JP2011133006A - 管継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1管10と第2管20とのミスアライメントによる両管10,20の圧接部分の損傷を回避可能とし、当該圧接部分における密封性の低下を防止する。
【解決手段】先広がりテーパ状内面22の開口端周縁の内径寸法R2は、先細りテーパ状外面13の先端周縁の外径寸法R1よりも大きく設定されている。ナット30には、その中心軸線40に対する第1管10の傾きを制限するための傾き制限部が設けられている。この傾き制限部による傾き許容角度θは、第1管10が最大に傾いた状態での連結過程において、先細りテーパ状外面13の先端周縁が先広がりテーパ状内面22の開口端周縁よりも内径側に位置する状態になるように設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、第1管に外装されるナットを第2管の胴部外周に螺合することにより、前記両管を引き寄せて、いずれか一方の管の端部外周に設けられる先細りテーパ状外面を他方の管の内孔の開口に設けられる先広がりテーパ状内面に圧接させる管継手構造に関する。この第1管や第2管としては、例えば内燃機関の高圧燃料供給経路やブレーキ液の圧送経路に用いる配管等が挙げられる。
例えば特許文献1に示すように、ディーゼルエンジンの燃料配管においてフレア継手を用いることがある。
図9を参照して、一般的なフレア継手を説明する。フレア継手は、第1管100の下端大径部101の端部外周に先細りテーパ状外面102が設けられ、第2管200の内孔の開口に先広がりテーパ状内面202が設けられ、第1管100に外装されるフレアナット300の雌ねじ孔301を第2管200の上端部外周の雄ねじ部201に螺合させることにより、第1管100と第2管200とを引き寄せて第1管100の先細りテーパ状外面102と第2管200の先広がりテーパ状内面202とを圧接させるようにした構造になっている。なお、先細りテーパ状外面102と先広がりテーパ状内面202との圧接部分がシール部となる。
従来では、前記のようなフレア継手において、第1管100と第2管200との連結作業を容易にするために、連結作業時において、フレアナット300に対する第1管100の傾きを可及的に大きくできるように設計している。つまり、作業性を優先するような設計になっている。
特開2007−85260号公報
ところで、前記フレア継手は、作業性を優先するように設計されている関係より、次のような不具合が懸念される。
例えば図10に示すように、連結過程において、第1管100が第2管200に対して大きく傾き過ぎた姿勢になると、第1管100の先細りテーパ状外面102の先端周縁が第2管200の先広がりテーパ状内面202の開口端周縁よりも外径側に飛び出す状態になることがありうる。
そのような場合には、まず、図10に示すように、第1管100の先細りテーパ状外面102の先端周縁における円周上の一部104が、第2管200の上端面に当接することになり、フレアナット300のねじ込みの進展に伴い、第1管100の姿勢が正されるようになるものの、図11に示すように、第1管100の先細りテーパ状外面102の先端周縁における円周上の一部104が第2管200の先広がりテーパ状内面202をかじって、引っ掻き傷を付けることになりかねない。
このように、先広がりテーパ状内面202に引っ掻き傷が付いてしまうと、先細りテーパ状外面102と先広がりテーパ状内面202との圧接部分の密封性が低下することになるために、連結後において前記圧接部分から燃料漏れが発生しやすくなってしまう。ここに改良の余地がある。
例えばディーゼルエンジンでは、ガソリンエンジンに比べて燃料を高圧縮するようになっている関係より、前記のように圧接部分に損傷があると、この圧接部分からの燃料漏れが、より発生しやすくなると言える。
このような事情に鑑み、本発明は、第1管に外装されるナットを第2管の胴部外周に螺合することにより、前記両管を引き寄せて、いずれか一方の管の端部外周に設けられる先細りテーパ状外面を他方の管の内孔の開口に設けられる先広がりテーパ状内面に圧接させる管継手構造において、第1管と第2管とのミスアライメントによる両管の圧接部分の損傷を回避可能とし、両管の圧接部分における密封性の低下を防止することを目的としている。
