JP2011126633A - 荷降ろし装置 - Google Patents
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Abstract
荷降ろし装置において、排出板を張出位置に向けて移動させ、荷箱内の積載物を排出する際に排出板の移動が妨げられ、排出されなくなってしまうのを防止することができる荷降ろしを提供する。
【解決手段】
排出板Dを駆動装置A4により荷箱1内の格納位置Dfから開口1a側の張出位置Drrへ移動している途中で、排出板Dの移動状態を検知する検知装置Seからの信号に基づいて、排出板の移動が妨げられていると判断すると、排出板を格納位置Dfへ向けて移動させる制御装置を備える。
【選択図】 図3
Description
上記のように操作すれば、排出板が車両前方に移動させることで、排出板と積載物との間に空間が形成され、荷箱内に積みあがった積載物の一部(特に上部)が自重により前記空間へ崩れる。これにより、荷箱内下部の積載物が荷箱床面に押し付けられる力が小さくなるので、荷箱と下方の積載物との間の摩擦力が低減され、排出板の車体後方への移動が妨げられず、積載物の排出動作を行うことができる。
このような荷降ろし装置によれば、排出板を張出位置に向けて移動させた際に、制御装置が検知装置からの信号により排出板の移動が妨げられていると判断すると、排出板を自動的に格納位置へ向けて移動するので、排出作業の作業効率が向上する。
この場合、荷降ろし装置による排出作業をさらに効率よく行うことができる。
この場合、排出板の移動が妨げられても、作業員は操作装置を押し続けるのみで積載物を排出でき、作業が容易となる。
この場合、排出板が荷箱内に詰まった積載物を無理に大きな力で押すことなく、積載物を排出することができるので、排出板や駆動装置の破損を防止できる。
図1において、搬送車両である塵芥収集車Vの車体F上には本発明の荷箱に相当する塵芥収容箱1が搭載されており、その塵芥収容箱1の底面は、後下がりの緩やかな傾斜面となっている。また、塵芥収容箱1の前壁又は側壁前部には、塵芥収容箱1内を覗くためのメンテナンス用窓(図示せず)が必要に応じて敷設される。塵芥収容箱1の後端には、本発明の開口部に相当する後端開口1aが形成されている。
塵芥収容箱1内には、車体前後方向へ進退可能な通称ディスチャージプレートと呼ばれる排出板Dが配設されており、塵芥投入箱2が前記排出位置にあるときに排出板Dを塵芥収容箱1内で車体前方の後述する格納位置Dfから車体後方の後端開口1a近傍の後述する張出位置Drrへ向けて後退させることで塵芥収容箱1内の収容塵芥をその後端開口1aより強制的に排出可能となっている。
〔積込工程〕
塵芥が収容されていない塵芥収集車Vは、図2の(C)の実線で示すように、塵芥投入箱2を積込位置に、また排出板Dを塵芥収容箱1の後端近くの所定後退位置Drにそれぞれ保持した状態となっている。この状態で塵芥収集車Vは所定の塵芥積込地点まで移動した後、作業員がメインスイッチSmを「積込」位置に操作するのを待つ(ステップS1)。メインスイッチSmが「積込」位置に操作されると、作業員が積込スイッチStをONにするのを待つ(ステップS2)。作業員が積込スイッチStをONにすると、前述した塵芥積込装置3による積込工程が開始され(ステップS3)、塵芥投入箱2に投入された塵芥が塵芥積込装置3により塵芥収容箱1内へ押し込まれる。
塵芥収容箱1内が満杯状態となった塵芥収集車Vは、作業者によりメインスイッチSmをOFFにされ(ステップS4)、塵芥処分場まで走行移動した後、作業員がメインスイッチSmを「排出」位置に操作するのを待つ(ステップS5)。メインスイッチSmが「排出」位置に操作されると、投入箱昇降スイッチSnが「開放」位置に操作されるのを待つ(ステップS6)。投入箱昇降スイッチSnが「開放」位置に操作されると、塵芥投入箱昇降用シリンダA1が伸長することにより、塵芥投入箱2が前記軸支部P周りに上方へ回動する(ステップS7)。そして、塵芥投入箱2を排出位置(上げ位置)まで回動させると、上げ位置検出センサが作動し、投入箱昇降スイッチSnをOFFにし、塵芥投入箱昇降用シリンダA1の伸長を停止させる。このとき、塵芥収容箱1の後端開口1aは開放されている。
作業員が排出板進退スイッチSdを「後退」位置へ操作すると、制御装置に設けられた第一タイマT1をリセット(ステップS15)する。その後、超音波センサSeにより排出板Dの位置情報X1を取得(ステップS16)し、前記排出板Dの位置情報X1を制御装置の記憶部に記憶させる。その後、第一タイマT1の計時を開始する(ステップS17)と同時に、排出シリンダA4が伸長し(ステップS18)、格納位置Dfに位置する排出板Dが車両後方へ向けて移動する。この時、このとき、塵芥収容箱1の後端開口1aは開放されているので、塵芥収容箱1内に圧縮されて収容された塵芥は排出板Dの車両後方への移動により車両後方へ強制的に押し出され、後端開口1aより車外へ排出される。そして、第一タイマT1が一定時間(例えば1s後)を計時する(ステップS19のYes)と、第一タイマT1の計時を停止する(ステップS20)と同時に、超音波センサSeにより再度排出板Dの位置情報X2を取得(ステップS21)する。次に、制御装置により1s後の排出板Dの位置情報X2と前回測定した排出板Dの位置情報X1とを比較し、排出板Dの位置が異なるかどうかを判断する(ステップS22)。そして排出板Dの位置が異なる(塵芥収容箱内の塵芥が詰まらず、排出板の移動が妨げられていない)場合(ステップS22のYes)は、超音波センサSeにより排出板Dが張出位置Drrまで移動したことを検知したかどうかを判断する(ステップS23)。排出板Dが張出位置Drrまで移動していない場合は(ステップS23のNo)、ステップS15からステップS22を繰り返し、塵芥収容箱内の塵芥を排出する。排出板Dが張出位置Drrまで移動した場合は(ステップS23のYes)、排出シリンダA4の伸長を停止させ(ステップS24)、排出板Dを停止させる。
