JP2011133153A - 容器の水滴除去装置 - Google Patents

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泰彦 森崎
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Abstract

【課題】外面にリブやへこみがある容器や角形の容器の場合にも容器の外面に付着した水滴を除去することができ、コンベアにより搬送される容器の進行方向の前後面に付着した水滴と容器の両側面に付着した水滴をともに除去することができる容器の水滴除去装置を提供する。
【解決手段】コンベア2の搬送方向の上流側であって、コンベア2の両側に対向して配置された対をなす2つの上流側ノズルユニットNU4,NU4と、コンベア2の両側に対向して配置されるとともに2つの上流側ノズルユニットNU4,NU4からそれぞれ所定の間隔を置いて下流側に配置された対をなす2つの下流側ノズルユニットNU5,NU5とを備え、上流側および下流側ノズルユニットのノズルnは、コンベア2により搬送される容器1の進行方向の前面1Fおよび後面1Bに向けて同時に圧縮空気を吹き付けることが可能なノズルである。
【選択図】図2

Description

本発明は容器の水滴除去装置に係り、特に容器の外面に付着した水滴を除去する容器の水滴除去装置に関するものである。
コンベアにより搬送される容器を搬送中に検査する容器検査装置が従来から知られている。この容器検査装置には、容器の外面の外観検査を撮像により行なう装置があり、この装置においては、容器の外面をカメラにより撮像した画像を走査して画素ごとの明るさ比較により容器の良、不良を判定する。この場合、容器の外面に水滴が付着していると、水滴が暗く映るので誤判定する。このため、検査装置の上流側においてコンベアの両側に、コンベアの搬送経路に沿ってエア(圧縮空気)を噴出する複数のエアノズルを配置し、搬送中の容器の外面にエアをあてて水滴を除去している。
また、特開平9−79747号公報(特許文献1)には、コンベアを挟んで吸水スポンジベルトからなる胴部用拭取部材とネック部用拭取部材とを対向して設置し、コンベアで容器を搬送し、走行する胴部用拭取部材と容器ガイドで容器の胴部を挟持して容器を回転させ、かつネック部用拭取部材を走行させて容器の胴部とネック部の水滴除去を行う水滴除去装置が開示されている。
特開平9−79747号公報
上述したエアノズルを備えた従来の装置においては、コンベアの両側に配置されたエアノズルでは、コンベアにより搬送される容器の進行方向の前後の面に対してはエアがほとんど当たらずに、容器の進行方向の前後面に水滴が残ってしまうという問題がある。
また、特許文献1に開示されたような拭取部材を備えた装置においては、現在用いられているペットボトル等のように容器外面にリブやへこみがある場合には、容器の外面から完全に水滴を除去することができないという問題がある。また、四角や長四角等の多角形断面を有した容器では、容器を回転させることができないため、拭取りできない面が残ってしまうという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、外面にリブやへこみがある容器や角形の容器の場合にも容器の外面に付着した水滴を除去することができ、コンベアにより搬送される容器の進行方向の前後面に付着した水滴と容器の両側面に付着した水滴をともに除去することができる容器の水滴除去装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の容器の水滴除去装置は、コンベアにより搬送される容器の外面に付着した水滴を除去する装置において、前記コンベアの搬送方向の上流側であって、コンベアの両側に対向して配置された対をなす2つの上流側ノズルユニットと、前記コンベアの両側に対向して配置されるとともに前記2つの上流側ノズルユニットからそれぞれ所定の間隔を置いて下流側に配置された対をなす2つの下流側ノズルユニットとを備え、前記上流側および下流側ノズルユニットのノズルは、前記コンベアにより搬送される容器の進行方向の前面および後面に向けて同時に圧縮空気を吹き付けることが可能なノズルであることを特徴とする。
