JP2004071638A - 放射線撮像装置及びそれを用いた放射線撮像システム - Google Patents

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Tomoyuki Yagi
八木 朋之
Masakazu Morishita
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Abstract

【課題】直接型放射線撮像装置では電気回路が光電変換素子の裏面にあるため、何らかの放射線遮蔽がない限り光電変換素子を透過した放射線を浴びてしまい、電気回路の誤動作や損傷を招く。
【解決手段】光電変換素子基板220の変換素子と転送回路基板223の転送回路とを電気的に接続する複数の接続部材211を有する接続基板221を設け、接続部材211は接続基板221の垂線方向に対し一方向に突出するくの字状に形成し、くの字状接続部材211によって転送回路基板223へ入射する放射線を遮蔽する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線を用いて撮像を行う放射線撮像装置に関し、特に、医療診断用或いは非破壊検査用等に好適な放射線撮像装置及びそれを用いたシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体技術の進歩に伴い、その技術を応用し放射線機器のディジタル化が進んでいる。このように放射線機器をディジタル化すると、フィルムや紙で保存していた画像や医療情報をディジタル情報として記録できるばかりでなく、リアルタイムに画像や情報を表示することや、遠隔地へ転送することが可能である。また、新しい原理、材料を用いてより高感度、高性能な装置を誕生させるまでに至っている。
【0003】
このようなX線撮像装置は、従来の蛍光体と感光フィルムの組み合わせではなく、蛍光体で発した光をフォトダイオード等の半導体光センサで検出する方法や、物質の光電効果を利用してX線を電気信号へ変化する材料を用いることで感度の向上が図られている。感度が向上すると、患者に照射する線量を少なくすることができるので、患者の負担を軽減することができる。更に、従来、別々の装置であった静止画撮影と動画撮影を一つの装置で撮影できるため、診断や検診の効率化や患者の負担を軽減できる等のメリットがあり、医療現場の大きな進歩として期待されている。
【0004】
動画撮影が可能なディジタルX線撮像装置には、図15に示すように大きく分けて2種類がある。一つは図15(a)に示す間接型と呼ばれる方法である。この間接型は、患者101を通り患者101の身体情報を担ったX線100を蛍光体102で可視光103に変換し、その光を光ファイバ104を介してフォトダイオード等の半導体光センサ105に集光し、この半導体光センサ105によって電気信号に変換する方法である。106は半導体光センサ105の信号を転送する電荷転送回路である。
【0005】
もう一つは、図15(b)に示す直接型と呼ばれる方法である。直接型は、X線を吸収し光電効果によりX線信号を電気信号に変換する光電変換材料108を用いて、患者107を透過したX線を電気信号に変換する方法である。この光電変換材料108には、アモルファス−セレン(α−Se)等の非結晶材料やGaAsやシリコンといった結晶材料に不純物をドープした層や金属電極を形成しダイオード型の光電変換素子としたものが用いられる。
【0006】
ここで、電気信号を転送する電荷転送回路109または図15(a)に示す間接型の電荷転送回路106には、シリコン半導体上にMOSトランジスタ等のスイッチング素子と電気信号を蓄積するためのキャパシタを2次元マトリックス状に配置し、更に電気信号増幅用のオペアンプ等を組み込んだものが用いられる。電荷転送回路に結晶シリコンを材料とした電子回路を用いるのは高速動作が可能なためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、結晶シリコンを用いた電子回路はX線照射に対し弱いことが問題であった。即ち、X線が半導体中に照射されると、原子同士の結合が切断され結晶欠陥を誘発してしまう。特に、多量のX線が照射され、結晶欠陥がトランジスタの形成されている部分に多量に発生すると、トランジスタのスイッチング動作異常を引き起こし、回路の誤動作や電子回路の故障を引き起こす問題があった。そのため、何らかの方法でX線が結晶シリコンを用いた電荷転送回路に照射されないようにする必要があった。
【0008】
