JP2011131818A - 車両用シート構造 - Google Patents

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弘 横山
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俊博 竹鼻
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Masahiro Matsuhashi
正浩 松橋
Takashi Miyata
敬 宮田
Yoshihiro Okamoto
吉弘 岡本
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Abstract

【課題】シートへの乗員の座り心地を良くする。
【解決手段】リヤシート10では、着座した乗員22を、シートクッション20が下側から支持すると共に、シートバック24が後側から支持する。また、シートバック24が、帯状にされて、支持軸26とガイドバー32との間に架け渡されているため、シートバック24の軽量化を図ることができる。ここで、リクライニング機構30において、ガイドバー32のピン34を挿入するガイド40のガイド溝44の凹部44Aを選択することで、シートバック24の傾斜角度を調整できて、乗員22の座り心地を良くできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートクッションとシートバックとを備えた車両用シート構造に関し、特に車両の前から2列目以降のリヤシート(車両の前から2列目のセカンドシートや車両の前から3列目のサードシート等)に有用である車両用シート構造に関する。
近年、地球温暖化緩和の一環として、車両(自動車)の燃費を改善して二酸化炭素の排出量を削減することが求められている。車両の燃費を改善するには、車体を軽量化するのが望ましい。このような車体の軽量化を実現するには、フレームを含むシートの軽量化を図ることも重要である。
下記特許文献1に示された車両用補助シートでは、シートクッションとシートバックとを布地やメッシュ地等のシート材によって形成して、軽量化を図っており、シートクッションは、車体サイド面と脚部材とに係止されて支持されている。
特開2003−2097号公報
しかしながら、この車両用補助シートでは、シートバックの傾斜角度が固定されている。このため、乗員の座り心地が悪い場合がある。
本発明は、上記事実を考慮し、シートへの乗員の座り心地を良くできる車両用シート構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用シート構造は、車両のシートに着座する乗員を下側から支持するシートクッションと、帯状にされて車室の床側と天井側との間に架け渡され、前記乗員を後側から支持するシートバックと、前記シートバックの傾斜角度を調整可能にされたリクライニング機構と、を備えている。
請求項1に記載の車両用シート構造では、車両のシートに着座する乗員をシートクッション及びシートバックがそれぞれ下側及び後側から支持する。
さらに、シートバックは、帯状にされて、車室の床側と天井側との間に架け渡されている。このため、シートバックにはフレーム(シートバックフレーム)が必要なく、シートバックの軽量化を図ることができる。
ここで、リクライニング機構がシートバックの傾斜角度を調整可能にされている。このため、シートバックの傾斜角度を調整することで、シートへの乗員の座り心地を良くできる。
請求項2に記載の車両用シート構造は、請求項1に記載の車両用シート構造において、前記シートバックを収納可能にしている。
請求項2に記載の車両用シート構造では、シートバックが収納可能にされている。このため、シートバックを収納することで、車室スペースを広げることができる。
請求項3に記載の車両用シート構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両用シート構造において、前記シートバックを巻き取り可能にされた巻取軸と、前記シートバックの張力を調整する調整手段と、車両の緊急時に前記巻取軸からの前記シートバックの引き出しを規制する規制手段と、を備えている。
請求項3に記載の車両用シート構造では、シートバックを巻取軸に巻き取り可能にされている。
ここで、調整手段がシートバックの張力を調整可能にされている。このため、シートバックの張力を調整することで、シートへの乗員の座り心地を一層良くできる。
さらに、車両の緊急時に、規制手段が巻取軸からのシートバックの引き出しを規制する。このため、乗員からシートバックへ衝撃が作用しても、シートバックが乗員を拘束できる。
請求項4に記載の車両用シート構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用シート構造において、前記床に設けられ、前記シートクッションが載置された状態に支持されるクッション支持部を備えている。
