JP2011133395A - 放射線検出器および放射線撮影装置 - Google Patents

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明彦 西出
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Abstract

【課題】フォトダイオードアレイの受光面側にシンチレータアレイが積層されており、各シンチレータ間に各リフレクタが挟まれている放射線検出器において、検出素子(シンチレータおよびフォトダイオード)の大きさを小さくしても幾何学的放射線利用効率を高く維持できるようにする。
【解決手段】シンチレータ521の間のリフレクタ532を、シンチレータ521とその配列方向(x)に近接または当接する面の少なくもと一部が放射線透過方向XDに対して傾きを持つように配置または形成する。これにより、リフレクタ532を通り、かつシンチレータ521を通らずにフォトダイオード511側に抜ける放射線7の経路の幅、すなわち幾何学的放射線利用効率に貢献しない領域を狭めるまたは無くすことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、放射線検出器とそれを用いた放射線撮影装置に関する。
従来、X線CT装置等の放射線撮影装置に用いる放射線検出器の一つとして、図14に示すように、フォトダイオードアレイ(photodiode array)の受光面側に、シンチレータアレイ(scintillator
array)が積層されており、このシンチレータアレイを構成する各シンチレータ間にリフレクタ(reflector)が挟まれている放射線検出器がある(例えば特許文献1等参照)。
特開2004−028815号公報
この種の放射線検出器では、通常、図14に示すように、リフレクタが放射線透過方向に対して平行に設けられている。そのため、放射線検出器に到来した放射線のうちリフレクタを通過する放射線は、シンチレータで光に変換されることなくフォトダイオード側に抜けてしまい、検出することができない。したがって、リフレクタの厚さをa、シンチレータの幅をbとすると、放射線検出器における放射線透過方向から見た幾何学的放射線利用効率ηは下式のようになる。
Figure 2011133395
近年、放射線検出器に対しては高空間分解能化が進んでおり、シンチレータの幅bは益々小さくなる方向になる。シンチレータの幅bが小さくなったとき、幾何学的放射線利用効率ηの低下を抑えるには、リフレクタの厚さaをさらに薄くする必要があるが、この薄くすることにも限界がある。そのため、例えば、シンチレータの幅bが0.3〔mm〕まで小さくなったときに、リフレクタの厚さaを0.1〔mm〕以下まで薄くできないと、幾何学的放射線利用効率ηは60%を下回り、悪化する。
このような事情により、検出素子の大きさを小さくしても、幾何学的放射線利用効率を高く維持できる放射線検出器およびそれを用いた放射線撮影装置が望まれている。
第1の観点の発明は、フォトダイオードアレイの受光面側に、シンチレータアレイが積層されており、該シンチレータアレイを構成するシンチレータの間に、光を反射し放射線を透過するリフレクタが設けられている放射線検出器であって、前記リフレクタは、該リフレクタを挟むシンチレータと近接または当接する面の少なくとも一部が放射線透過方向に対して傾きを持つように配置または形成されている放射線検出器を提供する。
第2の観点の発明は、前記リフレクタが、該リフレクタを挟むシンチレータの前記放射線透過方向の投影像同士が接するように、配置または形成されている上記第1の観点の放射線検出器を提供する。
第3の観点の発明は、前記リフレクタが、平板状であり、前記放射線透過方向に対して傾いている上記第1の観点または第2の観点の放射線検出器を提供する。
第4の観点の発明は、前記リフレクタが、前記シンチレータの配列方向と前記放射線透過方向とを含む面による断面が、円弧状、波状、くの字状、または三角波状となるように形成されている上記第1の観点または第2の観点の放射線検出器を提供する。
第5の観点の発明は、前記シンチレータが、互いに異なる二方向に配列されており、前記配列方向が、該二方向の少なくとも一方である上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点の放射線検出器を提供する。
なお、この二方向としては、例えば、放射線検出器がX線CT装置用であれば、チャネル(channel)方向とスライス(slice)方向を考えることができる。
