JP2011123984A - ディスク駆動装置の生産方法及びその生産方法により生産されたディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置の生産方法及びその生産方法により生産されたディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスク駆動装置の清浄度を向上し、磁気ヘッドがトレースするときの磁気ヘッドと記録ディスクとの隙間を小さくした場合にTA障害の発生率を低く保つことのできる技術を提供する。
【解決手段】ディスク駆動装置の生産方法において、組立工程では、第1クリーンルーム101内で、ベース部材12に少なくとも軸受ユニット30と駆動ユニット14とハブ26とを組み付けてサブアセンブリ28を組み立てる。洗浄工程では、第2クリーンルーム201内で、サブアセンブリ28を洗浄する。密封工程では、サブアセンブリ28を密封部材により密封する。第1クリーンルーム101と第2クリーンルーム201との間には、サブアセンブリ28を移動させるための連通口103が設けられ、第2クリーンルーム201内の気圧は第1クリーンルーム101内の気圧以上である。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディスク駆動装置の生産方法及びその生産方法により生産されたディスク駆動装置、特にパーティクルの付着量が低減されるディスク駆動装置の生産方法及びその生産方法により生産されたディスク駆動装置に関する。
近年、HDD(Hard Disk Drive)などのディスク駆動装置は、小型化および大容量化が求められるようになった。例えば磁気的にデータを記録するディスク駆動装置は、記録トラックを有する記録ディスクを高速で回転させておき、磁気ヘッドがその記録トラックの上を僅かな隙間を保って浮上しながら、データのリードおよびライトを実行する。このようなディスク駆動装置を小型化および大容量化するためには、記録トラックの幅を狭くする必要がある。また、この記録トラックの幅の狭小化に伴い、磁気ヘッドと記録ディスクとの隙間をさらに狭くする必要が生じている。その磁気ヘッドと記録ディスクとの隙間は例えば、10nm以下の極めて狭い隙間にすることが求められている。
また、ディスク駆動装置の小型化のため、磁気ヘッドに磁気抵抗効果型素子(以下、MR素子という)が用いられている。その一方で、MR素子が微少な隙間で用いられることにより、サーマルアスペリティ障害(以下、TA障害という)やヘッドクラッシュ障害が磁気ヘッドに発生するおそれがある。具体的にTA障害とは、磁気ヘッドの浮上トレース中にMR素子に記録ディスク表面上の微小な異物が接触して、それらの異物の運動エネルギーによりMR素子に瞬間的に熱が生じ、MR素子が瞬間的に加熱または冷却されて、MR素子の抵抗値が瞬間的に変動し、変動した抵抗値が再生信号にノイズとして重畳され、正確な再生信号の読み出しが阻害されてしまうことをいう。
本発明者による検討の結果、TA障害はディスク駆動装置に付着していた0.1μm〜数μm程度の異物(以下、パーティクル「particle」という)が、振動や空気の流れなどにより、記録ディスク表面に付着することにより発生しているとの知見を得た。ここで特許文献1には、ベースなどの各種部品を洗浄する洗浄装置が記載されている。
特開平7−124529号公報
しかし、ベースを洗浄したとしても、ベースに軸受ユニットおよびハブなどの部品を組み付ける工程でパーティクルが付着することがある。例えば第1のケースには、組み立て設備や工具又は作業者の手先に付着していたパーティクルがディスク駆動装置に移る場合がある。
また、第2のケースには、ベースに軸受ユニットおよびハブなどを組み付ける際に接着剤を用いる場合に、この接着剤に含まれる成分が飛散してベース、軸受ユニットおよびハブの表面に付着してパーティクルとなることがある。
第3のケースには、駆動ユニットなどの電気配線の接続のために、例えば半田付けおよび溶接を用いる場合に、半田付けおよび溶接の際にパーティクルが飛散してベース、駆動ユニットおよびハブの表面に付着してパーティクルとなることがある。
このように組み付け時に付着したパーティクルは、従来のディスク駆動装置の生産方法では除去できず、一般的なディスク駆動装置の内部の清浄度の水準は低かった。パーティクルが多く残留すると、磁気ヘッドが浮上する隙間を小さくした場合にTA障害の発生率が高くなり、ディスク駆動装置の小型化および大容量化の障害となっていた。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ディスク駆動装置の清浄度を向上し、磁気ヘッドがトレースするときの磁気ヘッドと記録ディスクとの隙間を小さくした場合にTA障害の発生率を低く保つことのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様はディスク駆動装置の生産方法に関する。このディスク駆動装置の生産方法は、第1クリーンルーム内で、ベース部材に少なくとも軸受ユニットと駆動ユニットとハブとを組み付けてサブアセンブリを組み立てる組立工程と、第2クリーンルーム内で、サブアセンブリを洗浄する洗浄工程と、サブアセンブリを密封部材により密封する密封工程と、を含み、第1クリーンルームと第2クリーンルームとは、サブアセンブリを移動させるための連通口により連通されており、第2クリーンルーム内の気圧は、前記第1クリーンルーム内の気圧以上である。
この態様によると、生産するときにディスク駆動装置に付着するパーティクルを低減できる。
