JP2011125355A - 小規模施設用診断支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の撮影画像データに画像処理を施してモニタに表示し診断する小規模施設において、診断に用いられた画像の再現性を確保しつつ、画像データの保存に必要となる記憶手段の容量を抑えることを可能とする。
【解決手段】本発明に係る医用画像管理装置によれば、画像生成装置から送信された撮影画像データを通信部により受信されると、受信した撮影画像データに画像処理を施して処理済み画像を表示部のビューア画面に表示させる。入力部により、「画像確定」ボタンが押下され、表示された処理済み画像を診断に用いる画像として確定する指示が入力されると、処理済み画像に対応する撮影画像データと当該確定指示された処理済み画像の生成に用いられた画像処理パラメータとを対応付けて画像DBに記憶させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、小規模な医療施設で用いられる小規模施設用診断支援装置に関するものである。
従来、医療の分野では、患者を撮影した撮影画像をフィルムに出力し、フィルムに出力した画像を読影して診断が行われていた。診断に用いられた画像は法律により過去の診断資料として保存が義務付けられており、診断に用いられた画像のフィルムは患者のカルテとともに包袋に入れて保存することが行われていた。
しかし、患者数の多い大規模な病院では、過去の診断資料の保管に大量のスペースが必要となり、切実な問題となっていた。
近年は、診断に用いた画像のデジタル保存が厚生省より承認され、大病院などでは、フィルムに変わって撮影画像の画像データに各種画像処理を施してモニタ等の表示装置に表示し診断を行うPACS(Picture Archiving and Communication System)システムが広まり、診断に用いられた画像データは光ディスクやハードディスク等の大容量記録媒体に保存され、診断資料の保管スペースの削減が達成されるようになってきている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
PACSシステムでは、撮影された画像データのデータベース化が図られ、検索の容易化、迅速化を図ることが行われている。また、大容量の記録媒体を備え、1つの撮影画像データに対して複数種類の画像処理パラメータで画像処理を施して、それぞれの処理済み画像の画像データを保存しておくことで、画像表示の迅速化を図っている。
撮影画像データを生成する画像生成装置や撮影画像を出力するモニタやイメージャは種々のメーカにより製造されているが、各メーカがDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)やHL−7(Health Level Seven)に則ることでデータ互換性(親和性)が維持され、診断に供する画像の品質が一定レベルに維持されている。
一方、開業医やクリニック等の比較的小規模な医療施設(以下、小規模施設という)においても、フィルムレス化の動きが見られ、デジタル画像をモニタに表示して診断する、所謂ビューア診断を行う施設も存在している。
特開平5−108733号公報 特開2005−149180号公報
上述の小規模施設においては、画像生成装置の設置台数も少なく、助手が患者のポジショニングを行い、助手からポジショニング完了の連絡を受け医師がX線曝射スイッチを制御する場合や、患者のポジショニングを含め全ての操作を医師自身が行う場合も多い。撮影部位や患者数も限られており、生成される画像数は大病院等に比べてはるかに少ない。しかしながら、大病院のPACSシステムのように、画像表示時の迅速性を確保するために、1つの撮影画像データに対して複数種類の画像処理パラメータで画像処理を施して、それぞれの処理済み画像を保存すると、記憶装置にそれなりの容量が必要となり、かなりの出費を強いることになり、好ましくない。
本願発明者等の検討によれば、開業医やクリニック等の小規模施設においてはPACSシステムのような表示迅速性が要求されることは稀であり、1つの撮影画像データに対して複数種類の処理済み画像を保存しておき、画像が要求されたときの表示迅速性に備えることは設備の冗長性を招くのみである。一方、診断に用いられた画像を再現可能に保存しておかなければならないことは、上述のPACSシステムと同様である。
本発明の課題は、患者の撮影画像データに画像処理を施してモニタに表示し診断する小規模施設において、診断に用いられた画像の再現性を確保しつつ、画像データの保存に必要となる記憶手段の容量を抑えることを可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の小規模施設用診断支援装置は、
患者を撮影し撮影画像データを生成する画像生成装置から撮影画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した撮影画像データに画像処理を施す画像処理手段と、
前記画像処理手段により画像処理された処理済み画像データに基づいて処理済み画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された処理済み画像を診断に用いる画像として確定する指示を入力するための確定指示手段と、
前記確定指示された前記処理済み画像に対応する撮影画像データと前記画像処理手段において当該確定指示された処理済み画像の生成に用いられた画像処理パラメータとを対応付けて記憶手段に記憶させる制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記受信手段により受信された撮影画像データを解析して撮影部位を認識する部位認識手段を備え、
前記画像処理手段は、前記部位認識手段により認識された撮影部位に応じて予め定められた画像処理パラメータを用いて前記撮影画像データに画像処理を施す。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記表示手段に表示された前記確定指示前の処理済み画像に対する画像処理条件を入力する画像処理条件入力手段を備え、
前記画像処理手段は、前記画像処理条件入力手段により入力された画像処理条件に基づいて前記画像処理パラメータを変更して画像処理を施し、
前記制御手段は、前記変更した画像処理パラメータを用いて画像処理することにより得られた処理済み画像を前記表示手段に表示させる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記表示手段における表示条件を入力する表示条件入力手段を備え、
前記制御手段は、前記表示条件入力手段により入力された表示条件に基づいて前記表示手段において画像を表示する際の輝度値上限を制御するとともに、前記診断に用いる画像として確定指示された前記処理済み画像に対応する撮影画像データと、前記画像処理手段において前記確定指示された前記処理済み画像の生成に用いられた画像処理パラメータと、前記入力された表示条件とを対応付けて前記記憶手段に記憶させる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された撮影画像データの中から前記患者に対応する参照用の撮影画像データを抽出し、前記抽出された参照用の撮影画像データに基づく画像を前記確定指示された処理済み画像と並べて前記表示手段に表示する際、前記参照用の撮影画像データに対応付けられている画像処理パラメータを前記確定指示された処理済み画像の画像処理パラメータに変更して前記画像処理手段に画像処理を施させる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、
前記参照用の撮影画像データに前記変更した画像処理パラメータを対応付けて保存する指示を入力する保存指示手段を備え、
