JP2011132977A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボルトの組み付けコストが低下し、強度の低いケースを利用することができるディファレンシャル装置を提供することである。
【解決手段】 本発明のディファレンシャル装置11は、動力源からのトルクが入力されて回転するリングギヤ2と、リングギヤ2とその回転方向に係合し一体回転するピニオンシャフト3と、ピニオンシャフト3に回転自在に軸支されるピニオンギヤ41、42と、ピニオンギヤ41、42と噛合するサイドギヤ51、52と、リングギヤ2及びピニオンシャフト3と一体回転し、ピニオンギヤ41、42とサイドギヤ51、52とを内部に収容するケース6と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディファレンシャル装置に関する。
自動車などの車両に用いられるディファレンシャル装置がある。ディファレンシャル装置は、例えば、特許文献1に示されるようなエンジン等の動力源からのトルクをリングギヤ(11)、ケース(3)、ピニオンシャフト(21)、ピニオンギヤ(19)、サイドギヤ(15,17)と伝達するものが知られている。リングギヤ(11)はケース(3)のフランジ部(9)にボルト(13)で組み付けられており、ピニオンシャフト(21)はケース(3)に組み付けられている。そして、ピニオンギヤ(19)はピニオンシャフト(21)に回転自在に軸支されており、ピニオンギヤ(19)とサイドギヤ(15,17)とが噛合している。
特開平6−58378号公報
上記したディファレンシャル装置は、リングギヤに入力されたトルクをボルトの軸力によって発生させたリングギヤとフランジ部との間の摩擦力によってケースに伝達するため、トルク伝達に関与するボルトの組み付けは、高精度で強く締結する等、コストが掛かる。また伝達されるトルクは、ケースを介して伝えられるため、ケースも伝達されるトルクや摩擦力に耐え得る強度を必要とするためコストが掛かるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ボルトの組み付けの簡略化やケースを簡略化することができるディファレンシャル装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の構成上の特徴は、動力源からのトルクが入力されて回転するリングギヤと、
前記リングギヤとその回転方向に係合し一体回転するピニオンシャフトと、
前記ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、
前記リングギヤ及び前記ピニオンシャフトと一体回転し、前記ピニオンギヤと前記サイドギヤとを内部に収容するケースと、
を有することである。
また上記課題を解決するための請求項2に係る発明の構成上の特徴は、動力源からのトルクが入力されて回転するリングギヤと、
前記リングギヤと一体回転可能なケースと、
前記ケースと一体回転可能で、前記リングギヤと係合し、前記トルクが前記ケースを介さず直接伝達されて前記リングギヤと一体回転するピニオンシャフトと、
前記ケースに収容され、前記ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、
前記ケースに収容され、前記ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、
を有することである。
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1又は2において、前記リングギヤのその軸方向における移動を制限してリングギヤとケースとの係合を保持する係合保持部材を有することである。
また請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1〜3の何れか1項において、前記ケースは、前記ピニオンギヤと前記サイドギヤとが内部に収容される本体部と、前記本体部の外周面から周方向の一部が拡径方向に突出し、前記リングギヤと前記ケースとが回転方向で締結する締結部とを有することである。
請求項1に係る発明においては、リングギヤとピニオンシャフトとが回転方向に係合して一体回転するため、リングギヤに入力されたトルクが直接ピニオンシャフトに伝達される。通常、このような構成のディファレンシャル装置は、リングギヤとケースとを係合する部材によってリングギヤに入力されたトルクが摩擦力としてケースに伝達され、摩擦力によりケースが回転することでピニオンシャフトにトルクが伝達される。しかし、本願のディファレンシャル装置は、ケースはピニオンギヤとサイドギヤとを収容するための部材であり、リングギヤ及びピニオンシャフトと一体回転するが、トルクの伝達に直接関与する部材ではない。そのため、リングギヤとケースとがトルクにより外れたりしないように組み付ければ良いし、締結する部材も減らすことができる等、組み付けが簡略化できる。あるいは、ケースに大きな荷重が加わらないため、ケース自体の強度も従来ほど高いものでなくても良く、簡略化可能でケースの重量を削減したり、ケースの費用を低減したりすることができる。
