JP5442945B2 - 荷重および荷重方向検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ペダル類の踏込み荷重および荷重方向の検出、車両用パーキングブレーキレバーに加えられる荷重および荷重方向の検出、車両用シートの座面荷重および荷重方向の検出、サスペンションに加えられる車体或いは車輪荷重およびその方向の検出、リフト装置に加えられる荷重および荷重方向の検出等、種々の部材或いは装置に加えられる荷重および荷重方向を検出するための荷重および荷重方向検出装置に関するものである。
一般に、荷重検出装置は、図12〜図14に示すような構成となっていた。図12は従来の荷重検出装置の斜視図、図13は同荷重検出装置のセンサ本体部における起歪体の展開図、図14は同荷重検出装置の回路図である。図12〜図14において、円筒形状の起歪体1の外側面には、一対の周方向歪検知素子2および一対の幅方向歪検知素子3が固着されている。また、前記起歪体1の外側面には、前記周方向歪検知素子2および幅方向歪検知素子3と電源端子4、GND端子5および出力端子6とを回路パターン7で電気的に接続することにより図13に示すようなブリッジ回路が構成されているものである。
以上のように構成された従来の荷重検出装置では、円筒形状の起歪体1に、軸心Cと平行な方向に圧縮力が作用すると、一対の幅方向歪検知素子3の抵抗値は小さくなるとともに、一対の周方向歪検知素子2の抵抗値は大きくなる。そして、この一対の幅方向歪検知素子3および一対の周方向歪検知素子2は、電源端子4、GND端子5、出力端子6および回路パターン7でブリッジ回路を構成しているため、起歪体1に作用する圧縮力に応じて出力信号を出力端子6から出力するものである。なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平6−207866号公報
しかしながら、上記した従来の荷重検出装置においては、起歪体1の軸心Cと平行な方向に荷重が作用するようになっているため、起歪体1自身が荷重に対する変形の抵抗となって、周方向歪検知素子2および幅方向歪検知素子3に歪が発生しにくくなり、これにより、出力信号の感度が低下してしまうという問題があった。また、センサ本体部に加えられた荷重の方向を検出できず、用途が限定されるという問題もあった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、センサ本体部に加えられる荷重の検出感度の向上が図れるとともに、そのセンサ本体部に加えられる荷重の方向を検出することができる荷重および荷重方向検出装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための請求項1に係る発明の要旨とするところは、荷重およびその荷重方向を検出する荷重および荷重方向検出装置であって、(a) 周方向に離隔した少なくとも4つの歪検知素子が周面に設けられた円筒形状の起歪体と、該起歪体の両端部の一方に対してその起歪体の軸心に垂直な方向の荷重が、他方に対してその反力がそれぞれ加えられるように、その起歪体の両端部にそれぞれ固定されて起歪体を支持する第1部材および第2部材とを有するセンサ本体部と、(b) 前記少なくとも4つの歪検知素子のうち前記軸心に対して相対的に位置する一対の歪検知素子と、前記軸心に対して相対的に位置し、前記一対の歪検知素子とは異なる他の一対の歪検知素子とを含む第1ブリッジから出力される信号に基く第1出力信号から荷重を算出する荷重算出部と、(c) 前記少なくとも4つの歪検知素子のうち前記軸心に対して相対的に位置する一対の歪検知素子と2つの固定抵抗器とから構成されるフルブリッジである第2ブリッジから出力される信号に基づく第2出力信号と、前記第1出力信号とに基づいて荷重方向を算出する荷重方向算出部とを、含むことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、荷重およびその荷重方向を検出する荷重および荷重方向検出装置であって、(a) 周方向に離隔した少なくとも4つの歪検知素子が周面に設けられた円筒形状の起歪体と、該起歪体の両端部の一方に対して該起歪体の軸心に垂直な方向の荷重が、他方に対してその反力が加えられるように、該起歪体の両端部にそれぞれ固定されて起歪体を支持する第1部材および第2部材とを有するセンサ本体部と、(b) 前記少なくとも4つの歪検知素子のうち前記軸心に対して相対的に位置する一対の歪検知素子と2つの固定抵抗器とから構成されるフルブリッジである第3ブリッジから出力される信号に基く第3出力信号と、前記軸心に対して相対的に位置し、前記一対の歪検知素子とは異なる他の一対の歪検知素子と前記2つの固定抵抗器とから構成されるフルブリッジである第4ブリッジから出力される第4出力信号との加算値から荷重を算出する荷重算出部と、(c) 