前記制御手段は、前記保存指示手段により保存指示が入力された前記参照用の撮影画像データに、前記変更した画像処理パラメータを更に追加で対応付けて前記記憶手段に記憶させる。
本発明によれば、患者の撮影画像データに画像処理を施してモニタに表示し診断する小規模施設において、診断に用いられた画像の再現性を確保しつつ、画像データの保存に必要となる記憶手段の容量を抑えることが可能となる。
以下、本発明に係る医用画像システムの一実施形態について説明する。ただし、本発明は図示例のものに限定されるものではない。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明に係る医用画像システムを適用した小規模診断システム1のシステム構成を示す。図2に、小規模診断システム1を適用した場合の各装置の医療施設における配置例を示す。
小規模診断システム1は、開業医やクリニック等の小規模施設に適用されるシステムであり、図1に示すように、画像生成装置2である超音波診断装置2a、内視鏡装置2b、CR装置2cと、医用画像管理装置3と、受付装置4とから構成される。画像生成装置2、医用画像管理装置3、受付装置4は、例えば図示しないスイッチングハブ等を介してLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク(以下単に「ネットワーク」という)5に接続されている。医用画像管理装置3は、医師の常駐場所である診察室に設けられたWS(ワークステーション)であることが好ましい。なお、この医用画像管理装置3として作動するWSが各画像生成装置2の起動や処理条件等を制御する構成としてもよい。
医用関連の通信方式としては、一般的に、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格が用いられており、LAN接続された各装置間の通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。
例えば、開業医やクリニック等のような小規模施設においては、各装置は図2に示すように配置される。
すなわち、入口10を入ると患者の受付けを行う受付11と待合室12がある。受付11には窓口担当が配置され、当該担当は、来院した患者に対して、例えば、受付順に個々の患者を区別するための受付番号が印刷された受付番号札を付与する。また、受付11には、受付装置4が設けられており、窓口担当は、患者の氏名等を聞き取り、受付装置4に受付番号と患者氏名等の患者情報との対応付けを入力する。
待合室12の隣には、ドア等を隔てて医師が患者の診察、診断等を行う診察室13が設けられている。例えば診察室13内の診察用のデスク(図示せず)の上には、医師による診断のために、患者の診断対象部位を撮影した撮影画像を表示する医用画像管理装置3が配置されている。また、診察室13内には、プライバシー等の観点から隔離された空間で行う必要性の低い超音波診断装置2a等が設置されている。
また、廊下14を隔てて診察室13の向かい側にはX線撮影を行うX線撮影室15が設けられている。X線撮影室15内には、撮影装置22と読取装置23とから構成されるCR装置2cが配設されている。さらに、X線撮影室15の隣には検査室16が設けられており、検査室16内には内視鏡装置2b等が配設されている。
以下、小規模診断システム1の各装置の構成について説明する。
画像生成装置2は、例えば、超音波診断装置2a、内視鏡装置2b、CR装置2c等の、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して撮影画像データを生成する装置である。
超音波診断装置2aは、超音波を出力する超音波プローブと、超音波プローブに接続され、超音波プローブで受信された音波(エコー信号)を内部組織の撮影画像の画像データに変換する電子装置とから構成されている(いずれも図示せず)。超音波診断装置2aは、超音波プローブから体内に超音波を送り、体内組織に反射した音波(エコー信号)を再び超音波プローブで受信して、このエコー信号に応じた撮影画像を電子装置によって生成するようになっている。
超音波診断装置2aには、アナログ信号からデジタル信号への変換等を行う変換手段(コンバータ)である変換装置21が接続されており、超音波診断装置2aは、変換装置21を介してネットワーク5に接続されている。変換装置21は、超音波診断装置2aで生成されるDICOM規格に合わない形式の画像信号をDICOM規格に準じた形式の画像データに変換する機能を備えている。例えば、超音波診断装置2aにより生成された画像をアナログ信号からデジタル信号へ変換し、小規模診断システム1内において画像データを特定するためのUID(ユニークID)を画像データに付帯させる。UIDは、小規模診断システム1を構成する各装置の識別情報(以下、装置IDという。)、撮影(検査)日付及び時刻を示す数字等から構成される。なお、本実施の形態において、装置IDは画像生成装置2の種類を示す情報を含んで構成されているものとする。
また、変換装置21には、例えば、テンキー、キーボード、タッチパネル等で構成される入力操作部21aが設けられている。入力操作部21aは、撮影対象の患者の患者情報を入力するための装置である。変換装置21は、入力操作部21aから患者情報が入力されると、入力された患者情報を撮影される画像データに上述のUIDとともに付帯させる。画像データに付帯される画像データに関する情報(ヘッダ情報)を付帯情報と呼ぶ。なお、入力操作部21aの構成はここに示したものに限定されず、例えば、カードを差し込むことでカードに書き込まれた情報を読み取るカードリーダや、バーコードを読み取るバーコードリーダのようなものでもよい。
内視鏡装置2bは、可撓性を有する管の先端部に小型の撮影装置が設けられたものである(いずれも図示せず)。撮影装置は、例えば光学レンズ等で構成される対物光学系と、対物光学系の結像位置に配置された撮像部と、LED(Light Emitting Diode)等で構成され撮像を行うために必要な照明を行う照明部とを備えている(いずれも図示せず)。撮像部は、例えばCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を備え、光が入射すると光の入射光量に応じた量の電気的な信号へと光電変換する。対物光学系は、照明部により照明された領域を光学レンズで集光し、撮像部が有する固体撮像素子に結像するように構成されており、固体撮像素子に入射した光が光電変換されることにより、電気信号として撮影画像の画像データが出力されるようになっている。
CR装置2cを構成する撮影装置22は、図示しない放射線(X線)源を有し、患者の診断対象部位に放射線を照射して静止画像を撮影する。撮影時には前記放射線源から照射される放射線の照射領域内に、例えば放射線エネルギーを蓄積する輝尽性蛍光体シートを備える放射線画像変換プレートが内蔵されたカセッテが配置されるようになっており、放射線源からの照射放射線量に対する診断対象部位の放射線透過率分布に従った放射線量がカセッテに内設された輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に蓄積し、この輝尽性蛍光体層に診断対象部位の放射線画像情報を記録する。
読取装置23は、診断対象部位の放射線画像情報が記録されたカセッテが装填されると、装置内に装填されたカセッテの輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、これによりシートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して、撮影画像データを生成するようになっている。
CR装置2cは撮影装置22と読取装置23とが一体化した一体型の装置であってもよい。
なお、本実施の形態において、内視鏡装置2b及びCR装置2cの読取装置23は、DICOM規格に対応した装置であり、DICOM形式で撮影画像データを医用画像管理装置3に送信する。
