JP2014196801A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】管体の抜け出しを確実に防止して管体をワンタッチで接続する。【解決手段】管継手1は、継手本体2の内筒部23に挿入ガイド4がフランジ41を先端にして強制的に嵌挿されてシールSを覆うとともに、一方側雄ねじ22に外筒部材3がねじ結合されて組み立てられている。そして、継手本体2の内筒部23と外筒部材4との間に管体10を差し込むことにより、管体10を抜け出しを防止して管継手1に接続することができる。すなわち、管体10が挿入ガイド4の抜け止め部43を越えると、管体10に引き抜きが作用した場合、管体10の内周面に抜け止め部42が食い込んで引き抜きに抗することができる。また、挿入ガイドが管体10を介して設定位置まで押し込まれると、その後端縁が内筒部の突条26に係止され、挿入ガイド4の後退が阻止される。【選択図】図4

Description

この発明は、管継手に関するものである。
従来より、建物内において、水栓金具や給水ヘッダー等と、建物内に敷設される給水管とを接続するため、管継手が使用される。この場合、施工性を向上させるため、管継手に給水管を差し込むことによって接続できる、所謂ワンタッチ継手が使用される(例えば、特許文献1参照)
なお、給水管としては、衛生的で耐蝕性に優れ、柔軟性に富んで施工が容易なこと等から、架橋ポリエチレン管やポリブテン管、あるいは、架橋ポリエチレン管の外周に傷付きを防止するため、あるいは、保温を図るため、管状保護材を設けた複層管が採用されている。
特開2001−295966号公報
ところで、前述した管継手においては、給水管の抜け出しを防止する必要があり、そのため、内周縁側に複数個の爪片を形成した抜け止めリングが給水管の外周側に臨んで配設されている。すなわち、管継手に対して給水管を差し込むと、抜け止めリングの爪片を弾性変形させて給水管の差し込みを許容する一方、給水管に抜け出し方向の力が作用した場合には、爪片を縮径する方向に変形させ、給水管の外周面側に食い込ませることにより、給水管の抜け出しを防止している。
この結果、抜け止めリングを設けた管継手においては、給水管の抜け出しに際して抜け止めリングに作用する荷重を支持するために、抜け止めリングを設けた袋ナット等にその荷重を支持するに足る強度の金属やエンジニアリングプラスチックを用いる必要がある。また、抜け止めリングを支持するために部品点数が増加し、コストがかさむとともに、抜け止めリングを給水管の外周面側に配設する分管継手の外径が大きくなるという欠点があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、抜け止めリングを用いることなく給水管等の管体の抜け出しを確実に防止して管体をワンタッチで接続することのできる管継手を提供するものである。
本発明は、内筒部を有する継手本体と、継手本体の内筒部に対し包囲状に設けられた外筒部材と、一端縁にフランジを有して継手本体の内筒部に強制的に嵌挿可能な挿入ガイドとを備え、継手本体の内筒部にシール嵌込用のシール溝が形成され、継手本体の内筒部に挿入ガイドがフランジを先端にして嵌挿され、継手本体の内筒部と外筒部材との間に管体が差し込まれる管継手であって、挿入ガイドの外周面に外方に突出する管体の抜け止め部が周方向に連続あるいは間欠的に形成され、かつ、内筒部の外周面には、前記シール溝よりも管体差し込み方向下流側に突条が形成され、挿入ガイドのフランジが内筒部の奥の面に突き当たった際、その後端縁が突条に係止されることを特徴とするものである。
本発明によれば、管継手は、予め継手本体の内筒部に挿入ガイドがフランジを先端にして強制的に嵌挿されるとともに、内筒部を包囲して継手本体に外筒部材が連結されて組み立てられている。そして、管継手における継手本体の内筒部と外筒部材内との間に管体を差し込む。
ここで、管体の差し込みに際して、挿入ガイドの抜け止め部を越えてフランジに突き当て、挿入ガイドを押し込んで内筒部の奥の面に到達させると、挿入ガイドの後端縁が突条に係止されて後退が阻止される。したがって、管体に引き抜きが作用したとしても、挿入ガイドが後退を阻止されていることと相俟って挿入ガイドの抜け止め部が管体の内周面に食い込み、抜け出しを防止できる。また、管体の引き抜きは、挿入ガイドを介して継手本体で支持して外筒部材に作用しないため、外筒部材に大きな強度に耐える材料を必要とせず、また、小径に形成できる。