そこで、間接型の装置では、半導体光センサに光を集光するファイバに放射線遮蔽効果を持たせて出来るだけ結晶シリコンで作られた回路に放射線が照射されないようにしているが、ファイバに鉛を添加するためファイバが蛍光体で発生した光を吸収し撮像装置の感度が低下する問題があった。よって、間接型の装置ではX線を遮蔽しようとすると、その分、可視光も遮蔽することになるため、電子回路自身にX線に対する耐性性を持たせ、感度低下をできるだけ防ぐほか手段がなかった。
【0009】
一方、直接型では、電荷転送回路が光電変換素子の裏面にあるため、何らかのX線遮蔽物が無い限り光電変換素子を透過したX線をじかに浴びてしまう。そこで、光電変換素子と電荷転送回路との接続に伝導性があり、且つ、X線遮蔽に有効な材料を用いて形成した例えば、光電変換素子と電荷転送回路を接続するバンプメタルを大きく長くすることでX線に対する遮蔽能力を向上することが考えられる。しかし、バンプメタルは垂直方向にしか形成できないため、バンプメタルがない部分はX線の照射にさらされてしまい、バンプメタル直下の電荷転送回路上にトラにジスタを形成することになってしまうため、X線から保護することができなかった。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、確実に放射線を遮蔽し、光電変換素子の感度低下を損なうことなく、転送回路を保護することが可能な放射線撮像装置及びそれを用いた放射線撮像システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は前記接続基板の垂線方向に対しくの字状に折り曲げられ、前記くの字状接続部材によって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は前記接続基板の垂線方向に対しくの字状に折り曲げられ、前記くの字状接続部材をその投影像が前記転送回路基板の全面を覆うように配置することによって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は柱状部の位置によって張り出し部の位置が異なる複数の種類の接続部材から成り、前記複数の種類の接続部材を隣接する張り出し部同士が接触しないように、且つ、前記張り出し部同士が互いに重なり合うように配置することによって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は螺旋状形状を有し、前記螺旋状接続部材を隣接する接続部材同士が接触せずに、且つ、互いに重なり合うように配置することによって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置を制御する制御回路と、前記放射線撮像装置からの信号を処理する画像処理部と、前記画像処理部からの信号に基づいて画像を表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
本発明においては、放射線遮蔽用接続部材によって放射線から電荷転送回路を遮蔽することができ、光電変換素子の感度の低下を招くことなく、確実に放射線照射から電荷転送回路を保護することが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施形態)
図1(a)は本発明による放射線撮像装置の第1の実施形態を示す層構成図である。図中200は窒化シリコンまたは絶縁性の樹脂によって形成され、上部電極201を保護するための保護層である。上部電極層201は光電変換素子に電圧を印加する電極であり、金または金と他の金属の合金である。203はX線等の放射線に対し感度を有するN型の高抵抗(10Ωcm程度)GaAs基板、202は有機金属気層堆積法(MOCVD法)等で堆積したP型GaAs層、204は有機金属気層堆積法(MOCVD法)等で堆積したN型GaAs層である。
【0019】
また、205はスパッター等で堆積したAu等の金属膜である画素電極、206は化学気層堆積法(CVD)で堆積したシリコン窒化膜(SiNx)である。更に、207はバンプメタル208を形成するためのバリアメタルで、チタンとパラジウム、金をスパッタで積層したものである。バンプメタル208はメッキ処理で形成した金のバンプメタルである。ここで、保護層200、上部電極201、P型GaAs層202、高抵抗N型GaAs層203、N型GaAs層204、画素電極205、シリコン窒化膜層206、バリアメタル207、バンプメタル208から成る素子を光電変換素子220(光電変換素子基板)とする。
【0020】
210は絶縁性の樹脂等で作られた接続基板基台であり、接続基板221の基台となるものである。接続基板221は光電変換素子220と後述する転送回路基板223を電気的、機械的に接続するのに用いられる。211は接続基板221に埋め込まれた形で形成され、放射線遮蔽機能と光電変換素子と転送回路基板を電気的、機械的に接続する接続機能を兼ねた放射線遮蔽用接続部材である。接続部材211はくの字状に形成され、このくの字の突出方向が横方向(縦方向でもよい)に向いた状態で配置されている。