本発明の別の態様はディスク駆動装置に関する。このディスク駆動装置は、第1クリーンルーム内で、ベース部材に少なくとも軸受ユニットと駆動ユニットとハブとを組み付けてサブアセンブリを組み立てる組立工程と、第2クリーンルーム内で、サブアセンブリを洗浄する洗浄工程と、サブアセンブリを密封部材により密封する密封工程と、を含み、第1クリーンルームと第2クリーンルームとの間には、サブアセンブリを移動させるための連通口が設けられ、第2クリーンルーム内の気圧は第1クリーンルーム内の気圧以上であるディスク駆動装置の生産方法を用いて生産される。
この態様によると、生産するときにディスク駆動装置に付着するパーティクルを低減したディスク駆動装置を提供できる。
実施形態に係るディスク駆動装置の生産方法を用いて組み立てられたディスク駆動装置の上面図である。 実施形態に係るディスク駆動装置のサブアセンブリを示す上面図である。 実施形態に係るディスク駆動装置の一部を示す断面図である。 実施形態に係るディスク駆動装置の生産方法の各工程を示す図である。 図5Aは実施形態に係るカバー部材の断面図であり、図5Bは実施形態に係るカバー部材をサブアセンブリに取り付けた状態を示す断面図である。 実施形態に係るカバー部材の変形例をサブアセンブリに取り付けた状態を示す断面図である。 実施形態に係るサブアセンブリの一部を拡大して示す断面図である。 従来の生産方法で生産されたディスク駆動装置の清浄度を表す図である。 実施形態に係るディスク駆動装置の生産方法で生産されたディスク駆動装置の清浄度を表す図である。
図1は、実施形態に係るディスク駆動装置10の生産方法を用いて組み立てられたディスク駆動装置10の上面図である。なお、図1は、内部構成を露出させるためにトップカバーを取り外した状態を示す。本図では、ディスク駆動装置10の一例としてHDDを示す。
ディスク駆動装置10は、ベース部材12、駆動ユニット14、アーム軸受部16、ボイスコイルモータ18、記録ディスク20、スイングアーム22、磁気ヘッド24およびハブ26を備える。ベース部材12の上面には、駆動ユニット14、アーム軸受部16、ボイスコイルモータ18などが載置される。記録ディスク20は、磁気的にデータを記録することができる。記録ディスク20はハブ26に搭載される。
駆動ユニット14は、ハブ26を支持し、記録ディスク20を回転駆動する。駆動ユニット14は、スピンドルモータであってよい。アーム軸受部16は、スイングアーム22をスイング自在に支持する。ボイスコイルモータ18は外部からの制御データにしたがってスイングアーム22をスイングさせる。スイングアーム22の先端には磁気ヘッド24が取り付けられている。磁気ヘッド24は可動範囲AB内で移動する。
ディスク駆動装置10が稼働状態にある場合、磁気ヘッド24はスイングアーム22のスイングに応じて記録ディスク20の表面を僅かな隙間を介して可動範囲AB内を移動し、データをリードおよびライトする。なお、図1において、点Aは記録ディスク20の最外周の記録トラックの位置に対応する点であり、点Bは記録ディスク20の最内周の記録トラックの位置に対応する点である。スイングアーム22は、ディスク駆動装置10が停止状態にある場合には記録ディスク20の径方向外側に設けられる待避位置に移動してもよい。
図2は、実施形態に係るディスク駆動装置10のサブアセンブリ28を示す上面図である。サブアセンブリ28は、洗浄の対象となる。サブアセンブリ28は、ベース部材12に軸受ユニット30やハブ26等を取り付けた状態のディスク駆動装置10であって、ボイスコイルモータ18スイングアーム22などは取り付けられていない。そして、洗浄後のサブアセンブリ28に対して、記録ディスク20、磁気ヘッド24、スイングアーム22、アーム軸受部16、ボイスコイルモータ18およびトップカバーを取り付けてディスク駆動装置10が完成させられる。
図3は、実施形態に係るディスク駆動装置10の一部を示す断面図である。図3は、図2のM−Nで示すカットラインに沿った断面を示す。図3は、ハブ26およびシャフト3が一体となって回転する、シャフト回転型のディスク駆動装置10の構造を示す。ディスク駆動装置10は、軸受ユニット30をさらに備える。また、ディスク駆動装置10は、固定体部および回転体部を含んで構成される。なお、破線で図示する部材は、サブアセンブリ28には取り付けられていない部材である。
固定体部は、ベース部材12と、ステータコア8と、コイル6と、スリーブ2と、カウンタープレート42とを含んで構成される。ベース部材12の略中央には上方に突出する円筒部が形成される。ベース部材12は、例えば、アルミダイキャストで製作された母材を切削加工することができる。具体的には、アルミダイキャストで製作された母材にエポキシ樹脂のコーティングをして、寸法精度が必要な部分に切削加工をすることにより形成してよい。ベース部材12は、軸受ユニット30を介してハブ26を回転自在に支持する。
スリーブ2は円筒状に形成され、金属材料または導電性を有する樹脂材料で形成される。スリーブ2は、ベース部材12の円筒部の内壁面に固定されている。スリーブ2の一方の端部には、円盤状のカウンタープレート42が固着され、潤滑剤が外部に漏れないように封止している。
ステータコア8は、円環部と、そこから径方向外側に延伸された複数の突極とを備える。ステータコア8は、ベース部材12の円筒部の外壁面に固定される。ステータコア8は、ケイ素鋼板等の磁性板材が複数枚積層された後、表面に電着塗装や粉体塗装等による絶縁コーディングを施して形成される。また、ステータコア8は、径方向外向きに突出する複数の突極を有するリング状の部材である。3相のコイル6は、ステータコア8の各突極に巻き線されて形成される。なお、コイル6を形成する巻き線の端末は、ベース部材12の底面に配設されたFPC(Flexible Printed Circuits)に電気的に接続される。
