JPH0587275A - 円錐台形状ねじ部を用いる管の継手 - Google Patents

円錐台形状ねじ部を用いる管の継手

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JPH0587275A
JPH0587275A JP3337739A JP33773991A JPH0587275A JP H0587275 A JPH0587275 A JP H0587275A JP 3337739 A JP3337739 A JP 3337739A JP 33773991 A JP33773991 A JP 33773991A JP H0587275 A JPH0587275 A JP H0587275A
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frustoconical
male part
generatrix
convex
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Thierry Noel
テイエリー・ノエル
Shigeo Nagasaku
重夫 永作
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Nippon Steel Corp
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Vallourec SA
Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • E21B17/02Couplings; joints
    • E21B17/04Couplings; joints between rod or the like and bit or between rod and rod or the like
    • E21B17/042Threaded
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L15/00Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints
    • F16L15/001Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with conical threads
    • F16L15/004Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with conical threads with axial sealings having at least one plastically deformable sealing surface

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】雄部品と雌部品にねじ込む際に発生する局所的
摩擦現象や衝撃、管の結合後にかかる引張り荷重等によ
ってシール性が損われないものとする。 【構成】雄部品6の端部領域は、雌部品8のひとつの面
と金属どうしの封止接触を提供する凸型円錐状の封止面
18、凹形円錐台状の接合領域に接続している封止面の内
側エッジ部及び雄ねじ部10のねじ山谷底部に接する母線
に平行な部分に平行な端部領域の外面に接続されている
封止面の外側エッジ部よりなる。外側エッジ部の直径は
雄ねじのねじ山谷底部に接する母線の延長線が前記外側
エッジ部より外側に来るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管のラインまたはスト
リング(string)を構成する為の金属管の結合部品におけ
る円錐台形状ねじ部を用いた結合配置に関し、特に石油
産業施設で用いられる「ケーシング」または「チュービ
ング」と称されるものに関する。
【0002】
【従来技術】管のラインやストリングを形成する為の円
錐台形状ねじ部を有する管用結合装置が使用されている
ことはかつてより知られている。フランス特許第1 489
013号は管端部に配置された円錐台形状ねじ部を用いて
金属管の封止結合をする継手を記載している。この継手
の完全封止性は、継手の雄部品の端部を形成する凹型円
錐台形状面3(該特許の図3参照)がこれに対応する雌
部品に配置されている凸型円錐台形状の肩構造(shoulde
r configuration)7をねじ込みの最後において支え受け
ることによって確保されている。このように外方向に押
し出される雄ねじ端部が金属同士の封止形成を可能にし
ている。更に補助的に雌部品の凸型円錐台形状肩構造は
外周部に延長されていて凹型円錐台形状面8によって雄
部品の凹型円錐台形状面の外側エッジ部を支えるように
なっている。この外側エッジ部4aは雌部品の前記凹型
円錐台形状面8を支え受けるようになっており幾分凸型
になっている円錐台形状チャンバによって構成されても
よい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような継手の雄部
品及び雌部品のねじ部の輪郭は、ねじ込み締めつけ後
は、双方互いに密着した面および隙間をもつ面を形成
し、ねじの全長にわたり螺旋状の漏出経路を形成するこ
とは、周知のことである。
【0004】実験によると、上述の形式の円錐台形状ね
じ部を用いた結合配置を有する管のラインまたはストリ
ングの結合部分においては、これらの配置の雄部品の先
端部と雄部品が組まれている雌部品の側壁との間の局所
的な摩擦現象や衝撃のいずれかまたは、その両方が起こ
り、これらを回避することは非常に困難である。これら
の局所的摩擦や衝撃のいずれか一方またはその両方は、
