JP5440379B2 - 操作量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブレーキペダルなどの操作部材の回動操作を操作ロッドの直線動作に変換して操作対象部材に伝達する操作量を検出する操作量検出装置に関する。
従来から、例えば、車両のブレーキ装置として、ブレーキペダルから入力された操作量(ペダルストロークや踏力など)に応じてブレーキ装置による制動力、すなわち、このブレーキ装置を駆動するホイールシリンダに供給する制動油圧を電気的に制御する電子制御式ブレーキ装置としてECB(Electronically Controlled Brake)が知られている。
このECBは、ポンプによって昇圧した油圧をアキュムレータに蓄えておき、運転者の制動要求に応じて調圧制御して制動油圧としてホイールシリンダに供給するものである。すなわち、運転者がブレーキペダルを踏み込むと、マスタシリンダがその操作量に応じた油圧を発生するとともに、作動油の一部がストロークシミュレータに流れてペダル反力を生成し、ブレーキペダルの踏力に応じたブレーキペダルの操作量が調整される。一方、ブレーキECUは、ペダルストロークに応じて車両の目標減速度を設定し、各車輪に付与する制動力分配を決定し、アキュムレータから各ホイールシリンダに対して所定の油圧を付与するようにしている。
そして、このようなECBにおいては、ブレーキペダルから入力された操作量(ペダルストロークや踏力など)を高精度に検出する必要がある。このことに関し、従来からブレーキペダルの操作量検出装置として、例えば、下記特許文献1〜3に示されたものが知られている。
下記特許文献1に示された操作力関連信号出力装置は、ブレーキ操作部材に、このブレーキ操作部材と入力ロッドとの相対移動により入力ロッドの軸線と直角な一軸線の回りに回動する回動部材を取り付け、弾性部材によりブレーキ操作部材と入力ロッドとをその入力ロッドの軸方向において互いに離間する向きに付勢し、ブレーキ操作部材と回動部材との間にそれらの相対移動により作動して操作力に関連した信号を出力する信号出力装置を設けたものである。また、下記特許文献2に示されたブレーキ操作力検出装置は、装置本体に相対移動可能に検出子を保持し、その検出子と機械的に連携させられて検出子からの荷重を検出する荷重検出器とを設け、運転者により操作されるブレーキ操作部材のブレーキ操作力を検出するものであって、検出子の移動量に対する荷重検出器の出力の比を検出子の移動量が大きい状態において小さい状態より小さくする非線形特性付与装置を設けたものである。さらに、下記特許文献3に示されたブレーキ装置は、ブレーキペダルと入力ロッドとを連結するピンを回動軸とするレバーを設けるとともに、運転者によるブレーキペダルの操作に伴って回動するレバーの自由端側に操作力を検出する操作力スイッチを設けたものである。
特許第3453507号公報 特開2001−018768号公報 特開平11−227601号公報
ところで、上記従来のブレーキペダルの操作量検出装置においては、ブレーキ操作部材の操作力を検出子に伝達するための回動レバーが必要となり、また、この回動レバーに対して荷重制限機構などにより検出に必要な荷重のみを取り出す機構も必要となる。このため、検出機構や荷重制限機構などの構造が複雑となり、製造コストが上昇する可能性がある。また、構造の複雑化によりメンテナンス性が低下してしまうという問題もある。
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであり、その目的は、簡素化した構造によって荷重制限機能を発揮する荷重制限機構を備えた操作量検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、操作部材の回動動作を操作ロッドの直線動作に変換して操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置において、前記操作部材と前記操作ロッドとを連結する連結軸体と、一方側が前記操作ロッドの軸線方向に直交する方向にて、前記連結軸体に対して離間した前記操作部材の支持位置に配置された支持軸体によって連結され、他方側が前記連結軸体に連結されており、前記操作部材の回動によって前記操作対象部材から前記操作ロッドを介して入力される反力により、前記支持軸体を支点として前記連結軸体側に湾曲するように弾性変形する第1弾性部材と、前記第1弾性部材の弾性変形量を検出して前記操作部材の操作量として出力する検出部と、前記操作部材に固定された固定部材と前記支持軸体との間に配置されており、前記支持軸体が前記固定部材方向に接近する相対移動によって弾性変形して前記支持軸体を前記固定部材から離間する方向に付勢することにより、前記支持軸体を前記操作部材に対して相対移動可能に弾性的に支持する第2弾性部材とを備えたことにある。