回転体部は、ハブ26、シャフト3、フランジ9、マグネット7を含んで構成される。ハブ26は、略カップ形状の部材であり、記録ディスク20を載置する。
ハブ26は、軟磁性を有する鉄鋼板がプレス加工や切削加工などにより加工されて、形成される。例えば、鉄鋼板をプレス加工した後にニッケルメッキを施してもよく、ステンレス鋼(例えば大同特殊鋼製DHS1)を切削加工してもよい。ハブ26は、中心孔と同心の円盤部26aと、円盤部26aの外径下端から径方向外側に延出する外延部26bとを有している。ベース部材12とハブ26との間には、外部に開放される周状の隙間44が形成される。
ドーナツ形状のクランパー34は、スクリュー35によってハブ26に固定される。外延部26bには、ドーナツ形状の記録ディスク20が載置される。載置された記録ディスク20の上にはクランパー34が載せられ、記録ディスク20が固定される。すなわち、クランパー34およびスクリュー35は、記録ディスク20の係止手段として機能する。
外延部26bの内壁面26cにリング状のマグネット7が固定される。マグネット7は、例えばNd−Fe−B(ネオジウム−鉄−ボロン)系の材料で形成され、その表面は電着塗装またはスプレー塗装による防錆処理が施される。例えばマグネット7の内周面は12極に着磁される。
シャフト3はスリーブ2に内挿される。シャフト3の上側の端部がハブ26の中心孔に固定され、シャフト3の下側の端部が円盤状のフランジ9に固定される。フランジ9は、スリーブ2とカウンタープレート42により形成されるフランジ収納空間部に配置される。
軸受ユニット30は、シャフト3、フランジ9、スリーブ2及びカウンタープレート42とを含んで構成される。軸受ユニット30は、ラジアル動圧軸受部、スラスト動圧軸受部およびキャピラリーシール部13を有する。ラジアル動圧軸受部は、ラジアル動圧溝36および潤滑剤を有する。スラスト動圧軸受部は、スラスト動圧溝40および潤滑剤を有する。ラジアル動圧溝36は、ヘリングボーン形状に形成され、スリーブ2の内周面に上下に離間して形成される。また、スラスト動圧溝40は、ヘリングボーン形状またはスパイラル形状に形成され、スリーブ2の下面38に対抗するフランジ9の面と、カウンタープレート42と対抗するフランジ9の面とに形成される。
キャピラリーシール部13は、スリーブ2の上方の開放端側に設けられ、スリーブ2の内周面とシャフト3の外周面との隙間が上方の開放端に向かって徐々に拡がるように形成される。上述したラジアル動圧溝36、スラスト動圧溝40、およびキャピラリーシール部13とそれに対向する面によって形成される空間には、オイルなどの潤滑剤が注入される。キャピラリーシール部13は、潤滑剤の漏れ出しを毛細管現象により防止する。
シャフト3が回転することにより、ラジアル動圧溝36は、潤滑剤にラジアル動圧を発生し、回転体部をラジアル方向に支持する。またフランジ9が回転することにより、スラスト動圧溝40は潤滑剤にスラスト動圧を発生し、回転体部をスラスト方向に支持する。
駆動ユニット14は、ステータコア8と、コイル6と、マグネット7とを含んで構成される。所定の駆動回路により3相の駆動電流がコイル6に通電されると、コイル6は回転磁界を発生する。マグネット7の駆動用磁極と、コイル6から発生された回転磁界との相互作用により回転駆動力が生じ、回転体部が回転する。
図4は、実施形態に係るディスク駆動装置10の生産方法の各工程を示す図である。図4では、図面左側から図面右側に向かって工程が進行されている。ディスク駆動装置10の生産方法は、第1クリーンルーム101内でベース部材12に少なくとも軸受ユニット30と駆動ユニット14とハブとを組み付けてサブアセンブリ28を組み立てる組立工程と、第2クリーンルーム201内にてサブアセンブリ28を洗浄する洗浄工程と、サブアセンブリ28を密封部材により密封する密封工程と、を含む。
実施形態では、組立工程は、第1クリーンルーム101内で行われる。洗浄工程は、第2クリーンルーム201内で行われる。それぞれのクリーンルームは、それぞれ清浄空気が満たされている。第1クリーンルーム101および第2クリーンルーム201は外部の雰囲気と比較して陽圧されていてよい。第1クリーンルーム101と第2クリーンルーム201とは、連通口103により連通されている。サブアセンブリ28は、第1クリーンルーム101から第2クリーンルーム201へ連通口103を通って移動させられる。
第2クリーンルーム201内の気圧は、第1クリーンルーム101内の気圧以上である。第2クリーンルーム201内の気圧は、第1クリーンルーム101内の気圧と比較して陽圧に調整されている。組立工程において生じたパーティクルが、第1クリーンルーム101内で浮遊することがある。第2クリーンルーム201内を陽圧に設定することで、第1クリーンルーム101内のパーティクルが、第2クリーンルーム201内に進入する可能性を低減する。
搬送装置102が第1クリーンルーム101に設けられている。例えば搬送装置102は、ベルトコンベアである。図4に示す搬送装置102は、搬送路を時計回り方向にベルトを移動させ、所定速度でベース部材12等を搬送する。ベース部材12、軸受ユニット30、ハブ26および駆動ユニット14などが搬入口(不図示)から第1クリーンルーム101に入れられる。
まず組立工程では、ベース部材12に、軸受ユニット30と駆動ユニット14とハブ26が順に取り付けられてサブアセンブリ28が組み立てられる。この際に半田付けや接着を用いると、サブアセンブリ28には、半田付けに起因する無機粒子系パーティクル、および接着剤に起因する炭化水素系パーティクルがサブアセンブリ28に付着する可能性がある。次に、サブアセンブリ28は、搬送装置102により第2クリーンルーム201に搬送される。サブアセンブリ28は、搬送装置102から搬送装置202に載せ替えられる。
