JP2013186618A - ペダル操作量検出装置 - Google Patents

ペダル操作量検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013186618A
JP2013186618A JP2012050193A JP2012050193A JP2013186618A JP 2013186618 A JP2013186618 A JP 2013186618A JP 2012050193 A JP2012050193 A JP 2012050193A JP 2012050193 A JP2012050193 A JP 2012050193A JP 2013186618 A JP2013186618 A JP 2013186618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
sensor member
support
reaction force
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012050193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5619054B2 (ja
Inventor
Noboru Fujiwara
昇 藤原
Hirobumi Otsuka
博文 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Toyoda Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Toyoda Iron Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd, Toyoda Iron Works Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2012050193A priority Critical patent/JP5619054B2/ja
Priority to EP12870815.3A priority patent/EP2824535B1/en
Priority to PCT/JP2012/073526 priority patent/WO2013132682A1/ja
Priority to CN201280071220.2A priority patent/CN104160352B/zh
Priority to US14/383,294 priority patent/US9740233B2/en
Publication of JP2013186618A publication Critical patent/JP2013186618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5619054B2 publication Critical patent/JP5619054B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • G05G1/30Controlling members actuated by foot
    • G05G1/44Controlling members actuated by foot pivoting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/02Brake-action initiating means for personal initiation
    • B60T7/04Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated
    • B60T7/042Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated by electrical means, e.g. using travel or force sensors
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • G05G1/30Controlling members actuated by foot
    • G05G1/38Controlling members actuated by foot comprising means to continuously detect pedal position
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20528Foot operated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

【課題】荷重伝達経路に配設されたセンサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置を、剛性を損なうことなくコンパクトに構成しつつセンサ部材の変形量を大きくして検出精度を高める。
【解決手段】長手方向の捩り中心線Sまわりに捩り弾性変形可能な長手形状のセンサ部材30が、ペダルアーム18から支持軸心Oと平行な方向へオフセットした位置に配設され、反力Rが作用する反力作用部がその捩り中心線Sから支持軸心Oと平行な方向へ離間した位置に定められているため、ペダル操作時にはセンサ部材30が撓み変形されつつ捩り中心線Sまわりに捩り変形させられる。このため、曲げ変形のみに比べて剛性を損なうことなく小さなスペースでセンサ部材30の変形量(操作入力部および反力作用部の相対変位ストローク)を大きくすることが可能で、ペダル操作量検出装置10をコンパクトに構成しつつ検出精度を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明はペダル操作量検出装置に係り、特に、高い検出精度が得られるペダル操作量検出装置に関するものである。
支持軸心まわりに回動可能に配設されて踏込み操作される操作ペダルのペダルアームを含む伝達部材と、その伝達部材から踏込み操作力が伝達されるとともにその踏込み操作力に対応する反力が加えられる出力部材とを有する操作ペダル装置に関して、前記伝達部材の荷重伝達経路に配設されて前記踏込み操作力および前記反力によって変形させられるセンサ部材を有し、そのセンサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置が、例えば車両の常用ブレーキ用のブレーキペダル、パーキングブレーキ用のブレーキペダル、アクセルペダル、クラッチペダル等の踏込み操作力、或いは踏込みストロークを検出する装置として提案されている。
特開2000−103325号公報
