JP2011124379A - 半導体装置およびその電力供給方法 - Google Patents

半導体装置およびその電力供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上に集積回路(半導体素子)を実装してなる半導体装置において、集積回路における発熱の抑制を行うと共に、静電気放電によるノイズから内部回路を保護する。
【解決手段】複数の出力セル101を有する液晶ドライバにおいて、出力セル101の構成要素であるオペアンプ105は、半導体素子である液晶ドライバ内に形成された電源配線109aに接続されている。また、半導体素子を実装する基板上にバイパス配線201が形成され、バイパス配線201は、電源配線109aに対して、全ての出力セルのオペアンプ105毎にバンプ203を介して接続される。さらに、バイパス配線201は、第1の部分201aと第2の部分201bとによって半導体素子の電源配線109上のESD保護素子205を挟んで配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に半導体素子である集積回路を実装してなる半導体装置に関するものであり、特に、薄型画像表示装置の駆動回路に適用される半導体装置の電力供給方法に関するものである。
近年、液晶表示パネル、プラズマ画像表示パネル、EL(Electro-Luminescence)画像表示パネル等の薄型画像表示パネルを画像表示素子として構成する薄型画像表示装置が実用されている。
これらの画像表示装置では、電子回路から発生する熱の発生源として、出力段トランジスタや、半導体、抵抗器、トランスを含む集積回路が挙げられる。すなわち、電気・熱変換電力の大きい電子回路部品から集中的に熱が発生する。近年の画像表示装置では、高精細化、超高精細化に伴い、パネルが有する多数の画素に表示信号を供給するための駆動周波数が上昇している。このため特に、表示装置のソース線を駆動する集積回路の自己発熱は無視できないほどに大きくなっている。
ここで、特許文献1には、集積回路のチップサイズ縮小のため、内部の電源配線をチップの外周の電源パッドまで引き出すことなく、電源配線を行う手法が記載されている。図11に液晶ドライバ(ソースドライバ)のレイアウトの概略図を示す。図11は液晶ドライバである集積回路における出力セルの配置と電源配線の配置とを表す図である。
液晶ドライバには、液晶のソースラインを駆動するための出力セル101が多数配置されている。また、各出力セル101は、構成要素として、例えば、ラッチ回路102、レベルシフタ103、DAC回路104、オペアンプ105、パッド106を有している。
ラッチ回路102は、表示を行うデータを保持する。レベルシフタ103、ラッチしたデータを液晶駆動電源レベルにシフトさせる。DAC回路104は、データに対応する駆動電圧を出力する。オペアンプ回路105は、DAC回路104から出力される電圧をインピーダンス変換をして出力する。パッド106は、液晶ドライバの集積回路とパッケージの配線とを接続する。各出力セル101では、図11に示すように、その構成要素が直線状に配置されている。
出力セル101の各構成要素には電源を供給する必要があり、電源パッド108が集積回路の周辺に配置されている。電源パッド108がこのように配置されている場合、図11に示すように、出力セル101から電源パッド108までの配線の引き回しが必要になる。図11では電源パッド108を2個を設け、電源パッド108とオペアンプ105とを配線109aにて接続している。同様に、配線109bで電源パッド108とDAC回路104とを接続し、配線109cで電源パッド108とレベルシフタ103とを別々に接続している。ラッチ回路102の電源は電源パッド108とは別であるので省略する。このように各構成要素で別々に電源供給の配線を行う。このような配線により、各構成要素の動作によるノイズが他の構成要素に影響するのを防止している。
図12は、フィルムパッケージに液晶ドライバを実装した形状を示す。図12に示す液晶ドライバは、フィルムパッケージ基材110上に液晶ドライバ113を搭載したものである。フィルムパッケージ基材110の一方の長辺に沿って出力端子111が形成されており、他方の長辺に沿って入力端子112が形成されている。また、入力端子112に含まれるパッケージの電源端子と、液晶ドライバ113における電源パッド108とは、配線114にて接続されている。図12において、その他の入力配線および出力配線は省略している。
図11に示される引き回し用の配線109a〜109cは、抵抗を低くする必要があるので配線幅を太くする必要がある。特に、オペアンプ部の配線109aは、液晶パネルの画素等の容量性負荷を充放電する必要があり、大きなスイッチングノイズを発生する。このため、オペアンプ部の電源配線は低抵抗の配線で電源に接続する必要がある。
図13は、特許文献1の技術を使用して電源配線のバイパスを行った図である。図13に示すように、テープ基板上に配置したバイパス配線201を設け、オペアンプの電源ライン109aに配置したバンプ202にて、電源ライン109aとバイパス配線201と接続する。