本発明は、第1管に外装されるナットを第2管の胴部外周に螺合することにより、前記両管を引き寄せて、いずれか一方の管の端部外周に設けられる先細りテーパ状外面を他方の管の内孔の開口に設けられる先広がりテーパ状内面に圧接させる管継手構造であって、前記先広がりテーパ状内面の開口端周縁の内径寸法は、前記先細りテーパ状外面の先端周縁の外径寸法よりも大きく設定されており、前記ナットには、当該ナットの中心軸線に対する前記第1管の傾きを許容して傾き許容角度を制限するための傾き制限部が設けられており、前記傾き制限部による傾き許容角度は、前記第1管が最大に傾いた状態での連結過程において、前記先細りテーパ状外面の先端周縁が前記先広がりテーパ状内面の開口端周縁よりも内径側に位置する状態になるように設定されている、ことを特徴としている。
この構成では、ナットに対する第1管の傾き許容角度を可及的に小さく制限しているから、第1管と第2管とを連結する過程において第1管と第2管との相対的な傾き、つまりミスアライメントを可及的に小さく制限することが可能になる。
これにより、第1管が最大に傾いた状態において、ナットを第2管に、ある程度ねじ込むと、一方の管の先細りテーパ状外面における先端周縁が他方の管の先広がりテーパ状内面における開口端周縁よりも内径側に位置する状態になって、従来例のように外径側に飛び出さなくなる。
これにより、ナットのねじ込みが進むにつれて、第1管の姿勢が第2管と略1直線に並ぶように正されながら、一方の管の先細りテーパ状外面が他方の管の先広がりテーパ状内面に対して面で圧接するようになる。
そのために、前記先広がりテーパ状内面に従来例のような引っ掻き傷が付いてしまうことが回避されるようになり、先細りテーパ状外面と先広がりテーパ状内面との圧接部分における密封性が低下せずに済むようになる。
好ましくは、前記一方の管が前記第1管とされ、前記他方の管が前記第2管とされる。
ここでは、ナットが外装される側の第1管に先細りテーパ状外面が、また、第2管に先広がりテーパ状内面が設けられることを特定している。
好ましくは、前記一方の管が前記第2管とされ、前記他方の管が前記第1管とされる。
ここでは、ナットが外装される側の第1管に先広がりテーパ状内面が、また、第2管に先細りテーパ状外面が設けられることを特定している。
好ましくは、前記ナットは、その内孔が大小2段の異形孔とされ、かつこの異形孔の大径孔部が雌ねじ孔とされるフレアナットからなり、前記異形孔の小径孔部の内径寸法は、前記一方の管の胴部外径より大きくかつ前記一方の管の端部における最大外径より小さく設定される。
ここでは、ナットをフレアナットに特定するとともに、ナットのねじ込みに伴い一方の管が他方の管に引き寄せられる構成を特定している。
好ましくは、前記傾き制限部による傾き許容角度は、前記フレアナットの小径孔部の軸方向有効長さや、前記小径孔部の内径と第1管の胴部の外径との差を調整することにより設定される。
この構成では、傾き許容角度を設定するための構成要素を特定しており、比較的簡単に傾き許容角度を設定することが可能になる。
本発明に係る管継手構造は、第1管に外装されるナットを第2管の胴部外周に螺合することにより、前記両管を引き寄せて、いずれか一方の管の端部外周に設けられる先細りテーパ状外面を他方の管の内孔の開口に設けられる先広がりテーパ状内面に圧接させる管継手構造において、第1管と第2管とのミスアライメントによる両管の圧接部分の損傷を回避することが可能になって、両管の圧接部分における密封性の低下を防止することが可能になる。
本発明に係る管継手構造の一実施形態で、第1管と第2管とを連通連結した状態を示す断面図である。 図1において第1管と第2管とを分離した状態を示す断面図である。 第1管と第2管とを連結する過程において第1管が最大に傾いているときの様子を示す断面図である。 図1において第1管の先細りテーパ状外面と第2管の先広がりテーパ状内面とを拡大して示す図である。 図3においてフレアナットによる第1管の傾きを制限する部分を拡大して示す図である。 本発明に係る管継手構造の他実施形態で、第1管と第2管とを連通連結した状態を示す断面図である。 図1において第1管の先細りテーパ状外面と第2管の先広がりテーパ状内面とを拡大して示す図である。 