ、コンパクト化を実現することができる。
(第4実施形態)
図6を参照して第4実施形態について説明する。第4実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図6は、本実施形態の操作量検出装置1−4の第一支持部の構造を示す断面図である。
上記第3実施形態では、ペダルアーム1の板厚方向の両側に伝達部材60が配置されたが、本実施形態では、板厚方向の片側のみに伝達部材70が配置される。伝達部材70は、上記第3実施形態の伝達部材60において、プレート部61a,62a,63aおよび接続部44a,45a,46a,47aを省略した構成と同様の構成とすることができる。このような構成であっても、上記各実施形態と同様に、伝達部材70の強度の確保と装置の大型化の抑制とを両立することができる。
また、ペダルアーム1の板厚方向の片側のみに伝達部材70が配置されるため、操作量検出装置1−4をより小型化することができる。
(第5実施形態)
図7を参照して第5実施形態について説明する。第5実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図7は、本実施形態の操作量検出装置1−5を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
図7に示すように、ペダルアーム1は、長手方向と直交する断面形状がU字型に形成されている。ペダルアーム1は、板厚方向において互いに対向する一対のプレート部11,12を有し、プレート部11,12における軸方向の入力ロッド5側の端部において互いに接続されている。一対のプレート部11,12の間、すなわちU字型の内側の空間部13には、伝達部材80が配置されている。伝達部材80の構成は、上記第4実施形態の伝達部材70と同様とすることができる。すなわち、伝達部材80は、第一支持部61としてのプレート部61bと、第二支持部62,63としてのプレート部62b,63bと、接続部44b,45b,46b,47bとを有する。歪センサ50a,50bは接続部45bに、歪センサ51a,51bは接続部47bにそれぞれ装着されている。
ペダルアーム1のプレート部11,12には、連結孔11a,12aがそれぞれ形成されている。連結軸7は、連結孔6c,6d、連結孔61dおよび連結孔11a,12aを板厚方向に貫通している。ペダルアーム1のプレート部11,12において、第二支持部62,63に対応する位置には、それぞれ支持孔11b,12b、支持孔11c,12cが形成されている。支持軸8は、支持孔11b,12bおよび第二支持部62の切欠部62dを板厚方向に貫通しており、支持軸9は、支持孔11c,12cおよび第二支持部63の切欠部63dを板厚方向に貫通している。第二支持部62は、支持軸8を介してプレート部11,12により軸方向に支持されている。第二支持部63は、支持軸9を介してプレート部11,12により軸方向に支持されている。連結孔11a,12aの内径は、上記各実施形態の連結孔1aの内径と同様に、連結軸7の外径と比較して大きく、連結孔11a,12aの内周面と連結軸7の外周面との間には、所定の隙間Gが形成されている。
なお、本実施形態の操作量検出装置1−5における操作量の検出動作は、上述した第1実施形態等と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態の操作量検出装置1−5によれば、ペダルアーム1の内部に伝達部材80が配置される。これにより、スペース効率を向上させることができる。
(第6実施形態)
図8を参照して、第6実施形態について説明する。第6実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図8は、本実施形態の操作力検出装置1−6を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
本実施形態の操作量検出装置1−6において、第一支持部91と第二支持部92,93とを接続する接続部94,95は、第一支持部91と第二支持部92,93との荷重の伝達経路上に直列に接続され、かつ屈曲してつながっている複数の構成部を有する。接続部94,95は、第一支持部91および第二支持部92を挟んでペダルアーム1の長手方向の両側に設けられている。接続部94,95は、上記各実施形態の接続部と同様に、荷重を伝達することで第一支持部91と第二支持部92,93とが軸方向に相対変位するようにたわみ、かつ、相対変位が所定量となるたわみを生じるとペダルアーム1側と操作対象部材側とを当接させ、伝達部材90を介さずに更なる荷重を伝達可能とする。
接続部94,95は、第一支持部91から第二支持部92,93の間においてペダルアーム1の長手方向に折り返されている。これにより、操作力の伝達により軸方向のたわみを生じる部材の総延長を大きくすることができる。言い換えると、複数の部材に分散してたわみを生じさせることで大きなたわみ量を実現することができる。その結果、接続部94,95における第一支持部91と第二支持部92,93との間の軸方向のたわみ量を増大させることができる。
図8に示すように、伝達部材90は、ペダルアーム1に対して板厚方向の一方側に配置されている。第一支持部91は、板状の部材であり、連結孔91aが形成されている。連結軸7は、連結孔6c,6d、連結孔91aおよび連結孔1aを板厚方向に貫通している。連結孔1aと連結軸7との間には所定の隙間Gが形成されている。