しばしば局所的欠陥を生じさせる原因となり、更にこれ
は小規模な局所的な漏れを引き起こす。たいていの場合
において、このように構成された有効な長さを有する管
のストリングは、引っ張り荷重がかけらるが、これによ
り、リークが発生し、このリークは、引っ張り応力が、
解除されると部分的に閉じる。さらに連続的な引っ張り
圧縮サイクルが完全封止性に対し悪い結果をもたらし、
上記のように生じたリークを成長させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】円錐台形状ねじ部を用い
た結合部品を提供する為の研究がなされた結果、優れた
完全封止性を有する管ストリングの製造が可能になっ
た。更にこの結合配置を構成し、締めつける時のグリー
ス圧の発生を回避する可能性についても研究がなされ
た。こうして、例えばAPI仕様に追従する「配合グリ
ース(compound greese)」混合物などの潤滑混合物が過
剰な場合にこれを排出する為の試験がなされ、ねじ配置
に十分小さい接触圧で十分な締め付け効果をもたらすこ
とができるよう図られた。
【0006】さらに、組み立ておよび締め付け作業にお
いて必要量より過剰のグリースを使用すること((overd
oping)によっては改善できない完全封止性を管用結合配
置に与える試験も行われた。
【0007】更に、雄部品が雌部品にねじ込む作業中に
発生する局所的摩擦現象や衝撃によって完全封止性を損
なうことのない円錐台形状ねじ部を用いた結合配置を提
供するための試験がなされた。
【0008】また、「配合グリース」の中に含有されて
いる金属粒子は、封止を確保する接触面の間に入り込
み、他の部品によっても、またこのグリースによっても
ふさぐ事ができない漏出経路を生むが、このような金属
粒子によって完全封止性能を劣化されることのない結合
配置をもたらす試験も行われた。
【0009】更にまた、このような結合配置を有する長
い配管ラインまたはストリングに1サイクル以上の圧縮
引っ張りを課すことによって完全封止が劣化されるよう
なことのない結合配置をもたらす試験も行われた。
【0010】また、複数回にわたる分解、再結合作業を
行っても完全封止性が劣化する事のないストリングまた
はライン用円錐台形状ねじ部を用いた結合配置を提供す
る為の試験も行われた。
【0011】更にまた、二つの数メータほどの比較的長
い管について、一方の管は雄ねじの端部を持ち、他方は
これに対応する雌ねじの端部を持つ場合の管の結合につ
いて及び、二つの比較的長い管の両方ともがその結合端
部として雄ねじを持ち、それらをこれに対応する雌ねじ
を両端にもつ結合スリーブを形成している短管によって
結合する場合について、これらの結合を円錐台形状ねじ
部を用いた結合配置によって形成する試験も行われた。
結合スリーブまた同様な手段を用いる場合に、上記以外
の方法として二つの比較的長い管の結合端部が雌ねじを
持ち、それらをこれに対応する雄ねじを両端に持つ結合
スリーブをなす短管によって結合する円錐台形状結合配
置を用いても良い。
【0012】
【作用】本発明の主題である円錐台形状ねじ部を用いた
結合装置は、以上に関し望ましい結果を達成することが
できる。
【0013】結合装置は、管状要素の端部領域の円錐台
形状の外ねじ部を有する雄部品、及びこれに結合する管
状要素の端部領域の雄ねじに対応する円錐台形状の内ね
じ部を有する雌部品より構成される。二つの管状要素
は、個々に長くても短くてもよく、また結合スリーブと
しての機能を果たせば短管であってもよい。一般的に、
スリーブを使用する場合は、その両端は雌ねじにより構
成される。雄部品の先端部は雌ねじ部品の壁の肩構造上
に形成される凸型円錐台形状の支承面を受け支えること
ができる凹型の円錐台形状の当接面により形成される。
凹型円錐台形状の当接面の外側エッジ部は、同じ雄部品
の凸型円錐台形状の封止面に接続していて、更にこの凸
型円錐台形状の封止面は、雌部品の凸型円錐台形状の支
承面に接続している同じ雌部品の対応する凹型円錐台形
状の面を支承するようになっている。
【0014】本発明によれば、雄部品の円錐台形状の封
止面の外側エッジ部の直径は、雄ねじのねじ山谷底部に
接する円錐台の母線の延長線が、前記外側エッジ部の外
側に来るようになっており、この距離は、少なくとも前
記外側エッジ部から0.1mm 以上の距離があることが好ま
しく、更には、0.1 から0.5mm の間がより有利ある。雄
部品端部の円錐台形状の封止面端部の頂点における二等
分角は、常に、管の軸線と、雄ねじねじ切り部の最小直
径点である端部と円錐台形状封止面の外側エッジ部を結
んだ直線によって作られる角より大きい。
【0015】更に、雄部品の端部領域の外側の面の母線
の部分、つまり、円錐台形状の封止面の外側エッジ部と
ねじ切り部の最小直径端部の間の部分は、封止面の母線
に対して傾きをもっており、かつ雄部品のねじ部のねじ
山谷底部に接する円錐台の母線の延長とは交差せず、円
錐台形状の案内面を構成する雄ねじねじ山谷底部に接す
る円錐台の母線の延長に平行または実質的に平行な部分
よりなる。
【0016】このような構成により、雄部品を雌部品に
ねじ込む時に雄部品の凸型円錐形封止状面と雌部品のね
じ部の壁との間の局所的摩擦現象及び衝撃のいずれか一
方または両方による雄部品の凸型円錐台形状封止面を損
傷する危険性をなくす。
【0017】相対する当接面と支承面、及び相対する雄
部品と雌部品の封止面の相対位置関係は、二つの部品の
結合されたねじ部の締めつけに際し、当接面と支承面の
間に及ぼされる圧力が、これらの円錐台形状面が傾いて
いることより生ずる締めつけ力の半径方向成分の寄与に
よって封止面どうしの固定を向上させるように決定され
る。このような封止面どうしの金属間接触は、結合配置