第6の観点の発明は、前記リフレクタが、プラスチック(plastic)、樹脂、または発砲スチロール(foam polystyrene)で構成されている上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の放射線検出器を提供する。
第7の観点の発明は、前記リフレクタが、多孔質である上記第1の観点から第6の観点のいずれか一つの観点の放射線検出器を提供する。
第8の観点の発明は、上記第1の観点から第7の観点のいずれか一つの観点の放射線検出器を備えている放射線撮影装置を提供する。
上記観点の放射線検出器によれば、リフレクタを通り、かつシンチレータを通らない放射線の経路の幅を狭めるまたは無くすことができ、検出素子(フォトダイオードおよびシンチレータ)の大きさを小さくしても幾何学的X線利用効率を高く維持できる。
第一実施形態によるX線CT装置の外観を示す図である。 第一実施形態によるX線管およびX線検出器の斜視図である。 第一実施形態によるX線検出器の全体構成を概略的に示す図である。 第一実施形態によるX線検出器の一部拡大構成図である。 第一実施形態によるX線検出器の一部拡大断面図である。 リフレクタを多孔質とした場合のX線検出器の一部拡大断面図である。 リフレクタの傾斜角度を大きくした場合のX線検出器の一部拡大断面図である。 リフレクタの傾斜角度を小さくした場合のX線検出器の一部拡大断面図である。 第二実施形態の第一例によるX線検出器の一部拡大断面図である。 第二実施形態の第二例によるX線検出器の一部拡大断面図である。 第二実施形態の第三例によるX線検出器の一部拡大断面図である。 第二実施形態の第四例によるX線検出器の一部拡大断面図である。 二層に重ねたX線検出器の一部拡大断面図である。 従来の放射線検出器を示す図である。
以下、発明の実施形態について説明する。なお、これにより発明が限定されるものではない。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態によるX線CT装置の外観を示す図である。図1に示すように、X線CT装置1は、撮影対象をスキャン(scan)して投影データ(data)を収集する走査ガントリ(gantry)2と、撮影対象を載置して撮影空間である走査ガントリの開口部に搬送する撮影テーブル(table)3と、本装置の操作を受け付けたり、収集された投影データを基に画像再構成したりする操作コンソール(console)4とを具備している。走査ガントリ2は、撮影対象をスキャンするためのX線管およびX線検出器を有している。X線CT装置は、発明における「放射線診断装置」の一例である。また、X線検出器は、発明における「放射線検出器」の一例である。
なおここでは、説明の便宜上、図1に示すように、撮影テーブル3による撮影対象の搬送方向をz方向、鉛直方向をy方向、y方向およびz方向に直交する水平方向をx方向とする。
図2は、第一実施形態によるX線管およびX線検出器の斜視図である。
X線検出器5およびX線管6は、走査ガントリ2の開口部を挟んで互いに対向するように設けられており、X線管6のX線焦点6fから照射されたX線7が、X線検出器5で検出されるようになっている。本例のX線検出器5の検出面は、X線7のファンビーム(fan beam)の厚さ方向であるz方向に平行であり、そのファンビームの広がり方向であるチャネル方向(以下、ch方向という)に沿うよう湾曲している。なお、一般的に、X線検出器5に対し、X線管6が設けられた側には、散乱線防止用のコリメータユニットが設けられるが、ここでは図示を省略している。
X線検出器5の構造について詳細に説明する。
図3は、第一実施形態によるX線検出器の全体構成を概略的に示す図である。また、図4は、第一実施形態によるX線検出器の一部拡大構成図である。
X線検出器5は、図3および図4に示すように、フォトダイオードアレイ51の受光面(上面)側に、シンチレータアレイ52が積層された構造を有している。また、シンチレータアレイ52を構成する各シンチレータ521間にはリフレクタ53が挟まれている。フォトダイオードアレイ51は、フォトダイオード511がその受光面を上にしてch方向およびz方向に2次元に配列されたマトリクス構造を有している。シンチレータアレイ52は、略直方形状であるシンチレータ521が、フォトダイオード511とそれぞれ対応するように、ch方向およびz方向に2次元に配列されたマトリクス(matrix)構造を有している。リフレクタ53は、格子状に形成されており、z方向を略厚さ方向とし、ch方向を長手方向とするch方向リフレクタ531と、ch方向を略厚さ方向とし、z方向を長手方向とするz方向リフレクタ532とを、それぞれ所定の間隔を置いて組み合わされた構造を有している。リフレクタ53は、光反射性を有するとともにX線透過性を有している。X線検出器5は、このような構造により、ch方向およびz方向に展開するマトリクス空間の検出素子毎に、入射してきたX線をシンチレータ521で受けて光に変換し、その光を直接またはリフレクタ53を介してフォトダイオード511で受光して電気信号に変換する。