以下に、排出板の位置を検知した後の、第二の実施形態の排出板制御のためのサブルーチンを詳細に説明する。なお、その他の構成については第一の実施形態と同様であるため、以下の説明においては同一符号で示す。なお、図8のフローチャートに示されているA、Bはそれぞれ図7のA、Bにつながっている。
前記移動距離が所定値(例えば1cm)より大きい(塵芥収容箱内の塵芥が詰まらず、排出板の移動が妨げられていない)の場合(ステップS22'のYes)は、超音波センサSeにより排出板Dが張出位置Drrまで移動したことを検知したかどうかを判断し(ステップS23)、以下第一の実施形態と同様のステップを行う。また、前記移動距離が所定値(例えば1cm)以下(ステップS22'でNo)の場合は、塵芥収容箱1内の塵芥が詰まり、排出板Dが移動できないと判断し、制御装置において排出板進退スイッチSdからの信号を受信不可とし排出板進退スイッチSdからの信号を無効にする。これにより、排出板進退スイッチSdからの信号の有無にかかわらず排出シリンダA4の伸長を停止(ステップS101)させ、排出板Dを停止させる。その後、第二タイマをT2リセット(ステップS102)する。その後、第二タイマの計時をスタート(ステップS103)する。第二タイマの計時をスタート(ステップS104)させた後、排出シリンダを収縮させ、排出板Dを車両前側(塵芥収容箱1の開口端部1aの逆方向)に移動させる。その後、第二タイマが所定時間(例えば1s)計時後(ステップS105のYes)、制御装置からの信号により、第二タイマの計時をストップさせた(ステップS106)後、排出シリンダA4の収縮を停止(ステップS107)させることで排出板Dを停止させる。このとき、排出板Dを車両前方に移動させることで、排出板Dと荷箱内の塵芥との間に空間が形成され、前記空間内に荷箱内に詰まった積載物等が自重により崩れる。これにより荷箱と下部の積載物である塵芥との間に生じる摩擦力が低減し、排出板Dによって車体F後方へ排出できるようになる。
N 荷降ろし装置
D 排出板
Se 超音波センサ(検知装置)
A4 排出シリンダ
Claims (4)
- 開口部を有する荷箱と、
前記荷箱内に配設され、荷箱内の格納位置と前記開口部側の張出位置との間で移動可能とした排出板と、
前記排出板を移動させる駆動装置と、
前記排出板の移動状態を検知する検知装置と、
前記排出板を張出位置に向けて移動させる途中で、前記検知装置からの信号により排出板の移動が妨げられたと判断すると、前記駆動装置により排出板を格納位置へ向けて移動させる制御装置とを備えていることを特徴とする荷降ろし装置。 - 前記制御装置は、前記駆動装置により排出板を格納位置へ向けて移動させた後、排出板を再度張出位置へ向けて移動させる請求項1に記載の荷降ろし装置。
- 前記荷降ろし装置は、排出板を前記開口部に向けて移動させる信号を出力する操作装置を有し、
前記制御装置は、前記操作装置から信号を受信中に排出板の移動が妨げられたと判断すると、操作装置からの出力信号を無効とするとともに、排出板の格納位置へ向けての移動が完了すると、操作装置からの出力信号を有効とする請求項1または2に記載の荷降ろし装置。 - 前記制御装置は、排出板の単位時間当たりの移動量が所定値以下となった場合に、排出板の移動が停止したと判断する請求項1乃至3に記載の荷降ろし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009285053A JP2011126633A (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | 荷降ろし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011126633A true JP2011126633A (ja) | 2011-06-30 |
Family
ID=44289676
Family Applications (1)
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JP2009285053A Pending JP2011126633A (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | 荷降ろし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011126633A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223444B2 (ja) * | 1972-06-24 | 1977-06-24 | ||
JPH068315U (ja) * | 1992-01-07 | 1994-02-01 | 新明和工業株式会社 | 塵芥収集車 |
JP2004292126A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 塵芥積込装置 |
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2009
- 2009-12-16 JP JP2009285053A patent/JP2011126633A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5223444B2 (ja) * | 1972-06-24 | 1977-06-24 | ||
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JP2004292126A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 塵芥積込装置 |
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