の完全封止性をもたらす。更にねじ込み結合後、当接面
と支承面が互いに接触し締めつけ合い、凸型と凹型の双
方の円錐台形状の封止面の間の接触面の母線の長さが少
なくとも2mm以上あることが好ましい。また、凸型及び
凹型円錐台形状の封止面の頂点における二等分角は、
2.862°から30°の間であることが好ましい。また凹型
と凸型円錐台形状の当接面及び支承面の頂点における二
等分角は、70°から85°の間にあることが好ましい。
【0018】雄部品の当接面の外側エッジ部とそのねじ
切り部の最小直径端部の距離は、この部品の軸線に平行
に測って、外形が120 から250mmの外形の管の場合少な
くとも8mm以上あることが有利である。
【0019】凸型円錐台形状の案内面をなす部分の母線
は少なくとも3mm以上の半径を持つ曲線部分によって形
成されることが好ましく、その外側エッジ部の位置にお
いて凸型円錐台形状封止面の母線と接続されていると有
利である。
【0020】更に、雄ねじと雌ねじの間に接触圧力を持
つことにより、好ましくは雄部品の封止面が雌部品の対
応する封止面に接触する前にねじ切り部において締め代
を持ち干渉を起こすように、雄ねじ及び雌ねじのサイズ
が規定されれていることが好ましい。
【0021】雄部品の端部領域の外側の面の母線は、円
錐台形状の案内面に対応する部分以外の部分において
は、ねじ切り部の最小直径端部の面によって接続されて
いてかつ、雄部品の軸線に平行である実質上の円柱側面
から構成されてもよい。
【0022】雄部品の凹型円錐台形状の当接面の母線の
長さは、ねじ込み作業中に金属がこの部分で塑性変形を
しないように規定されている。
【0023】雄部品の端部は、接合手段に弾性圧縮及び
半径方向の曲げ剛性モードの弾性変形を提供する十分な
力をその端部領域に対して配分し、とくに、雌部品につ
いて同等な弾性変形現象を伴うようにその半径が規定さ
れている。雄部品の管の端部領域の壁の断面は、管の流
体流動部の断面の40から65%の間が有利である。
【0024】また、特に、結合配置内の流体の流れの乱
流現象を減らす為に、雄部品の凹型円錐台形状の当接面
の内側エッジ部の直径、及び雌部品の凸型円錐台形状の
支承面の内側エッジ部の直径は、ねじ込み結合し、締め
つけた状態でその両直径が実質上等しくなるように規格
される。
【0025】本発明による結合配置の雄部品及び雌部品
のねじ部は、雄部品の雌部品によって提供されるハウジ
ングへのねじ込み・締めつけ後、少なくともねじ部の大
部分の長さにわたり雌ねじのねじ山の頂部が雄ねじのね
じ山谷底部に対し十分な圧力で接する様に部品が作られ
る。
【0026】もうひとつの方法として、雄部品及び雌部
品のねじ部は、雄部品の雌部品によって提供される覆い
部へのねじ込み・締めつけ後、少なくともねじ部の大部
分の長さにわたり雄ねじのねじ山の頂部が雌ねじのねじ
山谷底部に対し十分な圧力で接する様に部品を作ること
もできる。
【0027】
【実施例】以下の実施例及び付属の図面は、本発明によ
る結合配置の特定の具体例を記述するものであり、本発
明を限定するものではない。
【0028】図1は、結合管のストリングについての軸
線X1−X1を含む半平面における断面を示す概略的模
式図であり、この図においては、二つの端部のみ示され
ている。管1及び2の間には、結合スリーブとして機能
する短管3が配置されている。この図は本発明による左
右対称の2つの同一の結合配置4及び5、即ち、管1の
雄部品6と管3の雌部品8との結合部を有する第1配置
4及び、管2の雄部品7と管3の雌部品9との結合部を
有する第2配置5を示している。
【0029】図2は、軸線X1−X1についての雄部品
6の端部領域の半分の断面図を示す図である。
【0030】図示されている雄部品は、図中10で示さ
れる円錐台形状のねじ部を備える。直線11及び12
は、夫々ねじ山谷底部を結んだ直線及び山頂を結んだ直
線を示す。これらの直線は頂点において同じ二等分角を
有する円錐台形状面の母線をなしている。雄ねじのねじ
切り端部の最小直径の位置は、軸線X1−X1上の点1
4を中心とする円周上の13によって示される。雄部品
の先端部は軸線X1−X1を中心とする母線15で示さ
れる凹型円錐台形状当接面により構成される。ねじ込み
作業の終了時において面15は、雌部品8の内壁の肩構
造17上の対応する凸型円錐台形状の支承面16に支承
し得る。
【0031】凸型円錐台形状の封止面18は、先端外側
エッジ部19において当接面15に接続される。凸型円
錐台形状の封止面18は、雌部品8の対応する凹型円錐
台形状の封止面20に対し、金属どうしの結合により、
封止的に支承するようになっている。
【0032】本発明によると、凸型円錐台形状の封止面
18の外側エッジ部21は、雄部品6のねじ部10のね
じ山谷底部に接する円錐台の母線11の延長線22がこ
の外側エッジ部21によって境界設定される円の外側を
通るような直径になっている。
【0033】雌部品8によって提供されるハウジングへ
の雄部品6の導入中に雄部品6の案内作業を制して、封
止面18の位置での詰まりの可能性をなくす為に、封止
面18は、ねじ部10の端部13の方向に凸型円錐台形
状の案内面24によっての延長されている。案内面24
の母線はねじ部10のねじ山谷底部に接する母線11の
延長線22に平行、または実質的に平行である。それゆ
え、母線11の延長線22は、軸線X1−X1関して上
記案内面24の外側に位置する。本実施例においては、
案内面24の母線の部分の長さは、封止面18の外側エ
ッジ部21とねじ部の端部13との間の端部領域の外面
の母線の全長の3分の1以上とする。
【0034】封止面18の頂点における二等分角は、雄
ねじねじ切り端部の最小直径13における点と封止面1
8の外側エッジ部21とを結ぶ直線28によって管の軸