しかしながら、このような従来のペダル操作量検出装置は、長手形状のセンサ部材の曲げ変形を電気的に検出するようになっており、センサ部材のサイズを変えずにセンサ部材の変形量を大きくして検出精度を向上させようとすると、センサ部材の破壊限界が低下する一方、例えばセンサ部材の剛性を高めて破壊限界を向上させようとすると、検出精度の低下を招き、センサ部材の検出精度の向上と破壊限界の向上とが二律背反するという問題があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、ペダルアームと出力部材との間の荷重伝達経路に配設されたセンサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置を、剛性(破壊限界)を損なうことなくコンパクトに構成しつつセンサ部材の変形量を大きくして検出精度を高めることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、支持軸心まわりに回動可能に配設されて踏込み操作される操作ペダルのペダルアームを含む伝達部材と、その伝達部材から踏込み操作力が伝達されるとともにその踏込み操作力に対応する反力が加えられる出力部材とを有する操作ペダル装置に関して、前記伝達部材の荷重伝達経路に配設されて前記踏込み操作力および前記反力によって変形させられるセンサ部材を有し、そのセンサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置において、(a) 前記センサ部材は、長手方向の捩り中心線Sまわりに捩り弾性変形可能な長手形状の部材で、前記伝達部材から前記支持軸心と平行な方向へオフセットした位置に配設されており、(b) そのセンサ部材に前記踏込み操作力が加えられる操作入力部、およびそのセンサ部材に前記反力が加えられる反力作用部の何れか一方は、前記捩り中心線Sから前記支持軸心と平行な方向へ離間した位置に定められているとともに、(c) それ等の操作入力部および反力作用部は前記支持軸心と平行な方向において互いにずれた位置に定められていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明のペダル操作量検出装置において、(a) 前記センサ部材は、前記捩り中心線Sを挟んで対称的にその捩り中心線Sと平行な一対の棒状の捩り変形部を有するとともに、その捩り変形部の長手方向の両端および中央が3本の連結部を介して互いに連結された8の字形状を成しており、(b) 前記支持軸心の軸方向から見て8の字形状を成す姿勢で配設されるとともに、前記3本の連結部のうちの一対の端部連結部および残りの中央連結部の何れか一方に前記踏込み操作力が伝達され、他方に前記反力が伝達されることを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明のペダル操作量検出装置において、(a) 前記伝達部材は、前記支持軸心に対して垂直な平坦部を有する板形状の部材で、その支持軸心または支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されているとともに、(b) 前記センサ部材は、前記伝達部材の前記平坦部の側面と平行に配設されている一方、(c) そのセンサ部材の長手方向の中間部分に、前記捩り中心線Sに対して直交し且つ前記支持軸心と平行な方向へ突き出すように一体的に設けられ、前記伝達部材に設けられた貫通穴内に遊びを有して挿入されている円筒状部材と、(d) その円筒状部材が前記センサ部材から突き出す部分の内側に同心に一体的に固設されるとともに、内部を連結ピンが挿通させられるブッシュと、(e) 前記伝達部材にそれぞれ前記円筒状部材と平行に前記センサ部材に向かって突き出すように一体的に設けられ、そのセンサ部材の長手方向の両端部に設けられた一対の支持穴内に相対回転可能に挿入されてそのセンサ部材を支持している一対の支持ピンと、を有し、(f) 前記一対の支持ピンと前記支持穴との接触部分、および前記ブッシュと前記連結ピンとの接触部分の何れか一方が前記操作入力部として機能し、他方が前記反力作用部として機能することを特徴とする。
第4発明は、第3発明のペダル操作量検出装置において、(a) 前記出力部材に一体的に固設された二股状のクレビスの内側に前記伝達部材および前記センサ部材が挿入された状態で、前記連結ピンとしてクレビスピンがそれ等のクレビス、伝達部材、およびセンサ部材を貫通して両側に突き出すように前記ブッシュ内を相対回転可能に挿通させられており、(b) 前記センサ部材には、前記クレビスピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられるとともに、前記伝達部材から前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられることを特徴とする。
第5発明は、第3発明または第4発明のペダル操作量検出装置において、(a) 前記伝達部材は前記ペダルアームで、(b) 前記センサ部材には、そのペダルアームから前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられ、前記連結ピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられることを特徴とする。
第6発明は、第1発明〜第4発明の何れかのペダル操作量検出装置において、(a) 前記支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、連結リンクを介して前記ペダルアームに連結された中間レバーを備えており、(b) 前記伝達部材はその中間レバーであることを特徴とする。
このようなペダル操作量検出装置においては、捩り中心線Sまわりに捩り弾性変形可能な長手形状のセンサ部材が、伝達部材から支持軸心と平行な方向へオフセットした位置に配設されて、操作入力部および反力作用部の何れか一方がその捩り中心線Sから支持軸心と平行な方向へ離間した位置に定められているため、ペダル操作時にはセンサ部材が撓み変形(曲げ変形)されつつ捩り中心線Sまわりに捩り変形させられる。このため、曲げ変形のみに比べて剛性を損なうことなく小さなスペースでセンサ部材の変形量(操作入力部および反力作用部の相対変位ストローク)を大きくすることが可能で、検出装置をコンパクトに構成しつつ検出精度を向上させることができる。
第2発明では、一対の棒状の捩り変形部を有する8の字形状のセンサ部材が用いられるため、センサ部材の必要強度を容易に確保しつつ検出装置をコンパクトに構成できる。
第3発明では、センサ部材が伝達部材(ペダルアームや中間レバーなど)の側面に配設されるため、例えば前記特許文献1のように操作ペダルと出力部材(オペレーティングロッド)との間に直列に検出装置を設ける場合に比較して、操作ペダル装置の前後方向の寸法が従来と同程度に維持され、コンパクトに構成できる。また、伝達部材に一体的に設けられた一対の支持ピンによってセンサ部材の長手方向の両端部が支持されているため、センサ部材の姿勢が安定し、検出精度が向上する。更に、センサ部材の中間部分に円筒状部材が一体的に設けられ、伝達部材に設けられた貫通穴内に挿入されているとともに、その円筒状部材内に固設されたブッシュの内部を連結ピンが挿通させられているため、その連結ピンの両端を支持して踏込み操作力または反力を加えることが可能で、連結ピンの姿勢が安定し、検出精度の向上に寄与するとともに、例えば過大な踏込み操作力が加えられた際に、円筒状部材が貫通穴に当接させられることにより、センサ部材の過度の変形や損傷が防止されるようにすることができる。