この場合、前記第2弾性部材は、例えば、前記第2弾性部材は、線状のバネ鋼によって形成されるとよい。
また、この場合、前記第1弾性部材に可動子が一端側にて固定されており、この可動子の他端側が前記連結軸体と前記操作ロッドのそれぞれの軸線方向に対して相対移動可能に前記操作部材に連結されるとよい。この場合、前記可動子は、前記連結軸体と前記操作ロッドのそれぞれの軸線方向に対する相対移動量を規制する規制部を介して前記操作部材に連結されるとよい。
また、この場合、前記操作部材と前記第1弾性部材の他方側とが、前記連結軸体の軸方向に沿って相対移動可能に連結されるとよい。この場合、前記操作部材と前記第1弾性部材の一方側とが、前記支持軸体の軸方向に沿って相対移動可能に連結されており、前記操作部材と前記第1弾性部材の他方側との相対移動量が、前記操作部材と前記第1弾性部材の一方側との相対移動量よりも小さく設定されるとよい。
また、この場合、前記第1弾性部材は、長手方向における中間部が前記他方側として前記連結軸体に連結され、長手方向における各端部が前記一方側として前記支持軸体を介して前記操作部材に連結されるとよい。
さらに、この場合、前記検出部は、例えば、前記第1弾性部材における前記連結軸体と前記支持軸体との間に設けられて、前記第1弾性部材の歪を検出する歪検出センサであるとよい。
これらによれば、第1弾性部材の一方側(各端部)を支持軸体によって操作部材に連結するとともに、第1弾性部材の他方側(中間部)を操作部材と操作ロッドとを連結する連結軸体によって連結し、第1弾性部材の弾性変形量を操作部材の操作量として検出することができる。これにより、操作量検出装置の構造を簡素化してモジュール化することができ、製造コストを低減することができる。
また、第2弾性部材は、支持軸体を操作部材に対して相対移動可能に弾性的に支持することができる。これにより、第2弾性部材は、支持軸体を相対移動させて第1弾性部材の弾性変形に係る荷重を所定の大きさ以下となるように制限することができて、荷重制限機能を確実に発揮することができる。したがって、第1弾性部材の許容弾性変形量が小さい場合であっても、過度の弾性変形を適切に抑制することができるとともに、検出部による操作部材の操作量の検出精度を向上させることができる。
また、第2弾性部材は、支持軸体の相対移動に対して弾性変形することによって荷重制限機能を発揮することができるため、極めて簡素化した構造を採用することができる。したがって、これによっても、操作量検出装置の製造コストを低減することができる。
本発明の一実施形態に係り、操作量検出ユニットが組み付けられたブレーキペダルの概略図である。 図1の操作量検出ユニットを説明するために拡大して示す概略図である。 図2の支持レバーおよび支持軸体を説明するための概略的な断面図である。 図2の連結レバーおよび連結軸体を説明するための概略的な断面図である。 操作量検出ユニットの作動を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る操作量検出装置が適用されたブレーキ装置のブレーキペダル周辺を概略的に示している。
操作部材としてのブレーキペダル11は、上端部が図示しない車体に固定された取付ブラケット12に回動軸体13により回動自在に吊り下げ支持されており、下端部に運転者が踏み込み操作するペダル14が装着されている。また、ブレーキペダル11には、操作ロッド15がクレビス16を介して連結されている。操作ロッド15は、先端部がブレーキ装置を作動制御する操作対象部材としての図示しないマスタシリンダおよびブレーキブースタに連結されている。クレビス16は、その先端側にて、操作ロッド15と螺着しており、ロックナット17によって螺着された操作ロッド15の弛緩が防止されるようになっている。また、クレビス16は、その基端側にて、連結軸体18によってブレーキペダル11の中間部に回動自在に連結されている。