この結果、抜け止めリングを用いることなく管体の抜け出しを確実に防止して管体をワンタッチで接続することができる。しかも、抜け止めリングを用いないため、部品点数を削減してコンパクトに形成できる。
本発明において、前記継手本体の内筒部の外周面に、突条よりも管体の差し込み方向下流側にリング溝が形成され、該リング溝に抜け出し防止リングが配設されることが好ましい。これにより、万が一管体の差し込みが不足した場合において、管体に引き抜きが作用し、それに伴って挿入ガイドが後退する方向に力を受けたとしても、抜け出し防止リングが摩擦抵抗を増大させるため、挿入ガイドの後退を確実に防止することができる。
本発明は、内筒部を有する継手本体と、継手本体の内筒部に対し包囲状に設けられた外筒部材と、一端縁にフランジを有して継手本体の内筒部に強制的に嵌挿可能な挿入ガイドとを備え、継手本体の内筒部にシール嵌込用のシール溝が形成され、継手本体の内筒部に挿入ガイドがフランジを先端にして嵌挿され、継手本体の内筒部と外筒部材との間に管体が差し込まれる管継手であって、挿入ガイドの外周面に外方に突出する管体の抜け止め部が周方向に連続あるいは間欠的に形成され、かつ、内筒部の外周面には、前記シール溝よりも管体差し込み方向下流側にリング溝が形成され、該リング溝に抜け出し防止リングが配設されることを特徴とするものである。
本発明によれば、管継手は、予め継手本体の内筒部に挿入ガイドがフランジを先端にして強制的に嵌挿されるとともに、内筒部を包囲して継手本体に外筒部材が連結されて組み立てられている。そして、管継手における継手本体の内筒部と外筒部材内との間に管体を差し込む。
ここで、管体の差し込みに際して、挿入ガイドの抜け止め部を越えてフランジに突き当て、挿入ガイドを押し込んで内筒部の奥の面に到達させる。これにより、管体に引き抜きが作用したとしても、挿入ガイドの抜け止め部が管体の内周面に食い込み、抜け出しを防止できる。また、挿入ガイドが抜け出し防止リングを越えて位置すれば、管体の引き抜きによって挿入ガイドが後退する方向に力を受けたとしても、抜け出し防止リングが摩擦抵抗を増大させるため、挿入ガイドの後退を確実に防止することができる。また、管体の引き抜きは、外筒部材に作用しないため、大きな強度に耐える材料を必要とせず、また、小径に形成できる。
この結果、抜け止めリングを用いることなく管体の抜け出しを確実に防止して管体をワンタッチで接続することができる。しかも、抜け止めリングを用いないため、部品点数を削減してコンパクトに形成できる。
本発明において、前記内筒部の外周面に、前記シール溝よりも管体の差し込み方向上流側に挿入ガイドの後端縁を係止する係止溝又はシール溝に連続する段差部が形成され、挿入ガイドが内筒部に差し込まれて後端縁が係止溝又は段差部に係止された際、挿入ガイドがシールを覆うことが好ましい。これにより、管継手の組立時において、挿入ガイドによってシールを覆った状態でその脱落を防止できる。また、施工現場における管体の差し込みに際して、シールに管体の先端が接触してシールを損傷させることを防止できる。
本発明によれば、抜け止めリングを用いることなく給水管等の管体の抜け出しを確実に防止して管体をワンタッチで接続することができる。
本発明の管継手の一実施形態を管体とともに示す半断面図である。 図1のA部拡大図である。 図1の管継手に管体を差し込んで示す半断面図である。 図3のB部拡大図である。 本発明の管継手の他の実施形態を示す要部断面図である。 図5の管継手に管体を差し込んで示す要部断面図である。 本発明の管継手のもう一つの実施形態を示す要部断面図である。 図7の管継手に管体を差し込んで示す要部断面図である。 抜け出し防止リングの変形例を示す断面図である。 抜け出し防止リングの他の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2には、本発明の管継手1の一実施形態が示されている。
この管継手1は、中心部に流路を有する継手本体2と、継手本体2に連結された外筒部材3と、継手本体2に嵌挿された挿入ガイド4とから構成され、砲金等の銅合金から形成されている。