本発明によれば、容器はコンベアにより搬送されて上流側ノズルユニット及び下流側ノズルユニットの前面を通過していく。このとき、上流側ノズルユニット及び下流側ノズルユニットから容器の進行方向の前面および後面にエア(圧縮空気)が吹きつけられる。上流側及び下流側の4つのノズルユニットは、同時に容器の進行方向の前面および後面にエア(圧縮空気)を吹きつけることにより容器に加わる力のバランスを取ることができ、容器を転倒させることなく強い圧力で容器にエアを吹きつけることができる。これにより、容器の進行方向の前後面に付着した水滴を除去することができる。上流側及び下流側の4つのノズルユニットの位置およびノズルの角度は、容器が上流側及び下流側の4つのノズルユニットに囲まれた位置に搬送されてきたときに、4方向から同時に容器の前後面にエアを吹きつけることにより容器に加わる力のバランスを取ることができ、容器を転倒させることなく強い圧力で容器にエアを吹きつけることができるように設定されている。
本発明の一態様によれば、前記上流側および下流側ノズルユニットのノズルは、それぞれコンベアの幅方向に対して所定角度だけ傾いていることを特徴とする。
本発明によれば、上流側ノズルユニットのノズルは、コンベアにより搬送される容器の進行方向の後面に向けてエア(圧縮空気)を噴出するような角度に設定されている。また、下流側ノズルユニットのノズルは、コンベアにより搬送される容器の進行方向の前面に向けてエア(圧縮空気)を噴出するような角度に設定されている。
本発明の一態様によれば、前記所定角度は、前記コンベアの幅方向に対して時計方向回りまたは反時計方向回りに20°〜30°であることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、搬送される容器のサイズに応じて、前記2つの上流側ノズルユニット間の距離および前記2つの下流側ノズルユニット間の距離を調整可能であることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、搬送される容器のサイズに応じて、前記上流側ノズルユニットと前記下流側ノズルユニットとの間の距離を調整可能であることを特徴とする。
本発明によれば、容器のサイズが大きい場合には、容器のサイズが小さい場合に比べて、コンベアの幅方向における対向する上流側ノズルユニット間の距離および対向する下流側ノズルユニット間の距離を大きくし、またコンベアの搬送方向における上流側ノズルユニットと下流側ノズルユニット間の距離を大きくすることができる。このように、容器のサイズに応じて距離を調整することにより、上流側及び下流側ノズルユニットから噴出されるエア(圧縮空気)は、容器の進行方向の前後面の中央部に当たるようにできる。上流側及び下流側の4つのノズルユニットは、同時に容器の進行方向の前面および後面にエア(圧縮空気)を吹きつけることにより容器に加わる力のバランスを取ることができ、容器を転倒させることなく強い圧力で容器にエアを吹きつけることができる。これにより、容器の進行方向の前後面に付着した水滴を除去することができる。
本発明の一態様によれば、前記上流側および下流側ノズルユニットのさらに上流側及び/又は下流側に、前記コンベアの両側に対向して配置された対をなす2つの他のノズルユニットをさらに備え、該2つの他のノズルユニットは前記コンベアにより搬送される容器の両側面に向けて同時に圧縮空気を吹き付けることが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、対をなす2つの他のノズルユニットの前面を容器が通過する間に、これらの他のノズルユニットは、同時に容器の両側面にエア(圧縮空気)を吹きつけることにより容器に加わる力のバランスを取ることができ、容器を転倒させることなく強い圧力で容器にエアを吹きつけることができる。これにより、容器の両側面に付着した水滴を除去することができる。
本発明の一態様によれば、前記対をなす2つの他のノズルユニットは、前記コンベアの搬送方向に間隔を置いて複数対設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、前記複数対の他のノズルユニットは、水平方向に対して傾斜させて配置することが可能であることを特徴とする。
本発明は、以下に列挙する効果を奏する。
(1)本発明によれば、コンベアにより搬送される容器の進行方向の前後面に付着した水滴と容器の両側面に付着した水滴を除去することができる。したがって、容器の外面に付着した水滴を除去することができる。