リフレクタ53の構造について詳しく説明する。
第一実施形態では、ch方向に配列されたシンチレータ521を分離する各z方向リフレクタ532は、その少なくとも一部がX線透過方向XDに対して傾きを持つように配置されている。
図5は、第一実施形態によるX線検出器の一部拡大断面図であり、xy平面による断面図を表している。例えば、図5に示すように、各z方向リフレクタ532は、平板状であり、X線透過方向XDに対して、所定の傾斜角度θで傾いている。ここでは、傾斜角度θは、z方向リフレクタ532のch方向の幅(近似的には厚さ)をaとし、y方向の高さをhとしたときに、下式で与えられる角度θ0とする。
Figure 2011133395
つまり、z方向リフレクタ532は、このリフレクタをch方向に挟むシンチレータ521のX線透過方向XDの投影像同士が接するように傾けられている。別の言い方をすれば、z方向リフレクタ532のch方向の両側面におけるch方向に互いに最も近接する点、すなわちz方向リフレクタ532の一方の側面の上端部と反対側の側面の下端部とがX線透過方向XDに一直線上に並ぶように傾けられている。
このような構成であれば、X線透過方向XD上のz方向リフレクタ532の前方または後方(図5の上方または下方)において、シンチレータ521を配置でき、X線7のいずれの経路であってもシンチレータ521を通ることとなり、X線7が光7Lに変換され検出される。例えば、図5を用いて説明すると、z方向リフレクタ532のch方向における中心から右側部分を通るX線7の経路においては、深度の深い部分、すなわちフォトダイオード511に近い部分で、そのz方向リフレクタ532の右側に位置するシンチレータ521を通る。同様に、z方向リフレクタ532のch方向における中心から左側部分を通るX線7の経路においては、深度の浅い部分、すなわちフォトダイオード511から遠い部分で、そのz方向リフレクタ532の左側に位置するシンチレータ521を通る。つまり、z方向リフレクタ532の一部とシンチレータ521とが重なる領域は、幾何学的X線利用効率に貢献することができ、ch方向における幾何学的X線利用効率ηは理論上100%になる。
また、z方向リフレクタ532若しくはリフレクタ53全体は、光反射性が高く、X線吸収係数の小さい部材で構成されることが好ましい。このような部材であれば、z方向リフレクタ532による光反射時の光の減弱を抑えることができ、また、前方にz方向リフレクタ532の一部があり、後方にシンチレータ521の一部がある領域でも、z方向リフレクタ532よるX線7の減弱を抑えることができ、X線7の検出効率を上げることができるからである。このような部材としては、例えば白色のプラスチックや樹脂などを考えることができる。そして、z方向リフレクタ532のX線吸収係数をさらに小さくするために、z方向リフレクタ532を構成する部材を、図6に示すように、多孔質とすることも考えられる。多孔質の孔533の内部は部材がなく、空気やガスなどの気体で満たされたり真空になったりするので、その孔の部分でのX線吸収量が減少し、X線吸収係数がその分小さくなる。
z方向リフレクタ532若しくはリフレクタユニット53の製法について説明する。例えば、酸化チタン等の白色の物質を粉状にして粘性の低い接着剤などと混合し、シンチレータ521のチャネル間に入れて固める。このとき、粘性の低い接着剤に細かい気泡を入れる。あるいは、X線吸収係数の小さい発泡スチロールのような発泡できるプラスチックをシンチレータのチャネル間に入れて固めてもよい。
なお、上記の傾斜角度θは、数式2で与えられる角度θ0に限定されるわけではない。