これにより、運転者がペダル14を踏み込むと、ブレーキペダル11が回動軸体13によって取付ブラケット12に対して回動し、運転者による操作量(操作力)が連結軸体18およびクレビス16を介して操作ロッド15に伝達される。そして、操作ロッド15は、伝達された操作量(操作力)によって軸方向に移動し、ブレーキブースタおよびマスタシリンダを作動させる。
また、ブレーキペダル11には、操作量検出装置としての操作量検出ユニット20が組み付けられている。操作量検出ユニット20は、ブレーキペダル11の回動操作を操作ロッド15の直線動作に変換してマスタシリンダおよびブレーキブースタに伝達される操作量として、ブレーキペダルストローク(または、ブレーキペダル踏力)を検出するものである。以下、操作量検出ユニット20を図2〜図4を用いて詳細に説明する。
ここで、操作量検出ユニット20を説明するにあたり、図4に詳細に示すように、操作ロッド15が連結されるクレビス16は、二股部16a,16bを備えている。そして、二股部16a,16b(すなわちクレビス16)は、ブレーキペダル11の中間部において、このブレーキペダル11の板厚方向の両側に所定の間隔を有して配置される。また、二股部16a,16bにはそれぞれ連結孔16c,16dが形成され、ブレーキペダル11には連結孔11a形成されており、頭部18aを有する連結軸体18が各連結孔16c,11a,16dを貫通するようになっている。なお、各連結孔16c,11a,16dを貫通した連結軸体18は、その先端部にクリップ18bが組み付けられることにより、抜け止めされるようになっている。
操作量検出ユニット20は、図2に示すように、第1弾性部材としての弾性部材21を備えている。弾性部材21は、金属または合成樹脂などの弾性材料から形成されており、所定の板厚を有するとともにブレーキペダル11の長手方向に所定長さを有し、所定の荷重により弾性変形するように構成されている。この弾性部材21は、ブレーキペダル11の前端側にて、ブレーキペダル11の長手方向に沿って配置されており、上端部(一方側)および下端部(一方側)に支持レバー22,23が取付ボルト24,25によって連結され、中間部(他方側)に連結レバー(可動子)26が取付ボルト27により連結されている。
支持レバー22,23は、図3に示すように、二股部22a,22bおよび23a,23bを備えており、これら二股部22a,22bおよび23a,23bがブレーキペダル11の板厚方向の両側に所定間隔CL1を有して配置される。また、二股部22a,22bおよび23a,23bにはそれぞれ支持孔22c,22dおよび23c,23dが形成され、ブレーキペダル11には支持孔11b,11cが形成されている。そして、支持軸体28,29が、それぞれ、各支持孔22c,11b,22dおよび各支持孔23c,11c,23dを貫通し、先端部にカシメ28a,29aが施されることによってブレーキペダル11と各支持レバー22,23が相対的に回動自在に連結される。
連結レバー26は、図4に示すように、二股部26a,26bを備えており、この二股部26a,26bがブレーキペダル11の板厚方向の両側に所定間隔CL2を有して配置される。また、二股部26a,26bにはそれぞれ支持孔26c,26dが形成されそしている。そして、連結軸体18がブレーキペダルの連結孔11aおよび支持孔26c,26bに装着されたブッシュ26e,26fを貫通することによって、ブレーキペダル11と連結レバー26とが相対的に回動自在に連結される。
この場合、弾性部材21は、図2に示したように、上端部および下端部(一方側)が連結軸体18に対して操作ロッド15の軸線方向に対して直交する方向(すなわち、ブレーキペダル11の長手方向)に離間したブレーキペダル11の支持位置に支持され、中間部(他方側)が連結軸体18に連結されている。具体的に、弾性部材21は、長手方向における上端部および下端部が支持レバー22,23に固定されこの支持レバー22,23がブレーキペダル11に支持軸体28,29によって連結され、中間部が連結レバー(可動子)26に固定されこの連結レバー26がブレーキペダル11に連結軸体18によって連結されている。そして、連結軸体18と支持軸体28,29は、操作ロッド15の軸線方向に対して直交する1つの直線上に位置している。
また、ブレーキペダル11の連結孔11aは、略真円であり、その内径が連結軸体18の外径より若干大きくなるように成形されている。これにより、連結孔11aの内周と連結軸体18の外周との間には隙間が形成されている。このため、連結レバー(可動子)26は、連結孔11aに対して前記形成された隙間だけ操作ロッド15の軸線方向に沿って相対移動可能となる。したがって、連結孔11aと連結軸体18とが本発明の規制部として機能することにより、連結レバー(可動子)26の相対移動量が規制される。