線X1−X1に対して作られる角より大きい。
【0035】雄部品の凸型円錐台形状の封止面18と案
内面24のこの構造は、雄部品6が雌部品8によって提
供されるハウジングへ組み込まれる時に、雌部品8のね
じ部との噛み合いによる表面の損傷の危険性を実質的に
無くすることができる。雄ねじと雌ねじとの接触の可能
性を象徴的に表す直線28は、実際には、封止面18と
は接触しないということは、明らかである。
【0036】凸型円錐台形状の封止面18の外側エッジ
部21と母線11の延長線22との半径方向の距離d1
は、少なくとも0.01mmまたはそれ以上が好ましい。この
距離d1が0.1 から0.50mmの間であれば更に有利であ
る。凸型円錐台形状の封止面18の頂点における二等分
角は、 2.862°から30°の間が有利である。
【0037】封止面18と案内面24の交線上の外側エ
ッジ部21は例えば4mmの半径を持った丸み構造からな
り、これもまた、部品どうしが互いに接触する危険性を
なくすことを図っている。案内面24の端部23より外
側の面の母線25は、実質上軸線X1−X1に平行であ
り、半径方向接合部26によってねじ部10の端部13
と接続されている。
【0038】金属同士の接触による封止効果の完全封止
性能を更に向上させる為に、ねじ部10の最小直径ねじ
切り端部13と先端外側エッジ部19の間の雄部品の環
状の端部領域30の距離L1及び、断面S1は、軸線X
1−X1に平行な引っ張り及び圧縮、それにこの軸線に
ついての半径方向の曲げ剛性についての弾性変形に対す
る許容力をそれ自身が持つように決められる。この為、
端部領域30の距離L1は、120 から250mm の外形の管
において8 mm以上である。この領域の平均断面S1は、
通常、管1の流体流動部分の断面の40から65%と
し、更に、この断面の45%を越えればより有利であ
る。
【0039】雄部品6の端部領域30の内壁の直径は、
管の流体流動部分の内径より、少し大きくなっていて、
ねじ込まれて締めつけた状態において、当接面15と支
承面16及び面18と面20がそれぞれしっかりと接
し、領域27と領域29の径線ができるだけ近づくよう
に定められる。これにより、27と29におけるレベル
差による流体の乱流現象を最小限に抑えることができ
る。また、ねじ込み前においては、図2に示すように肩
構造17に沿う直径D2は、D1より小さく、また雄部
品の当接面15は、雌部品の支承面16と面20の間の
接合領域31の直径より大きい。
【0040】以下の記述において見られるように、ねじ
込み作業の前には、内径D1は、管1の通常流体流動部
分の内径Dより大きい。
【0041】雄部品の端部形状により、特に封止面18
及び20の間の封止接触の位置において、ねじ込みの最
後に締めつけ作業中におけるの過剰の潤滑材を取り除く
ことにより、締めつけ作業の終わりに雄部品6の端部領
域30の弾性的な圧縮が再現性を持つことを可能にす
る。とりわけ、よく使用されるタイプの「配合グリー
ス」の潤滑剤に含有される固体粒子の抜け道を塞ぐこと
ないようになっている。一般に締めつけることにより、
雄ねじと雌ねじの有効な当たりが互いに弾性的に支承す
るようになる。
【0042】21における丸み構造の存在はねじ込み締
めつけ状態において封止面18と20の間に、明確に規
定されている21からの接触領域に最適な応力分配をす
ることを可能にする。もし21における丸み構造がなけ
れば、この効果は得られない。更にこの丸み構造は、直
線28の位置の効果により、配置の結合時に面18が損
傷されるのをより確実に防ぐする働きもする。
【0043】本発明によると結合配置の設計構造と特に
雄部品の端部30の形状は、配置の結合及び締めつけに
際し、永続的にねじ込み・締めつけ作業におけてグリー
ス圧がかかることを防止し、またもし発生した場合に
は、24と22の間の領域においてグリースの抜け道を
作ることにより、これらの圧力を取り除くことを可能に
する。
【0044】以上の様な結合配置は、管のラインやスト
リングなどのすべての場合に使用することが出る。特
に、機械的応力、内圧、外圧、温度、及び特定の気体ま
たは混合気体など腐食性の流体との接触などの過酷な条
件の下での管のストリングに適用される。
【0045】本発明による結合配置に関しその請求から
逸脱しない範囲においての数多くの修正及び適合は可能
である。この結合配置は、本発明の範囲から逸脱しない
限りその多種多様な応用の対象となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリーブを用いた金属管の結合を本発明による
配置で構成したものであり、管の軸線を含む断面におけ
る概略模式図である。
【図2】本発明による配置を用いた雄部品の端部領域に
ついて管の軸線を含む断面における詳細な概略模式図で
あり、この図において当接面は雌部品の支承面に対し突
き当てられる前の状態のものを示している。
【符号の説明】
1 管 3 管 6 雄部品 8 雌部品 10 ねじ部 11 円錐台の母線 15 凹型円錐台形状当接面 16 凸型円錐台形状の支承面 18 凸型円錐台形状の封止面 24 凸型円錐台形状の案内面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 円錐台形状ねじ部を用いる管の継手
【特許請求の範囲】
【0001】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、管のラインまたはスト
リング(string)を構成する為の金属管の結合部
品における円錐台形状ねじ部を用いた継手に関し、特に
石油産業施設で用いられる「ケーシング」または「チュ
ービング」と称されるものに関する。
【0002】
【従来技術】管のラインやストリングを形成する為の円
