JP2001058881A - 複合シンチレータ材料及びそれの製造方法 - Google Patents

複合シンチレータ材料及びそれの製造方法

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JP2001058881A JP2000133933A JP2000133933A JP2001058881A JP 2001058881 A JP2001058881 A JP 2001058881A JP 2000133933 A JP2000133933 A JP 2000133933A JP 2000133933 A JP2000133933 A JP 2000133933A JP 2001058881 A JP2001058881 A JP 2001058881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光検出器の空間分解能を向上させるような光
学的に非等方性の複合材料を提供する。 【解決手段】 光学的に非等方性の複合材料(3)は、
2種の材料、すなわち透明な光学母体材料(1)と、該
母体材料中に埋込まれて互いに実質的に平行である光吸
収性又は光反射性の繊維(2)とを含んでいる。母体材
料はシンチレータであり得るが、その場合、繊維は繊維
の方向に沿って光検出器セルに向けてシンチレーション
光を導くために役立ち、空間分解能を向上させる。複合
材料は、高空間分解能のX線装置(CTスキャナ)又は
電磁放射検出装置に使用することができる。複合材料を
製造するには、犠牲繊維の周囲に粉末を配置して静水圧
圧縮成形を施し、犠牲繊維を除去し、成形体を焼結して
穴のある透明な母体材料を形成し、次いで光反射性又は
光吸収性の繊維材料を穴に充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に非等方性
の複合材料、光学的に非等方性の複合材料の製造方法、
及び光学的に非等方性の複合材料を光学的検出のために
使用する装置に関する。本発明はまた、透明な多結晶質
セラミック材料(たとえば、X線シンチレータ材料)を
含むような光学的に非等方性の複合材料にも関する。
【0002】
【従来の技術】医学診断及び工業的検査においては、物
体を通過したX線を高い空間分解能で検出することが要
求される。たとえば、典型的な計算器断層撮影装置(又
はCTスキャナ)においては、X線源及びX線検出器ア
レイが被験者の両側に配置され、そして互いに一定の関
係を保ちながら被験者の回りに回転させられる。固体シ
ンチレータを用いたCTスキャナにおいては、セル(又
は素子)のシンチレータ材料が該セルに入射したX線を
吸収し、そして光を放出する。この光が、該セルに対応
した光検出器によって捕集される。このように、興味の
対象を成す電磁放射であるX線がシンチレータ材料を刺
激又は励起すると、シンチレータ材料はシンチレーショ
ン放射(たとえば光)を放出する。かかるデータ収集に
際しては、検出器アレイ中の各々のセル(又は素子)は
該セル中における現在の光強度を表わす電気出力信号を
生み出す。これらの出力信号を処理することにより、C
Tスキャナ業界において公知のごとくにして被験者の画
像が作成される。
【0003】診断目的又は検査目的のX線測定に際して
患者に照射すべきX線量を最少限に抑えるため、実質的
に全ての入射X線をシンチレータ材料中に吸収すること
が望ましい。また、実質的に全ての入射X線を捕集する
ためには、シンチレータ材料はX線の進行方向において
実質的に全てのX線を阻止するのに十分な厚さを有して
いなければならない。かかる厚さは、X線のエネルギー
及びシンチレータ材料のX線阻止能に依存する。
【0004】シンチレータ中においてX線により発生さ
れる光の実質的に全てが光検出器によって捕集されるよ
うにするためには、シンチレータの厚さが増大するのに
伴い、発生される光に対するそれの透明度も増加しなけ
ればならない。X線によって発生される光の全てを捕集
すれば、装置の総合効率、SN比、及び入射する刺激放
射線(すなわち、X線)の量を測定し得る精度が最大と
なる。更にまた、シンチレータの厚さが増大するのに伴
い、ホトダイオードの反対側のシンチレータ表面付近に
おいて発生された光は「拡散」を引起こすために比較的
長い距離を有することになる。光の「拡散」とは、特定
の光検出器セルの直上のシンチレータ領域に入射したX
線によって発生された光がその特定の光検出器セルによ
って検出器されずに隣接するセルによって検出されるこ
とを意味する。その結果、検出器の空間分解能は低下す
る。
【0005】これらの問題を解消するために使用される
方法の1つは、繊維束の状態に延伸することのできるガ
ラスでシンチレータを製造するというものである。繊維
を被覆したり、また暗色の繊維を散在させたりすれば、
光の拡散を低減させ、それによって空間分解能を改善す
ることができる。しかしながら、この材料の欠点の1つ
は、非晶質構造のためにガラスシンチレータは刺激X線
から可視光へのエネルギー変換の効率が本質的に低いこ
とである。X線シンチレータ材料の効率とは、吸収され
て光を発生するX線エネルギーの百分率である。ガラス
シンチレータはまた、残光や放射線損傷のごときシンチ
レーション特性も比較的悪く、そのためにそれらの有用
性は制限される。
【0006】X線検出用シンチレータにおける残光は、
X線励起によってシンチレータから発生するルミネセン
スがシンチレータによるX線の吸収から長時間後にもま
だ観測されるという現象である。X線を吸収するとシン
チレータは光を放出するが、その光の強度は指数関数的
速度で急速に減衰する。加えて、シンチレータは強度の
より低い光をも放出するが、この光の強度は遥かにゆっ
くりと減衰する。このようにゆっくりと減衰する光は残
光と呼ばれる。
【0007】X線シンチレータ材料における放射線損傷
は、刺激X線に応答してシンチレータ材料により放出さ
れる光の量が高放射線量への暴露後に変化するようなシ
ンチレータ材料の特性である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の説明に基づけ
ば、光検出器の空間分解能を向上させるような光学的に
非等方性の複合材料を提供することは望ましいわけであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の実施の一態様に
従えば、2種の材料から成る光学的に非等方性の複合材
料が提供される。かかる複合材料は、透明な光学母体材