第二支持部92,93は、コ字状に形成されており、軸方向の両側から支持軸8,9をそれぞれ挟んでいる。第二支持部92,93は、支持軸8,9に対して相対回転可能な状態で支持軸8,9により支持されている。第二支持部92,93は、支持軸8,9を介してペダルアーム1により軸方向に支持されており、ペダルアーム1の操作量は、支持軸8,9を介して第二支持部92,93にそれぞれ伝達される。支持軸8と支持軸9とは、連結軸7をペダルアーム1の長手方向に挟んで配置されている。
第一支持部91と第二支持部92とを接続する接続部94は、第一支持部91に向けて開口するコ字状の部材であり、ペダルアーム1の長手方向において、第一支持部91および第二支持部92から離間する方向に突出している。接続部94は、第一構成部94a、第二構成部94bおよび第三構成部94cを有する。第一構成部94aおよび第三構成部94cは、ペダルアーム1の長手方向、言い換えると軸方向と直交する方向に延在している。つまり、接続部94は、操作力の伝達により軸方向のたわみを生じる2つの部材である第一構成部94aおよび第三構成部94cを有している。
第一構成部94aは、第三構成部94cよりも入力ロッド5側に配置されている。第一構成部94aの一端は第二支持部92に接続されており、他端は第二構成部94bに接続されている。第三構成部94cの一端は第一支持部91に接続されており、他端は第二構成部94bに接続されている。第二構成部94bは、第一構成部94aと第三構成部94cとを軸方向に接続している。また、ペダルアーム1の長手方向において、第一構成部94aの配置領域と第三構成部94cの配置領域とは重なりを有しており、第一構成部94aと第三構成部94cとは軸方向に互いに対向している。歪センサ50a,50bは、第三構成部94cに対してペダルアーム1の長手方向に沿って複数装着されている。
第一支持部91と第二支持部93とは、接続部94と同様に第一構成部95a、第二構成部95bおよび第三構成部95cを有する接続部95で接続されている。歪センサ51a,51bは、第三構成部95cに対してペダルアーム1の長手方向に沿って複数装着されている。歪センサ50b,51bは、歪センサ50a,51aよりも長手方向の第一支持部91側に配置されている。
軸方向と直交する方向に延在し、軸方向のたわみを生じる構成部が複数設けられていることで、操作量の伝達時における接続部94,95の軸方向のたわみ量の総和が大きくなる。つまり、操作量を伝達するときに、入力される操作量の増分に対して、第一支持部91と第二支持部92,93との軸方向の相対移動量の増分が大きくなる。さらに、第二構成部94bは、操作量の伝達時にペダルアーム1の長手方向にたわむことで、第一支持部91と第二支持部92,93との軸方向の相対移動量を増加させることができる。また、第二支持部92,93が支持軸8,9に対して相対回転可能であることから、第一構成部94a,95aは操作量の伝達時に回動して第一支持部91と第二支持部92,93との軸方向の相対移動量を増加させることができる。これにより、荷重制限がかかるときの接続部94,95の負荷荷重を低減することができる。また、接続部94,95が屈曲した形状とされることで、同じたわみ量を1つの直線状の接続部で実現する場合と比較して、ペダルアーム1の長手方向における伝達部材90の全長を低減することができる。よって、伝達部材90の強度の確保と大型化の抑制とを両立することができる。
本実施形態では、ペダルアーム1の長手方向において、支持軸8と第二支持部92との連結部は、第二構成部94bと第三構成部94cとの接続部分94dに対して第一支持部91側にオフセットされている。同様に、支持軸9と第二支持部93との連結部は、第二構成部95bと第三構成部95cとの接続部分95dに対して第一支持部91側にオフセットされている。これにより、操作量の伝達時に、第三構成部(所定構成部、検出部構成部)94c,95cはS字状に湾曲する。支持軸8,9が上記のように接続部分94d,95dに対して第一支持部91寄りにオフセットされていることで、第三構成部94cにおける接続部分94d側および第三構成部95cにおける接続部分95d側には第三構成部94c、95cを入力ロッド5側に湾曲させるモーメントがそれぞれ作用する。このため、第三構成部94c,95cは、歪センサ50a,51aが圧縮方向に歪み、歪センサ50b,51bが引張方向に歪むようにS字状に湾曲する。つまり、第一支持部91および第二支持部92,93は、荷重の伝達により、第三構成部94c,95cにおける軸方向と直交する方向の一方側と他方側とに互いに異なる方向に湾曲させるモーメントが作用するようにペダルアーム1および操作対象部材によりそれぞれ支持されている。
歪センサ50a,50bは、それぞれ第三構成部94cの圧縮歪み量と引張歪み量とを検出することができ、歪センサ51a,51bは、それぞれ第三構成部95cの圧縮歪み量と引張歪み量とを検出することができる。これにより、第三構成部94c,95cの熱膨張等による検出誤差を除去して操作量の検出精度を向上させることができる。