例えば、内視鏡装置2b及びCR装置2cの読取装置23は、生成された撮影画像データに上述のUIDを付与する機能が備えられており、この付与されたUIDを撮影画像データに付帯させる。
また、図示はしないが、内視鏡装置2b及びCR装置2cの読取装置23においても、キーボード、タッチパネル等で構成される入力操作部が設けられている。入力操作部は、撮影対象の患者の患者情報を入力するための装置である。内視鏡装置2b及びCR装置2cの読取装置23は、入力操作部から患者情報が入力されると、入力された患者情報を撮影画像データに上述のUIDとともに付帯させて医用画像管理装置3へ送信する。
なお、入力操作部の構成はここに示したものに限定されず、例えば、カードを差し込むことでカードに書き込まれた情報を読み取るカードリーダや、バーコードを読み取るバーコードリーダのようなものでもよい。
医用画像管理装置3は、例えば診察室13に設置され、医師が撮影画像を表示させて読影診断を行うための小規模施設用診断支援装置であり、一般的なPC(Personal Computer)に用いられるモニタ(表示部)よりも高精細のモニタを備えるものであってもよい。
医用画像管理装置3は、図3に示すように、CPU31、RAM32、記憶部33、入力部34、表示部35、通信部36、音声出力部37等を備えて構成されており、各部はバス38により接続されている。
CPU31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAM32に展開し、展開されたプログラムに従って後述する診断支援処理をはじめとする各種処理を実行し、医用画像管理装置3の各部を制御する。
RAM32は、CPU31により実行制御される各種処理において、記憶部33から読み出されたCPU31で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部33は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリ等により構成さ
れる。記憶部33には、CPU31で実行可能な各種プログラムや、各プログラムで必要なパラメータ、データ等を記憶している。
例えば、記憶部33は、撮影部位に対応付けて、撮影部位毎に予め定められた画像処理パラメータを記憶している。
ここで、撮影部位は撮影対象である被写体の部位(例えば、胸部の骨や肺、腹部等)の他、撮影形態(例えば、正面、斜位等の撮影方向や臥位、立位等の撮影条件)も含めて分類することとする。
撮影画像データに施される画像処理は、例えば、階調変換処理、周波数強調処理、拡大/縮小処理等であり、記憶部33には、撮影部位毎に、予め定められた画像処理の種類について予め定められた画像処理パラメータが対応付けて記憶されている。
画像処理パラメータは、例えば、階調変換処理に用いる階調変換テーブル(入力画素値と出力画素値(輝度値)との関係を定めたテーブル。以下、ルックアップテーブル(Look Up Table)という)、周波数強調処理に用いる強調度、拡大・縮小処理の拡大率、縮小率等が挙げられる。
また、記憶部33は、画像生成装置2から送信された撮影画像データを格納する画像DB(Data Base)331を有している。画像DB331は、当該画像DB331に格納されている撮影画像データに関する情報を格納する画像情報テーブル331aを有している。図4に、画像情報テーブル331aのデータ格納例を示す。図4に示すように、画像情報テーブル331aは、「レコード番号」、「UID」、「患者ID」、「患者氏名」、・・・「ファイル格納場所」、「画像処理パラメータ1」、「観察使用レベル1」、「画像処理パラメータ2」、「観察使用レベル2」「日付2」・・・「画像処理パラメータn」、「観察使用レベルn」、「日付n」等のフィールドを有し、画像生成装置2から送信された1つの撮影画像データに関するUID、患者情報(患者ID、患者氏名、・・・)、ファイル格納場所、画像処理パラメータ、観察使用レベル等を1レコードの情報として格納する。
「レコード番号」フィールドは、画像DB331においてレコードを識別するために付与された番号を格納する領域である。「UID」フィールドは、小規模診断システム1内において撮影画像データを特定するためのUIDを格納する領域である。「患者ID」フィールドは、被写体となった患者を特定するための患者IDを格納する領域である。「患者氏名」フィールドは、被写体となった患者の氏名情報を格納する領域である。「ファイル格納場所」フィールドは、撮影画像データのファイル格納場所を示す情報を格納する領域である。「画像処理パラメータ1」フィールドは、撮影画像データを診断用画像に変換する際に用いられた画像処理パラメータを格納する領域である。「観察使用レベル1」フィールドは、診断用画像を確定した際における表示部35のモニタの観察使用レベルを示す情報を格納する領域である。
「画像処理パラメータ2」〜「画像処理パラメータn」フィールドは、診断用画像とは別の画像処理パラメータで画像処理された処理済み画像の保存が指示された場合に、その処理済み画像を生成した際の画像処理パラメータを追加で格納する領域である。「観察使用レベル2」〜「観察使用レベルn」フィールドは、それぞれ「画像処理パラメータ2」〜「画像処理パラメータn」で画像処理された処理済み画像の保存が指示された際における観察使用レベルを示す情報を格納する領域である。「日付2」〜「日付n」フィールドは、それぞれ「画像処理パラメータ2」〜「画像処理パラメータn」で画像処理された処理済み画像の保存が指示された日時を格納する領域である。
ここで、撮影画像データとは、通信部36を介して画像生成装置2から受信した画像データ(画像処理を施していない画像データ)をいい、撮影画像とは、撮影画像データに基づき表示される画像をいう。また、処理済み画像データとは、撮影画像データに画像処理を施して得られた画像データをいい、処理済み画像とは、処理済み画像データに基づき表示される画像をいう。
また、診断用画像とは、医師が読影診断を行う際に用いる画像をいい、画像生成装置2から送信された撮影画像データに画像処理を施すことによって作成される処理済み画像の一つである。
観察使用レベルとは、表示部35のモニタが表示可能な最大輝度値の何%を画像観察時のモニタの最大輝度値として表示するかを示す値である。
画像情報テーブル331aに格納される情報により、撮影画像データは、患者情報や画像を識別するためのUIDと対応付けられ、患者情報、画像生成装置2の種別、撮影日付等をキー情報として検索可能に記憶部33に記憶される。
入力部34は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイス、電源キー等を備えて構成され、キーボード等で押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU31に出力する。
表示部35は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニタを備えて構成されており、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。本実施の形態においては、表示部35のは、LCDモニタであることとして説明する。
通信部36は、ネットワークインターフェース等により構成され、スイッチングハブを介してネットワーク5に接続された外部機器との間でデータの送受信を行う通信手段である。
音声出力部37は、CPU31からの指示に応じてビープ音等を出力する。