前記第4ブリッジから出力される信号に基づく第4出力信号と、前記3ブリッジから出力される信号に基づく第3出力信号とに基づいて荷重方向を算出する荷重方向算出部とを、含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明の荷重および荷重方向検出装置によれば、起歪体の軸心と垂直な方向に第1部材および第2部材の一方から他方へ荷重が加えられることにより、円筒状の起歪体にせん断力が作用するように構成しているため、円筒状の起歪体にその軸心方向に荷重を加える従来の場合に比較して起歪体が撓み易く、歪検知素子に歪が発生し易くなる。したがって、荷重算出部により第1ブリッジから出力される信号に基づく第1出力信号から算出される荷重の検出感度が向上する。また、荷重方向算出部により、第2ブリッジから出力される信号に基づく第2出力信号と前記第1出力信号とに基づいて算出されることにより、上記荷重の方向が得られる。
また、請求項2に係る発明の荷重および荷重方向検出装置によれば、起歪体の軸心と垂直な方向に第1部材および第2部材の一方から他方へ荷重が加えられることにより、円筒状の起歪体にせん断力が作用するように構成しているため、円筒状の起歪体にその軸心方向に荷重を加える従来の場合に比較して起歪体が撓み易く、歪検知素子に歪が発生し易くなる。したがって、荷重算出部により第3ブリッジから出力される信号に基づく第1出力信号と第4ブリッジから出力される信号に基づく第4出力信号との加算値、から算出される荷重の検出感度が向上する。また、荷重方向算出部により、第4ブリッジから出力される信号に基づく第4出力信号と前記第3ブリッジから出力される第3出力信号とに基づいて算出されることにより、上記荷重の方向が得られる。
ここで、好適には、(a) 前記第1ブリッジは、第3歪検知素子および第2歪検知素子と第4歪検知素子および第1歪検知素子とから構成されるものであり、(b) 前記第1出力信号は、前記第3歪検知素子および第4歪検知素子の間と前記第2歪検知素子および第1歪検知素子の間とに電源電圧が印加されたときに、該第3歪検知素子および第2歪検知素子の間に発生する電位と該第4歪検知素子および第1歪検知素子の間に発生する電位との電位差に対応するものである。このため、第3歪検知素子および第2歪検知素子と前記第4歪検知素子および第1歪検知素子とから構成される第1ブリッジにおいて、第3歪検知素子および第4歪検知素子の間と前記第2歪検知素子および第1歪検知素子の間とに電源電圧が印加されたときに、該第3歪検知素子および第2歪検知素子の間に発生する電位と該第4歪検知素子および第1歪検知素子の間に発生する電位との電位差またはその増幅値が、第1出力信号として出力され、前記荷重算出部によりその第1出力信号に基づいて荷重が算出される。
また、好適には、(a) 前記第2ブリッジは、前記第4歪検知素子および第1歪検知素子と2つの固定抵抗器とから構成されるものであり、(b) 前記第2出力信号は、前記第4歪検知素子および一方の固定抵抗器の間と前記第1歪検知素子および他方の固定抵抗器の間とに電源電圧が印加されたときに、該第4歪検知素子および第1歪検知素子の間に発生する電位と該2つの固定抵抗器の間に発生する電位との電位差に対応するものである。このため、第4歪検知素子および第1歪検知素子と2つの固定抵抗器とから構成される第2ブリッジにおいて、第4歪検知素子および一方の固定抵抗器の間と前記第1歪検知素子および他方の固定抵抗器の間とに電源電圧が印加されたときに、該第4歪検知素子および第1歪検知素子の間に発生する電位と該2つの固定抵抗器の間に発生する電位との電位差またはその増幅値が、第2出力信号として出力され、前記荷重方向算出部により前記第1出力信号およびその第2出力信号に基づいて荷重の方向が算出される。
また、好適には、(a) 前記少なくとも4つの歪検知素子は、前記円筒形状の起歪体の周方向に等間隔となる位置に配置されており、(b) 前記第2歪検知素子および第4歪検知素子は、前記第3歪検知素子及び第1歪検知素子に対して、前記荷重に応答して抵抗値が逆方向に変化するものである。このようにすれば、前記第1ブリッジから出力された信号に基づく第1出力信号は、前記荷重の方向の変化に拘わらずその荷重の変化に対応して変化し、前記第2ブリッジから出力された信号に基づく第2出力信号は前記荷重方向の変化に対応して変化する。
以下、本発明の一実施例の荷重および荷重方向検出装置10について、図面を参照しながら説明する。