実施形態に係る洗浄工程では搬送装置202が用いられる。例えば搬送装置202はベルトコンベアである。図4に示す搬送装置202は、搬送路を時計回り方向にベルトを移動させ、所定速度でサブアセンブリ28を搬送する。また、洗浄工程では、洗浄液228として所定の量の純水を満たした洗浄槽236が用いられる。純水による洗浄は、洗浄した後にすすぎを必要としない点で有利である。純水以外にも、界面活性剤を含む洗浄液228または炭化水素系の洗浄液228を用いてもよい。これらはパーティクルの洗浄力が優れている点で有利である。
搬送装置202は、サブアセンブリ28を反転して、ベース部材12が上でハブ26が下となり、ベース部材12の下面が水平な姿勢(以下、反転姿勢という)で搬送して、洗浄液228中にサブアセンブリ28を入れる。サブアセンブリ28は、ベース部材12の下面が水平に近い姿勢で、反転姿勢を保持するように洗浄液228中に入れられる。この場合、ベース部材12とハブ26との隙間44からサブアセンブリ28の内部に侵入する洗浄液228の量を低減し得る。サブアセンブリ28は洗浄槽236の中を図面右側に向かって搬送され、洗浄液228の中で洗浄される。これにより、組立工程でサブアセンブリ28に付着したパーティクルが除去される。
洗浄後にサブアセンブリ28の表面に洗浄液が残留すると、残留した洗浄液がハブ26およびベース部材12と反応して、ハブ26およびベース部材12の表面を変質させることがある。この変質したハブ26およびベース部材12の表面が、剥離してパーティクルとなり、TA障害の原因となることがある。このため洗浄工程後に、除水工程および乾燥工程を設けて残留した洗浄液を低減する。
次に、実施形態では、乾燥工程の前に除水工程を設けている。搬送装置202は、除水装置214にサブアセンブリ28を搬送する。除水工程では除水装置214により温風をサブアセンブリ28に吹き付けて、サブアセンブリ28の表面に付着した水分を取り除く。除水工程で水分を取り除くことで乾燥工程での乾燥時間を短くして生産性を向上し得る。
次に、サブアセンブリ28は、除水装置214から高温槽301に移動させられる。乾燥工程では高温槽301が用いられる。高温槽301の内部は、60℃〜120℃に保たれた清浄空気で満たされている。サブアセンブリ28は、高温槽301内に60分〜120分間入れられて、加熱されながら乾燥される。加熱しながら乾燥することにより残留した洗浄液228を効率良く取り除くことができる。
サブアセンブリ28を高温槽301に入れておく時間を60分以上に設定することで、残留した洗浄液228を取り除いて、サブアセンブリ28の表面の変質を生じにくくする。またサブアセンブリ28を高温槽301に入れておく時間を120分以下に設定することで、作業効率の低下を抑える。高温槽301の内部温度を60℃以上に保つことで乾燥時間を短くすることができ、120℃以下に保つことで潤滑剤の蒸発を抑えることができる。
次に、乾燥工程後に空気中に浮遊するパーティクルがサブアセンブリ28に再付着する可能性がある。また、空気中の水分がハブ26やベース部材12と反応して表面を変質させる可能性がある。そこで実施形態に係るディスク駆動装置10の生産方法は、サブアセンブリ28を清浄空気で密封する密封工程を有し、パーティクルの再付着および表面の変質する可能性を低減する。
乾燥工程後のサブアセンブリ28は、密封工程に移行する。密封部材は、2枚のトレイと、所定の気密性を有する袋を有する。密封工程では、サブアセンブリ28は、トレイ401およびトレイ402により全体を囲むように狭持される。そして、挟持されたサブアセンブリ28は、袋403により包まれる。その後、袋403の内部の空気を抜いて、袋403の入口403aを閉じる。
例えばトレイをPET(polyethylene terephthalate)で形成した場合は、トレイは、ハブ26およびベース部材12より硬度が低くなり、サブアセンブリ28をほとんど傷つけない点で有利である。例えば密封部材をPETで形成した場合は、所定の気密性を確保しやすい点で有利である。例えば袋403の入口403aを加熱圧着して閉じる方法は、閉じる際にパーティクルを発生しにくい点で有利である。なお、所定の気密性とは、初期の袋403の内部気圧を0.8(atm)とすれば、大気中に袋403を24時間放置した後の内部気圧が0.9(atm)以下である気密性をいう。
密封工程後、サブアセンブリ28は、排出口(不図示)から排出される。そして、サブアセンブリ28は、組み立て最終工程に移行し、第3クリーンルーム(不図示)内で密封部材が取り外され、記録ディスク20、磁気ヘッド24、スイングアーム22、アーム軸受部16、およびボイスコイルモータ18を取り付けられる。その後、清浄な空間で全体を覆うトップカバーを取り付けてディスク駆動装置10が完成する。
サブアセンブリ28は、洗浄工程において僅かな空隙を生じることがある。特に超音波を用いて洗浄した場合に、サブアセンブリ28に上下面を連通する空隙が生じる可能性がある。例えば空隙は、ベース部材12の中央孔にスリーブ2を嵌合している箇所、コイル6の巻き線を通すためのベース部材12のワイヤ孔などに生じる可能性がある。サブアセンブリ28に僅かでも空気が出入りし得る空隙があると、パーティクルを含んだ非清浄な空気が、組み立て後のディスク駆動装置10の内部に侵入する。パーティクルが侵入すると、TA障害が生じる課題がある。この課題に対応して、乾燥工程後で密封工程の前に、サブアセンブリ28に空隙が生じているかどうかを確認する工程を含んでよい。これにより、空隙が生じたサブアセンブリ28を不良品とすることで、空隙が生じたサブアセンブリ28の生産を低減することができる。なお、この確認工程は、乾燥工程後に実行される。