(2)本発明によれば、ペットボトルのように外面にリブやへこみがある容器や角形の容器の場合にも、容器の外面に付着した水滴を除去することができる。
(3)本発明によれば、ノズルユニットから容器にエア(圧縮空気)を吹きつける際に、容器の両側面および容器の前後面に加わる力をバランスさせることができ、容器を転倒させることなく強い圧力で容器にエア(圧縮空気)を吹きつけることができる。
図1は本発明に係る容器の水滴除去装置の全体構成を示す正面図である。 図2は図1のII−II線断面図である。 図3はノズルユニットを支持するための支持機構を示す平面図である。 図4は図3のIV−IV線断面図である。 図5は、ノズルユニットとコンベアにより搬送される容器との配置関係を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は側面図である。 図6は、ノズルユニットとコンベアにより搬送される容器との配置関係を示す平面図である。
以下、本発明に係る容器の水滴除去装置の実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。図1乃至図6において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は本発明に係る容器の水滴除去装置の全体構成を示す正面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。本発明の容器の水滴除去装置は、CCDカメラ等による撮像により容器の検査を行なう容器検査装置の上流側に設置されている。なお、本発明の容器の水滴除去装置は、容器検査装置とともに用いないで、単独で用いることもできる。本実施形態においては、容器の一種としてペットボトルを一例として説明する。図1に示すように、ペットボトルからなる容器1の胴部にはへこみ1hがあり、容器1の口部にはプラスチック製のキャップ1cが装着されている。図2に示すように、容器1はコンベア2によって所定速度で矢印X向に搬送される。
図1および図2に示すように、容器の水滴除去装置は、コンベア2の両側に、コンベア2の搬送方向に沿って設けられた複数のノズルユニットNU1,NU2,NU3,NU4,NU5,NU6を備えている。コンベア2を挟んで対向して設置された2つのノズルユニットは、対をなしてコンベア2の搬送ラインCLに対して左右対称に配置されている。すなわち、コンベア2の搬送ラインCLの最上流の2つのノズルユニットNU1,NU1は、対をなしてコンベア2の搬送ラインCLに対して左右対称に配置されている。また、次の2つのノズルユニットNU2,NU2も対をなしてコンベア2の搬送ラインCLに対して左右対称に配置されている。ノズルユニットNU3〜NU6も同様である。各ノズルユニットNU1〜NU6は、多角形断面を有する角筒状をなし、先端部にスリット状のノズルnを有し、細長い線状のエア(圧縮空気)を容器1に噴出するようになっている。スリット状のノズルnは吹出口の全面が連続して開口している。また、ノズルnは、多数の小孔が間隔を置いて直線上に配置されたノズルでもよい。
図3および図4は、ノズルユニットNU1〜NU6を支持するための支持機構を示す図であり、図3は平面図、図4は図3のIV−IV線断面図である。図3および図4に示すように、左右の支持フレーム3,3間には2本の支持用ロッド4,4が架け渡されており、これら支持用ロッド4,4には左右一対の可動ブロック5,5が支持されている。可動ブロック5,5の上面には、雌ねじ部材6,6が固定されており、これら雌ねじ部材6,6には両ねじを形成したねじ棒7が螺合されている。そして、ねじ棒7の両端は前記支持フレーム3,3により支持されており、ねじ棒7の一端にはハンドル8が固定されている。
また、図1および図4に示すように前記可動ブロック5,5には吊下部材9,9を介して支持用梁10,10が支持されている。支持用梁10,10は、コンベア2の両側に配置されるとともにコンベア2の搬送方向に沿って水平方向に延びている。そして、支持用梁10,10に、それぞれ対をなすノズルユニットNU1,NU2,NU3,NU4,NU5,NU6が支持されている。各ノズルユニットNU1〜NU6は、垂直方向に延びる支持部材12を介して支持用梁10に支持されている。