図1は上記荷重および荷重方向検出装置( 以下、検出装置という)10の構成を説明する図である。図1において、検出装置10は、荷重Wを検出するために複数の部品から構成されたセンサ本体部12と、そのセンサ本体部12に加えられる荷重Wおよびその荷重Wの方向θw を検出する検出部14とから構成されている。この検出部14には、センサ本体部12に設けられた4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4を含む第1ブリッジ回路B1の出力電圧V1に基づいて荷重Wを算出する荷重算出部16と上記センサ本体部12に設けられた4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4のうちの2つと2つの固定抵抗器SR1、SR2とを含む第2ブリッジ回路B2の出力電圧V2に基づいて荷重Wの方向を算出する荷重方向算出部18とを、備えている。
図1において、上記センサ本体部12はその一部を切り欠いて示されている。図2は図1に示すセンサ本体部12のII-II 視断面図である。図1および図2に示すように、センサ本体部12は、円筒状の起歪体20と、反力を受けるためにいずれかの部材に固定或いは取り付けられ、円環状のワッシャ22を介してその起歪体20の一端に固定されてそれを支持するケース部材(第1部材)24と、起歪体20の他端に固定されてそれを支持し、荷重Wが加えられる変位部材(第2部材)26と、その変位部材26に嵌め入れられた荷重伝達ピン28とを備え、それらの部品は軸心Cを中心として互いに同心に配設されている。
上記起歪体20、ワッシャ22、ケース部材24、変位部材26、荷重伝達ピン28は、いずれも金属製であり、たとえばフェライト系ステンレスから構成されている。ケース部材24は、円筒状の筒部24a と、その円筒状の筒部24a の一端から外周側へ一体的に突き出す外向フランジ部24b と、その円筒状の筒部24a の他端から内周側へ一体的に突き出す内向フランジ部24c とを、備えている。円環状のワッシャ22はその内向フランジ部24c の内周縁に固定されるとともに、そのワッシャ22の外周部は起歪体20における一端部の開口に嵌合状態でその開口の全周に或いは全周の一部に溶接により固定されている。変位部材26は、荷重伝達ピン28が中心に挿通された筒状の円筒状部26a と、その円筒状部26a の一端外周側へ一体的に突き出す円盤形状の取付部26b とを備え、その取付部26b が起歪体20の他端部の開口を閉塞した状態でその取付部26b の外周部が起歪体20の他端部の開口に嵌合状態でその開口の全周に或いは全周の一部に溶接されている。
また、起歪体20は変位部材26の円筒状部26a よりも大径であり、ケース部材24の円筒状の筒部24a は起歪体20よりも大径であるので、ケース部材24はセンサ本体12のケースとして機能し、そのケース部材24内には、起歪体20、ワッシャ22、変位部材26が収容されている。
上記のように構成されたセンサ本体部12では、起歪体20の軸心方向の他端部が変位部材26の取付部26b によって支持されるとともに、起歪体20の軸心方向の一端部がケース部材24の内向フランジ部24c によりワッシャ22を介して支持されている。すなわち、起歪体20の軸心方向の両端部が第2部材としての変位部材26と第1部材としてのケース部材24とにそれぞれ固定されて支持されている。これにより、ケース部材24の外周面が位置固定に保持されている状態で、変位部材26の中心に嵌合された荷重伝達ピン28を介して軸心Cに直角な方向から荷重Wが加えられると、起歪体20に剪断方向の応力が加えられるようになっている。本実施例のセンサ本体部12では、起歪体20の軸心C方向に荷重が加えられる場合に比較して、歪が発生し易くされており、出力信号の感度が向上させられている。図5は、図2のV−V視断面図であり、上記剪断方向の応力が加えられることにより起歪体20に発生する歪みを強調して示している。
上記起歪体20の歪みを検出するために、図3に示すような、所定の回路パターンが長手帯状に形成された膜状或いはフィルム状の歪検出回路30が、上記起歪体20の外周面に、接着剤等により固着されている。歪検出回路30は、ステンレス、ニッケル、銅等の金属箔或いはポリイミド樹脂などの耐熱性樹脂から構成された基体フィルム32と、ガラス或いは耐熱樹脂から構成され、基体フィルム32上に一面に固着された絶縁層34と、その絶縁層34上に印刷或いはスパッタ等の技術により固着されたアルミニウム、ニッケル、銀等から成る所定パターンの導電膜36と、同様に、絶縁層34上に印刷或いはスパッタ等の技術により固着された所定パターンの厚膜抵抗材料や、タングステン、ルテニウム等の金属抵抗材料等から成る歪抵抗膜38とを、備えている。