受付装置4は、来院した患者の受付登録、会計計算、保険点数計算等を行うためのコンピュータ装置である。受付装置4は、CPU、ROM、RAM等により構成される記憶部、キーボードやマウス等により構成される入力部、CRTやLCD等により構成される表示部、ネットワーク5に接続された各装置との通信を制御する通信部(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。受付装置4は、入力部より受付入力画面の表示が指示されると、CPUと記憶部に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理により、表示部に図示しない受付入力画面を表示する。この受付入力画面を介して入力部により受付情報(受付番号+患者氏名等)が入力されると、受付された患者の患者情報リストを作成(更新)して記憶部に記憶し、通信部により適宜医用画像管理装置3に対して送信する。
次に、小規模診断システム1が適用された小規模施設における、一の患者についての診察の流れについて説明する。
患者が来院すると、受付11において患者に対し受付番号札が付与され、受付装置4において、入力部の操作により受付された患者の受付番号及び患者氏名等、患者情報リストを構成する各種の患者情報の入力(受付入力)が行われる。受付装置4においては、患者の受付番号及び患者情報等が入力されると、患者情報のリスト(患者情報リスト)が生成(更新)され、受付装置4内の記憶部の所定領域に格納される。患者情報リストは、例えば、その日の最初の患者が受付入力されると生成され、次の患者が受付入力される毎に新しい患者情報リストに更新される。患者情報リストは、受付装置4内の記憶部から適宜医用画像管理装置3に送信され、医用画像管理装置3のRAM32に記憶される。
受付番号が付与された患者が診察室13に移動すると、医師は、患者に問診等を行い、撮影を行うか否か、どの画像生成装置2で撮影を行うか等を判断する。撮影が必要であると判断した場合、医師は、医用画像管理装置3において、入力部34の所定の操作により、受付装置4から送信された患者情報リストを表示する患者リスト画面(図示せず)を表示部35に表示し、表示された患者情報リストの中から診断対象の患者の患者情報を選択することにより、表示部35に当該患者についてのビューア画面353(図7参照。詳細後述)を表示する。
医師等の撮影実施者は、患者を撮影を行う画像生成装置2(超音波診断装置2a、又はCR装置2c)の前に連れて行き、その患者の診断対象部位を被写体(撮影部位)として撮影を行い、撮影画像データの生成を行う。例えば、画像生成装置2がCR装置2cの場合、撮影装置22において撮影を行い、撮影装置22において撮影済みのカセッテを読取装置23にセットし、カセッテに記録された放射線画像の読み取りを行う。画像生成装置2においては、撮影実施者の操作に応じて患者情報の入力、撮影及び画像データの生成が行われ、生成された撮影画像データに入力された患者情報及び上述のUIDを含む付帯情報が付帯されて医用画像管理装置3へ送信される。医用画像管理装置3においては、撮影画像データが受信されると、受信された撮影画像データに画像処理が施され、処理済み画像がビューア画面353に表示される。
小規模な、患者のかかりつけ医的な存在である医療施設においては、大規模施設で行うような数百にも及ぶような撮影部位×撮影条件の組み合わせの撮影を行うことはなく、定型的な撮影に限られる。また、撮影実施者が限られており、患者とも顔なじみである。そのため、例えば、成人の場合の胸部正面画像では、胸厚さに応じて略一定の管電圧、管電流、というように、同一患者の同一撮影部位については一定の撮影条件で撮影が行われる。
撮影が終了すると、医師は、医用画像管理装置3において、ビューア画面353に表示された処理済み画像を確認し、必要であれば更に画像処理を行う等して診断用画像として確定し、患者の診断を行う。
次に、医用画像管理装置3の動作について説明する。
図5に、医用画像管理装置3のCPU31により実行される診断支援処理のフローを示す。当該処理は、医用画像管理装置3に電源が投入された際に実行される処理であり、CPU31と記憶部33に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、表示部35に表示条件入力手段としてのモニタ表示条件入力画面351が表示される(ステップS1)。図6に、モニタ表示条件入力画面351の一例を示す。図6に示すように、モニタ表示条件入力画面351には、観察使用レベル表示欄351a、変更選択欄351b、設定入力欄351c、「確認」ボタン351d、「確定」ボタン351e、画像表示欄351f等が設けられている。
観察使用レベル表示欄351aは、現在表示部35のモニタに設定されている観察使用レベルの値を表示する。変更選択欄351bは、観察使用レベルを変更するか否かの選択入力を受け付ける。設定入力欄351cは、変更選択欄351bにおいて「変更する」が選択された際の新たな観察使用レベルの入力を受け付ける。「確認」ボタン351dは、設定入力欄351cに入力された観察使用レベルでのモニタ表示の確認を指示するためのボタンである。当該「確認」ボタン351dが押下されると、CPU31は、表示部35のモニタの表示最大輝度値が観察使用レベルとなるように表示部35のバックライトの光量を制御する。モニタの表示最大輝度値とは、当該モニタの各ピクセルを最大駆動レベルで出力したときに得られる輝度値を指し、バックライトの光量の調整により変化させることができる。
「確定」ボタン351eは、当該モニタ表示条件入力画面351に入力された表示条件での設定を指示するためのボタンである。画像表示欄351fは、医師等のユーザが現在設定されている或いは入力した観察使用レベルでの画像の見え方を確認するための参照用の医用画像やテストパターン画像等が表示を表示する。
このように、モニタ表示条件入力画面351においては、診断を行おうとする医師が診断をしやすい観察使用レベルをモニタ表示条件として入力することができる。
モニタ表示条件入力画面351において入力部34により観察使用レベルが入力されると、入力された観察使用レベルに基づいて、表示部35のモニタの表示最大輝度値が入力された観察使用レベルに応じた値となるようにバックライトの光量が制御される(ステップS2)。
例えば、表示部35のモニタが図9(e)のLa1に示す表示特性を有する場合、モニタ表示条件入力画面351から入力された観察使用レベルが90%であれば、ステップS2においてバックライトの光量が90%に制御される。その結果、各駆動レベルでの輝度値は図9(e)のLa2に示すように90%に制限される。
図9(e)に示す表示特性テーブルは、CPU31の制御により定期的に行われるキャリブレーションによって取得され、記憶部33に記憶されている。キャリブレーションでは、例えば、複数の異なる駆動レベル(最大駆動レベル、最小駆動レベルを含む)でピクセルを駆動して作成したグレースケール画像を輝度計で読み取ったときの輝度値を取得し、取得した輝度値に基づいて、グレースケール画像に用いられていない駆動レベル部分の輝度値を補間することによって図9(e)に示すような表示特性テーブル作成する。キャリブレーション時のバックライトの出力は、最大輝度値(100%)である。例えば、バックライトが最大輝度値設定(100%)のままで表示特性が図9(e)に示すLa1→La2に変化したとき(劣化したとき)、入力信号値に対する再現輝度値を一定にするため、ピクセルの駆動レベルが変更される。
ここで、バックライトの出力を100%とし、最大駆動レベルでピクセルを駆動したときの輝度値(以下、モニタ最大輝度値という)は、バックライトの劣化等により減少することがある。そのため、ステップS2においては、モニタ最大輝度値の変動を考慮して制御が行われる。具体的には、工場からの当該モニタの出荷時等に最大駆動レベルで駆動したピクセルを輝度計等で読み取って得られた輝度値(初期値)が記憶部33に記憶され、この初期値(A)、ユーザにより輝度計で測定された現在のモニタ最大輝度値(B)及び設定された観察使用レベル(C)に基づいて、実際の観察使用レベル(A×C÷B)が決定され、この決定された観察使用レベルに基づいてバックライトの光量が制御される。なお、実際の観察使用レベルが100%を超えた場合は、音声出力部37によりビープ音が出力され、観察使用レベルを100%としてバックライトの光量が制御される。この場合であっても画像は表示されるが、後述する診断用画像の確定操作は行えないように制御することが好ましい。