上述の構成により、ハンドル8を回すことによりねじ棒7を回転させて可動ブロック5,5および支持用梁10,10を互いに接近又は離間させることにより、対をなす左右のノズルユニットNU1〜NU6の全てを互いに接近又は離間させることができる。すなわち、コンベア2の搬送ラインCLの最上流の左右2つのノズルユニットNU1,NU1をコンベア2上の容器1に対して同時に接近又は離間させることができるため、対をなす左右のノズルユニットNU1,NU1は、コンベア2の略中心部を通る直線状の搬送ラインCLに沿って搬送される容器1に対して等距離を保つことができる。ノズルユニットNU2〜NU6も同様である。
図1および図2に示すように、ノズルユニットNU1,NU2,NU3,NU6は水平方向に対して斜めに傾いて配置されており、ノズルユニットNU1,NU2,NU3,NU6の各ノズルnは、コンベア2により搬送される容器1の両側面1S,1Sに対向しており、主として容器1の両側面1S,1Sに付着した水滴を除去するようになっている。ノズルユニットNU1〜NU6は、矢印Aで示すように、垂直方向に延びる支持部材12に対して上下方向に位置調整が可能になっているとともに、矢印Bで示すように支持部材12に対して回転可能になっている。
図1および図2に示すように、ノズルユニットNU4,NU4は鉛直方向に配置されており、ノズルユニットNU4,NU4のノズルnは、コンベア2により搬送される容器1の進行方向の後面1Bに向けてエア(圧縮空気)を噴出するような角度に設定されている。また、左右のノズルユニットNU5,NU5は鉛直方向に配置されており、ノズルユニットNU5,NU5のノズルnは、コンベア2により搬送される容器1の進行方向の前面1Fに向けてエア(圧縮空気)を噴出するような角度に設定されている。図2に示すように、ノズルユニットNU4,NU5のノズルnの角度は、コンベア2の幅方向に対して時計方向回りまたは反時計方向回りにθ=20°〜30°に設定されている。
図1および図2に示すように、ノズルユニットNU4,NU4はコンベア2の搬送方向に移動できないが、ノズルユニットNU5,NU5はコンベア2の搬送方向に移動可能になっている。すなわち、ノズルユニットNU5,NU5を支持する支持部材12,12は、ブロック状のスライダ14に固定されており、スライダ14には雌ねじ部材15が固定されている。一方、支持用梁10には2本のガイドバー16が支持されており、スライダ14はガイドバー16,16に沿って移動可能になっている。スライダ14に固定された雌ねじ部材15には、ねじ棒18が螺合されており、ねじ棒18は支持用梁10に固定されたブラケット19により支持されている。そして、ねじ棒18の端部には、ハンドル20が固定されている。
上述の構成により、ハンドル20を回すことによりねじ棒18を回転させてスライダ14をガイドバー16,16に沿って移動させることにより、支持部材12およびノズルユニットNU5を図2の矢印Cで示す方向に移動させることができる。
次に、図1乃至図4に示すように構成された容器の水滴除去装置の作用を説明する。
複数の容器1は所定間隔を置いてコンベア2により順次搬送される。この搬送中に容器1は、対向して配置されたノズルユニットNU1,NU2,NU3の前面を通過していく。このとき、ノズルユニットNU1,NU2,NU3から容器1の両側面1S,1Sにエア(圧縮空気)が吹きつけられる。図1に示すように、ノズルユニットNU1,NU2,NU3は、水平方向に対して所定の角度で傾き、かつ下流にいくにつれて配置された高さが順次低くなっている。図1においては、ノズルユニットNU1〜NU3は水平方向に対して約25°の角度で傾斜している。したがって、ノズルユニットNU1は、容器1のキャップ1cから胴部上部までの側面1Sに付着した水滴を除去し、ノズルユニットNU2は、容器1の肩部から胴部中段部までの側面1Sに付着した水滴を除去し、ノズルユニットNU3は、容器1の胴部上部から胴部下部までの側面1Sに付着した水滴を除去する。
上述したように、容器1が下流に搬送されるにつれて、容器1の側面1Sに付着した水滴は、容器1の上から下に向かって除去されるようになっている。ノズルユニットNU1〜NU3の上下方向の位置および傾斜角度は、容器1の側面1Sからの水滴の除去が容器1の上から下に向かって順次行うことができるように調整されている。また、容器1がノズルユニットNU1,NU2,NU3の前面を通過する間に、対向するノズルユニットNU1〜NU3は、同時に容器1の両側面1S,1Sにエア(圧縮空気)を吹きつけることにより容器1に加わる力のバランスを取ることができ、容器1を転倒させることなく強い圧力で容器1にエアを吹きつけることができる。