また、円筒状部材に対するブッシュの取付位置を容易に変更することが可能で、連結ピンとの接触部分である操作入力部または反力作用部の位置を容易に調整できる。すなわち、ブッシュの取付位置によって操作入力部または反力作用部のモーメントアーム長さが変化するため、踏込み操作力に対するセンサ部材の捩り変形量の変化特性を適当に設定することが可能で、センサ部材の剛性に拘らずペダル常用域での検出精度を適切に高めることができる。
第4発明では、出力部材と伝達部材との連結部分にセンサ部材が配設され、その出力部材に伝達されるペダル操作量が検出されるため、例えば出力部材を介して機械的に油圧ブレーキ等を作動させる場合のそのブレーキ力等を高い精度で検知できる。また、出力部材に一体的に固設された二股状のクレビスの内側に伝達部材およびセンサ部材が挿入された状態で、連結ピンとしてクレビスピンがそれ等のクレビス、伝達部材、およびセンサ部材を貫通して両側に突き出すように前記ブッシュ内を相対回転可能に挿通させられており、そのクレビスピンの両端がクレビスによって支持されるため、クレビスピンの姿勢が安定し、検出精度が向上する。
第5発明は、上記伝達部材がペダルアームの場合で、第6発明は中間レバーの場合であり、何れの場合も大きな設計変更を必要とすることなくそれ等の側面に前記センサ部材を配設することにより、簡単にペダル操作量(踏込み操作力や踏込みストローク)を電気的に検出できるようにすることができる。
本発明が適用された常用ブレーキ用の車両用操作ペダル装置の一例を示す概略図で、車両の左側から見た左側面図である。 図1の車両用操作ペダル装置の一部を省略した右側面図である。 図2における III−III 矢視断面部分の拡大図である。 図3におけるIV−IV矢視断面図で、反力Rによる変形形態を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、(a) は支持軸心Oの軸方向から見た正面図、(b) は(a) におけるVB−VB矢視断面図である。 本発明が中間レバーを有する車両用操作ペダル装置に適用された場合の一例を説明する図で、図2に相当する右側面図である。 各実施例のブッシュとして好適に用いられる他の態様を説明する断面図である。
本発明のペダル操作量検出装置は、常用ブレーキ用のブレーキペダル装置に好適に適用されるが、アクセル用やクラッチ用、パーキングブレーキ用などの他の車両用操作ペダル装置に適用することもできる。車両用以外の操作ペダル装置に適用することも可能である。ペダル操作量検出装置は、センサ部材の変形を電気的に検出するもので、センサ部材の変形は踏込み操作力に対応するが、一般に踏込み操作力に応じて操作ペダルの踏込みストロークも変化するため、ペダル操作量として踏込み操作力または踏込みストローク、或いはその両方を検出するように構成される。踏込み操作力は、ペダルに対する入力に限らず、出力部材に対する出力などでも良い。これ等の踏込み操作力や踏込みストロークは、センサ部材の変形量すなわち電気信号をパラメータとして定められたマップや演算式等から求めることができる。
センサ部材の変形を検出するために、そのセンサ部材の変形部分に歪ゲージ等が設けられるが、センサ部材の所定部分の変位例えばセンサ部材に一体的に固設される円筒状部材の先端の変位(回転)を変位センサや回転センサ等によって検出するようにしても良いなど、種々の変形検出手段を採用できる。
出力部材は、例えばブレーキブースタのオペレーティングロッドやブレーキマスタシリンダのプッシュロッドなどで、機械的にホイールブレーキ等を作動させるように構成されるが、電気的に検出したペダル操作量に応じて電気的にホイールブレーキや車両駆動装置等を制御する電気式(バイワイヤ方式)の操作ペダル装置に適用することも可能で、その場合は、ストロークシミュレータや反力機構等を出力部材に連結して所定の反力が加えられるようにすれば良い。
操作入力部および反力作用部の何れか一方は、捩り中心線Sから支持軸心と平行な方向へ離間した位置に定められるが、これは支持軸心と平行な方向に対して直角方向に加えられる踏込み操作力や反力が捩り中心線Sからずれた位置に作用し、モーメントが生じてセンサ部材がその捩り中心線Sまわりに捩られるようにすることを意図したもので、例えば第3発明のように捩り中心線Sに対して直交し且つ支持軸心と平行な方向へ離間した位置に定められるが、少なくとも捩り中心線Sから支持軸心と平行な方向へ離間した位置であれば良い。センサ部材は、単純な捩り変形ではなく、軸方向の曲げを伴いながら捩り中心線Sまわりに捩じられる。
踏込み操作力および反力は、何れも支持軸心と平行な方向に対して直角方向に加えられるが、その方向は逆向きであるため、操作入力部および反力作用部の両方が捩り中心線Sから支持軸心と平行な方向へ同じ寸法だけ離間した位置に定められても、センサ部材はその捩り中心線Sまわりに捩られるようになるが、本発明では、操作入力部および反力作用部が支持軸心と平行な方向において互いにずれた位置に定められる。
第2発明では、8の字形状のセンサ部材が用いられるが、他の発明の実施に際しては単純な直線状の丸棒や角棒、或いは円弧状に湾曲していたり折れ曲がっていたりしていても良いなど種々の態様が可能である。8の字形状は、例えば四隅が角張った形状(「日」の字形状)が適当であるが、完全な直角である必要はなく、円弧形状の丸みを設けたり面取り状の傾斜部を設けたりしても良い。
第3発明では、センサ部材が伝達部材の平坦部の側面に平行に配設されているが、第1発明の実施に際しては、ペダルアームや中間レバーの前端縁にセンサ部材を配設することもできるなど種々の態様が可能である。円筒状部材はセンサ部材と別体に構成され、圧入や溶接等により一体的に固設されるが、可能であればその円筒状部材をセンサ部材と一体に構成しても良い。支持ピンについても、伝達部材と別体に構成され、必要に応じて溶接等により一体的に接合されるが、可能であればその支持ピンを伝達部材と一体に構成しても良い。
センサ部材に一体的に設けられる円筒状部材は、踏込み操作力或いは反力の入力方向に対して略直角に交差する姿勢で配設されるため、それ等の踏込み操作力或いは反力によって効率良く捩り中心線Sまわりに回動させられ、センサ部材をその捩り中心線Sまわりに捩り変形させる。踏込みストロークの全域に亘って捩り中心線Sまわりに回動させられても良いが、ペダル常用域のみで回動させられ、過大な踏込み操作力或いは反力が加えられた場合には、伝達部材の貫通穴に当接させられてそれ以上のセンサ部材の捩り変形を防止することもできる。これにより、ペダル常用域内のペダル操作量を適切に検出できるとともに、過大な踏込み操作力が加えられた際のセンサ部材の過度の変形や損傷が適切に防止される。
また、センサ部材が伝達部材に接触していると捩り変形が阻害される可能性があるため、支持ピンによって支持される両端部を除いて、伝達部材から浮き上がるように所定寸法だけ離間した状態で、その伝達部材の側面に配設することが望ましい。支持ピンによって支持される両端部には、伝達部材との間に摩擦が小さいワッシャ等を介在させても良い。
