JP2011122319A - 地盤改良装置および地盤改良機 - Google Patents

地盤改良装置および地盤改良機 Download PDF

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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

【課題】 均一化した改良目的強度を効率的、経済的に得ることができるとともに、各種土性に適用可能な汎用性のある地盤改良装置および地盤改良機を提供すること。
【解決手段】 地盤改良機2のアーム部fの先端に設けられた門型の羽根取り付け部材3と、この羽根取り付け部材3の左右側壁4,5間に軸架された軸部6と、この軸部6に取り付けられた複数の羽根7とを備え、油圧モーター8を動力として前記軸部6及び羽根7を回転させて改良対象土を掘削し、その掘削土と固化材とを混合攪拌して地盤改良を行う地盤改良装置1であって、
前記羽根7は、軸部6の軸線6’に垂直な垂直面に対して所定角度θだけ傾けた傾斜面を有するとともに、
前記所定角度θが0°よりも大きく30°以下である。
【選択図】 図8

Description

この発明は、地盤改良機のアーム部の先端に設けられた門型の羽根取り付け部材と、この羽根取り付け部材の左右側壁間に軸架された筒状の軸部と、この軸部に取り付けられた複数の羽根とを備え、油圧モーターを動力として前記軸部及び羽根を回転させて改良対象土を掘削し、その掘削土と固化材とを攪拌混合して地盤改良を行うおよびその装置をアーム部の先端に備えた地盤改良機に関するものである。
バックホーにより固化材と掘削土のミキシングを行い、軟弱地盤等の土質改良を効率よく行う浅層改良処理工法の一つとして、バケット内で固化材と掘削土をミキシングする工法が下記特許文献1に提案されている。これは、軟弱地盤の表層を最大1m程度まで固化処理する工法である。
また、バックホーの先端に取り付けた攪拌機を土中に挿入し、固化材と掘削土を混合攪拌する工法、いわゆるトレンチャー式混合施工法がある
特開平5−346026号公報
しかし、前記特許文献1のものは、最大1m程度までという浅い層の改良に限定された工法であり、掘削機械のバケットによる掘削攪拌混合による改良は粘性強度等の土性の種類により、改良対象土を細かく切り砕くことが難しい羽根を採用していたから、総練混ぜ回数(羽根切り回数)が足らないことも作用して、固化材が均等に混合されないおそれがあり、その結果、改良地盤において、改良後の目的とする強度にバラツキが生じ、強度の均一性が得られ難いという課題がある。また、バケット内のものを外に戻す必要があり、作業性が悪い。
また、後者のトレンチャー式混合施工法では軟弱地盤の表層を最大3m程度まで固化処理することができるが、前記攪拌機がチェーン及び羽根を回転させて改良対象土を掘削する方式のものであることから、改良対象土を細かく切り砕いたり、また、固化材を均等に混合するのが難しく、その結果、改良地盤において、改良後の目的とする強度にバラツキが生じ、強度の均一性が得られ難いという課題がある。
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、均一化した改良目的強度を効率的、経済的に得ることができるとともに、各種土性に適用可能な汎用性のある地盤改良装置および地盤改良機を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の地盤改良装置は、
地盤改良機のアーム部の先端に設けられた門型の羽根取り付け部材と、この羽根取り付け部材の左右側壁間に軸架された筒状の軸部と、この軸部に取り付けられた複数の羽根とを備え、油圧モーターを動力として前記軸部及び羽根を回転させて改良対象土を掘削し、その掘削土と固化材とを攪拌混合して地盤改良を行う地盤改良装置であって、
前記羽根は、軸部の軸線に垂直な垂直面に対して所定角度だけ傾けた傾斜面を有するとともに、
前記所定角度が0°よりも大きく30°以下であることを特徴としている(請求項1)。