【0021】
212は208と同様のバンプメタル、213は結晶シリコン基板上に金属−酸化膜−半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)等で作られた光電変換素子の各画素からの信号を転送するための転送回路、223は複数の転送回路213を有する転送回路基板である。
【0022】
光電変換素子220と転送回路基板223は、接続基板221を介して接続されている。この場合、光電変換素子220のバンプメタル208と接続基板221の接続部材211が半田209で、接続基板221の接続部材211と転送回路基板223のバンプメタル212が半田209でそれぞれ接続されている。なお、放射線としてはX線、β線、γ線等があるが、ここではX線を用いるものとする。これは以下の全ての実施形態において同様である。
【0023】
本実施形態では、図2(b)に示すように接続部材211をくの字型に形成することにより、放射線が素通りすることなく、確実に放射線を遮蔽することが出来る。これにより、転送回路213においてトランジスタを形成する領域の制限を無くすことができる。
【0024】
ここで、接続部材211の傾きについて図2を用いて定義する。接続部材211の傾き角は放射線の入射面から見て、隣接する接続部材の投影像同士が重なるようにしなければならない。よって、図2に示すように放射線遮蔽接続部材aの上部左端Q1が放射線遮蔽接続部材bの右端Q2(中央部)よりも左側にないといけいない。この条件を満たす角度θは、接続基板221の厚み:t、接続部材の半径(接続部材は断面円形のものを折り曲げている):r、画素ピッチ:Pとすると、
【0025】
【数3】
Figure 2004071638
【0026】
【数4】
Figure 2004071638
と定義することができる。接続部材が重なっているほど、ムラなく放射線を遮蔽できるのは言うまでもない。
【0027】
放射線遮蔽接続部材211の材料としては、放射線遮蔽能力を考えると鉛が望ましいが、タングステン等の他の金属材料でも構わない。この場合、電極の厚さを厚くし放射線を遮蔽できる十分な厚みにする。
【0028】
図3は図1の光電変換素子(光電変換素子基板)220の製造プロセスを示す図である。まず、図3(a)に示すように高抵抗のP型GaAs基板203にMOCVD法によりN型GaAs層204を3000Å堆積し、続いてスパッターでAuを1μm蒸着する。その後、図3(b)に示すようにリソグラフィーによってパターニングし、エッチングすることで画素電極205を形成する。更に、図3(c)に示すようにN型GaAs層204と画素電極205を保護する目的でシリコン窒化膜206をCVD法によって1μm堆積する。
【0029】
反対の面に図3(d)に示すようにMOCVD法でP型GaAs層202を3000Å、スパッターで上部電極201となるAuを1μm堆積する。次いで、その上にCVDによって窒化シリコン膜を1μm堆積し、保護層200(図3では図示せず)を形成する。また、図3(e)に示すように画素電極205のある側の窒化膜をリソグラフィーとエッチングを用いて開口し、図3(f)に示すようにバリアメタル207を順次堆積し、最後に図3(g)に示すようにメッキ処理により金のバンプメタル208を形成する。
【0030】
ここで、光電変換素子の大きさはGaAs半導体基板として4インチのウェハーを使用すると、最大で68mm四方のセンサーが得られ、また、放射線検出能力を考えると厚さは600μm以上が望ましい。また、1画素を160μmピッチで設計すると1枚の光電変換素子の画素数は400×400画素となる。
【0031】
また、バンプメタル208の径は大きいほど、転送回路基板との接続抵抗を小さくできるが、貼り合わせ時のずれに対するマージンが小さくなる。逆に、径が小さいと接続抵抗が大きくなる。以上により、バンプメタル208の径は接続抵抗とずれに対するマージンを考慮して最適な径に形成するのが望ましい。また、バンプメタル208の高さは貼り合わせる際に用いる接着剤の塗布厚さから逆算し決定する。
【0032】
次に、光電変換素子の動作原理について図4を用いて説明する。本実施形態では、光電変換素子としてPN型フォトダイオードを用いている。図4(a)は光電変換素子の層構成を、図4(b)は電圧を印加しない平衡状態のバンドダイアグラムを、図4(c)は光電変換素子の上部電極201にマイナスの電位を与えた時の光電変換素子のバンドダイアグラムを示す。
【0033】