なお、接続部94において、歪センサ50a,50bが装着される第三構成部94cと、第一構成部94a、第二構成部94bとで変形特性を異ならせるようにしてもよい。例えば、第一構成部94aおよび第二構成部94bは、第三構成部94cと比較してたわみ量が大きく、かつ歪み量が小さい変形特性とし、これとは反対に、第三構成部94cは、第一構成部94aおよび第二構成部94bと比較してたわみ量が小さく、かつ歪み量が大きい変形特性とすることができる。このようにした場合、第一構成部94aおよび第二構成部94bは、第一支持部91と第二支持部92との軸方向の相対変位量を確保し、第三構成部94cは、大きく歪んで操作量の検出精度(SN比)を向上させることができる。接続部95についても同様とすることができる。
(第7実施形態)
図9を参照して第7実施形態について説明する。第7実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図9は、本実施形態の操作力検出装置1−7を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
本実施形態の操作量検出装置1−7において、伝達部材100は、上記第6実施形態の伝達部材90において、第三構成部94c,95cの端部が連結メンバ96により連結された構成となっている。これにより、ペダルアーム1の長手方向における第二支持部92,93と支持軸8,9との連結部(支持点)の位置に関係なく第三構成部94c,95cをS字状に湾曲させることができる。
図9に示すように、伝達部材100は、構成部94a,94b,94c,95a,95b,95cとは異なる部材である連結メンバ96を有する。連結メンバ96は、ペダルアーム1の長手方向に延在しており、第三構成部94cにおける第一支持部91に接続された側と反対側の端部(接続部分94d)と、第三構成部95cにおける第一支持部91に接続された側と反対側の端部(接続部分95d)とを接続している。連結メンバ96により、第三構成部94c,95cにおける第一支持部91側と反対側の端部が拘束されることにより、第三構成部94c,95cは第二支持部92,93の支持点の位置(接続部分94d,95dに対して支持軸8,9がペダルアーム1の長手方向にオフセットされているか否か)に関係なく、操作量の伝達時にS字状に湾曲する。これにより、第三構成部94c,95cの熱膨張等による検出誤差を除去して操作量の検出精度を向上させることができる。
また、上記第6実施形態と同様に、第一構成部94a,95a、第二構成部94b,95bの形状(変形特性)と第三構成部94c,95cの形状(変形特性)とを互いに独立に設定することができる。よって、伝達部材100の設定自由度が増し、SN比を向上させることができる。
なお、操作量検出装置1−7における操作量検出の動作は上記第6実施形態と同様であるため、説明は省略する。
(第8実施形態)
図10を参照して第8実施形態について説明する。第8実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図10は、本実施形態の操作力検出装置1−8を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
図10に示すように、伝達部材110は、ペダルアーム1の板厚方向の一方側に配置されている。伝達部材110は、第一支持部111、第二支持部112および接続部114を有している。第一支持部111と第二支持部112とは、入力ロッド5の中心軸線上において軸方向に対向している。第一支持部111には、連結孔111aが形成されており、連結軸7は、連結孔6c,6d、連結孔111aおよび連結孔1aを板厚方向に貫通している。連結軸7と連結孔1aとの間には、所定の隙間Gが形成されている。第二支持部112は、ペダルアーム1の支持孔1b,1cを貫通する支持軸8,9をそれぞれ軸方向の両側から挟んでおり、支持軸8,9を介してペダルアーム1によって軸方向に支持されている。ペダルアーム1の操作量(軸方向の進退動作)は、支持軸8,9を介して第二支持部112に伝達される。
第一支持部111と第二支持部112とは、接続部114により接続されている。接続部114は、矩形のフレーム状に形成されており、ペダルアーム1の長手方向に延在する互いに平行な第一構成部115と第三構成部117、軸方向に延在する互いに平行な第二構成部116と第四構成部118を有している。第一構成部115と第三構成部117とは、軸方向に互いに対向している一対の構成部である。第一構成部115は、第三構成部117よりも軸方向の入力ロッド5側に配置されている。第二構成部116および第四構成部118は、第一構成部115と第三構成部117とを両端部のそれぞれにおいて接続する両端部構成部である。第二構成部116は、第一構成部115の一端と第三構成部117の一端とを接続しており、第四構成部118は、第一構成部115の他端と第三構成部117の他端とを接続している。第一支持部111は、第一構成部115における第三構成部117側に接続されており、第二支持部112は、第三構成部117における第一構成部115側に接続されている。また、第一支持部111は、第一構成部115におけるペダルアーム1の長手方向の中央部に接続され、第二支持部112は、第三構成部117におけるペダルアーム1の長手方向の中央部に接続されている。
歪センサ50a,50b,51a,51bは、第三構成部117における軸方向の入力ロッド5側とは反対側に装着されている。ペダルアーム1の長手方向において、歪センサ50a,50bは第二支持部112との接続部よりも一方側に、歪センサ51a、51bは第二支持部112との接続部よりも他方側に配置されている。歪センサ50b,51bは、それぞれ歪センサ50a,51aよりも第二支持部112側に配置されている。