上記歪検出回路30は、以下に示す工程によって起歪体20の外周面に直接固着した状態で形成されることができる。たとえば、先ず、起歪体20の材料となる厚みが1mm程度の円筒形状のシームレスのステンレス管(図示せず)の外側面にガラスペースト(図示せず)を印刷した後、約850℃で約10分間焼成し絶縁層34を形成する。次に、上記ステンレス管の外側面に位置して銀を主成分とする導電ペースト(図示せず)を印刷し、約850℃で約10分間焼成することにより、前記ステンレス管の外側面に電源端子EVccおよびEGND、出力端子EVf+およびEVf-、所定パターンの導電膜36を形成する。次に、上記ステンレス管の外側面にメタルグレーズ系抵抗ペースト(図示せず)を印刷した後、約130℃で約10分間乾燥し、その後、前記ステンレス管を約850℃で約10分間焼成することにより、4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4を形成する。これにより、上記ステンレス管は起歪体20として製造される。
上記所定パターンの導電膜36および歪抵抗膜38は、一対の電源端子EVccおよびEGNDと、前記4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4を含むフルブリッジである第1ブリッジ回路B1と、その第1ブリッジ回路B1の出力端子EVf+およびEVf-と、を構成している。上記4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4は、長手帯状の歪検出回路30の幅中心WCから片側へ偏った位置において、長手方向の略等間隔に、起歪体20の外周面に歪検出回路30が巻回されて固着された状態では周方向に略等間隔すなわち軸心Cまわりに略等角度間隔で配置されている。本実施例では、図2に示すように、荷重Wの振り角の中央方向すなわち荷重Wの基準方向Aを軸心Cまわり零度とすると、右まわりの略45度の位置を中心として歪抵抗素子HR2が、略135度の位置を中心として歪抵抗素子HR1が、略225度の位置を中心として歪抵抗素子HR3が、略315度の位置を中心として歪抵抗素子HR4が、それぞれ配置されている。したがって、歪抵抗素子HR3およびHR4と、歪抵抗素子HR1およびHR2とが荷重Wの基準方向Aに対して左右にそれぞれ位置させられ、歪抵抗素子HR4およびHR2と、歪抵抗素子HR3およびHR1とが荷重Wの基準方向Aに直交する線Bに対して、上側( 荷重Wの方向の上流側) および下側( 荷重Wの方向の下流側) にそれぞれ位置させられている。
検出部14には、一定の直流電圧若しくは交流電圧を出力する電源装置40が設けられており、その一対の出力端子が電源端子EVccおよびEGNDにそれぞれ接続されている。また、検出部14には、上記電源装置40の一対の出力端子間に直列接続された2つの固定抵抗器SR1、SR2が設けられており、前記4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4のうち、軸心Cに対して対称に位置する2つの歪抵抗素子、本実施例では、歪抵抗素子HR1およびHR4と外部接続された2つの固定抵抗器SR1、SR2とによりフルブリッジである第2ブリッジ回路B2が構成されている。図4は、上記第1ブリッジB1および第2ブリッジB2の等価回路を示している。
図3において、検出部14には、第1ブリッジB1の出力端子EVf+およびEVf−に接続された第1差動増幅器42と、第2ブリッジB2の出力端子EVd−およびEVd+(=EVf+) に接続された第2差動増幅器44と、第1差動増幅器42の出力信号V1と第2差動増幅器44の出力信号V2とに基づいて荷重Wの方向を算出する荷重方向算出器46とが設けられている。
上記図3および図4における、第1ブリッジB1および第2ブリッジB2の作動を説明するために、4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4の抵抗値をR1、R2、R3、R4とし、歪みが加わったときのそれら抵抗値の変化量をΔR1、ΔR2、ΔR3、ΔR4とし、固定抵抗器SR1、SR2の抵抗値をR0、R0とし、各抵抗値R1、R2、R3、R4、R0は共に同じ値であるとし、第1差動増幅器42および第2差動増幅器44の増幅率を1としたとき、第1差動増幅器42の第1出力信号すなわち第1ブリッジB1の出力電圧V1は次式(1)に、第2差動増幅器44の第2出力信号すなわち第2ブリッジB2の出力電圧V2は次式(2)にそれぞれ近似式として示される。
V1=[(ΔR1/R1)-(ΔR2/R2)+(ΔR3/R3)-(ΔR4/R4)]Vcc/4 ・・・( 1)
V2=[(ΔR1/R1)-(ΔR4/R4)]Vcc/4 ・・・( 2)