図4(b)に示すように10Ωcm程度の抵抗率を持つN型GaAs基板203を用いた場合、上部電極201に電圧を印加しない状態では、PN接合のビルトイン電圧によって高抵抗N型GaAs層203の電子401はN型GaAs層204へ、正孔402はP型GaAs層202へ拡散するため、高抵抗N型GaAs基板203内はキャリアが枯渇した層、空乏層403が形成される。
【0034】
この空乏層403では電子/正孔の濃度が極めて低いため、光電効果によって発生した電子/正孔が再結合によって消滅する時間は非常に長い。しかしながら、PN接合によるビルトイン電圧はせいぜい1V程度であり、光電効果によって発生した電子/正孔が消滅する前に電子をN型GaAs層204へ、又は正孔をP型GaAs層202へ移動させるに十分なエネルギーを与えることが出来ない。
【0035】
このため、図4(c)に示すように上部電極201にマイナス電圧を与えて電子をN型GaAs層204へ、または正孔をP型GaAs202層へ移動させるようにすることで、光電効果によって発生した電子/正孔を電気信号として取り出すことが出来る。
【0036】
また、光及び放射光が照射されない場合、光電変換素子が流す電流は空乏層で熱的に発生したキャリアによるもので、光電効果により発生する電流に比べてごく僅かである。以上により、光電変換素子は照射された光量に応じた電気信号を発生することができる。
【0037】
次に、本実施形態に用いる接続基板221の製造プロセスを図5を参照して説明する。接続基板221は以下の手順によって作製する。
【0038】
まず、図5(a)に示すように接続部材となる材料を針金状にし、くの字型に加工する。この針金502を専用の電極固定治具501を用いて画素ピッチ間隔に並べる。治具501には画素ピッチ間隔の穴が開いており、この穴に針金502を通すことで針金を固定する。また、針金部材が倒れたり、傾いたりしないように針金502は両端で固定する。
【0039】
次いで、図5(b)に示すようにこの画素ピッチ間隔に並んだ針金502の側面から絶縁性の樹脂(絶縁材)503を流し込み樹脂で針金502を覆う。この樹脂が図1の接続基板基台210となる。この樹脂の注入は樹脂が流れない部分が発生しないように絶縁性樹脂の粘性と流し込む圧力を最適化した条件で行う。次に、図5(c)に示すように樹脂が硬化した後、治具501を切り離し、更に、図5(d)に示すように両端を切削、研磨してくの字状接続部材211を有する接続基板221が完成する。
【0040】
図6は転送回路の1画素に相当する回路図を示す。図中600は、図1に示すGaAs基板を用いた光電変換素子であり、1画素は画素電極205の1個分である。601は光電変換素子からの電気信号をオン/オフするための転送トランジスタ、602はソースフォロアトランジスタ603のゲート電位をリセットするためのリセットトランジスタである。トランジスタ603はソースフォロアとして動作し、ゲート電圧に応じた電流を流すためのソースフォロアトランジスタである。
【0041】
また、604は画素の信号転送をオン/オフするための画素選択トランジスタ、605は複数の画素が接続されている信号線、606は光電変換素子の上部電極、607は光電変換素子の上部電極に電圧を印加するための電源である。また、608、609、610はそれぞれリセットトランジスタ602、転送トランジスタ601、画素選択トランジスタ604のゲートラインであり、各々トランジスタを制御するための電源と接続されている。612は電流源である。
【0042】
なお、光電変換素子及び上部電極は転送回路には含まれないが、便宜上図示している。転送トランジスタ及びリセットトランジスタはN−チャネルMOSFET、ソースフォロアトランジスタ、画素選択トランジスタは、P−チャネルMOSFETである。
【0043】
次に、光電変換素子で発生した電気信号の読み出し動作について図7を参照して説明する。まず、図7(a)に示すように放射線が照射されると、光電変換素子は光電効果によって放射線のエネルギー及び放射線の照射時間に比例した電荷を発生する(図7(b))。この時、転送用トランジスタ601のゲートVg1は図7(c)に示すようにローレベルになっており、転送用トランジスタ601はオフされていて、転送用トランジスタ601のドレイン部に電荷が蓄積される。
【0044】
一方、リセットトランジスタ602のゲート電圧Vg3は図7(h)に示すようにハイレベルとなっており、リセットトランジスタ602はオンされていて、ソースフォロアトランジスタ603のゲート電圧Vgsは図7(d)に示すようにリセット電位となる。
【0045】