接続部114は、互いに異なる第一構成部115、第二構成部116、第三構成部117および第四構成部118が、多段に配置されたばねとしてたわみを生じることで、上記第6実施形態や第7実施形態と同様に、第一支持部111と第二支持部112との間の軸方向の相対変位を大きなものとすることができる。また、第二構成部116側と第四構成部118側とが並列に設けられ、第一支持部111と第二支持部112との間で荷重を分散して支持することで、接続部114の保障強度を低減させることができる。
接続部114は、閉じたフレーム状に形成されており、第三構成部117の両端部は、第二構成部116および第四構成部118を介して第一構成部115に接続されることで拘束されている。これにより、ペダルアーム1から支持軸8,9を介して第二支持部112に操作量が入力されると、第三構成部117は、第二構成部112を挟んで一方側および他方側がそれぞれS字状に湾曲する。第三構成部117において、歪センサ50a,50bが装着された部分(符号117a参照)は、歪センサ50aが引張方向に歪み、歪センサ50bが圧縮方向に歪むようにS字状に湾曲する。また、第三構成部117において、歪センサ51a,51bが装着された部分(符号117b参照)は、歪センサ51aが引張方向に歪み、歪センサ51bが圧縮方向に歪むようにS字状に湾曲する。これにより、第三構成部117の熱膨張等による検出誤差を除去して操作量の検出精度を向上させることができる。
また、接続部114がフレーム状に形成されているため、操作量の伝達による荷重負荷方向以外の剛性が確保される。例えば、接続部114において、軸方向のたわみ以外のねじれ等に対する剛性が確保されることで、操作量の検出精度が向上する。
(第9実施形態)
図11を参照して第9実施形態について説明する。第9実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図11は、本実施形態の操作力検出装置1−9を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
図11に示すように、本実施形態の伝達部材120は、第一支持部121に接続され、歪センサ50a,50b,51a,51bが装着された第一構成部124,125と、第一構成部124,125と第二支持部122,123とを接続する第二構成部126,127とを有する。第一構成部124と第二構成部126が接続部128を構成し、第一構成部125と第二構成部127が接続部129を構成している。
第一支持部121と第二支持部122,123とはペダルアーム1の長手方向に対向している。第一支持部121には、連結孔121aが形成されており、連結軸7は、連結孔6c,6d、連結孔121aおよび連結孔1aを板厚方向に貫通している。連結軸7と連結孔1aとの間には、所定の隙間Gが形成されている。第二支持部122,123は、ペダルアーム1の支持孔1b,1cを貫通する支持軸8,9に当接している。第二支持部122,123は、支持軸8,9における軸方向の入力ロッド5側に対してそれぞれ軸方向に対向し、かつ支持軸8,9に対して相対回転可能な状態で当接している。第二支持部122,123は、支持軸8,9を介してペダルアーム1によって軸方向に支持されている。ペダルアーム1の操作量(軸方向の進退動作)は、支持軸8,9を介して第二支持部122,123にそれぞれ伝達される。
第一構成部(検出部構成部)124,125は、第一支持部121および第二支持部122,123よりも軸方向の入力ロッド5側と反対側に配置されており、ペダルアーム1の長手方向に延在している。第一構成部124は、第一支持部121から長手方向の一方側に伸び、その先端部は第二支持部122と軸方向に対向している。第一構成部124における軸方向の入力ロッド5側と反対側には、歪センサ50a,50bが装着されている。第一構成部125は、第一支持部121から長手方向の他方側に伸び、その先端部は第二支持部123と軸方向に対向している。第一構成部125における軸方向の入力ロッド5側と反対側には、歪センサ51a,51bが装着されている。第一構成部124,125における第一支持部121側と反対側の端部には、第二構成部126,127がそれぞれ接続されている。第二構成部126は、第一構成部124と第二支持部122とを軸方向に接続しており、第二構成部127は、第一構成部125と第二支持部123とを軸方向に接続している。第二構成部126,127は、U字状に形成されており、一端が第一構成部124,125に、他端が第二支持部122,123にそれぞれ接続されている。
第二構成部126(127)は、ペダルアーム1の長手方向の一方から他方に折り返された折返し部を有する折返し部構成部である。第二構成部126(127)は、軸方向と直交する方向に延在し、操作量の伝達時に作用する荷重で軸方向のたわみを生じる一対の部材126a,126b(127a,127b)を有し、部材126aと126b、部材127aと127bが直列に接続され、かつ屈曲してつながってU字状の折返し部を形成している。第二構成部126,127の折返し部は、ペダルアーム1の長手方向における第一支持部121側に向けて湾曲している。