錐台形状ねじ部を有する管用継手が使用されていること
はかつてより知られている。フランス特許第14890
13号は管端部に配置された円錐台形状ねじ部を用いて
金属管のシール結合をする継手を記載している。この継
手の完全シール性は、継手の雄部品の端部を形成する凹
型円錐台形状面3(該特許の図3参照)がこれに対応す
る雌部品に配置されている凸型円錐台形状の肩構造(s
houlder configuration)7をね
じ込みの最後において支え受けることによって確保され
ている。このように外方向に押し出される雄ねじ端部が
金属同士のシール形成を可能にしている。更に補助的に
雌部品の凸型円錐台形状肩構造は外周部に延長されてい
て凹型円錐台形状面8によって雄部品の凹型円錐台形状
面の外側エッジ部を支えるようになっている。この外側
エッジ部4aは雌部品の前記凹型円錐台形状面8を支え
受けるようになっており幾分凸型になっている円錐台形
状チャンバによって構成されてもよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような継手の雄部
品及び雌部品のねじ部の輪郭は、ねじ込み締めつけ後
は、双方互いに密着した面および隙間をもつ面を形成
し、ねじの全長にわたり螺旋状の漏出経路を形成するこ
とは、周知のことである。
【0004】実験によると、上述の形式の円錐台形状ね
じ部を用いた継手を有する管のラインまたはストリング
の継手部分においては、これらの配置の雄部品の先端部
と雄部品が組まれている雌部品の側壁との間の局所的な
摩擦現象や衝撃のいずれかまたは、その両方が起こり、
これらを回避することは非常に困難である。これらの局
所的摩擦や衝撃のいずれか一方またはその両方は、しば
しば局所的欠陥を生じさせる原因となり、更にこれは小
規模な局所的な漏れを引き起こす。たいていの場合にお
いて、このように構成された有効な長さを有する管のス
トリングは、引っ張り荷重がかけらるが、これにより、
リークが発生し、このリークは、引っ張り応力が、解除
されると部分的に閉じる。さらに連続的な引っ張り圧縮
サイクルが完全シール性に対し悪い結果をもたらし、上
記のように生じたリークを成長させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】円錐台形状ねじ部を用い
た継手を提供する為の研究がなされた結果、優れた完全
シール性を有する管ストリングの製造が可能になった。
更にこの結合配置を構成し、締めつける時のグリース圧
の発生を回避する可能性についても研究がなされた。こ
うして、例えばAPI仕様に従った「配合グリース(c
ompoundgreese)」混合物などの潤滑混合
物が過剰な場合にこれを排出する為の試験がなされ、ね
じ配置に十分小さい接触圧で十分な締め付け効果をもた
らすことができるよう図られた。
【0006】さらに、組み立ておよび締め付け作業にお
いて必要量より過剰のグリースを使用すること((ov
erdoping)によっては改善できない完全シール
性を管用継手に与える試験も行われた。
【0007】更に、雄部品を雌部品にねじ込む作業中に
発生する局所的摩擦現象や衝撃によって完全シール性を
損なうことのない円錐台形状ねじ部を用いた継手を提供
するための試験がなされた。
【0008】また、「配合グリース」の中に含有されて
いる金属粒子は、シールを確保する接触面の間に入り込
み、他の部品によっても、またこのグリースによっても
ふさぐ事ができない漏出経路を生むが、このような金属
粒子によって完全シール性能を劣化されることのない継
手を提供する試験も行われた。
【0009】更にまた、このような結合配置を有する長
い配管ラインまたはストリングに1サイクル以上の圧縮
引っ張りを課すことによって完全シールが劣化されるよ
うなことのない継手を提供する試験も行われた。
【0010】また、複数回にわたる分解、再係合作業を
行っても完全シール性が劣化する事のないストリングま
たはライン用円錐台形状ねじ部を用いた継手を提供する
為の試験も行われた。
【0011】更にまた、二つの数メートルほどの比較的
長い管について、一方の管は雄ねじの端部を持ち、他方
はこれに対応する雌ねじの端部を持つ場合の管の結合に
ついて及び、二つの比較的長い管の両方ともがその継手
として雄ねじを持ち、それらをこれに対応する雌ねじを
両端にもつ結合スリーブを形成している短管によって結
合する場合について、これらの結合を円錐台形状ねじ部
を用いた継手によって形成する試験も行われた。結合ス
リーブまた同様な手段を用いる場合に、上記以外の方法
として二つの比較的長い管の結合端部が雌ねじを持ち、
それらをこれに対応する雄ねじを両端に持つ結合スリー
ブをなす短管によって結合する円錐台形状継手を用いて
も良い。
【0012】
【作用】本発明の主題である円錐台形状ねじ部を用いた
継手は、以上に関し望ましい結果を達成することができ
る。
【0013】継手は、管状要素の端部領域の円錐台形状
の外ねじ部を有する雄部品、及びこれに結合する管状要
素の端部領域の雄ねじに対応する円錐台形状の内ねじ部
を有する雌部品より構成される。二つの管状要素は、個
々に長くても短くてもよく、また結合スリーブとしての
機能を果たせば短管であってもよい。一般的に、スリー
ブを使用する場合は、その両端は雌ねじにより構成され
る。雄部品の先端部は雌ねじ部品の壁の肩構造上に形成
される凸型円錐台形状の支承面を受け支えることができ
る凹型の円錐台形状の当接面により形成される。凹型円
錐台形状の当接面の外側エッジ部は、同じ雄部品の凸型
円錐台形状のシール面に接続していて、更にこの凸型円
錐台形状のシール面は、雌部品の凸型円錐台形状の支承
面に接続している同じ雌部品の対応する凹型円錐台形状