料と、透明な光学母体材料中に埋込まれた繊維とから成
っている。透明な光学母体材料は、たとえば多結晶質の
材料であり得る。繊維は光吸収性又は光反射性を有する
と共に、互いに実質的に平行に配置されている結果、繊
維の方向に沿って光を導くために役立つので有利であ
る。
【0010】光学的に非等方性の複合材料がシンチレー
タ材料であるような本発明の実施の態様においては、良
好なエネルギー変換効率、残光特性及び放射線損傷特性
を有する材料を提供することが望ましい。
【0011】本発明の別の実施の態様に従えば、高空間
分解能のX線装置が提供される。かかるX線装置は、X
線源と光学的に非等方性の複合シンチレータ材料とを含
んでいる。光学的に非等方性の複合シンチレータ材料
は、X線を吸収してシンチレーション光を放出する透明
な母体シンチレータ材料を含んでいる。光学的に非等方
性の複合シンチレータ材料はまた、透明な母体シンチレ
ータ材料中に埋込まれかつ特定の方向に沿って実質的に
平行に配置された繊維をも含んでいる。かかるX線装置
はまた、複合シンチレータ材料に対して光学的に結合さ
れて母体シンチレータ材料からのシンチレーション光を
検出するためのシンチレーション光検出器をも含んでい
る。上記の複合材料は、繊維に沿いながらシンチレータ
光検出器に向けてシンチレーション光を導くために役立
つので有利である。
【0012】本発明の更に別の実施の態様に従えば、高
空間分解能の電磁放射検出装置が提供される。かかる電
磁放射検出装置は、透明な母体シンチレータ材料と母体
シンチレータ材料中に埋込まれた繊維とから成る光学的
に非等方性の複合シンチレータ材料を含んでいる。かか
る繊維は母体シンチレータ材料からのシンチレーション
光を反射又は吸収し、そして複合シンチレータ材料に対
して光学的に結合されたシンチレーション光検出器に向
けてシンチレーション光を導くために役立つ。
【0013】本発明の更に別の実施の態様に従えば、光
学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製造方法が提
供される。犠牲繊維(sacrificial fiber) の周囲に粉末
が配置される。かかる粉末及び犠牲繊維を加圧成形する
ことによって犠牲繊維−粉末成形体が形成される。犠牲
繊維を除去すれば、粉末成形体中に穴が残る。この粉末
成形体を焼結することにより、シンチレータとして役立
つ透明な多結晶質セラミックが形成される。透明な多結
晶質セラミックの穴に繊維材料を充填すれば、穴の中の
繊維材料は透明な多結晶質セラミックからのシンチレー
ション光を吸収又は反射するために役立つ。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一態様に
係わる光学的に非等方性の複合材料3の略図である。か
かる複合材料3は、2種の材料、すなわち母体材料1と
母体材料中に埋込まれた侵入繊維材料2とから成ってい
る。母体材料1は、シンチレータ材料、すなわちある光
子エネルギーを持った電磁放射のごときエネルギーを吸
収しかつそのエネルギーを光子に変換して別の光子エネ
ルギーで放出するような性質を有する母体材料であり得
る。母体材料1はX線シンチレータ材料であり得る。と
は言え、母体材料はX線シンチレータ材料である必要は
ない。たとえば、母体材料は電磁放射スペクトルの紫外
(UV)域の入射光子を吸収してより低い光子エネルギ
ーで放出するようなものであり得る。母体材料1はま
た、電磁放射スペクトルの可視域の光を放出する必要は
ないのであって、シンチレーション光はたとえば赤外
(IR)域、近IR域又はUV域のものであり得る。
【0015】母体材料1用のX線シンチレータ材料の実
例としては、イットリア−ガドリニア〔(Y,Gd)2
3 〕を基材とする材料、及びGd2 2 Sを基材とす
る材料が挙げられる。とは言え、母体材料1用として使
用されるシンチレータ材料の種類は重要でない。なぜな
ら、多くのシンチレータ材料はシンチレーション光の拡
散を示し、従って母体材料1中に埋込まれた繊維材料2
を含むことによる利益を享受すると予想されるからであ
る。
【0016】図1に示された繊維2の横断面形状は円形
である。とは言え、繊維2の横断面形状は円形である必
要はないのであって、その他の横断面形状(たとえば、
正方形、六角形など)を使用することもできる。
【0017】繊維2は、通例は2つの機能の一方又は両
方を有する材料から成り得る。可能な第1の機能に従え
ば、繊維2は繊維に平行に進行しないシンチレーション
光の向きを繊維にほぼ平行又はより平行な方向に変える
ために役立つことができる。その結果、シンチレーショ
ン光はある程度まで繊維に沿って導かれることになる。
かかる繊維は、シンチレーション光を吸収するか、ある
いはシンチレーション光を反射する反射面を有する。こ
のような導光効果は、シンチレータの厚さが増大した場
合にシンチレータを使用する検出装置の空間分解能を改
善するから、より厚いシンチレータの使用可能性及びそ
れに対応したX線吸収量の増加の利益をもたらす。
【0018】繊維がシンチレーション光を反射する反射
面を有する場合には、繊維の間で往復する反射の回数を
減少させるため、シンチレーション光は反射面によって
正反射ではなく散乱を受けることが好ましい。とは言
え、繊維の反射面がシンチレーション光を正反射しても
よい。
【0019】繊維の可能な第2の機能に従えば、繊維は
X線が複合材料3を「突き抜ける」のを防止するために
役立つ良好なX線阻止材料として働くことができる。そ
の点から見れば、繊維は母体シンチレータ材料と同等以
上の密度又は原子番号を有する材料から成っていればよ
い。複合シンチレータ材料が良好な阻止能を有する繊維
を含む場合には、実質的に全てのX線を阻止しながら複
合シンチレータ材料の厚さを減少させることができる。
すなわち、かかる複合シンチレータ材料が光検出器と入
射X線との間に位置する場合、下方の検出器が高いX線
量に暴露されるのを防止すると同時に、シンチレータ材
料の厚さを小さく維持して空間分解能を向上させること
ができる。
【0020】繊維用の材料の実例としては、エポキシ樹
脂/TiO2 、光散乱材料及びエポキシ樹脂/カーボン
ブラック(光吸収材料)が挙げられる。また、良好な光
反射材である金属(たとえば、銀、アルミニウム及び
金)のフィルム又は被膜を使用することもできる。特定
波長のシンチレーション光を反射するように設計し得る
誘電体積層物もまた、繊維材料として有用である。誘電
体積層物の場合、形成される繊維は誘電体積層物の交互