次に、容器1はノズルユニットNU4,NU5の前面を通過していく。このとき、ノズルユニットNU4,NU5から容器1の進行方向の前面1Fおよび後面1Bにエア(圧縮空気)が吹きつけられる。4つのノズルユニットNU4,NU5は、同時に容器1の進行方向の前面1Fおよび後面1Bにエア(圧縮空気)を吹きつけることにより容器1に加わる力のバランスを取ることができ、容器1を転倒させることなく強い圧力で容器1にエアを吹きつけることができる。これにより、容器1の進行方向の前後面1F,1Bに付着した水滴を除去することができる。4つのノズルユニットNU4,NU5の位置およびノズルnの角度は、容器1が4つのノズルユニットNU4,NU5に囲まれた位置に搬送されてきたときに、4方向から同時に容器1の前後面1F,1Bにエアを吹きつけることにより容器1に加わる力のバランスを取ることができ、容器1を転倒させることなく強い圧力で容器1にエアを吹きつけることができるように設定されている。ノズルユニットNU4,NU5のノズルnの角度は、コンベア2の幅方向に対して時計方向回りまたは反時計方向回りにθ=20°〜30°に設定されている。
その後、容器1はノズルユニットNU6の前面を通過していく。このとき、ノズルユニットNU6から容器1の胴部下部から胴部底部までの両側面1S,1Sにエアが吹きつけられ、容器1の両側面1S,1Sに付着した水滴は除去される。
図5は、ノズルユニットNU4,NU5とコンベア2により搬送される容器1との配置関係を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は側面図である。図5(a)および図5(b)では、円形断面の容器が示されている。図5(a)および図5(b)に示すように、ノズルユニットNU4,NU5のノズルnは、容器1の高さと概略同一の高さを有するように鉛直方向に細長(スリット)状に延びている。このように、各ノズルnの吹出口を全面が連続して開口したスリット状にして、容器1に吹きつけられる空気が拡散しない細長い線状にしている。これによって、単位面積あたりの容器1の外面に吹きつける空気の圧力を高くし水滴を除去しやすくしている。なお、ノズルnは、多数の小孔が間隔を置いて直線上に配置されたノズルでもよい。ノズルユニットNU4,NU5はエアダクト21,21によってエアブロワ(図示せず)に接続されている。なお、ノズルユニットNU1〜NU3,NU6の構成もノズルユニットNU4,NU5の構成と同様である。
本実施例において、ノズルユニットNU4,NU5は、鉛直方向に配置されているが、容器1の前後面1F,1Bにエアを吹き付けることができ容器1を転倒させることなく水滴を除去できる範囲であれば鉛直方向でなく傾斜して配置されていてもよい。この場合、図1において、ノズルユニットNU1等と同様にノズルユニットNU4,NU5を傾斜させてもよいが、水平方向に対する傾斜角度はノズルユニットNU1等に比べて大きく、例えば、ノズルユニットNU4,NU5の水平方向に対する傾斜角度は、容器1の前後面1F,1Bの全面にわたってエアを吹き付けられるように、75°以上(90°以下)などと大きくすることが好ましい。
図5(a)に示すように、容器1が4つのノズルユニットNU4,NU5に囲まれた位置に搬送されてきたとき、4つのノズルユニットNU4,NU5は、同時に容器1の進行方向の前面1Fおよび後面1Bにエア(圧縮空気)を吹きつけることにより容器1に加わる力のバランスを取ることができ、容器1を転倒させることなく強い圧力で容器1にエアを吹きつけることができる。これにより、容器1の進行方向の前後面1F,1Bに付着した水滴を除去することができる。
図6は、ノズルユニットNU4,NU5とコンベア2により搬送される容器1との配置関係を示す平面図である。図6では、角形断面の容器が示されている。図6の上部では、容器1のサイズが小さい場合を示し、図6の下部では、容器1のサイズが大きい場合を示している。図6に示すように、容器1のサイズが大きい場合には、容器1のサイズが小さい場合に比べて、コンベアの幅方向における対向するノズルユニットNU4,NU4間の距離L1および対向するノズルユニットNU5,NU5間の距離L1を大きくし、またコンベア2の搬送方向におけるノズルユニットNU4とノズルユニットNU5間の距離L2を大きくしている。このように、容器のサイズに応じて距離L1,L2を調整することにより、ノズルユニットNU4,NU5から噴出されるエアは、容器1の進行方向の前後面1F,1Bの中央部に当たるようにしている。4つのノズルユニットNU4,NU5は、同時に容器1の進行方向の前面1Fおよび後面1Bにエア(圧縮空気)を吹きつけることにより容器1に加わる力のバランスを取ることができ、容器1を転倒させることなく強い圧力で容器1にエアを吹きつけることができる。これにより、容器1の進行方向の前後面1F,1Bに付着した水滴を除去することができる。