第1ブリッジB1では、荷重Wが加えられたときに受ける歪みによる抵抗変化傾向が同じとなるものが対辺に位置させられている。すなわち、荷重Wによって受ける起歪体20の歪み変形を強調して示す図2のV−V視断面図である図5に示すように、荷重Wが加えられると、線Bの上側に位置する歪抵抗素子HR2およびHR4は起歪体20の幅方向の圧縮応力を受けて抵抗値が共に低下傾向となる一方で、線Bの下側に位置する歪抵抗素子HR1およびHR3は起歪体20の幅方向の引っ張り応力を受けて抵抗値が共に増加傾向となる。第1ブリッジB1では、第1ブリッジB1の2組の対辺のうち、歪抵抗素子HR2およびHR4が一方の組の対辺に位置させられ、歪抵抗素子HR1およびHR3が他方の組の対辺に位置させられている。このように構成された第1ブリッジB1では、荷重Wが加えられることにより、荷重Wの基準方向Aとその方向の垂直方向に対してたすき掛け位置すなわちクロス位置に位置する一対のハーフブリッジの中点電位Vf+およびVf-が反対方向に変化し、荷重Wに対して高感度に変化する出力電圧V1が得られる。また、上記のように構成された第1ブリッジB1では、上記荷重Wに対する抵抗値の変化傾向が維持される範囲で、荷重Wが加えられる角度θW の変化に対して鈍感である特性を備えている。このことは、以下に説明する本発明者等による実験によっても確認されている。したがって、第1差動増幅器42の第1出力信号は荷重Wを示すものであり、第1差動増幅器42は前記荷重算出部16の一部又は全部を構成している。
図6および図7は、本発明者等による実験結果を示している。図6は、試作された第1ブリッジB1について、図2に示すように変位部材26の軸心Cに荷重Wを加えてそれを増加したときに測定された出力電圧V1を示している。これによれば、荷重Wに比例した出力電圧V1が得られるので、予め荷重Wと出力電圧V1との関係を記憶することにより、その関係から出力電圧V1に基づいて荷重Wが測定される。図7は、荷重Wとして5段階の一定且つ順次大きい荷重値F1、F2、F3、F4、F5をそれぞれ加えた状態で、その荷重を加える角度( 方向) θW を変化させたときに測定された出力電圧V1を示している。これによれば、所定荷重について、その荷重を加える角度( 方向) θW が変化しても、出力電圧V1が変化しないので、角度θW の変化を伴う荷重Wであっても高精度で測定可能であることを示している。
第2ブリッジB2は、第1ブリッジB1のうちの歪抵抗素子HR4とHR1もしくは、歪抵抗素子HR2とHR3のクロス位置に配列されて直列に接続されたハーフブリッジと、直列に接続された固定抵抗器SR1およびSR2から成るハーフブリッジとから構成されるフルブリッジである。図8は試作された第2ブリッジB2について、図2に示すように変位部材26の軸心Cに荷重Wとして5段階の一定且つ順次大きい荷重値F1、F2、F3、F4、F5をそれぞれ加えた状態で、その荷重を加える角度( 方向) θW を変化させたときに測定された出力電圧V2を示している。これによれば、荷重Wに比例し且つその荷重Wを加える角度( 方向) θW に比例して変化する出力電圧V2が得られた。このため、荷重Wについて正規化するために実験的に求められた係数β( 出力電圧V1の函数)および定数αを用いることにより、次式(3)に示す関係が得られ、その関係から出力電圧V2に基づいて荷重が加えられた角度( 方向) θW が算出される。前記荷重方向算出器46は、前記荷重方向算出部18の一部または全部を構成し、その式(3)から、第1ブリッジB1の出力電圧V1とブリッジB2の出力電圧V2とに基づいて、荷重Wが加えられた角度( 方向) θW を示す角度信号Sθを算出し、出力する。なお、αは必ずしも定数である必要はなく、必要に応じてV1の値等によって補正されるようにしてもよい。
θW =β×V2−α (但し、α=定数、β=f(V1) ) ・・・( 3)
上述のように、本実施例の検出装置10によれば、起歪体20の軸心Cと垂直な方向Aに変位部材26からケース部材24へ荷重Wが加えられることにより、円筒状の起歪体20にせん断力が作用するように構成しているため、円筒状の起歪体20にその軸心C方向に荷重を加える従来の場合に比較して、起歪体20が撓み易く、歪抵抗素子HR1乃至HR4に歪が発生し易くなる。このため、第1ブリッジB1から出力された信号に基づいて第1差動増幅器42( 荷重算出部16) により算出された第1出力信号である出力電圧V1が示す荷重Wの検出感度が向上する。また、荷重方向算出器46( 荷重方向算出部18) により、第2ブリッジB2から出力された信号に基づいて第2差動増幅器44により算出された第2出力信号である出力電圧V2と上記第1差動増幅器42により出力された第1出力信号である出力電圧V1とに基づいて算出されることにより、上記荷重Wの方向θW が得られる。