図14に、液晶ドライバを実装したフィルムパッケージの状態を示す。図14の構成では、図12の構成に加え、バイパス配線201がフィルムパッケージ基材110上の配線として追加されている。バンプ202は、オペアンプの電源配線用に設けられたバンプである。バイパス配線201は、入力端子112において、電源配線114と同じ電源入力端子に接続される。
上記構成により、電源パッドから出力セルのオペアンプ部までの電源までの配線を低抵抗にする事ができるため、スイッチングノイズを素早く吸収することができる。
特開2006−80167号公報(2006年3月23日公開)
上述したように、近年の集積回路の集積度向上により、液晶ドライバにおいてもチップサイズの縮小や出力数の増加により、ドライバ自体の発熱が問題になってきている。この発熱は、ドライバが動作することにより流れる電流が電源配線の抵抗により熱として放出されるものである。動作電流はトランジスタのスイッチング時に多く流れる。このため、電源が安定していないとスイッチングの完了が遅くなり、より多くの電流が流れてドライバの発熱につながる。
特許文献1の構成は、フィルム基材上に形成したバイパス配線を、従来は半導体素子内で引き回されていた電源用配線の代用とすることで、半導体素子の配線を減らし、半導体装置の小型化および軽量化を図るものである。また、上記バイパス配線は、半導体素子内に形成される配線に比べ、大幅に低抵抗化することができるため、これにより電源の安定化が行われる。
そして、特許文献1の構成では、電源の安定化が行われることでスイッチングノイズの低減が行われ、発熱を抑えられると考えていた。しかしながら、このような電源の安定化のみでは、集積回路の発熱の低減が十分に行われていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、基板上に集積回路(半導体素子)を実装してなる半導体装置において、集積回路における発熱の抑制を行うことを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置において、上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、上記基板は、バイパス配線を備えており、上記ESD素子は、上記電源配線に設けられており、上記バイパス配線は、ESD保護素子の前後で分離された第1の部分と第2の部分とからなり、上記バイパス配線の第1の部分は、ESD保護素子から内部回路側にある第1接続点にて上記電源配線に接続されて上記内部回路へ延びるものであり、上記バイパス配線の第2の部分は、ESD保護素子から電源パッド側にある第2接続点にて上記電源配線に接続されて上記第2接続点とパッケージ電源端子との間に形成され、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記バイパス配線は、半導体素子を実装する基板上に形成されるため、半導体素子に形成される電源配線に比べ、大幅な低抵抗化を図ることができる。そして、上記バイパス配線が、上記電源配線に対して、該電源配線に接続される全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有していることにより、出力セルの構成要素が動作することにより流れる電流のほとんどは、バイパス配線により電源から供給される。したがって、従来、半導体素子に形成される電源配線において生じていた発熱を効果的に抑制することができる。また、バイパス配線は半導体素子上の配線よりも幅が広く表面積が大きいため、放熱も効率よく行われる。
さらに、上記構成では、半導体素子の電源配線にESD保護素子が設けられており、バイパス配線は、第1の部分と第2の部分とによって上記ESD保護素子を挟むようにして配置される。このため、バイパス配線のパッケージ電源端子から入力されるノイズは第2の部分から半導体素子の電源配線に一旦入り、必ずESD保護素子を通過するため、ノイズが内部回路に到達するよりも先にESD保護素子により確実に吸収が行われる。
また、本発明の他の構成は、半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置において、上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、上記基板は、バイパス配線を備えており、上記ESD保護素子は、上記電源配線に設けられており、上記バイパス配線は、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有しており、かつ、上記ESD保護素子と接続されるための分岐配線を有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記バイパス配線は、半導体素子を実装する基板上に形成されるため、半導体素子に形成される電源配線に比べ、大幅な低抵抗化を図ることができる。そして、上記バイパス配線が、上記電源配線に対して、該電源配線に接続される全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有していることにより、出力セルの構成要素が動作することにより流れる電流のほとんどは、バイパス配線により電源から供給される。したがって、従来、半導体素子に形成される電源配線において生じていた発熱を効果的に抑制することができる。また、バイパス配線は半導体素子上の配線よりも幅が広く表面積が大きいため、放熱も効率よく行われる。