請求項4に記載の車両用シート構造では、車室の床にクッション支持部が設けられており、クッション支持部には、シートクッションが載置された状態に支持される。このため、シートクッションとしてクッションパッドにより構成されるものを使用する場合に、フレーム(シートクッションフレーム)を設けなくても、クッション支持部によってシートクッションを適切に支持できる。これにより、シートクッションにフレームを設ける必要がなく、シートクッションの軽量化を図ることができる。
請求項5に記載の車両用シート構造は、請求項4に記載の車両用シート構造において、前記クッション支持部を前記床の上側への段差部にし、又は、前記クッション支持部を前記床の平坦部上に設置する。
請求項5に記載の車両用シート構造では、クッション支持部を床の上側への段差部にし、又は、クッション支持部を床の平坦部上に設置する。このため、クッション支持部に支持されるシートクッションを、クッション支持部より前側の床に比し、上側に配置でき、乗員がシートに容易に着座できる。
請求項6に記載の車両用シート構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用シート構造において、前記シートクッションに設けられ、硬度を後側の部位に比し高くされて前記乗員の前側への移動を制限可能にされた制限部を備えている。
請求項6に記載の車両用シート構造では、シートクッションに設けられた制限部が、硬度を後側の部位に比し高くされて、乗員の前側への移動を制限可能にされている。このため、特に車両の緊急時に、シートクッションによって乗員を拘束可能にできる。
以上説明したように、請求項1に記載の車両用シート構造では、シートバックの傾斜角度を調整することで、シートへの乗員の座り心地を良くできる。
請求項2に記載の車両用シート構造では、シートバックを収納することで、車室スペースを広げることができる。
請求項3に記載の車両用シート構造では、シートバックの張力を調整することで、シートへの乗員の座り心地を良くできる。さらに、乗員からシートバックへ衝撃が作用しても、シートバックが乗員を拘束できる。
請求項4に記載の車両用シート構造では、シートクッションとしてクッションパッドにより構成されるものを使用する場合に、フレームを設けなくても、クッション支持部によってシートクッションを適切に支持できるため、シートクッションにフレームを設ける必要がなく、シートクッションの軽量化を図ることができる。
請求項5に記載の車両用シート構造では、シートクッションを前側の床に比し上側に配置でき、乗員がシートに容易に着座できる。
請求項6に記載の車両用シート構造では、特に車両の緊急時に、シートクッションによって乗員を拘束可能にできる。
本発明の実施の形態に係るリヤシートを示す前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリヤシートを示す左方から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係るリヤシートが適用された車両の主要部を示す前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリヤシートが適用された車両を示す左方から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係るリヤシートのガイドバー部分を示す前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリヤシートのガイド部分を示す前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係るリヤシートを示す前斜め左方から見た斜視図である。
以下、図1〜図6を参照して、本発明の車両用シート構造が適用された実施の形態に係る車両12(自動車)のリヤシート10について説明する。なお、図面では、車両12の前方を矢印FRで示し、車両12の右方を矢印RHで示し、車両12の上方を矢印UPで示している。
図3及び図4に示す如く、本実施の形態における車両12は、特に所謂SUV車(ワゴン車やスポーツ車等の他の種類の車両でもよい)にされている。
本実施の形態に係るリヤシート10は、車両12の前から1列目のフロントシートよりも後側におけるシート(車両12の前から2列目のセカンドシートや車両12の前から3列目のサードシート等)にされている。
車室14の床16(フロア)の後側部分には、クッション支持部としてのクッション土台18が一体に形成されている。クッション土台18は、床16の上側への段差部にされており、クッション土台18は、断面L字形板状にされて、前側部18Aと上側部18Bとが設けられている。前側部18Aは、前後方向に略垂直に配置されており、上側部18Bは、前側部18Aの上側かつ後側において、略水平に配置されている(前方へ向かうに従い上方へ向かう方向へ傾斜されてもよい)。