ペダルアーム1から支持軸8,9を介して第二支持部122,123に操作量が入力されると、第二構成部126の一対の部材126a,126b、および第一構成部124は、それぞれの両端部が入力ロッド5の軸方向に相対変位するようにたわむ。同様に、第一構成部125および第二構成部127の一対の部材127a,127bも、それぞれの両端部が入力ロッド5の軸方向に相対変位するようにたわむ。このように、操作量の伝達時に軸方向にたわみを生じる部材を複数有することで、第一支持部121と第二支持部122,123との間の軸方向のたわみ量を大きなものとすることができる。
特に、第二構成部126,127は、折り返し構造とされることで、対となる部材126aと126bとで軸方向と直交する方向の配置領域が重なり、対となる部材127aと127bとで軸方向と直交する方向の配置領域が重なっている。これにより、軸方向と直交する方向(ペダルアーム1の長手方向)のサイズが増大することを抑制しつつ軸方向にたわみを生じる部材の総延長を伸ばすことができる。
また、第二支持部122,123は、支持軸8,9によって軸方向に支持されたまま、支持軸8,9に対して相対回転可能となっている。つまり、第二支持部122,123に接続された部材126a,127aは、第二支持部122,123に支持されて回動可能となっている。よって、操作量に応じて第一支持部121と第二支持部122,123との間の軸方向の相対変位を増加させることができる。
その結果、伝達部材120の強度を確保しつつ、所定の操作量に対して、第一支持部121と第二支持部122,123との軸方向の相対変位を大きなものとすることができる。よって、伝達部材120の強度の確保と大型化の抑制とを両立可能となる。
また、上記第6実施形態等と同様に、第一構成部124,125の形状(変形特性)と、第二構成部126,127の形状(変形特性)とを互いに独立に設定することができる。例えば、折返し部が設けられた第二構成部126,127によって軸方向の大きなたわみ量を確保する一方、第一構成部124,125の歪み量を大きく(高歪領域で歪みを検出し、操作量の出力感度を向上)することが可能である。このように、伝達部材120の設定自由度が増し、SN比を向上させることができる。
(第10実施形態)
図12を参照して第10実施形態について説明する。第10実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図12は、本実施形態の操作力検出装置1−10を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
上記第9実施形態とは異なり、本実施形態では、第一構成部(所定構成部、検出部構成部)134,135がS字状に湾曲するように、第二支持部132,133および支持軸8,9が配置されている。図12に示すように、伝達部材130において、第一支持部131および第一構成部134,135は、上記第9実施形態の第一支持部121および第一構成部124,125とそれぞれ略同様の構成とすることができる。歪センサ50a,50bは第一構成部134における軸方向の入力ロッド5側と反対側に、歪センサ51a,51bは第一構成部135における軸方向の入力ロッド5側と反対側にそれぞれ装着されている。歪センサ50b,51bは、それぞれ歪センサ50a,51aよりも第一支持部131側に配置されている。支持軸8,9は、連結軸7に対してペダルアーム1の軸方向の一方側と他方側とに配置されており、かつ連結軸7よりも軸方向の入力ロッド5側に配置されている。これに対応して、第二支持部132,133は、第一支持部131を挟んでペダルアーム1の長手方向の一方側と他方側に配置されている。連結軸7は、連結孔6c,6d、連結孔1aおよび第一支持部131に形成された連結孔131aを板厚方向に貫通している。連結軸7と連結孔1aとの間には、所定の隙間Gが形成されている。
第二支持部132,133は、ペダルアーム1の支持孔1b,1cを貫通する支持軸8,9に当接している。第二支持部132,133は、支持軸8,9における軸方向の入力ロッド5側に対してそれぞれ軸方向に対向し、かつ支持軸8,9に対して相対回転可能な状態で当接している。第二支持部132,133は、支持軸8,9を介してペダルアーム1によって軸方向に支持されている。ペダルアーム1の操作量(軸方向の進退動作)は、支持軸8,9を介して第二支持部132,133にそれぞれ伝達される。
第二支持部132,133と第一構成部(接続部)134,135とは、第二構成部(接続部)136,137でそれぞれ接続されている。ペダルアーム1の長手方向において、第二構成部136と第一構成部134との接続部分138に対して、第二支持部132と支持軸8との連結部は、第一支持部131側にオフセットされている。同様に、ペダルアーム1の長手方向において、第二構成部137と第一構成部135との接続部分139に対して、第二支持部133と支持軸9との連結部は、第一支持部131側にオフセットされている。これにより、ペダルアーム1から操作対象部材に操作量を伝達する際に、伝達部材130において、第一構成部134,135は、それぞれS字状に湾曲する。第一構成部134,135は、歪センサ50a,51aが圧縮方向に歪み、歪センサ50b,51bが引張方向に歪むようにS字状に湾曲する。これにより、第一構成部134,135の熱膨張等による検出誤差を除去して操作量の検出精度を向上させることができる。