誘電体層の被膜から成る被膜を有することになる。
【0021】複合材料の寸法は個々の用途に依存する。
この点から見れば、図1は必ずしも一定の尺度で描かれ
ているわけではなく、繊維の直径又は繊維間の距離と複
合材料の厚さとの比は変化し得ることに注意されたい。
一般に、繊維材料は二次的な相を成すこと、すなわち繊
維2の全体積が母体材料1の体積よりも小さいことが好
ましい。その理由は、興味の対象である刺激又は励起放
射線(すなわちX線)を効果的に吸収して検出すべきシ
ンチレーション光を放出するのはシンチレータ材料のみ
であることにある。母体シンチレータ材料に対する繊維
材料の体積分率が増加すると、興味の対象である刺激放
射線を吸収するシンチレータ材料の量が減少するから、
吸収される刺激放射線も減少することになる。
【0022】繊維間の距離は、シンチレーション光に対
する所要の導光性能に依存する。一般に、繊維同士が接
近しているほど、シンチレーション光に対する導光性能
は大きくなる。X線シンチレータ用途の場合、繊維間の
適当な距離は20〜200ミクロンの範囲内にあればよ
く、また適当な繊維直径は10〜150ミクロンの範囲
内にあればよい。
【0023】図2は、本発明の実施の一態様を示す断面
図である。繊維2は、母体材料1を完全に貫通するか、
あるいは母体材料1を少なくとも実質的に完全に貫通し
ていることが好ましい。また、繊維は概して特定の方向
に沿って延びると共に、互いに実質的に平行に配置され
ている。その結果、かかる複合材料は光学的に非等方性
の性質を有している。詳しく述べれば、図2の実施の態
様においては、繊維の方向に対して平行又は実質的に平
行に進むシンチレーション光は、繊維に対して垂直又は
実質的に垂直に進む光と同じ挙動は示さない。なぜな
ら、繊維はそれらの方向に沿ってシンチレーション光を
導くからである。
【0024】図2に示された本発明の実施の態様におい
ては、繊維は母体材料1の上面4に対して垂直な方向に
沿って延びている。図2の実施の態様は、複合材料3の
阻止能が重要でない場合において最も好適なものであ
る。このようにすれば、シンチレーション光を下方の検
出器に対して直接に導くことができる。
【0025】図3は、本発明の別の実施の態様を示す断
面図である。図2の実施の態様と同じく、図3中の繊維
2は母体材料を完全に貫通するか、あるいは母体材料を
少なくとも実質的に完全に貫通していることが好まし
い。また、図2の実施の態様と同じく、図3の実施の態
様における繊維は概して特定の方向に沿って延びると共
に、互いに実質的に平行に配置されている。その結果、
かかる複合材料は光学的に非等方性の性質を有してい
る。
【0026】しかるに、図3の実施の態様における繊維
は、母体材料の上面4に対して垂直でない方向に沿って
延びている。すなわち、繊維は上面に対して傾斜してい
る。その角度範囲は一般的には0〜45°であり、より
一般的には5〜15°である。このような実施の態様
は、たとえば、母体材料が高エネルギーX線シンチレー
タ材料でありかつ興味の対象である刺激放射線が高エネ
ルギーX線である場合のごとく、突き抜けを防止するた
めに複合材料が阻止能を有していなければならない場合
に有利である。このような実施の態様の場合、複合材料
の上面に対して垂直に入射したX線が繊維に出会うこと
なく複合材料を直接に通過する可能性は、図2の実施の
態様の場合よりも少なくなる。それ故、このような実施
の態様においては、繊維材料は良好な阻止能を有するこ
とが好ましい。実際には、垂線に対する繊維の角度が大
きい必要はない。なぜなら、X線が確実に繊維に出会う
ようにするためには小さい角度で十分だからである。事
実、繊維が大きい角度を成して配置されていると、シン
チレーション光を複合材料の下面ひいては光検出器に対
して直接に導くことが妨げられるので好ましくないので
ある。
【0027】かかる光学的に非等方性の複合材料を製造
するためには、任意の公知技術を使用することができ
る。次に、本発明に係わる光学的に非等方性の複合材料
を製造するために適した技術を説明しよう。この実施の
態様においては、光学的に非等方性の複合材料を構成す
る母体材料は多結晶質セラミック材料である。多結晶質
セラミック母体材料を粉末から製造するための技術は公
知であって、たとえば米国特許第4473513号、第
4518546号、第4769353号及び第5521
387号明細書中に開示されている。多結晶質セラミッ
ク母体材料は、最初、焼結すれば透明になるような粒度
分布及び凝集状態を有する粉末である。
【0028】(Y,Gd)2 3 シンチレータ材料から
成る多結晶質セラミック材料を製造するための一方法に
従えば、たとえば99.99〜99.9999%の純度
を有するイットリア(Y2 3 )及びガドリニア(Gd
2 3 )のサブミクロンないしミクロン粉末が、酸化
物、シュウ酸塩、炭酸塩、硝酸塩又はそれらの混合物の
形態を有する所望の希土類発光賦活剤(たとえば、E
u、Nd、Yb、Dy、Tb又はPr)と混合される。
選択された成分の混合は、たとえば、めのう製の乳鉢及
び乳棒を用いて行うか、あるいは液体ビヒクルとして
水、ヘプタン又はアルコール(たとえば、エチルアルコ
ール)を使用しながらボールミルを用いて行えばよい。
混合及び粉末凝集体の解体のために乾式粉砕を採用する
こともできる。乾式粉砕を採用する場合には、ボールミ
ル内における粉末の閉塞又は膠着を防止するため、1〜
5重量%のステアリン酸又はオレイン酸のごとき粉砕助
剤を使用する必要がある。ボールミル粉砕に先立ち、S
rO、YbO3 、Ta2 5 、ZrO2 及びThO2
ごとき透明度向上剤を酸化物、硝酸塩、炭酸塩又はシュ
ウ酸塩の形態で添加することもできる。各種の添加剤が
硝酸塩、炭酸塩又はシュウ酸塩である場合には、セラミ
ックシンチレータ材料の製造に先立って対応する酸化物
を得るためのか焼工程が必要となる。
【0029】使用する発光賦活剤がEuである場合、酸
化イッテルビウム(Yb2 3 )(イットリア−ガドリ
ニアホスト材料中に単独で使用すればそれ自体が賦活剤
である)の添加は望ましくない残光の低減をもちらす。
SrOもまた、残光を低減させるための添加剤として使
用することができる。残光を低減させるために使用し得
るその他の添加剤としては、Pr6 11及びTbOが挙
げられる。
【0030】特定組成の粉末を調製した後、溶媒及び浸
漬被覆又は吹付け被覆技術の使用により、適当な寸法の
重合体又は黒鉛犠牲繊維が粉末で被覆される。被覆後の
犠牲繊維を加温して溶媒を蒸発させた後、互いに平行に