例えば、サブアセンブリ28および空間形成部材により所定の空間を画定し、この所定の空間に大気圧より高い気圧の清浄空気を満たす。そして、所定の空間の気圧の低下速度を予め定めた基準をもとにサブアセンブリ28に空隙が生じているかどうかを確認する。この方法は、パーティクルを発生しにくい点で有利である。
洗浄工程において、サブアセンブリ28のコイル6の巻き線が断線することがある。特に超音波を用いて洗浄した場合に、コイル6の巻き線の端部が超音波に共振して断線を生じることがある。コイル6の巻き線が断線すると、回転が不安定になり、最悪の場合ディスク駆動装置10が駆動しないことがある。そこで、乾燥工程後で密封工程の前に、コイル6の抵抗値を確認する工程を含んでよい。これにより、コイル6の巻き線の断線を検出できる。
例えば、サブアセンブリ28のFPCの端子を、コイル6の抵抗値を確認するための駆動回路に接続する。そして、駆動回路を駆動し、回転時の電流の大きさや電流の変動の状況を予め定めた基準をもとに、コイル6の抵抗値を確認する。この方法は、パーティクルを発生しにくい点で有利である。
サブアセンブリ28に付着したパーティクルのうち、比較的大きいパーティクルは容易には除去できないことがある。この課題に対応して、洗浄工程は、純水と空気の混合体をサブアセンブリ28に吹き付けて洗浄する洗浄工程を含んでよい。この結果、パーティクルを除去するための大きな運動エネルギーを与えることができ、質量の大きなパーティクルを除去することができる。
純水粒子の運動エネルギーは、純水粒子の質量と速度の二乗の積により算出されるため、純水の粒径と噴出速度、つまり空気の圧縮度を調整することで運動エネルギーを調整することができる。実験によって、純水粒子の粒径を20〜80μmとし、純水粒子の噴出速度を20〜80m/sとしてサブアセンブリ28を洗浄することにより、比較的質量の大きなパーティクルを除去できるという結果を得た。
純水を用いて洗浄すると、その後に、揮発性の洗浄液を用いて洗浄した場合より液体を除去するための時間がかかるという課題がある。この課題に対応して、洗浄工程は、サブアセンブリ28に振動または衝撃を加えつつ清浄空気を吹き付けて洗浄する洗浄工程を含んでよい。例えば、サブアセンブリ28に振動および衝撃を加えると、付着したパーティクルが浮き上がり、清浄空気を吹き付けることによって、浮き上がったパーティクルがサブアセンブリ28から離れる。そして、サブアセンブリ28から離れたパーティクルを吸引装置により吸い出すことで、サブアセンブリ28を洗浄できる。この場合、洗浄後に水分を除去する手間が必要なくなる。
清浄空気を吹き付けて洗浄する洗浄工程において、加えられる振動および衝撃の大きさは、サブアセンブリ28の機能を損なわないレベルに定められる。これはディスク駆動装置の機能を低下させない点で有利である。実験によって、衝撃の大きさは200G以下でサブアセンブリ28の機能を損なわず、100G以上の衝撃を加えることにより効果的にパーティクルを浮き上がらせることができるという結果を得た。また、サブアセンブリ28を反転姿勢にして清浄空気を吹き付けて洗浄してよい。浮き上がったパーティクルが、トップカバーに密閉されるサブアセンブリ28の表面に再付着しにくい点で有利である。また、吹き付ける清浄空気は、イオナイズドエアーであってよい。これにより、サブアセンブリ28に帯電した静電気を低減して、パーティクルの再付着を抑制できる。
サブアセンブリ28を洗浄液228中に入れて洗浄すると、洗浄液228がベース部材12とハブ26との隙間44からサブアセンブリ28の内部に侵入することがある。サブアセンブリ28の内部とは、駆動ユニット14が配置され、ハブ26とベース部材12とにより囲まれた空間をいう。サブアセンブリ28の内部に侵入した洗浄液228を除去するには、長時間かかり、作業効率が悪くなる課題がある。この課題に対応して、洗浄工程の前に、ベース部材12とハブ26との隙間44に取り外し可能なカバー部材50を取り付ける工程を含んでよい。この結果、サブアセンブリ28の内部に洗浄液228が侵入することを抑えることができる。
カバー部材50は、洗浄工程後で除水工程前にサブアセンブリ28から取り外される。取り外したカバー部材50は再利用する。なお、ベース部材12およびハブ26のカバー部材50に覆われた領域は、洗浄されない。そこで、カバー部材50はハブ26の外周円筒部を覆わない形状としてもよい。この結果、ハブ26のカバー部材50に覆われた領域を小さくすることができる。ハブ26の外周円筒部は、記録ディスク20の中央孔の内周が嵌められる部分である。
図5Aは、実施形態に係るカバー部材50の断面図である。図5Bは、実施形態に係るカバー部材50をサブアセンブリ28に取り付けた状態を示す断面図である。カバー部材50は、隙間44に応じて円環状に形成される。カバー部材50は、金属材料、プラスチックの樹脂材料またはゴム材料であってよい。カバー部材50にゴム材料を用いると、安価で加工が容易となる。
次に、カバー部材50を取り付ける際に、ベース部材12およびハブ26に傷を付ける可能性がある。傷つけないようにゆっくりと作業すると、作業効率が悪くなるという課題がある。この課題に対応して、カバー部材50はプラスチックの樹脂材料で形成してもよい。樹脂材料はベース部材12およびハブ26を形成する金属と比べて硬度が低いため、カバー部材50を樹脂材料で生成することで、ベース部材12およびハブ26に傷を付ける可能性を低くすることができる。
洗浄中にカバー部材50が外れるという課題がある。この課題に対応して、カバー部材50は弾性体で形成してもよい。例えば、カバー部材50は弾性を有するゴム様の材料で形成する。カバー部材50のハブ26を環囲する内周に凸条を設ける。カバー部材50は凸条がハブ26と接触する。この結果、洗浄中にカバー部材50が外れる課題は軽減される。