この発明では、前記固化材は、スラリーまたは粉体であってもよい(請求項2)。すなわち、この発明は、固化材として例えばセメントミルクを用いるスラリー方式または固化材として例えばセメントを用いる粉体方式のいずれにも適用可能な発明である。また、この発明は、スラリー方式を採用する場合、噴射されたスラリーが、軸部の軸方向に対して左右均等に混合されるようスラリー噴射口を羽根取り付け部材の左右側壁の内側に対向配置してあるのが好ましい(請求項3)。また、この発明では、複数の羽根が取り付けられた軸部は、その軸方向の左右に設けた軸受で回転可能に支持されており、直径20cm〜70cmであり、軸方向の長さは1mから1.5mであるとともに、前記油圧モーターは軸部内に左右一対設けられているのが好ましい(請求項4)。
また、この発明は別の観点から、請求項1〜4のいずれかに記載された地盤改良装置をアーム部の先端に備えた地盤改良機であって、作業開始位置から作業終了位置までの地盤改良の作業管理項目をモニターするモニター装置を旋回台上の運転部に設ける一方、
モニター装置は、作業管理項目のうち少なくとも、前後、左右、上下に移動する前記複数の羽根の移動量と、羽根切り回数の状況をデータ処理して表示するよう構成されていることを特徴とする地盤改良機を提供する(請求項5)。この場合、前記固化材がスラリーであって、モニター装置は、前記複数の羽根の移動量と、羽根切り回数と、スラリーの供給量をデータ処理して地盤改良状況を2次元表示可能に構成されているのが好ましい(請求項6)。また、前記固化材が粉体であって、モニター装置は、前記複数の羽根の移動量と、羽根切り回数をデータ処理して地盤改良状況を2次元表示可能に構成されているのが好ましい(請求項7)。
この発明では、固化材が例えばセメントミルク等のスラリーである場合、掘削攪拌混合作業において、必要な攪拌を行うための総練混ぜ回数(羽根切り回数)にわたって必要量のスラリーが噴射され、掘削土に混合される。このとき、複数の羽根が取り付けられている軸部の軸方向に対して左右均等に混合されるようスラリー噴射口を羽根取り付け部材の左右側壁の内側に対向配置しているので、左右のスラリー噴射口からのスラリー噴射流が羽根回転領域〔図1においてRで示す領域〕内においてまんべんなく流されるので、噴射されたスラリーが、軸部の軸方向に対して左右均等に混合されるとともに、確実に掘削土と攪拌され、しかも噴射されたスラリーが、攪拌されない羽根回転領域外に漏れ出ないので、掘削土に混合するのに、正確な量(流量)のスラリーを効率よく掘削土に含ませた状態を実現することができ、その結果、改良地盤全体にスラリーを均等に行き渡らせることができ、改良後の目的とする強度にバラツキが生じることはなく、目的とする強度が全体に行き渡った改良地盤をうることができる。一方、固化材が例えばセメント等の粉体である場合には、設定された一定の地盤改良区画の大きさに応じた粉体の必要量(積算流量)を予め定めておき、そして、前記必要量の粉体を改良対象土上に散布しておき、この状態で、掘削攪拌混合作業が施される。このときは羽根切り回数に応じて羽根を回転させるだけで良く、結果として、正確な量(流量)の粉体を効率よく掘削土に含ませた状態を実現することができる。この粉体輪宇指揮の場合でも、改良地盤全体に粉体を均等に行き渡らせることができ、改良後の目的とする強度にバラツキが生じることはなく、目的とする強度が全体に行き渡った改良地盤をうることができる。
特に、改良対象土の掘削攪拌混合作業で掘削土と固化材(スラリーまたは粉体)を攪拌して混合するにあたっては改良対象土を掘り起こし、それをはね上げて細かく切り砕くことが好適である。しかし、30°よりも大きく傾けた傾斜面を有する複数の羽根を回転させると、掘削および攪拌時において羽根に必要以上の負荷がかかりすぎる。これに対し、図9に示すような筒状の軸部36の軸線Gに垂直な垂直面を有する複数の羽根(前記所定角度が0°の羽根)37を用いて掘削攪拌した場合は、所定角度が0°よりも大きい場合に比べて前記負荷はかかり難いが、回転させて改良対象土を掘り起こしても、そこでは単に掘削土の大半を後方に払い退けて逃がしていることから羽根37ごとに掘削土と固化材を攪拌する機能がなく固化材と掘削土の混合の面で劣る。もっとも、図9に示す羽根37の回転数を作業者が必要以上に上昇させる場合には上昇前に比べて改良対象土の切削状態のみならず掘削土と固化材の混合状態も改良されるが、油圧モーターに必要以上に負担をかけることになる、という問題がある。