また、本実施例の検出装置10によれば、(a) 第1ブリッジB1は、第3歪抵抗素子HR3および第2歪抵抗素子HR2と第4歪抵抗素子HR4および第1歪抵抗素子HR1とから構成されるものであり、(b) 出力電圧V1は、第3歪抵抗素子HR3および第4歪抵抗素子HR4の間と第2歪抵抗素子HR2および第1歪抵抗素子HR1の間とに電源電圧Vccが印加されたときに、それら第3歪抵抗素子HR3および第2歪抵抗素子HR2の間に発生する電位とそれら第4歪抵抗素子HR4および第1歪抵抗素子HR1の間に発生する電位との電位差である。このため、第3歪抵抗素子HR3および第2歪抵抗素子HR2と第4歪抵抗素子HR4および第1歪検知素子HR1とから構成される第1ブリッジB1において、第3歪抵抗素子HR3および第4歪抵抗素子HR4の間と第2歪抵抗素子HR2および第1歪抵抗素子HR1の間とに電源電圧Vccが印加されたときに、第3歪抵抗素子HR3および第2歪抵抗素子HR2の間に発生する電位と第4歪抵抗素子HR4および第1歪抵抗素子HR1の間に発生する電位との電位差が、出力電圧V1として出力され、第1差動増幅器42( 荷重算出部16) によりその出力電圧V1に基づいて荷重Wが算出される。
また、本実施例の検出装置10によれば、(a) 第2ブリッジB2は、第4歪抵抗素子HR4および第1歪抵抗素子HR1と2つの固定抵抗器SR1、SR2とから構成されるものであり、(b) 出力電圧V2は、第4歪抵抗素子HR4および一方の固定抵抗器SR1の間と第1歪抵抗素子HR1および他方の固定抵抗器SR2の間とに電源電圧Vccが印加されたときに、第4歪抵抗素子HR4および第1歪抵抗素子HR1の間に発生する電位と2つの固定抵抗器SR1、SR2の間に発生する電位との電位差である。このため、第4歪抵抗素子HR4および第1歪抵抗素子HR1と2つの固定抵抗器SR1、SR2とから構成される第2ブリッジB2において、第4歪抵抗素子HR4および一方の固定抵抗器SR1の間と第1歪抵抗素子HR1および他方の固定抵抗器SR2の間とに電源電圧Vccが印加されたときに、第4歪抵抗素子HR4および第1歪抵抗素子HR1の間に発生する電位と2つの固定抵抗器SR1、SR2の間に発生する電位との電位差が、出力電圧V2として出力され、荷重方向算出器46により第1差動増幅器42から出力される第1出力信号( 出力電圧V1) および第2差動増幅器44から出力される第2出力信号( 出力電圧V2) に基づいて荷重Wの方向θW が算出される。
また、本実施例の検出装置10によれば、(a) 4つの歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4は、円筒形状の起歪体20の外側面の周方向に略等間隔となる位置に配置されており、(b) 第2歪抵抗素子HR2および第4歪抵抗素子HR4は、第3歪抵抗素子HR3及び第1歪抵抗素子HR1に対して、荷重Wに応答して抵抗値が逆方向に変化するものである。このため、第1ブリッジB1の出力電圧V1は、荷重Wの方向θW の変化に拘わらずその荷重Wに対応して変化し、第2ブリッッジB2の出力電圧V2は荷重の方向θW に対応して変化する。このため、高い感度すなわち高い測定精度が得られる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお以下の説明では、前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、前述のセンサ本体部12の他の実施例における等価回路を示している。本実施例の第1ブリッジB1は、図4の第1ブリッジB1の歪抵抗素子HR1およびHR4に代えて、固定抵抗器SR2およびSR1が設けられている点で相違し、他の部分および第2ブリッジB2は同様に構成されている。
図10および図11は、本実施例の第1ブリッジB1および第2ブリッジB2について、図2に示すように変位部材26の軸心Cに荷重Wとして5段階の一定且つ順次大きい荷重値F1、F2、F3、F4、F5をそれぞれ加えた状態で、その荷重を加える角度( 方向) θW を変化させたときに測定された出力電圧V3およびV4を示している。これによれば、荷重Wに比例し且つその荷重Wを加える角度( 方向) θW に比例および逆比例して変化する出力電圧V3およびV4が得られた。このため、本実施例においては、出力電圧V3および出力電圧V4を加えることにより、それら出力電圧の加算値( V3+V4)は荷重Wの角度θW に拘わらず、前述の実施例の図7と同様に、一定の値となる。