次に、洗浄液228がサブアセンブリ28の内部に侵入する量を一層低減したいという課題がある。この課題に対応して、カバー部材50を取り付ける工程は、ベース部材12とハブ26との隙間44に液状の樹脂60を塗布し、その液状の樹脂を硬化させてもよい。
図6は、実施形態に係るカバー部材50の変形例をサブアセンブリ28に取り付けた状態を示す断面図である。図6には、隙間44に液状の樹脂60を塗布し、液状の樹脂60を硬化させた状態を示す。
まず、液状の樹脂60が隙間44に塗布されて、隙間44が塞がれる。そして、液状の樹脂60が70℃程度に加熱されて、硬化される。樹脂60が硬化してカバー部材50となる。洗浄工程後に樹脂60からなるカバー部材50を取り外す。これにより、サブアセンブリ28を洗浄液228の中に入れた場合に、洗浄液228がサブアセンブリ28の内部へ侵入する量を一層低減することができる。
樹脂60の硬化に時間がかかると、硬化する前に液状の樹脂60が拡がることがある。樹脂60が拡がると、樹脂60を取り外す手間が増すという課題がある。この課題に対応して、液状の樹脂60は、紫外線を照射することで硬化されてよい。いわゆる紫外線硬化型の樹脂は、紫外線を照射すると加熱させて硬化させる樹脂より短い時間で硬化する。この結果、液体の樹脂60が拡がることを抑えることができる。
次に、作業効率を改善するため、効率的にパーティクルを除去したいという課題がある。この課題に対応して、洗浄工程は、超音波をサブアセンブリ28に照射して洗浄してよい。この結果、超音波のキャビテーション効果により、パーティクルを効率的に除去できる。なお、超音波の周波数は40KHz(キロヘルツ)以上とすることで、過剰なキャビテーション効果によるサブアセンブリ28の浸食が軽減できる。
本発明者は、TA障害の主な発生原因は、トップカバーに密閉される側のハブ26およびベース部材12の表面に付着したパーティクルであるとの知見を得た。そこで、超音波発生器が、洗浄中のサブアセンブリ28のハブ26と対向する位置に配設されてもよい。図4に示すように、超音波発生器230、超音波発生器231および超音波発生器232は、洗浄槽236の底の方の位置に、超音波を上向きに出力するように配設する。この場合に、サブアセンブリ28は反転姿勢で洗浄液228の中に浸して洗浄する。これにより、トップカバーに密閉される側のハブ26およびベース部材12の表面に付着したパーティクルが効率的に除去できる。
次に、サブアセンブリ28は、孔など形成された複雑な形状である。比較的低い周波数の超音波洗浄は、キャビテーション効果が大きく、質量の大きなパーティクル、および強固に付着したパーティクルの除去に適している。一方、比較的高い周波数の超音波洗浄は、孔など形状のパーティクル除去に適している。そこで、洗浄工程は、純水の洗浄液228の中で、2種類以上の周波数の超音波をサブアセンブリ28に照射して洗浄してよい。
例えば、使用する超音波は、40KHz〜200KHz程度の周波数の中から、比較的低い周波数と比較的高い周波数に選択される。少なくとも高低2種類の周波数による超音波洗浄を実施することにより、質量の大きなパーティクルおよび孔などにある質量の小さなパーティクルの除去ができる。
具体的には、洗浄工程において、洗浄槽236の底部には、40kHzの超音波を発生する超音波発生器230、68kHzの超音波を発生する超音波発生器231、132kHzの超音波を発生する超音波発生器232が配置されている。各超音波発生器230,231,232は、搬送されてくるサブアセンブリ28に対して超音波洗浄を施す。これにより、サブアセンブリ28に付着した大きさの異なるパーティクルを効率的に除去できる。また、同一の洗浄槽236内で周波数の異なった超音波を同時にサブアセンブリ28に照射して超音波洗浄を施すことにより、これらの超音波の振動が洗浄液228に発生する。その結果、サブアセンブリ28の表面を均一に洗浄することができる。また、洗浄槽を超音波洗浄の周波数ごとに分離する場合と比べて、スペース効率を向上でき、設備コストを抑えることができる。
大きなパーティクルの陰に小さいパーティクルが付着している場合がある。この場合に、小さいパーティクルを効率的に除去するために、先に大きなパーティクルを除去することが好ましい。そこで、洗浄工程は、サブアセンブリ28に対して洗浄を開始した時間帯に作用させた超音波の周波数より、そのサブアセンブリ28に対して洗浄を終了する前の時間帯に作用させた超音波の周波数が高くなるようにしてよい。これにより、先に大きなパーティクルが除去され、大きさの異なるパーティクルを効率的に除去できる。
次に、純水と親和性が低い炭化水素系のパーティクルが付着していることがある。そこで、洗浄工程は、アルカリイオン水の洗浄液228の中で超音波をサブアセンブリ28に照射したアルカリ洗浄工程を含んでよい。この結果、アルカリイオン水を用いた洗浄では、炭化水素系のパーティクルを効率的に除去できる。アルカリイオン水は、マイナスイオンを多く持つため、炭化水素系のパーティクルとよく反応する。また、アルカリイオン水は、表面張力が低いため、サブアセンブリ28に形成された孔などの内部に浸透し、純水とは異なったパーティクルの除去効果を発揮できる。
なお、アルカリイオン水のpH(power of Hydrogen)は10以上であれば、純水とは異なるパーティクルの除去効果が期待できる。また、アルカリイオン水に対する空気の溶解度が5%以下であれば、超音波の洗浄効果を向上させることができる。アルカリイオン水に対する空気の溶解度が2%以上であれば、そのアルカリイオン水を容易に生成できる。