第1管と第2管とを連結する過程において第1管が最大に傾いているときの様子を示す断面図である。 従来例のフレア継手の構造で、第1管と第2管とを連通連結した状態を示す断面図である。 従来例において第1管と第2管とを連結する過程において第1管が最大に傾いているときの様子を示す断面図である。 図10においてフレアナットのねじ込みを進展させたときの様子を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図5に、本発明の一実施形態を示している。図に示す管継手構造において、10は第1管、20は第2管、30はフレアナットである。第1管10、第2管20、フレアナット30は、例えばステンレス鋼等、適宜の金属材料で形成される。
第1管10の下端には、その胴部11の外径よりも大きな外径とされた大径部12が設けられている。この下端大径部12の外周には、先細りテーパ状外面13が設けられている。さらに、胴部11と下端大径部12との境界部分には、下端側へ向けて漸次拡径する段壁面14が設けられている。
この実施形態では、下端大径部12の先端周縁つまり先細りテーパ状外面13の先端周縁には、丸い面取りが施されている。このように下端大径部12の先端周縁に丸い面取りが施されている関係より、先細りテーパ状外面13の先端周縁の位置としては、図4に示すように、下端大径部12の先端面と丸い面取りとが連接する位置(符号15参照)になる。
第2管20の上端部外周には、雄ねじ部21が設けられている。この第2管20の内孔の開口には、先広がりテーパ状内面22が設けられている。なお、第2管20の先広がりテーパ状内面22の開口端周縁の内径寸法R2は、図4に示すように、第1管10の先細りテーパ状外面13の先端周縁の外径寸法R1よりも大きく設定されている。
フレアナット30は、第1管10の胴部11に第1管10の長手方向にスライド可能に外装されている。このフレアナット30は、その内孔が大小2段の異形孔とされており、この異形孔の大径孔部31は雌ねじ孔とされ、また、前記異形孔の小径孔部32の内径寸法は、第1管10の胴部11の外径より大きくかつ第1管10の下端大径部12の最大外径より小さく設定されている。さらに、小径孔部32の外側開口と内側開口とには、それぞれ面取り33,34が設けられており、小径孔部32において軸方向に沿う円筒面部分が第1管10の軸方向変位を案内するようになっている。内側面取り34は、2段のテーパ面となっている。
このようなフレアナット30であれば、フレアナット30の中心軸線40(図3参照)に対して第1管10が傾くことが許容されるようになる。さらに、フレアナット30の雌ねじ孔とされる大径孔部31を第2管20の雄ねじ部21に螺合してねじ込みを進展させると、フレアナット30の小径孔部32における内側面取り34が第1管10の段壁面14を押して第1管10を第2管20側に近付けるようになる。
次に、第1管10と第2管20とを連通連結するときの手順を説明する。
まず、図2に示すように、第2管20の上端に対して、第1管10の下端を向き合わせるような状態で略1直線上に配置しておき、第1管10に外装されるフレアナット30の大径孔部31を第2管20の雄ねじ部21にねじ込む。
このフレアナット30のねじ込みが進むにつれて、第1管10と第2管20とが互いに引き寄せられて、第1管10の先細りテーパ状外面13が第2管20の先広がりテーパ状内面22に当接するようになる。このとき、フレアナット30の締め込みトルクを調整することにより、先広がりテーパ状内面22に対する先細りテーパ状外面13の楔状食い込み作用により、両テーパ面13,22の圧接の度合いが管理されるようになる。
この圧接部分がシール部となり、第1管10と第2管20との各内孔を流れる流体が前記圧接部分から漏れ出ることを防止する。
なお、図示していないが、先細りテーパ状外面13と先広がりテーパ状内面22との少なくともいずれか一方に密封機能を有する膜を形成したり、前記圧接部分に適宜のガスケットを介在させたりすることが可能であり、それらの構造についても本発明の実施形態となる。これらの構造では、前記圧接部分の密封性がさらに向上する。