本実施の形態に係るリヤシート10は、クッション土台18の上側部18Bにおいて、所定数(本実施の形態では2つ)設置されており、リヤシート10は、前方、右方及び上方をそれぞれ車両12の前方、右方及び上方に向けられている。
リヤシート10の下部には、シートクッション20が設けられており、シートクッション20は、クッション土台18の上側部18Bに載置された状態で、支持(固定)されている。シートクッション20は、略水平に配置されており、シートクッション20は、リヤシート10に着座した乗員22の下半身を下側から支持可能にされている。
図1及び図2に示す如く、シートクッション20の内部には、発泡樹脂製のクッションパッド(図示省略)が設けられており、シートクッション20は、クッションパッドの弾性収縮によって、弾性収縮可能にされている。クッションパッドの下側部分は、クッションパッドの上側部分に比し硬度を高くされて、制限部としての高硬度部(図示省略)にされており、高硬度部の上面は、前側部分が後側部分に比し、高い位置に配置されている。また、シートクッション20の内部には、シートクッションフレーム(枠状の骨格部材)が設けられていない。
リヤシート10の後部には、可撓性を有する帯状のシートバック24が設けられており、シートバック24の下部は、シートクッション20の後端部を貫通されている。シートバック24は、前後方向に略垂直に配置されており、シートバック24は、リヤシート10に着座した乗員22の上半身(頭部を含む)を後側から支持可能にされている。
シートバック24の左右方向両端には、長尺のガイドロープ24Aが設けられており、ガイドロープ24Aは、シートバック24の長手方向全体に配置されている。一対のガイドロープ24A間には、格子状のネット24Bが架け渡されており、ネット24Bは、シートバック24の上端部及び下端部を除く部分に配置されている。ガイドロープ24Aは、ネット24Bに比し、強度を高くされており、シートバック24は、乗員22を左右方向の両側から内側に包み込むように支持可能にされている。
シートバック24の下端は、格納手段を構成する衝撃吸収手段及び巻取軸としての円軸状の支持軸26に固定されており、支持軸26は、左右方向に沿って配置されると共に、クッション土台18の上側部18Bに回転可能に支持されている。シートバック24は、支持軸26が回転されることで、支持軸26に巻き取り可能にされており、シートバック24は、支持軸26から全て引き出されている。
支持軸26は、格納手段を構成する巻取手段としての付勢装置28に接続されており、支持軸26は、付勢装置28によって、所定回転方向へ付勢されている。
シートバック24の上側には、リクライニング機構30が設けられている。
図5に詳細に示す如く、シートバック24の上端は、固定軸としての筒状のガイドバー32に固定されており、ガイドバー32は、左右方向に沿って配置されると共に、外周面が円周面にされている。ガイドバー32の長手方向(軸方向)両端部内には、係合部としての柱状のピン34がスライド可能に嵌入されており、ピン34は、ガイドバー32の長手方向外側へ付勢されると共に、ガイドバー32の長手方向端部に突出された状態で係止されている。
ガイドバー32の長手方向中間部には、ブロック状のノブ36が設けられており、ノブ36は、可撓性を有する接続線38によって、ガイドバー32内を介して、各ピン34に接続されている。これにより、ノブ36がガイドバー32に対し引っ張られることで、各接続線38を介して、各ピン34が付勢力に抗してガイドバー32内に引き込まれる(ガイドバー32からの突出が解除される)。
図1〜図3に示す如く、ガイドバー32の長手方向両外側には、支持部材としての長尺ブロック状のガイド40が設けられており、ガイド40は、車室14の天井42に固定されて、前後方向に沿って配置されている。ガイド40のガイドバー32側の面には、支持部としての長尺矩形状のガイド溝44が形成されており、ガイド溝44の長手方向は、支持軸26を中心とした円弧状に湾曲されている。一対のガイド40のガイド溝44内には、それぞれガイドバー32の長手方向両端部が挿入されており、これにより、シートバック24が、ガイドバー32を介して一対のガイド40に支持されて、支持軸26とガイドバー32との間で長手方向において張られている。
図6に詳細に示す如く、ガイド溝44の底面(ガイドバー32とは反対側の面)には、被係合部としての矩形状の凹部44Aが複数形成されており、複数の凹部44Aは、ガイド溝44の長手方向に沿って等間隔で配置されている。
ガイドバー32の一対のピン34は、それぞれ一対のガイド40のガイド溝44の凹部44Aに挿入(係合)されており、これにより、支持軸26に対するガイドバー32の位置が規定されて、シートバック24の傾斜角度が規定されている。また、ガイドバー32の一対のピン34がそれぞれ挿入される一対のガイド40のガイド溝44の凹部44Aが選択されることで、シートバック24の傾斜角度を調整可能にされている。