放射線の照射が終わると、図7(h)に示すようにVg3をローレベルにしてリセットトランジスタ602をオフする。また、図7(c)に示すようにVg1をハイレベルとし、転送用トランジスタ601をオンして、光電変換素子で発生した電荷をソースフォロアトランジスタ603のゲート電極へ転送する。ソースフォロアトランジスタ603のゲート電極に電荷が蓄積することで、ソースフォロアトランジスタ603はゲート電圧Vgs(図7(d))に応じたドレイン電流Is(図7(e))を流すことができる。画素の信号を読み出すのは、図7(f)に示すようにVg2をローレベルとし、画素選択トランジスタ604をオンすることで、ドレイン電流Isを図7(g)に示すようにIsigとして信号線605へ流すことで行う。
【0046】
図8は図6に示す回路を3×3画素のマトリックス状に配置し、更に、読み出し用のアンプやMOSFETのゲート駆動用のシフトレジスタ等を配置して、放射線撮像装置を構成した場合の一例を示すブロック図である。
【0047】
図6の回路をマトリックス状に配置した場合、Vg2(602のゲートライン)は横方向の画素と共通であり、シフトレジスタ803に接続される。図8ではVg2−1〜Vg2−3として示す。また、Vg3(608のゲートライン)は各画素共通で、図8のVg3電源808によってすべての画素のリセットトランジスタ602が同時に制御される。更に、リセット電圧VrはVr電源810から各画素に供給される。Vg1(609のゲートライン)もVg3と同様に各画素共通で、Vg1電源809から供給される。Vs電源807は光電変換素子に印加する電圧源、電流源811は各画素のソースフォロアトランジスタのソースへ電流を供給する電流源である。
【0048】
また、Amp1 、Amp2、 Amp3は電荷蓄積型のオペアンプであり、信号線に流れる電流を増幅し、電流に比例した電圧を出力する。801はマルチプレクサであり、Amp1 、Amp2、 Amp3から送られた信号をシリアル信号に変換し、アナログ−デジタル変換回路802(ADC)へ転送する。また、Amp1 、Amp2、 Amp3は増幅率の切り替えができ、必要な感度が得られるよう増幅率を切り替えることが出来るものとする。
【0049】
次に、各画素の読み出し動作について説明する。図7で説明したように放射線を照射し、光電変換素子で発生した電荷を各画素のソースフォロアトランジスタ603のゲート電極に蓄積した状態にする。ここで、シフトレジスタ803によって横1列の画素選択トランジスタ604をオンする。
【0050】
即ち、図8のVg2−1をローレベルとし、横1列の画素選択トランジスタ604(図8では、Tr11、Tr12、Tr13とする)をオンする。画素選択トランジスタがオンすることで、その画素に蓄積した電荷に応じた電流がSig1、Sig2、Sig3へ流れ込む。Amp1、Amp2、Amp3ではそれぞれ電流を増幅し、マルチプレクサ801へ転送する。
【0051】
マルチプレクサ801は送られた信号をシリアル信号に変換しADC802に転送する。ADC802はマルチプレクサ801から送られた各画素の信号をデジタル値へ変換する。次の画素を読み出すには、Amp1、Amp2、Amp3をリセットし、信号線の既成容量に蓄積した電荷をリセットし、Vg2−1をハイレベルとしてトランジスタTr11〜TR13をオフする。その後、上述と同様に今度はVg2−2をローレベルとして次のラインの画素選択トランジスタをオンし、以下、順次画素選択トランジスタを1ライン毎にオンすることで各ラインの画素の読み出しを行う。
【0052】
ここで、動画像の撮像の場合には、上述の動作を上(又は下)のラインの画素から順に行い、一番下(又は上)のラインの画素を読み終えたら次に上(下)のラインの画素から読み出す動作を繰り返し行う。
【0053】
なお、図8では画素数は3×3画素としたが、これに限るものではない。例えば、一般的なレントゲン撮影を網羅するには、放射線撮像素子の有効画素領域は40cm×40cm程度必要となる。仮に、160μmの画素とすると光電変換素子の画素数は2688×2688画素となる。
【0054】
また、転送回路基板223のトランジスタの動作は動画のフレーム数や1ラインの画素数で最適化する。例えば、縦2688ラインの光電変換装置で1秒間に30フレーム(1秒間に30枚の画像を取得する)を実現するならば、横1ライン読むのに許容される時間は12.4μsecとなる。転送回路のトランジスタの駆動速度は必要なフレーム数に応じて可変され、トランジスタの設計はそれに即したものである。
【0055】
更に、Amp1 、Amp2、 Amp3やマルチプレクサ801、シフトレジスタ803は画素と同一の基板に形成したものでも構わないし、別々にして作製し、あとで画素の形成された基板に接続しても構わない。
【0056】