また、ブレーキペダル11の支持孔11b,11cは、略真円であり、その内径が支持軸体28,29の外径より若干大きくなるように成形されている。これにより、支持孔11b,11cの内周と支持軸体28,29の外周との間には隙間が形成されている。したがって、支持レバー22,23は、支持孔11b,11cに対して前記形成された隙間だけ操作ロッド15の軸線方向に沿って相対移動可能となる。
また、図3に示したように、支持軸体28,29上において、ブレーキペダル11と弾性部材21の支持レバー22,23とは、支持軸体28,29の軸方向に沿って所定間隔CL1だけ相対移動可能に連結されている。一方、図4に示したように、連結軸体18上において、ブレーキペダル11と弾性部材21の連結レバー26とは、連結軸体18の軸方向に沿って所定間隔CL2だけ相対移動可能に連結されている。ここで、連結レバー26とブレーキペダル11との間の所定間隔CL2は、支持レバー22,23とブレーキペダル11との間の所定間隔CL1よりも小さく設定されている。
また、操作量検出ユニット20は、図2に示すように、荷重制限機構30を備えている。荷重制限機構30は、第2弾性部材としてのバネ部材31と、バネ部材31を変位不能に固定するための固定部材32とから構成される。
バネ部材31は、例えば、線状のバネ鋼などから形成されており、略コの字状に成形されている。そして、バネ部材31は、図2に示すように、両端部にて、円弧状に成形されて支持軸体28,29と係合する係合部31a,31bを備えている。係合部31a,31bは、少なくとも、支持軸体28,29の固定部材32に対向する外周面に係合するようになっている。また、バネ部材31は、係合部31a,31bとの略中間部にて、固定部材32と係合する係合部31cを備えている。係合部31cは、少なくとも、固定部材32の支持軸体28,29に対向する外周面に係合するようになっている。固定部材32は、図2に示すように、操舵ロッド15の軸線方向にて連結軸体18と並列になるように、ブレーキペダル11に対して一体的に固着されている。
これにより、荷重制限機構30においては、バネ部材31が支持軸体28,29と固定部材32との間に配置される。そして、支持孔11b,11cとの間に形成された隙間によって支持軸体28,29が操作ロッド15の軸線方向に沿って、すなわち、固定部材32に向けて移動する状況においては、バネ部材31が係合部31cを中心として弾撥的に変形する。このため、バネ部材31は、支持軸体28,29が固定部材32への接近(相対移動)を許容するとともに支持軸体28,29の移動に対して固定部材32から離間する方向に付勢する。なお、バネ部材31は、支持軸体28,29の移動に対して固定部材32から離間する方向に付勢するために、所定の予荷重(セット荷重)を有するように組み付けられている
また、操作量検出ユニット20の弾性部材21には、図2に示すように、ブレーキペダル11に対向する面側に、連結レバー26と支持レバー22,23との間に、それぞれ2つずつ計4つの歪センサ40a,40b,41a,41bが装着されている。この歪センサ40a,40b,41a,41bは、操作ロッド15からの反力荷重により弾性部材21が弾性変形するとき、その弾性変形量を検出してブレーキペダル11の操作量として出力する。なお、取付ブラケット12の上部には、図1に示すように、コネクタ42が取り付けられており、各歪センサ40a,40b,41a,41bは、このコネクタ42に対して配線43によって接続されている。
したがって、運転者がペダル14を踏み込むと、ブレーキペダル11が回動軸体13によって取付ブラケット12に対して回動し、運転者による操作量が連結軸体18およびクレビス16を介して操作ロッド15に伝達される。このとき、ブレーキブースタおよびマスタシリンダの反力が操作ロッド15から連結軸体18を介して連結レバー26に入力される。そして、連結レバー26および弾性部材21がブレーキペダル11方向に相対的に移動(後退)することによって、図5に示すように、弾性部材21が支持軸体28,29を支点として連結軸体18側に湾曲するように弾性変形する。これにより、弾性部材21には引張方向および圧縮方向への歪が発生するため、各歪センサ40a,40b,41a,41bは、この歪量(弾性変形量)をブレーキペダル11の操作量として出力する。なお、この場合、歪量と弾性変形量とブレーキペダル11の操作量との間には、所定の相関関係が成立するため、例えば、予め設定されたマップを用いて歪量をブレーキペダル11の操作量に変換する。