なるようにして犠牲繊維が束ねられる。あるいはまた、
繊維を保持した後、繊維の周囲に粉末を注入してもよ
い。
【0031】次に、かかる犠牲繊維−粉末組成物から、
犠牲繊維を含有する犠牲繊維−粉末成形体が形成され
る。そのためには、型圧縮を施すか、あるいは型圧縮を
施した後、静水圧圧縮成形によって未焼結密度を更に高
めればよい。不要の反応や汚染を回避するため、シンチ
レータ成分に対して不活性な型材料を使用することが好
ましい。適当な型材料としては、アルミナ、炭化ケイ
素、並びにモリブデン、焼入鋼及びニッケル基合金のご
とき金属が挙げられる。かかる粉末成形体は、3000
〜15000psi(ポンド/平方インチ)の圧力下で
型圧縮を施すことによって形成される。あるいはまた、
粉末成形体の未焼結密度を更に高めるため、型圧縮後の
粉末成形体に対して10000〜60000psi(ポ
ンド/平方インチ)の圧力下で静水圧圧縮成形が施され
る。何らかの粉砕助剤又は圧縮助剤(たとえば、ろうの
ごとき潤滑剤)を使用した場合には、全ての有機添加剤
を除去するための酸化処理を行うことができる。
【0032】犠牲繊維−粉末組成物から犠牲繊維−粉末
成形体が形成された後、犠牲繊維が除去される。必要な
らば、犠牲繊維除去工程のために繊維の少なくとも一端
を露出させる目的で、犠牲繊維−粉末成形体の少なくと
も一端を除去することができる。繊維の少なくとも一端
を露出させるためには、たとえば、犠牲繊維−粉末成形
体に研削又は研磨を施せばよい。犠牲繊維の少なくとも
一端を露出させた後には、たとえば、重合体犠牲繊維の
分解又は黒鉛犠牲繊維の酸化のために十分な温度に犠牲
繊維−粉末成形体を加熱することによって犠牲繊維を除
去することができる。通例、犠牲繊維を除去するために
は、たとえば700〜900℃の温度が十分である。あ
るいはまた、犠牲繊維を溶解するための溶液中に犠牲繊
維−粉末成形体を浸漬することによって犠牲繊維を除去
することもできる。かかる犠牲繊維除去工程の結果、厚
さの全体又は実質的に全体にわたって延びる小径の穴を
有するセラミック粉末成形体が得られる。
【0033】次に、小径の穴を有するセラミック粉末成
形体を焼結することにより、良好なシンチレータ特性を
有する透明な多結晶質セラミック材料が調製される。焼
結工程に際しては、成形体は高温炉(たとえば、タング
ステン炉)内に配置され、そして真空中又は(たとえ
ば、約23℃の露点を有する)湿潤水素雰囲気のごとき
還元雰囲気中において毎時100〜700℃の速度で1
800〜2100℃の焼結温度にまで加熱される。次い
で、その焼結温度を1〜約30時間にわたって保持する
ことにより、大幅な高密度化及び光学的透明性の発現が
達成される。焼結工程の完了後、成形体は約2〜10時
間にわたって焼結温度から室温にまで冷却される。ある
いはまた、最終の焼結温度より低い温度に保持すること
を含む加熱スケジュールによって多結晶質セラミック材
料を調製することもできる。また、焼結前ではなく焼結
中に加熱することによって犠牲繊維を除去することもで
きる。このようにすれば、犠牲繊維除去工程と焼結工程
とを同時に実施することができる。
【0034】成形体の焼結によって透明な多結晶質セラ
ミック材料を調製した後、電磁放射を吸収又は反射する
繊維材料、あるいは所望ならば良好なX線阻止能を有す
る繊維材料を穴の中に充填することができる。良好なX
線阻止能を有する適当な繊維材料としては、W及びPb
のごとき高密度金属、並びにHfO2 、WO3 及びPb
2 3 のごとき高密度酸化物が挙げられる。透明な多結
晶質セラミック材料がシンチレータ材料であると共に、
電磁放射を吸収又は反射する繊維材料が所望される場合
には、シンチレータ材料からのシンチレーション光を吸
収又は反射する繊維材料が選択される。上記のごとく、
かかる繊維用の適当な材料としては、エポキシ樹脂/T
iO2 、エポキシ樹脂/カーボンブラック、銀やアルミ
ニウムや金のごとき金属、及び誘電体積層物が挙げられ
る。上記のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂前駆物
質を穴の中に注入してから前駆物質を加熱して凝固硬化
させる方法などの適当な技術によって穴の中に配置する
ことができる。
【0035】上記の金属は、たとえば、化学蒸着法や焼
結材料を溶液中に配置してめっきを施す方法のごとき適
当な技術によって穴の中に配置することができる。誘電
体積層物は、たとえば化学蒸着技術を用いて誘電体積層
物を構成する誘電体層を穴の内面上に交互に形成するこ
とによって配置することができる。
【0036】母体となる透明な多結晶質セラミック材料
の穴の中に繊維材料を充填して複合材料を製造した後に
は、かかる複合材料を更に加工することができる。たと
えば、複合材料の上面及び下面を研磨することにより、
多結晶質セラミック材料の(穴の内面以外の)外面から
繊維材料を除去することができる。かかる研磨はまた、
平滑な光学的表面を形成するためにも役立つ点で有益で
ある。あるいはまた、複合材料の上面又は下面のみを研
磨することが必要な場合には、研磨を必要とする表面の
みを研磨すれば事足りる。埋込まれた繊維が複合材料の
上面に対して傾斜していることが所望される場合には、
切断及び研磨操作に際して複合材料の方位を適宜に調整
すればよい。また、複合材料の特定の用途に適した小さ
な断片を得るため、複合材料にダイシングを施すことも
できる。
【0037】図4には、複合シンチレータ材料が高空間
分解能の放射線検出装置の一部を成すような本発明の別
の実施の態様が示されている。詳しく述べれば、本発明
のこの特定の実施の態様においては、複合シンチレータ
材料は計算器断層撮影装置又はCTスキャナ内に含まれ
ている。
【0038】CTスキャナ100は、検査すべき患者又
は物体を内部に配置するための包囲円筒110を含んで
いる。円筒110は、それの中心軸の回りに回転し得る
ように構成されたガントリー112によって包囲されて
いる。このガントリー112は、ガントリー上の電子装
置をCTスキャナの残部に接続するために使用される方
式に応じ、1回転してから戻るように構成される場合も
あれば、連続的に回転するように構成される場合もあ
る。ガントリー上の電子装置の中には、好ましくは扇形
のX線ビームを発生するX線源114が含まれている。
それによって発生されたX線ビームは、円筒110の反
対側においてガントリー上に取付けられたシンチレーシ
ョン検出装置116に入射する。かかるX線ビームの扇
形パターンは、X線源及びシンチレーション検出装置1