さらに、上記構成では、上記バイパス配線は、上記ESD保護素子と接続されるための分岐配線を有しているため、バイパス配線のパッケージ電源端子から入力されるノイズは該分岐配線を介してESD保護素子により吸収が行われる。これにより、簡易な構成で、ノイズ対策を施すことができる。
本発明は、半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置において、上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、上記基板は、バイパス配線を備えており、上記ESD素子は、上記電源配線に設けられており、上記バイパス配線は、ESD保護素子の前後で分離された第1の部分と第2の部分とからなり、上記バイパス配線の第1の部分は、ESD保護素子から内部回路側にある第1接続点にて上記電源配線に接続されて上記内部回路へ延びるものであり、上記バイパス配線の第2の部分は、ESD保護素子から電源パッド側にある第2接続点にて上記電源配線に接続されて上記第2接続点とパッケージ電源端子との間に形成され、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有している構成である。
それゆえ、出力セルの構成要素が動作することにより流れる電流のほとんどは、低抵抗のバイパス配線により電源から供給され、従来、半導体素子に形成される電源配線において生じていた発熱を効果的に抑制することができるといった効果を奏する。また、バイパス配線は半導体素子上の配線よりも幅が広く表面積が大きいため、放熱も効率よく行われる。
さらに、バイパス配線のパッケージ電源端子から入力されるノイズは必ずESD保護素子を通過するため、ノイズがESD保護素子により確実に吸収される。
また、本発明の他の構成は、半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置において、上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、上記基板は、バイパス配線を備えており、上記ESD保護素子は、上記電源配線に設けられており、上記バイパス配線は、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有しており、かつ、上記ESD保護素子と接続されるための分岐配線を有している構成である。
それゆえ、出力セルの構成要素が動作することにより流れる電流のほとんどは、低抵抗のバイパス配線により電源から供給され、従来、半導体素子に形成される電源配線において生じていた発熱を効果的に抑制することができるといった効果を奏する。また、バイパス配線は半導体素子上の配線よりも幅が広く表面積が大きいため、放熱も効率よく行われる。
さらに、バイパス配線のパッケージ電源端子から入力されるノイズは該分岐配線を介してESD保護素子により吸収が行われ、簡易な構成で、ノイズ対策を施すことができる。
本発明の一実施形態を示すものであり、液晶ドライバの概略的なレイアウトを示す図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、液晶ドライバの概略的なレイアウトを示す図である。 図2に示す液晶ドライバにおけるESD保護素子の構成を示す回路図である。 図1に示す液晶ドライバにおけるESD保護素子およびバイパス配線の構成を示す回路図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、液晶ドライバの概略的なレイアウトを示す図である。 図5に示す液晶ドライバにおけるESD保護素子およびバイパス配線の構成を示す回路図である。 本発明の参考例を示すものであり、液晶ドライバの概略的なレイアウトを示す図である。 フィルムパッケージに上記液晶ドライバを実装した形状を示す平面図である。 上記液晶ドライバにおける電源配線の配線抵抗を考慮した回路図である。 一般的なレイルトゥレイルのオペアンプ回路を示す回路図である。 従来の液晶ドライバの概略的なレイアウトを示す図である。 フィルムパッケージに従来の液晶ドライバを実装した形状を示す平面図である。 バイパス配線を備えた従来の液晶ドライバの概略的なレイアウトを示す図である。 フィルムパッケージにバイパス配線を備えた従来の液晶ドライバを実装した形状を示す平面図である。
本発明は、本願発明者が先に出願した特願2009-203100(2009年9月2日出願、本願出願時点で未公開)を基本とするものであり、以下に参考例として特願2009-203100の構成を説明する。
〔特願2009-203100の構成〕