また、このとき、連結レバー26は、連結孔11aと連結軸体18との間の所定の隙間だけ移動可能であるため、弾性部材21は十分に弾性変形可能である。また、支持軸体28,29は、荷重制限機構30によって弾撥的に移動可能に支持されている。このため、操作ロッド15から支持レバー22,23を介して伝達されるブレーキブースタおよびマスタシリンダの反力が荷重制限機構30のバネ部材31に与えられた予荷重よりも大きくなると、図5に示すように、バネ部材31が支持軸体28,29および固定部材32間で弾性変形することによって、支持軸体28,29が固定部材32方向に変位することができる。これにより、支持軸体28,29を支点として連結軸体18側に湾曲する弾性部材21の弾性変形量すなわち歪量荷重を所定の大きさ以下(例えば、バネ部材31に付与された予荷重以下)となるように規制することができる。したがって、荷重制限機構30は、荷重制限機能を確実に発揮することができる。
以上の説明からも理解できるように、本実施形態の操作量検出ユニット20によれば、ブレーキペダル11の操作反力が操作ロッド15から連結軸体18および連結レバー26を介して弾性部材21に入力されると、弾性部材21が支持軸体28,29を支点として湾曲するように弾性変形し、各歪センサ40a,40b,41a,41bが弾性部材21の弾性変形量を引張方向および圧縮方向の歪量荷重として検出してブレーキペダル11の操作量として出力することができる。したがって、操作量検出ユニット20の構造を簡素化して製造コストを低減することができる。
また、操作量検出ユニット20に設けられる荷重制限機構30は、支持軸体28,29を移動可能に弾撥的に支持することができる。これにより、荷重制限機構30は、弾性部材21の弾性変形量すなわち歪量荷重を所定の大きさ以下となるように制限することができて、荷重制限機能を確実に発揮することができる。したがって、弾性部材21の許容弾性変形量が小さい場合であっても、過度の弾性変形を適切に抑制することができるとともに、各歪センサ40a,40b,41a,41bによるブレーキペダル11の操作量の検出精度を向上させることができる。また、荷重制限機構30をバネ部材31と固定部材32とから構成することができるため、極めて簡素化した構造によって荷重制限機能を確実に発揮することができる。
また、操作量検出ユニット20においては、弾性部材21に可動子としての連結レバー26を固定し、連結レバー26と連結孔11aとを連結軸体18によって操作ロッド15の軸線方向に対して相対移動可能に連結することができる。これにより、弾性部材21と連結レバー26とを一体化することができるとともに、連結軸体18と連結孔11aとにより連結レバー26の相対移動量すなわち弾性部材21の弾性変形量を規制することができる。したがって、操作量検出ユニット20をコンパクト化することができるとともに製造コストを低減することができる。
また、操作量検出ユニット20においては、ブレーキペダル11と弾性部材21の連結レバー26とを連結軸体18の軸方向に沿って相対移動可能に連結し、ブレーキペダル11と弾性部材21の支持レバー22,23とを支持軸体28,29の軸方向に沿って相対移動可能に連結することができる。この場合、連結レバー26とブレーキペダル11との間の所定間隔CL2を支持レバー22,23とブレーキペダル11との間の所定間隔CL1よりも小さく設定することができる。これにより、連結レバー26および支持レバー22,23における軸方向への相対移動を許容することができるため、ブレーキペダル11の横力に対して、弾性部材21の連結軸体18の軸方向に作用する荷重(負荷)を低減することができ、信頼性を向上させることができる。
また、連結軸体18および支持軸体28,29をそれぞれ挿入するだけで、モジュール化された操作量検出ユニット20をブレーキペダル11に組み付けることができる。したがって、組み付け性を大幅に向上させることができる。