の面を支承するようになっている。
【0014】本発明によれば、雄部品の円錐台形状のシ
ール面の最大外径部の直径は、雄ねじのねじ山谷底部に
接する円錐台の母線の延長線が、前記最大外径部の外側
に来るようになっており、この距離は、少なくとも前記
最大外径部から0.1mm以上の距離があることが好ま
しく、更には、0.1から0.5mmの間がより有利あ
る。雄部品端部の円錐台形状のシール面端部の頂点にお
ける軸線とのなす角度は、常に、管の軸線と、雄ねじね
じ切り部の最小直径点である端部と円錐台形状シール面
の最大外径部を結んだ直線によって作られる角より大き
い。
【0015】更に、雄部品の端部領域の外側の面の母線
の部分、つまり、円錐台形状のシール面の最大外径部と
ねじ切り部の最小直径端部の間の部分は、シール面の母
線に対して傾きをもっており、かつ雄部品のねじ部のね
じ山谷底部に接する円錐台の母線の延長とは交差せず、
円錐台形状の案内面を構成する雄ねじねじ山谷底部に接
する円錐台の母線の延長に平行または実質的に平行な部
分よりなる。
【0016】このような構成により、雄部品を雌部品に
ねじ込む時に雄部品の凸型円錐形シール面と雌部品のね
じ部の壁との間の局所的摩擦現象及び衝撃のいずれか一
方または両方による雄部品の凸型円錐台形状シール面を
損傷する危険性をなくす。
【0017】相対する当接面と支承面、及び相対する雄
部品と雌部品のシール面の相対位置関係は、二つの部品
の結合されたねじ部の締めつけに際し、当接面と支承面
の間に及ぼされる圧力が、これらの円錐台形状面が傾い
ていることより生ずる締めつけ力の半径方向成分の寄与
によってシール面どうしの固定を向上させるように決定
される。このようなシール面どうしの金属間接触は、継
手の完全シール性をもたらす。更にねじ込み結合後、当
接面と支承面が互いに接触し締めつけ合い、凸型と凹型
の双方の円錐台形状のシール面の間の接触面の母線の長
さが少なくとも2mm以上あることが好ましい。また、
凸型及び凹型円錐台形状のシール面の頂点における軸線
となす角度は、2.862゜から30゜の間であること
が好ましい。また凹型と凸型円錐台形状の当接面及び支
承面の頂点における軸線とのなす角度は、70゜から8
5゜の間にあることが望ましい。
【0018】雄部品のシール面の最大外径部とそのねじ
切り部の最小直径端部の距離は、この部品の軸線に平行
に測って、外形が120から250mmの外形の管の場
合少なくとも8mm以上あることが有利である。
【0019】凸型円錐台形状の案内面をなす部分の母線
は少なくとも3mm以上の半径を持つ曲線部分によって
形成されることが好ましく、その最大外径部の位置にお
いて凸型円錐台形状シール面の母線と接続されていると
有利である。
【0020】更に、雄ねじと雌ねじの間に接触圧力を持
つことにより、好ましくは雄部品のシール面が雌部品の
対応するシール面に接触する前にねじ切り部において締
め代を持ち干渉を起こすように、雄ねじ及び雌ねじのサ
イズが規定されれていることが好ましい。
【0021】雄部品の端部領域の外側の面の母線は、円
錐台形状の案内面に対応する部分以外の部分において
は、ねじ切り部の最小直径端部の面によって接続されて
いてかつ、雄部品の軸線に平行である実質上の円柱側面
から構成されてもよい。
【0022】雄部品の凹型円錐台形状の当接面の母線の
長さは、ねじ込み作業中に金属がこの部分で塑性変形を
しないように規定されている。
【0023】雄部品の端部は、接合手段に弾性圧縮及び
半径方向の曲げ剛性モードの弾性変形を提供する十分な
力をその端部領域に対して配分し、とくに、雌部品につ
いて同等な弾性変形現象を伴うようにその半径が規定さ
れている。雄部品の管の端部領域の肉厚は、管の素管部
分の肉厚の40から65%の間が有利である。
【0024】また、特に、継手内の流体の流れの乱流理
象を減らす為に、雄部品の凸型円錐台形状の当接面の内
側エッジ部の直径、及び雌部品の凹型円錐台形状の支承
面の内側エッジ部の直径は、ねじ込み結合し、締めつけ
た状態でその両直径が実質上等しくなるように規格され
る。
【0025】本発明による継手の雄部品及び雌部品のね
じ部は、雄部品の雌部品によって提供されるハウジング
へのねじ込み・締めつけ後、少なくともねじ部の大部分
の長さにわたり雌ねじのねじ山の頂部が雄ねじのねじ山
谷底部に対し十分な圧力で接する様に部品が作られる。
【0026】もうひとつの方法として、雄部品及び雌部
品のねじ部は、雄部品の雌部品によって提供される覆い
部へのねじ込み・締めつけ後、少なくともねじ部の大部
分の長さにわたり雄ねじのねじ山の頂部が雌ねじのねじ
山谷底部に対し十分な圧力で接する様に部品を作ること
もできる。
【0027】
【実施例】以下の実施例及び付属の図面は、本発明によ
る継手の特定の具体例を記述するものであり、本発明を
限定するものではない。
【0028】図1は、結合管のストリングについての軸
線X1−X1を含む半平面における断面を示す概略的模
式図であり、この図においては、二つの端部のみ示され
ている。管1及び2の間には、結合スリーブとして機能
する短管3が配置されている。この図は本発明による左
右対称の2つの同一の継手4及び5、即ち、管1の雄部
品6と管3の雌部品8との結合部を有する第1配置4及
び、管2の雄部品7と管3の雌部品9との結合部を有す
る第2配置5を示している。
【0029】図2は、軸線X1−X1についての雄部品
6の端部領域の半分の断面図を示す図である。
【0030】図示されている雄部品は、図中10で示さ
れる円錐台形状のねじ部を備える。直線11及び12
は、夫々ねじ山谷底部を結んだ直線及び山頂を結んだ直
線を示す。これらの直線は頂点において同じ角度を有す
る円錐台形状面の母線をなしている。雄ねじのねじ切り