継手本体2は、長さ方向略中間部にスパナ等の工具を係合可能な六角ナット状のフランジ部21を備え、該フランジ部21を挟んで一方側に外筒部材3をねじ結合可能な雄ねじ22、挿入ガイド4を嵌挿可能な内筒部23が順に形成され、その他方側に水栓金具等の接続対象にねじ結合可能な雄ねじ24(管用平行ねじ)が形成されている。そして、継手本体2の内筒部23は、その略中間部において、2条のシール溝25が形成されており、各シール溝25には、シール(Oリング)Sがそれぞれ配設されている。また、継手本体2の内筒部23の外周面には、管体10の差し込み方向下流側のシール溝25に隣接して、挿入ガイド4の内径よりも僅かに大きな外径の突条26が周方向に形成されるとともに、管体10の差し込み方向上流側のシール溝25に連続して挿入ガイド4の内径に対応する外径の段差部27が形成されている。
ここで、継手本体2の内筒部23の外径は、挿入ガイド4の内径よりも僅かに大径に設定され、また、一方側雄ねじ22と内筒部23との境界面から内筒部23の外周面に形成された突条26までの長さは、挿入ガイド4の長さに一致するように設定されている。さらに、挿入ガイド4をそのフランジ41を先端として継手本体2の内筒部23に嵌挿し、その先端を突条26に乗り上げた際、その後端縁が段差部27に配置されて係止されるように設定されている。
外筒部材3は、継手本体2の内筒部23を包囲して継手本体2の一方側雄ねじ22にねじ込み可能な雌ねじ31を一端部に形成した筒状体である。
挿入ガイド4は、一端縁に管体10の厚みよりも若干高さの低いフランジ41を有する筒状体であって、その外周面の長さ方向略中間部には、フランジ41側に向かって径が漸増する断面略直角三角形状の抜け止め部42が形成されている。また、挿入ガイド4は、他端縁部を除いて継手本体2の内筒部23の外径に対応する内径に形成されている。一方、挿入ガイド4の他端縁部は、他端縁に向かって僅かに先すぼまり状に形成されて、継手本体2の内筒部23の外径よりも僅かに小径に形成されている。
この場合、抜け止め部42としては、周方向に連続して形成されても、周方向に間欠的に形成されても構わない。
次に、このように構成された管継手1を用いて給水管等の管体10を接続対象である水栓金具等に接続する施工要領について説明する。
まず、管継手1は、予め工場において、継手本体2の内筒部23に挿入ガイド4が強制的に嵌挿され、さらに、その一方側雄ねじ22に内筒部23を包囲して外筒部材3がねじ込まれて組み立てられている(図1参照)。すなわち、継手本体2における内筒部23のシール溝25にそれぞれシールSが配設された後、内筒部23に挿入ガイド4がフランジ41を先端にして強制的に嵌挿されてそのフランジ41側先端が突条26に乗り上げられており、挿入ガイド4がシールSの外周面側を覆っている。この際、挿入ガイド4の後端縁部が内筒部23の外径に対応して拡径し、その後端縁が段差部27に達すると、スプリングバックによって元の外径に復元し、段差部27に落ち込んで係止され、後退が阻止されている。次いで、外筒部材3が継手本体2の内筒部23を通して嵌挿され、その雌ねじ31を一方側雄ねじ22にねじ込むことで連結される。
このように組み立てられた管継手1は、施工現場において、まず水栓金具等の接続対象に接続される。具体的には、水栓金具等の端縁部に形成された雌ねじに管継手1の継手本体2の他方側雄ねじ24をねじ込み、フランジ部21にレンチ等を係合して管継手1を回転させ、締め付けることにより接続する。管継手1を接続対象に接続したならば、管体10を把握し、継手本体2における内筒部23の外周面と外筒部材3の内周面との空間に、内筒部23の軸心及び管体10の軸心を一致させて差し込む。
管継手1に管体10を差し込むと、管体10の先端が挿入ガイド4の外周面側に乗り上げ、挿入ガイド4の外周面に形成された抜け止め部42を越えてフランジ41に突き当たる。この際、挿入ガイド4がシールSを覆っていることにより、管体10の差し込みに際して管体10の先端がシールSに接触することが防止される。すなわち、管体10の先端がシールSに接触し、シール溝25からシールSを離脱させ、損傷させることを防止する。
管体10をその先端が挿入ガイド4のフランジ41に突き当った状態でなおも押し込むと、管体10は、挿入ガイド4を介して内筒部23の外周面に沿って移動する。そして、挿入ガイド4のフランジ41が一方側雄ねじ22と内筒部23との境界面に突き当たれば、管体10の接続作業が完了し、管継手1を介して接続対象に管体10を接続することができる。