したがって、本実施例によれば、上記出力電圧の加算値( V3+V4) を前述の実施例の出力電圧V1に代えて用いることにより、荷重Wが求められ、式( 3)からその加算値( V3+V4)の函数であるβと定数αおよび出力電圧V4(V2)とに基づいて荷重Wの角度( 方向) θW が算出される。なお、前述の実施例と同様に、αは必ずしも定数である必要はなく、必要に応じて出力電圧の加算値(V3+V4)等によって補正されるようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適応される。
たとえば、前述の検出装置10において、歪検出回路30は、起歪体20の外周面に固着されていが、内周面に固着されていても何等差し支えはない。
また、前述の検出装置10において、起歪体20の周面に固着された第1歪抵抗素子HR1、第2歪抵抗素子HR2、第3歪抵抗素子HR3、第4歪抵抗素子HR4は、厚膜抵抗だけでなく、薄膜抵抗により構成されてもよい。
また、図3に示すように、歪検出回路30において、各歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4は、電極( 端子)パターンの配置等の関係で起歪体20の外側面の幅方向においてその幅中心よりも偏った位置に配置されているが、幅方向の中心において配置されてもよく、要するに、線Bの上側に位置する歪抵抗素子と下側に位置する歪抵抗素子とが、逆の応力を受ければよいのである。
また、前述の実施例の検出装置10において、第1部材としてケース部材24が、第2部材として変位部材26が用いられていたが、逆であってもよい。また、前述の実施例では、荷重Wは変位部材26に加えられ、ケース部材24が反力を受け止められるように説明されていたが、逆であってもよい。
また、前述の実施例のケース部材24および変位部材26は、取付構造、支持構造、荷重印加構造等、必要に応じて種々の形状に変更される。
また、前述の実施例の起歪体20の外周面に固着された第1歪抵抗素子HR1、第2歪抵抗素子HR2、第3歪抵抗素子HR3、第4歪抵抗素子HR4は、必ずしも図3に示すパターン形状でなくてもよく、その縦横比や全体形状等は種々変更が加えられ得る。
また、前述の起歪体20はシームレスのステンレス管から構成されていたが、長方形のステンレス板の長手方向の両端部が接合されたものであってもよいし、変位部材26の取付部26bおよびワッシャ22に溶接されたときに円筒状とされてもよい。
また、図2に示すように、歪検出回路30において、各歪抵抗素子HR1、HR2、HR3、HR4は、起歪体20の周方向において等間隔に配置されていたが、荷重検出装置の配置形態、或いは荷重の入力条件等によりある範囲でずらす場合があり、必ずしも厳密に等間隔に配置する必要はない。
また、実施例2では、荷重Wの角度(方向)θを算出するのに第2ブリッジB2の出力電圧V4を用いているが第1ブリッジB1の出力電圧V3を用いても同様に算出することができる。
その他一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明の一実施例の荷重および荷重方向検出装置の構成を説明する図である。 図1の実施例においてセンサ本体部の構成を説明する、図1のII-II 視縦断面図である。 図1の実施例においてセンサ本体部の起歪体の外周面に固着された検出回路を展開して示し、検出回路に接続されて測定回路の構成を示す図である。 図3の検出回路および検出部において構成される第1ブリッジおよび第2ブリッジを説明する等価回路図である。 図1乃至図2に示すセンサ本体部の荷重負荷時における起歪体の変形を説明する、図2のV−V視断面図である。 図3および図4に示す第1ブリッジにおいて、荷重に対する出力電圧の変化を説明する特性図である。 図3および図4に示す第1ブリッジにおいて、荷重をパラメータとしたときの荷重方向に対する出力電圧の変化を説明する特性図である。 図3および図4に示す第2ブリッジにおいて、荷重をパラメータとしたときの荷重方向に対する出力電圧の変化を説明する特性図である。 本発明の他の実施例のセンサ本体部の等価回路を説明する図であって、図4に相当する図である。 図9の実施例に示す第1ブリッジにおいて、荷重をパラメータとしたときの荷重方向に対する出力電圧の変化を説明する特性図である。 図9の実施例に示す第2ブリッジにおいて、荷重をパラメータとしたときの荷重方向に対する出力電圧の変化を説明する特性図である。 従来のセンサ本体部に設けられた起歪体を示す斜視図である。 図12の起歪体の外周面に固着された検出回路を展開して示す図である。 図12の起歪体の外周面に固着された検出回路の構成を説明する等価回路である。
符号の説明
10:荷重および荷重方向検出装置
12:センサ本体部
16:荷重算出部
18:荷重方向算出部
20:起歪体