第4発明では、出力部材に一体的にクレビスが固設され、クレビスピンを介してセンサ部材の円筒状部材に相対回転可能に連結されているが、例えば連結リンクを介して操作ペダルに中間レバーが連結され、その中間レバーに出力部材がクレビス等により相対回転可能に連結されている場合、操作ペダルの連結リンクが連結された部分や、中間レバーの連結リンクが連結された部分にセンサ部材を配設し、連結リンクを円筒状部材に相対回転可能に連結するようにしても良いなど、センサ部材の配設箇所は適宜定められる。
本発明はまた、例えば、支持軸心まわりに回動可能に配設されて踏込み操作される操作ペダルのペダルアームを含む伝達部材と、該伝達部材から踏込み操作力が伝達されるとともに該踏込み操作力に対応する反力が加えられる出力部材とを有する操作ペダル装置に関して、前記伝達部材の荷重伝達経路に配設されて前記踏込み操作力および前記反力によって変形させられるセンサ部材を有し、該センサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置において、(a) 前記センサ部材は、長手方向の捩り中心線Sまわりに捩り弾性変形可能な長手形状の部材で、前記支持軸心と平行に前記伝達部材に一体的に設けられた一対の支持ピンによって該長手方向の両端部が支持されることにより、該伝達部材から該支持軸心と平行な方向へオフセットした位置に配設されているとともに、(b) 該センサ部材の長手方向の中間部分には、前記支持ピンと平行に取付穴が設けられて、一端部が該センサ部材から前記支持軸心と平行な方向へ突き出す円筒状部材が一体的に固設されており、(c) 該円筒状部材が前記センサ部材から突き出す部分の内側に同心にブッシュが一体的に固設されて、該ブッシュの内部を連結ピンが挿通させられており、(d) 前記一対の支持ピンによって支持されている被支持部、および前記ブッシュと前記連結ピンとの接触部分の何れか一方が、前記踏込み操作力が加えられる操作入力部として機能し、他方が前記反力が加えられる反力作用部として機能し、それ等の操作入力部と反力作用部とが前記支持軸心と平行な方向に互いにずれていることを特徴とする、ように構成される。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施例であるペダル操作量検出装置10が設けられた常用ブレーキ用の車両用操作ペダル装置8を説明する図で、図1は車両搭載状態において車両の左側から見た左側面図、図2は一部を省略した右側面図、図3は図2における III−III 矢視断面部分の拡大図、図4は図3におけるIV−IV矢視断面図で、反力Rによる変形形態を説明する図である。図1において、車両に一体的に固設されるペダルサポート12には、略水平な支持軸14の軸心(支持軸心)Oまわりに回動可能に操作ペダル16が配設されている。操作ペダル16は、制動要求に応じて運転者により踏込み操作されるもので、支持軸心Oに対して垂直な平坦な長手板状のペダルアーム18を備えている。このペダルアーム18の下端部には踏部(パッド)20が設けられているとともに、中間部分(上下の中央より上方部分)にはペダル操作量検出装置10を介してブレーキブースタのオペレーティングロッド22が連結されている。操作ペダル16は、踏込み操作力Fが加えられる入力部材に相当し、オペレーティングロッド22は、その操作ペダル16からペダル操作量検出装置10を介して踏込み操作力Fが伝達されるとともに、その踏込み操作力Fに対応する反力Rがブレーキブースタから加えられる出力部材に相当する。なお、電気的にホイールブレーキを制御するバイワイヤ方式の操作ペダル装置の場合には、反力機構等によって所定の反力が作用させられる反力部材がオペレーティングロッド22の代りに連結される。
オペレーティングロッド22の端部には、ねじ結合等により二股状(U字形状)のクレビス24が一体的に固設されているとともに、前記支持軸14と平行な断面円形の円柱形状のクレビスピン26を介してペダル操作量検出装置10に連結されている。ペダル操作量検出装置10は、断面四角形の略直線の角棒状のセンサ部材30を有して構成されており、そのセンサ部材30は、支持軸心Oに対して垂直な平坦な板状のペダルアーム18の側面、すなわち支持軸心Oと平行な方向へオフセットした位置に平行に配置され、長手方向の両端部において一対の支持ピン32、34を介してペダルアーム18に配設されている。支持ピン32、34は、それぞれセンサ部材30に向かって垂直に突き出すように、すなわち支持軸心Oと平行に突き出すように、ペダルアーム18に設けられたピン穴40、42内に圧入固定され、或いは溶接等によって一体的に固設されているとともに、センサ部材30に設けられた支持穴36、38内を相対回転可能に挿通させられ、先端部がカシメ加工されることによって抜け出し不能とされている。センサ部材30は、長手方向の軸心と略一致する捩り中心線Sまわりに捩り弾性変形可能なもので、本実施例ではその捩り中心線Sが支持軸心Oと略直角に交差する姿勢で配設されている。ペダルアーム18は伝達部材に相当し、全体が支持軸心Oに対して垂直な平坦部である。
センサ部材30の長手方向の中央、すなわち上記一対の支持ピン32と34との間の中間位置にはカラー取付穴44が設けられ、支持ピン32、34と平行にペダルアーム18に向かって突き出すように、言い換えれば捩り中心線Sに対して直交し且つ支持軸心Oと平行な方向へ突き出すように、円筒形状のカラー46が圧入固定或いは溶接等により一体的に固設されている。ペダルアーム18には支持軸心Oと平行に貫通穴48が設けられており、カラー46は、所定の遊びを持ってその貫通穴48内を挿通させられている。また、カラー46の内周面であってセンサ部材30から突き出す先端部分、本実施例ではペダルアーム18の板厚方向の中間に位置する部分には、ブッシュ50が圧入等により同心に一体的に固設されており、前記クレビスピン26は、このブッシュ50の内周面に摺接する状態で相対回転可能に挿通させられている。ペダルアーム18およびセンサ部材30は、二股状のクレビス24の内側に挿入されており、カラー46を貫通して両側に突き出すクレビスピン26の両端部がクレビス24によって支持され、スナップリング等により抜け出し不能とされている。カラー46は円筒状部材に相当し、クレビスピン26は連結ピンに相当する。
上記センサ部材30は、ペダルアーム18の上半分にペダルアーム18に沿って上下方向に配設されており、車両の前方へ向かって略水平に配設されるとともにペダルアーム18により前方へ押圧されるオペレーティングロッド22に対して略直角となる姿勢で、クレビスピン26を介して連結されている。したがって、操作ペダル16が踏込み操作力Fで踏込み操作されると、センサ部材30には、ペダルアーム18から一対の支持ピン32、34を介して踏込み操作力Fが加えられ、カラー46からブッシュ50、クレビスピン26を介してオペレーティングロッド22に伝達される一方、反力Rがクレビスピン26からブッシュ50を介してカラー46に加えられる。
すなわち、図3に示すように、紙面の裏側から表側へ向かう方向の踏込み操作力Fが一対の支持ピン32、34からセンサ部材30の長手方向の上下の両端部に加えられる一方、紙面の表側から裏側へ向かう方向の反力Rがブッシュ50からカラー46の先端部分に加えられる。このため、それ等の踏込み操作力Fおよび反力Rに応じてセンサ部材30は、長手方向の中央部分が相対的に図3の紙面の裏側へ湾曲するように撓み変形させられる。前記支持ピン32、34と支持穴36、38との間には、上記センサ部材30の撓み変形を許容するように所定の遊びが設けられている。