さらに、操作量検出ユニット20においては、弾性部材21は、中間部を連結レバー26を介して連結軸体18によりブレーキペダル11に連結し、各端部を支持レバー22,23を介して支持軸体28,29によりブレーキペダル11に連結することができる。これにより、弾性部材21を十分な強度を有して支持することができるとともに、弾性部材21の相対移動を適切に許容して各歪センサ40a,40b,41a,41bによる検出精度を向上させることができる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、荷重制限機構30を線状のバネ鋼からなるバネ部材31と固定部材32とから構成して実施した。しかし、荷重制限機構としては、支持軸体28,29の相対移動に対して弾性変形して弾性力(弾撥力)を付与するものであれば、いかなるものを採用してもよく、例えば、支持軸体28,29が、それぞれ、各支持孔22c,11b,22dに装着されたブッシュおよび各支持孔23c,11c,23dに装着されたブッシュを貫通するように構成して実施することも可能である。この場合においては、装着されたブッシュが弾性変形することにより、支持軸体28,29の相対移動が上記実施形態と同様に許容されるため、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
11…ブレーキペダル、11a…連結孔、15…操作ロッド、16…クレビス、18…連結軸体、20…操作量検出ユニット、21…弾性部材、22,23…支持レバー、26…連結レバー、28,29…支持軸体、30…荷重制限機構、31…バネ部材、32…固定部材

Claims (8)

  1. 操作部材の回動動作を操作ロッドの直線動作に変換して操作対象部材に伝達される操作量を検出する操作量検出装置において、
    前記操作部材と前記操作ロッドとを連結する連結軸体と、
    一方側が前記操作ロッドの軸線方向に直交する方向にて、前記連結軸体に対して離間した前記操作部材の支持位置に配置された支持軸体によって連結され、他方側が前記連結軸体に連結されており、前記操作部材の回動動作によって前記操作対象部材から前記操作ロッドを介して入力される反力により、前記支持軸体を支点として前記連結軸体側に湾曲するように弾性変形する第1弾性部材と、
    前記第1弾性部材の弾性変形量を検出して前記操作部材の操作量として出力する検出部と、
    前記操作部材に固定された固定部材と前記支持軸体との間に配置されており、前記支持軸体が前記固定部材方向に接近する相対移動によって弾性変形して前記支持軸体を前記固定部材から離間する方向に付勢することにより、前記支持軸体を前記操作部材に対して相対移動可能に弾性的に支持する第2弾性部材とを備えたことを特徴とする操作量検出装置。
  2. 請求項に記載した操作量検出装置において、
    前記第2弾性部材は、
    線状のバネ鋼によって形成されたことを特徴とする操作量検出装置。
  3. 請求項1に記載した操作量検出装置において、
    前記第1弾性部材に可動子が一端側にて固定されており、この可動子の他端側が前記連結軸体と前記操作ロッドのそれぞれの軸線方向に対して相対移動可能に前記操作部材に連結されたことを特徴とする操作量検出装置。
  4. 請求項に記載した操作量検出装置において、
    前記可動子は、前記連結軸体と前記操作ロッドのそれぞれの軸線方向に対する相対移動量を規制する規制部を介して前記操作部材に連結されたことを特徴とする操作量検出装置。
  5. 請求項1に記載した操作量検出装置において、
    前記操作部材と前記第1弾性部材の他方側とが、前記連結軸体の軸方向に沿って相対移動可能に連結されたことを特徴とする操作量検出装置。
  6. 請求項に記載した操作量検出装置において、
    前記操作部材と前記第1弾性部材の一方側とが、前記支持軸体の軸方向に沿って相対移動可能に連結されており、
    前記操作部材と前記第1弾性部材の他方側との相対移動量が、前記操作部材と前記第1弾性部材の一方側との相対移動量よりも小さく設定されたことを特徴とする操作量検出装置。
  7. 請求項1に記載した操作量検出装置において、
    前記第1弾性部材は、長手方向における中間部が前記他方側として前記連結軸体に連結され、長手方向における各端部が前記一方側として前記支持軸体を介して前記操作部材に連結されたことを特徴とする操作量検出装置。
  8. 請求項1に記載した操作量検出装置において、
    前記検出部は、
    前記第1弾性部材における前記連結軸体と前記支持軸体との間に設けられて、前記第1弾性部材の歪を検出する歪検出センサであることを特徴とする操作量検出装置。
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