16によって規定される平面内に配置されている。
【0039】シンチレーション検出装置116は、扇形
X線ビームの平面に対して垂直な方向においては幅が非
常に狭くなっている。シンチレーション検出装置中の各
セル118には、複合X線シンチレータ材料から成る透
明な固体棒材及び該シンチレータ棒材に対して光学的に
結合された光検出ダイオードが組込まれている。なお、
シンチレータ材料は各セル当り1個ずつの複数の独立し
た棒材から成っている必要はない。その代りに、各々の
シンチレータ棒材について複数のセルが存在し、そして
各々のセルに光検出ダイオードが付随するようにしても
よい。これが可能であるのは、シンチレータ材料がシン
チレーション光を導くことができるからである。適当な
複合X線シンチレータ材料は、図1、2及び3の実施の
態様に関連して上記に記載されている。
【0040】各々の光検出ダイオードからの出力は、ガ
ントリー上に取付けられた演算増幅器に伝達される。各
々の演算増幅器からの出力は、個別の導線120又はそ
の他の電子部品を介してCTスキャナ用の主制御装置1
50に伝達される。図示された実施の態様においては、
X線源用の電力がケーブル130によって主制御装置1
50から供給されると共に、シンチレーション検出装置
からの信号もケーブル130によって主制御装置150
に伝達される。ケーブル130を使用した場合には、一
般に、ガントリーが1回転した後にそれを元の位置まで
戻すことが必要となる。
【0041】あるいはまた、ガントリーを連続的に回転
させることが所望される場合には、スリップリング又は
光学的若しくは無線伝送手段を用いてガントリー上の電
子装置を主制御装置150に接続することもできる。か
かるタイプのCTスキャナにおいては、シンチレータ材
料は入射X線を電気信号に変換するための手段として使
用される。すなわち、シンチレータ材料によって入射X
線がルミネセンス光(すなわち、シンチレーション光)
に変換され、次いでその光が光検出ダイオードによって
検出されて電気信号に変換される。こうして得られた電
気信号は、画像の抽出やその他の目的のために処理する
ことができる。
【0042】図5は、本発明の別の実施の態様に係わる
高分解能の電磁放射検出装置を示している。図5の電磁
放射検出装置は、図1、2及び3に関連して上記に記載
された複合材料のごとき透明な光学的に非等方性の複合
材料3を含んでいる。複合材料3は、母体シンチレータ
材料1から放出されるシンチレータ光を吸収又は反射す
るための繊維2を含んでいる。複合材料3は、光検出器
セル5a及び5bから成るシンチレータ光検出器5に対
して光学的に結合されている。実際には、シンチレータ
光検出器5は光検出器セル・アレイから成り得る。簡略
のため、シンチレータ光検出器5は2個のセル5a及び
5bのみを含むものとして図示されている。あるいはま
た、光検出器セル・アレイの代りに、シンチレータ光検
出器5が単一の光検出器セルから成っていてもよい。母
体シンチレータ材料は、検出対象である電磁放射6を吸
収する。たとえば、紫外(UV)域の電磁放射を検出す
ることが所望される場合には、良好な紫外線エネルギー
変換特性を有するシンチレータ材料が選択される。
【0043】繊維2は、光検出器セルの上面4に対して
垂直に延びることもあれば、上面4に対して一定の角度
を成しながら延びることもある。電磁放射6がいずれか
のセル(たとえば、セル5a)の上方に位置する複合材
料の領域に入射した場合、該セルの上方に位置する母体
シンチレータ材料1はその電磁放射を吸収し、そしてそ
の電磁放射をシンチレーション光に変換することができ
る。繊維2は、そのシンチレーション光を下方の検出器
セルに導くように働く。このようにしてシンチレーショ
ン光が導かれる結果、それは隣接するセルに入射するこ
とがなく、従って図5の電磁放射検出装置の分解能は向
上する。
【0044】光検出器セル5a及び5bは、たとえばホ
トダイオードであり得る。光検出器セルの出力信号は、
個別の電線又はその他の電子部品7によって制御装置8
に伝送される。
【0045】以上、例示及び説明を目的として本発明の
好適な実施の態様を記載した。しかし、それが余す所の
ない説明というわけではなく、また本発明が開示された
形態そのものに限定されるわけではないのであって、上
記の説明に照らせば様々な変更態様が可能であり、ある
いはそれらを本発明の実施から得ることもできる。上記
の実施の態様は本発明の原理及びそれの実際的応用を説
明するために選択されかつ記載されたものであって、そ
れにより当業者が様々な実施の態様に従って本発明を利
用しかつ所望される特定の用途に適合するように様々な
変更を加えることを可能にするように意図されている。
本発明の範囲は、前記特許請求の範囲及びそれの同等物
によって規定されることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一態様に係わる複合材料の上面
図である。
【図2】繊維が母体材料の上面に対して垂直に配置され
ているような本発明の実施の態様に係わる複合材料の側
面図である。
【図3】繊維が母体材料の上面への垂線に対して一定の
角度を成して配置されているような本発明の実施の態様
に係わる複合材料の側面図である。
【図4】本発明の別の実施の態様に係わる複合シンチレ
ータ材料を含むCTスキャナの一部分の模式斜視図であ
る。
【図5】本発明の更に別の実施の態様に係わる高空間分
解能の電磁放射検出装置の略図である。
【符号の説明】
1 母体材料 2 繊維材料 3 複合材料 4 上面 5 シンチレーション光検出器 6 電磁放射 7 電子部品 8 制御装置 100 CTスキャナ 110 包囲円筒 112 ガントリー 114 X線源 116 シンチレーション検出装置 118 セル 130 ケーブル 150 主制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01T 1/20 G01T 1/20 E 1/202 1/202 G21K 5/02 G21K 5/02 X H01L 31/09 H01L 31/00 A

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な光学母体材料と、前記透明な光学
    母体材料中に埋込まれかつ第1の方向に対して実質的に
    平行に配置された光吸収性又は光反射性の繊維とから成
    ることを特徴とする光学的に非等方性の複合材料。
  2. 【請求項2】 前記繊維が前記透明な光学母体材料と同