例えば、図7に示すように、z方向リフレクタを、傾斜角度θが角度θ0より大きい角度θ1であるz方向リフレクタ532aとしてもよい。この場合も、傾斜角度θが角度θ0である場合と同様に、z方向リフレクタ532aを通るX線7の経路においては、いずれの経路であってもシンチレータ521を通ることとなり、幾何学的X線利用効率ηはch方向において100%になる。ただし、この場合には、隣接するチャネル間でいわゆるクロストーク(crosstalk)ができるだけ発生しないようにする必要がある。例えば、図7を用いて説明すると、z方向リフレクタ532aのch方向における中心付近を通るX線7の経路において、深度の浅い部分では同z方向リフレクタ532aの左側に位置するシンチレータ521を通り、深度の深い部分では同z方向リフレクタ532aの右側に位置するシンチレータ521を通ることになる。そのため、同じ経路のX線7であっても、z方向リフレクタ532aを挟んで隣接する2つのシンチレータ521のいずれにおいても光に変換される可能性があり、クロストークが発生する。しかし、傾斜角度θを角度θ0とした場合より、z方向リフレクタ532aのch方向における中心を通るX線7の経路において、シンチレータ521を確実に通るので、幾何学的X線利用効率ηの100%確保を重視する場合には有効である。
また例えば、図8に示すように、z方向リフレクタを、傾斜角度θが角度θ0より小さい角度θ2であるz方向リフレクタ532bとしてもよい。この場合、例えば図8を用いて説明すると、z方向リフレクタ532bのch方向における両端側を通るX線7の経路であれば、シンチレータ521を通るが、中心部分532Rを通るX線7の経路においては、シンチレータ521を全く通らない。そのため、幾何学的X線利用効率ηはch方向において100%にはならない。しかし、傾斜角度θを角度θ0より大きい角度θ1とする場合とは逆に、クロストークが全く発生しないので、クロストークの抑制を重視する場合には有効である。
以上、このような第一実施形態によれば、z方向リフレクタをch方向に所定の傾斜角度θで傾けるので、z方向リフレクタを通り、かつシンチレータ521を通らないX線7の経路の幅、すなわち幾何学的X線利用効率に貢献しない領域を狭めるまたは無くすことができ、シンチレータ521の幅やz方向リフレクタ532の厚さに依らず、ch方向における幾何学的X線利用効率ηを上げることができる。これにより、検出素子の大きさを小さくしても、幾何学的X線利用効率を高く維持できる。
また、第一実施形態では、z方向リフレクタの傾斜角度θを上記の角度θ0としている。すなわち、z方向リフレクタ532をch方向に挟むシンチレータ521のX線透過方向XDの投影像同士が接するように傾けている。別の言い方をすれば、z方向リフレクタのch方向の両側面におけるch方向に互いに最も近接する点が、X線透過方向XDに一直線上に並ぶように配置されている。この場合には、ch方向における幾何学的X線利用効率ηを100%としつつ、クロストークのないX線検出器を実現できる。
(第二実施形態)
第二実施形態では、ch方向に配列されたシンチレータ521を分離する各z方向リフレクタは、そのz方向リフレクタの少なくとも一部がX線透過方向XDに対して傾きを持つように形成されている。つまり、z方向リフレクタを傾けるのではなく、ch方向とX線透過方向XDとを含む面によるz方向リフレクタの断面が曲線を描くように形成されている。
図9は、第二実施形態の第一例によるX線検出器の一部拡大断面図である。この第一例のz方向リフレクタ532cは、その断面がX線透過方向XDに対して円弧を描くように形成されている。
図10は、第二実施形態の第二例によるX線検出器の一部拡大断面図である。この第二例のz方向リフレクタ532dは、その断面がX線透過方向XDに対してくの字状となるように形成されている。
図11は、第二実施形態の第三例によるX線検出器の一部拡大断面図である。この第三例のz方向リフレクタ532eは、その断面がX線透過方向XDに対して波(S字)状となるように形成されている。
図12は、第二実施形態の第四例によるX線検出器の一部拡大断面図である。この第四例のz方向リフレクタ532fは、その断面がX線透過方向XDに対して三角波状となるように形成されている。
以上、このような第二実施形態によれば、z方向リフレクタを、X線透過方向XDに対して曲線を描くように変形させた形状とするので、第一実施形態と同様に、z方向リフレクタを通り、かつシンチレータ521を通らないX線7の経路の幅、すなわち幾何学的X線利用効率に貢献しない領域を狭めるまたは無くすことができ、シンチレータ521の幅やz方向リフレクタ532の厚さに依らず、ch方向における幾何学的X線利用効率ηを上げることができる。これにより、検出素子の大きさを小さくしても、幾何学的X線利用効率を高く維持できる。