ここに、挿入ガイド4の後端縁が突条26を乗り越えると、スプリングバックによって縮径し、管体10の差し込み方向下流側端面に係止される。すなわち、挿入ガイド4の後端縁が突条26に係止され、その後退が防止される。一方、挿入ガイド4に対して管体10を差し込むことにより、その先端は挿入ガイド4の外周面に形成された抜け止め部42を越えてフランジ41に突き当てられている。したがって、管体10に引き抜き方向の力が作用した場合には、挿入ガイド4が内筒部23の突条26に係止されていることと相俟って抜け止め部42が管体10の内周面側に食い込んで抜け出しを防止する(図3、図4参照)。
以上のように、管継手1に管体10を差し込むことによって接続することができ、効率よく施工することができる。しかも、管体10に引き抜き方向の力が作用したとしても、継手本体2の突条26に係止された挿入ガイド4の抜け止め部42が管体10に食い込んで抜け出しを確実に防止することができる。また、管体10の引き抜き方向の力は、挿入ガイド4を介して継手本体2が支持し、外筒部材3に作用しないため、外筒部材3は格別大きな強度を必要とせず、厚みの薄い小径に形成することができ、管継手1全体を小径のコンパクトに形成することができるとともに、部品点数を必要最小限に削減してコストを削減することができる。
なお、管継手1を組み立てるに際して、挿入ガイド4を継手本体2の内筒部23に強制的に嵌挿させ、シールSを覆う位置にその後端縁を係止するため、管体10の差し込み方向の上流側のシール溝25に連続する段差部27を内筒部23の外周面に形成した場合を例示したが、シール溝25の本数や大きさ等によっては、シール溝25から離れた位置に係止溝を形成し、この係止溝に挿入ガイド4の後端縁を係止させるようにしてもよい。
ところで、前述した実施形態においては、管体10の差し込みにより挿入ガイド4が押し出され、フランジ41が一方側雄ねじ22と内筒部23との境界面に達した際にその後端縁が突条26に係止されて挿入ガイド4の後退が阻止されるように設定されている。したがって、挿入ガイド4が一方側雄ねじ22と内筒部23との境界面迄に達しなかった場合、管体10の抜け出しを発生させるおそれがある。
すなわち、管体10は、挿入ガイド4の抜け止め部42によって抜け出しが阻止されるとともに、シールSによって密封されており、通水試験によって漏水が発見されなかった場合、経時使用により、水圧等によって管体10が挿入ガイド4とともに後退を開始したとすると、挿入ガイド4は、その後端縁がシール部材S等に接触して後退が阻止されるものの、その際、管体10が抜け止め部42から離脱すると、管体10がすっぽ抜けることになる。
このため、万が一挿入ガイド4がストロークエンドまで差し込まれなかった場合においても、挿入ガイド4の後退を阻止することが好ましい。具体的には、図5及び図6に示すように、突条26よりも管体10の差し込み方向下流側の内筒部23の外周面に、リング溝28が形成されるとともに、該リング溝28に、挿入ガイド4の後退に際して摩擦抵抗を増大させて後退を防止する抜け出し防止リングRが配設されている。この抜け出し防止リングRは、ゴム等から形成され、外周面に複数個のリップrが管体10の差し込み方向に傾斜して設けられている。
これにより、管体10の差し込みに際して、挿入ガイド4は、抜け出し防止リングRのリップrを押し倒しながら押し出される。ここで、仮に、挿入ガイド4が管体10を介して一方側雄ねじ22と内筒部23との境界面まで押し込まれなかった場合において、管体10に何らかの原因によって引き抜き方向の力が作用し、それによって抜け止め部42を介して挿入ガイド4が抜け出そうとするとき、抜け出し防止リングRのリップrが立ち上がり、挿入ガイド4の後退に対する摩擦抵抗を増大させて挿入ガイド4の後退を防止する。したがって、挿入ガイド4の後退を阻止することができるとともに、挿入ガイド4と管体10との間に相対的な速度差を発生させることがなく、抜け止め部42から管体10が離脱することを確実に防止できる。
この場合、抜け出し防止リングRによって挿入ガイド4の後退を防止できることから、図7及び図8に示すように、突条26は必ずしも必要としない。すなわち、仮に、挿入ガイド4が管体10を介して一方側雄ねじ22と内筒部23との境界面まで押し込まれなかったとしても、抜け出し防止リングRによって挿入ガイド4の後退を確実に防止することができる。