図9は本実施形態の基板構成の例を示す。放射線撮像装置は図9に示すように9枚の光電変換素子220と1枚の接続基板221と4枚の転送回路基板223とで構成されている。接続基板221が1枚であると、光電変換素子220と転送回路基板223を別々の枚数で貼り合わせることができるため、用意できる光電変換素子220や転送回路基板223のサイズに融通が利くことが特徴である。また、1枚の基板へ貼り合わせることから、位置ずれの問題や機械的強度の面でも有利である。
【0057】
放射線撮像装置の組み立ては、光電変換素子220と接続基板221を貼り合わせた後、各光電変換素子220の上部電極201を接続し、その後、転送回路基板223との貼り合わせを行う。その後、接続基板221と転送回路基板223とを貼り合わせ、図9では図示していないが、光電変換素子220上部電極201と転送回路基板223に組み込まれた電源との接続、光電変換素子上面の保護層200の形成を行う。
【0058】
図10は本発明の放射線撮像装置を用いた放射線撮像システムの一例を示すブロック図である。図中1101はコントロール用のコンピュータである。このコントロールコンピュータ1101により放射線撮像装置を含む各部の制御を行う。1102は画像処理装置であり、放射線撮像装置から送られてくる画像信号を動画または静止画として加工し、ディスプレイ1104やコントロールコンピュータ1101へ転送する。
【0059】
また、1103はハードディスクや光磁気ディスク等の記録装置であり、画像や患者情報等を記録する。1105はシステムの制御卓であり、管球の設定等の撮影条件や患者情報等を入力するのに用いられる。1107は放射線撮像装置の制御装置であり、コントロールコンピュータ1101からの信号の転送を行う。1108は電源であり、制御回路1107や放射線撮像装置1109へ必要な電圧を供給する。1109は前述の実施形態で説明した放射線撮像装置、1110は放射線撮像装置を覆う筐体である。また、1106はX線爆射スイッチ、1111はX線源、1112はX線源を駆動するための電源である。なお、放射線撮像装置としては後述する実施形態の放射線撮像装置を用いても良い。
【0060】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図11(a)は本実施形態の接続基板221の平面図、図11(b)は断面図である。なお、図11では接続基板221の構成のみを示しているが、その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0061】
本実施形態では、第1の実施形態と比べてくの字状の放射線遮蔽用接続部材211の配置が異なっている。即ち、図11(a)に示すように接続部材211が画素の配列方向に対して所定角度(45度)傾いた状態で配置されている。このように接続部材211を配置すると、接続部材211の投影像が転送回路基板223全体を覆うように見える。この結果、接続部材211によって転送回路基板223の殆どを覆うことができる。これにより、トランジスタを形成する領域に関する制限がなくなり、トランジスタの大型化や配線の幅広化によって電荷転送回路の性能向上を望める。
【0062】
また、本実施形態では、接続部材211が接続基板221の対角方向に向かって傾いている。この場合、第1の実施形態と同様に必要な接続部材211の傾きは接続基板221の対角線上に見て隣接する接続部材と重なる角度である。即ち、接続部材211の接続基板221の垂線方向に対する角度θは、画素ピッチP、接続部材半径r、接続基板の厚みtとすると、見かけ上ピッチが√2されたのと同じになるから、
【0063】
【数5】
Figure 2004071638
と表せる。
【0064】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図12は本発明の第3の実施形態の接続基板を示す。なお、図12では接続基板のみ示しているが、その他の構成は第1の実施形態と同様である。図12(a)は放射線遮蔽接続部材の種類、図12(b)は接続部材の配列方法、図12(c)は接続部材の並びをそれぞれ示す。
【0065】
本実施形態では、図12(a)に示すように接続基板221内の接続部材250は直径の違う円柱を2つ組み合わせており、直径の大きい部分(張り出し部)が形成されている位置によって形状A〜Dの4種類がある。この4種類の接続部材を図12(b)に示すように配置することで、互いに接することなく、転送回路基板への放射線を完全に遮蔽することができる。図12(c)はこの場合の接続部材A、B及び接続部材C、Dの並びを示す。
【0066】
なお、この時、張り出している円柱部分の半径は、素抜け部分が出来ないように画素ピッチの√2倍より大きくなくてはならない。大きく張り出している円柱の厚みは放射線を遮蔽するのに十分な厚みを有していることは言うまでも無い。また、放射線遮蔽接続部材の材料は放射線遮蔽能力を考えると鉛が望ましいが他の金属材料でも構わない。