一方、この発明では、掘削および攪拌時において羽根に必要以上の負荷がかかりすぎないように30°以下に傾けた傾斜面を有する羽根を採用しており、また、羽根は、軸部の軸線に垂直な垂直面に対して傾けた傾斜面を有することから、軸部6の軸方向(X方向)にΔDだけ相互にずらせて配列するのみならず(図7参照)、軸部6の周方向(図8におけるY方向に対応する)においても羽根7を実質的にΔyだけ相互にずらせた状態で配列することができ、改良対象土を掘り起こしても、その大半を後方に払い退けて逃がさないように改良対象土の掘削(切削)時と、掘削土および固化材の攪拌時にあたっては、前記X方向およびY方向に羽根7をそれぞれずらした分だけ改良対象土を掘り起こすことができ、岩塊や、含水が少なく粘土強度が比較的大きい改良対象土をも固化材との攪拌混合に好適で地盤を円滑にほぐすことができる程度に細粒子状に細かく切り砕く(例えば攪拌混合が良好に行える50mm以下に細かく切り砕く)ためX方向において隣接する羽根7,7間の間隔ΔDを例えば50mmに設定すれば、羽根7ごとに掘削土と固化材とを効率よく攪拌することができる。
また、この発明では、作業開始位置から作業終了位置までの地盤改良の作業管理項目をモニターするモニター装置を旋回台上の運転部に設ける一方、
モニター装置は、作業管理項目のうち少なくとも、前後、左右、上下に移動する前記複数の羽根の移動量(羽根の侵入深さ、すなわち、改良深度)と、羽根切り回数の状況をデータ処理して表示するよう構成されている。そして、固化材がスラリーであって、モニター装置は、複数の羽根の移動量と、羽根切り回数と、スラリーの供給量をデータ処理して地盤改良状況を2次元表示可能に構成されているので、地盤改良の管理が適正に行われているか否かを確認することができ、この地盤改良の管理により、正確かつ高精度の地盤改良を行うことができる。また、固化材が粉体であって、モニター装置は、前記複数の羽根の移動量と、羽根切り回数をデータ処理して地盤改良状況を2次元表示可能に構成されている。そのため、地盤改良が適正に行われているか否かを確認することができ、この地盤改良の管理により、正確かつ高精度の地盤改良を行うことができる。
この発明の一実施形態に係る地盤改良装置をアーム部の先端に備えた地盤改良機を用いてスラリー方式の地盤改良を行うための構成説明図である。 上記実施形態において、前記スラリー方式で用いる構成部材を示す構成説明図である。 (A)および(B)は、それぞれ上記実施形態における前記地盤改良装置の左側面図および正面図である。 (A)および(B)は、それぞれ上記実施形態における前記地盤改良装置におけるカバーを取り外した状態の左側面図および正面図であり、(C)は、上記実施形態における前記地盤改良装置におけるカバーを取り外した状態の右側面図である。 (A)および(B)は、それぞれ上記実施形態における前記地盤改良装置におけるカバーを取り外した状態の左側面図およびセット前の正面図である。 (A)は、上記実施形態で用いる、スラリーの流路を形成する門型の配管を示す正面図である。(B)は、その配管の側面図である。 上記実施形態で用いる軸部に取り付けられた複数の羽根の状態を示す説明図である。 上記実施形態における複数の羽根が取り付けられた軸部を示す展開図である。 比較例の軸部に取り付けられた複数の羽根の配列を示す図である。 この発明で用いたモニター装置の一画面を示す図である。 固化材がスラリーである場合の前記モニター装置における画面表示手順を示すブロック図である。 固化材がスラリーである場合の前記モニター装置に表示されるペンレコーダ画面を示す図である。 前記ペンレコーダ画面における改良深度の詳細図である。 前記ペンレコーダ画面における積算流量の詳細図である。 前記ペンレコーダ画面における油圧モータ回転数の詳細図である。 前記ペンレコーダ画面におけるトルクの詳細図である。 前記ペンレコーダ画面における前後位置の詳細図である。 前記ペンレコーダ画面における方位角の詳細図である。 スラリー方式で施工後の複数の羽根の移動量、羽根切り回数およびスラリーの供給量の状況を前記モニター装置の画面に表示してなる2次元表示画面を示す図である。 スラリー方式で施工後の複数の羽根の移動量、羽根切り回数および固化材の供給量の状況を前記モニター装置の画面に表示してなる3次元表示画面を示す図である。 前記3次元表示における3次元改良領域の横断面をそれぞれ深度(深さ)に応じて示す図である。 前記モニター装置に表示される別の表示画面を示す図である。 固化材が粉体である場合の前記モニター装置における画面表示手順を示すブロック図である。