洗浄液228の中でサブアセンブリ28を次々に洗浄すると、剥離したパーティクルが洗浄液228の中に浮遊する。その浮遊するパーティクルは、サブアセンブリ28に再付着して、洗浄効果が低下する課題がある。この課題に対応して、洗浄工程は、サブアセンブリ28が洗浄液228の中で搬送されながら洗浄され、洗浄液228がサブアセンブリ28の搬送方向の逆方向に流れていてよい。このとき、洗浄工程において、洗浄液228に同時に複数のサブアセンブリ28を入れないようにしてよい。
具体的には、洗浄工程において、洗浄槽236内のサブアセンブリ28の投入側である端部Lに洗浄液228を吸い上げるポンプ(不図示)を設ける。このポンプで吸い上げられた洗浄液228は、フィルタにより浮遊するパーティクル等の異物が除かれ、洗浄槽236のサブアセンブリ28の取り出し側の端部Rに設けられた吐出ノズル(不図示)から吐出される。この浄化処理により洗浄槽236内にはサブアセンブリ28の搬送方向と逆方向の水流が生じる。したがって、サブアセンブリ28から除かれたパーティクルは、この水流に乗ってサブアセンブリ28から遠ざかり、フィルタで除去される。その結果、パーティクルがサブアセンブリ28に再付着する可能性を低くすることができる。
図7は、実施形態に係るサブアセンブリ28の一部を拡大して示す断面図である。ベース部材12とハブ26との間には、外部に開放される周状の隙間55を有する。隙間55は、ハブ26の外延部26bの外周面と、それに対向するベース部材12の面と、により形成される。洗浄液228が、ベース部材12とハブ26との隙間55からサブアセンブリ28の内部に侵入し、隙間55に残る。洗浄液228が残留すると、ベース部材12およびハブ26の表面を酸化して、パーティクルが生じる課題がある。一方、カバー部材50を取り付けてサブアセンブリ28を洗浄する場合、カバー部材50の取り付けおよび取り外しが煩瑣となる課題がある。これらの課題に対応して、隙間55は、隙間55の外部に開放される側を下方に向けてサブアセンブリ28を純水に浸した場合に隙間55から純水が侵入することを防ぐような形状に形成される。これにより、カバー部材50を取り付けなくとも、ベース部材12とハブ26との隙間55から侵入する純水の量が低減される。
例えば、隙間55の開放端55aの間隔dと、サブアセンブリ28を純水に入れたときの隙間55の開放端55aの水深hと、について以下の条件を満たすよう洗浄する。開放端55aにおける純水の水圧と、サブアセンブリ28の内部の圧力との気液界面の圧力差をΔpとする。圧力差Δpは、ラプラスの式から式1で表される。
Δp=2・T/r ・・・ 式1
気液界面のメニスカス半径r、純水の表面張力Tとする。
ここで開放端55aの間隔dは微少であるから、メニスカス半径rは間隔dの1/2と近似して、式2で表される。
Δp≒4・T/d ・・・ 式2
隙間55の気液界面の圧力差Δpは、純水の水圧分に相当し、開放端55aの水深をh、重力加速度をgとすると式3で表される。
Δp=g・h・1000(N/m) ・・・ 式3
式2、式3を整理して、g=9.8(m/s)、T=0.072(N/m)を代入して、純水が隙間55に侵入しない間隔dの条件は式4で表される。
d・h≦0.000029(m) ・・・ 式4
例えば、水深hが0.1(m)でサブアセンブリ28を洗浄する場合には、間隔dは0.29mm以下とすれば、ベース部材12とハブ26との隙間55から侵入する純水の量は少なくなる。
また、振動や温度上昇等のバラツキ要因を考慮して、式5の条件を満たすように間隔dおよび水深hを設定してもよい。これにより、隙間55に侵入する純水の量を、より一層少なくすることができる。
d・h≦0.000015(m) ・・・ 式5
さらに、ベース部材12とハブ26により形成される隙間55は、開放された外部に向かって隙間55が狭くなるテーパ形状に形成してよい。これにより、隙間55に洗浄液228が侵入した場合であっても、毛細管力によりそれ以上の洗浄液228の侵入が抑制される。この結果、洗浄液228が内部に浸透する可能性が低減される。
ディスク駆動装置10の清浄度は、例えば、1平方cm当たりの0.5μm以上のパーティクルの数(以下、LPCという)で評価される。LPCは、例えば純水2000ccを満たした水槽の中に被検体を漬し、68kHzで98wの超音波を120秒間照射した後、この純水中に存在するパーティクルの数を計る。パーティクルの数を計るには、例えば米国PMS社製CLS−700またはLS200などの液中のパーティクル計数器を用いる。
図8は、従来の生産方法で生産されたディスク駆動装置の清浄度を表す。図9は、実施形態に係るディスク駆動装置10の生産方法で生産されたディスク駆動装置10の清浄度を表す。図8および図9に示すディスク駆動装置の清浄度はLPCで表される。
図8に示す、被検体数5台の従来のディスク駆動装置のLPCは5000個から10000個の間にバラツキ、安定して8000個以下とすることが難しいことが分かる。これに対して、図9に示す実施形態の生産方法で生産されたディスク駆動装置10のLPCは、被検体数3台において、概ね2000個以下に低減されており、バラツキも小さいという結果が得られた。
このように、LPCが5000個から10000個程度である従来の生産方法で得られるディスク駆動装置では、個体ごとのパーティクル数のバラツキが大きい。このためディスク駆動装置の検査工程でパーティクルを検査する必要があり、手間が余計にかかる。また、パーティクル数の多いディスク駆動装置が発見された場合には、TA障害の発生確率を下げるために記録ディスク20の回転速度を低く抑えて使用する対応をとることがあり、データの読み出しが遅くなることもあった。
これに対し、実施形態に係るディスク駆動装置10の生産方法で生産されたディスク駆動装置10は、LPCを2000個以下にすることができる。つまり、固体ごとのパーティクル数のバラツキが小さく抑えられる。その結果、ディスクの回転速度を低く抑えて使用する必要もなくなり、高性能のディスク駆動装置を提供できる。