次いで、表示部35に患者リスト画面が表示される(ステップS3)。患者リスト画面には、受付装置4から送信された患者情報リスト(本日受付された患者の受付番号、患者情報等)が表示される。
患者リスト画面において入力部34により診断対象となる患者の患者情報が選択されると(ステップS4)、表示部35に、選択された診断対象患者のビューア画面353が表示される(ステップS5)。
図7に、ビューア画面353の一例を示す。
図7に示すように、ビューア画面353には、患者情報表示欄353a、画像表示欄353b、画像調整欄353c、「画像確定」ボタン353d、「画像比較画面」ボタン353e、「保存画像表示」ボタン353f、「戻る」ボタン353g、「診断終了」ボタン353h等が表示されている。
患者情報表示欄353aは、表示対象となっている患者の患者情報を表示する。画像表示欄353bは、画像生成装置2から受信された撮影画像データに画像処理を施して得られた処理済み画像を表示する。画像処理条件入力手段としての画像調整欄353cは、画像表示欄353bに表示された処理済み画像(図7においては、3つの処理済み画像)のうち入力部34により予め選択操作(例えば、マウスによるクリック等)された画像に対して行う画像処理の画像処理条件の入力を受け付ける。画像調整欄353cには、例えば、画像を再現する際の輝度値の範囲を調整するためのスライドバーや、画像のコントラストを調整するためのスライドバー等が表示され、入力部34のマウス等によりスライドバーを移動させることで画像処理条件を入力することができる。確定指示手段としての「画像確定」ボタン353dは、画像表示欄353bに表示された処理済み画像のうち入力部34により予め選択操作された画像をその表示された状態で診断用画像として確定する指示を入力するためのボタンである。「画像比較画面」ボタン353eは、画像比較画面355(図11参照)への画面の切り替え指示を入力するためボタンである。「保存画像表示」ボタン353fは、画像DB331に保存されている過去の撮影画像データの表示指示を入力するためのボタンである。「戻る」ボタン353gは、患者リスト画面に戻る指示を入力するためボタンである。「診断終了」ボタン353hは、診断終了指示を入力するためのボタンである。
診断対象として選択された患者のビューア画面353が表示された状態において、通信部36を介して画像生成装置2から撮影画像データが受信されると(ステップS6;YES)、受信された撮影画像データはRAM32に一時的に記憶され、画像確定処理が実行される(ステップS7)。
図8に、ステップS7においてCPU31により実行される画像確定処理のフローを示す。当該処理は、CPU31と記憶部33に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、受信された撮影画像データが画像解析され、自動部位認識処理が行われる(ステップS101)。通常、撮影部位が異なると撮影画像データの画素値(濃度を示す)の分布が異なるものとなるため、その分布状態に応じた画像処理を施す必要がある。よって、最適な画像処理を施すため、撮影画像データにおける撮影部位を認識する。
自動部位認識処理は、例えば特開2001−76141に記載の方法が適用可能である。この方法では、まず撮影画像データを主走査及び副走査し、被写体領域を抽出する。主走査及び副走査時には、走査した各画素について近傍画素との微分値を算出して、この微分値が閾値より大きければ被写体領域と素抜け領域との境界点であると判断する。この境界点により囲まれる領域を被写体領域として抽出する。
次いで、被写体領域について特徴量を抽出する。特徴量としては、被写体領域の大きさ(画素数)、濃度ヒストグラムの形状、被写体領域の中心線の形状、主走査又は副走査方向における1次微分値の分布等が挙げられる。各特徴量の数値は予め定められた条件に従って正規化する。例えば、濃度ヒストグラムの形状が胸部の形状パターンと近ければ正規化値「1」とされる。
次いで、抽出された特徴量を要素とする特徴ベクトルPi(i=1、2、・・・、n)と、予め標準体型の各撮影部位について求められている特徴ベクトルSi(i=1、2、・・・、n)との相関値を求め、最も相関値が高い特徴ベクトルSiが示す撮影部位が、撮影画像の撮影部位であるとして求める。なお、相関値は特徴ベクトルPi、Si間で対応する要素を比較し、同じ値であれば相関値「1」、異なる値であれば相関値「0」として各要素の相関値の総和を求める。
なお、上述した方法に限らず、特開平11−85950に開示の方法等、他の撮影部位の認識方法を適用することとしてもよく、特にその手法は限定しない。
次いで、認識された撮影部位に対応する画像処理パラメータが記憶部33から読み出され、読み出された画像処理パラメータを用いて受信された撮影画像データに階調変換処理、周波数処理、拡大/縮小処理等の予め定められた画像処理が施され、処理済み画像データが生成される(ステップS102)。画像処理は、記憶部33に記憶された画像処理プグラムとCPU31との協働によるソフトウエア処理により実行される。なお、受信された撮影画像データそのものは保存用にRAM32に保持され、画像処理は、受信された撮影画像データのコピーに対して施される。そして、処理済み画像データに基づき処理済み画像がビューア画面353の画像表示欄353bに表示される(ステップS103)。
医師は、画像表示欄353bに表示された処理済み画像を確認し、表示された処理済み画像が診断に適していないと判断した場合、当該処理済み画像を選択操作して画像調整欄353cに設けられている輝度やコントラスト調整のためのスライドバー等を入力部34により操作することにより画像処理条件(輝度、コントラストの調整量等)を入力することによって、表示されている処理済み画像に対して画像処理を施すことができる。
入力部34により画像調整欄353cから画像処理条件が入力されると(ステップS104;YES)、入力された画像処理条件に応じて画像処理パラメータが変更され、変更された画像処理パラメータで再度撮影画像データのコピーに画像処理が施され(ステップS105)、処理済み画像が画像表示欄353bに表示される(ステップS106)。
ここで、図9を用いてステップS104〜S106における処理について説明する。
図9(a)に、ステップS102で撮影部位に応じて読み出されたルックアップテーブルLUT1を示す。ステップS104において、画像調整欄353cにおいて画像処理条件(輝度やコントラスト)が入力されると、画像処理パラメータの一つであるルックアップテーブルLUT1が入力された画像処理条件に応じて変更される。
例えば、入力部34により画像調整欄353cにおいてコントラストを調整するためのスライドバーを左側に移動させ、コントラストを小さくする調整を行うと、図9(b)に示すルックアップテーブルLUT2が作成される。
例えば、入力部34により画像調整欄353cにおいて輝度を調整するためのスライドバーを右側に移動させ、画像を再現する際の輝度値の範囲を大きくする調整を行うと、図9(c)に示すルックアップテーブルLUT3が作成される。
例えば、入力部34により画像調整欄353cにおいてコントラストのスライドバーを左側に移動させ、コントラストを小さくする調整を行い、更に、輝度を調整するためのスライドバーを右側に移動させ、画像を再現する際の輝度値の範囲を大きくする調整を行うと、図9(d)に示すルックアップテーブルLUT4が作成される。
画像調整欄353cにおける調整に応じてルックアップテーブル(例えば、図9(b)〜図9(d)のLUT2〜LUT4の何れか)が作成されると、作成されたLUTと図9(e)に示す表示特性テーブルLa1に基づいて、図9(f)に示す表示変換テーブルLbが作成される。