特願2009-203100の一実施形態について図7ないし図10に基づいて詳細に説明すると以下の通りである。また、本実施の形態に用いる各工程の条件などは、通常の半導体装置の実装工程にて用いられている条件と同様であり、特段の場合を除いてその詳細は省略する。
図7に、本実施の形態に係る液晶ドライバ(ここでは、ソースドライバ)のレイアウトの概略図を示す。図7は、液晶ドライバである集積回路における出力セルの配置と電源配線の配置とを表す図である。
液晶ドライバには、液晶のソースラインを駆動するための出力セル101が多数配置されている。また、各出力セル101は、構成要素として、例えば、ラッチ回路102、レベルシフタ103、DAC回路104、オペアンプ105、パッド106を有している。
出力セル101の各構成要素には電源を供給する必要があり、電源パッド108が集積回路の周辺に配置されており、出力セル101から電源パッド108までの配線が引き回されている。図7では電源パッド108を2個を設け、電源パッド108とオペアンプ105とを配線109aにて接続している。同様に、配線109bで電源パッド108とDAC回路104とを接続し、配線109cで電源パッド108とレベルシフタ103とを別々に接続している。ラッチ回路102の電源は電源パッド108とは別であるので省略する。このように各構成要素で別々に電源供給の配線を行う。配線109a〜cは、液晶ドライバである集積回路。すなわち半導体素子内において形成された配線である。以上の構成は、図11に示す従来の液晶ドライバと同じである。
図8は、フィルムパッケージに液晶ドライバを実装した形状を示す。図8に示す液晶ドライバは、フィルムパッケージ基材110上に液晶ドライバ113を搭載したものである。フィルムパッケージ基材110の一方の長辺に沿って出力端子111が形成されており、他方の長辺に沿って入力端子112が形成されている。また、入力端子112に含まれるパッケージの電源端子と、液晶ドライバ113における電源パッド108とは、配線114にて接続されている。図8において、その他の入力配線および出力配線は省略している。
さらに、図8の構成では、バイパス配線201がフィルムパッケージ基材110上の配線として追加されている。バンプ203は、フィルムパッケージ基材110に形成されたバイパス配線201と、液晶ドライバ113に形成された配線109を電気的に接続するためのバンプである。ここでは、オペアンプ105用の電源配線109aに対して設けられたバイパス配線201を例示している。バイパス配線201は、入力端子112において、電源配線114と同じ電源入力端子に接続される。
本実施の形態における構成では、バンプ203は、全ての出力セル毎に設けられている。すなわち、液晶ドライバ113がn段の出力セルを有する場合、バンプ203もn個形成される。言い換えれば、バイパス配線201は、電源配線109aに接続される全ての出力セルのオペアンプ105毎にバンプ203を有し、電源配線109aと接続されている。これにより、各出力バッファの電源をバイパス配線201と接続する。但し、本発明においては、バイパス配線は、必ずしも全ての出力セルの構成要素毎に接続される必要は無く、一部であればバンプを有さない出力セルがあっても良い(バイパス配線がほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続されものであっても良い)。
図9は、図7,8における電源配線の配線抵抗を考慮した図である。オペアンプ102が動作することにより流れる電流Iのほとんどは、バイパス配線201により電源から供給される。これは、パッケージ上に形成されるバイパス配線201は、半導体素子である液晶ドライバ113内に形成される配線109aよりも低抵抗であるためである。具体例として、バイパス配線201は、配線109aの抵抗値の1/10より小さい抵抗値になるように構成することもでき、バイパス配線201における発熱は少ない。また、バイパス配線201は集積回路上の配線よりも幅が広く表面積が大きいため、放熱も効率よく行われる。
本実施の形態では、上記バイパス配線による熱対策を、オペアンプの電源配線にのみ行っているが、液晶ドライバ上の全ての電源配線に実施することも可能である。しかしながら、図8に示すように、ほぼ全ての出力セルにバンプを形成する必要があり、バンプ形成によるチップサイズの増大がいくらか生じる。このため、特にスイッチングの電流が多い電源配線を選択して行うべきである。液晶ドライバの場合、出力のオペアンプのバッファ回路に行う事が有効である。また、オペアンプの場合、最終段の出力バッファの電源配線にのみ実施することも可能である。
図10に、一般的なレイルトゥレイルのオペアンプ回路をしめす。尚、図10におけるオペアンプ回路は、液晶ドライバにおいて一般的に用いられる周知の構成であるため、その全体についての詳細な説明は省略する。
液晶ドライバの場合、前述のように出力セルが細長いため、オペアンプの回路をトランジスタサイズの大きなトランジスタQ1とトランジスタQ2とに分けて、2段で構成することが多い。この場合、オペアンプの電源VDDを出力段のトランジスタQ1およびQ2に接続される電源VDD2と、その他の電源VDD1とに分けることになる。このような分割が行われた場合、上述したバイパス配線による熱対策を、液晶パネルの負荷を駆動する電源VDD2に実施することにより効果が大きい。