    じ密度又はそれより高い密度を有する請求項1記載の光
    学的に非等方性の複合材料。
  3. 【請求項3】 前記第1の方向が前記透明な光学母体材
    料の上面に対して垂直である請求項1記載の光学的に非
    等方性の複合材料。
  4. 【請求項4】 前記第1の方向が前記透明な光学母体材
    料の上面への垂線に対して傾斜している請求項1記載の
    光学的に非等方性の複合材料。
  5. 【請求項5】 前記光吸収性又は光反射性の繊維がエポ
    キシ樹脂/TiO2、エポキシ樹脂/カーボンブラッ
    ク、銀、アルミニウム及び金から成る群より選ばれた材
    料から成る請求項1記載の光学的に非等方性の複合材
    料。
  6. 【請求項6】 前記透明な光学母体材料がシンチレータ
    であり、かつ前記光吸収性又は光反射性の繊維が前記前
    記透明な光学母体材料から放出されたシンチレーション
    光を反射する誘電体積層物で被覆された光反射性の繊維
    である請求項1記載の光学的に非等方性の複合材料。
  7. 【請求項7】 前記透明な光学母体材料がシンチレータ
    材料である請求項1記載の光学的に非等方性の複合材
    料。
  8. 【請求項8】 前記シンチレータ材料が(Y,Gd)2
    3 を基材とする材料及びGd2 2 Sを基材とする材
    料の一方である請求項7記載の光学的に非等方性の複合
    材料。
  9. 【請求項9】 前記シンチレータ材料が(Y,Gd)2
    3 を基材としかつ賦活剤を含有する材料であって、前
    記賦活剤がEu、Nd、Yb、Dy、Tb及びPrから
    成る群より選ばれた少なくとも1種である請求項8記載
    の光学的に非等方性の複合材料。
  10. 【請求項10】 前記光吸収性又は光反射性の繊維が
    W、Pb、HfO2 、WO3 及びPb2 3 から成る群
    より選ばれた材料から成る請求項1記載の光学的に非等
    方性の複合材料。
  11. 【請求項11】 透明な多結晶質セラミックと、前記透
    明な多結晶質セラミック中に埋込まれかつ第1の方向に
    対して実質的に平行に配置された光吸収性又は光反射性
    の繊維とから成ることを特徴とする光学的に非等方性の
    複合材料。
  12. 【請求項12】 前記繊維が前記透明な多結晶質セラミ
    ックと同じ密度又はそれより高い密度を有する請求項1
    1記載の光学的に非等方性の複合材料。
  13. 【請求項13】 前記第1の方向が前記透明な多結晶質
    セラミックの上面に対して垂直である請求項11記載の
    光学的に非等方性の複合材料。
  14. 【請求項14】 前記第1の方向が前記透明な多結晶質
    セラミックの上面への垂線に対して傾斜している請求項
    11記載の光学的に非等方性の複合材料。
  15. 【請求項15】 前記光吸収性又は光反射性の繊維がエ
    ポキシ樹脂/TiO 2 、エポキシ樹脂/カーボンブラッ
    ク、銀、アルミニウム及び金から成る群より選ばれた材
    料から成る請求項11記載の光学的に非等方性の複合材
    料。
  16. 【請求項16】 前記透明な多結晶質セラミックがシン
    チレータであり、かつ前記光吸収性又は光反射性の繊維
    が前記前記透明な多結晶質セラミックから放出されたシ
    ンチレーション光を反射する誘電体積層物で被覆された
    光反射性の繊維である請求項11記載の光学的に非等方
    性の複合材料。
  17. 【請求項17】 前記透明な多結晶質セラミックがシン
    チレータ材料である請求項11記載の光学的に非等方性
    の複合材料。
  18. 【請求項18】 前記シンチレータ材料が(Y,Gd)
    2 3 を基材とする材料及びGd2 2 Sを基材とする
    材料の一方である請求項17記載の光学的に非等方性の
    複合材料。
  19. 【請求項19】 前記シンチレータ材料が(Y,Gd)
    2 3 を基材としかつ賦活剤を含有する材料であって、
    前記賦活剤がEu、Nd、Yb、Dy、Tb及びPrか
    ら成る群より選ばれた少なくとも1種である請求項18
    記載の光学的に非等方性の複合材料。
  20. 【請求項20】 前記光吸収性又は光反射性の繊維が
    W、Pb、HfO2 、WO3 及びPb2 3 から成る群
    より選ばれた材料から成る請求項11記載の光学的に非
    等方性の複合材料。
  21. 【請求項21】 X線源と、光学的に非等方性の複合シ
    ンチレータ材料と、前記光学的に非等方性の複合シンチ
    レータ材料に対して光学的に結合されてシンチレーショ
    ン光を検出するためのシンチレーション光検出器とを含
    む高空間分解能のX線装置であって、 前記光学的に非等方性の複合シンチレータ材料が、前記
    X線源からのX線を吸収してシンチレーション光を放出
    するための透明な母体シンチレータ材料と、前記透明な
    母体シンチレータ材料中に埋込まれかつ第1の方向に対
    して実質的に平行に配置された、前記シンチレーション
    光を吸収又は反射するために役立つ繊維とから成ること
    を特徴とする高空間分解能のX線装置。
  22. 【請求項22】 前記シンチレーション光検出器が光検
    出器セル・アレイから成る請求項21記載の高空間分解
    能のX線装置。
  23. 【請求項23】 前記シンチレーション光検出器が少な
    くとも1個のホトダイオードから成る請求項21記載の
    高空間分解能のX線装置。
  24. 【請求項24】 前記少なくとも1個のホトダイオード
    がホトダイオード・アレイから成る請求項23記載の高
    空間分解能のX線装置。
  25. 【請求項25】 前記光検出器セル・アレイに結合され
    て前記シンチレーション光に応答して前記光検出器セル
    から出力される信号を受信するための制御装置を更に含
    む請求項22記載の高空間分解能のX線装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の方向が前記透明な母体シン
    チレータ材料の上面への垂線に対して傾斜している請求
    項21記載の高空間分解能のX線装置。
  27. 【請求項27】 前記光吸収性又は光反射性の繊維がエ
    ポキシ樹脂/TiO 2 、エポキシ樹脂/カーボンブラッ
    ク、銀、アルミニウム及び金から成る群より選ばれた材