ところで、従来例で説明したが、第1管10と第2管20とが相対的に傾いた姿勢になった状態で、それらを連結させる場合に、第1管10の先細りテーパ状外面13が第2管20の先広がりテーパ状内面22に面で圧接しにくくなることがあるので、この実施形態では、そのような不具合の発生を回避するために、次のような工夫をしている。
フレアナット30には、当該フレアナット30に対する第1管10の傾きを制限するための傾き制限部が設けられている。
この傾き制限部による傾き許容角度θは、第1管10が最大に傾いた状態での連結過程において、第1管10の先細りテーパ状外面13の先端周縁が第2管20の先広がりテーパ状内面22の開口端周縁よりも内径側に位置する状態になるように設定されている。
具体的に、図5に示すように、前記傾き許容角度θは、フレアナット30の小径孔部32の軸方向有効長さLや、小径孔部32の内径と第1管10の胴部11の外径との差Sを調整することにより、任意に設定することができる。
なお、小径孔部32の軸方向有効長さLとは、小径孔部32の軸方向全長ではなく、小径孔部32において外側開口と内側開口とに設けられる面取り33,34を除く円筒面部分の軸方向長さのことである。
ここで、傾き許容角度θは、tanθ=S/Lで表すことができる。つまり、傾き許容角度θは、θ=tan-1(S/L)で求められる。これにより、傾き許容角度θを小さく設定するには、内外径差Sを小さくしたり、軸方向有効長さLを大きくしたりと、適宜に調整すればよいことになる。
この実施形態において、前記傾き制限部を設計するときの技術思想の一例を説明する。まず、第1管10の先細りテーパ状外面13における先端周縁の外径寸法R1を、第2管20の先広がりテーパ状内面22における開口端周縁の内径寸法R2よりも大きくするのであるが、この差と、傾き許容角度θとの間に相関関係がある。そこで、前記差を任意に設定しておいて、第1管10を傾かせたときに、先細りテーパ状外面13の先端周縁が先広がりテーパ状内面22の開口端周縁よりも外径側に飛び出さずに内径側に位置するときの第1管10の傾き角度を調べる。この調べた傾き角度を傾き許容角度θに特定する。次いで、この傾き許容角度θを確保するように、前記した内外径差Sと軸方向有効長さLとを適宜に設定する。
次に、図3を参照して、この実施形態における第1管10と第2管20とを連通連結するときの様子を説明する。
第1管10が最大に傾いた状態において、フレアナット30の大径孔部31を第2管20の雄ねじ部21に、ある程度ねじ込むと、第1管10の先細りテーパ状外面13の先端周縁が第2管20の先広がりテーパ状内面22の開口端周縁よりも内径側に位置する状態になって、従来例のように外径側に飛び出さなくなる。
これにより、フレアナット30のねじ込みが進むにつれて、第1管10の姿勢が第2管20と略1直線に並ぶように正されながら、第1管10の先細りテーパ状外面13が第2管20の先広がりテーパ状内面22に対して面で圧接するようになる。
そのために、先広がりテーパ状内面22に従来例のような引っ掻き傷が付いてしまうことが回避されるようになり、先細りテーパ状外面13と先広がりテーパ状内面22との圧接部分における密封性が低下せずに済むようになる。
以上説明したように本発明を適用した実施形態では、フレアナット30に対する第1管10の傾き許容角度θを可及的に小さく設定することにより、第1管10と第2管20とを連結する過程において第1管10と第2管20との相対的な傾きつまりミスアライメントを可及的に小さく制限するようにしているから、第1管10と第2管20とのミスアライメントにより先広がりテーパ状内面22が損傷せずに済むようになって、先細りテーパ状外面13と先広がりテーパ状内面22との圧接部分における密封性を十分に確保できるようになる。したがって、この実施形態の管継手構造によれば、第1管10および第2管20の各内孔に流される流体の漏れに対する信頼性を向上することが可能になる。
ところで、前記した第1管10や第2管20は、例えば内燃機関の高圧燃料供給経路や、車両のブレーキ液の圧送経路に用いる配管等とすることができる。このような高圧の液体を取り扱う場合でも、本発明に係る管継手構造は、前記したことから、液体漏れに対して信頼性が高くなる等、好適となる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。以下で例を挙げる。