以下、この発明の一実施形態を示す。図1は、地盤改良装置1をアーム部fの先端に備えた地盤改良機2を用いて施されるスラリー方式の施工状態を示し、図2は、その施工で用いる構成部材を示し、図3、図4は、門型のスラリー流路形成用配管14を含む地盤改良装置1の門型の羽根取り付け部材(フレーム)3を示している。さらに、図3(A)および図3(B)は、それぞれ地盤改良装置1の左側面図および図1に記載した矢印S’で示す方向からみた正面図を示している。図4(A)および図4(C)は、それぞれ地盤改良装置1の左側面図および右側面図である。なお、図5、図6にも、スラリー流路形成用配管14が示されている。また、図4(A)、図4(C)には、軸部6内に左右一対設けられている油圧モーター8および8にそれぞれ連通する軸部駆動用の油圧配管15’〜17’および15〜17が示されている。そして、図4(A)、図5(A)は図3(A)に記載されているカバー18を取り外した状態を示している〔対向する側の図4(C)も同じ〕。図7は、軸部6に取り付けられた複数の羽根7の取り付け状態を示し、図8は、複数の羽根7が取り付けられた軸部6のX−Y平面における展開図である。なお、図3,4は、羽根7が取り付けられていない状態の軸部6を示している。そして、この実施形態では、18枚の羽根7を取り付けた軸部6を両側の軸受2点支えとし、軸線6’まわりを軸回転ができる構造装置として軸部6の回転による切削(掘削)とアーム部fの操作の下方力を併用し、改良所定深度まで羽根7を挿入し、羽根7を動力として、改良対象土を切削し、それにスラリーを配付しつつ早期に均一な攪拌混合のできる地盤改良装置1および地盤改良機2を提供するものであり、油圧モータ8,8の油圧装置は掘削機械である地盤改良装置1の0.4m3 〜2m3 規模ユンボの特殊油圧配管装置を利用している。
図1〜図8において、地盤改良装置1は、地盤改良機2のアーム部fの先端に設けられた門型の羽根取り付け部材(門型のフレーム)3と、この羽根取り付け部材3の左右側壁4,5間に軸架された筒状の軸部6と、この軸部6に取り付けられた複数の羽根7とを主として備え、軸部6内に左右一対設けられている油圧モーター8,8を動力として前記軸部6および複数の羽根7を回転させて改良対象土を掘削し、その掘削土とスラリーとを攪拌混合して地盤改良を行うものである。Aは地盤改良区画である。地盤改良機2は、クローラ式の走行部g、この走行部g上で旋回を行う旋回部hおよび旋回部h上で屈伸、鉛直面内の回動が可能とされた前記アーム部fから構成される油圧ショベル部と、前記地盤改良装置1とから構成されている。また、複数の羽根7が取り付けられた軸部6は、その軸方向(両矢印aで示す方向)の左右に設けた軸受で回転可能に支持されており、直径20cm〜70cmであり、軸方向の長さbはこの実施形態では1mである。なお、この実施形態では、羽根取り付け部材3の上側壁9から上方に突出させて設けた左右一対の取り付け部10,10において2つの取り付け孔10a,10aの中心を結ぶ線と軸部6の軸線(回転軸線)6’を通る鉛直軸との交点Qがアーム部の先端を中心とした鉛直面内の回動運動の回動中心になっている。また、11は、軸部6の上方に左右側壁4,5間に軸架するよう設けられて左右側壁4,5および軸部6とで開口部3cを形成する中間パイプである。また、軸部の周面m側から延びる複数の羽根7の一部が羽根取り付け部材3の左右側壁4,5の下端4a,5aよりも下方に突出した状態で位置している。20は、地盤改良区画Aの掘削攪拌混合による改良作業を円滑に行える程度に地盤改良区画Aにおける一部の土壌を排土した状態にするため使用される補助バックホーである。この実施形態はスラリー方式の施工システムに用いられることから、セメントミルク(スラリーの一例)を得るための構成部材として、セメントサイコ21と、発電機22と、複数の水槽23と、スラリープラント24と、グラウトポンプ25と、スラリープラント24およびグラウトポンプ25間に設けられた流量計26と、セメントローリー車27が用意されている。