24:ケース部材( 第1部材)
26:変位部材( 第2部材)
30:歪検出回路
HR1:第1歪抵抗素子( 第1歪検知素子)
HR2:第2歪抵抗素子( 第2歪検知素子)
HR3:第3歪抵抗素子( 第3歪検知素子)
HR4:第4歪抵抗素子( 第4歪検知素子)
B1:第1ブリッジ
B2:第2ブリッジ
C:軸心

Claims (6)

  1. 荷重およびその荷重方向を検出する荷重および荷重方向検出装置であって、
    周方向に離隔した少なくとも4つの歪検知素子が周面に設けられた円筒形状の起歪体と、該起歪体の両端部の一方に対して該起歪体の軸心に垂直な方向の荷重が、他方に対してその反力が加えられるように、該起歪体の両端部にそれぞれ固定されて起歪体を支持する第1部材および第2部材とを有するセンサ本体部と、
    前記少なくとも4つの歪検知素子のうち前記軸心に対して相対的に位置する一対の歪検知素子と、前記軸心に対して相対的に位置し、前記一対の歪検知素子とは異なる他の一対の歪検知素子とを含む第1ブリッジから出力される信号に基く第1出力信号から荷重を算出する荷重算出部と、
    前記少なくとも4つの歪検知素子のうち前記軸心に対して相対的に位置する一対の歪検知素子と2つの固定抵抗器とから構成されるフルブリッジである第2ブリッジから出力される信号に基づく第2出力信号と、前記第1出力信号とに基づいて荷重方向を算出する荷重方向算出部と
    を、含むことを特徴とする荷重および荷重方向検出装置。
  2. 荷重およびその荷重方向を検出する荷重および荷重方向検出装置であって、
    周方向に離隔した少なくとも4つの歪検知素子が周面に設けられた円筒形状の起歪体と、該起歪体の両端部の一方に対して該起歪体の軸心に垂直な方向の荷重が、他方に対してその反力が加えられるように、該起歪体の両端部にそれぞれ固定されて起歪体を支持する第1部材および第2部材とを有するセンサ本体部と、
    前記少なくとも4つの歪検知素子のうち前記軸心に対して相対的に位置する一対の歪検知素子と2つの固定抵抗器とから構成されるフルブリッジである第3ブリッジから出力される信号に基く第3出力信号と、前記軸心に対して相対的に位置し、前記一対の歪検知素子とは異なる他の一対の歪検知素子と前記2つの固定抵抗器とから構成されるフルブリッジである第4ブリッジから出力される第4出力信号との加算値から荷重を算出する荷重算出部と、
    前記第4ブリッジから出力される信号に基づく第4出力信号と、前記3ブリッジから出力される信号に基づく第3出力信号とに基づいて荷重方向を算出する荷重方向算出部と
    を、含むことを特徴とする荷重および荷重方向検出装置。
  3. 前記円筒形状の起歪体は、前記起歪体の軸心に垂直な方向の荷重によって剪断方向の応力が加えられるものであり、
    前記4つの歪検出素子は、長手状であって、前記起歪体の周方向に沿い且つ該周方向に等間隔で、該起歪体の周面に配置されており、
    前記起歪体の軸心に垂直な方向の荷重は、前記4つの歪検出素子のうちの2つの歪検出素子と他の2つの歪検出素子との間を通る方向で加えられる
    ことを特徴とする請求項1又は2の荷重および荷重方向検出装置。
  4. 前記第1ブリッジは、第3歪検知素子および第2歪検知素子と第4歪検知素子および第1歪検知素子とから構成されるものであり、
    前記第1出力信号は、前記第3歪検知素子および第4歪検知素子の間と前記第2歪検知素子および第1歪検知素子の間とに電源電圧が印加されたときに、該第3歪検知素子および第2歪検知素子の間に発生する電位と該第4歪検知素子および第1歪検知素子の間に発生する電位との電位差に対応するものである
    ことを特徴とする請求項1の荷重および荷重方向検出装置。
  5. 前記第2ブリッジは、前記第4歪検知素子および第1歪検知素子と2つの固定抵抗器とから構成されるものであり、
    前記第2出力信号は、前記第4歪検知素子および一方の固定抵抗器の間と前記第1歪検知素子および他方の固定抵抗器の間とに電源電圧が印加されたときに、該第4歪検知素子および第1歪検知素子の間に発生する電位と該2つの固定抵抗器の間に発生する電位との電位差に対応するものである
    ことを特徴とする請求項の荷重および荷重方向検出装置。
  6. 前記少なくとも4つの歪検知素子は、前記円筒形状の起歪体の周方向に等間隔となる位置に配置されており、
    前記第2歪検知素子および第4歪検知素子は、前記第3歪検知素子及び第1歪検知素子に対して、前記荷重に応答して抵抗値が逆方向に変化するものである請求項4又は5の荷重および荷重方向検出装置。
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