また、反力Rが捩り中心線Sから離間したカラー46の先端部分に加えられることから、図4の(b) に示すようにカラー46が反力Rの作用方向へ傾斜(回転)させられ、センサ部材30が捩り中心線Sの左まわりに捩り変形させられる。カラー46と貫通穴48との間の遊びは、このようなカラー46の変位や傾斜を許容するように定められ、踏込み操作力Fが予め定められたペダル常用域を超えるとカラー46が貫通穴48に当接し、それ以上のカラー46の変位すなわちセンサ部材30の変形が阻止される寸法に設定されている。ブッシュ50の肉厚等も、カラー46が所定角度だけ傾斜することを許容するように定められる。これにより、ペダル常用域内の踏込み操作力Fを適切に検出できるとともに、過大な踏込み操作力Fが加えられた際のセンサ部材30の過度の変形や損傷が適切に防止される。ブッシュ50とクレビスピン26との間には、カラー46と一体的にブッシュ50がクレビスピン26に対して傾斜することを許容するように、必要に応じて所定の遊びが設けられる。
そして、上記撓み変形(曲げ変形)および捩り変形によるセンサ部材30の変形を、例えばセンサ部材30の側面に設けられた歪ゲージ等の変形検出手段52(図2参照)により電気的に検出することにより、予め定められたマップや演算式などからペダル操作量として踏込み操作力Fが求められる。変形検出手段52は例えばブリッジ回路を形成するように複数箇所に設けられる。
ここで、操作ペダル16の踏込み操作に伴ってセンサ部材30およびオペレーティングロッド22はクレビスピン26の軸心まわりに相対回動させられるが、踏込みストロークの全域に亘って反力Rの入力方向に対してセンサ部材30が交差する姿勢に保持されるように、そのセンサ部材30のペダルアーム18に対する取付姿勢が設定される。また、センサ部材30がペダルアーム18に接触していると摺動抵抗によって変形が不安定になるため、支持ピン32、34によって支持される両端部を除いてペダルアーム18から浮き上がるように所定寸法だけ離間した状態で、そのペダルアーム18の側面に平行に配設されており、踏込み操作力Fおよび反力Rに対して常に略一定の変形態様で変形させられるようになっている。踏込み操作力Fの代わりに、或いは踏込み操作力Fに加えて、操作ペダル16の踏込みストロークをマップなどから求めることもできる。踏込み操作力Fは、操作ペダル16に対する入力だけでなく、オペレーティングロッド22に対する出力であっても良い。
本実施例では、支持ピン32、34がペダルアーム18に一体的に固設されており、その支持ピン32、34と支持穴36、38との接触部分、すなわちセンサ部材30が支持ピン32、34によって支持される被支持部が、センサ部材30に対して踏込み操作力Fが作用する操作入力部である。また、クレビスピン26とブッシュ50との接触部分が、センサ部材30に対して反力Rが作用する反力作用部である。
このように、本実施例のペダル操作量検出装置10においては、捩り中心線Sまわりに捩り弾性変形可能な長手形状のセンサ部材30が、ペダルアーム18から支持軸心Oと平行な方向へオフセットした位置に配設され、反力Rが作用する反力作用部がその捩り中心線Sから支持軸心Oと平行な方向へ離間した位置に定められているため、ペダル操作時にはセンサ部材30が撓み変形させられるとともに捩り中心線Sまわりに捩り変形させられる。このため、曲げ変形のみに比べて剛性を損なうことなく小さなスペースでセンサ部材30の変形量(操作入力部および反力作用部の相対変位ストローク)を大きくすることが可能で、ペダル操作量検出装置10をコンパクトに構成しつつ検出精度を向上させることができる。
また、センサ部材30がペダルアーム18の側面に配設されているため、例えば前記特許文献1のように操作ペダル16とオペレーティングロッド22との間に直列に検出装置を設ける場合に比較して、車両用操作ペダル装置8の前後方向の寸法が従来と同程度に維持され、コンパクトに構成できて車両への搭載性が向上する。特に、センサ部材30がペダルアーム18の側面に配設されるため、大きな設計変更が不要で、簡単に踏込み操作力Fを電気的に検出できるようにすることができる。
また、ペダルアーム18に一体的に固設された一対の支持ピン32、34によってセンサ部材30の長手方向の両端部が支持されているため、センサ部材30の姿勢が安定し、検出精度が向上する。
また、センサ部材30の長手方向の中間部分(実施例では中央)にカラー46が一体的に固設され、ペダルアーム18に設けられた貫通穴48内に挿入されているとともに、そのカラー46内に固設されたブッシュ50を介してクレビスピン26が相対回転可能に貫通させられ、そのクレビスピン26の両端がクレビス24により支持されて反力Rが加えられるため、クレビスピン26の姿勢が安定し、検出精度の向上に寄与する。
また、カラー46の内周面に圧入等によってブッシュ50が一体的に固設されるため、そのブッシュ50の取付位置を容易に変更することが可能で、クレビスピン26との接触部分である反力作用部の位置を容易に調整できる。すなわち、ブッシュ50の取付位置によって反力Rのモーメントアーム長さが変化するため、踏込み操作力Fに対するセンサ部材30の捩り変形量の変化特性を適当に設定することが可能で、センサ部材30の剛性に拘らずペダル常用域での検出精度を適切に高めることができる。
また、出力部材であるオペレーティングロッド22とペダルアーム18との連結部分にセンサ部材30が配設され、オペレーティングロッド22に伝達される踏込み操作力Fが検出されるため、オペレーティングロッド22を介して機械的に作動させられる油圧ブレーキのブレーキ力を高い精度で検知できる。
また、オペレーティングロッド22に一体的に固設された二股状のクレビス24の内側にペダルアーム18およびセンサ部材30が挿入された状態で、連結ピンとしてクレビスピン26がそれ等のクレビス24、ペダルアーム18、およびセンサ部材30を貫通して両側に突き出すようにブッシュ50内を相対回転可能に挿通させられており、そのクレビスピン26の両端がクレビス24によって支持されるため、クレビスピン26の姿勢が安定し、検出精度が向上する。
また、貫通穴48とカラー46との間の遊びは、踏込み操作力Fが予め定められたペダル常用域を超えるとカラー46が貫通穴48に当接し、それ以上のカラー46の変位すなわちセンサ部材30の変形が阻止される寸法に設定されているため、ペダル常用域内の踏込み操作力Fを適切に検出できるとともに、過大な踏込み操作力Fが加えられた際のセンサ部材30の過度の変形や損傷が適切に防止される。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図5のペダル操作量検出装置60は、前記実施例に比較してセンサ部材62の構成(形状)が相違する。図5の(a) は支持軸心Oの軸方向から見た正面図、すなわち(b) の右側から見た図で、(b) は(a) におけるVB−VB矢視断面図、すなわち前記図3に相当する断面図である。このセンサ部材62は、捩り中心線Sを挟んで対称的に捩り中心線Sと平行な一対の断面四角形の角棒状の捩り変形部64、66を有するとともに、その捩り変形部64、66の長手方向の両端および中央がそれぞれ3本の断面四角形の角棒状の連結部68、70、72を介して互いに連結された角張った8の字形状(「日」の字形状)を成しており、支持軸心Oの軸方向から見て8の字形状を成す姿勢でペダルアーム18の側面に配置されている。3本の連結部68、70、72のうち捩り変形部64、66の両端を連結する一対の端部連結部68、72の中央、すなわち捩り中心線Sが通る部分には、前記支持穴36、38が設けられ、前記支持ピン32、34によって支持されるようになっている。また、捩り変形部64、66の中央を連結する中央連結部70の中央、すなわち捩り中心線Sが通る部分には、前記カラー取付穴44が設けられて前記カラー46が一体的に固設されている。そして、一対の捩り変形部64、66の各々の両側面であって、中央連結部70を挟んだ上下の2箇所、すなわちペダル操作力Fに応じて捩り変形させられる部分には、それぞれ前記変形検出手段52が取り付けられ、その変形が電気的に検出されるようになっている。