【0067】
ここで、この接続部材を用いた接続基板の厚みtは、張り出している円柱の厚みをW、円柱同士のギャップをdと置くと、
t=4W+3d+2α
と定義できる。ここで、αは図12(c)に示すように接続基板221が光電変換素子基板220及び転送回路基板223と接続する面から、一番近い、接続部材の張り出し面までの距離である。また、円柱同士のギャップdは、画素間のクロストークが起きないように最適化されたものを用いるものとする。
【0068】
図13は本実施形態の接続基板の製造プロセスを示す図である。接続基板は以下の手順によって作製する。
【0069】
まず、接続部材の材料を図12に示す4種類の形状へ加工した後、図13(a)に示すように接続部材250を専用の治具501を用いて画素ピッチ間隔に並べる。治具501には画素ピッチ間隔の穴があいており、この穴に接続部材を通すことで接続部材を固定する。また、接続部材が倒れたり、傾いたりしないように接続部材は両端で固定する。
【0070】
次いで、図13(b)に示すようにこの画素ピッチ間隔に並んだ接続部材の側面から絶縁性の樹脂(絶縁材)503を流し込み樹脂で接続部材を覆う。この樹脂が接続基板基台210となる。この樹脂の注入は樹脂が流れない部分が発生しないように絶縁性樹脂の粘性と流し込む圧力を最適化した条件で行う。次に、樹脂が硬化した後、図13(c)に示すように治具501を切り離し、その後、図13(d)に示すように樹脂と接続部材の両端を切削、研磨して接続基板221が完成する。
【0071】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図14は本発明の第4の実施形態における接続基板を示す。なお、図14では接続基板の構成のみを示しているが、その他の構成は第1の実施形態と同様である。図14(a)は本実施形態の特徴である螺旋構造を持つ接続部材260を有する接続基板の断面図、図14(b)はその接続部材260の形状を示す図である。本実施形態では、接続基板内に埋め込まれている接続部材260は図14(b)に示すようにばねのような螺旋構造になっている。
【0072】
図14(c)は4×4画素の場合における接続基板の断面図であり、図14(a)を90度回転させた場合の側面から見た図と上面から見た図を示している。図14(c)に示すように隣接する接続部材260は互いに接触せずに重なり合っている。このような構造にするためには、螺旋構造部はすべて同ピッチであり、ピッチは螺旋を形成する接続部材の線材の直径を考慮し互いに接触しないように最適化している。
【0073】
ここで、放射線が照射される面からの投影像は、螺旋構造の中心部の空孔が光電変換基板と接続する部分の接続部材で塞がれるため、完全に円形となり接続部材の材料及び直径、螺旋の巻き数を適切とすることで、放射線から転送回路基板を遮蔽することが出来る。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、結晶シリコン等の電気回路を放射線照射による損傷から防ぐことができ、高感度且つ高信頼性の放射線撮像装置を実現することができる。従って、本発明を医療診断分野に用いることにより、動画撮影等において患者の被曝量低減或いは動画の画質向上により質の高い医療を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放射線撮像装置の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の実施形態の放射線遮蔽接続部材の傾きを説明する図である。
【図3】図1の実施形態の光電変換素子の製造プロセスを示す図である。
【図4】図1の実施形態の光電変換素子の動作原理を説明する図である。
【図5】図1の実施形態の接続基板の製造プロセスを説明する図である。
【図6】図1の実施形態の転送回路を示す回路図である。
【図7】画素の読み出し動作を説明するタイムチャートである。
【図8】図1の放射線撮像装置を用いて3×3画素とした場合の放射線撮像装置の一例を示すブロック図である。
【図9】図1の実施形態の基板の層構成を示す図である。
【図10】本発明の放射線撮像装置を用いた放射線撮像システムの一例を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態を示す図である。
【図13】図12の実施形態の接続基板の製造プロセスを説明する図である。
【図14】本発明の第4の実施形態を示す図である。
【図15】従来のX線撮像装置の直接型と間接型を説明する図である。
【符号の説明】