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
以上の構成のリヤシート10では、着座した乗員22を、シートクッション20が下側から支持すると共に、シートバック24が後側から支持する。
ここで、車室14の床16に設けられたクッション土台18(上側への段差部)の上側部18Bに、シートクッション20が載置された状態に支持されている。
このため、シートクッション20を、クッション土台18より前側の床16に比し、上側に配置でき、乗員22がリヤシート10に容易に着座できる。
さらに、本実施の形態の如く、シートクッション20としてクッションパッドにより構成されるものを使用する場合に、フレーム(シートクッションフレーム)を設けなくても、クッション土台18によってシートクッション20を適切に支持できる。これにより、シートクッション20にフレームを設ける必要がなく、シートクッション20の軽量化を図ることができる。
また、シートバック24が、帯状(ネット状)にされて、車室14の床16側の支持軸26と天井42側のガイドバー32との間に架け渡されている。このため、シートバック24にはフレーム(シートバックフレーム)が必要なく、シートバック24の軽量化を図ることができる。
さらに、シートバック24のネット24Bが、乗員22の頭部の後側に配置されて、乗員22の頭部を後側から支持可能にされている。このため、ヘッドレスト(ヘッドレスト本体及びヘッドレスト本体を下側から支持するヘッドレストステー)が必要なく、シートバック24の軽量化を一層図ることができる。
また、シートバック24の上側には、リクライニング機構30が設けられており、一時的にガイドバー32に対しノブ36を引っ張って一対のピン34を付勢力に抗してガイドバー32内に引き込むことで、一対のピン34をそれぞれ挿入する一対のガイド40のガイド溝44の凹部44Aを選択できて、シートバック24の傾斜角度を調整可能にされている。このため、シートバック24の傾斜角度を調整することで、リヤシート10への乗員22の座り心地を良くできる。
さらに、シートバック24が、支持軸26とガイドバー32との間で長手方向において張られている。このため、車両12の緊急時(特に後面衝突時)に、乗員22からシートバック24へ衝撃が作用しても、シートバック24が乗員22を拘束できる。
さらに、シートクッション20内のクッションパッドでは、クッションパッドの下側部分の高硬度部の上面が、前側部分を後側部分に比し高い位置に配置されている。このため、車両12の緊急時(特に前面衝突時)に、乗員22に前側への移動力(特に慣性力)が作用しても、高硬度部の前側部分が乗員22の前側への移動を制限できて、乗員22を拘束できる。
また、ガイドバー32に対しノブ36を引っ張って一対のピン34を付勢力に抗してガイドバー32内に引き込むことで、一対のピン34を一対のガイド40のガイド溝44の凹部44Aから離脱させることができると共に、ガイドバー32を一対のガイド40のガイド溝44から離脱させることができる。さらに、支持軸26が付勢装置28の付勢力によって所定回転方向へ回転されることで、シートバック24を支持軸26に巻き取ることができる。このため、シートバック24を簡単に収納できて、車室14のスペースを広げることができる。
(変形例)
以下、図7を参照して、上記実施の形態の変形例に係るリヤシート50について説明する。
本変形例に係るリヤシート50では、クッション土台18が車室14の床16と別体にされており、クッション土台18は、床16の平坦部16A上に設置(固定)されている。クッション土台18は、断面U字形板状にされて、前側部18Aと上側部18Bと後側部18Cとが設けられている。前側部18A及び後側部18Cは、前後方向に略垂直に配置されており、前側部18A及び後側部18Cの下端は、床16の平坦部16Aに支持されている。上側部18Bは、前側部18Aと後側部18Cとの間かつ前側部18A及び後側部18Cの上側に配置されており、上側部18Bは、略水平に配置されている(前方へ向かうに従い上方へ向かう方向へ傾斜されてもよい)。
なお、クッション土台18は、断面L字形板状にされて(前側部18A及び上側部18Bのみが設けられて)、前側部18Aの下端が床16の平坦部16Aに支持されると共に、上側部18Bの後端が床16の上側への段差部に支持された構成としてもよい。
シートバック24は、支持軸26に部分的に巻き取られている。
付勢装置28には、調整手段としての調整機構が設けられており、調整機構は、付勢装置28が支持軸26に付与する所定回転方向への付勢力を調整可能にされて、シートバック24の長手方向における張力を調整可能にされている。
支持軸26は、規制手段(ロック手段)としての規制装置52(緊急ロック装置)に接続されており、車両12の緊急時には、規制装置52が、支持軸26の回転を規制(ロック)して、支持軸26からのシートバック24の引き出しを規制(ロック)可能にされている。