請求項2に係る発明においては、リングギヤに入力されたトルクがケースを介さずにピニオンシャフトに直接伝達されるため、リングギヤとケースとの間で発生する摩擦力により、ケースが回転してピニオンシャフトが回転するものではない。そのため、リングギヤとケースとを締結する部材を必要なトルクを伝達できるように高精度で強く締結する必要がないので、組み付けを簡略化できる。また、ケースは、これまで発生していた摩擦力に耐え得る強度を必要としないため、例えば、高強度でない材料や肉薄化等、簡略化することが可能となる。
請求項3に係る発明においては、係合保持部材が、リングギヤの軸方向でリングギヤとケースとの係合を保持する部材であるため、リングギヤに入力されるトルクにより発生する軸力でリングギヤが移動することができず、リングギヤとケースとの係合が保持される。
請求項4に係る発明においては、ケースがピニオンギヤと前記サイドギヤとが内部に収容される本体部の外周面から拡径方向に一部突出している締結部でリングギヤと締結する。リングギヤが回転することで伝達される動力を摩擦力として受けピニオンシャフトに伝達するケースでは、全周に渡り突出したフランジ部でリングギヤと固結する。本発明のディファレンシャル装置によれば、周方向の一部が突出しており、締結部(フランジ部)を大幅に削減できるため、ケースが軽量化できる。
本実施形態1のディファレンシャル装置11の構成を示す、一部断面図である。 本実施形態2のディファレンシャル装置12の構成を示す、一部断面図である。 本変形形態1のディファレンシャル装置の一部を示す説明図である。 本実施形態3のディファレンシャル装置13の構成を示す、一部断面図である。
本発明の代表的な実施形態を図1〜図4を参照して説明する。本実施形態及び変形形態は、自動車等において動力源からのトルクが伝達され、回転を減速し、左右の駆動軸(第1駆動軸91、第2駆動軸92)に分配するディファレンシャル装置である。
(実施形態1)
本実施形態1のディファレンシャル装置11は、図1に示されるように、リングギヤ2と、ピニオンシャフト3と、ピニオンギヤ(第1ピニオンギヤ41、第2ピニオンギヤ42)と、サイドギヤ(第1サイドギヤ51、第2サイドギヤ52)と、ケース6とを有する。
リングギヤ2は、動力源からのトルクにより軸心Aを回転軸として回転し、外周に歯21が形成されるはすば歯車である。そして、内周部分が歯21の歯幅より回転軸方向の一方に突出し、後述するピニオンシャフト3と一体回転可能に固結する係合部22を有する。
ケース6は、リングギヤ2の内周側で、係合部22より内周側に位置し、本体部64と、フランジ部(締結部)65とを有する。本体部64は、後述する第1及び第2ピニオンギヤ42,42、第1及び第2サイドギヤ51,52を収容する。フランジ部65は、本体部64の外周面60から拡径方向に突出しており、係合部22と回転方向で係合する。そして、フランジ部65は、周方向に等間隔でピン(図示略)を挿入する孔61が複数形成されており、後述するピニオンシャフト3とピンによって係合する。ケース6は、リングギヤ2の回転軸である軸心Aを回転軸として、リングギヤ2が回転すると回転する。
ピニオンシャフト3は、リングギヤ2の回転軸である軸心Aを回転軸とする回転部材であり、リングギヤ2の係合部22に固結し、また、ケース6とも係合している。ピニオンシャフト3は、リングギヤ2にトルクが伝達され回転すると、そのトルクが直接伝達され、ピニオンシャフト3と一体回転する。ケース6はリングギヤ2とピニオンシャフト3とが回転するのにつられて回転する。
第1及び第2ピニオンギヤ41、42は、軸心Aと直交する軸心Bを回転軸とするかさ歯車であり、ピニオンシャフト3に回転自在に軸支されている。軸心Aを対称線として、第1ピニオンギヤ41と第2ピニオンギヤ42の2つが分離してケース6の本体部64の内部に収容されている。第1及び第2ピニオンギヤ41、42は、軸心Bを回転軸として互いに逆方向に回転することができる。軸心Bを回転軸として回転するのが「自転」とし、軸心Aを回転軸としてピニオンシャフト3の回転で回転するのが「公転」とする。
第1及び第2サイドギヤ51、52は、回転軸が直交する第1及び第2ピニオンギヤ41、42と噛合するかさ歯車である。軸心Aを回転軸とする第1駆動軸91の一端が第1サイドギヤ51の軸穴51aに、軸心Aを回転軸とする第2駆動軸92の一端が第2サイドギヤ52の軸穴52aにスプライン構造等により同軸に係合しており、それぞれが一体回転することができる。第1及び第2サイドギヤ51、52は、軸心Bを対称線としてケース6の本体部64の内部に分離して収容されている。