そして、生成された表示変換テーブルLbに基づいて、処理済み画像データの各画素値に応じた駆動レベルが決定され、決定された駆動レベルで表示部35のモニタの各ピクセルが駆動されて処理済み画像が表示される。
入力部34により「画像確定」ボタン353dが押下され、画像表示欄353bに表示されている処理済み画像を診断用画像として確定する指示が入力されると(ステップS107;YES)、表示されている処理済み画像が診断用画像として確定されるとともに、上記受信した撮影画像データに、現在診断対象となっている患者の患者情報、確定指示された処理済み画像を生成した際の画像処理パラメータ、及び現在設定されているモニタの観察使用レベルが対応付けられて画像DB331に記憶される(ステップS108)。
ステップS108においては、具体的には、撮影画像データの付帯情報として、現在表示対象となっている患者の患者情報が書き込まれ、画像DB331に格納される。また、撮影画像データのUID、患者情報、画像処理パラメータ、図5のステップS2で入力された観察使用レベル、撮影画像データの画像ファイル格納場所の情報が画像情報テーブル331aに登録される。画像処理パラメータは画像情報テーブル331aの「処理パラメータ1」フィールドに、図5のステップS2で入力された観察使用レベルは「観察使用レベル1」フィールドに登録される。
ビューア画面353で確定された診断用画像は、医師が診断を下す際に用いられる。医師が診断を下す際に用いた画像は、原本を保存することが法律で義務付けられている。診断に用いた画像を画像データで保存する場合においても、診断用画像を再現可能に保存する必要がある。撮影画像データから診断用画像を再現するためには、診断用画像を生成するために用いた画像処理パラメータが必要となる。また、診断用画像として確定したときの観察使用レベルで画像を表示することが好ましい。そこで、後述する画像比較画面表示制御処理等において新たに画像処理パラメータを記憶する場合、「処理パラメータ1」及び「観察使用レベル1」のフィールドには上書きは行われず、「処理パラメータ2」及び「観察使用レベル2」のフィールド以降のフィールドに新たな画像処理パラメータ及び観察使用レベルが追加で書き込まれるように制御される。
一方、入力部34により「NG」ボタン353iが押下されると(ステップS107;NO、ステップS109;YES)、当該受信された撮影画像データが破棄(RAM32から削除)される(ステップS110)。
通信部36を介して他に受信された撮影画像データがある場合(ステップS111;YES)、処理はステップS101に戻る。他に受信された撮影画像データがない場合(ステップS111;NO)、処理は図5のステップS8に移行する。
ビューア画面353において、入力部34により、「画像比較画面」ボタン353eが押下されることにより画像比較画面355の表示が指示され、更に、比較読影の基準となる基準画像が画像表示欄353bに表示された処理済み画像の中から指定されると(ステップS8;YES)、画像比較画面表示制御処理が実行される(ステップS9)。画像比較画面355の表示指示が入力されなければ(ステップS8;NO)、処理はステップS10に移行する。
ここで、図7に示すビューア画面353のように画像表示欄353bが複数設けられている場合、複数の画像表示欄353bに表示された処理済み画像の中から一の画像を入力部34により選択することにより基準画像が指定されるが、指定可能な処理済み画像は、画像が確定され記憶部33に記憶された画像に限られる。画像表示欄353bが一つの場合、又は、一つの画像表示欄353bにしか処理済み画像が表示されていない場合は、CPU31により表示されている画像を基準画像として自動的に指定するようにしてもよい。
図10に、図5のステップS9においてCPU31により実行される画像比較画面表示制御処理のフローを示す。当該処理は、CPU31と記憶部33に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、表示部35に、画像比較画面355が表示される(ステップS201)。図11に、画像比較画面355の一例を示す。
画像比較画面355には、基準画像表示欄355aと、比較画像表示欄355bと、画像指定欄355cと、画像調整欄355dと、「リンク」ボタン355eと、「保存」ボタン355fと、「画面レイアウト」ボタン355gと、「戻る」ボタン355hと、が表示されている。
基準画像表示欄355aは、入力部34により指定された基準画像を表示する。比較画像表示欄355bは、基準画像との比較読影に使用される比較画像(参照画像)を表示する。画像指定欄355cは、診断対象となっている患者についての同一部位を撮影したサムネイル画像の一覧を時系列にそって並べて表示し、入力部34による比較画像表示欄355bへの表示対象となる比較画像の指定操作を受け付ける。CPU31は、画像DB331に記憶されている撮影画像データの中から診断対象となっている患者についての同一部位を撮影した撮影画像データを抽出し、抽出した各撮影画像データを対応する処理パラメータで処理してサムネイル画像を生成し、画像指定欄355cに表示する。画像調整欄355dは、表示された基準画像及び比較画像に対する画像処理条件の入力部34による入力操作を受け付ける。「リンク」ボタン355eは、基準画像に対応付けられている画像処理パラメータを比較画像に適用する指示を入力するためのボタンである。保存指示手段としての「保存」ボタン355fは、比較画像を基準画像とリンクさせた状態で保存することを指示するためのボタンである。「画面レイアウト」ボタン355gは、画面レイアウトを設定するためボタンである。「戻る」ボタン355hは、ビューア画面353に戻る指示を入力するためのボタンである。
「画面レイアウト」ボタン355gが押下されると、基準画像と比較する画像の枚数を設定するエリアがポップアップ表示され、当該エリアから設定された枚数の比較画像が比較画像表示欄355bに表示可能となる。
入力部34により画像指定欄355cに表示されたサムネイル画像の中から比較画像となるサムネイル画像が指定されると、指定された比較画像が比較画像表示欄355bに表示され、基準画像と並べて表示される(ステップS202)。このとき、比較画像の撮影画像データがRAM32に読み出されてコピーが生成されるとともに、比較画像の撮影画像データに対応付けられている画像処理パラメータ(「画像処理パラメータ1」に格納されているパラメータ)が読み出され、比較画像の撮影画像データのコピーに読み出された画像処理パラメータに基づいて画像処理が施され、比較画像表示欄355bに表示される。
入力部34により「リンク」ボタン355eが押下されると(ステップS203;YES)、比較画像の撮影画像データの画像処理に使用する画像処理パラメータが基準画像の撮影画像データに対応付けられた画像処理パラメータに変更され、変更された画像処理パラメータを用いて比較画像の撮影画像データのコピーに対し画像処理が施される(ステップS204)。そして、画像処理済みの比較画像が比較画像表示欄355bに表示されることにより、基準画像と並べて表示される(ステップS205)。入力部34により「リンク」ボタン355eが押下されない場合、処理はステップS208に移行する。
ここで、上述のように、医用画像管理装置3においては、画像生成装置2から受信された撮影画像データは、自動部位認識により認識された撮影部位に応じた画像処理パラメータで自動的に画像処理が施される。即ち、同じ撮影部位であれば、自動的に同じ画像処理パラメータで画像処理が施される。この自動部位認識による画像処理は、撮影画像を診断に提供可能とするために行われる。しかし、よりよい画像で診断を行うため、部位認識により自動的に画像処理された画像に対し、医師が診断しやすいように個別にスライドバーなどで輝度やコントラストの画像処理条件(調整量)を入力し画像処理を行うことが可能であるため、同じ撮影部位であっても画像処理パラメータが個々の画像ごとに異なることがある。