また、第二構成部136(137)は、上記第9実施形態の第二構成部126(137)と同様に、軸方向と直交する方向に延在し、操作量の伝達時に作用する荷重で軸方向のたわみを生じる部材136a,136bおよび136c(137a,137bおよび137c)を有し、これら複数の部材が折り返し形状で直列(多段)に接続されている。よって、操作量の伝達時における第一支持部131と第二支持部132,133との軸方向の相対変位を増加させることができる。また、軸方向と直交する方向において、部材136a,136bおよび136cのそれぞれの配置領域の少なくとも1つは、他の配置領域と重なりを有する。好ましくは、部材136a,136bおよび136cのいずれの配置領域も、他の2つの配置領域とそれぞれ重なりを有する。第二構成部137の部材137a,137bおよび137cの配置領域についても同様である。本実施形態の操作量検出装置1−10によれば、伝達部材130の強度の確保と大型化の抑制とを両立可能となる。
(第11実施形態)
図13を参照して、第11実施形態について説明する。第11実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図13は、本実施形態の操作力検出装置1−11を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
図13に示すように、本実施形態の伝達部材140では、フレーム形状に形成されて剛性が確保され、かつ、折り返し形状が設けられることで、操作量の伝達による軸方向のたわみ量の増加が図られている。
伝達部材140において、第一支持部141、第二支持部142、第一構成部145および第三構成部147については、上記第8実施形態(図10)の第一支持部111、第二支持部112、第一構成部115および第三構成部117とそれぞれ同様の構成とすることができる。
第二構成部146(両端部構成部)は、軸方向に延在し、第一構成部145の一端と第三構成部147の一端とを接続しており、第四構成部(両端部構成部)148は、軸方向に延在し、第一構成部145の他端と第三構成部147の他端とを接続している。このように、接続部144は、フレーム状に構成されている。歪センサ50a,50b,51a,51bは、上記第8実施形態の第三構成部117における配置と同様の配置で第三構成部147に装着されている。上記第8実施形態と同様に、ペダルアーム1から支持軸8,9を介して第二支持部142に操作量が入力されると、第三構成部147は、第二支持部142よりも長手方向の一方側(147a)および他方側(147b)がそれぞれS字状に湾曲する。その結果、第三構成部147の熱膨張等による検出誤差を除去して操作量の検出精度を向上させることができる。
また、第二構成部146および第四構成部148には、それぞれ折返し部149,150が形成されている。折返し部149および150が設けられることで、操作量の伝達により軸方向にたわみを生じる梁状の部材であって、かつ軸方向と直交する方向の配置領域が互いに重なる部分(符号149aと149bおよび150aと150b)が形成される。よって、伝達部材140の軸方向のたわみ量を増加させるにあたり、伝達部材140の強度の確保と大型化の抑制とを両立可能となる。伝達部材140は、例えば、プレス成型で作製される。伝達部材140がフレーム形状とされることで、平板状の部材である伝達部材140の剛性を低下させることなく梁の薄肉化が可能となり、伝達部材140の小型化が可能である。
本実施形態の操作量検出装置1−11の接続部140では、第一支持部141と第二支持部142との間で、操作量の伝達によりたわみを生じる部材が直列に多段配置され、かつ並列に複数配置されていることで、強度の確保と大型化の抑制とを最大限に両立することが可能である。
(第12実施形態)
図14を参照して、第12実施形態について説明する。第12実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図14は、本実施形態の操作力検出装置1−12を表す一部を切り欠いた要部正面図および断面図である。
図14に示すように、本実施形態の伝達部材160では、第一構成部165と第三構成部167とを接続する第二構成部166および第四構成部168には蛇腹状に複数回折り返された折返し部がそれぞれ設けられている。複数回折り返された折返し部を設けることにより、伝達部材160の全体を大型化させることなく、伝達部材160の軸方向のたわみ量を調節することができる。
第一支持部161、第二支持部162、接続部164の第一構成部165および第三構成部167については、上記第8実施形態の第一支持部111、第二支持部112、第一構成部115および第三構成部117とそれぞれ同様の構成とすることができる。
接続部164において、第二構成部166は、第一構成部165の一端と第三構成部167の一端とを軸方向に接続しており、第四構成部168は、第一構成部165の他端と第三構成部167の他端とを軸方向に接続している。このように、接続部164は、フレーム状に構成されている。歪センサ50a,50b,51a,51bは、上記第8実施形態の第三構成部117における配置と同様の配置で第三構成部167に装着されている。