そして、セメントミルクを前記スラリー流路形成用配管14に供給するためホース28によってスラリー供給流路が形成されている。なお、図示はしないが、グラウトポンプ25から導出されて前記スラリー流路形成用配管14に供給されるセメントミルクの流量を監視するためスラリー供給流路に二つの流量計が設けられている。そのうち第1の流量計はスラリー供給流路の上流側(グラウトポンプ25の直下流側)に設けられ、第2の流量計はスラリー供給流路の下流側(スラリー流路形成用配管14の直上流側)に設けられる。第2の流量計はスラリー供給流路の途中にセメントミルクが残存しているのか否かをチェックするためのものである。
以下、特徴的構成について説明する。
前記羽根7は、軸部6の軸線6’に垂直な垂直面に対して所定角度θだけ傾けた傾斜面を有するとともに、前記所定角度θを0°よりも大きく30°以下に設定している。図8は、図7に記載されている筒状の軸部6のX−Y平面における展開図で、例えば18枚の羽根7の配列状態を示している。軸部6のX方向の長さは1mであり、X方向に沿う18枚の大半はその中心7a同士が例えば50mm間隔となるように配列されている。なお、図7には、羽根7と、後述する羽根取り付け部材30が示されているが、説明の便宜上、図8では羽根7のみを示している。図7,8において、軸部6は、上述したように両矢印aで示す軸方向(X方向)の長さbが例えば1mであり、18枚の羽根7が軸部2の軸線(回転軸線)6’に垂直な垂直面に対して所定角度θ(0°<θ≦30°)だけ傾けた複数の傾斜面を有している。この場合、必要な攪拌を行うための羽根切り回数は軸部2が一回転するごとに18回であり、例えば軸部2が一分間に六十回転すると羽根切り回数は1080回となる。図8の展開図において、L1 〜L18は、軸部6の周面mと前記垂直面とが交わることにより周面mに形成される18個の直線で、18枚の羽根7はX方向(a方向)に沿って例えば50mmの等間隔ΔDで隣接している。図8から、唯一直線L6 上には羽根7はなく、18枚の羽根7のうち直線L5 上に2枚の羽根7が乗っていることが分かる。さらに図8から、直線L6 ,L5 を除く16本の直線L1 〜L4 ,L7 〜L18上には一枚の羽根7しか存在しないことが分かる。すなわち、直線L1 〜L5 ,L7 〜L18上の羽根7は互いに50mmずつX方向(a方向)にずれていることが分かる。また、図8からは、軸部6の周方向に対応するY方向にも大部分の羽根7は互いにずれた状態で18枚の羽根7が軸部6の周方向に配置されていることが分かる。すなわち、この実施形態の配列形態では、X方向において隣接する羽根7,7間の間隔ΔDを50mmに設定しているので、岩塊や、含水が少なく粘土強度が比較的大きい改良対象土をもスラリーとの攪拌混合に好適で地盤を円滑にほぐすことができる程度に50mm以下に細かく切り砕くこみとができる。また、X方向(a方向)に50mmだけ相互にずらせて配列するのみならず、軸部6の周方向(図8におけるY方向に対応する)においても羽根7を実質的にΔyだけ相互にずらせた状態で配列しているので、羽根7ごとに掘削土とスラリーとを効率よく攪拌することができる。よって、従来工機に比べて以下の利点を有する。1)混合攪拌密度が高く、オペレータの腕に左右されず、再現性を有する。2)高品質な施工を確実に実現することができる。3)スラリー混合量が自由に選択できる。4)多くの土質に適用可能で汎用性を有する。5)狭所の施工も可能である。
下記表1のデータはは、37分続いた掘削攪拌混合作業の作業開始から例えば51秒後までの地盤改良装置1を動かさない状態(前後位置0m)での深度、セメントミルクの積算流量、羽根の回転数、トルクを示している。また、表1の右上欄には、37分間で行った総練混ぜ回数(羽根切り回数)が71752回であることも記載されている。
なお、この実施形態では、図7に示すように、平面視矩形形状の板状の羽根7を用いた。羽根7は、長手方向における中央位置に一列に複数のねじ孔rが穿設されている。30は、横断面コ字型の羽根取り付け部材で、羽根7がねじ孔rを介してボルト31、ナット32、袋ナット33を用いて着脱自在に取り付けられる。前記取り付け部材30は、所定の固定手段にて軸部6の周面mに固定されているが、この発明はこれに限定されるものではなく、羽根7の構成部材、羽根断面を含む形状、羽根7にねじりを加えるが否か等は、適宜設定される。