ここで、上記実施の形態では、シートバック24が支持軸26から全て引き出されているため、車両12の通常時のみならず車両12の緊急時でも、支持軸26からのシートバック24の引き出しが規制されている。一方、本変形例では、支持軸26にシートバック24が部分的に巻き取られているが、車両12の緊急時には、規制装置52が支持軸26からのシートバック24の引き出しを規制する。
このため、本変形例でも、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、本変形例では、付勢装置28の調整機構が、シートバック24の長手方向における張力を調整可能にされている。このため、シートバック24の長手方向における張力を調整することで、リヤシート50への乗員の座り心地を一層良くできる。
なお、本変形例では、付勢装置28が支持軸26に付与する所定回転方向への付勢力を調整機構が調整することで、シートバック24の長手方向における張力を調整する構成としたが、調整ロック装置がシートバック24の支持軸26への巻き取り量を調整した状態で支持軸26の回転(シートバック24の支持軸26からの引き出し)をロックすることで、シートバック24の長手方向における張力を調整する構成としてもよい。
さらに、本変形例では、クッション土台18を車室14の床16と別体にして床16の平坦部16A上に設置した構成としたが、本変形例において、上記実施の形態と同様に車室14の床16にクッション土台18(上側への段差部)を一体に形成した構成としてもよい。しかも、上記実施の形態において、本変形例と同様にクッション土台18を車室14の床16と別体にして床16の平坦部16A上に設置した構成としてもよい。
また、上記実施の形態(変形例を含む)では、シートバック24を支持軸26に巻き取って収納可能にした構成としたが、シートバック24をガイドバー32に巻き取って収納可能にした構成やシートバック24を折り畳んで収納可能にした構成としてもよい。
さらに、上記実施の形態(変形例を含む)では、本発明を車両12のリヤシート10、50に適用した構成としたが、本発明を車両12の前から1列目のフロントシートに適用した構成としてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施の形態(変形例を含む)に限定されないことは言うまでもない。
10 リヤシート(車両用シート構造)
12 車両
14 車室
16 床
18 クッション土台(クッション支持部)
20 シートクッション
22 乗員
24 シートバック
26 支持軸(巻取軸、衝撃吸収手段)
28 付勢装置(調整手段)
30 リクライニング機構
42 天井
50 リヤシート(車両用シート構造)
52 規制装置(規制手段)

Claims (6)

  1. 車両のシートに着座する乗員を下側から支持するシートクッションと、
    帯状にされて車室の床側と天井側との間に架け渡され、前記乗員を後側から支持するシートバックと、
    前記シートバックの傾斜角度を調整可能にされたリクライニング機構と、
    を備えた車両用シート構造。
  2. 前記シートバックを収納可能にした請求項1に記載の車両用シート構造。
  3. 前記シートバックを巻き取り可能にされた巻取軸と、
    前記シートバックの張力を調整可能にされた調整手段と、
    車両の緊急時に前記巻取軸からの前記シートバックの引き出しを規制する規制手段と、
    を備えた請求項1又は請求項2に記載の車両用シート構造。
  4. 前記床に設けられ、前記シートクッションが載置された状態に支持されるクッション支持部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用シート構造。
  5. 前記クッション支持部を前記床の上側への段差部にし、又は、前記クッション支持部を前記床の平坦部上に設置する請求項4に記載の車両用シート構造。
  6. 前記シートクッションに設けられ、硬度を後側の部位に比し高くされて前記乗員の前側への移動を制限可能にされた制限部を備えた請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用シート構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013523531A (ja) * 2010-04-14 2013-06-17 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 可変バックレストを備える自動車
CN114987295A (zh) * 2022-06-10 2022-09-02 北京汽车集团越野车有限公司 一种车辆座椅和具有其的车辆

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