また、抜け出し防止リングRとしては、挿入ガイド4の差し込みを許容し、挿入ガイド4の抜け出しに際して摩擦抵抗を増大させて後退を阻止すればよいことから、例えば、図9に示すものでもよく、その形状は限定されない。また、図10に示すように、断面半円状や断面3/4円状等、抜け出し防止リングRの一部を利用して、挿入ガイド4の差し込みを許容するとともに、挿入ガイド4の抜け出しに際して摩擦抵抗を増大させて後退を阻止することもでき、必ずしもリップrを必要とするものではない。
なお、前述した実施形態においては、管継手1を砲金等の金属材料にて製造した場合を例示したが、管体10の抜け止めに際して作用する荷重は、挿入ガイド4を介して継手本体2で支持することから、外筒部材3は格別大きな強度を必要としない。このため、外筒部材3は、金属材料に限定されず、プラスチック材料であっても構わない。この場合、外筒部材3を透明又は半透明のプラスチック材料によって形成すれば、管体10の差し込み状況を外部から把握することが可能となり、管体10の差し込み不足を防止することができ、好ましい。しかも、継手本体2に対して樹脂製の外筒部材3を強制的に嵌合させて連結することもできることから、継手本体2と外筒部材3との連結は、雄ねじ及び雌ねじに限定されるものではない。
また、実施形態においては、管継手1の他方側を水栓金具や給水ヘッダー等に接続する場合を例示したが、接続対象に合わせて種々の形態を採用することができ、雄ねじに限定されるものではない。例えば、接続対象が雄ねじの場合には、雌ねじが形成される他、エルボやチーズ、さらには、ソケットに形成することもできる。
さらに、前述した実施形態においては、シールSとして、2本のシール溝25にそれぞれ配設されたOリングを例示したが、管体10の内周面に設定面積接触して密封すればよいことから、複数本のOリングに限定されず、例えば、断面略平板の外周面に断面略半円状の凸部を形成したような幅広の1本のシールを用いることもできる。この場合は、シールの幅に対応する幅の1本のシール溝となる。
1 管継手
2 継手本体
21 フランジ部
22,24 雄ねじ(連結部)
23 内筒部
25 シール溝
26 突条
27 段差部
28 リング溝
3 外筒部材
4 挿入ガイド
41 フランジ
42 抜け止め部
10 管体
S シール
R 抜け出し防止リング

Claims (4)

  1. 内筒部を有する継手本体と、継手本体の内筒部に対し包囲状に設けられた外筒部材と、一端縁にフランジを有して継手本体の内筒部に強制的に嵌挿可能な挿入ガイドとを備え、継手本体の内筒部にシール嵌込用のシール溝が形成され、継手本体の内筒部に挿入ガイドがフランジを先端にして嵌挿され、継手本体の内筒部と外筒部材との間に管体が差し込まれる管継手であって、挿入ガイドの外周面に外方に突出する管体の抜け止め部が周方向に連続あるいは間欠的に形成され、かつ、内筒部の外周面には、前記シール溝よりも管体差し込み方向下流側に突条が形成され、挿入ガイドのフランジが内筒部の奥の面に突き当たった際、その後端縁が突条に係止されることを特徴とする管継手。
  2. 請求項1に記載の管継手において、前記継手本体の内筒部の外周面に、突条よりも管体の差し込み方向下流側にリング溝が形成され、該リング溝に抜け出し防止リングが配設されることを特徴とする管継手。
  3. 内筒部を有する継手本体と、継手本体の内筒部に対し包囲状に設けられた外筒部材と、一端縁にフランジを有して継手本体の内筒部に強制的に嵌挿可能な挿入ガイドとを備え、継手本体の内筒部にシール嵌込用のシール溝が形成され、継手本体の内筒部に挿入ガイドがフランジを先端にして嵌挿され、継手本体の内筒部と外筒部材との間に管体が差し込まれる管継手であって、挿入ガイドの外周面に外方に突出する管体の抜け止め部が周方向に連続あるいは間欠的に形成され、かつ、内筒部の外周面には、前記シール溝よりも管体差し込み方向下流側にリング溝が形成され、該リング溝に抜け出し防止リングが配設されることを特徴とする管継手。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つに記載の管継手において、前記内筒部の外周面に、前記シール溝よりも管体の差し込み方向上流側に挿入ガイドの後端縁を係止する係止溝又はシール溝に連続する段差部が形成され、挿入ガイドが内筒部に差し込まれて後端縁が係止溝又は段差部に係止された際、挿入ガイドがシールを覆うことを特徴とする管継手。
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