本実施例においても、ペダル操作時にはセンサ部材62が撓み変形されつつ捩り中心線Sまわりに捩り変形させられるため、曲げ変形のみに比べて剛性を損なうことなく小さなスペースでセンサ部材62の変形量(操作入力部および反力作用部の相対変位ストローク)を大きくすることが可能で、ペダル操作量検出装置60をコンパクトに構成しつつ検出精度を向上させることができるなど、前記実施例と同様の効果が得られる。
また、本実施例では、一対の棒状の捩り変形部64、66を有する8の字形状のセンサ部材62が用いられているため、センサ部材62の必要強度を容易に確保しつつペダル操作量検出装置60をコンパクトに構成できる。
図6の車両用操作ペダル装置90は中間レバー92を備えており、その中間レバー92を介して操作ペダル16からオペレーティングロッド22に操作力が伝達される場合で、図6は前記図2に相当する右側面図である。中間レバー92は、前記支持軸14と平行な支持ピン94によって前記ペダルサポート12に回動可能に配設されているとともに、連結リンク96を介して操作ペダル16に連結され、その操作ペダル16の踏込み操作に連動して機械的に支持ピン94まわりに回動させられる。連結リンク96は、その両端部において支持軸14と平行な一対の連結ピン98、100を介してそれぞれ操作ペダル16、中間レバー92に相対回動可能に連結されている。
そして、上記中間レバー92に前記ペダル操作量検出装置10が一対の支持ピン32、34を介して配設されており、カラー46に固設されたブッシュ50内を相対回転可能に挿通させられるクレビスピン26を介してオペレーティングロッド22に連結されている。本実施例においても、実質的に前記図1の実施例と同様の作用効果が得られる。この実施例では、中間レバー92が伝達部材に相当し、支持軸心Oに対して垂直な平坦な板状を成している。
なお、上記図6の実施例においても、ペダル操作量検出装置10の代わりに図5のペダル操作量検出装置60を採用することができる。また、連結リンク96が連結ピン98、100を介してペダルアーム18、中間レバー92に相対回動可能に連結される連結部分に本発明のペダル操作量検出装置を設けることも可能である。すなわち、ペダルアーム18の連結リンク96が連結される部分に前記ペダル操作量検出装置10または60を配設し、カラー46内のブッシュ50に相対回転可能に連結ピン98を挿通させて連結しても良いし、中間レバー92の連結リンク96が連結される部分に前記ペダル操作量検出装置10または60を配設し、カラー46内のブッシュ50に相対回転可能に連結ピン100を挿通させて連結しても良い。
図7の(a) 〜(e) は、カラー46の内周面の所定位置に圧入等により一体的に固設されるブッシュの別の態様を示す図で、(a) のブッシュ110は、内周面が内側へ膨出するように軸方向において円弧状に湾曲させられている。(b) は、軸方向に僅かに離間して同一形状の一対ののブッシュ112が配設されている場合で、それ等のブッシュ112は、(a) と同様に内周面が内側へ膨出するように湾曲させられている。(c) のブッシュ114は断面が台形の場合で、(d) のブッシュ116は断面が三角形の場合である。また、(e) は、(d) のブッシュ116を、軸方向に僅かに離間して一対設けた場合である。この中(a) および(d) のブッシュ110、116によれば、クレビスピン26との接触長さが短いため、クレビスピン26との間の遊びが小さくてもカラー46が捩り中心線Sまわりに円滑に回動させられるようになる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
8、90:車両用操作ペダル装置 10、60:ペダル操作量検出装置 16:操作ペダル 18:ペダルアーム(伝達部材) 22:オペレーティングロッド(出力部材) 26:クレビスピン(連結ピン) 30、62:センサ部材 32、34:支持ピン 36、38:支持穴 46:カラー(円筒状部材) 48:貫通穴 50、110、112、114、116:ブッシュ 64、66:捩り変形部 68、72:端部連結部 70:中央連結部 92:中間レバー(伝達部材) 96:連結リンク O:支持軸心 F:踏込み操作力 R:反力 S:捩り中心線

Claims (6)

  1. 支持軸心まわりに回動可能に配設されて踏込み操作される操作ペダルのペダルアームを含む伝達部材と、該伝達部材から踏込み操作力が伝達されるとともに該踏込み操作力に対応する反力が加えられる出力部材とを有する操作ペダル装置に関して、前記伝達部材の荷重伝達経路に配設されて前記踏込み操作力および前記反力によって変形させられるセンサ部材を有し、該センサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置において、
    前記センサ部材は、長手方向の捩り中心線Sまわりに捩り弾性変形可能な長手形状の部材で、前記伝達部材から前記支持軸心と平行な方向へオフセットした位置に配設されており、
    該センサ部材に前記踏込み操作力が加えられる操作入力部、および該センサ部材に前記反力が加えられる反力作用部の何れか一方は、前記捩り中心線Sから前記支持軸心と平行な方向へ離間した位置に定められているとともに、
    該操作入力部および該反力作用部は前記支持軸心と平行な方向において互いにずれた位置に定められている
    ことを特徴とするペダル操作量検出装置。
  2. 前記センサ部材は、前記捩り中心線Sを挟んで対称的に該捩り中心線Sと平行な一対の棒状の捩り変形部を有するとともに、該捩り変形部の長手方向の両端および中央が3本の連結部を介して互いに連結された8の字形状を成しており、
    前記支持軸心の軸方向から見て8の字形状を成す姿勢で配設されるとともに、前記3本の連結部のうちの一対の端部連結部および残りの中央連結部の何れか一方に前記踏込み操作力が伝達され、他方に前記反力が伝達される
    ことを特徴とする請求項1に記載のペダル操作量検出装置。
  3. 前記伝達部材は、前記支持軸心に対して垂直な平坦部を有する板形状の部材で、該支持軸心または該支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されているとともに、
    前記センサ部材は、前記伝達部材の前記平坦部の側面と平行に配設されている一方、