さらに、本実施の形態における熱対策を行ったデバイスの測定結果例を下記表1に示す。尚、以下の結果において、デバイスA,Bは熱対策の実施を行っていない場合のデバイス(比較例)、デバイスCは熱対策の実施を行ったデバイスである。また、デバイスA〜Cのサイズ比は、デバイスAのチップサイズを100とする場合、デバイスBのチップサイズが53、デバイスCのチップサイズが46である。測定結果を得るに当たっては、液晶ドライバにおいて、最も発熱が生じ易い表示パターンを表示する場合の駆動を行わせ、かつ、放熱対策を行わない場合に達した飽和温度を求めている。
Figure 2011124379
上記表1に示すように、デバイスAの発熱は190℃であるのに対して、デバイスAと同等機能のデバイスBでは240℃になった。ここで、デバイスBは、デバイスAと同等機能であるが、配線の微細化等によりチップサイズを縮小したものである。そのため、デバイスBでは、微細化された配線で抵抗が増加し、発熱量が増加している。
さらに、デバイスCは、デバイスA,Bと同等機能であるが、配線の微細化等によりチップサイズをデバイスBよりもさらに縮小したものである。デバイスCにおいて、本実施の形態の熱対策を行わなければ、デバイスB以上の温度になる事が予想されるが、本実施の形態の熱対策を行う事により発熱が抑えられ、デバイス温度の測定結果は190℃であった。
〔ESD保護素子を設けた半導体装置の構成(参照例)〕
半導体装置は人体や製造工程における静電気放電(ESD:Electrostatic discharge)により誤動作や破壊が起こる場合がある。このため、静電気放電によるノイズを除去し、内部回路を保護するためにESD保護素子が設けられている。
図5に示す半導体装置では、図7に示す半導体装置において、さらに電源パッド108に対してESD保護素子205が設けられた例である。このESD保護素子205は電源パッド108のすぐ近くに設けられており、電源パッド108から侵入したESDノイズが、内部回路(図1の場合、レベルシフタ103、DAC回路104、オペアンプ105)に到達する前に吸収する機能を備える。
ESD保護素子205を回路図で表すと、図6のように示される。尚、図6は、ESD保護素子205をダイオードで構成した場合であるが、ESDの保護素子としては、ダイオードの他にオフトランジスタ、パンチスルー現象を利用した素子、サイリスタ等が使用可能である。
ESD保護素子205は、2つのダイオードD1およびD2にて構成されており、ダイオードD1は電源パッド108とVDDとの間に接続される。また、ダイオードD2は基板電位と電源パッド108との間に接続される。尚、ダイオードD1に接続されるVDDは、電源パッド108から入力される信号の電位より高いか、もしくは同じ電位の電源である。また、ダイオードD2に接続される基板電位は通常0Vであり、半導体装置の一番低い電位である。
上記構成のESD保護素子205では、電源パッド108にVDDより高い電位のノイズが侵入した場合には、ダイオードD1に順方向電流が流れノイズを吸収する。また、電源パッド108に基板電位より低い電位のノイズが侵入した場合、ダイオードD2に順方向電流が流れノイズを吸収する。
〔本願発明の構成〕
本発明の一実施形態について図面に基づいて詳細に説明すると以下の通りである。先ずは、図2に本発明に係る半導体装置の構成を示す。尚、図1の半導体装置において、図5に示す半導体装置と同一の構成については同一の部材番号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る半導体装置は、バイパス配線201を有しているが、バイパス配線201に対してもESD保護素子205を備える必要がある。このため、図2に示すように、バイパス配線201を分岐させ、半導体装置内のESD保護素子205に接続できる構成とすることができる。図2の半導体装置において、バイパス配線201とESD保護素子205との接続関係を回路図で表すと、図3のように示される。
但し、本実施の形態に係る半導体装置では、バイパス配線201は該半導体装置への電源供給による発熱を低減するために低抵抗の配線として備えられる。このため、図2に示す接続では、ESD保護素子205の動作スピードが間に合わずに、ESDノイズが吸収される前に、内部回路に到達することも考えられる。
実際、図2に示す接続では、ESD保護素子205が機能する前に、内部回路が破壊してしまうことも多い。尚、特殊な条件(保護素子の反応速度が非常に速い、バイパス配線が接続する先(内部回路)側に抵抗がある、内部回路のESD耐量が非常にある等)の元では、図2に示す構成でも内部回路の保護も可能であり、この場合は、バイパス配線の接続が簡単になるといった効果がある。