端部の最小直径の位置は、軸線X1−X1上の点14を
中心とする円周上の13によって示される。雄部品の先
端部は軸線X1−X1を中心とする母線15で示される
凹型円錐台形状当接面により構成される。ねじ込み作業
の終了時において面15は、雌部品8の内壁の肩構造1
7上の対応する凸型円錐台形状の支承面(ショルダース
トッパー部)16に支承し得る。
【0031】凸型円錐台形状のシール面18は、先端外
側エッジ部19において当接面15に接続される。凸型
円錐台形状のシール面18は、雌部品8の対応する凹型
円錐台形状のシール面20に対し、金属どうしの結合に
より、シール性能を働かせて支承するようになってい
る。
【0032】本発明によると、凸型円錐台形状のシール
面18の最大外径部21は、雄部品6のねじ部10のね
じ山谷底部に接する円錐台の母線11の延長線22がこ
の最大外径部21によって境界設定される円の外側を通
るような直径になっている。
【0033】雌部品8によって提供されるハウジングへ
の雄部品6の導入中に雄部品6の案内作業を制して、シ
ール面18の位置での停滞の可能性をなくす為に、シー
ル面18は、ねじ部10の端部13の方向に凸型円錐台
形状の案内面24によっての延長されている。案内面2
4の母線はねじ部10のねじ山谷底部に接する母線11
の延長線22に平行、または実質的に平行である。それ
ゆえ、母線11の延長線22は、軸線X1−X1関して
上記案内面24の外側に位置する。本実施例において
は、案内面24の母線の部分の長さは、シール面18の
最大外径部21とねじ部の端部13との間の端部領域の
外面の母線の全長の3分の1以上とする。
【0034】シール面18の頂点における軸線とのなす
角は、雄ねじねじ切り端部の最小直径13における点と
シール面18の最大外径部21とを結ぶ直線28によっ
て管の軸線X1−X1に対して作られる角より大きい。
【0035】雄部品の凸型円錐台形状のシール面18と
案内面24のこの構造は、雄部品6が雌部品8によって
提供されるハウジングへ組み込まれる時に、雌部品8の
ねじ部との噛み合いによる表面の損傷の危険性を実質的
に無くすることができる。雄ねじと雌ねじとの接触の可
能性を象徴的に表す直線28は、実際には、シール面1
8とは接触しないということは、明らかである。
【0036】凸型円錐台形状のシール面18の最大外径
部21と母線11の延長線22との半径方向の距離d1
は、少なくとも0.1mmまたはそれ以上が好ましい。
この距離d1が0.1から0.50mmの間であれば更
に有利である。凸型円錐台形状のシール面18の頂点に
おける軸線となす角は、2.862゜から30゜の間が
有利である。
【0037】シール面18と案内面24の交線上の最大
外径部21は例えば4mmの半径を持った丸み構造から
なり、これもまた、部品どうしが互いに接触する危険性
をなくすことを図っている。案内面24の端部23より
外側の面の母線25は、実質上軸線X1−X1に平行で
あり、半径方向接合部26によってねじ部10の端部1
3と接続されている。
【0038】金属同士の接触による完全シール性能を更
に向上させる為に、ねじ部10の最小直径ねじ切り端部
13と先端外側エッジ部19の間の雄部品の環状の端部
領域30の距雛L1及び、肉厚S1は、軸線X1−X1
に平行な引っ張り及び圧縮、それにこの軸線についての
半径方向の曲げ剛性についての弾性変形に対する許容力
をそれ自身が持つように決められる。この為、端部領域
30の距離L1は、120から250mmの外形の管に
おいて8mm以上である。この領域の平均肉厚S1は、
通常、管1の素管部分の肉厚の40から65%とし、更
に、この肉厚の45%を越えればより有利である。
【0039】雄部品6の端部領域30の内壁の直径は、
管の流体流動部分の内径より、少し大きくなっていて、
ねじ込まれて締めつけた状態において、当接面15と支
承面16及び面18と面20がそれぞれしっかりと接
し、領域27と領域29の径線ができるだけ近づくよう
に定められる。これにより、27と29におけるレベル
差による流体の乱流現象を最小限に抑えることができ
る。また、ねじ込み前においては、図2に示すように肩
構造17に沿う直径D2は、D1より小さく、また雄部
品の当接面15は、雌部品の支承面(ショルダーストッ
パー部)16と面20の間の接合領域31の直径より大
きい。
【0040】以下の記述において見られるように、ねじ
込み作業の前には、内径D1は、管1の通常流体流動部
分の内径Dより大きい。
【0041】雄部品の端部形状により、特にシール面1
8及び20の間のシール接触の位置において、ねじ込み
の最後に締めつけ作業中におけるの過剰の潤滑材を取り
除くことにより、締めつけ作業の終わりに雄部品6の端
部領域30の弾性的な圧縮が再現性を持つことを可能に
する。とりわけ、よく使用されるタイプの「配合グリー
ス」の潤滑剤に含有される固体粒子の抜け道を塞ぐこと
のないようになっている。一般に締めつけることによ
り、雄ねじと雌ねじの有効な当たりが互いに弾性的に支
承するようになる。
【0042】21における丸み構造の存在はねじ込み締
めつけ状態においてシール面18と20の間に、明確に
規定されている21からの接触領域に最適な応力分配を
することを可能にする。もし21における丸み構造がな
ければ、この効果は得られない。更にこの丸み構造は、
直線28の位置の効果により、配置の結合時に面18が
損傷されるのをより確実に防ぐ働きもする。
【0043】本発明によると継手の設計構造と特に雄部
品の端部30の形状は、継手の結合及び締めつけに際
し、永続的にねじ込み・締めつけ作業におけてグリース
圧がかかることを防止し、またもし発生した場合には、
24と22の間の領域においてグリースの抜け道を作る
ことにより、これらの圧力を取り除くことを可能にす