第二構成部166および第四構成部168には、それぞれ折返し部169,170が設けられている。折返し部169,170は、蛇腹状に複数回折り返されており、ペダルアーム1の長手方向の一方側に向かうU字状の湾曲部と他方側に向かうU字状の湾曲部とが軸方向に交互に繰り返し形成されている。このように、折返し部169,170において第二構成部166、第四構成部168が複数回折り返されていることで、操作量の伝達時に軸方向にたわみを生じる部材の本数を増やし、第一支持部161と第二支持部162との間の伝達部材160の軸方向のたわみ量を増加させることができる。なお、折返し部169,170における折り返しの回数および形態は、図14に示すものには限定されない。
操作量の検出動作については上記第1実施形態と同様であり、操作量検出の際に第三構成部167がS字状に湾曲する作用については上記第11実施形態等と同様であるため、説明は省略する。
なお、上記各実施形態では、ばねとして機能する部材を直列や並列に多段配置することで、伝達部材のたわみ量を増加させたが、これに代えて伝達部材の他の変形量(例えば、伸縮量)を増加させるようにしてもよい。
1−1,1−2,1−3,1−4,1−5,1−6,1−7,1−8,1−9,1−10,1−11,1−12 操作量検出装置
1 ペダルアーム
2 回動軸
3 ペダルサポート
4 ペダル
5 入力ロッド
6 クレビス
6a,6b 二股部
7 連結軸
8,9 支持軸
20,40,60,80,90,100,110,120,130,140,160 伝達部材
21,41,61,91,111,121,131,141,161 第一支持部
22,23,62,63,92,93,112,122,123,132,133,142,162 第二支持部
24,25,26,27,44,45,46,47,94,95,114,128,136,137,144,164 接続部
21a,21b プレート部
30,31,50,51 歪ゲージ
32 出力回路部
149,150 折返し部
P ブレーキペダル

Claims (15)

  1. 回動可能に支持され、前記回動の半径方向に延在する軸部を有する操作部材と、前記軸部の回動動作が直線動作に変換されて入力される操作対象部材との間で前記軸部から前記操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置であって、
    前記操作対象部材に支持される第一支持部と、前記第一支持部とは前記軸部の長手方向の異なる位置に配置され、前記軸部に支持される第二支持部と、前記第一支持部と前記第二支持部とを接続する接続部とを有し、前記接続部を介して前記軸部と前記操作対象部材との間で前記操作量に応じた荷重を伝達する伝達部材と、
    荷重の伝達による前記接続部の変形量に基づいて前記操作量を検出する検出装置とを備え、
    前記接続部は、前記第一支持部と前記第二支持部との間に並列に複数設けられ、荷重を伝達することで前記第一支持部と前記第二支持部とが前記直線動作の方向に相対変位するようにたわむものであり、
    各前記接続部は、前記軸部の長手方向と直交する方向において、互いに対向している
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  2. 請求項1に記載の操作量検出装置において、
    前記複数の接続部は、前記第一支持部および前記第二支持部に対して前記直線動作の方向の一方側と他方側とに配置されており、
    前記直線動作の一方側に配置された接続部と前記直線動作の他方側に配置された接続部とは、伝達する単位荷重あたりの変形量が同一となる形状に形成されている
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の操作量検出装置において、
    前記第一支持部および前記第二支持部は、前記軸部を挟んで前記回動の軸方向に対向する一対の板状部材が前記直線動作の方向の一方の端部で互いに接続された断面U字形状に形成されており、前記接続部は、前記直線動作の方向の両端部のそれぞれにおいて前記第一支持部と前記第二支持部とを接続している
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  4. 回動可能に支持され、前記回動の半径方向に延在する軸部を有する操作部材と、前記軸部の回動動作が直線動作に変換されて入力される操作対象部材との間で前記軸部から前記操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置であって、
    前記操作対象部材に支持される第一支持部と、前記軸部に支持される第二支持部と、前記第一支持部と前記第二支持部とを接続する接続部とを有し、前記接続部を介して前記軸部と前記操作対象部材との間で前記操作量に応じた荷重を伝達する伝達部材と、
    荷重の伝達による前記接続部の変形量に基づいて前記操作量を検出する検出装置とを備え、
    前記接続部は、前記第一支持部と前記第二支持部との荷重の伝達経路上に直列に接続され、かつ屈曲してつながっている複数の構成部を有し、荷重を伝達することで前記第一支持部と前記第二支持部とが前記直線動作の方向に相対変位するようにたわむ
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  5. 請求項4に記載の操作量検出装置において、
    前記接続部は、前記直線動作の方向に互いに対向している一対の前記構成部を有する