ところが、2以上の画像を並べて病変部の経時的な変化を見る経過観察を行う場合に、比較対象となる各画像ごとに異なる画像処理パラメータで画像処理を行ってしまうと、画像処理パラメータの種類によっては、各画像の表示基準(例えば、各画像(同じ画素値)を表す輝度やコントラスト)が画像毎に異なってしまい、例えば、病変部に実際には何ら変化がない場合であっても、病変部に変化があるように見えてしまうことがある。
そこで、ステップS204において、基準画像と比較画像とで画像処理パラメータを合わせて同じ画像処理条件下で画像処理を行っておく(リンクさせておく)ことで、病変部の実際の変化を医師が視認できるようにする。
なお、表示された基準画像及び比較画像は、画像調整欄355dから新たに画像処理条件を入力することで、さらに画像の輝度やコントラストを調整して表示することができる。
入力部34により「保存」ボタン355fが押下され、比較画像を基準画像とリンクさせた状態で保存することが指示されると(ステップS206;YES)、比較画像の撮影画像データに基準画像の画像処理パラメータが更に追加で対応付けられて画像DB331に保存される(ステップS207)。具体的には、画像情報テーブル331aに記憶されている比較画像についてのレコードの「画像処理パラメータ2」フィールドに基準画像の画像処理パラメータが書き込まれ、「観察使用レベル2」フィールドに現在表示部35に設定されている観察使用レベルが書き込まれ、「日付2」フィールドに保存時の日時が書き込まれる。例えば、基準画像に対応する画像処理パラメータがLUT1であり、比較画像に対応する画像処理パラメータがLUT2である場合、比較画像の「画像処理パラメータ2」フィールドに新たにLUT1が書き込まれて格納される。
入力部34により画像指定欄355cから他のサムネイル画像が指定され、比較画像の変更が指示されると(ステップS208;YES)、処理はステップS202に戻る。
入力部34により「戻る」ボタン355hが押下されると(ステップS209;YES)、表示部35の表示がビューア画面353に戻り(ステップS210)、処理は図5のステップS10に移行する。
図5のステップS10においては、入力部34により「保存画像表示」ボタン353fが押下されたか否かが判断され、「保存画像表示」ボタン353fが押下されると(ステップS10;YES)、保存画像表示処理が実行される(ステップS11)。「保存画像表示」ボタン353fが押下されなければ(ステップS10;NO)、処理はステップS12に移行する。
図12に、ステップS11においてCPU31により実行される保存画像表示処理のフローを示す。当該処理は、CPU31と記憶部33に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、表示部35に保存画像表示画面が表示される(ステップS300)。保存画像表示画面は、図示しないが、少なくとも画像選択欄、画像表示欄、「戻る」ボタンが表示された画面である。画像選択欄は、画像DB331に保存されている診断対象患者の過去の撮影画像データ(保存画像)を対応する画像処理パラメータのそれぞれで画像処理したサムネイル画像の一覧を表示し、入力部34による表示対象となる保存画像の選択操作を受け付ける。画像表示欄は、選択されたサムネイル画像に対応する撮影画像データを対応する画像処理パラメータで画像処理した処理済み画像を表示する。「戻る」ボタンは、ビューア画面353へ戻る指示を入力するためのボタンである。
入力部34により画像選択欄から表示対象の保存画像のサムネイル画像が選択されると(ステップS301)、選択された保存画像の撮影画像データに対応付けられた観察使用レベルと現在設定されている観察使用レベルが比較され、両者が異なるか否かが判断される(ステップS302)。両者が一致すると判断されると(ステップS302;NO)、処理はステップS305に移行し、選択された保存画像の撮影画像データ及び画像処理パラメータが画像DB331から読み出され、読み出された画像処理パラメータで撮影画像データに画像処理が施されて画像表示欄に表示される。
選択された保存画像に対応付けられた観察使用レベルと現在設定されている観察使用レベルが異なると判断されると(ステップS302;YES)、音声出力部37により医師に注意を促すビープ音が出力されるとともに、表示部35に、観察使用レベルが画像保存時と異なることを警告するメッセージ、画像保存時の観察使用レベル、画像を表示する指示を入力する「YES」ボタン、画像を表示しない指示を入力する「NO」ボタンを含む警告画面がポップアップ表示される(ステップS303)。入力部34により「NO」ボタンが押下され、画像を表示しない指示が入力されると(ステップS304;NO)、警告画面が閉じられ、処理はステップS306に移行する。入力部34により「YES」ボタンが押下され、画像を表示する指示が入力されると(ステップS304;YES)、選択された保存画像の撮影画像データ及び対応する画像処理パラメータが画像DB331から読み出され、読み出された画像処理パラメータで撮影画像データに画像処理が施されて画像表示欄に表示され(ステップS305)、処理はステップS306に移行する。
ステップS306において、入力部34により画像選択欄から新たな保存画像が選択操作されることにより、表示対象画像の変更が指示されると(ステップS306;YES)、処理はステップS302に戻る。入力部34により画像選択欄から新たな保存画像が選択操作されず、戻るボタンが操作されてビューア画面353に戻る指示が入力されると(ステップS307;YES)、表示部35にビューア画面353が表示され(ステップS308)、処理は図5のステップS12に移行する。
図5のステップS12においては、入力部34により「診断終了」ボタン353hが押下されたか否かが判断され、「診断終了」ボタン353hが押下されていなければ(ステップS12;NO)、処理はステップS6に戻る。「診断終了」ボタン353hが押下されたと判断されると(ステップS12;YES)、本処理は終了する。
以上説明したように、医用画像管理装置3によれば、画像生成装置2から送信された撮影画像データを通信部36により受信されると、CPU31は、受信した撮影画像データに画像処理を施して処理済み画像を表示部35のビューア画面353に表示させる。入力部34により、「画像確定」ボタン353dが押下され、表示された処理済み画像を診断に用いる画像として確定する指示が入力されると、処理済み画像に対応する撮影画像データと当該確定指示された処理済み画像の生成に用いられた画像処理パラメータとを対応付けて画像DB331に記憶させる。
従って、患者の撮影画像データに画像処理を施してモニタに表示し診断する小規模施設において、診断に用いられた画像の再現性を確保しつつ、画像データの保存に必要となる記憶手段の容量を抑えることが可能となる。
また、CPU31は、受信された撮影画像データに自動部位認識処理を施して撮影部位を自動的に認識し、認識された撮影部位に応じて予め定められた画像処理パラメータを用いて撮影画像データに画像処理を施すので、撮影部位に応じた画像処理を施して画像を表示することが可能となる。
また、自動部位認識された撮影部位に応じた画像処理パラメータを用いて生成された処理済み画像に対し、入力部34により新たに画像処理条件を入力して画質の調整を行うことができるので、医師が表示された処理済み画像を更に診断しやすい画像に調整することができる。
また、表示部35のモニタの表示条件として観察使用レベルを入力することができ、CPU31は、入力された観察使用レベルに基づいて表示部35において画像を表示する際の輝度値上限を制御するとともに、入力された観察使用レベルを、診断に用いる画像として確定指示された処理済み画像に対応する撮影画像データ及び確定指示された処理済み画像の生成に用いられた画像処理パラメータに対応付けて画像DB331に保存するので、診断に用いられた画像の再現性を更に向上させることが可能となる。