    料から成る請求項21記載の高空間分解能のX線装置。
  28. 【請求項28】 前記透明な母体シンチレータ材料が多
    結晶質セラミックである請求項21記載の高空間分解能
    のX線装置。
  29. 【請求項29】 前記透明な母体シンチレータ材料が
    (Y,Gd)2 3 を基材とする材料及びGd2 2
    を基材とする材料の一方である請求項21記載の高空間
    分解能のX線装置。
  30. 【請求項30】 前記透明な母体シンチレータ材料が
    (Y,Gd)2 3 を基材としかつ賦活剤を含有する材
    料であって、前記賦活剤がEu、Nd、Yb、Dy、T
    b及びPrから成る群より選ばれた少なくとも1種であ
    る請求項21記載の高空間分解能のX線装置。
  31. 【請求項31】 前記透明な母体シンチレータ材料が
    (Y,Gd)2 3 を基材としかつ賦活剤を含有する材
    料であって、前記賦活剤がEu、Nd、Yb、Dy、T
    b及びPrから成る群より選ばれた少なくとも1種であ
    る請求項25記載の高空間分解能のX線装置。
  32. 【請求項32】 光学的に非等方性の複合シンチレータ
    材料と、前記光学的に非等方性の複合シンチレータ材料
    に対して光学的に結合されてシンチレーション光を検出
    するためのシンチレーション光検出器とを含む高空間分
    解能の電磁放射検出装置であって、 前記光学的に非等方性の複合シンチレータ材料が、電磁
    放射を吸収してシンチレーション光を放出するための光
    学的に透明な母体シンチレータ材料と、前記母体シンチ
    レータ材料中に埋込まれかつ第1の方向に対して実質的
    に平行に配置された、前記シンチレーション光を吸収又
    は反射するために役立つ繊維とから成ることを特徴とす
    る高空間分解能の電磁放射検出装置。
  33. 【請求項33】 前記シンチレーション光検出器が光検
    出器セル・アレイから成る請求項32記載の高空間分解
    能の電磁放射検出装置。
  34. 【請求項34】 前記シンチレーション光検出器が少な
    くとも1個のホトダイオードから成る請求項32記載の
    高空間分解能の電磁放射検出装置。
  35. 【請求項35】 前記少なくとも1個のホトダイオード
    がホトダイオード・アレイから成る請求項32記載の高
    空間分解能の電磁放射検出装置。
  36. 【請求項36】 前記光検出器セル・アレイに結合され
    て前記シンチレーション光に応答して前記光検出器セル
    から出力される信号を受信するための制御装置を更に含
    む請求項33記載の高空間分解能の電磁放射検出装置。
  37. 【請求項37】 前記第1の方向が前記光学的に透明な
    母体シンチレータ材料の上面への垂線に対して傾斜して
    いる請求項32記載の高空間分解能の電磁放射検出装
    置。
  38. 【請求項38】 前記光吸収性又は光反射性の繊維がエ
    ポキシ樹脂/TiO 2 、エポキシ樹脂/カーボンブラッ
    ク、銀、アルミニウム及び金から成る群より選ばれた材
    料から成る請求項32記載の高空間分解能の電磁放射検
    出装置。
  39. 【請求項39】 前記光学的に透明な母体シンチレータ
    材料が多結晶質セラミックである請求項32記載の高空
    間分解能の電磁放射検出装置。
  40. 【請求項40】 前記光学的に透明な母体シンチレータ
    材料が(Y,Gd) 2 3 を基材とする材料及びGd2
    2 Sを基材とする材料の一方である請求項32記載の
    高空間分解能の電磁放射検出装置。
  41. 【請求項41】 前記光学的に透明な母体シンチレータ
    材料が(Y,Gd) 2 3 を基材としかつ賦活剤を含有
    する材料であって、前記賦活剤がEu、Nd、Yb、D
    y、Tb及びPrから成る群より選ばれた少なくとも1
    種である請求項32記載の高空間分解能の電磁放射検出
    装置。
  42. 【請求項42】 前記光学的に透明な母体シンチレータ
    材料が(Y,Gd) 2 3 を基材としかつ賦活剤を含有
    する材料であって、前記賦活剤がEu、Nd、Yb、D
    y、Tb及びPrから成る群より選ばれた少なくとも1
    種である請求項36記載の高空間分解能の電磁放射検出
    装置。
  43. 【請求項43】 光学的に非等方性の複合シンチレータ
    材料を製造する方法であって、 犠牲繊維の周囲に粉末を配置する工程と、 前記粉末及び前記犠牲繊維を加圧成形して、粉末成形体
    中に前記繊維が埋込まれて成る犠牲繊維−粉末成形体を
    形成する工程と、 前記犠牲繊維−粉末成形体から前記犠牲繊維を除去し
    て、前記粉末成形体中に穴を残す工程と、 前記粉末成形体を焼結することにより、シンチレータと
    して役立つ穴のある透明な多結晶質セラミックを形成す
    る工程と、 前記透明な多結晶質セラミックの穴に繊維材料を充填す
    ることにより、前記穴の中の前記繊維材料が前記透明な
    多結晶質セラミックからのシンチレーション光を吸収又
    は反射するようにする工程と、を含むことを特徴とす
    る、光学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製造方
    法。
  44. 【請求項44】 得られた複合材料の上面及び下面を研
    磨する工程を更に含む請求項43記載の光学的に非等方
    性の複合シンチレータ材料の製造方法。
  45. 【請求項45】 得られた複合材料の上面を研磨する工
    程を更に含む請求項43記載の光学的に非等方性の複合
    シンチレータ材料の製造方法。
  46. 【請求項46】 得られた複合材料のダイシングを行う
    工程を更に含む請求項43記載の光学的に非等方性の複
    合シンチレータ材料の製造方法。
  47. 【請求項47】 前記粉末が、多結晶質セラミック母材
    の粉末と、Eu、Nd、Yb、Dy、Tb及びPrから
    成る群より選ばれた少なくとも1種の希土類発光賦活剤
    とを含有する請求項43記載の光学的に非等方性の複合
    シンチレータ材料の製造方法。
  48. 【請求項48】 前記繊維材料がW、Pb、HfO2
    WO3 及びPb2 3 から成る群より選ばれる請求項4