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  6. 請求項5に記載の操作量検出装置において、
    前記接続部は、前記軸部の長手方向において前記第一支持部および前記第二支持部から離間する方向に突出するコ字形状に形成されており、前記第一支持部に接続された前記構成部と前記第二支持部に接続された前記構成部とが前記直線動作の方向に互いに対向している
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  7. 請求項6に記載の操作量検出装置において、
    前記接続部は、前記第一支持部および前記第二支持部を挟んで前記軸部の長手方向の両側にそれぞれ設けられており、
    それぞれの前記接続部において、前記検出装置は、前記第一支持部に接続された前記構成部に対して前記軸部の長手方向に沿って複数設けられ、
    前記検出装置が設けられた前記構成部における前記第一支持部側と反対側の端部同士が、前記構成部と異なる部材により互いに接続されている
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  8. 請求項5に記載の操作量検出装置において、
    前記一対の前記構成部は、前記軸部の長手方向に延在し、かつ両端部のそれぞれにおいて前記直線動作の方向に延在する前記構成部である両端部構成部によって互いに接続されており、
    前記第一支持部は、前記一対の構成部の一方における前記軸部の長手方向の中央部に接続され、前記第二支持部は、前記一対の構成部の他方における前記軸部の長手方向の中央部に接続されている
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  9. 請求項4または5に記載の操作量検出装置において、
    前記接続部は、前記直線動作の方向と直交する方向の一方から他方に折り返された折返し部を有する
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  10. 請求項9に記載の操作量検出装置において、
    前記接続部は、前記第一支持部と接続されて前記軸部の長手方向に延在し、かつ前記検出装置が設けられた前記構成部である検出部構成部と、前記検出部構成部と前記第二支持部とを前記直線動作の方向に接続し、かつ前記折返し部が設けられた前記構成部である折返し部構成部とを有し、
    前記折返し部は、前記軸部の長手方向における前記第一支持部側に向けて湾曲している
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  11. 請求項9に記載の操作量検出装置において、
    前記一対の前記構成部は、前記軸部の長手方向に延在し、かつ両端部のそれぞれにおいて前記直線動作の方向に延在する前記構成部である両端部構成部によって互いに接続されており、
    前記第一支持部は、前記一対の構成部の一方に接続され、前記第二支持部は、前記一対の構成部の他方に接続され、
    前記折返し部は、前記両端部構成部に設けられている
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  12. 請求項4、5、9のいずれか1項に記載の操作量検出装置において、
    前記検出装置は、前記直線動作の方向と直交する方向に延在する前記構成部である所定構成部に設けられ、
    前記第一支持部および前記第二支持部は、荷重の伝達により、前記所定構成部における前記直交する方向の一方側と他方側とに互いに異なる方向に湾曲させるモーメントが作用するように前記軸部および前記操作対象部材によりそれぞれ支持され、
    前記検出装置は、前記所定構成部において前記直交する方向の一方側と他方側のそれぞれの変形量に基づいて前記操作量を検出する
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  13. 請求項12に記載の操作量検出装置において、
    前記所定構成部は、前記第一支持部と接続されて前記軸部の長手方向に延在し、かつ前記検出装置が設けられた前記構成部である検出部構成部であり、
    前記検出部構成部における前記第一支持部と接続された側と反対側の端部は、前記検出部構成部と異なる前記構成部を介して前記第二支持部に接続されており、
    前記第二支持部は、前記検出部構成部における前記第一支持部と接続された側と反対側の端部よりも前記軸部の長手方向における前記第一支持部側に配置されている
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の操作量検出装置において、
    前記軸部は、長手方向と直交する断面形状がU字型であり、前記伝達部材は、前記U字型の内側の空間部に配置される
    ことを特徴とする操作量検出装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の操作量検出装置において、
    前記接続部は、前記相対変位が所定量となるたわみを生じると前記軸部側と前記操作対象部材側とを当接させ、前記伝達部材を介さずに更なる荷重を伝達可能とする
    ことを特徴とする操作量検出装置。
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