また、CPU31は、診断用画像である基準画像と同一患者の同一部位を撮影した比較画像(参照用画像)とを表示部35に並べて表示する際に、比較画像の撮影画像データに対応付けられている画像処理パラメータを診断用画像の画像処理パラメータに変更して画像処理を施して表示するので、両画像の表示基準を合わせて表示することができ、医師が病変部の経時的な変化を容易に観察することが可能となる。
また、比較画像の保存指示が入力された際に、CPU31は、比較画像の撮影画像データに、変更した画像処理パラメータを更に追加で対応付けて画像DB331に記憶するので、比較画像の診断時の画像処理パラメータを残しつつ、画像比較時の画像を再現可能に保存することが可能となる。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る小規模診断システム1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、画像処理条件の入力の一例として、スライドバー等で輝度やコントラストの調整量を入力する場合を例にとり説明したが、これに限定されず、例えば、輝度補正値やコントラスト値を数値で入力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、表示部35のモニタをLCDモニタとして説明したが、これに限定されず、CRT等の他のモニタであってもよい。この場合、カソード電流の電流値を観察使用レベルに応じて制御する。
また、処理済み画像の診断用画像としての確定は、他の画面への遷移や、ビューア画面を閉じる操作等により行うようにしてもよい。
その他、小規模診断システム1を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施の形態における小規模診断システムの全体構成例を示す図である。 図1に示す小規模診断システムを適用した場合の各装置の医療施設における配置例を示す図である。 図1の医用画像管理装置の機能的構成を示す要部ブロック図である。 図1の画像DBが有する画像情報テーブルのデータ格納例を示す図である。 図3のCPUにより実行される診断支援処理を示すフローチャートである。 図3の表示部に表示されるモニタ表示条件入力画面の一例を示す図である。 図3の表示部に表示されるビューア画面の一例を示す図である。 図5のステップS7において実行される画像確定処理を示すフローチャートである。 図8のステップS104〜106の処理を説明するための図である。 図5のステップS9において実行される画像比較画面表示制御処理を示すフローチャートである。 図3の表示部に表示される画像比較画面の一例を示す図である。 図5のステップS11において実行される保存画像表示処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 小規模診断システム
2 画像生成装置
2a 超音波診断装置
2b 内視鏡装置
2c CR装置
3 医用画像管理装置
4 受付装置
5 ネットワーク
21 変換装置
21a 入力操作部
31 CPU
32 RAM
33 記憶部
331 画像DB
331a 画像情報テーブル
34 入力部
35 表示部
351 モニタ表示条件入力画面
351a 観察使用レベル表示欄
351b 変更選択欄
351c 設定入力欄
351d 「確認」ボタン
351e 「確定」ボタン
351f 画像表示欄
353 ビューア画面
353a 患者情報表示欄
353b 画像表示欄
353c 画像調整欄
353d 「画像確定」ボタン
353e 「画像比較画面」ボタン
353f 「保存画像表示」ボタン
353g 「戻る」ボタン
353h 「診断終了」ボタン
355 画像比較画面
355a 基準画像表示欄
355b 比較画像表示欄
355c 画像指定欄
355d 画像調整欄
355e 「リンク」ボタン
355f 「保存」ボタン
355g 「画面レイアウト」ボタン
355h 「戻る」ボタン
36 通信部
37 音声出力部
38 バス

Claims (6)

  1. 患者を撮影し撮影画像データを生成する画像生成装置から撮影画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した撮影画像データに画像処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理された処理済み画像データに基づいて処理済み画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された処理済み画像を診断に用いる画像として確定する指示を入力するための確定指示手段と、
    前記確定指示された前記処理済み画像に対応する撮影画像データと前記画像処理手段において当該確定指示された処理済み画像の生成に用いられた画像処理パラメータとを対応付けて記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を備える小規模施設用診断支援装置。
  2. 前記受信手段により受信された撮影画像データを解析して撮影部位を認識する部位認識手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記部位認識手段により認識された撮影部位に応じて予め定められた画像処理パラメータを用いて前記撮影画像データに画像処理を施す請求項1に記載の小規模施設用診断支援装置。
  3. 前記表示手段に表示された前記確定指示前の処理済み画像に対する画像処理条件を入力する画像処理条件入力手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記画像処理条件入力手段により入力された画像処理条件に基づいて前記画像処理パラメータを変更して画像処理を施し、
    前記制御手段は、前記変更した画像処理パラメータを用いて画像処理することにより得られた処理済み画像を前記表示手段に表示させる請求項2に記載の小規模施設用診断支援装置。
  4. 前記表示手段における表示条件を入力する表示条件入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記表示条件入力手段により入力された表示条件に基づいて前記表示手段において画像を表示する際の輝度値上限を制御するとともに、前記診断に用いる画像として確定指示された前記処理済み画像に対応する撮影画像データと、前記画像処理手段において前記確定指示された前記処理済み画像の生成に用いられた画像処理パラメータと、前記入力された表示条件とを対応付けて前記記憶手段に記憶させる請求項1〜3の何れか一項に記載の小規模施設用診断支援装置。
  5. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された撮影画像データの中から前記患者に対応する参照用の撮影画像データを抽出し、前記抽出された参照用の撮影画像データに基づく画像を前記確定指示された処理済み画像と並べて前記表示手段に表示する際、前記参照用の撮影画像データに対応付けられている画像処理パラメータを前記確定指示された処理済み画像の画像処理パラメータに変更して前記画像処理手段に画像処理を施させる請求項1〜4の何れか一項に記載の小規模施設用診断支援装置。
  6. 前記参照用の撮影画像データに前記変更した画像処理パラメータを対応付けて保存する指示を入力する保存指示手段を備え、
    前記制御手段は、前記保存指示手段により保存指示が入力された前記参照用の撮影画像データに、前記変更した画像処理パラメータを更に追加で対応付けて前記記憶手段に記憶させる請求項5に記載の小規模施設用診断支援装置。
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