る。
【0044】以上の様な継手は、管のラインやストリン
グなどのすべての場合に使用することが出る。特に、機
械的応力、内圧、外圧、温度、及び特定の気体または混
合気体など腐食性の流体との接触などの過酷な条件の下
での管のストリングに適用される。
【0045】本発明による継手に関しその請求から逸脱
しない範囲においての数多くの修正及び適合は可能であ
る。この継手は、本発明の範囲から逸脱しない限りその
多種多様な応用の対象となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリーブを用いた金属管の結合を本発明による
継手で構成したものであり、管の軸線を含む断面におけ
る概略模式図である。
【図2】本発明による配置を用いた雄部品の端部領域に
ついて管の軸線を含む断面における詳細な概略模式図で
あり、この図において当接面は雌部品の支承面に対し突
き当てられる前の状態のものを示している。
【符号の説明】 1 管 3 管 6 雄部品 8 雌部品 10 ねじ部 11円錐台の母線 15 凸型円錐台形状当接面(ショルダー部) 16 凹型円錐台形状の支承面(ショルダーストッパー
部) 18 凸型円錐台形状のシール面 24 凸型円錐台形状の案内面
フロントページの続き (72)発明者 永作 重夫 兵庫県西宮市天道町5−8−205

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの管の一端において雄型の円錐台形
    状外ねじ部を持つ雄部品と、他の管の一端において雌型
    の円錐台形状の内ねじ部を持ち雄部品に対応する雌部品
    とからなり、雄部品の先端は、雄部品の軸線について回
    転対称な凹型の円錐台形状の当接面を有ると共に、雌部
    品の壁の肩構造上に形成された対応する凸型円錐台形状
    の支承面に対してねじ込み作業の最後で支承するように
    なっており、凹型円錐台形状の当接面の外側エッジ部は
    雌部品の凸型円錐台形状の支承面に接続されている雌部
    品の対応する凹型円錐台形状の面に支承するようになっ
    ている凸型円錐台形状の封止面に接続されている、円錐
    台形状ねじ部を用いる管の結合装置であって、雄部品の
    凸型円錐台形状の封止面の外側エッジ部は、前記雄部品
    のねじ部のねじ山谷底部に接する円錐台の母線の延長線
    が前記外側エッジ部の外側を通過するような直径を有
    し、雄部品の端部の円錐台形状の封止面の頂点における
    二等分角が、雄ねじねじ切り端部の最小直径位置と円錐
    台形状の封止面の外側エッジ部と結んだ直線と管の軸線
    によって作られる角より常に大きく、かつ、凸型円錐台
    形状の封止面とねじ部の最小直径ねじ切り端部を接続す
    る雄部品の端部領域の外側面が、雄部品のねじ部のねじ
    山谷底部に接する円錐台の母線の延長線と交差すること
    なく、ねじ山谷底部に接する円錐台の母線の延長線に実
    質的に平行である案内面を構成する前記外側面の母線部
    からなることを特徴とする円錐台形状ねじ部を用いる管
    の結合装置。
  2. 【請求項2】 雄部品の端部領域の案内面の母線部が凸
    型円錐台形状封止面に丸み構造によって接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の結合装置。
  3. 【請求項3】 雄部品の端部領域の外側面の母線が円錐
    台形状の案内面に対応する部分以外で雄部品の軸線に平
    行な母線をもつ実質上の円柱側面からなり、ねじきり部
    の最小直径と結合面によって接続されていることを特徴
    とする請求項1に記載の結合装置。
  4. 【請求項4】 雄部品が比較的長い管に固着されてお
    り、雌部品が結合スリーブを構成する短管に固着される
    と共に短管の他の端部に雌部品を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の結合装置。
  5. 【請求項5】 雄部品の凸型円錐台形状の封止面の外側
    エッジ部と雄部品のねじ山谷底部に接する円錐台の母線
    の延長線との半径方向の距離が0.10mm以上であることを
    特徴とする請求項1に記載の結合装置。
  6. 【請求項6】 雄部品の凸型円錐台形状封止面の外側エ
    ッジ部と雄部品のねじ山谷底部に接する円錐台の母線の
    延長線との半径方向の距離が0.10mmから0.50mmであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の結合装置。
  7. 【請求項7】 雄部品と雌部品のねじ込み結合後に当接
    面が支承面に支承して得られる、凸型と凹型の円錐台形
    状封止面との接触面の母線の長さが、2mm以上あること
    を特徴とする請求項1に記載の結合装置。
  8. 【請求項8】 円錐台形状の封止面の頂点における二等
    分角が 2.862°から30°の間であり、かつ円錐台形状の
    当接面及び支承面の頂点における二等分角が70°から85
    °の間にあることを特徴とする請求項1に記載の結合装
    置。
  9. 【請求項9】 雄管の端部領域の壁の部分が雄管の流体
    流動部分の40%から65%の間にあることを特徴とする請
    求項1に記載の結合装置。
JP3337739A 1990-11-27 1991-11-27 円錐台形状ねじ部を用いる管の継手 Expired - Lifetime JPH0689863B2 (ja)

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