    該センサ部材の長手方向の中間部分に、前記捩り中心線Sに対して直交し且つ前記支持軸心と平行な方向へ突き出すように一体的に設けられ、前記伝達部材に設けられた貫通穴内に遊びを有して挿入されている円筒状部材と、
    該円筒状部材が前記センサ部材から突き出す部分の内側に同心に一体的に固設されるとともに、内部を連結ピンが挿通させられるブッシュと、
    前記伝達部材にそれぞれ前記円筒状部材と平行に前記センサ部材に向かって突き出すように一体的に設けられ、該センサ部材の長手方向の両端部に設けられた一対の支持穴内に相対回転可能に挿入されて該センサ部材を支持している一対の支持ピンと、
    を有し、前記一対の支持ピンと前記支持穴との接触部分、および前記ブッシュと前記連結ピンとの接触部分の何れか一方が前記操作入力部として機能し、他方が前記反力作用部として機能する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のペダル操作量検出装置。
  4. 前記出力部材に一体的に固設された二股状のクレビスの内側に前記伝達部材および前記センサ部材が挿入された状態で、前記連結ピンとしてクレビスピンが該クレビス、該伝達部材、および該センサ部材を貫通して両側に突き出すように前記ブッシュ内を相対回転可能に挿通させられており、
    前記センサ部材には、前記クレビスピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられるとともに、前記伝達部材から前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられる
    ことを特徴とする請求項3に記載のペダル操作量検出装置。
  5. 前記伝達部材は前記ペダルアームで、
    前記センサ部材には、該ペダルアームから前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられ、前記連結ピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられる
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のペダル操作量検出装置。
  6. 前記支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、連結リンクを介して前記ペダルアームに連結された中間レバーを備えており、
    前記伝達部材は該中間レバーである
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のペダル操作量検出装置。
JP2012050193A 2012-03-07 2012-03-07 ペダル操作量検出装置 Active JP5619054B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050193A JP5619054B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 ペダル操作量検出装置
EP12870815.3A EP2824535B1 (en) 2012-03-07 2012-09-13 Pedal actuation amount detection device
PCT/JP2012/073526 WO2013132682A1 (ja) 2012-03-07 2012-09-13 ペダル操作量検出装置
CN201280071220.2A CN104160352B (zh) 2012-03-07 2012-09-13 踏板操作量检测装置
US14/383,294 US9740233B2 (en) 2012-03-07 2012-09-13 Pedal actuation amount detection device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050193A JP5619054B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 ペダル操作量検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013186618A true JP2013186618A (ja) 2013-09-19
JP5619054B2 JP5619054B2 (ja) 2014-11-05

Family

ID=49116188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012050193A Active JP5619054B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 ペダル操作量検出装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9740233B2 (ja)
EP (1) EP2824535B1 (ja)
JP (1) JP5619054B2 (ja)
CN (1) CN104160352B (ja)
WO (1) WO2013132682A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016042938A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 豊田鉄工株式会社 車両用ペダル装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5455851B2 (ja) * 2010-09-07 2014-03-26 豊田鉄工株式会社 ペダル操作量検出装置
JP5619054B2 (ja) 2012-03-07 2014-11-05 豊田鉄工株式会社 ペダル操作量検出装置
JPWO2015155956A1 (ja) * 2014-04-08 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 歪センサおよびそれを用いた荷重検出装置
US9791333B2 (en) * 2015-06-10 2017-10-17 University Of Southern California Portable polarimetric fiber stress sensor system for visco-elastic and biomimetic material analysis
WO2020227380A1 (en) 2019-05-09 2020-11-12 Cts Corporation Brake pedal assembly and pedal resistance force member with force and position sensors
DE102021119447A1 (de) * 2021-07-27 2023-02-02 Zf Active Safety Gmbh Bremspedalmodul
US12090980B2 (en) 2022-09-06 2024-09-17 Cts Corporation Brake pedal emulator