なお、容器1がノズルユニットNU4,NU4の上流側からノズルユニットNU4,NU4の位置にきたときに、ノズルユニットNU4,NU4からエアは角形の容器1の両側面1S,1Sに吹きつけられるが、容器1の両側面1S,1Sに加わる力はバランスしているので容器1が転倒することはない。そして、容器1がさらに進行すると、ノズルユニットNU4,NU4からのエアは角形の容器1の角部を経て容器1の進行方向の後面1Bに当たるようになるが、このとき、ノズルユニットNU5,NU5からのエアが容器1の進行方向の前面1Fに当たるようになる。そのため、ノズルユニットNU4,NU5からのエアによる容器1の前後面1F,1Bに加わる力は、バランスし、容器1が転倒することはない。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1 容器
1c キャップ
1B 後面
1F 前面
1S 側面
2 コンベア
3 支持フレーム
4 支持用ロッド
5 可動ブロック
6 雌ねじ部材
7 ねじ棒
8 ハンドル
9 吊下部材
10 支持用梁
12 支持部材
14 スライダ
15 雌ねじ部材
16 ガイドバー
18 ねじ棒
19 ブラケット
20 ハンドル
21 エアダクト
CL 搬送ライン
NU1,NU2,NU3,NU4,NU5,NU6 ノズルユニット

Claims (8)

  1. コンベアにより搬送される容器の外面に付着した水滴を除去する装置において、
    前記コンベアの搬送方向の上流側であって、コンベアの両側に対向して配置された対をなす2つの上流側ノズルユニットと、
    前記コンベアの両側に対向して配置されるとともに前記2つの上流側ノズルユニットからそれぞれ所定の間隔を置いて下流側に配置された対をなす2つの下流側ノズルユニットとを備え、
    前記上流側および下流側ノズルユニットのノズルは、前記コンベアにより搬送される容器の進行方向の前面および後面に向けて同時に圧縮空気を吹き付けることが可能なノズルであることを特徴とする容器の水滴除去装置。
  2. 前記上流側および下流側ノズルユニットのノズルは、それぞれコンベアの幅方向に対して所定角度だけ傾いていることを特徴とする請求項1記載の容器の水滴除去装置。
  3. 前記所定角度は、前記コンベアの幅方向に対して時計方向回りまたは反時計方向回りに20°〜30°であることを特徴とする請求項2記載の容器の水滴除去装置。
  4. 搬送される容器のサイズに応じて、前記2つの上流側ノズルユニット間の距離および前記2つの下流側ノズルユニット間の距離を調整可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の容器の水滴除去装置。
  5. 搬送される容器のサイズに応じて、前記上流側ノズルユニットと前記下流側ノズルユニットとの間の距離を調整可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の容器の水滴除去装置。
  6. 前記上流側および下流側ノズルユニットのさらに上流側及び/又は下流側に、前記コンベアの両側に対向して配置された対をなす2つの他のノズルユニットをさらに備え、該2つの他のノズルユニットは前記コンベアにより搬送される容器の両側面に向けて同時に圧縮空気を吹き付けることが可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容器の水滴除去装置。
  7. 前記対をなす2つの他のノズルユニットは、前記コンベアの搬送方向に間隔を置いて複数対設けられていることを特徴とする請求項6記載の容器の水滴除去装置。
  8. 前記複数対の他のノズルユニットは、水平方向に対して傾斜させて配置することが可能であることを特徴とする請求項7記載の容器の水滴除去装置。
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