上記不具合を解消するためには、図1に示すように、バイパス配線201をESD保護素子205の前後で分離し、第1の部分201aと第2の部分201bとすることが考えられる。すなわち、ESD保護素子205の両側のノードにおいて、内部回路側のノードを第1接続点、電源パッド108側のノードを第2接続点とすれば、バイパス配線201の第1の部分201aは、上記第1接続点にて半導体素子の電源配線109に接続され、内部回路へ延びる。また、バイパス配線201の第2の部分201bは、上記第2接続点とパッケージ電源端子との間に配置される。図1の半導体装置において、バイパス配線201とESD保護素子205との接続関係を回路図で表すと、図4のように示される。
図1の構成では、バイパス配線201のパッケージ電源端子から入力されるノイズは第2の部分から半導体素子の電源配線109に一旦入り、必ずESD保護素子205を通過するため、ノイズが内部回路に到達するよりも先にESD保護素子205により吸収が行われる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、半導体装置において発熱を抑制することができ、例えば、液晶表示装置等の薄型表示装置の駆動回路に利用することができる。
101 出力セル
102 ラッチ回路
103 レベルシフタ(出力セルの構成要素)
104 DAC回路(出力セルの構成要素)
105 オペアンプ(出力セルの構成要素)
106 パッド
108 電源パッド
109a〜109c 電源配線
110 フィルムパッケージ基材110
113 液晶ドライバ(半導体素子)
201 バイパス配線
203 バンプ(接続端子)

Claims (4)

  1. 半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置において、
    上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、
    上記基板は、バイパス配線を備えており、
    上記ESD保護素子は、上記電源配線に設けられており、
    上記バイパス配線は、ESD保護素子の前後で分離された第1の部分と第2の部分とからなり、
    上記バイパス配線の第1の部分は、ESD保護素子から内部回路側にある第1接続点にて上記電源配線に接続されて上記内部回路へ延びるものであり、
    上記バイパス配線の第2の部分は、ESD保護素子から電源パッド側にある第2接続点にて上記電源配線に接続されて上記第2接続点とパッケージ電源端子との間に形成され、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有していることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置において、
    上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、
    上記基板は、バイパス配線を備えており、
    上記ESD保護素子は、上記電源配線に設けられており、
    上記バイパス配線は、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有しており、かつ、上記ESD保護素子と接続されるための分岐配線を有していることを特徴とする半導体装置。
  3. 半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置の電力供給方法において、
    上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、
    上記基板は、バイパス配線を備えており、
    上記ESD保護素子は、上記電源配線に設けられており、
    上記バイパス配線は、ESD保護素子の前後で分離された第1の部分と第2の部分とからなり、
    上記バイパス配線の第1の部分は、ESD保護素子から内部回路側にある第1接続点にて上記電源配線に接続されて上記内部回路へ延びるものであり、
    上記バイパス配線の第2の部分は、ESD保護素子から電源パッド側にある第2接続点にて上記電源配線に接続されて上記第2接続点とパッケージ電源端子との間に形成され、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有しているものであり、
    上記バイパス配線を介して上記各構成要素へ電力を供給することを特徴とする半導体装置への電力供給方法。
  4. 半導体素子を基板上に実装してなる半導体装置の電力供給方法において、
    上記半導体素子は、複数の出力セルと、上記複数の全ての出力セルの各構成要素毎に電力を供給する電源配線と、静電気放電によるノイズから内部回路を保護するためのESD保護素子とを備えており、
    上記基板は、バイパス配線を備えており、
    上記ESD保護素子は、上記電源配線に設けられており、
    上記バイパス配線は、上記電源配線の少なくとも一つに対して、該電源配線に接続されるほぼ全ての出力セルの構成要素毎に接続端子を有しており、かつ、上記ESD保護素子と接続されるための分岐配線を有しているものであり、
    上記バイパス配線を介して上記各構成要素へ電力を供給することを特徴とする半導体装置への電力供給方法。
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