    3記載の光学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製
    造方法。
  49. 【請求項49】 前記加圧成形工程が前記粉末及び前記
    犠牲繊維を型圧縮することから成る請求項43記載の光
    学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製造方法。
  50. 【請求項50】 前記加圧成形工程が前記粉末及び前記
    犠牲繊維に静水圧圧縮成形を施すことから成る請求項4
    3記載の光学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製
    造方法。
  51. 【請求項51】 前記静水圧圧縮成形が約10000〜
    60000psiの圧力下で実施される請求項50記載
    の光学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製造方
    法。
  52. 【請求項52】 犠牲繊維の周囲に粉末を配置する前記
    工程が、浸漬被覆及び吹付け被覆の一方によって前記犠
    牲繊維上に前記粉末を被覆することから成る請求項43
    記載の光学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製造
    方法。
  53. 【請求項53】 犠牲繊維の周囲に粉末を配置する前記
    工程が、前記犠牲繊維の周囲に前記粉末を注入すること
    から成る請求項43記載の光学的に非等方性の複合シン
    チレータ材料の製造方法。
  54. 【請求項54】 前記犠牲繊維を除去する前記工程が、
    前記犠牲繊維−粉末成形体を加熱して前記犠牲繊維を分
    解又は酸化することから成る請求項43記載の光学的に
    非等方性の複合シンチレータ材料の製造方法。
  55. 【請求項55】 前記犠牲繊維が700〜900℃の範
    囲内の温度に加熱される請求項54記載の光学的に非等
    方性の複合シンチレータ材料の製造方法。
  56. 【請求項56】 前記犠牲繊維を除去する前記工程が、
    前記犠牲繊維を溶解することから成る請求項43記載の
    光学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製造方法。
  57. 【請求項57】 前記犠牲繊維を除去する前記工程に際
    し、前記犠牲繊維−粉末成形体の少なくとも一端を除去
    することによって前記犠牲繊維の少なくとも一方が露出
    させられる請求項43記載の光学的に非等方性の複合シ
    ンチレータ材料の製造方法。
  58. 【請求項58】 前記成形体を焼結する前記工程が18
    00〜2100℃の範囲内の温度で実施される請求項4
    3記載の光学的に非等方性の複合シンチレータ材料の製
    造方法。
  59. 【請求項59】 前記繊維材料がエポキシ樹脂/TiO
    2 、エポキシ樹脂/カーボンブラック、銀、アルミニウ
    ム及び金から成る群より選ばれる請求項43記載の光学
    的に非等方性の複合シンチレータ材料の製造方法。
  60. 【請求項60】 前記繊維材料が前記透明な多結晶質セ
    ラミックから放出されるシンチレーション光を反射する
    誘電体積層物で被覆される請求項43記載の光学的に非
    等方性の複合シンチレータ材料の製造方法。
  61. 【請求項61】 前記穴に繊維材料を充填する前記工程
    が、化学蒸着、めっき及び注入から成る群より選ばれた
    技術によって前記穴の中に前記繊維材料を配置すること
    から成る請求項43記載の光学的に非等方性の複合シン
    チレータ材料の製造方法。
  62. 【請求項62】 前記犠牲繊維を除去する前記工程と前
    記成形体を焼結する前記工程とが同時に実施される請求
    項43記載の光学的に非等方性の複合シンチレータ材料
    の製造方法。
  63. 【請求項63】 前記光吸収性又は光反射性の繊維が
    W、Pb、HfO2 、WO3 及びPb2 3 から成る群
    より選ばれた材料から成る請求項21記載の高空間分解
    能のX線装置。
  64. 【請求項64】 前記光吸収性又は光反射性の繊維が
    W、Pb、HfO2 、WO3 及びPb2 3 から成る群
    より選ばれた材料から成る請求項32記載の高空間分解
    能の電磁放射検出装置。
  65. 【請求項65】 前記第1の方向が前記透明な光学母体
    材料の上面への垂線に対して0〜45°の範囲内の角度
    だけ傾斜している請求項4記載の光学的に非等方性の複
    合材料。
  66. 【請求項66】 前記第1の方向が前記透明な光学母体
    材料の上面への垂線に対して5〜15°の範囲内の角度
    だけ傾斜している請求項65記載の光学的に非等方性の
    複合材料。
  67. 【請求項67】 前記第1の方向が前記透明な多結晶質
    セラミックの上面への垂線に対して0〜45°の範囲内
    の角度だけ傾斜している請求項14記載の光学的に非等
    方性の複合材料。
  68. 【請求項68】 前記第1の方向が前記透明な多結晶質
    セラミックの上面への垂線に対して5〜15°の範囲内
    の角度だけ傾斜している請求項67記載の光学的に非等
    方性の複合材料。
  69. 【請求項69】 前記第1の方向が前記透明な母体シン
    チレータ材料の上面への垂線に対して0〜45°の範囲
    内の角度だけ傾斜している請求項26記載の高空間分解
    能のX線装置。
  70. 【請求項70】 前記第1の方向が前記透明な母体シン
    チレータ材料の上面への垂線に対して5〜15°の範囲
    内の角度だけ傾斜している請求項69記載の高空間分解
    能のX線装置。
  71. 【請求項71】 前記第1の方向が前記光学的に透明な
    母体シンチレータ材料の上面への垂線に対して0〜45
    °の範囲内の角度だけ傾斜している請求項37記載の高
    空間分解能の電磁放射検出装置。
  72. 【請求項72】 前記第1の方向が前記光学的に透明な
    母体シンチレータ材料の上面への垂線に対して5〜15
    °の範囲内の角度だけ傾斜している請求項71記載の高
    空間分解能の電磁放射検出装置。
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