本実施形態1のディファレンシャル装置11は、動力源から伝達されたトルクにより軸心Aを回転軸としてリングギヤ2が回転するとピニオンシャフト3が回転する。同時に、ケース6が回転し、第1及び第2ピニオンギヤ41、42が公転する。第1及び第2ピニオンギヤ41、42が公転すると、これらに噛み合う第1及び第2サイドギヤ51、52に係合する第1及び第2駆動軸91、92が、軸心Aを回転軸として回転する。このようにして、リングギヤ2に入力されたトルクは、ピニオンシャフト3に伝達され、第1及び第2ピニオンギヤ41、42の公転により第1及び第2サイドギヤ51、52が回転し、第1及び第2駆動軸91、92に伝達する。なお、第1及び第2ピニオンギヤ41、42が自転しない場合、ピニオンシャフト3の回転速度と、第1及び第2駆動軸91、92の回転速度は同一となる。リングギヤ2に入力されたトルクを、第1及び第2駆動軸91、92に伝達する過程において、第1及び第2ピニオンギヤ41、42が、軸心Bを回転軸として互いに逆方向に自転すると、第1及び第2サイドギヤ51、52と、これらに係合する第1及び第2駆動軸91、92は逆方向に、ピニオンシャフト3に対して相対回転する。つまり、第1及び第2駆動軸91、92のうち一方を、ピニオンシャフト3に比べて、より高い回転速度で回転させ、他方を、ケース6に比べてより低い回転速度で回転させることとなる。
このようにして、ディファレンシャル装置11は、自動車が旋回する場合など、第1駆動軸91と第2駆動軸92との回転速度が異なる場合に、第1ピニオンギヤ41及び第2ピニオンギヤ42を、軸心Bを回転軸として互いに逆方向に自転させることで、第1駆動軸91と第2駆動軸92との間に生じる回転速度の差を吸収することができる。
本実施形態1のディファレンシャル装置11によれば、リングギヤ2とピニオンシャフト3とが固結して一体回転するため、リングギヤ2に入力されたトルクが直接ピニオンシャフト3に伝達される。通常、このような構成のディファレンシャル装置は、リングギヤとケースとを係合する部材によってリングギヤに入力されたトルクが摩擦力としてケースに伝達され、摩擦力によりケースが回転することでピニオンシャフトにトルクが伝達される。しかし、ディファレンシャル装置11は、ケース6は第1及び第2ピニオンギヤ41、42と第1及び第2サイドギヤ51、52とを収容するための部材であり、トルクの伝達に直接関与する部材ではない。そのため、リングギヤ2とケース6とがトルクにより外れたりしない程度に組み付ければ良い。例えば、伝達するトルクを考慮して高精度に強く締結する必要がなかったり、締結するための部材(ボルト等)の数を減らせたりと、組み付けが簡略化でき、それに伴いコストが低減できる。あるいは、ケース6に大きな荷重が加えられないため、ケース自体の強度も従来ほど高いものでなくても良くなり、ケースが簡略化できる。簡略化により、例えばケースを高強度でない材料等の安価のものにしたり、ケースの厚さが肉薄化することで重量が低減したりと、ケースの費用も削減することができる。
(実施形態2)
本実施形態2のディファレンシャル装置12は、実施形態1のディファレンシャル装置11と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
リングギヤ2は、内周部分が歯21の歯幅より回転軸方向の一方に突出し、ピニオンシャフト3と一体回転可能に固結する係合部23と、ボルト(係合保持部材)7が挿入されるボルト穴とを有する。ボルト穴は、係合部23部分で、軸心A方向にボルト7が挿入されるように、周方向に等間隔で複数形成されている。
ケース6は、リングギヤ2のボルト穴と同じ位置に、ボルト7が挿入されるように、フランジ部(締結部)62が形成されている。
実施形態2のディファレンシャル装置12によれば、リングギヤ2とケース6との係合をボルト7で保持することができるため、はすば歯車であるリングギヤ2にトルクが入力された際に発生する軸心A方向の軸力により、リングギヤ2の移動が制限されているため、係合が外れない。また、ボルト7は、軸力を支持することもできる。
従来のリングギヤ7とケース6とを係合するために用いられていたボルトは、ケース6にトルクを伝達するために、強い締結力でセットされていた。しかし、ディファレンシャル装置12では、ボルト7はリングギヤ2に発生した軸力を支持するだけでよいため、強い締結力を必要とせず、その個数も減らすことができるため、組み付けコストの削減、部品の削減による重量の軽量化が図れる。
(実施形態2の変形形態1)
変形形態1のディファレンシャル装置は、実施形態2のディファレンシャル装置12と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
変形形態1のディファレンシャル装置で用いられるケース6は、図3に示されるように、フランジ部66が周方向の一部である。ケース6とリングギヤ2とは、上2カ所と下2カ所の4カ所(上下は、図3において)がボルト7によって締結されている。図3の二点破線は、従来のフランジ部69が存在した場所を示し、破線は従来のボルト79の位置を示している。本変形形態1のディファレンシャル装置は、フランジ部が大幅に削減できるためケース6が軽量化できる。また、締結するためのボルト7の数も減少しているため、部品点数が減らせ、組み付けコストも低下する。
そして、本変形形態1のディファレンシャル装置で用いられるケース6のフランジ部66の構造は、上記した実施形態1のディファレンシャル装置11及び後述の実施形態3のディファレンシャル装置13のケース6として用いることができる。