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510785A (ja) * 2001-11-30 2005-04-21 ルノー・エス・アー・エス 車両へのペダル取り付け装置
JP2008232625A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Toyoda Iron Works Co Ltd 荷重センサ付き車両用操作ペダル装置、および荷重センサ付き操作装置
JP2011134022A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toyota Motor Corp 操作量検出装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064671Y2 (ja) * 1986-09-30 1994-02-09 三菱農機株式会社 作業車輌におけるレバ−位置決め装置
JPH11255084A (ja) 1998-03-12 1999-09-21 Toyota Motor Corp ブレーキの踏力検出装置
JP3531154B2 (ja) 1998-09-29 2004-05-24 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ操作力検出装置
JP2005132216A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 踏力センサとそれを用いたペダル踏力検出装置
JP4579279B2 (ja) * 2006-11-15 2010-11-10 トヨタ自動車株式会社 ペダル操作量検出装置
JP4595927B2 (ja) * 2006-11-15 2010-12-08 トヨタ自動車株式会社 ペダル操作量検出装置
US20080223171A1 (en) * 2007-03-16 2008-09-18 Noboru Fujiwara Operating pedal device having load sensor for vehicle, and operating device having load sensor
JP4888345B2 (ja) * 2007-03-20 2012-02-29 トヨタ自動車株式会社 ペダル操作量検出装置
JP4884360B2 (ja) * 2007-04-13 2012-02-29 豊田鉄工株式会社 荷重センサ付き車両用操作ペダル装置、および荷重センサ付き操作装置
US8707820B2 (en) 2007-04-13 2014-04-29 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Load-sensor-equipped vehicle operating pedal device and load-sensor-equipped operating device
JP4436453B2 (ja) 2007-06-13 2010-03-24 豊田鉄工株式会社 荷重センサ付き操作装置
WO2010116464A1 (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 トヨタ自動車株式会社 操作量検出装置
JP5455851B2 (ja) 2010-09-07 2014-03-26 豊田鉄工株式会社 ペダル操作量検出装置
JP5619054B2 (ja) 2012-03-07 2014-11-05 豊田鉄工株式会社 ペダル操作量検出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510785A (ja) * 2001-11-30 2005-04-21 ルノー・エス・アー・エス 車両へのペダル取り付け装置
JP2008232625A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Toyoda Iron Works Co Ltd 荷重センサ付き車両用操作ペダル装置、および荷重センサ付き操作装置
JP2011134022A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toyota Motor Corp 操作量検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016042938A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 豊田鉄工株式会社 車両用ペダル装置
JP2016060440A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 豊田鉄工株式会社 車両用ペダル装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9740233B2 (en) 2017-08-22
US20150020642A1 (en) 2015-01-22
EP2824535A1 (en) 2015-01-14
EP2824535A4 (en) 2015-12-16
JP5619054B2 (ja) 2014-11-05
CN104160352B (zh) 2016-01-20
WO2013132682A1 (ja) 2013-09-12
EP2824535B1 (en) 2020-01-01
CN104160352A (zh) 2014-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5619054B2 (ja) ペダル操作量検出装置
JP5455851B2 (ja) ペダル操作量検出装置
JP5492360B2 (ja) ペダル操作量検出装置
JP4339349B2 (ja) 車両用操作ペダル装置
JP5443266B2 (ja) 車両用操作ペダル装置
EP2003434B1 (en) Load sensor-equipped operating apparatus
JP5553804B2 (ja) ペダル操作量検出装置
EP1970790B1 (en) Vehicular operating pedal device with load sensor and operating device with load sensor
JP4436452B2 (ja) 荷重センサ付き車両用操作ペダル装置、および荷重センサ付き操作装置
JP4622818B2 (ja) ブレーキ踏力検出装置およびブレーキ踏力検出方法
JP4342574B2 (ja) 荷重センサ付き車両用操作ペダル装置、および荷重センサ付き操作装置
JP5210469B2 (ja) 歪み検出センサ及びこれを用いた踏力検出装置
JP2017026500A (ja) 荷重センサおよびペダル荷重検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5619054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350