次に、図10〜23を用い、モニター装置Mについて説明する。
モニター装置Mは、図1に示す地盤改良区画Aの作業開始位置から作業終了位置までの地盤改良の作業管理項目をモニターする装置であって、これは旋回台h上の運転部dの運転室内に操作および目視可能に設けられている。例えば図10はモニター装置の表示部に表示された計測画面を示している。そして、作業管理項目が、前後、左右、上下に移動する上述した18枚の羽根7の移動量(羽根の侵入深さ、すなわち、改良深度を含む)、羽根切り回数およびスラリーの供給量を含んでいる。図11において、30は羽根7の移動量の値を示し、31は、羽根切り回数の値を示し、32は、スラリー供給量の値を示している。例えば、図10に示すように、前記計測画面には、作業距離、旋回角度、作業半径、作業高さ、作業角度、深度等を含む羽根移動量の値30と、羽根切り回数の値(積算練混数)31と、セメントミルク(固化材の一例)の値(瞬間流量、積算流量)32が表示されている。図12は、作業管理項のデータ(改良深度、積算流量、油圧モータ回転数、トルク、前後位置および方位角)の一例を示す。図12は、図10に記載されているペンレコーダスイッチ60を操作することにより切り換わるペンレコーダ画面である。なお、図10において、61は固化材(スラリーまたは粉体)と掘削土の混練状況用のスイッチ、62は、設定スイッチ、63は、開始スイッチ、64は、中断スイッチ、65は、終了スイッチ、66は、トルクメータである。また、図13〜図18は前記改良深度、積算流量、油圧モータ回転数、トルク、前後位置および方位角の詳細図である。
さらに、前記各値30〜32をデータ処理装置Nにおいてデータ処理して地盤改良状況がモニター装置Mの表示画面に2次元表示される。33は、その2次元表示画面であり、図19には、羽根移動量、羽根切り回数およびセメントミルクの供給量の状況を2次元(縦断面)表示してなる施工後の画面(2次元表示画面33の一例)が示されている。図19は、地盤改良区画A(図1参照)の施工断面を例えば20cm角に多数に分割して羽根移動量、羽根切り回数およびセメントミルクの供給量を記録し、想定している羽根移動量、羽根切り回数および供給量になるとブロックの色を変え、目標の達したブロックの数から地盤改良が希望どおりの状態に施されたのかどうかを確認するための図である。図19から、49a,49bで示される改良領域が羽根移動量、羽根切り回数およびセメントミルクの供給量のいずれもを満たしていることを示す改良済みであることを示すブロック(例えばオレンジ色で表示される)50で覆われていることが分かる。また、51は、改良を施していないブロック(例えば青色で表示される)であることを示し、52は、改良領域49a,49bには現れていないが、羽根切り回数は満たされているが、セメントミルクの供給量が不足していたブロック(例えば桃色で表示される)を示し、53は、セメントミルクの供給量は満たされているが、羽根切り回数が不足していたブロック(例えば黄色で表示される)を示している。したがって、改良領域49a,49bが例えばブロック52を含む場合はセメントミルクの供給量が不足していたことが分かり、その対策が早期に施されることになる。また、この2次元表示画面33から、適正な羽根移動量が施されて目的とする改良深度に到達してるか否かも確認することができる。
また、図11に示すように、羽根7の移動量と、羽根切り回数と、スラリーの供給量をデータ処理装置Nにおいてデータ処理し、これを中央演算装置34に入力して演算を施すことにより、地盤改良状況をモニター装置Mとは別の中央モニター装置(図示せず)の表示画面35に3次元表示できるように構成することもできる。図20は、前記3次元表示画面35を示している。図20において、54は、3次元座標(x1 −y1 −z1 )における横領域48a、これに直交する縦領域48b、横領域48aおよび縦領域48bに直交する高さ領域48cで示される改良領域である。図21は、その改良領域54を深度(深さ)〔(0.0m),(0.5m)〜(3.5m)〕に応じて示している。