また、フランジ部69は、周方向2つに限らず、3つ、4つ、と拡径方向に突出する形状とすることもできる。
(実施形態3)
本実施形態3のディファレンシャル装置13は、実施形態1のディファレンシャル装置11と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
リングギヤ2は、図4に示されるように、内周部分が歯21の歯幅より回転軸方向の一方に突出し、ピニオンシャフト3と一体回転可能に固結する係合部24と、内周にリングギヤスプライン部25とを有する。
ケース6は、リングギヤ2の内周側と対向する外面部分に、リングギヤスプライン部25とスプライン係合するフランジ部(締結部)63が形成されている。
軸心Aの軸方向において、係合部24及びフランジ部63の一端側に、ケース6の外形を挟み込むようにスナップリング(係合防止部材)8が配置されている。スナップリング8は、リングギヤ2にトルクが入力された際に発生する軸力により、リングギヤ2が軸心Aの方向に移動してリングギヤ2とケース6との係合が離脱しないように、リングギヤ2の軸力に対向する位置に設置される。
実施形態3のディファレンシャル装置13によれば、リングギヤ2とケース6との係合をスナップリング8で保持することができるため、はすば歯車であるリングギヤ2にトルクが入力された際に発生する軸心A方向の軸力により、係合が外れるのを防ぐことができる。また、スナップリング8は、軸力を支持することもできる。
従来のリングギヤ2とケース6とを係合するために用いられていたボルトは、ケース6にトルクを摩擦力として伝達するために、強い締結力でセットされていた。しかし、ディファレンシャル装置13では、ケース6を介さずにリングギヤ2に入力されたトルクがピニオンシャフト3に伝達されるため、ボルトによってリングギヤ2とケース6とを強く締結する必要がない。よって、ボルトの数が削減でき、ボルトを強く締結する必要もないため、部品個数の減少及び強い締結等に係っていた組み付けコストが低減できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、リングギヤ2は、係合部22、23、24が軸方向に突出しているが、外周の歯21の部分も軸方向で、ピニオンシャフト3と係合するのに必要な長さ分延長された形状のものでも良い。
11,12,13:ディファレンシャル装置、 2:リングギヤ、
21:歯、 22,23,24:係合部、
25:リングギヤスプライン部、 3:ピニオンシャフト、
41、:第1ピニオンギヤ、 42:第2ピニオンギヤ、
51:第1サイドギヤ、 51a、52a:軸穴、
52:第2サイドギヤ、 6:ケース、
60:外周面、 61:孔、
62,63,65,66:フランジ部(締結部)、
64:本体部、 63:ケーススプライン部、
69:従来のフランジ部、 7:ボルト(係合保持部材)、
79:従来のボルト、 8:スナップリング(係合保持部材)、
91:第1駆動軸、92:第2駆動軸。

Claims (4)

  1. 動力源からのトルクが入力されて回転するリングギヤと、
    前記リングギヤとその回転方向に係合し一体回転するピニオンシャフトと、
    前記ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、
    前記ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、
    前記リングギヤ及び前記ピニオンシャフトと一体回転し、前記ピニオンギヤと前記サイドギヤとを内部に収容するケースと、
    を有することを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 動力源からのトルクが入力されて回転するリングギヤと、
    前記リングギヤと一体回転可能なケースと、
    前記ケースと一体回転可能で、前記リングギヤと係合し、前記トルクが前記ケースを介さず直接伝達されて前記リングギヤと一体回転するピニオンシャフトと、
    前記ケースに収容され、前記ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、
    前記ケースに収容され、前記ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、
    を有することを特徴とするディファレンシャル装置。
  3. 前記リングギヤのその軸方向における移動を制限してリングギヤとケースとの係合を保持する係合保持部材を有する請求項1又は2に記載のディファレンシャル装置。
  4. 前記ケースは、前記ピニオンギヤと前記サイドギヤとが内部に収容される本体部と、前記本体部の外周面から周方向の一部が拡径方向に突出し、前記リングギヤと前記ケースとが回転方向で締結する締結部とを有する請求項1〜3の何れか1項に記載のディファレンシャル装置。
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