例えば図6から図8を参照して本発明の他の実施形態を説明する。この実施形態では、第1管10の内孔の開口に先広がりテーパ状内面13aが設けられ、第2管20の上端部の外周に先細りテーパ状外面22aが設けられるようになっている。この実施形態において、その他の構成は上記実施形態と基本的に同じになっている。
そして、第1管10の先広がりテーパ状内面13aにおける開口端周縁の内径寸法R3は、第2管20の先細りテーパ状外面22aにおける先端周縁の外径寸法R4よりも大きく設定されている。なお、先広がりテーパ状内面13aにおける開口端周縁には、丸い面取りが施されているが、この先広がりテーパ状内面13aにおける開口端周縁は、図7に示すように、下端大径部12の先端面と丸い面取りとが連接する位置(符号15a参照)になる。
この実施形態の場合も、上記実施形態と同様に、フレアナット30には、当該フレアナット30に対する第1管10の傾きを制限するための傾き制限部が設けられている。この傾き制限部による傾き許容角度θは、第1管10が最大に傾いた状態での連結過程において、第2管20の先細りテーパ状外面22aにおける先端周縁が第1管10の先広がりテーパ状内面13aにおける開口端周縁よりも内径側に位置する状態になるように設定されている。したがって、この実施形態の場合も、上記実施形態と同様、フレアナット30のねじ込みが進むにつれて、第1管10の姿勢が第2管20と略1直線に並ぶように正されながら、第1管10の先広がりテーパ状内面13aが第2管20の先細りテーパ状外面22aに対して面で圧接するようになる。
そのために、第1管10の先広がりテーパ状内面13aに従来例のような引っ掻き傷が付いてしまうことが回避されるようになり、先広がりテーパ状内面13aと先細りテーパ状外面22aとの圧接部分における密封性が低下せずに済むようになる。
10 第1管
11 第1管の胴部
12 第1管の下端大径部
13 第1管の先細りテーパ状外面
20 第2管
21 第2管の雄ねじ部
22 第2管の先広がりテーパ状内面
30 フレアナット
31 フレアナットの大径孔部
32 フレアナットの小径孔部

Claims (5)

  1. 第1管に外装されるナットを第2管の胴部外周に螺合することにより、前記両管を引き寄せて、いずれか一方の管の端部外周に設けられる先細りテーパ状外面を他方の管の内孔の開口に設けられる先広がりテーパ状内面に圧接させる管継手構造であって、
    前記先広がりテーパ状内面の開口端周縁の内径寸法は、前記先細りテーパ状外面の先端周縁の外径寸法よりも大きく設定されており、
    前記ナットには、当該ナットの中心軸線に対する前記第1管の傾きを制限するための傾き制限部が設けられており、
    前記傾き制限部による傾き許容角度は、前記第1管が最大に傾いた状態での連結過程において、前記先細りテーパ状外面の先端周縁が前記先広がりテーパ状内面の開口端周縁よりも内径側に位置する状態になるように設定されている、ことを特徴とする管継手構造。
  2. 請求項1に記載の管継手構造において、
    前記一方の管が前記第1管とされ、前記他方の管が前記第2管とされる、ことを特徴とする管継手構造。
  3. 請求項1に記載の管継手構造において、
    前記一方の管が前記第2管とされ、前記他方の管が前記第1管とされる、ことを特徴とする管継手構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の管継手構造において、
    前記ナットは、その内孔が大小2段の異形孔とされ、かつこの異形孔の大径孔部が雌ねじ孔とされるフレアナットからなり、
    前記異形孔の小径孔部の内径寸法は、前記一方の管の胴部外径より大きくかつ前記一方の管の端部における最大外径より小さく設定される、ことを特徴とする管継手構造。
  5. 請求項4に記載の管継手構造において、
    前記傾き制限部による傾き許容角度は、前記フレアナットの小径孔部の軸方向有効長さや、前記小径孔部の内径と第1管の胴部の外径との差を調整することにより設定される、ことを特徴とする管継手構造。
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