すなわち、図21は、3次元改良領域54のx1 −y1 断面、つまり横断面をそれぞれ示している。この場合、各深度(深さ)における横領域48aおよび縦領域48bが全て羽根切り回数および固化材の供給量の両方を満たしていることを示す改良済みであるブロック(例えばオレンジ色で表示される)50で覆われていることが分かる。このように、2次元(縦断面)表示では見過ごされていた深度(深さ)〔(0.0m),(0.5m)〜(3.5m)〕に応じた表示を行うことができるので、地盤改良の作業管理を2次元(縦断面)表示だけの場合に比べてより正確に行うことができる。なお、図11に一点鎖線で示すように、地盤改良状況をモニター装置Mの表示画面36に3次元表示するように構成してもよい。この場合、前記各値30〜32をデータ処理した後、これを演算処理する処理機能をモニター装置Mあるいはデータ処理装置Nに持たせるのが好ましい。
さらに、図22に示すように、前記モニター装置Mの表示画面に、地盤改良区画A(図1参照)の施工横断面を示す前記3次元表示画面35と施工縦断面を示す前記2次元表示画面33を同時に表示できるように構成してもよい。そして、各表示画面上に設けられたカーソルKを操作することにより、所望の改良領域の横断面ならびに縦断面の状況を確認することができる。
図23は、固化材が粉体である場合の前記モニター装置における画面表示手順を示すブロック図である。図23において、図11に示した符号と同一のものは同一または相当物である。上述したように、固化材が粉体の場合、設定された一定の地盤改良区画の大きさに応じて予め決められた量の粉体を地盤改良区画に表面散布するので、データ処理に付されるのは、複数の羽根7の移動量と羽根切り回数のみである。
1 地盤改良装置
2 地盤改良機
3 羽根取り付け部材
4,5 左右側壁
6 軸部
6’ 軸部の軸線
7 羽根
8 油圧モーター
f アーム部
m 軸部の周面
θ 所定角度

Claims (7)

  1. 地盤改良機のアーム部の先端に設けられた門型の羽根取り付け部材と、この羽根取り付け部材の左右側壁間に軸架された筒状の軸部と、この軸部に取り付けられた複数の羽根とを備え、油圧モーターを動力として前記軸部及び羽根を回転させて改良対象土を掘削し、その掘削土と固化材とを攪拌混合して地盤改良を行う地盤改良装置であって、
    前記羽根は、軸部の軸線に垂直な垂直面に対して所定角度だけ傾けた傾斜面を有するとともに、
    前記所定角度が0°よりも大きく30°以下であることを特徴とする地盤改良装置。
  2. 前記固化材は、スラリーまたは粉体である請求項1に記載の地盤改良装置。
  3. 噴射されたスラリーが、軸部の軸方向に対して左右均等に混合されるようスラリー噴射口を羽根取り付け部材の左右側壁の内側に対向配置してある請求項1または2に記載された地盤改良装置。
  4. 複数の羽根が取り付けられた軸部は、その軸方向の左右に設けた軸受で回転可能に支持されており、直径20cm〜70cmであり、軸方向の長さは1mから1.5mであるとともに、前記油圧モーターは軸部内に左右一対設けられている請求項1〜3のいずれかにに記載の地盤改良装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された地盤改良装置をアーム部の先端に備えた地盤改良機であって、作業開始位置から作業終了位置までの地盤改良の作業管理項目をモニターするモニター装置を旋回台上の運転部に設ける一方、
    モニター装置は、作業管理項目のうち少なくとも、前後、左右、上下に移動する前記複数の羽根の移動量と、羽根切り回数の状況をデータ処理して表示するよう構成されていることを特徴とする地盤改良機。
  6. 前記固化材がスラリーであって、モニター装置は、前記複数の羽根の移動量と、羽根切り回数と、スラリーの供給量をデータ処理して地盤改良状況を2次元表示可能に構成されている請求項5に記載された地盤改良機。
  7. 前記固化材が粉体であって、モニター装置は、前記複数の羽根の移動量と、羽根切り回数をデータ処理して地盤改良状況を2次元表示可能に構成されている請求項5に記載された地盤改良機。
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