また、第二実施形態において、z方向リフレクタは、このリフレクタをch方向に挟むシンチレータ521のX線透過方向XDの投影像同士が接するように形成されている。別の言い方をすれば、z方向リフレクタのch方向の両側面におけるch方向に互いに最も近接する点が、X線透過方向XDに一直線上に並ぶように形成されている。この場合には、ch方向における幾何学的X線利用効率ηを100%としつつ、クロストークのないX線検出器を実現できる。
なお、上記の各実施形態では、説明を簡単にするため、z方向リフレクタの向きや形状のみを変えて、ch方向における幾何学的X線利用効率ηを上げる例を説明している。しかしながら、もちろん同様の手法により、ch方向リフレクタの向きや形状を変えて、z方向における幾何学的X線利用効率ηを上げることもできるし、両方向のリフレクタの向きや形状を変えて、全体での総合的な幾何学的X線利用効率ηを上げることもできる。
また、上記の各実施形態では、X線検出器5は、フォトダイオード511およびシンチレータ521がch方向およびz方向に2次元に配列された構成であるが、フォトダイオード511およびシンチレータ521がch方向にのみ配列された構成であってもよい。
また、上記の各実施形態では、X線CT装置を例に説明しているが、X線CT装置以外の放射線診断装置、例えば、胸部撮影用のX線撮影装置、PET−CT装置、SPECT−CT装置などの例も実施形態に含まれる。また、γ線検出器やこれを用いた撮影装置も実施形態に含まれる。
なお、別の手段になるが、図13に示すように、フォトダイオードアレイ51の受光面に、X線透過方向に平行なリフレクタ532sを含むシンチレータアレイ52を積層してなるX線検出器を、X線透過方向に二層に重ね合せ、各層のX線検出器におけるリフレクタ532sの位置がch方向やz方向において互いに重ならないようにずらして配置するようにしてもよい。この際、一層目のX線検出器におけるフォトダイオードアレイ51と二層目のX線検出器におけるシンチレータアレイ52とが当接するように重ねてもよいし、一層目のX線検出器におけるシンチレータアレイ52と二層目のX線検出器におけるシンチレータアレイ52とが当接するように重ねてもよい。このようにすれば、一層目のX線検出器においてリフレクタ532sによりX線を検出できないX線の経路を、二層目のX線検出器にてカバー(cover)することができ、幾何学的X線利用効率を実質的に略100%とすることができる。
1 X線CT装置
2 走査ガントリ
3 撮影テーブル
4 操作コンソール
5 X線検出器
51 フォトダイオードアレイ
511 フォトダイオード
52 シンチレータアレイ
521 シンチレータ
53 リフレクタ
531 ch方向リフレクタ
532,532a〜532f z方向リフレクタ
533 孔
6 X線管
6f 焦点

Claims (8)

  1. フォトダイオードアレイの受光面側に、シンチレータアレイが積層されており、該シンチレータアレイを構成するシンチレータの間に、光を反射し放射線を透過するリフレクタが設けられている放射線検出器であって、
    前記リフレクタは、該リフレクタを挟むシンチレータと近接または当接する面の少なくとも一部が放射線透過方向に対して傾きを持つように配置または形成されている放射線検出器。
  2. 前記リフレクタは、該リフレクタを挟むシンチレータの前記放射線透過方向の投影像同士が接するように、配置または形成されている請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記リフレクタは、平板状であり、前記放射線透過方向に対して傾いている請求項1または請求項2に記載の放射線検出器。
  4. 前記リフレクタは、前記シンチレータの配列方向と前記放射線透過方向とを含む面による断面が、円弧状、波状、くの字状、または三角波状となるように形成されている請求項1または請求項2に記載の放射線検出器。
  5. 前記シンチレータは、互いに異なる二方向に配列されており、
    前記配列方向は、該二方向の少なくとも一方である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  6. 前記リフレクタは、プラスチック、樹脂、または発砲スチロールで構成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  7. 前記リフレクタは、多孔質である請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線検出器を備えている放射線撮影装置。
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