200 保護層
201 上部電極
202 P型GaAs層
203 高抵抗N型GaAs層
204 N型GaAs層
205 画素電極
206 シリコン窒化膜層
207 バリアメタル
208、212 バンプメタル
209 半田
210 接続基板基台
211 放射線遮蔽用接続部材
213 転送回路
220 光電変換素子
221 接続基板
223 転送回路基板
250、260 接続部材
501 固定治具
502 針金
503 絶縁材
600 光電変換素子
601 転送用トランジスタ
602 リセット用トランジスタ
603 ソースフォロワトランジスタ
604 画素選択トランジスタ
605 信号線
801 マルチプレクサ
802 アナログ−デジタル変換回路
803 シフトレジスタ
1101 コントロールコンピュータ
1102 画像処理装置
1103 外部記録装置
1104 ディスプレイ
1105 制御卓
1106 X線爆射スイッチ
1107 制御装置
1108 電源
1109 放射線撮像装置
1110 筐体
1111 X線源
1112 X線源用電源

Claims (11)

  1. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は前記接続基板の垂線方向に対しくの字状に折り曲げられ、前記くの字状接続部材によって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記くの字状接続部材の前記接続基板の垂線方向に対する屈曲角度θは、画素ピッチをP、接続部材の極半径をr、前記接続基板の厚さをtとする場合、
    Figure 2004071638
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は前記接続基板の垂線方向に対しくの字状に折り曲げられ、前記くの字状接続部材をその投影像が前記転送回路基板の全面を覆うように配置することによって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする放射線撮像装置。
  4. 前記くの字状接続部材の前記接続基板の垂線方向に対する屈曲角度θは、画素ピッチをP、接続部材の半径をr、前記接続基板の厚さをtとする場合、
    Figure 2004071638
    を満足することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は柱状部の位置によって張り出し部の位置が異なる複数の種類の接続部材から成り、前記複数の種類の接続部材を隣接する張り出し部同士が接触しないように、且つ、前記張り出し部同士が互いに重なり合うように配置することによって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする放射線撮像装置。
  6. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子を有する変換素子基板と、前記変換素子の信号を転送する複数の転送回路を有する転送回路基板と、前記変換素子基板と前記転送回路基板とを電気的に接続する複数の接続部材を有する接続基板とを含み、前記接続部材は螺旋状形状を有し、前記螺旋状接続部材を隣接する接続部材同士が接触せずに、且つ、互いに重なり合うように配置することによって前記転送回路基板へ入射する放射線を遮蔽することを特徴とする放射線撮像装置。
  7. 前記変換素子は結晶半導体を用いた変換素子であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放射線撮像装置。
  8. 前記転送回路基板は、結晶半導体基板の上に複数の金属−酸化膜−半導体トランジスタで構成される転送回路を持つことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放射線撮像装置。
  9. 前記接続基板1枚に対し、前記変換素子基板を複数及び前記転送回路基板を複数接続したことを特徴とする請求項1〜8に記載の放射線撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置を制御する制御回路と、前記放射線撮像装置からの信号を処理する画像処理部と、前記画像処理部からの信号に基づいて画像を表示する表示部とを備えたことを特徴とする放射線撮像システム。
  11. 前記画像処理部の出力信号を記録する記録装置を有することを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像システム。
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