実施形態に係るディスク駆動装置10の生産方法において、サブアセンブリ28の搬送速度を調整して洗浄時間を延ばすことで、ディスク駆動装置10のLPCを1500個以下に調整してもよい。また、さらに搬送速度を遅くして、ディスク駆動装置10のLPCを1000個以下に調整してもよい。このようなLPCの調整は、LPCの調整に必要とされる工数や作業効率と、パーティクルの除去に必要となる工数と、作業効率とを比較して、調整することが望ましい。
実施形態では、主に洗浄液228として純水を用いる例を説明したが、他の洗浄液であっても適用可能である。
実施形態では、ディスク駆動装置10の一例としてシャフト回転タイプのディスク駆動装置10を例に説明したが、シャフト固定タイプのディスク駆動装置など、構造の異なるディスク駆動装置の生産にも適用可能であり、実施形態と同様な効果を得ることができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施の形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれ得る。各図に示す構成は、一例を説明するためのもので、同様な機能を達成できる構成であれば、適宜変更可能であり、同様な効果を得ることができる。
2 スリーブ、 3 シャフト、 6 コイル、 7 マグネット、 8 ステータコア、 9 フランジ、 10 ディスク駆動装置、 12 ベース部材、 13 キャピラリーシール部、 14 駆動ユニット、 16 アーム軸受部、 18 ボイスコイルモータ、 20 記録ディスク、 22 スイングアーム、 24 磁気ヘッド、 26 ハブ、 26a 円盤部、 26b 外延部、 26c 内壁面、 28 サブアセンブリ、 30 軸受ユニット、 34 クランパー、 35 スクリュー、 36 ラジアル動圧溝、 38 下面、 40 スラスト動圧溝、 42 カウンタープレート、 44 隙間、 50 カバー部材、 55 隙間、 55a 開放端、 60 樹脂、 101 第1クリーンルーム、 102 搬送装置、 103 連通口、 201 第2クリーンルーム、 202 搬送装置、 214 除水装置、 228 洗浄液、 230,231,232 超音波発生器、 236 洗浄槽、 301 高温槽、 401,402 トレイ、 403 袋、 403a 入口。

Claims (10)

  1. 第1クリーンルーム内で、ベース部材に少なくとも軸受ユニットと駆動ユニットとハブとを組み付けてサブアセンブリを組み立てる組立工程と、
    第2クリーンルーム内で、前記サブアセンブリを洗浄する洗浄工程と、
    前記サブアセンブリを密封部材により密封する密封工程と、を含み、
    前記第1クリーンルームと前記第2クリーンルームとは、前記サブアセンブリを移動させるための連通口により連通されており、
    前記第2クリーンルーム内の気圧は、前記第1クリーンルーム内の気圧以上であることを特徴とするディスク駆動装置の生産方法。
  2. 前記洗浄工程と前記密封工程との間に、前記サブアセンブリを加熱しながら乾燥する乾燥工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置の生産方法。
  3. 前記洗浄工程と前記密封工程との間に、前記サブアセンブリに空隙が生じているかどうかを確認する工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のディスク駆動装置の生産方法。
  4. 前記洗浄工程と前記密封工程との間に、前記駆動ユニットのコイルの抵抗値を確認する工程を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のディスク駆動装置の生産方法。
  5. 前記洗浄工程の前に、前記ベース部材と前記ハブとの隙間に取り外し可能なカバー部材を取り付ける工程を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のディスク駆動装置の生産方法。
  6. 前記カバー部材は、前記ベース部材より硬度が低い材料からなることを特徴とする請求項5に記載のディスク駆動装置の生産方法。
  7. 前記カバー部材は、樹脂材料からなり、
    前記カバー部材を取り付ける工程は、前記ベース部材と前記ハブとの隙間に液状の樹脂を塗布し、該液状の樹脂を硬化させてなることを特徴とする請求項5または6に記載のディスク駆動装置の生産方法。
  8. 前記洗浄工程は、前記サブアセンブリを洗浄液の中に入れて、前記サブアセンブリに対して洗浄を開始した時間帯には第1の周波数の超音波を照射し、前記サブアセンブリの洗浄を終了する前の時間帯には前記第1の周波数より高い第2の周波数の超音波を照射するようにしたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のディスク駆動装置の生産方法。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のディスク駆動装置の生産方法を用いて生産されたディスク駆動装置であって、
    前記サブアセンブリにおける前記ベース部材と前記ハブとの間に、外部に開放される周状の隙間を有し、
    前記隙間は、前記サブアセンブリを純水に浸した場合に前記隙間から前記純水が侵入することを防ぐような形状に形成されることを特徴とするディスク駆動装置。
  10. 前記隙間は、開放された外部に向かって前記隙間が狭くなるテーパ形状に形成されることを特徴とする請求項9に記載のディスク駆動装置。
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